愛の、がっこう。

2025年7月スタート

毎週木曜よる10時放送

ストーリー

小川愛実(木村文乃)は、カヲル(ラウール)に読み書きを教えるようになる。想像以上に書くのが苦手なカヲルに、カヲルが幼い頃好きだと話していた鉄道の本を使って根気強く指導する愛実。文字の練習を通じて、2人の間には親密な空気が流れる。高校教師として教壇に立つことでは味わえなかった、教える喜びを感じる愛実。

『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、カヲル(ラウール)
『愛の、がっこう。』カヲル(ラウール)

町田百々子(田中みな実)は、歌舞伎町ホスト殺人事件の取材のためにカヲルから話を聞く予定だと愛実に話すが、愛実は文字を教えるために会っていることを思わず隠してしまう。

愛実が担任を務めるクラスのホームルームで、自分の経験を踏まえて進路について話をする。今までより興味を持って話を聞く生徒たち。カヲルと引き離された沢口夏希(早坂美海)は勉強してアメリカの大学を目指すと愛実に報告し、「所詮、ホストとは住む世界が違う」と言い放つ。

『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、町田百々子(田中みな実)
『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、沢口夏希(早坂美海)

それを聞き、複雑な気持ちになってしまう愛実。副担任の佐倉栄太(味方良介)から、読み書きが苦手な人には訂正ができる鉛筆などの筆記具が良いと聞いた愛実は、帰りに赤いシャープペンシルを購入する。次の土曜日。いつもの屋上で待つ愛実の元へ、カヲルが遅れてやってくる。シャープペンシルをプレゼントする愛実に対し、カヲルは仕事について話をし、さりげなく店に誘う。愛実がきっぱりと断るとカヲルは態度を一変させ、「つまんねー女」と一蹴。ショックを受けた愛実はその場から立ち去るが…。

『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、佐倉栄太(味方良介)
『愛の、がっこう。』小川愛実(木村文乃)、カヲル(ラウール)
バックナンバー

小川愛実(35)/木村文乃

私立ピエタス女学院高等学校3年葵組の担任で
現国教師

古い価値観を持つ家庭に育ち、父・誠治に勧められて教師になるなど、何かと親の言いなりで生きてきた。
まっすぐで不器用な性格ゆえに、過去に一度、大きな過ちを犯したことがある。
恋愛は奥手で、今は誠治の紹介で出会った川原と交際中。プロポーズされたが、2人の将来に不安を抱えており悩んでいる。
また、勤務する高校では反抗的な生徒たち、理不尽な保護者だけでなく、上司や同僚ともうまく向き合えず“こんなところから逃げ出したい”とうっすら思いながらも淡々とやり過ごす日常の中で、突然ホストのカヲルと出会い世界が一変する。

鷹森大雅 / カヲル(23)/ラウール

ホストクラブ「THE JOKER」で働くホスト

人なつっこい笑顔とトークスキルを武器にのし上がり、人気急上昇中。
看板ホストのつばさに目をつけられながらも女性を相手に日々必死に生きている。
家庭環境が整っていない中で育ち、母・奈央からの愛情をあまり受けておらず、父親は顔も知らない。
学校にもほとんど通っておらず義務教育も大して受けられていない。勉強、特に漢字の読み書きが苦手。
年の離れた異父兄弟の弟・勇樹がいる。

町田百々子(35)/田中みな実

愛実の高校時代からの親友/テレビ局 報道番組デスク

愛実とは正反対の性格だが、バドミントン部に所属しダブルスを組んだことをきっかけに仲を深めていく。
要領が良く軽妙なトークで誰とでも打ち解けることができる。
大学卒業後は、テレビ局に入社。報道一筋14年、記者を経て、現在は夕方のニュース番組の責任者に。
あることをきっかけに「愛実のことは私が一生守る」と誓い、ホストと関わる愛実を心配している。

川原洋二(36)/中島歩

愛実の交際相手/大手銀行に勤務

父親同士が大学のゼミ仲間で、半ば強制的に交際がスタート。
大手企業の執行役員を務めた父と専業主婦の母にひとり息子として育てられ、一流大学を卒業し大手銀行に勤務。爽やかな外見と柔らかい物腰のハイスペック男子。
愛実にプロポーズするも、返事をもらえずやきもき。

香坂奈央(44)/りょう

カヲルの母

夜の街で働いていた頃に、カヲルを妊娠。
相手とは籍を入れずにひとりで出産し、育てようとするが生活は次第に困窮。
カヲルが小学校に上がる頃には養育を放棄してしまう。
5年前に妊娠・結婚し、今は夫とカヲルの異父兄弟・勇樹と暮らす。夫と美容院を自営しているが生活は苦しく、カヲルがホストとして稼ぐようになってからはたびたび無心にいく。
いわゆる“毒親”だが、陽気で憎めない一面も。
カヲルの父親のことは一度も口にしたことがない。

小川誠治(64)/酒向芳

愛実の父/大手企業コンプライアンス担当役員

新卒で入社した大手企業で順調に出世し、現在はコンプライアンス担当役員を務めている。
普段は温厚で冷静、常に正論を語る。専業主婦の妻・早苗を「自分のおかげで何不自由なく生活している」と思っている。
育ちが良く大手銀行に勤務する川原との結婚こそが、愛実の幸せだと信じて疑わない。

小川早苗(60)/筒井真理子

愛実の母/専業主婦

家事を完璧にこなすも何かと夫・誠治に小言を言われてしまうため、いつも顔色をうかがっている。
心配性で世間知らず。愛実を気にかけ、思いを尊重したいと願っているが…。

松浦小治郎(52)/沢村一樹

ホストクラブ「THE JOKER」社長

スマートな身のこなしで、時に優しく時に厳しい姿勢でホストたちに慕われる兄貴分。
松浦に憧れて入店するホストも多い。かつて、家出したカヲルを夜の世界に誘った。
カヲルは「“THE JOKER”は生まれて初めて俺を受け入れてくれた」と恩義を感じている。

佐倉栄太(30)/味方良介

私立ピエタス女学院高等学校3年葵組の副担任

生意気な生徒、理不尽な保護者、その顔色ばかりを伺う上司たちにうんざり。
空回りする愛実にも「もう少しうまくやれないのか…」とあきれている。愛実をフォローするようなそぶりを見せるが、愛実は心を許せずにいる。
しかし、あることをきっかけに心を通わせるようになり…。

竹千代(30)/坂口涼太郎

ホストクラブ「THE JOKER」で働くホスト
/カヲルの舎弟

カヲルよりも年上だが業界歴では後輩。
寮のルームメイトでもあるカヲルのカリスマ性にほれ込み慕っている。明るく能天気にみえるが、実は観察力に優れており気配り上手。

沢口夏希(18)/早坂美海

私立ピエタス女学院高等学校3年葵組の生徒

年齢を偽り「THE JOKER」に出入りし、カヲルにのめり込む。
親のお金をホストクラブで使い込んでしまい、親が愛実たちに助けを求める。

つばさ(22)/荒井啓志

ホストクラブ「THE JOKER」ホスト/大学生

一流大学に通いながら「THE JOKER」の看板ホストとして働く。学がないのに成績をあげるカヲルにライバル心を燃やす。

ヒロト(21)/別府由来

ホストクラブ「THE JOKER」ホスト
/つばさの舎弟

つばさを慕い、カヲルを嫌う。

宇都宮明菜/吉瀬美智子

ホストクラブ「THE JOKER」の常連客

都内で複数のエステやネイルサロンを展開する美容関連会社の社長であり、エステティシャンとしてのキャリアを20代で独立・起業。一代で成功を収めたやり手経営者だ。そんな明菜は、ホスト・つばさを寵愛しており、豪快な金払いを惜しまない常連客としてクラブ内でも知られている。ある日、つばさが後輩ホスト・カヲルを明菜に紹介。カヲルを一目で気に入った明菜は、「今度デートしましょう」と誘う。しかしホスト業界には“永久指名制”のルールがあり、指名ホストは1人に絞らねばならない。そのためカヲルはその申し出を丁重に断るが、それを受けたつばさは、にっこりと笑って「よくお仕えして下さい」と意味深な一言を残す──。