内田滋「美里ちゃん」「しげちゃん」と呼び合う旧知の田中美里と初共演で…

8月31日(土)『それぞれの断崖』第5話

遠藤憲一演じる“被害者の父”志方恭一郎と、田中美里演じる“加害者の母”八巻はつみがついに一線を越え、SNS上でも賛否両論が巻き起こった、フジテレビ系で放送中のオトナの土ドラ『それぞれの断崖』。

8月31日(土)放送の第5話では、恭一郎とはつみの関係を、弁護士・若菜秀一も知ることとなる。若菜は、はつみの息子で、加害者である満(清水大登)を担当する人権派弁護士。演じるのは、演技派のイケメン俳優、内田滋(うちだ・しげ)だ。

若菜はおもに少年事件を手掛けるが、理想が高く上昇志向も強いという役どころ。そんな若菜弁護士を演じる内田に話を聞いた。

<内田滋コメント>

Q.若菜秀一をどのように演じていますか?

最初、台本を見た時は「台詞いっぱいあるなぁ、嫌だな」と思ったんですけど(笑)、プロデューサーがその時々で僕にハードルを与えてくれている感じがしたし、いつも新しいことをやらせていただいているのでありがたいなと思っています。

知的な人なのかなと思いきや意外にアツい武闘派みたいなところもある。視聴者の方には不気味に映ればいいなと思っていて、悪なのか善なのかわからない、最後まで何を考えているのかわからないような人物にしたいなと思っていまして。欲深い弁護士だとしてもその時々で見え方が変わればいいなと思っています。

メガネなども小道具さんと直に相談して、全部自分で選ばせていただきました。丸すぎないカタチで知的に見えるけれども、ちょっとお洒落も入っていてとか。髪型もカチッとしながら洒落たもの、オールバックは嫌だとか。服装も含め完璧主義じゃないですけど“抜かりがない感じ”にしたいと思いました。

Q.初共演となる遠藤憲一さんの印象を教えてください。

もともとすごく好きな俳優さんなんですけど、一緒に芝居をやってみて思ったのは、すごく芝居のことを考えていらっしゃる方だなぁと。

あるシーンで、普通だったら座っているだけなんだけど「動き回ってやらないか」とか、監督やスタッフに色々提案してくださって(お芝居に対する)視野がどんどん広がって、そのシーンに全然違う色合いが見えたり、シーンを色鮮やかにしてくれる感じがして、すごく楽しかったですね。

Q.田中美里さんの印象は?

美里さんとは、15年ほど前に、ある舞台がきっかけで親しくなり「美里ちゃん」「しげちゃん」と呼び合う仲なんです。

美里さんはお酒が強くて、呑んでも全然変わらないんですよ。クール・ビューティだから一見、近寄りがたい気がするけれど、話したらすごく気さくで、よく笑う方。チャーミングなところがすごくある。20代半ばからイメージが全く変わらず体型も見た目も変わらず、お綺麗なまま!

以前はお互いの舞台を観に行っては、観劇後に一緒に飲んでとか、しょっちゅうやってましたね。話す内容も、演技論だけでなくオールマイティ。その関係性がもともとある分、今回が初共演なのに、演技上なにも探る必要がなくて、すごくやりやすかったです。

Q.今後の若菜、ドラマの展開について。

若菜は、この裁判が成功すれば名前が上がると自分のことだけを考えている奴のはずなのに、はつみのことを励ましてみたり。

志方との関係を本当に危険だっていち早く察しているから、はつみが働いているクラブにわざわざ会いに行って釘を刺したり。若菜の関わり方に、すごく情が入ってきていると思うんですよ。

最初は「まさか被害者家族と加害者家族!?」って思いながらも、台本を読むと何か納得しちゃうんですよね。

吊り橋効果みたいなもので、お互い心に穴が開いていて不安定な状態の時に不安定な人と出会ってしまう、みたいな。

嘘くさいと思うくらい話は飛んでいるのに、実は心理学とかで突き詰めていくと「あってもおかしくない」っていう説得力があるから本当によくできた台本だなって思います。

原作はドラマで言うところの5-6話までしかなく、そこから先はオリジナル。今後どういうふうになるのか僕(若菜)も含めて楽しみです!

番組概要

オトナの土ドラ『それぞれの断崖』

<放送>

8月31日(土)23時40分~24時35分

※『2019世界柔道選手権 東京大会』延長の際、放送時間繰り下げの場合あり。

<出演者>

遠藤憲一
田中美里
清水大登
渡邉 蒼
永瀬莉子
仁村紗和 
内田 滋
梨本謙次郎
目黒祐樹 
 ・
田中美佐子

ほか

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