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Vol.67

FACTORY TALK


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FACTORY TALK :三宅伸治


近田=近田春夫
三宅=三宅伸治

近田:
えーと,今晩は,「三宅伸治」さんです.

三宅:
こんばんは!

近田:
こんばんわ!始めまして,よろしくお願いします. 最初にそのもう,ものごころ付いたときからブルースってもんにガーンと打ちのめされたわけ?それとも何かいろいろあってそこに行き着いたの?

三宅:
うーん,ほとんどいきなり「ガーン」という感じはありました.

近田:
いくつぐらいから?

三宅:
えっ,小学校6年とか.

近田:
小学校6年で,どういうところでブルースを耳にすることができたの?

三宅:
えー,一番最初にガーンと来たのは,あの「テキサスブルース」の「カントリーブルース」のライトニー・ホプキンスっていう,で,まあカントリーブルースですからドラムとかないんですね!んで,それナンジャコリャっていう.

近田:
じゃ,ブルースで最初に自分で引きながら演奏する,演奏しながら歌う歌っていうのかな?自分で覚えた曲って覚えてます?

三宅:
まね事ですけど,そのライトニー・ホプキンスの「MOJO HAND」っていう…

近田:
あー,有名な曲ですね.

三宅:
♪MOJO HAND〜,うん何だろうって思って”MOJO HAND”って.

近田:
何なの?

三宅:
なんかあの,こう…,呪いのかかったとか,悪魔の…,あのちょっとスラングなんですけどね,"MOJO"っていう言葉が.そういう手だっていう.

近田:
ブルースって言う言葉もさあ,結構定義によっていろんなふうに言えるじゃない?例えば,なんて言うの,コード進行がちゃんとこうじゃなけりゃいけないとかね,そこら辺をどういうふうに君はブルースをとらえてるの?

三宅:
エルモア・ジェームズとか,エルダーズとか,まあ,それこそ,ロバート・ジョンソンであるとか,そういう人たちっていうのはもちろん,いろんな要素があるんですけど,「ONE&ONLY」っていうか,まあ誰にでもできない1このものがあるじゃないですか!それって,その人は死ぬまでその世界の動きに世界を相手に戦っているようなカッコ良さがあるんですよね!そのカッコよさがある音楽はブルースじゃないかなって.

近田:
アルバムのことをちょっとね!口で説明するのは難しいかもしれないけど,どんな感じか教えてくれますか?

三宅:
今回はその,THE TRAMPっていう,僕の遊び場みたいな感じで,そこにいろんな人たちに遊びに来てもらって,曲を仕上げていくっていう…,まあバンドでもなくて,セッションでもなく,今までになかった形だと思うんですけど.

近田:
で,どうでした?つくってみて,ここが聴かせ処っていうか,なんか自分で,ここが面白かったね!!っていうところはどんなところがあったの,今回?

三宅:
やっぱりね,みんな,なんか器がでかいなぁーって思って.

近田:
うん.

三宅:
うん,なんか…なんか僕より一生懸命やってくれてるみたい.

近田:
でもそれは,なんて言うんだろうなぁ,人徳って言うか,きっとね,みんな,君が好きだからやってくれたんだと思うんだけれども.レコーディングは日本で全部やったの?

三宅:
ええ,夕方,昼過ぎから適当に飯食ったり,まぁうだうだしたり,途中でビール飲んだり,何かしてうだうだして,次の朝10時くらいまでやってたりとか.

近田:
朝の10時までやってたんだ.で,次の日はどうするの?

三宅:
次の日は,まぁ,夕方から,また朝までやって,なんかレコーディングっていうか,遊んでいる感じがするよねー.

近田:
いいレコーディングだったんだね〜.

三宅:
うん,サイコーに楽しかったっすよ.

近田:
そうかぁ〜.

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