アライブ

アライブ インタビュー

台本を読まれた時の感想は?
「腫瘍内科が舞台になっているので、毎回訪ねてくる患者さんと向き合うシーンが多く、そこに興味深いドラマが生まれる作品だと思いました。患者さんたちの年齢も様々で、僕と年齢が近い患者さんもいるので“もし、自分が?”と考えさせられる部分も多い作品です」
腫瘍内科という診療科はご存知でしたか?
「今回、出演のお話をいただくまで知りませんでした。僕のような方も多いでしょうし、腫瘍内科医の数も少ないと伺っているので、ドラマを通してみなさんに広まれば、と思っています」
研修医を演じるのは2度目ですね。
「はい。以前演じたのは小児科で勉強している研修医でしたけど、医療シーンはあまりありませんでした。今回は患者さんを治療するシーンなどもあるので、医療指導の先生に詳しく伺いながら演じています。ですので、全く初めて医師役を演じているような感覚です」
演じられる研修医、結城はどのようなキャラクターですか?
「基本的にクールなのですが、心の中には熱いものを持っているようです。人に対してはあまり自分を出さないんですが、思っていることはたくさんあり、一人になった時に発散させるようなイメージです。カラオケで激しめの曲を歌ったりとかして(笑)」
最初はセリフもあまりないですよね?
「そうなんですよ。1話では三日間の撮影中にセリフがないことがあって。ちょっと不安になりますね(笑)。でも、2019年はいろいろな役を演じさせていただいて、中にはセリフの少ない役柄もあったので、その時学んだ演技の成果を出せるかもしれません(笑)」
医師役なので、専門用語を覚えるのは大変なのでは?
「覚えるのは大丈夫だと思います。特に指導の先生からはイントネーションを間違えないようにと言われています。僕たちには聞き馴染みない用語なのでわかりませんが、イントネーションの違いは医師の方々には“ダメだな”と思われてしまうらしいんです。ですので、苦労するとしたらイントネーションだと思います。また、患者さんの容態が急変して駆けつけ、早急に手当てしなくてはいけないというシーンがあったのですが、研修医としてどこまで動いて良いのか?が、わからなかったんです。これから、そういうシーンもたくさん出てくると思うので、そこも指導の先生に伺いながら演じていこうと思います」
清原さんの病院のイメージは?
「研修医役などで病院に関係する役が多かったので、縁を感じています。プライベートでも年末になると体が弱るのか病院に行くことも多いので、公私ともにお世話になっています。今回は研修医を演じるので、病院に行くと看護師さんの動きなどを観察してしまいます。でも、最近担当して下さった看護師さんは明るい方だったので、そういう面ではクールな結城の参考にはならないですね(笑)」
清原さんご自身は結城と共通する部分はありますか?
「ありますね。僕も頭ではいろいろ考えているんですけど、言葉で伝えるのは下手だと思います。そのくせ、カラオケは熱い曲しか知らなくて、それしか歌えません(笑)。一見、冷たいイメージに見られがちですけど、心は熱い感じは近いと思います」
松下奈緒さんの印象はいかがですか?
「今まで勝手にピアノも弾かれるので“お嬢様”なイメージだったのですが、意外にも、僕たちに近いものを感じています。お話をしていたり、松下さんのマネージャーさんからお話を伺っていると、抱いていたイメージとは真逆になりつつあります(笑)」
撮影現場の雰囲気は?
「木村佳乃さんは楽しい方ですね。撮影の合間には、木村さんと藤井隆さんがお話されている事が多いのですが、その会話がとても面白いんです。木村さんがキャッチーな話題をふって、藤井さんがそれを受けて楽しそうに話しているんですが、撮影に呼ばれると真剣モードになります。お二方ともその切り替えがものすごく早くて。藤井さんは僕やみなさんに話しかけてくださって、気を配っていただけるのがありがたいです。僕も結城がしゃべらない分、撮影の合間にはみなさんと良くお話しさせていただいています」
清原さんが一番会話されているのはどなたですか?
「研修医役として同じシーンにいる事が多いので、岡崎紗絵さんかな?藤井さんもですが、1話のゲスト出演された石田明さんともお話させていただきました。僕は自分からはあまり話しかけるのが苦手なのですが、話をふってくれたら話せる…基本、受け身スタイルなのかもしれません(笑)」
最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いします。
「がんという病気が身近に存在するものだということは、みなさんが認識されていると思います。でも、実際にがんにならないと、本人や周囲の方々の本当の気持ちはわからないのではないでしょうか。その時の人間模様が描かれている作品ですので、是非ご覧いただけたらうれしいです。また、腫瘍内科という診療科に少しでも興味を持っていただけたらと思います」

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