MUSIC CLAMP

Vol.70

CLAMP TALK


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CLAMP TALK :SPEED



中居=中居正広
新垣=新垣仁絵
上原=上原多香子
今井=今井絵理子
島袋=島袋寛子

中居:
中学も一緒で、学校も一緒で、住んでるところも一緒で。

新垣:
もう全部一緒なんです。

今井:
兄弟みたいだね。

島袋:
ね。

中居:
それ、嫌じゃない? 

一同:
ううん。

新垣:
嫌ではないよね。

今井:
嫌じゃないね。

島袋:
けど、学校行くようになって、またそれぞれ友達が出来たから、話題が増えたことは増えたけど。前までは一緒にいたからね。

上原:
ずっと一緒だったから話題がなかった。

島袋:
話題がなかったね。

今井:
いつも過去の話を振り返ってばっかりで。

新垣:
そう。

島袋:
「あの時はこうで楽しかった」とか。

今井:
「楽しかったね」とか。

島袋:
「話がもっといっぱいないのかなぁ」とか言って4人で悩んでたんですよ。

中居:
だって、まだ過去を振り返るって、そんなにまだ過去いっぱいないよね?4人の過去っていっても、1年2年前の話でしょ?

島袋:
そう。同じ話を何度も何度もしてたね。

今井:
そう。で、盛り上がってた。

中居:
何でも楽しいんだね。そう、SMAPが結成されたのは、もう10年前なのね。

島袋:
10年!? 

今井:
10年!? すごい! 

中居:
そう、だから中居さんがちょうど15歳の時。だから、ちょうど仁絵ちゃんと同じぐらいの時かな。で、慎吾君が小学校6年生だったから。ちょうどだから同じぐらいの感じなの。だから、SPEEDぐらい、そんなにまだぜんぜんメジャーじゃなかったけども。だから控え室いた時とか、スタジオに入ってきた時とか見ててもね、SMAPとちょっと似てるとこがあるんだよね。

今井:
あの、もうちょっとおとなしくしようと思ったんですけど。

中居:
いやいや、そんなもう、本当、みんなと同じぐらい馬鹿でねぇ………、いやいやいや。

上原:
言われた! 

新垣:
仲良いんですか? 

島袋:
仲良いんですか? SMAP。

今井:
SMAPさんは。

中居:
SMAPねぇ。だから、もう10年でしょ。仲が良いとか仲が悪いとかね、もうそういうんじゃないんだよね。だから皆もね、4人とも10年も経てばね、わかると思うんだけども。だから、日頃は喋んないのね。喋らないこともあるの。例えば歌番組なんかでさ、リハーサルとかあるでしょ。となり座ってるじゃん。みんな個人個人で普通にボケーッとしてんのね。そうすると、やっぱりほら、日頃テレビではバァーッと仲良くやってて、ああいうところで喋ったりしないと「あ、あいつら仲悪いんだよ」とか言われるけど、べつにね、仲悪くはないの。喋んないこともないしね。もちろん喧嘩も、もう最近しないけどもね。仲悪くはないかな、SMAPは。

島袋:
SPEED仲良いもんね。

今井:
いいもんね。

島袋:
毎日お話してるもんね。

今井:
そうだよね。

中居:
俺なんかもだから、昔はこんな感じだったよ。ずっとみんなでくっ付いててね、そんな感じだったと思う。
ねぇ、いちばん最初に聴いた音楽って覚えてる? じゃあ、お姉さんからいこうか。

新垣:
いちばん最初? 

中居:
なんかさ、昔でも最近でもいいけど、テレビ見てさ、「この音楽、この歌いいな」って思った歌ってある? 

新垣:
光GENJIさんの、何だっけ? 

上原:
「ガラスの十代」? 

新垣:
「ガラスの十代」。

中居:
あれでも10年ぐらい前だよね? 

新垣:
うん、10年ぐらい。

島袋:
寛子2歳の時だ。

新垣:
じゃあ、5歳? 

中居:
小学校1年生とか幼稚園の年長さんとかね。

新垣:
はい、歌ってました。

中居:
その時がいちばん最初に自分でなんか敏感になった歌なんだ? 

新垣:
ううん。他のやつもあって。

中居:
他のやつ何? 例えば。

新垣:
ランバダわかりますか? 

中居:
うんうん。ランバダ。

新垣:
それが好きで。

島袋:
腰振りマン。

新垣:
いちおう、アダ名が腰振りマンなんですよ。

上原:
腰振りマン。

島袋:
ダンス見てると、なんかすごい腰を使うんですよ。

新垣:
腰を使うんですよ、よく。だから、それで。

島袋:
それでよく聞いてみたら「ランバダ踊ってた」とかいうから。

新垣:
すごい好きで。♪チャーチャ、チャチャチャ〜って。

島袋:
踊って。

上原:
見せて。

中居:
へぇー。二人は好きなアーティストっているの? 憧れてる人とか。

上原:
憧れてる人は……?

新垣:
いなかった。

中居:
いなかった? 

島袋:
その頃はね。

新垣:
今はね、いるんだけど。

中居:
今、誰? 

一同:
TLC。

中居:
あ、みんな一緒なの? 

新垣:
すごい好きなんです。

上原:
スゴい好きです。

中居:
でも、あ、あの人たちって何人? 

一同:
3人!! 

中居:
3人だよね。

島袋:
中居さんわかりますか? TLC。

中居:
いや、知ってるよ。TLCでしょ。TLCはスゴいよね!! 

一同:
歌はわかりますか? 

中居:
知ってるよ。なに言ってんの!? 

上原:
じゃあ、何が好きですか? 

島袋:
どういうとこが好きですか? 

中居:
うーん? TLCっつったらやっぱり………、え? シングル? アルバム?

今井:
アルバムですね。

中居:
アルバムはね、TLCの4曲ぐらいのやつ何て言ったっけな? 

島袋:
題名を。

中居:
なんだっけな………? 「TLCバンザイ」とか、そんなんなかったっけ?

一同:
そんなのないです!! 

中居:
なかったっけ? 

島袋:
わからないていうことがね、判明しましたね。

中居:
はい、ぜんぜん知らないんですけども。憧れてるんだ。

一同:
はい。

中居:
自分たちで、自分なんかの踊りに組み入れたりするの?

島袋:
あ、肩の。

新垣:
肩でとるリズムとか。

島袋:
今、肩を使った踊りをやってるんですけど、それをTLCを見て「やりたい」って思って。

中居:
やっぱりお仕事してるとね、例えば、放課後、遊びたいとかってあるでしょ。友達と遊びたかったり、例えばどっかにカラオケ行ったり、ゲームセンター行ったりっていうさ。そういう自由って効かなくなっちゃうじゃない。そういうのって嫌じゃないの? 

今井:
でも、遊びたいとかって思わない。仕事が楽しい。

島袋:
いろんな方に会えたり。こうやって好きな歌とダンスやっていれるから思わない。

中居:
そうか。仕事っていう感覚がないでしょ? 

一同:
ない。

島袋:
自分の好きなことやってるって。

新垣:
好きなことしてるって感じ。

中居:
いい世界だろ? これでお金もらえるんだぜ。将来はどうしたいの? 何かなりたいものとか。将来って言っても、本当にすごい先になるかもしれないけども。

新垣:
21世紀? 

中居:
21世紀とかにもなるかもしれないけど。

島袋:
21世紀で16なんですよ。

新垣:
19。

上原:
18。

今井:
17。

中居:
21世紀っていっても、あと3年4年あるけども。3年4年後っていったら、まだSPEEDとしてやってるかもね。ずっとSPEEDとして、ずっと踊り続けたいの? 

今井:
まだわかんない。

島袋:
そんなこと、まだ考えてない。

新垣:
先のことはわかんないね。

上原:
うん。

中居:
今は与えられたことを、とにかく精一杯やっていくだけだ。

一同:
そう、精一杯。

中居:
仕事以外に何か楽しいことってないの? 学校と仕事と。

島袋:
あの、SPEED、流行に乗るの遅くて、今ごろプリクラ好きなんですよ。

今井:
そう、プリクラ撮るのハマってます、今。

中居:
4人で? 

一同:
はい、4人で。

島袋:
たまにしか行けないから、たまにまとめて何回もやるんだよね。

今井:
そうそう。

島袋:
20回ぐらいバーッてやっちゃうんだよね。

中居:
4人で行くの?

一同:
4人で。

島袋:
あ、けど、渋谷とか、そういう人がいっぱいいるところじゃなくて、ぜんぜん人が使わなそうな。

中居:
例えば? 

今井:
カラオケボックスのなかの。

島袋:
中の隅のほうにあるプリクラとか。

新垣:
ラジオ局にあるプリクラとか。

上原:
わざわざ買いに行ってね。

中居:
そうだよね。ワーッてなっちゃうもんね。じゃあ、外じゃあフラフラしてることっていうのはあんまりないんだ? 

今井:
ないですね。

島袋:
このあいだ渋谷出てったら、ぜんぜん買い物できない。

中居:
なんで? 

島袋:
みんな走り回って。

上原:
走り回って。

中居:
なんで? 

今井:
追いかけてくるんですよ、ファンが。

中居:
ファンの子いっぱいいるもんね、渋谷いればね。

島袋:
だから、逃げるのでね、精一杯で。

新垣:
逃げるので精一杯。

今井:
クタクタになって帰ってきちゃうんですよ。

中居:
逃げるので精一杯だよね。ワァーッてみんな来るんだ。

一同:
そう。

中居:
「わぁ!! 来た!! 逃げろ!!」って?

今井:
でも、楽しいですよ。

島袋:
面白いですよ。

今井:
面白いんですよ。

島袋:
逃げ回って。

中居:
追われるのも楽しいんだ。

上原:
スリルがあるよね。

中居:
だって、嫌じゃんか。

島袋:
学校帰ったあととか、必ず近くにいるんですよ。そうするとスリルがあって楽しいんですよ。

上原:
見つからないように裏口通ってくとかね。

中居:
そんなの楽しいか? 

今井:
うん、楽しいですね。

中居:
追われてるってことは、だから、追われてるから逃げてるんでしょ? 嫌だから逃げるんでしょ? それが楽しいの? 

島袋:
嫌なんだけど、学校帰る時に、私いつも一人なんですよ。だからつまんないんだけど、そういうのがあるとスリルがあって面白い。

中居:
そんなこと言っちゃダメだよ。みんな来ちゃうじゃないか。「SPEEDを楽しませてあげよう」みたいな。

島袋:
でも、機嫌悪い時は、すごい怖いんですよ。朝とか。

中居:
眠たいよね。

島袋:
いつもは「SPEEDですか?」とか言ったら「あ、そうですけど」とか言って、「でもごめんなさい」とか言うんだけど、前なんか「SPEEDですか?」っていったら「違います」とか言って。

中居:
まあ、顔見ればわかるんだけどね。

新垣:
機嫌悪いよね。

今井:
朝はダメ。

中居:
みんな?

上原:
もう、みんな一言も喋んない。

新垣:
喋らない、朝は。

今井:
そう、何にも喋らない。

中居:
なんで? そんな機嫌悪いの? 

島袋:
機嫌悪い。

中居:
なに? みんななんで? 眠いから? 

新垣:
寝起きが悪いんですよ。

上原:
寝起きが悪い。

中居:
SPEEDもずっとこのまま行くんだろうね。好きなことやってね。でも、中学とか高校生とかになると本当ね、いろいろなことがあるからね、みんな仲良くやったほうがいいよ。

今井:
仲良いもんね。

上原:
仲良いよね。

中居:
多感な時期ってほら、いろんな友達と会って、いろんな人と会うでしょ。絶対ね、どっかでね、こじれちゃったりすること絶対あると思うの、今後。SMAPもそういうことあったからね。そういう時、ちゃんとね、お話し合いしないとダメよ。

島袋:
ミーティングある。

上原:
ミーティングしますけど。

今井:
毎日しますよ。

中居:
なに? ミーティングって? 

新垣:
好きに集まって。

島袋:
話し合いするんですよ。

中居:
どんな話し合い? 

今井:
「寛ちゃんのその悪いとこは、ちょっと直したほうがいいんじゃない?」とか。

中居:
ホームルームみたいなもんだ。

一同:
そう。

上原:
そういう感じで。

新垣:
意見を主張して、みんなで話し合って。

中居:
例えば「あんた嫌いなのよ」とか?

新垣:
そういうのはないんだけど。

中居:
「このあいだのここは、ちょっと良くないと思うよ」みたいなこと? 

上原:
そう。そういうとこ。

島袋:
「そこを直したほうがいいよ」とか。

中居:
「なんだよ!!」とか思わないの? 

島袋:
はじめ聞いてる時は「そうかな?」とか思うんだけど、よく考えてみると「ああ、そうだなぁ」って。「直さなきゃな」って。

中居:
カチンとこない? 「あんたに言われる筋合いはないよ」って。

今井:
切れる時もあるけど。

島袋:
切れない時もある。

中居:
切れる時もあるんだ。

島袋:
切れる時は黙ってる。

今井:
そう、黙って。「はい、はい」。

島袋:
「聞くもんか」とかって思ってるんだけど。

今井:
よく考えてみると、「ああ、そうなんだな」とか思います。

新垣:
でも、また次の日はね、あっさりしてますよ。

上原:
「おはよう」って。

今井:
あっさり。

島袋:
SMAPはしないんですか? 

中居:
ミーティング? 

新垣:
いいですよ、ミーティングは。

上原:
いいですよ。

今井:
お勧めします。

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