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Vol.59

CLAMP TALK


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CLAMP TALK :忌野清志郎 & 篠原涼子



中居=中居正広
忌野=忌野清志郎
篠原=篠原涼子

忌野:
あけましておめでとう、涼子。

篠原:
あけましておめでとう、キヨシ。

中居:
なんかアツアツ。何ですか?それ。

篠原:
あ!いけない、こんな。

忌野:
いけない、こんな。

(手をつないでいる二人)

篠原:
見せちゃいけないのに。

忌野:
これ、本番ですか?

中居:
本番ですよ。

篠原:
あ、そうか。じゃあ、なるべく離しとこうか。

忌野:
ちょっと離そう。

中居:
あ!?ちょっと、なんですか?それ。

忌野:
………な、なんでもないよ。

篠原:
なんでもないよ。

中居:
二人はなんですか?

篠原:
「なんですか?」って?

中居:
お二人はなんで一緒になちゃったんですか?

忌野:
いやぁ。

篠原:
たまたま。

中居:
清志郎さんは、いいんですか?

忌野:
すごくね。

篠原:
なんでそういうこと言うの!?いらんこと言わないで!ダメ!!ダメだよ、言っちゃあ。いらんことを。

中居:
もう自分の頭の中ではOKサインが出たうえでの?

忌野:
ええ。すごくね、愛してんの。涼子のこと。

中居:
愛があります?

忌野:
はい。そうだね。

中居:
篠原さんも清志郎さんに対しての愛はあります?

篠原:
当り前ですよ。

中居:
そういうのってテレビで言っちゃっていいんですかね?

忌野:
いけないんだよね。本当は。

中居:
いやいや、本当、最初はあのね、まあ、去年になりますけども、一緒にデュオと してやるって聞いた時には、やっぱりこれは僕だけじゃないと思うんですよ。まわりの 音楽界の音楽やってるスタッフの人もそうでしょうし、やっぱりそれを聞いてる視聴者の人もそうだと思うんだけども、何故こういう組み合わせで?

篠原:
こういう組み合わせになったか?

中居:
うん。

篠原:
それは、私がちょうどあれ、どこだったっけな?

忌野:
東京タワーで。

中居:
東京タワー?

篠原:
東京タワーでちょっとね、なんだったけな?行ったんだよね。そしたら偶然歩いてて「ああ」って思って。「カッコいいのがいるなぁ」って。

中居:
え?清志郎さんが歩いてたんですか?

忌野:
そうです。

篠原:
「カッコいいのがいるなぁ」ってふうに思って、ちょっとナンパしてみようと思って。逆ナンしちゃった、初めて。

中居:
それで成功したの?

篠原:
そう、成功したの。「今、あいてる?」とか言って。………ちゃんと言ったほうがいいかもね。

忌野:
うん。

中居:
なんだ?ボケなんだかわかんないじゃないか。

篠原:
違う。たまたま私、清志郎さんのすごい昔からの大ファンで憧れてて。で、ある番組で清志郎さんがゲストに遊びに来てくれて。で、その時は大人数だったし、テレビだったし、1対1で話すことが出来なかったんだけど。じゃあ、1対1で話をしてみたいから、私のやってるラジオ番組に、ぜひゲストで来てもらおうっていうリクエストして。そしたらね、本当に来てくれて。そこがもうすごいなって。

中居:
そういうのって、普通、すぐにOKするもんなんですかね?以前から篠原さんのことは?

忌野:
もう、大ファンでした。

篠原:
うそばっかし!!

中居:
そのへんは、ちょっと怪しいですね。

忌野:
あの、僕、芸能人て嫌いなんですけど、キムタクと篠原涼子は好きだったんですよね。中居君もでも、このあいだ良かった。

篠原:
「ナニワ金融道」。

忌野:
「ナニワ金融道」見たら。

中居:
あ、見ていただけましたか。

忌野:
すごく良かったです。

中居:
そうですか。ちょうど篠原さんも。

忌野:
最初のリハーサルのスタジオで来てもらって、バンドで一緒にやったんですけど、それでもうバッチリ。「あ、これはバッチリだ」と。

中居:
いける!と?

忌野:
うん。いけると思いましたね。

中居:
確信みたいなものは。

忌野:
うん。

篠原:
そうか。

中居:
ね、ロック初めてだって言ってましたし、その声質だったり気持ちだったり、そのジャンルにね、向き不向きがあるじゃないですか。優しい声の人がロックっていってもおかしいんじゃないかとかね。その声質に対しての向き不向きがね、篠原さんにはロックの経験がないっていうのもあったんですけども、ちょっと抵抗があるんじゃないかなと思ってたんですけど。

忌野:
あの、うん、でも、なんて言うのかな?あのさ、けっこうだから、なんて言ったらいいのかな?この涼子の声には何かがあると思ったのね。

篠原:
何かがあると。

中居:
何かがある?

忌野:
そう。だから、わりとキーの高いところでバァーッとシャウトさせたらね、すごくいいんじゃないかと思ったんですけどね。面白いんじゃないかと。

中居:
比較的まあ、優しい声っていうかね、穏和な感じがするイメージがあるんでね。

忌野:
まだ猫かぶってますからね。歌い方からして。

中居:
出せば出ます?

忌野:
出ます出ます。

中居:
出させようとすればロックの声になったりします?

忌野:
うん。するする。

篠原:
する?

中居:
へぇー。初めてですよね、篠原さんにとってもロックって。清志郎さんに前から憧れたってね、なんかその、なに?音楽が好きだったの?

篠原:
えぇとね、音楽はあまりわかんなかったんだけど、なんか雰囲気がね、すごい好きだった。

中居:
雰囲気。

篠原:
うん。元々ね、うちのお兄ちゃんが好きだったの。

中居:
清志郎さんのこと?

篠原:
うん。で、その時、私はまだ小学校4年生とかそういう感じだったんだけど。でね、その時にお兄ちゃんが清志郎さんの真似をして、よくメイクとかして。

忌野:
メイクして学校行ってたらしい。
ミステリーボイス
ON AIRで気が付かれたでしょうか?実はここに変な声が入っています.
人の声らしいのですが,編集の時までだれも気がつきませんでした.スタッフの間では中居くんの声かな?という意見が有力ですが.

篠原:
して登校してたんだけど。そういうのとか私が見てて、で、「誰の真似してんだろう?」みたいな感じで。そしたらビデオとかいっぱい借りてきたりとかしてて。で、「ああ、この人なんだ」って思って。で、その時に忌野清志郎さんていう人の存在を知って。なんか「すごい派手ですごいことしてる人なんだな」みたいなところから興味を持ちだして。で、大人になっていって、東京に出てきてから、どんどんなんかね、興味を持ち出してね。それで、なんか番組で会った時はね、「もう、この私とキヨシは結ばれた仲ね」みたいな感じの気持ちになっちゃって。

中居:
へぇー。

篠原:
これはもう、声を掛けとかなきゃいけないと思って。で、清志郎さんに「一緒になって下さい」って言ったんです。

忌野:
ああ、そうですか。

篠原:
「あ、そうですか」って言わないで!!

中居:
いろんな僕も友達だったり、芸能人同士でね、男女の関係っていろいろ見てきてますけど、なんか、なんでしょうかね?

篠原:
なんか変な感じ?

中居:
なんか、変な感じ。

篠原:
どういうふうに見える?じゃあ。

中居:
援助交際っていうのかなぁ?

忌野:
なんだい!?それは。なんだ?そらぁ。

篠原:
援助交際?

中居:
恋愛が成立してもおかしくないなって思っちゃいますもんね。二人の仲に。

篠原:
あらららら。

中居:
だってあの、清志郎さん、僕、昔、覚えてるんですけども、坂本龍一さんと「い・け・な・いルージュマジック」歌った時に、あの時もそうだったんですけど、キスしてましたよね。

忌野:
はい。

中居:
演奏中。

忌野:
ええ、そうですね。あれはまあ、仕事でしてたんですけど。

中居:
まあ仕事で、演出上のことだと思うんですけども。で、今回のも?

忌野:
今回は自然になんか。

中居:
今回は自然ですか?

忌野:
ええ。

中居:
空気のおもむくままに?

忌野:
そうです。

中居:
そういう雰囲気になって?

忌野:
うん。

中居:
演奏に頭がいっぱいで、それどころじゃなかったりしません?

忌野:
いや、もう、涼子のことが頭にいっぱいで歌どころじゃない。ね?

篠原:
うん。

忌野:
愛してるよ、涼子。

篠原:
愛してる、キヨシ。

中居:
………僕、邪魔ですか?なんか変な感じですね。

忌野:
今年も変らないよ、僕の気持ちは。

篠原:
私も変んないよ。

中居:
二人なに?付き合ってるんですか?これは。

忌野:
そうだよ。

篠原:
そうだよ。当り前じゃん!

中居:
チューもしてましたもんね。

忌野:
チューしてんだけど、あんまり映んないんだよな。

篠原:
そう、いつも映んない。

中居:
あ、テレビ上で。

中居:
何がしたくて、何を求めて二人でと思いました?

忌野:
ん?

中居:
ただ篠原さんは清志郎さんが憧れの人でもあったり、まあ好きな人であったり。まあ、だから一緒に何かやりたいっていう気持ちはあったと思うんですけど。清志郎さんは、これをやることによって、何かやっぱりありますよね?何かを感じたい、みたいな。

忌野:
ああ、やっぱりね、画期的なデュエットをやりたかったんですね。

中居:
なんか、この番組ふざけてます?

篠原:
ふざけてないよ、ぜんぜん。ふざけてないよ!

中居:
なに話そうかなぁ?

篠原:
ってなるよね。

忌野:
だからさ、画期的なデュエットを作ろうと思ったの。

中居:
画期的。

忌野:
うん。

篠原:
画期的。

中居:
活気がある。

忌野:
活気があるじゃなくて。画期的な!!

篠原:
なんだ!?おめぇはよぉ!!

忌野:
今までなかったようなさ、男女のデュエットって言うんでしょうか。その感じをなんとか作りたかったんですけどね。で、コンセプトはイチャイチャするっていうのが。

中居:
イチャイチャ。

篠原:
イチャイチャ。イチャイチャ。

中居:
でも、やっぱり新しいですよね。見るからにもちろんそうですし、音楽的なこともそうかもしれませんしね。 (イチャイチャしてる)

中居:
………もう何?本当もう、すごい気になるんだよね。

篠原:
いつもと違うほうの手だからね、なんか今日はすごい気になっちゃう。

忌野:
そう、俺も気になる。

中居:
もう身体全部、篠原に向かってますしね。

忌野:
そうだよ。もっとくっつこう。

中居:
………僕、帰ろうか?二人のがいい?

篠原:
でもね、清志郎さんがね、ライヴに来た時のね、私の学園祭にゲストに来てくれたの。その時に、男の子のファンの子も、ずっとふくれっ面でね。男の子が。で、拍手しないで。で、笑顔送ったら、「はいはい」って感じになっちゃって。

中居:
そんなに好きなんですね。

忌野:
はい。

中居:
え?お二人の年齢差なんですけど、篠原さんは今お幾つでしたっけ?

篠原:
23です。

中居:
23。清志郎さんは?

忌野:
僕は45です。

中居:
ほぼ倍ですよね。

忌野:
うん。

篠原:
そうですね。

中居:
その年齢差の、年齢のギャップみたいのは感じないんですか?

忌野:
ぜんぜん感じないもんねー。

篠原:
感じないねー。

中居:
何を話します?

篠原:
そうだな、何を話すかな?

忌野:
何かな?

中居:
行くとこまで行っちゃったらどうですか?

忌野:
そうですね。

中居:
愛してるんですよね?

忌野:
はい。

篠原:
うん。

中居:
お互い、相思相愛ですよね?

篠原:
はい。

忌野:
うん。

中居:
こういうね、多分ね、僕がドギマギして、司会したりインタビューする日とがドギマギするのを楽しんでるんじゃないですか?

忌野:
ああ、それもあるね。

中居:
……僕、おちょくられてるのかな?

忌野:
いやいやいや、そんな。

中居:
へぇー、面白いですね。2枚目、作って下さいよ。2枚目。なんかぶち壊すようなやつ。「おめぇら、ふざけんじゃねぇよ」的な。「俺らはナメてんでぇ」っていうの。

篠原:
なに?それ。

中居:
そんなようなの。っていうか雰囲気ね。「ナメてるぜ」っていうようなね、そんな曲をね、作ってね、それをテレビ上でも何でもいいですけど、絵にしてほしいなって。こんなの完璧にナメくさってるじゃないですか、変な話。こんなのいないじゃないですか、今までで。

忌野:
ああ、そうですね。

中居:
見たことないですもん、こういうアーティスト。なんか記者会見みたいな。こんなの、なに?それ。ね。本当にね。本当、怒るよ、もう。

忌野:
怒ってるよ。

篠原:
怒るか?そういう気分になってしまうね。

中居:
そういう新しい感じはしますしね。

篠原:
なんかやればいいのに。こういう感じの。

中居:
それは俺本人の気持ちだけじゃ出来ないですもんね。

忌野:
うん。

中居:
僕と誰かお似合いの女性っていますかね?

篠原:
中居君のタイプって?どういうタイプが好きなの?

中居:
俺、風吹ジュンが好きなんですよ。

篠原:
あ、風吹ジュンさん。じゃあ風吹ジュンさん。

忌野:
いいんじゃないですか?

中居:
風吹ジュンとデュエットですか?

篠原:
うん。

中居:
どっちが歌をリードすればいいんですか?リードヴォーカルは?

忌野:
どっちでも。誰でも。

篠原:
風吹ジュンさんはいい方だから、やってくれると思う。

中居:
いや、歌はね、ちょっといろいろあって僕は。

篠原:
あ、そうだ、歌、歌ってないんだっけ?

中居:
歌ってるよ!!おまえ。

篠原:
あ、そうか。

中居:
でも、マイクはちょっとね、効かない時あるんですよ。

忌野:
ああ、そうですか。

中居:
壊れてるんですよ、僕のマイク。毎回。いくら叩いても、音入ってないんですよ。ボォーンて思い切り叩いたら、ポンッて音がするだけで。あんま大きい声張っても、出ないようにちゃんとね、セーブはしてんですけどね。僕の歌、御存じですか?

忌野:
あ、僕ね、木村君からね、SMAPのテープもらって、夏頃ずっと聴いてましたよ。

中居:
え?なんの?

忌野:
なんだっけなぁ?一個前のやつかな?

篠原:
一個前のやつ?

中居:
一個前って「008」かな?

忌野:
「009」かな?今は「009」?

中居:
今は「009」です。

篠原:
今、どういう歌だっけ?

中居:
俺、歌うの?♪ shake shake〜って感じ。

忌野:
えぇと、病気の歌が入ってたやつ。

中居:
病気の歌ですか?

忌野:
うん。風かなんかひいてさ、グチョグチョだけど。

中居:
「009」ですね、じゃあ。

忌野:
「009」ですか。それ、よく聴いてました。

中居:
あ、そうですか。

忌野:
一緒にやったことあるね、ミュージシャンもやってたよ。

中居:
あ、どなたですか?

忌野:
アントン・フィグっていうドラムの人。

中居:
はいはい、はいはい。いや、僕なんかね、直接ちょっとお会いはしてないですけど。

忌野:
そうらしいですね。

中居:
あ、そうですか。

忌野:
うん。

中居:
SMAPのアルバム聴いてんですか。

忌野:
ええ、もう聴いてないですけど。夏頃よく聴いてた。あれがいちばん新しいやつ?

中居:
そうですね。「009」が。今度、ビデオ出たんで、見て下さいよ。あんま興味、多分ないと思うんですけどね。

篠原:
そうね。

忌野:
「そうね」じゃないよ。

中居:
「そうね」じゃないでしょ。謙遜してんのに。なんか、どうやって編集するんだろう?これ。大丈夫なのかな?まあでも、アツアツぶりが映ってれば。本当、キスしたり、ブチュとかやってもおかしくない感じだよ、なんか。いちおう、今日、緊迫して今日を迎えてたのにな。まあ、たまにはいいね。あんまり本当にやり過ぎると、本当に腹立ってくるんで、程々にしたほうがいいと思いますね。

篠原:
そうですね。

忌野:
けっこう今日は程々だよね。

篠原:
そう、今日はすごい程々。

中居:
程々ですか!?これで。

篠原:
うん。

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