clamp talk : T.M.Revolution 西川貴教
kahala and T.M.R in talking.
talk
西川:
こんばんは。
華原:
私、変ですか?
西川:
何なんですか? その最初のトークは。(
From Kahala参照
)何ですか。それで本当にいいんですか?
華原:
だって台本通り。そうやって書いてあるんだもん。
西川:
ああ、そう。そうですか。そう。だったらしょうがないです。そうですね。
華原:
うん。
西川:
そうですか。あったかい曲。あったかい曲?
華原:
あったかい曲って書いてない。暖かい歌を聞きましょうって書いてあった。
西川:
あ、暖かい歌。心があったまるような曲ってことね。
華原:
はい、そうです。
西川:
ですよね。んんーっ!
華原:
んんーっ!
西川:
よかったです。はい。
華原:
今日は「TK MUSIC CLAMP」初めての男性ゲストなんですよ。
西川:
ですよね。
華原:
はい。
西川:
だから?
華原:
嬉しい。
西川:
ありがとうございます。華原さんがやられてて。
華原:
なんで華原さんって言うの?
西川:
じゃあ、なんて呼べばいいの? 教えて下さい。
華原:
朋ちゃん。
西川:
朋ちゃん? じゃあ、朋ちゃん!
華原:
あぁ!?
西川:
なんでよ? どっちも駄目じゃん。じゃあ、どう言えばいいの? ねぇ。じゃあ、朋ちゃんね。
華原:
はい。
西川:
じゃあ、朋ちゃんがやり始めてからだと男の人ってずっとなかったんですね。
華原:
ないです。今日初めてです。
西川:
初めてですよね。今後も多分ないのかも。僕はまた来ますけど。ええ。
華原:
来て下さい。
西川:
でもねえ、どうですか? ほら、ずっと女の人と喋ってたんでしょ?
華原:
うん。緊張する人もいれば、すごい楽しくしてくれる人もいるし。で、質問したことで「うん」って言われちゃったらそれで終わりだから。
西川:
ああ、なるほどね。
華原:
もっとこう「それはね」っていうのがあると朋ちゃんもっといいなぁって思う時もあるんだけど。はぁ、うまく話が。
西川:
でもまあ、わかるわかる。でもなんか、なんかやっぱり人と話とかするのは。でも基本的に好き?
華原:
うーん? 好き。
西川:
どっちなの。ちょっと考えたですけども。僕はすごい好きなの。好きなんですよ。
華原:
じゃあ、今日はいっぱいお話してって下さいね。
西川:
うん。いっぱい話してね。
華原:
はい。
西川:
そう。この間もキティちゃんのお話はちょっとしたのに、それ以外は話してなかったから。僕が聞いたことぜんぜん答えてくれなくって。
華原:
え? なんでですか?
西川:
僕なにを? なんかを聞いたの。そしたら「朋ちゃんキティちゃんが好きなの」って言われて。「うーん? 僕の聞いたことはぜんぜん答えになってないのね」みたいな感じだったから。
華原:
ごめんなさい。
西川:
ううん、ぜんぜん。きっと、だから「見てるまんまだなぁ」って思って。僕のイメージ通りだったんですごいハッピーでした。
華原:
そうですか。じゃあ、いっぱいじゃあ聞きたいこと聞いてっていいですか?
西川:
うん。僕も聞いていいですか?
華原:
はい。
西川:
じゃあ、お互い今日はよく知り合う会。そういうことで、ね。
華原:
はい。
西川:
そう。だから僕は朋ちゃんのことをよく知る日にします。
華原:
そうですか。ありがとうございます。
西川:
僕のこと知らないでいいの?
華原:
ううん、知りたい。
西川:
知りたいよね。だよね。言わせてるみたいだなぁー。嫌だなぁー。
華原:
違う。違うよ。
西川:
違うね。違うね。
華原:
うん。
西川:
じゃあ、僕のことたくさん知ってくれる日にしてください。
華原:
はいっ! はいっ!!
西川:
よろしくお願いします。
華原:
よろしくお願いします。あのさっそくなんですけど。あの元々、元々っていうかT.M.Revolutionっていうのはどういう由来があるんですか?
西川:
うんとね、まあ名前は、Mは、もうTakanori Makes Revolutionなのね。
華原:
Takanori Makes?
西川:
Revolution。
華原:
Revolution?
西川:
うん。で、まあ革命を僕が起こしていけばいいなかぁっていうことなんですけど。
華原:
革命?
西川:
革命。最近聞かないよね、革命ってね。
華原:
革命? 運命とかはよく聞くけど。
西川:
うーん?
華原:
うーん? すいません。
西川:
笑っとこう。笑っとこうね。こういうところは笑うところだから。
華原:
笑うところよぉ。
西川:
でもね「笑うところよぉ」て。あのね、でもなんて言うんだろう? 革命ってすごく大きいこと。うーん? すっごく大きいこと、イメージ。
華原:
「大っきいことをなんか起こすよ!!」みたいな。
西川:
うん、結果はそうなんですけど。ほら、いろんな僕らがやってる曲とかライヴとか見てくれたり聞いてくれたりして、で、すごく楽しいなと思ってくれたりとか。
華原:
はい。
西川:
なんかいい返事ですね。
華原:
はいっ。
西川:
で、少しでも楽しい気分になってくれたりとか、なんかちょっとでも考えてくれたりとかすると、きっとなんか少しずつみんな変わっていったりとかするじゃないですか。
華原:
はい。
西川:
うん。朋ちゃんも歌っていくうちにどんどん変わってきたでしょ?
華原:
はいっ!!
西川:
はぁい。だからそういうのがどんどん集まってきて、みんながほら、どんどんそういうふうに変わってくると、きっと大きいものになるんじゃないかなぁ、ぐらいに思ってるんだけど。僕が何かしていくって言うよりは、T.M.Revolutionっていうプロジェクトにみんながパワーを注いでくれると。うん、だから僕もT.M.Revolutionの一員なんですよ。だからよく「T.Mさん」って言われて。僕はT.M.Revolutionの象徴。
華原:
象徴?
西川:
うんとね、うーん? 簡単に言うと、クリスマスツリーを想像しましょう。」
華原:
はい。
西川:
一番上にお星様があります。
華原:
はい。
西川:
それが僕。
華原:
王子様ですね。王子様。
西川:
それが僕です。それが僕。そうですよ。僕はもう思ってないんだけどね、みんなが言うのね。
華原:
王子様ぁ。
西川:
そうなのよ。もうわかったみたいだね、朋ちゃんも。
華原:
はい。
西川:
一応わかったみたいなんだけど。なに? なによ。嫌なの?
華原:
ううん、嫌じゃない。
西川:
でしょう。だからそう、そうなのよ。僕はみんなに愛を与えるために。
華原:
好きな言葉は「愛」ですから。
西川:
そうです。よく御存じで。
華原:
見てきました。
西川:
なーにを? こーんな大きいの。なにが? 見てきました?
華原:
見てきました。はい。すごいですね。
西川:
ん? なにが?
華原:
歌もすっごいうまいですね。
西川:
あ、ラジオで言ってくれたでしょ。俺知ってるんですよ。それを聞いてすごい嬉しかったです。
華原:
いや、本当にそう思ったから言ったんです。
西川:
本当に? いやすごい嬉しかったです、うん。あのね、手紙をみんなファンクラブとかに送ってくれるでしょ。それ見ててあったんです。「朋ちゃんがこの前ラジオで言ってました」って。それを聞いてもうすごい「やったぁー!!」って嬉しかったです、うん。
華原:
でも、みんな言いますよ。
西川:
本当に?
華原:
うん。あの喋ってる時は面白いけど。
西川:
はい。
華原:
何ていう言葉にしていいかよくわからないんですけど、朋ちゃんの印象としてはすごいなんか楽しい人。
西川:
あ、嬉しい嬉しい。
華原:
それで、歌を歌うとすっごい強い人っていうイメージがあります。
西川:
おぉ。へぇー。でもそう、でも。
華原:
強い感じ。
西川:
強い感じ?
華原:
強いし「みんな、付いて来て!」っていう感じ。
西川:
ああ。
華原:
みんな一緒っていう。
西川:
そうそう。でも同じでしょ? 気持ち。
華原:
緊張するよ。歌ってる時。
西川:
そんなふうに見えないけどなぁ。
華原:
そうですか?
西川:
うん、ぜんぜん見えません。
華原:
はい。
西川:
うん。すごい「私が一番よぉ!!」って歌ってる気がするんだけどね、やっぱり。
華原:
え? そんなことないですよ。
西川:
いや、やっぱね。でも、なんかちゃんと自分がすごく歌の中で出てるなぁって。それはやっぱりその「小室さんが朋ちゃんをすごくわかってる」のもあるのかなと思って。なんで笑ってるの? でも、なんかそれはすごく感じるんですね。うん。
華原:
ありがとうございます。
西川:
いえいえ、なんかね。僕もね、やっぱりそうだなぁ、いろいろやっていく中で、なんかそうだなぁ、強いっていうのってどうなんだろうね? すごく不思議というか、なんて言えばいいのかな?
華原:
強いっていろんな意味があるじゃないですか。
西川:
そうそう、うん。
華原:
でも、西川さんの場合、強いって朋ちゃん言ったけど、でも強い中にもいろいろがあって、きついとかもあるじゃないですか。強いの中にって。
西川:
ああ、そういう。うんうん。
華原:
そういうんじゃなくて、強いの中に優しいっていうのがあるっていうのはいいなぁって思う。
西川:
ああ、すごい。なんか。
華原:
間違ってますか?
西川:
いや、ぜんぜん。あんまりね、褒められるのに馴れてないんで、ちょっとポーッとなってます。いや、でも同じじゃないかなぁって思って。歌っててすごく手を差し伸べる時あるでしょ。こう両手を広げる。あの手がフワァーッっていう感じが、なんか気持ちが広がりっていうか。ん!? 気持ちが広がり!? わかんねぇな。とにかく歌。
華原:
はい。
西川:
歌がすごい好きでしょ?
華原:
はいっ。
西川:
すごい好きでしょ?
華原:
すごい好き。
西川:
そうそう。僕も同じ。歌がすごい好きなの。で、まあ、自分もう歌しかないっていうか、これしか自分を表現する方法がないって本当ずっと思ってて。だから、それに賭けてるというかその気持ちが同じ感じがしてて、うん。
華原:
はい。
西川:
歌ってる時が一番見てて楽しそうでしょ? 見ててすごい思うのね。なんか歌ってる時が一番楽しそうだなぁと思ってて。
華原:
ありがとうございます。
西川:
いえ、僕も歌ってる時が一番楽しいので。なんかその部分っていうか、なんかそれが近い気がすごいしてるんですよ。しません?
華原:
します。
西川:
ねぇ! なんかね、あとは同じようにその、そうだなぁ? 大事に思ってくれる人がいるっていうか、朋ちゃんのことをすごく大事に思ってくれる人がいるのと同じように、僕も大ちゃんっていうすごく僕を大事に思ってくれる人で、僕自身もすごく一番大事にしてる人がいるじゃないですか。そういう関係もすごくお互い似てるような気がしてるんですけど。
華原:
似てますねぇ。
西川:
うん、なんかね。不思議なんですけど、うん。
華原:
その音楽って、歌を歌うことには小さい頃からの夢だったんですか?
西川:
うーん?
華原:
なんか私わかんない。聞いてみたい。
西川:
あ、本当に? えっとね、最初にやっぱり、一番最初に歌い始めたのは中学校ぐらいかな? バンド組んで歌い始めて。最初はコピーバンドで。
華原:
コピーバンド?
西川:
うん。なんか洋楽のカヴァーとかやってたんですけど。その時はね、もうロック。ロックで最初からヴォーカルで。ロックだったんですけど丸坊主ちゃんでしたね。
華原:
髪の毛なかったんですね?
西川:
そうそう。髪の毛なかったんじゃなくて切ってたの。そう、なんかヅラみたいに言うなぁ。違いますよ。ちゃう。それは学校の校則で。
華原:
校則?
西川:
そう。わかるでしょ?
華原:
はい。
西川:
わかるでしょって、当たり前なんだけど。校則で丸坊主だったんです。で、それで文化祭のね、うん、文化祭で体育館で初めて歌ったんです。
華原:
私も高校生の時に文化祭があって。それで私は、本当はそういうのあったんですよ。文化祭で体育館で歌ってる子とかいたんですよ。で、これは初めて話すことだね、あの、本当は歌いたかったのね。だけど私は一番前に座って見てました。
西川:
見てたんだ?
華原:
すごいそういうところ憧れてたなぁ。
西川:
ちょっと悔しい感じ?
華原:
「自分があそこに立てたら嬉しいな」って思ってた。
西川:
でも僕もあれなんですけど、人のライヴとか、あとそうだなぁ、高校生ぐらいの時とかにいろんな人のライヴとか見にいったりしてたんですよ。海外の方もそうだし、うん。日本の人もそうだけど、見に行くとね、同じ気持ちだったと思う。なんか悔しいの。悔しくない?
華原:
悔しい。悔しいっていうか。
西川:
悔しいって。だから「なんで僕がここにいるのか。なんであそこに立ってないのか」ってすごい思わない?
華原:
本当の心は、うん。
西川:
そうそう。すごいライヴ人のライヴとか見てもすごい楽しいんだけど、それ以上になんかね、「僕はなんでここにいるんだろう?」ってすごい思ってた、ずっと前から。だからすごいわかる。
華原:
わかります?
西川:
うん。今でもやっぱり時間があったら、できるだけ人のコンサートとか見に行きたいなとか思って行くんですけど。でも行くとね、自分もツアーなんかたくさんやってるくせに、でもやっぱりそれでも「なんでここに僕がいるんだろう?」って思う。
華原:
もう、マイク奪い取りたくなるような気分?
西川:
そうそう。今すぐずーっと走ってって人のマイク取って歌いたくなる。なるでしょ?
華原:
うん。やったことありますよ私。カラオケ屋さんで。
西川:
うそぉー!?
華原:
西川さんて、あ、T.M.Revolutionて女性のファンが多いじゃないですか。
西川:
うんうん。
華原:
多くないですか? どっちかって言ったら女性のファンの方のほうが多いんじゃないですか?
西川:
そうですね、うん。
華原:
でも、男の人よりもいっぱいいるかなって。
西川:
うん、そうですね。ライヴとかだと。
華原:
あ、やっぱりそうなんですか。女性のタイプを聞きたいんですけど。
西川:
はい。女性のタイプですか? そうだなぁ……。
華原:
興味ない?
西川:
ううん、違うよ。メチャクチャなこと言ってますよ、それ。それ何気ないこと言ってるけど、すごいことよ。
華原:
ごめんなさい。
西川:
ぜんぜん平気です。平気じゃねぇや。ダメダメ、ダメです。そこらへんはちゃんと否定しとかないと。あのね、やっぱそうだなぁ、意外とこう見えてね。
華原:
こう見えてって?
西川:
こう見えて。だからほら、なんて言うのかな? けっこう女の人に何でも任せる感 じに思われがちなんですけど、どっちかって言うとやっぱりどっか行くんだったら自分がどっかっていうか、引っ張って行ったりとか。
華原:
ふーん、優しい人なのね。
西川:
いや、どうだろう? でも、きっとでも、つまんないかもよ。
華原:
ううん、つまんなくない。
西川:
本当? でもね、よく、でも飽きさせはしないという自信はありますよ。そういう自信はあるけどなんて言うんだろう? どっかに行くことでそういうイベントにするよりは、二人でずっといたりとかするほうが好きなんですよ。そうそう、家でゴロゴロしたりとか二人で。だから、そういうのが分かる人っていうか。だから例えば、自分が「きれいだな」と思うものとかが、同じように「きれいだな」と思ってくれたりするような人だといいなぁとかすごい思う。
華原:
ああ、それはそうですね。ちなみに男性のタイプは?
西川:
男性のタイプ? 難しいなぁ。うーん? でもやっぱりライヴ見たりとかして格好いいなとか思う人はたくさんいるけど。
華原:
いっぱいいますよ。
西川:
いっぱいいるよね。いや、女の人とかもそうですけど、男の人とかでもすごいいっぱいいるんで。まあそうだなぁ、タイプって言うか、単純にいいなと思うのは、格好いいなと思うのはプリンスとか。
華原:
プリンス。
西川:
まあ元プリンスになるのかな?あの人って、知り合いでも何でもないんだけど。ほら、性別とかを超えてるっていうか、なんかそういうのが格好いいなって。まあ、マイケルジャクソンとかもそうだけど関係ないじゃん。男でも女でも関係ないじゃん。いいものはいいっていうか、そういうのがすごい格好いいなって。そういう存在になれればいいなぁと思って。あの人になりたいとかそういうのはあんまりないけど、そういう年令とか性別とかじゃない、いいものはいいって言われるような。それが例えば僕であったりとか、朋ちゃんであったりとかなると思うんですけど。なれればいいなぁっていうか。
華原:
なれてますよ。
西川:
本当に? もう付き合うしかないね。え? 何だよ。なんかためらいがあるんだよなぁ。
華原:
ためらいじゃないですよ。
西川:
じゃあ、なに?
華原:
恥ずかしいんです。
西川:
本当に?
華原:
うん。
西川:
そっか。うん、そうだよね。だって会って2回目? ちゃんと会ったの2回だけだよね。
華原:
うん、2回。でも一番初めの初対面があれだったから。
西川:
ああ、そうか。でも、あの時すごい優しかったんだよね。僕がねピンバッジしか。「HEY!HEY!HEY!」でピンバッジが当たったんですけど、僕はパンチボールがすごい欲しかったんです。で、ずっと「欲しいな」って言ってたらね。ね、交換してくれたんですよね。すごい嬉しくって、今ちゃんとありますよ。
華原:
あります?
西川:
ちゃんと大事にパンチボールはとってあります。あの時すごい嬉しかった。
華原:
そうですか。よかったです。
西川:
いや、ごめんなさい。なんか。
華原:
なんで?
西川:
いや、なんか。
華原:
だって欲しいって言ったから「はい」って言っただけだよ。
西川:
本当に。いや、あの時はすごい嬉しかった。うん、何ですか。
華原:
なんか、本当にありがとうございました。
西川:
終わりなのかよ?
華原:
終わりじゃないです。
西川:
あ、本当に?
華原:
終わりじゃないんですけど、あのー、
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