愛の、がっこう。

2025年7月スタート

毎週木曜よる10時放送

ストーリー

小川愛実(木村文乃)に「終わりにしたい」と告げて去っていくカヲル(ラウール)を、愛実は「まだあなたに何も教えられてない」と呼び止める。カヲルは「先生は俺のことが好きなんだよ」「俺もそうだから」と突然告白する。愛実は「すぐに飽きる」と笑ってみせ、今後も先生と生徒の関係を続け、好意があることは二度と口にしないように、とカヲルに伝える。

『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、カヲル(ラウール)

川原洋二(中島歩)町田百々子(田中みな実)の職場を訪ね、尾行の件を愛実に話したのかと問う。愛実との仲を取り持ってほしいという川原に対し、自分自身にやましい所はないのかと尋ねる百々子。川原は最近まで愛実以外にも付き合っていた女性がいたと白状する。百々子はそのことを正直に愛実に言うようにと話す。川原は愛実を呼び出し、尾行の件を謝罪した上で別の女性と会っていたと打ち明ける。それを聞き、カヲルに字を教えていることを話す愛実。川原は一定の理解を示すものの、教師として誤解を受けないようにした方が良いのでは、と助言する。

『愛の、がっこう。』町田百々子(田中みな実)、川原洋二(中島歩)
『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、川原洋二(中島歩)

学校が夏休みに入り、副担任の佐倉栄太(味方良介)がカヲルの指導を手伝うことに。愛実が佐倉を屋上に連れてきたことに、明らかに不満そうなカヲル。佐倉はカヲルに本を読ませて障害の程度を見極めようとするが、カヲルは突然「本を買いに行きたい」と愛実の手を取ってその場から立ち去る。

『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、カヲル(ラウール)、佐倉栄太(味方良介)
『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、カヲル(ラウール)

本を買い、「勇樹に本を買ってきた」と香坂奈央(りょう)の元を訪ねるカヲル。弟・勇樹(あお)を連れて愛実と公園へ。愛実が勇樹に本を読んであげていると、カヲルも興味を示す。「鷹森さんも先を知りたい?」と愛実が笑いかけると、カヲルは「そんなガキじゃねぇ」と言い放つも、いい雰囲気に。
その頃、川原は愛実の両親に「愛実がホストに勉強を教えている」と伝えていた…。

『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、カヲル(ラウール)、勇樹(あお)
『愛の、がっこう。』川原洋二(中島歩)、小川誠治(酒向芳)
バックナンバー

小川愛実(35)/木村文乃

私立ピエタス女学院高等学校3年葵組の担任で
現国教師

古い価値観を持つ家庭に育ち、父・誠治に勧められて教師になるなど、何かと親の言いなりで生きてきた。
まっすぐで不器用な性格ゆえに、過去に一度、大きな過ちを犯したことがある。
恋愛は奥手で、今は誠治の紹介で出会った川原と交際中。プロポーズされたが、2人の将来に不安を抱えており悩んでいる。
また、勤務する高校では反抗的な生徒たち、理不尽な保護者だけでなく、上司や同僚ともうまく向き合えず“こんなところから逃げ出したい”とうっすら思いながらも淡々とやり過ごす日常の中で、突然ホストのカヲルと出会い世界が一変する。

鷹森大雅 / カヲル(23)/ラウール

ホストクラブ「THE JOKER」で働くホスト

人なつっこい笑顔とトークスキルを武器にのし上がり、人気急上昇中。
看板ホストのつばさに目をつけられながらも女性を相手に日々必死に生きている。
家庭環境が整っていない中で育ち、母・奈央からの愛情をあまり受けておらず、父親は顔も知らない。
学校にもほとんど通っておらず義務教育も大して受けられていない。勉強、特に漢字の読み書きが苦手。
年の離れた異父兄弟の弟・勇樹がいる。

町田百々子(35)/田中みな実

愛実の高校時代からの親友/テレビ局 報道番組デスク

愛実とは正反対の性格だが、バドミントン部に所属しダブルスを組んだことをきっかけに仲を深めていく。
要領が良く軽妙なトークで誰とでも打ち解けることができる。
大学卒業後は、テレビ局に入社。報道一筋14年、記者を経て、現在は夕方のニュース番組の責任者に。
あることをきっかけに「愛実のことは私が一生守る」と誓い、ホストと関わる愛実を心配している。

川原洋二(36)/中島歩

愛実の交際相手/大手銀行に勤務

父親同士が大学のゼミ仲間で、半ば強制的に交際がスタート。
大手企業の執行役員を務めた父と専業主婦の母にひとり息子として育てられ、一流大学を卒業し大手銀行に勤務。爽やかな外見と柔らかい物腰のハイスペック男子。
愛実にプロポーズするも、返事をもらえずやきもき。

香坂奈央(44)/りょう

カヲルの母

夜の街で働いていた頃に、カヲルを妊娠。
相手とは籍を入れずにひとりで出産し、育てようとするが生活は次第に困窮。
カヲルが小学校に上がる頃には養育を放棄してしまう。
5年前に妊娠・結婚し、今は夫とカヲルの異父兄弟・勇樹と暮らす。夫と美容院を自営しているが生活は苦しく、カヲルがホストとして稼ぐようになってからはたびたび無心にいく。
いわゆる“毒親”だが、陽気で憎めない一面も。
カヲルの父親のことは一度も口にしたことがない。

小川誠治(64)/酒向芳

愛実の父/大手企業コンプライアンス担当役員

新卒で入社した大手企業で順調に出世し、現在はコンプライアンス担当役員を務めている。
普段は温厚で冷静、常に正論を語る。専業主婦の妻・早苗を「自分のおかげで何不自由なく生活している」と思っている。
育ちが良く大手銀行に勤務する川原との結婚こそが、愛実の幸せだと信じて疑わない。

小川早苗(60)/筒井真理子

愛実の母/専業主婦

家事を完璧にこなすも何かと夫・誠治に小言を言われてしまうため、いつも顔色をうかがっている。
心配性で世間知らず。愛実を気にかけ、思いを尊重したいと願っているが…。

松浦小治郎(52)/沢村一樹

ホストクラブ「THE JOKER」社長

スマートな身のこなしで、時に優しく時に厳しい姿勢でホストたちに慕われる兄貴分。
松浦に憧れて入店するホストも多い。かつて、家出したカヲルを夜の世界に誘った。
カヲルは「“THE JOKER”は生まれて初めて俺を受け入れてくれた」と恩義を感じている。

佐倉栄太(30)/味方良介

私立ピエタス女学院高等学校3年葵組の副担任

生意気な生徒、理不尽な保護者、その顔色ばかりを伺う上司たちにうんざり。
空回りする愛実にも「もう少しうまくやれないのか…」とあきれている。愛実をフォローするようなそぶりを見せるが、愛実は心を許せずにいる。
しかし、あることをきっかけに心を通わせるようになり…。

竹千代(30)/坂口涼太郎

ホストクラブ「THE JOKER」で働くホスト
/カヲルの舎弟

カヲルよりも年上だが業界歴では後輩。
寮のルームメイトでもあるカヲルのカリスマ性にほれ込み慕っている。明るく能天気にみえるが、実は観察力に優れており気配り上手。

沢口夏希(18)/早坂美海

私立ピエタス女学院高等学校3年葵組の生徒

年齢を偽り「THE JOKER」に出入りし、カヲルにのめり込む。
親のお金をホストクラブで使い込んでしまい、親が愛実たちに助けを求める。

つばさ(22)/荒井啓志

ホストクラブ「THE JOKER」ホスト/大学生

一流大学に通いながら「THE JOKER」の看板ホストとして働く。学がないのに成績をあげるカヲルにライバル心を燃やす。

ヒロト(21)/別府由来

ホストクラブ「THE JOKER」ホスト
/つばさの舎弟

つばさを慕い、カヲルを嫌う。

宇都宮明菜/吉瀬美智子

ホストクラブ「THE JOKER」の常連客

都内で複数のエステやネイルサロンを展開する美容関連会社の社長であり、エステティシャンとしてのキャリアを20代で独立・起業。一代で成功を収めたやり手経営者だ。そんな明菜は、ホスト・つばさを寵愛しており、豪快な金払いを惜しまない常連客としてクラブ内でも知られている。ある日、つばさが後輩ホスト・カヲルを明菜に紹介。カヲルを一目で気に入った明菜は、「今度デートしましょう」と誘う。しかしホスト業界には“永久指名制”のルールがあり、指名ホストは1人に絞らねばならない。そのためカヲルはその申し出を丁重に断るが、それを受けたつばさは、にっこりと笑って「よくお仕えして下さい」と意味深な一言を残す──。