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Vol.63

FACTORY TALK


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FACTORY TALK :桜井秀俊&パイオニア・コンボ


近田=近田春夫
桜井=桜井秀俊

近田:
こんばんは、今日はパイオニア・コンボの皆さんの出演です。と言いつつ「桜井」ひとりしかいないんだよね?

桜井:
はい、よろしくお願いします。

近田:
あれだけのメンバーを集めるの、大変だったんじゃない?

桜井:
いや、真心ブラザーズとかやりながら、都内のライブハウスとかぶらっと遊びに行ってて「この人のベースはいいな」とか「サックスいいな」とか「うぃ〜す」とか言って友達になるじゃないですか?それで何か一人づつ連れ込んでたら、こんだけ多くなっちゃった…っていう。単なる「一緒に遊びにおいでよ」みたいな感覚でやってたら、その元のバンドが解散しちゃったりとか、よくあある?大変ですよ。

近田:
俺も結構経験あるんだよ。バンドってさあ…。結局居たくなくなったらやめるよ。だから俺も最初にさあ、ビブラ作った時に、やっぱり他に結構みんな、バンドやったり…仕事やってるじゃん。そうすっとさあ、最初始めた頃は、練習やるから、やっぱり、一番最初はさあ、俺のが年上だから、一応義理で来るじゃん?ところが段々練習が面白くなってくると、段々こっちのスケジュールばかりを優先してくれるようになってくれる訳よ。

桜井:
わかります

近田:
あれって結構、快感だよね。

桜井:
凄いわかりますよ。

近田:
って気が付いたら、どうなってんのかなあ?って言うと、いつのまにかうちのがメインになってたなあ…みたいなさあ、全く同じだね、それは…。

桜井:
後、練習が楽しいってのは、すごい大事ですよね。

近田:
確かにステージってものはさあ、大きなものだけど、練習が楽しくなかったらその先はないよね。

桜井:
うん、本当に。

近田:
ねえ、僕はねえ、来る前にCDを聴いてて本当に「桜井って独特のスタンスだな」て思ってて、これは本当になかなかないタイプで、こういうジャンルは何て言うんだろうな?って考えた訳。自分なりに…。で、新しいジャンル名を考えて…「フォークダンス・ミュージック」

桜井:
フォークダンス…いいっすねえ

近田:
フォークダンスじゃないよ、フォーク・ダンス・ミュージック!いいでしょう?これ?

桜井:
いいっす、いいっすねえ…

近田:
プレゼントします。

桜井:
ありがとうございます。使っていいっすか?

近田:
いいよ!もちろん!

桜井:
やったー、うれしー!!

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