アライブ

アライブ インタビュー

ここまで撮影に参加されてきて、いかがですか?
「ご一緒しているみなさんがものすごく温かくて、ものすごくフランクな方々なのでとてもチーム感があります。毎日、楽しく撮影に参加させていただいています。松下(奈緒)さん始め、みなさんが気さくなので楽しくお話をさせていただけるので心地良い現場です。監督やスタッフのみなさんとも距離が近くに感じるので、変に緊張することもなくてありがたいです」
では、放送をご覧になっていかがでしょう?
「ずしっと来るものがあります。腫瘍内科が舞台なので、患者さんへの告知や緩和医療を勧めたりしなくてはいけません。患者さんの家族だけではなく、周囲の人たちで揉めたり言い合いになることもありますし…。病気や生きることに関する人それぞれの考え方の違いが描かれていて、毎話ものすごく考えさせられるドラマです」
第3話では奈海が幼い弟を亡くしたエピソードも描かれました。
「はい。心先生も奈海も医師である前に一人の人間なんですよ。人は誰でも抱えているものがあります。でも、私たちが病院へ行った時、医師は“お医者さん”としか捉えないことの方が多いじゃないですか?でも、お医者さんにも家庭があって、心先生なら旦那さんを亡くして…。薫先生(木村佳乃)も抱えているものがあります。結城先生(清原翔)は医師家族ということに悩んでいますし。そんな悩みの中で生きている人たちを描いているドラマでもあります」
奈海はどのようなキャラクターだと思われますか?
「すごく芯のある女性だと思っています。何事にも一生懸命で、人に向き合い、寄り添おうという気持ちも強いです。それは奈海の言動にも現れていて、クールな結城先生に苛立ったりすることもありますから(笑)。奈海はわかりやすいのかな?心先生が患者に寄り添おうとする姿勢を近くで見ているので、多分、奈海もそうなりたいと。ですので、私自身も奈海は“心先生ならどうするだろう?”と考えながら演じています」
研修医の奈海は、どの診療科に行くと思いますか?
「奈海は小児科医を目指していて、その情熱が高いんです。研修過程の最後に腫瘍内科へ来たのも小児科医が小児がんも診るためです。でも、腫瘍内科は医師数が少なくて、病院内では肩身が狭いのかなと感じています。ですが、とてもアットホームな医局の中で、心先生の患者さんへの寄り添い方なども勉強しているので、最終的にはどうするんでしょう?腫瘍内科で学んだことは全て小児科でも役立ちますから」
松下さんの印象は?
「心先生です(笑)。松下さんご自身も温かい方なので、それが演じてらっしゃる心先生にも現れています。すごく優しい方で“初めまして”の時から、収録でご一緒すると、いつもお話ししてくださいます。お会いする前のイメージ以上にフランクな方だったので、本当に救われました。誰かが面白い話をしだすと、松下さんが乗っかってさらに現場が楽しくなったりもするんです」
木村さんは?
「あまり薫先生と奈海がご一緒するシーンがなくて、第4話のお葬式のシーンでお会いしたんですけど、イメージ通りの方でした。撮影の合間は、豪快に笑われて、とにかく明るくてサバサバしてらっしゃって。お芝居されている時ではなくて、バラエティー番組で拝見しているイメージです。藤井(隆)さんとお話ししているのを側で聞いていると面白いです。本番に呼ばれると“ハーイ!”と大きな声で返事をして向かわれます。そしてすぐにシリアスなシーンを収録されるのがすごいです。とにかく明るい、太陽のような方です」
舞台挨拶では清原さんとよく話をすると…。
「今も話をしています。清原さんは演じてらっしゃる結城ほどではないけど、落ち着いた方です。ご本人もおっしゃっていましたが、あまり自分からお話しされる方ではないので、私から話しかけています(笑)。清原さんからも話しかけてくださることもありますけど…まだ、徐々に…なのかもしれません(笑)」
もし、岡崎さんが病院に行った時、診てもらいたいドラマに登場する医師は?
「もう断トツで心先生です!(笑)薫先生も素晴らしい外科医ですけど、実はこれから暴かれて行く秘密がありまして…。心先生は本当に親身で、病気を治すと言うより患者さんを診る気持ちの方が強いですから」
3話で匠(中村俊介)が亡くなり、4、5話と薫の秘密が表に出てきました。
「そうです。ミステリアスな方向に向かっていて、関河(三浦翔平)の存在が際立ってきました。5話の終わりに心先生は薫先生に“消えて!”って衝撃的でしたよね。とても良くなっていた二人の信頼関係が崩れたんですから。心先生にしてみれば、どういうつもりで薫先生は自分に近づいてきたんだ?という思いが大きかったのでしょう。まあ、そうなりますよね?でも、これからどうなるんでしょう?」
最後に視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします。
「心先生と薫先生のすれ違いの行方も気になりますが、このドラマの温かさは変わらないと思います。心先生が患者さんに向き合う姿勢は、すごく温かくて…最初にも言いましたが医師としてより人間としての温かさです。ドラマを見終わった後、自分自身が経験してなくても共感出来る温かいものが残ります。みなさんもミステリアスな方向も気にしつつ、心先生やドラマの温かさ、優しさを感じて頂ければ嬉しいです」

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