clamp talk : 篠原ともえ
kahala and shinorer in talking.
talk
華原:
あの、全部自分でプロデュースしてるんですよね? 洋服とかもね。
篠原:
あ、そうですね、ほとんど。自分で小物とかも選んだりとかして選んでるんです よ。
華原:
で、今回は、音楽の話をね、ちょっとしたいんだけど。
篠原:
はい、ぜひ。
華原:
あの、CD出ましたね。
篠原:
はい、出ましたね。8月1日。「まるもうけ」です。「まるもうけ」ですよ。
華原:
「まるもうけ」。
篠原:
はい。
華原:
何を「まるもうけ」したいの?
篠原:
あ、「まるもうけ」ですか。あの、「まるもうけ」ってくるとお金とかそういう感じになるじゃないですか。だけど、お金なんてあんまり良からぬもので、あんまり知ってはいけないものだと思うんですよ。なので、よくいろんな人とかと会ってお話とかしてると、すごいいいものを吸収した時に、なんか儲けた気分がするじゃないですか。例えば一緒にお話して、すごい嬉しいっていう気持とかがワクワクと湧いてきて、楽しいなぁとか、そういうふうに気持が高まってきた時に、すごい自分にプラスになってることに気付くと、なんか儲けた気分になるじゃないですか。なんか、そういうものを会ってる人、会ってる人にもらいたいなぁと思って。特にお金の「まるもうけ」っていうわけじゃないんですけど「まるもうけ」っていう題名にしました。
華原:
私はね、篠原ともえちゃん見ててね、すごくね、女の子らしいなって思うんだけど、だけど本当の自分はどこで見せてるのかな? って思って。
篠原:
ああ、なるほど。本当の自分ですか。でも、「本当は暗いんじゃないの?」とか、 「本当はすごいじつは恐いんじゃないの?」とか、いろんなことは言われるんですけど、今しゃべってる篠原も、こうして普通に対談? 楽しくお喋りしている間も、テレビでも、ついつい楽しくてアァー!! とか言っちゃう篠原も、家で寝ている篠原も、全部篠原ともえで、決して偽物ではないんですよ。だから、よく街とか歩いてても、普通に歩いてたりとかすると「あ、篠原ともえだ! なんだ、暗いじゃん」とか言われるんですけど、それはそれで篠原ともえなんで自信を持ってるんですけども。誰に見せてるってなると、本当、誰にも嘘はつかないで、誰にも本当の篠原を見せてますね。
華原:
見せてますか?
篠原:
はい。
華原:
だけど、テレビとかで見てて、アァー!! とかね、いつもね。
篠原:
アァー!! ってやっちゃいますね、つい。
華原:
あるでしょ。それってね、あの、仕事としてそういうふうにしてるのか、それともそれが本当の篠原ともえなのか、みんなはそこを不思議に思ってるとこだと思うのね。
篠原:
テレビとかでは、ほとんどが「ワァーッ」ていう篠原、ワァーッっていう篠原っていう言い方は変ですけど、「ギャァー」っていう篠原、ギャァーっていう篠原っていう言い方も変ですけど、「うん」って篠原もいるじゃないですか。そのワァーッってにぎやかな篠原が、すごい周りの皆さんが喜んでくれるじゃないですか。なんか、そういう義務的なものには感じてないんですけど、本当にテレビとかに出ちゃうと、よく「事務所の方に言われてああやって楽しくしてるの?」とか言われるんですけど、テレビすごいちっちゃい頃から出たかったものだし、すごい出て楽しいものだから、つい「私を見て!」っていうのを表面からなんて言うんですか? 表現しちゃうんですよね。それが叫んでしまったり踊ったりしてしまう篠原なんですよ。だから、特になんか「これは元気な篠原でいこう!」とか、そういう見極めはつけてないんですけど。
華原:
でも、あの、疲れる時っていうのはない?
篠原:
疲れる時ですか?
華原:
私はね、私は、すごくね、自分で自分のことをこういうふうに言うのは変だけど、すごく正直な自分でいたいのね。だからね、辛い時は辛いし、淋しい時は淋しいし、楽しい時は楽しい。全部それはスタッフのみんなとかね、ファンの人とかにみんなに見せてるの。で、歌を歌う時も、例えばファンレターとか来てね、「朋ちゃんこのあいだのテレビ番組見てて、歌っててすごく淋しそうだったんだけど、それはなにかがあったの?」とか、そういう質問とかね、あったりするのね。そういう時って、どうしたらいいのかな?って思うことない?
篠原:
ああ、そういうふうにファンの子にファンレターをもらって?
華原:
聞かれたとかない?
篠原:
篠原ですか? でも、たまにワァーッてなっても、一瞬フッと普通になる時がある らしいんですよ、篠原。自分じゃわかんないんですけど、「ワァー! 篠原ですぅ!! ………ハァッ」ってなってる時が一瞬あるらしいんですね。でも、自分じゃわからないんですけど。でも、元気な篠原を見て元気になってくれる人がいたり、元気な篠原を見て病気が直ってくれる人がいたりとか、それはそれで嬉しいじゃないですか。
華原:
それは、きっとこういうお仕事をしていて基本だと思うのね。だけどね、素直な自分、正直な自分、淋しい時は淋しいしっていうことを、どうしても見せないじゃない。
篠原:
ああ、そういうふうになっちゃってるんですかね? でも、もうそこまで絶望的っ て落ち込むこととか、「ああ、もう私ってダメなんだわ」って落ち込むこととかは、そこまでないんですよね。すぐそういうふうなことがもしあったとしても、多分、自分で楽しいことをやってるうちにどんどんどんどん立ち直っていっちゃうと思うんですよ。でも、あの、すごい何回かバァーッて疲れちゃう時があったとしても、絶対に誰にも見せたくないですね。
華原:
どうして? それは。
篠原:
いや、なんかそういう弱い自分を見せてしまうのは、なんか相手の人に篠原ともえを見せるにあたって失礼だと思います。
華原:
でも、みんなは元気な篠原ともえを見てて、みんなそれはすごく嬉しいと思うんだけど。だけど、逆にね、なんかすごく淋しかったりとか、そういうところを見せたくないって言ったでしょ。
篠原:
ええ、見せたくないですね。恥ずかしいですね、なんか。
華原:
それは恥ずかしいの?
篠原:
ええ。なんかさらけ出すみたいで恥ずかしいです。
華原:
絶対ダメ? そういうのは。
篠原:
え? なんか照れちゃうじゃないですか。だってそういうのとか。なんか恥ずかし いですね。
華原:
恥ずかしい?
篠原:
ええ。
華原:
恥ずかしいっていう表現の仕方がね、朋ちゃんにはわからない。
篠原:
本当ですか? えぇと、恥ずかしいっていうのは、身を隠すみたいな感じです。お よよって。
華原:
どうしてそんなに隠すの?
篠原:
隠しちゃいませんか? 隠すっていうか、もったいないんでしょうかね? いや、もったいないは違いますかね。ちょっぴり自分を100パーセントさらけ出すのは、何となくまだ恥ずかしいですね。
華原:
恥ずかしい?
篠原:
ええ。照れちゃいますね、きっと。
華原:
一人でいる時は何してるの?
篠原:
一人でいる時は、ビデオとか撮ったりしてます。
華原:
家で?
篠原:
はい。
華原:
何のビデオ撮るの?
篠原:
壁とか。
華原:
壁とか?
篠原:
暗いんですかね? 篠原。壁とか自分の顔撮ったりとかして。なんか常に新しい新 しいことをしようと思ってるんですね。で、最近はめっきりコンピューター。コンピューターで皆さんとチャットとかしてらっしゃってたんですけど。今度、自分のプロモーションビデオを作ろうと思って、自分の顔を撮って自己紹介とかして、それを20年後とかに見て、「今のお仕事を楽しんでる篠原は今しかないんだよ」っていうのを記録に残しておこうと思って。いっぱいすごい写真を撮るんですね。とでも、なんか写真よりも動く篠原を今いっぱい撮っておこうかなと思って。ビデオとかで遊んだりとか、けっこう地道な作業をおうちでしてます。
華原:
おうちで泣いたりとかしたことはある?
篠原:
おうちで泣いたりですか? 淋しくて泣いたりとかは、あ、あるかもですね。母親 に電話すると泣いちゃうんですよ、篠原。
華原:
お母さんに電話すると?
篠原:
めっきり。
華原:
どうして?
篠原:
わかんないんですけど、ぜんぜん篠原は一人で淋しくないよって思ってたんですけど、ある日お母さんに電話をしたら、なんか普通の話をしたんですね。普通の「元気だよ」とか「あ、昨日はこういう仕事をしたよ」っていう話をしたんですね。だけど、今までそういう話を普通に毎日一緒にしてたわけじゃないですか。普通に本当にいつも会ってて、いつも話しててって。でも、そういうのがお仕事がチョボチョボあり、そういうのであんまり会えなくなってなんか久し振りって感じてしまったその会話を、なんかジワーンと受けてしまった時になんかとても淋しくなってきて「あ、お母さんなんだな、今、話してる人は。久し振りなんだな」って思った瞬間にウーッ!! とかいってなんか泣いちゃうんですよね。これ、病気なのかなとか思っちゃったんですけど。
華原:
ううん。
篠原:
なんかちょっと素敵ですよね。ちょっといい話。篠原ともえのちょっといい話。いい話ですよね。泣かないで下さい。元気を出して下さい。
華原:
いや、私は元気なんだけど。
篠原:
そうなんですね。だから、もしかして篠原泣き上戸だったりするかもですよ。あと、卒業式の時も泣いちゃいました。
華原:
高校の?
篠原:
高校の。けっこう3月とか4月ですかね、卒業だから。なんか、普通にみんなと喋ってて、本当にそうなんですけど、だったんですけど、卒業の時に先生が前に出てきて、通信簿とか配るじゃないですか。あ、間違えました。卒業証書ですか。卒業証書を配るじゃないですか。で、篠原、お仕事で途中で抜け出さなくちゃいけなくて、「卒業式だけどお仕事だ」と思いながら気持を入れ直して頑張ろうっていう気持で一杯だったんですけど、最後に先生が手招きしてくれて、「ちょっと篠原、来なさい」ってみんなの前に立たされて。「こうやって改めてみんなの前に行くの、なんか懐かしいなぁ」とかって思ってドキドキしてたら、先生が頭をなでてくれて。「よしよし」ってなでてくれて。「今日は篠原はお仕事だから途中で帰んなきゃいけないから、最後に一言挨拶をしていきなさい」っておっしゃったんですね。で、「ありがとう」って言おうと思って、すごい気持を込めて言おうと思ったら、ブワーッて泣いちゃって。なんか、今まで学校とかでも「篠原うるさい!」とか、なんかすごいいじめられてたんですけど、卒業式の時ばかりはすごい優しくて。皆さんが「篠原さよなら」みたいな、素敵な笑顔でみんな篠原を見てくれて。なんかワッて優しさを感じちゃった時にダァって泣いちゃったんですよね。
華原:
歌を歌う時にね、あのね、ファンの人を目の前にして歌を歌うと、すごく優しさとかそういうものが伝わってくるのね。で、私は泣いたことがあるのね。
篠原:
え!? 皆さんの前でですか?
華原:
うん。
篠原:
わぁ!! なんか素敵ですねぇ。うわぁ、泣き上戸ですね。それで? それで?
華原:
それで、それでっていうのはないんだけど、そういうことを感じて欲しい。
篠原:
なるほど。優しさをバーンと受けてないてしまったりとかですか。そういう素敵な波の感情は大切ですよね。篠原もそういうのは、一つ一つ大切にしていこうかと思います。なんかそういうの教えて下さいね。
華原:
でも、基本的にはさ、それはそうだよね。楽しく笑ったりとか、喜んでもらったりとか、それは周りの人に対しては、それは当然のことだよね。それは当然のことだけど、やっぱりふとした瞬間に「あれ?」って、「自分、ちょっと淋しいな」って思っちゃうところを見せたりとかはしない?
篠原:
フッと淋しい篠原をとかですか?
華原:
うん。
篠原:
流し目? え? そういうんじゃなくて普通に? そういうの周りの皆さんに見せる ということですか? でも、今、朋ちゃんがおっしゃってた、すごい淋しい時は見せちゃうとか、そういうのはすごい素直になってらっしゃるじゃないですか。100パーセント自分を出してるということで、すごい素敵なことだと思います。でも多分、篠原は当分そういうのがないと思います。
華原:
当分ないっていうことは、いつかはあるっていうこと?
篠原:
いつかはあるんですかね? でも、そういうのは好きな人とか、母親であったり父 親であったり、すごい信頼できる人の前で初めて出すと思います。
華原:
そうか。基本的にプロデュースするの好きだよね。
篠原:
ロンドンに行ってきて、バァーッて洋服を1日中本当に見て回って。古着を見て「これはこれに合うかな?」っていって、バァーッてお洋服を買ってきて。それを日本にそのまま持っていって、バンドの皆さんに着せて。で、「ここは違う」と思ったら切っちゃったりとか。「ここは違う」って思ったら染めちゃったりとか。そうやってバァーッてバンドの皆さんを彩らせていただいて。なんか、そういうファッション的なプロデュースも音的なプロデュースも、いわゆるトータルプロデュース的なものを初めてやらせてもらったんですよ。恐ろしいですよね。
華原:
そういうのがすごく楽しいんだ。
篠原:
楽しいです。そう、一人の日とにしろ、バンドのメンバーにしろ、どんどんどんどんその人が変わって行くんですよ。最初は「ああ、ちょっと変わって大丈夫かな?」とか不安もあるんですけど、だんだん篠原が手を付け加えたりとか意見を言うことによって、その人がどんどんどんどんカッコよくなったり、素敵になったり、しのランドPUNKに近付いていったりするんですね。そういうのが本当に手に取るように、本当、眺めているだけでわかってくると、すごい自分に自信が付いてくるんですね。そういうのがまた自分にプラスになっていて。だから、今度また2弾3弾て出すと思いますが、そういうのもまとめて篠原でやらせてまたいただけたらなと思って。すごいその分、今回、詞も書いたりとかもやらせていただいたんですけど、本当、すごいいっぱい悩んじゃったりしたんですね。本当に、本当に。「うわぁ! もう書けない!!」ってぜんぜん本当に。ちゃんといいのが書けなくて、スタッフの人に「これはどうかな?」って言われたりとか。そういうのでどんどんどんどん「うわぁ、篠原ダメなのかな?」とか落ち込んじゃうんですけど、なんかどんどんそれが形になっていくごとに、なんかどんどん本当に自信が付いていって。だから、本当は今は悩まずにどんどんどんどん自分の思ったことを意見にして、行動にしてやるようにしてるんですよ。
華原:
前向きだ。
篠原:
前向きですか? 前向き根性ですね。朋ちゃんは前向きですか?
華原:
私? 前向き。
篠原:
前向きですね。前向きですよ。前向きは大切ですね。
華原:
前向きな気持は持とうね。
篠原:
はい、持ちましをょうね、一緒に。
華原:
一緒に。
篠原:
一緒にぜひ。
華原:
今後もずっとそういうふうに自分を自分で前向きに5年後も10年後もシノラーでい るの?
篠原:
5年後とか10年後とかは、まだぜんぜん何にも考えてないんですよ。でも、歌手と して今は篠原が一番やらなきゃいけないことは、歌手としていろんな人に認知されたりとか、篠原の曲をいっぱいいろんな人に聴いてもらえることが、今いちばん篠原にとっていろんな人に伝えたいことなんですね。だからもう一人前の歌手として認められるのは、まだ5年先か10年先かわからないので、そういうのを一通りやり終わった後に、自分の大好きなデザインの職業とかいうものを確実に成し遂げていきたいと思います。歌手っていうのがワァーッ!! って十分になったら、篠原、ロンドンに行ってすごい刺激を受けたんですね。すごい自由な人で、すごい素敵な人たちがいて。ロンドンとかにも行って、なんかすごいファッションのお仕事とかもやろうかなって思っちゃいました。それぐらいロンドンは大きな影響を受けてしまいました。
華原:
これからもどんどんいろんな国に行って、刺激を受けたほうが楽しいかな。
篠原:
ぜひアメリカンやインドや。
華原:
………アメリカンやインド?
篠原:
アメリカンて言いますよね。アメリケン? え? アメリカに行きましょう、一緒に。
華原:
一緒に?
篠原:
あ、嫌ですか?
華原:
ううん。
篠原:
あ、じゃあ一緒に。ヨーロッパやいろんなところに旅立ちましょう。
華原:
旅立ちます?
篠原:
はい。
篠原:
もう超お薦めですよ。超素敵でしたよ、ロンドン。すごい楽しい街でした。
華原:
音楽、なんかコンサートとか見に行ったりとかした?
篠原:
じつは、クラブというものに初めて行きましたよ。日本じゃあ18歳だから、二十歳までは行っちゃいけないじゃないですか。
華原:
うん。
篠原:
行っちゃいけないんですよ、おそらく。いけないんだよ。いけないんですよ。なので向こうで夜にクラブに行ったんですよ、ワァーッとか。そしたらなんか、最初はテクノがかかってるのかなと思って行ってみたんですけど、なんかラテンがかかってて。
華原:
ラテン?
篠原:
ラテンがかかってたんですよ。
華原:
ラテン? ラテンて露店?
篠原:
ラテン。♪ツンタカ、ツンタカ〜とか。ラテン。サバサバしてる感じ。やしの実みたいな感じ。波乗りな感じわかりますか?
華原:
うん。わぁ、通じましたね、きっと。はい。
篠原:
ラテンがかかっていて、♪ツンタカ、ツンタカ〜いっていて。で、なんかみんな真剣に踊ったりとかしてるんですね。腰とかクネクネしちゃってて。そういうところでは、ラテンはまだこれから篠原携わっていこうかなって思ったんですけど、ちょっと早いなと思って、とりあえず抜けて。違うところのクラブのほうに行ったら、なんかロックがかかってて。なんかクラブっていうか、ライヴをやっていたんですね。すごいちっちゃなステージで、本当、お客さんは数人しか来てなかったんですけど、なんか本当、どうにかなっちゃってるみたいに踊ってるんですね。そのワァーッて演奏してる人の前で。なんか、そういう気持いい人たちがバンドを一生懸命してて。で、篠原なんか本当に初めて会う人で、国も違うにのパーッて走ってきて、なんか腕をつかまれて「俺たちの音楽で楽しんでるかい?」っていわれたんですよ。で、なんか篠原その時はどうしていいんだかわかんなくて、ただただ見てたんですね。そしたら「もっと踊りなよ。俺たちの音楽でもっと楽しんでくれよ」っていわれて。
華原:
英語わかるの?
篠原:
ぜんぜんわかりません。訳してもらって。多分そんなことをいってたんですよ。「ヘイヘイ」って。「ヘイ、レッツウィン」とか、わかんないですけど、そんなこと言ってて。なんかその通訳の人がいて、三角関係の関係で通じてもらったんですね。そしたらもう、そういって堂々と知らない人で国とかも違うのに、堂々と「俺たちの音楽にはすごい自信があるんだよ」っていう眼差しでワァッ!! とか来た時に、すごいショックを受けて。
華原:
ショックを受けたのね。
篠原:
ショックっていうか衝撃ですね。
華原:
うん、わかる。
篠原:
バンッてきて、「本当にこれぐらい自分の歌に自信を持ってなきゃ音楽は楽しめないんだな」って思って。そこのクラブにいて、ショボンとか考えちゃいましたね。
華原:
考えた? 刺激を受けた?
篠原:
刺激を受けました。ロンドンぜひ行って下さい。街並も素敵でした。
華原:
じゃあ、これからも篠原ともえは頑張って前向きに明るく素直なともちゃんで。
篠原:
ともちゃん。そうです。ともちゃんですよ。
華原:
ともちゃんでしょ。
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