悟空、ルフィ、ジーニー!日本を代表する3人が語る声優の魅力とは?
7月28日(日)午前7時~7時30分『ボクらの時代』
今回は『ドラゴンボール』シリーズの悟空や「銀河鉄道999」の星野鉄郎を演じる野沢雅子、『天空の城ラピュタ』のパズー、『ワンピース』のモンキー・D・ルフィなど人気キャラクターの声を担当する田中真弓、『それいけ!アンパンマン』のチーズから映画「アラジン」のジーニー役まで幅広い役柄を演じ分ける山寺宏一と、日本を代表する声優3人が登場。
誰もが「聞いたことある!」という声の持ち主であるベテラン3人が、声優という仕事について語る。
疲れ知らずの野沢 子供を悩ませる?田中
さまざまなアニメの現場で共演している3人だが、こうして集まって話す機会は今までなかったという。
山寺:マコさん(野沢の愛称)は「疲れたって言いませんよね」って話になったんですよ。
野沢:うん。
山寺:「ていうか私、疲れたと思ったことがない」って。
野沢:そうなの。「疲れるってどうなるの?」って感じなのよね(笑)。
田中も、野沢からある言葉を聞いて「先輩がこれだけ元気に声出しているのに」あちこち痛いと言っている自分が恥ずかしいと思ったと話す。
「真弓さんも(声優の)大先輩ですから、ベテランですよ?」と山寺が言うと、身長150㎝の田中は「子供?大人?男?女?って子供に聞かれたことがあってさ…」と話し出す。
山寺:真弓さんを見て?
野沢:子供に?
田中:そう、5歳くらいの子に聞かれちゃってさ。声はなんとなく少年みたいだけど、顔はおばさんだし、歩き方は男みたいだけど、やっぱりおばさんかな…みたいな。
野沢:(笑)
田中:すごい悩んじゃって。
そんな田中の近所の子供たちからの呼ばれ方とは?
面白い音を声帯模写する山寺を先輩2人が絶賛!
はじめは劇団員だったという野沢は、生放送の洋画吹き替えで声優デビュー。アテレコの生本番の経験がない田中と山寺は、その当時の状況に興味津々。
田中は「18歳になったら朝の連続テレビ小説の主役に抜擢されるという予定を組んでいたの」と、目指していたのは声優ではなかったことを語る。
田中:山ちゃんも劇団でしょ?
山寺:僕は養成所です。学生の時は落研だったんで、何かしゃべって何か…。あとモノマネも好きだったんで、俳優養成所入るんですけど、“役者”って感じじゃないしなって。舞台も見たことなかったし。
と、声優になったきっかけを語ると、田中は山寺のケータイのモノマネのすごさを伝えようとする。「面白い音を聞くと再現したくなっちゃう」という山寺は、田中が「これこれ!」というマナーモードの“音の違い”をその場で表現してみせる。
さらに以前、しゃべらずに笛だけで表現する役を演じたときのエピソードを語ると「ほかの人じゃできない」と野沢も絶賛する。
ベテランでもオーディション!?鬼太郎から目玉おやじに
「ゲゲゲの鬼太郎」「銀河鉄道999」「ドラゴンボール」と大ヒットシリーズの主役を演じる野沢は、この3作品ともにオーディションで決まったという。
野沢:全部先生が決めてくださったの。
山寺:原作者の?
野沢:原作者の先生が、その3つとも。この人って。
山寺:じゃあ鬼太郎も水木(しげる)先生が。
野沢:そうなんです。
田中:今回の(現在、野沢が担当している)目玉(おやじ)もオーディションですよ。
山寺:えぇ!?
1968年から69年にかけて第1期の鬼太郎を演じていた野沢は、2018年からの第6期では目玉おやじ役を演じている。そこで砂かけばばあ役を演じている田中が目撃した野沢の失敗とは?
そのほか、田中が受け続けているオーディションの話や、20年続く「ワンピース」について、野沢が「アニメの力」のすごさを思い知らされたという病気の男の子を持つ父親からの手紙についてなど、声優という仕事の魅力を語り、山寺は「やめられないですね」とうなる。
番組概要
『ボクらの時代』
<放送>
7月28日(日)7時~7時30分
<出演>
野沢雅子
田中真弓
山寺宏一