パラパラ派?しっとり派?理想のチャーハン㊙テク&プロのレシピを大公開!

8月12日(月)放送『石橋貴明のたいむとんねる』

石橋貴明がゲストと共に様々なテーマでその「通ぶれる」こだわりを語り合う『石橋貴明のたいむとんねる』。

今回は、バイきんぐ(小峠英二、西村瑞樹)をゲストに、実は、暑いこの季節に最も食べられているというチャーハンに注目。理想のチャーハンを語りつくす「通ぶれるチャーハン」を放送した。

まずは海老原優香アナウンサーが、小峠を「芸能界でチャーハンと言えばこの方!」と紹介。実は、某写真週刊誌で仕事の合間に恵比寿の中華料理店で、ただチャーハンを食べているだけの写真が掲載されたことがあるのだ。

「誰がこれを見たいんだ!何のスクープだ?」と、小峠は自虐的に声を荒げるが、「この恵比寿の店は美味いの?」「何チャーハン?」と、意外にも興味津々の石橋の反応に、「タカさん、よく食いつきますね」とツッコミを入れ、みな大笑いのスタートに。

世間では圧倒的にパラパラ派が人気!?

番組アンケートではパラパラ派が78%、しっとり派が22%という結果で、世間では圧倒的にパラパラ派が多い。

小峠も「パラパラ派」と答えるが、料理が得意という西村は「しっとり派」で、さらに「僕はラードを効かせたべっちょり派」と語る。

それを聞いた石橋は「ラードは確かにうまいよね」とうなりつつ「(美味しければ)どっちでもいいんだけどね」と決めきれない。そんな中、両派の名店がそのこだわりを披露する。

◆赤坂璃宮 赤坂本店(東京都港区赤坂5-3-1 赤坂Bizタワーatrium2F)
「五目入りチャーハン」(1800円/税別)

赤坂璃宮 総料理長・譚澤明は「チャーハンは一番基本でありながら、いろんな技法を使うので、チャーハンがうまく作れないとほかの料理もうまくできない」と、五目入りチャーハンのパラパラへのこだわりを語った。

【その1】毎日店で焼き上げるチャーシュー、エビ、アスパラガス、ネギ、卵の五品目を使うが「ごはんと共にレンゲ一杯で食べた時にすべての食材が入るように、食感がある程度残る大きさ」と、具材は約1cm角に切りそろえる。その大きさはオーナーシェフで父の譚彦彬が試行錯誤して見つけたチャーハンの黄金比。

【その2】中華鍋は煙が立つまで熱し、そこに特製のネギ油を投入。

【その3】卵→ごはんの順に鍋へ。

【その4】鍋肌に焼き付けるように炒め、ごはんをほぐす。

【その5】塩、こしょうで味付けした後、下ごしらえした具材を炒め合わせる。

【その6】余分な水分が出ないように鍋をあおりながらスピーディーに。鍋をあおって直火にあてることで余分な水分、油分を飛ばす。

【その7】鶏がらスープとわずかな醤油で旨みと香ばしさをプラスする。

【その8】空気を含ませるようにふんわりと盛り付け、パラパラ感を演出。

◆華春樓(東京都台東区浅草2-20-8)
「五目チャーハン」(640円/税別)

店長・落合安夫は「パラパラになるまでは追求しない」と言い「お客さんから一時期そういう(パラパラにしてという)希望もあったけど、自分たちで作って食べてみて、そんなに(パラパラが)美味いと感じなかった」と、自店のこだわりポイントを語った。

【その1】卵、ごはんを炒め、細かく切ったチャーシュー、ハム、鶏肉、エビ、グリーンピース、ネギの具材を投入。強火で一気にあおっていく。

【その2】パラパラ派と大きく違うのが炒める時間。卵を投入してから約1分(パラパラ派は約2分半)と、と炒める時間を短くしてごはんの水分を残し、しっとりとした食感に。

「流行る流行らない時期があるけど、自分たちが食べて美味いんだからそれでいいと思います」と自信を持って出す一品だ。

パラパラ派が多いのには2つの転機が!

それではなぜ、パラパラ派が多いのか?「男のチャーハン道」の著者でチャーハンの歴史に詳しい料理研究家の土屋敦氏によると、日本人がパラパラのチャーハンを意識するには2つの転機があったという。

【最初の転機】
1985年に人気グルメ漫画「美味しんぼ」がチャーハンを取り上げた回が話題になり、「本当のチャーハン=パラパラ」というイメージが定着した。

【第2の転機】
90年代前半『料理の鉄人』などのテレビ番組で大ブレークした通称“炎の料理人”こと周富徳がテレビでたびたび披露したチャーハンがパラパラ派を増やした。

変わり種チャーハンはあり?なし?

そのほか、ドーム型か富士山型か「盛り付け方」や、紅ショウガやザーサイなど「理想の付け合せ」、番組アンケートでは4割以上が不要と答えた「グリンピースは必要か」、変わり種チャーハン「あんかけチャーハン」はあり?などの話題で盛り上がった。

チャーハンに限らず、変わり種メニューには抵抗があるという石橋だが、番組では「通ぶれる変わり種チャーハンの名店」をVTRで紹介。

◆中華風家庭料理ふーみん(東京都港区南青山5-7-17 青山小原ビルB1)
「納豆チャーハン」(1250円/ランチ・税別)

多めの卵でしっかりごはんをコーティングしてパラパラにし、細かく切ったチャーシュー、ザーサイ、ニンジン、白ネギを手早く炒め合わせる。味付けが済んだ後に納豆と青ネギを入れて約15秒炒める。仕上げに納豆と相性のいい醤油で香ばしい風味をつけ、盛り付けたら完成!手早く炒めることで納豆特有のにおいと粘りが抑えられている。

◆麻雀野郎(東京都渋谷区恵比寿西1-8-7 見須ビル4F)
「カニチャーハン」(1000円/税別)

雀荘には珍しい本格的な業務用ガスコンロと中華鍋でネギ、カニ缶づめ、卵、ごはんを手早く炒めて塩コショウで味付けしたあと、昆布茶(粉末)を少し入れて旨みとコクをプラス。麻雀をやる人じゃないと食べられない一品。

チャーハンはいつどこで食べる?

どこで食べるのかと聞かれると「お店より家で作ることが多い」という石橋と西村は、卵、焼き豚、ネギの3つが外せない具材だと盛り上がる。

いつ食べるのかと問われると一同は「土曜日の昼ごはんのイメージが強い」と意見が一致する。

また、ごはんは「冷ごはん」を使うかという話題では、炊飯器で保温したごはん(5時間以内)か、急速冷凍したごはんを解凍したものがおいしいチャーハンが作りにおすすめであるという料理研究家の土屋氏の意見が紹介された。

家でもできる!絶品パラパラチャーハンの作り方

スタジオには赤坂璃宮の総料理長・譚澤明が登場してチャーハン作りを実演した。

◆絶品パラパラチャーハンの作り方◆
1.中華鍋に油をしっかりなじませる。
2.卵を鍋に入れる。その卵が固まらないうちにごはんを投入。炒め始めは焦がさないように中火でゆっくりごはん全体を卵でコーティングする。
3.炒める途中で卵を足す“追い卵”。卵は最初に全部を入れず途中で数回足していくとパラパラになる。
4.塩コショウで味付けをした後、下ごしらえした具材を投入。
5.醤油をご飯の上から回しかけ、旨みと香りを生かす。
6.鶏がらスープを少量入れジューシーさを演出する。
7.盛り付けて出来上がり。

◆家でできる!パラパラの㊙テクニック◆
1.少し冷ましたごはんに卵を先に混ぜ、炒める前に全体をコーティング。
2.弱火~中火で焦がさないようにゆっくり炒める。
3.パラパラしてきたら“追い卵”をしてさらにパラパラに。
4.具材を入れ味付けをする。
5.アツアツの状態で食べるためにフライパンのまま食卓へ!

試食では「すごいねパラパラ感が!」「舌で一粒一粒を感じる」「抜群のバランス。カンペキ!」と大絶賛。「“追い卵”やってみたい」「また(赤坂離宮で)食べたい」と、一同大満足で幕を閉じた。

番組概要

『石橋貴明のたいむとんねる』

<放送>

8月12日(月)23時~23時40分

<出演>

【MC】
石橋貴明

【ゲスト】
バイきんぐ(小峠英二、西村瑞樹)

【進行】
海老原優香(フジテレビアナウンサー)

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