MUSIC CLAMP

Vol.70

FACTORY TALK


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FACTORY TALK :森雪之丞 with ムッシュ


ムッシュ=ムッシュかまやつ
森=森雪之丞

ムッシュ:
まあ、天使が本当にいるのかいないのか?さして重要な事ではないとおっしゃっている今日のゲスト、森雪之丞さんです。

森:
こんばんは

ムッシュ:
今日、一流のサーファーだな!と思います。

森:
なんですか?それ…サーファー?

ムッシュ:
うん、サーファー。 ソリッドな、何て言うの?電波受け皿を持ちつつの好奇心を失わないで…

森:
好奇心を失わないっていうのは僕、かまやつさんから学んだんです。かまやつさんのフットワークの良さったらないじゃないですか?

ムッシュ:
そうですかねえ、ありがとうございます。どういう生活ですか最近?

森:
う〜んと、まあ、今日こういう所に出てきた!それが理由なんですけれど、4年ぐらい前から渋谷の「ジャンジャン」で、これは誰に言われたわけではなくて、朗読の会を自分で始めてみようと思って…。で4年ぐらいたちましたのでCD化したんです。なもんで、今までのアーティストに詞を提供するという作詞家のスタンスと別にいわゆる「ポエトリー・リーダー」っていう「リーダーReader」と呼んでいるのですけれど、ま、そっちの方の活動も今、色々あります。

ムッシュ:
僕はあの、CDを頂いてFirstAlbumって書いてあったから、いよいよバニートーキンも歌を歌うんだなって思ったの。

森:
ありがとうございます。

ムッシュ:
そしたら詞の朗読。

森:
そうです、はい。

ムッシュ:
歌は歌わないんですか?

森:
えっと…、今回ね、その自分が詞を読むって言うことで、とにかくかまやつさんがおっしゃってくださったみたいな、いわゆる「サーファー」?いろんな所を滑り抜けるって言ったら変だけど、そうだったのかもしれないな、とは思うんですよ。自分の感覚の中では、ただ朗読と言うことは、ある種自分の中のすごいベーシックな部分にもう一度、ちゃんと自分のイスを自分で作りたいな…と、そのイスはひょっとして滑車がついててサーフィンじゃないけど、そのイスの後ろにゴロゴロ行くかもしれないけれど、今までみたいに体中動かして、サーフィンしなくてもちゃんと自分が坐ってられる場所?それは小さい場所かもしれないけれど、それはとりあえず遅いかもしれないけれど、とりあえずやっておかなければ行けないことなんじゃないかな?って最近凄く思うんですよ。

ムッシュ:
定期的にそういう音楽を作ったり、GIGみたいなものを続けたり…

森:
とりあえず4年続いたので、まあ何とか「ジャンジャン」ではやってくれると思うんですけど、とにかく今回「布袋くん」が音楽やってくれたんで、今までに自分がやっていた朗読の会よりはもうちょっとラップじゃないですけれど、僕の意識の中ではラップと朗読の中間ぐらいの感覚があるんですよ。日本語のラップというのは、きっと、ラップであるがゆえに、凄く束縛されている部分があると思うので、できればそれをもう一歩プリミティブにして、朗読を選んだんですけど、ま、それはロックとセッションしていく言葉、唄うんじゃないんだけれど、ロックセッションしていく何か、時間、そういうものは自分の中に持っていたいな、と。

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