CLAMP TALK Vol.36 Non Edit Version

NAKAI in talking with TAKURO.
- 中居:
- どうも。
- 吉田:
- どうも、はじめまして。
- 中居:
- はじめまして。こんばんは、中居です。あの…今日は短
パンとTシャツ……?
- 吉田:
- ええ、あの、今日のテーマはですね。
- 中居:
- あ、なんかテーマが?
- 吉田:
- ええ、テーマあります。
- 中居:
- あ、それいきましょう。
- 吉田:
- ええ、今日のテーマはですね、「少年の頃がよかっ
た」。最近ね、あの、ファッションがずいぶん変わってきたんですよね。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 吉田:
- それであの、わりとほら、短パンて言っても長めの短パ
ンじゃないですか、あの膝の下のほうまである。今、中居君がはいているような
の。
- 中居:
- あ、僕のこういうのですね。
- 吉田:
- そういう短パンですよね。
- 中居:
- はい、はい。
- 吉田:
- それでね、そういうのが流行ってるなぁって意識して。
で、ここ何年かロスとかハワイで。そういうその短パンをはきたいんですよね、
僕は。はきたいなっていうのがあります。
- 中居:
- あ、いわゆる今っぽい?
- 吉田:
- ええ、ちょっとやっぱり長めの。それでダボダボのT
シャツ着て歩きたいっていうのがずっと夢だったんですよ。
- 中居:
- でもあの、拓郎さんがやられている音楽とは、ちょっと
…。これはまあ、音楽からきたファッションなんですよね。
- 拓郎:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- あの、「アァ、イェィ!」とか「オォ、イェィ!」とか。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- ああいうのから生まれたきたファッションなんですよ。
- 吉田:
- あ、それは知らないんですけどね。ただ単純に短パンの
長いのがはきたいと。で、それをはいて街を歩きたかったんですよ。
- 中居:
- ええ、ええ、ええ。
- 吉田:
- それであの、2〜3年ずっと探してて。で、そういうつま
りだから、何系って言うんですかね? その、ファッションでいうと。ストリート
系?
- 中居:
- ストリート系ですね。スケーター。
- 吉田:
- うん。そっち系の店とかに行って、いろいろ試着をね、
するんですよ。
- 中居:
- え? 拓郎さんが行かれたんですか?
- 吉田:
- 僕です。あの、ほら、日本人て外国行くとやっぱり子
供っぽく見えるじゃないですか、ルックスとか。背も低いですしね。で、まあ、
僕なんかも大体まあ、その、まあ…30代ぐらい。ね。っていうような感じ。
- 中居:
- まあ、実際より下に見られるってことですね。
- 吉田:
- そうです。まあ、そういう店入っても違和感ないだろ
うっていう感じで入っていって、よく試着をしてね、はくんです。それで、ある
店ですごい長いのを見つけて「あ、これだ」と思ってすぐ試着室入って。で、自
分ではいて長さをまず確かめたら、非常に僕の理想形に近い長さがあったんで、
そういう。嬉しかったですね。
- 中居:
- 膝下ですね。
- 吉田:
- ええ、ええ、すごい嬉しかったですね。それを下から自
分で自分のを見た時に、「いいな」と思ってね。で、自分の鏡に映っている姿を
下から舐めるようにこう。
- 中居:
- パンしてきて。
- 吉田:
- ええ、見ていって。このへん(胴のあたり)まで納得だっ
たんですよ。足元からここ(胴のあたり)まできた時に「あ、いいや、これは。こ
れでもうOKだ」と思って。で、上にずっと視線が、鏡の視線、自分の映ってる、
が、上がってきて、自分のこの顔が映り始めた時に「違うんだな」っていうの
が。
- 中居:
- ああ。
- 吉田:
- やっぱりね、あの、顔に少年の面影が残ってないと、あ
の短パンはマズいんですよね、ええ。これ、最近わかったことで、ちょっと遅
かったですけどね。まあ、すっげぇ自分で恥ずかしい思いをしました。
- 中居:
- ……ちょっと…遅すぎたかもしれませんね。
- 吉田:
- あ、そうですか。そういうふうに言われると思ってたん
ですけどね。とにかくまあ。
- 中居:
- 今日はでも、短パンですよね?
- 吉田:
- そうなんです。で、これね、あの、中途半端な長さにし
てるんですよ。(二人とも立ち上がる)
- 中居:
- これ、ちょっと中途半端ですね。
- 吉田:
- ええ、僕ね、ここ(膝下15cmぐらい。中居君のはいてる
短パンぐらいの長さ)までのをはいてみたんです、一度。それで、さっき言ったよ
うに視線が上がってきた時に、ここ(首のあたり)から上に不満があったわけです
よ。
- 中居:
- あ、御自分のなかに。
- 吉田:
- このへん(自分の今はいてる短パン)ぐらいなら、なんと
かごまかせるですけどね。それで、こういう(短い)のも嫌なんですよ。こういう
(短い)短パンも。
- 中居:
- ピタッとした感じのですね。
- 吉田:
- いわゆる、こういう短いのも嫌なんですよ。だから、ま
あ、いちおう中間のこのサイズを探すのに2年かかったんですよ。
- 中居:
- 2年かかりましたか。
- 吉田:
- ええ、2年かかってこいつをGUESSで見つけたんですよ。
- 中居:
- ああ、2年間かかったわけですか。
- 吉田:
- これ、2年もかかった短パンなんですから、はい。
- 中居:
- ああ、2年。
- 吉田:
- 自分ではね、これが今の僕を象徴してるかなっていう感
じで。
- 中居:
- 今の拓郎さんを?
- 吉田:
- はい。かなり納得してるんですけど、ダメですかね?
僕としては「これかな」って思ったんですけどね。
- 中居:
- いや、あの、いいです。
- 吉田:
- まあ、気持ちだけ。
- 中居:
- ちょっとカッコいい海のオヤジって感じですね。
- 吉田:
- 海のオヤジですか……? さぁ、座ってください。……
そうですか。
- 中居:
- いや、でも、今回あの、短パンで出てくださった方初め
てです。あのSMAPと、と言うか、僕とは初めてお会いするんですよね?
- 吉田:
- ええ。テレビではいつも拝見してますけど。
- 中居:
- え? 御存じ?
- 吉田:
- ええ、知ってますよ。
- 中居:
- SMAPですか?
- 吉田:
- ええ、ええ。SMAPを知らない人、いるんですか?
- 中居:
- いや、それはまだね。
- 吉田:
- いや、それは。
- 中居:
- え? テレビで御覧になったことは?
- 吉田:
- ええ、テレビでよく見てます。あの、家族もみんな
キャーキャー言ってますし。
- 中居:
- あ、そうですか。
- 吉田:
- はい。
- 中居:
- じつはあの、拓郎さんがデビューしたのが70年で、僕、
72年生まれなんですよ。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- ……………。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- ええ、「イメージの詩」っていうので。
- 吉田:
- ええ、そうなんですけど。
- 中居:
- その時は、僕はまだ生まれてなかったですよね。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- なんで、こういうふうにね、番組とかテレビを通して、
生まれる前にスタートした御自分、拓郎さんと、ここで話すっていうのはなんか
感覚的にはどんな感じなんだろうかなとか思って。
- 吉田:
- そうですよね。僕がそちらの立場だったら嫌ですよね。
- 中居:
- いやでも、僕はでも。
- 吉田:
- ですから、やっぱ、なんかすごく申し訳ないような気持
ちもあるんですけどもね。でも、中居さんにお会いできるっていうだけでもま
た、なんか生きていてよかったなと。
- 中居:
- ……………。
- 吉田:
- 僕、だって、僕はやっぱり本音を言うと「SMAPの方にお
会いできることはないだろう」と思ってたんですよ。だいたい出不精でこういう
人間ですから、あんまりその、なんて言うんですか? あんまり器用なほうじゃな
いですからね。
- 中居:
- テレビもあんま、そんな出るタイプでもないですね。
- 吉田:
- じゃないですから。だから、家で、お茶の間で見てる以
外で、どっかで擦れ違うぐらいしかないのかな。あと、遠くから幸せを祈るぐら
いの感じでいるのかなと思ってますけどね。お会いして、こうやってお話できる
とは、これはもう家族の誉ですね。
- 中居:
- 面白い方ですね。
- 吉田:
- 今日から僕、胸張って生きていける。いや、テレビって
そういうもんですよ。憧れて見てるのが素晴しくて。
- 中居:
- でもあの、ね、まあ年月じゃないですけども、やっぱり
その場数じゃないですが、やってるその歴史っていうのは拓郎さんはやっぱり、
だいぶ先輩になるわけですし。そういう人がなんか、そういうふうに言っていた
だけると。
- 吉田:
- いや、でもね、本当なんですよ。あの、僕、テレビとか
がよくその、こっち側にね、テレビ側っていうこの内側のほうによく来ない人で
すから、よくわかりませんけども。基本的にテレビを見る自分ていうのは、テレ
ビに出てる人に憧れてるんですよ、いつも。だから、「素敵だな」とか「つまん
ない奴だな」とかねそういうのをいつも感じながら。だから、「素敵だな」と思
う人なんかが出てくると、やっぱりつい見てしまったりとか。僕はすごいミー
ハーなね、テレビファンだなっていうのは、もう若い頃からそう思ってます。
- 中居:
- へぇー。
- 吉田:
- いつも僕の中で、いつも憧れのスターとかヒーローがい
ましたし。それはテレビに出たりする人でね。だから、自分ではなかなかそうい
う機会がなかったけども、今でもやっぱりお茶の間で見ながら「あ、いいなぁ」
とか。もうSMAPのアルバムもいっぱい聴きました、はい。
- 中居:
- え? アルバムを?
- 吉田:
- ええ、聴きました。ちょっとタイトルは今、なかなか言
いにくいものがあるんですけども。
- 中居:
- アルバムを聴いていただいて?
- 吉田:
- ええ、聴かせていただいて。
- 中居:
- 初耳ですね。
- 吉田:
- そうですか? いや、やっぱりあの、聴きたくなります
よね。
- 中居:
- 僕もあの、拓郎さんのアルバム。
- 吉田:
- あ、それは初耳ですよね。
- 中居:
- ええ、初めて言うことなんですけどね。あのですね、そ
れで今日、一緒にね、出てくださるっていうことで、2枚組のベストを聴かせても
らったんですよ。
- 吉田:
- ああ、そうですか。どうもすいませんでした、どうも。
- 中居:
- それであの、最初聴いた時に、なんか僕の持ってるラジ
カセがおかしかったか、わかんないんですけど、サウンドだけしか聞こえなくて
歌が聞こえなかったんですよ。それで、「吉田拓郎の歌っていうのはそういうも
のなのかな?」。
- 吉田:
- 歌が聞こえない?
- 中居:
- と思ったんですよ。それで、1曲目から16曲まで、全部
そうなんですよ。で「おっかしいなぁ」と思って、2枚目を入れて、でもそうなん
ですよ。で、全部聴いても、いっくら聴いても、詞がもう歌詞カードと見比べな
がら聴いても、どこを歌ってるかわかんないんですよ。「あれ? どうしたんだろ
うな?」と思ったんですよ。で、「おっかしいなぁ」と思って、それで、あのだか
ら、僕はあのデビューされたの生まれる前でしたから、拓郎さんの曲のこと失礼
なんですが、あんまりアレなんですけど。
- 吉田:
- いえいえ、いいですよ。
- 中居:
- いちばん印象に残った曲が「今日まで、そして明日」。
あれがいちばん残ったんですよ。
- 吉田:
- はい。
- 中居:
- で、僕はこの歌を知らないで、詞を追ってもなんかこ
れ、詞をとにかく見たいと。で、「なんの曲だろうなぁ」と思ってて。で、ビデ
オをちょっともらってたんで、そのビデオでそのタイトルがありましたんで、そ
れを観て。そしたら僕の知ってる曲だったんですよ。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- はい。「ああ! これ、知ってるじゃん!」と思ってて。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- で、やっぱり僕なんかの世代の人でも、その当時のこと
は知らなくても、それが20年以上も経ってる我々が聴いても、いいもんなんだ
なって思ったんですよ。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- 僕それがね、逆にすごい嬉しかったんですよ。昔、です
からヒットした曲が、今その時のことを知らない人でも。本当にね、僕、自分で
もビックリしたんですよ。
- 吉田:
- ああ、どっかでじゃあ、耳に入ってた。
- 中居:
- ええ、そうなんですよね。「ああ、これ、いいなぁ」と
思って曲だけ聴いて詞を読んで。
- 吉田:
- でも歌、聞こえなかったんでしょ?
- 中居:
- 歌は聞こえなかったんですよ。だからメロディと。
- 吉田:
- じゃあ、歌はどうでもよかったっていうこと?
- 中居:
- いやいや、そんなことはないです。メロディと詞を追い
ながらで、「これ、なんだろうな? これ、なんだろうな?」と。で、結局CDやっ
たらあの、カラオケボタンていうのを押しちゃってたって。
- 吉田:
- あ、ヴォーカルが聞こえない。
- 中居:
- ええ、ヴォーカルが聞こえないようになってたんです
よ。
- 吉田:
- まあ、だいたい僕、ヴォーカル聞こえないようにしてま
すけどね。あんま自信ないですから。
- 中居:
- でも、逆に僕は嬉しかったですけどね。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- いいと、ね。その時ヒットしてたものが今でも僕の音楽
の感性で「いい」って思った自分がすごく嬉しかった。
- 吉田:
- どうもすいませんでした。ヴォーカルがちっちゃくって
すいませんでした。
- 中居:
- いや、カラオケボタン押しちゃってた僕がいけなかった
んですけどね。
- 吉田:
- ヴォーカルがね、あんまり聞こえるの恥ずかしいんです
よね、昔から。
- 中居:
- え? それはなんで?
- 吉田:
- すごい自分の声とか嫌いで。あと、歌ってるのがすごい
好きじゃないんですよ。
- 中居:
- え? なんでですか?
- 吉田:
- あんまり好きじゃないんですよね、なんか。あんまり
みっともよくない。
- 中居:
- え? 歌を歌っている?
- 吉田:
- 歌ってるのを自分で聴いたりするのが、なんかまあ、変
だなっていう。だいたい浮いてるなっていう感じ? なんか昔からあるんですよ、
すごく。
- 中居:
- え?
- 吉田:
- ええ。
- 中居:
- なんでそんなに?
- 吉田:
- わかんないんですけどね。まあ、今でも浮いてるんです
けど、ずっと浮きっぱなしでいるんですけど。だいたい若い時から、なんか変な
浮いた奴だったような気がするんですよね。
- 中居:
- でも、変わった歌が多いですよね。
- 吉田:
- ああ、そうですか? 変わった歌ね。そりゃ変わってま
すよ、はい。
- 中居:
- 今、いわゆるヒットチャートじゃないですけども、今
ヒットしてる曲の中では、ちょっと見たことないような歌ですよね。それで、そ
の時にあの「今日まで、そして明日」っていう曲いいなぁって思った時に、「明
日も僕はこうやって生きていくだろう」って。それはだから、その当時の拓郎さ
んももちろん思ってたんでしょうけど、今の拓郎さんもそういうふうに感じてる
のかな? とか思って。
- 吉田:
- そうですね。あの、単純に言うとほら、不器用っていう
のか。なんかその、まあ、あんまりたくさんいろんなことをね、出来ないとか、
たくさんいろんなことに対応できないんですよ、いっぺんにね。だから、それは
おそらくまあ、不器用って言うんだろうなっていうふうに自分では思ってたんで
すよ。それはまあ、なんとなく自分でそう決めちゃったのかもしんないんだけど
も。「不器用でいいや」っていうふうに思った瞬間が、きっとあったんだと思う
んですよね、若い時。それっきりやっぱりもう、「変えまいかな」「変えないで
いようかな」っていうのがあるみたいですね。ただ、それは間違いだったですけ
どね。やっぱり、ちょっといろいろ変えて、その時々に対応して、なんか生きて
いくのが楽しかったのかなって、ちょっと後悔してますけどね。
- 中居:
- でも、まあ、どれが正しくて、どれが間違ってるかって
わからないですけども。
- 吉田:
- で、僕ほら、ミーハーですから。だから、ミーハーだっ
たらもっとミーハーらしく、ポーズなんか作らないでね、あの、そっち系なん
だっていうようなことをね、声を大にして若い時から言っておけばよかったなっ
て、ちょっと後悔してますね。だから、僕はあの、こういう例えばレコードを
作ったりして、今でも歌を歌ってしてね、ステージやったりして。そういうとこ
ろで言うとSMAPと変わらないわけでしょ、やってることは。だけどほら、なかな
かこう、お近づきになるチャンスがないんですよ、そういう方々とは。だから、
もっと和田アキ子さんとか、いろんな方とお近づきになったのも楽しかったのか
な。ぜんぜん僕ね、知らない人いっぱいいるんですよ、歌手っていう人でも。
会ったこともないし。
- 中居:
- 同じ世代の方ともですか?
- 吉田:
- ええ、ぜんぜん。僕、いっぱいいません。あの、友達が
少ないんです、そういう意味じゃあ。
- 中居:
- え? それは自分から閉ざしてるんですか? それとも?
- 吉田:
- 面倒臭くなっちゃうんですよね。あとはやっぱり、自分
でポーズもありましたから。「俺はみんなと違う」っていう、すごいなんかいき
がってるとこがあって。それがわりと自分じゃあもうポーズとして決めちゃった
んですよ、自分で。「これでいこう」って。で、最近は、ちょっと失敗だったか
なっていうのが。もうちっょとなんか、いろいろ「楽しそうだな、みんな」って
いうふうにね、思えるようになってきたんで。
- 中居:
- 僕はフレンドリー派なんですよ。
- 吉田:
- それ、いいですよね。
- 中居:
- 僕はもう、ちっちゃい頃っていうか、昔から。
- 吉田:
- 一人でいるの、あんまり好きじゃないですか?
- 中居:
- いや、一人、好きですね。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- ええ。
- 吉田:
- ワァワァー言ってるのも好き?
- 中居:
- みんなでいる時はもう、歳の差だったり、まあ、いわゆ
る価値観であったり、権力だったり、先輩後輩っていうのはもう考えたくなく
て。みんな、とにかく楽しくやろうと。楽しい時はみんなで楽しくやろう、苦し
む時はもう、みんな死ぬまで苦しもうじゃないかと。
- 吉田:
- あ、それはみんなに裏切られるね。
- 中居:
- そんなこと言わないで下さいよ。
- 吉田:
- それは裏切られるね。みんなは一緒に苦しんでくんない
な、やっぱり。もうね、「みんな」って冷たいですよ。「みんな」っていうの
は。
- 中居:
- え? どういうことですか?
- 吉田:
- 「みんな」っていうのはね、だいたい当てにできない。
- 中居:
- え? そういう経験が?
- 吉田:
- いや、もうやっぱ「みんな」を当てにして、もう本当に
嫌になっちゃったから。これ、本当に。「みんな」っていうのが一番、僕にとっ
ては鬼門でね。
- 中居:
- とにかくもうグループで、みんなでやっていこうってい
うのは。
- 吉田:
- アルバムを新しいのを一枚作るでしょ。作る時、ワァッ
てみんなが来て「今度はいい」とかなんとか言って、プロモーションとかみんな
でやるじゃないですか。それ、終わった後にみんないなくなってますもんね。だ
から、「みんな」っていうのはどうもダメなんですよ。
- 中居:
- そうなんですか。
- 吉田:
- だからね、徒党を組むっていうのか、肩組んでワァッて
いうのは、大体いなくなるなぁっていうのがあるんですよ。だから、そういう
時、すごい淋しくなるから。
- 中居:
- ……SMAPヤバいですね。
- 吉田:
- いや、大丈夫でしょう。でもほら、少年の顔がまだ残っ
てる時って、大丈夫なんですよね。だから、頬が自然にこけてる奴。それ、素晴
しいですよね。
- 中居:
- ああ、ああ。
- 吉田:
- 頬がね、ダイエットでこけてる奴は、もうこれはダメな
んですけども。自然に若いっていう感じで頬がこけてるっていうの、もうすごい
憧れるっていうか素晴しい、それだけで。頬がこけてる人見ると、サインして欲
しくなるくらい、そんだけで。本当なんスから。
- 中居:
- へぇー。でも、さっき拓郎さんが言ったように、「俺は
他と違うんだ」っていうのは、見せたいっていうかね。「周りはこうこうこうで
も、俺はちょっと違うぜ」「俺はそこの、他のメンバーとは違うぜ」っていう気
持ちはでも、あるんですよ。
- 吉田:
- ええ、ええ。
- 中居:
- 歌にしろ何にしろそうなんですけども、「ちょっと違う
から。一緒にしないでくれ」っていう気持ちっていうのもなくはないんですよ
ね、自分の中で。でも、かといってそれを剥き出しにするようなことはまあ、度
胸がないっていうのか、ちょっと心が小さいじゃないですけど。
- 吉田:
- でも、まだ20? お幾つですか?
- 中居:
- 23です。
- 吉田:
- だからね。もう、それだけでもう素晴しいじゃないです
か。もう23ていうだけで、もうすごいですよ、ええ。
- 中居:
- じゃあ、世の中いっぱいすごい人いますよね。
- 吉田:
- あ、それは23ぐらいの人たちは、みんな「自分はすご
い」って思っていいんですよね。絶対すごいですよ、23だっていうだけで。
- 中居:
- え? 拓郎さんの23の時も?
- 吉田:
- すごかったですもん。もう本当に。もう東京へ広島から
出てきて、2〜3年経ってましたけども、もう自分ですごいと思ってましたもん。
- 中居:
- え? 何に対してですか?
- 吉田:
- もう何にでも。世の中だろうが、政治だろうが、ミュー
ジシャンだろうが、俺がすごいって思ってましたから。それは勘違いですけど
ね。そう思って、思い込んだ日からもう、そのまんま10年ぐらい経っちゃいまし
たからね、アッという間に。
- 中居:
- へぇー。それ、自信ですか?
- 吉田:
- うん。23の頃の自信っていうのがやっぱ、今、考えると
素晴しかったなぁって思って。あれはつまりその、いろんな仕事をこなした上で
生まれてくる自信じゃなくて、若いっていうことを裏付けにした自信だから、自
然な自信だから。成り上がりでも、もう勘違いでも、素敵に思えちゃう。計算ず
くじゃないから。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 吉田:
- そういうなんか、若いっていう自信ていうのは、それ、
絶対に素晴しい。
- 中居:
- え? じゃあ、今、拓郎さんは?
- 吉田:
- 僕、50です。
- 中居:
- 50は26〜7年経ってますけども、自信は?
- 吉田:
- いやぁ、ないですね。自信ないですね。もう今、そうい
う感じをちょっとでも出そうものなら、ちょっともうダメですよね、それは。も
う、そういうのはないんですよ。
- 中居:
- へぇー。まあそれは若い頃は。じゃあ、決して守りに入
るようなことはなかったでしょうね。
- 吉田:
- ないですよ。守りなんか絶対ないです。23の頃に守りに
入ってたら、まあそれは相当違う人生を送ってるような気がするんだけども、絶
対にない。それはもう、女性に対しても攻めるし、仕事でも攻めるし。とにかく
絶対。
- 中居:
- 前へ前へ前へですよね。
- 吉田:
- うん。後ろなんか絶対見ないし。
- 中居:
- あ、そうですか。
- 吉田:
- それってやっぱり、20代の頃じゃないと出来ないそうい
うエネルギーとかバイタリティっていうのがあって。で、40ぐらいになってから
「あの時みたいにやろう」ったってもう出来ないっていうのがあると思うんです
ね、僕は。それはね、すごいんですよね。だから、自然に頬がこけてる人の自信
は羨ましい。
- 中居:
- いや、でも僕はあんまり自信は……。いつも不安と隣り
合せじゃないですけども。
- 吉田:
- ああ、それはだから多分、おそらく僕らの時代とは時代
も変わったから、けっこうそういうナイーブな、非常に感性豊かな若者がいっぱ
い出てきたっていうことじゃないですか? 僕らの時代はもう、とにかくみんな、
ともかく「俺が俺が」って言う奴ばっかですから。ぜんぜんね、周りと仲良くし
ようと思わない連中ばっかりだったの、周りが。
- 中居:
- 自分が一番でありたい。
- 吉田:
- うん、自分が一番。そんなんで、夜、酒飲み行ったりと
か騒いでても、みんなお山の大将で「俺が俺が」っていうタイプばっかりですも
ん。僕もですけども。
- 中居:
- へぇー。あ、そうなんだ。
- 吉田:
- だから、バンドとかグループっていうのに、すごい憧れ
てましたね、やっぱ。なんか「よくそんな仲良くやってられるな」ってね、ああ
いうグループとかバンドっていうのは。だからバンドなんか解散すると「やっぱ
りかな」とか思ってましたね。今でもバンドとかグループに憧れてますからね。
僕、年齢さえ若かったらSMAPに入りたかった、本当に。
- 中居:
- あ、じゃあ、年齢だけで?
- 吉田:
- 才能はちょっと。顔とか。僕ね、顔で売ってたんです
よ、昔。
- 中居:
- ルックスでしたっけ?
- 吉田:
- ええ。僕、ルックスだけだったんですよ。才能ゼロで。
それからまあ、見てくれだったんですね、僕は。本当に。周りが変な奴ばっかで
すから。見てくれだったんですよ、本当に。それ、すっごい今、面影ないんだけ
ど、すごかった。
- 中居:
- あ、そうですか。
- 吉田:
- ええ、浮いてましたよ、だから。
- 中居:
- いや、でも僕らもグループ組んでるっつっても、まああ
の、個人の活動もしてますから、本当に週に一回か二回しか会わないんですよ。
で、6人いても、あ、5人ですけども。5人いても、仲はえぇとね、喋んない日もあ
るんですよ。
- 吉田:
- まったく?
- 中居:
- ええ。
- 吉田:
- ほぉほぉ。
- 中居:
- メンバーのなかで。
- 吉田:
- 中で派閥っていうか、グループが別れるって、中居派と
か何々派になるって、そういうことない?
- 中居:
- いや、それは昔はありましたけどもね。
- 吉田:
- それ、昔あったんですか? もうすでに。
- 中居:
- でも、ここもう最近はないですね。でね、うちらのグ
ループ、本当にいい人たちなんですよ。
- 吉田:
- それは素晴しいですよね。そんなにいい人は滅多に集ま
らないからね。
- 中居:
- ええ、そんでもうね、もう自分でもこんな恵まれてる
のって…。
- 吉田:
- 騙されてるんじゃなくて? 気をつけたほうがいいよ。
- 中居:
- え? 僕が気付いてないだけなんですかね?
- 吉田:
- いやぁ、それはちょっと。いや、いい人なんですよね。
- 中居:
- いい奴なんですよ。
- 吉田:
- いい奴らですよね、ええ。
- 中居:
- そんで、喋んなくても、べつに仲悪いわけじゃなく喋ん
ないんじゃないんですよ。ただだから、喋んなくてもなんて言うんだろ? 不自然
な空気は流れないんですよね。
- 吉田:
- ほぉほぉ。
- 中居:
- 家族でもね、お子さんでも、奥さんでも、喋らない日っ
て。
- 吉田:
- ああ、もう多いですよね、それは。
- 中居:
- でも、喧嘩してるわけじゃなく。
- 吉田:
- いや、してますよ、喧嘩。
- 中居:
- あ、してるんですか? それはいけませんね。
- 吉田:
- それは、家族となんか仲良くやってられませんよ。家族
とSMAP組むわけじゃないんだから。とんでもない話ですよ。
- 中居:
- なんかね、喧嘩してるわけでもなくても、喋んない日と
かあるじゃないですか。
- 吉田:
- うんうん。
- 中居:
- だから、そんな感じなんですよね。
- 吉田:
- あの、例えばグループの中で「あいつのセンスはどうな
んだろうな?」ってなこと考えることはないんですか?
- 中居:
- あ、ありますね。
- 吉田:
- 「ちょっとあいつ、良くないな」とか。例えばその、
ガールフレンドがいたら、ちょっとガールフレンドのセンスまで文句言ってみた
くなるような。
- 中居:
- あ、ありますね、ええ。
- 吉田:
- よくバンドとかでね、その女のセンスを言ってるとこ
も。
- 中居:
- 言われるほうですね。
- 吉田:
- あ、中居さんが言われるんですか?
- 中居:
- ええ。
- 吉田:
- センスが悪いって?
- 中居:
- ファッションセンス、ええ、歌のセンス。
- 吉田:
- 歌のセンスですか?
- 中居:
- 踊りのセンス、芝居のセンス。あらゆるセンスをみん
な、なんか否定すんですけど。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- ええ。「おかしい」って。
- 吉田:
- それじゃあ僕は入れませんね。ああ、そうですか。
- 中居:
- ええ、でも、聞くことは聞くんですけども、決してそれ
を従うことはないですね。
- 吉田:
- それはどっかで「おめぇのが悪ぃんだ」みたいな?
- 中居:
- ええ。「そんなこと言うなよ」って笑ってはいますけど
も、「じゃあ、俺、直そうか。そうかな? 俺」とかいいますけども、絶対に自分
は。
- 吉田:
- あれですね、中居さんは今日、初めてお会いしたんです
けど、ずいぶん立派な方ですね。
- 中居:
- ……………?
- 吉田:
- 本当に、すごく。もう、着いていきたくなりますね、あ
なたにだったら。
- 中居:
- ……………?
- 吉田:
- ええ、ええ。素晴しいですね。
- 中居:
- そうですか?
- 吉田:
- それはなんか、包容力あるんですね。
- 中居:
- いや、でも、他のメンバーとも、そしたらお話してくだ
さいよ。もっともっと。
- 吉田:
- もっといい人がいっぱい?
- 中居:
- もっといい人いますから。
- 吉田:
- すごいお人好しのグループなんですね。
- 中居:
- いや、いい人っていうか、僕でこんなに刺激を受けるっ
てことは、他のメンバーだったらもっと刺激を受けますよ。
- 吉田:
- 僕、世間知らずだから、その、でも、素晴しいですね、
それはね。そんなに。
- 中居:
- いや、他のメンバーもっと面白い奴いますし。本当、話
してあげたいですね。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- ええ。一対一でこうやって喋るとなんか、いろんな発見
ありますよ、多分。
- 吉田:
- ああ、そうですか。それは素晴しいグループですね、
やっぱり。
- 中居:
- いろんなのいますし。そういうグループやっぱり憧れた
りしてたんですね。
- 吉田:
- だって、男同士で、つまり同性どうしでやっぱり、5人
か6人か、そんな多人数で、まあ四六時中一緒にいるわけじゃないっていう話なん
だけども、やっぱり仕事とかで一緒でしょ。それで、やっぱりなんか男同士って
殺伐としてきてね、だんだん。「なんだかもう嫌だな、こいつと毎日」みたいに
なるのかなぁと思ってました。そんだけいい人が集まってればねぇ。
- 中居:
- 最初はだからありましたよ、やっぱり。「俺が一番」
「俺が一番」って。
- 吉田:
- じゃあ、時々、最近はもう淋しくなって会いたくなるぐ
らいですか? あの、「一緒にいたいなぁ」とか。「こんな時に一緒にいてくれ
よ」っていうような。
- 中居:
- それはないですね。
- 吉田:
- あ、それはないんですか。
- 中居:
- あんま、それはないですね。
- 吉田:
- 淋しい時に「あいつらが、もしあの中のあいつがそばに
いてくれたら、慰めてくれんだろうな」とか。
- 中居:
- ちょっと気持ち悪いですね。
- 吉田:
- ああ、それはダメなんですね。
- 中居:
- ええ。どういう存在だろう?
- 吉田:
- そんなにいい人なんですか? それ。ああ、そうです
か。友情みたいなもんがじゃあ、中で芽生えてんですかね?
- 中居:
- 友情? なんか友達でもないですし。
- 吉田:
- 僕もでも、SMAPの友情聞いてもしょうがない話ですね。
「SMAPに友情はあるんですか?」っていうのは。家族に怒られそうですね、「なに
聞いてんだ、おまえは」ってね。
- 中居:
- 友達でもないですし、兄弟でもないですし、家族でもな
いですし、やっぱりメンバーかなって思っゃうんですよね。
- 吉田:
- ああ、それ、すごいですね。「やっぱりメンバー」って
いうのがね。そこがいいですね。その「やっぱりメンバーなんだ」っていう。そ
この絆はでも、深いんでしょ? やっぱり。
- 中居:
- っていっても、一人辞めちゃったんですけどね。
- 吉田:
- あ、そうですね、情報を、はい。
- 中居:
- ちょっと、SMAP捨てていっちゃったんですよ。
- 吉田:
- それはなんか、オートレースのほうに?
- 中居:
- ええ、バイクのほうに。
- 吉田:
- バイクが好きな方だったんですね。それは悲しい出来事
ですか?
- 中居:
- 悲しいですよ。
- 吉田:
- それは、例えば代わりを入れるっていう話にはならない
んですね?
- 中居:
- え?
- 吉田:
- その、違う人を入れようかっていうような話には。
- 中居:
- そんな隙間があったら入ろうとしてません?
- 吉田:
- いえいえいえ、僕まあ、付いて歩くぐらいで。付き人か
なんかでいってもいいですけどね。いや、そういうのが淋しいっていうのはいい
ですよね。
- 中居:
- ええ、淋しかったですね、やっぱり。やっぱり8年9年ぐ
らい、ずっと一緒だったんで。やっぱ淋しかったですけど。でも、頑張って欲し
いっていう気持ちもありますし。
- 吉田:
- それ、すごいそのオートバイが好きな人なんですね。
- 中居:
- 好きだったんでしょうね。
- 吉田:
- SMAPよりも。
- 中居:
- SMAPよりも。僕よりバイクをとったんですよ。ショック
ですよね。
- 吉田:
- ショックですね。
- 中居:
- すごいいい人たちだと思ってたにかかわらず。
- 吉田:
- まあ、簡単にバイクを選んだっていうことなんでしょう
ね。いい人でもね、いろんな人いるし。
- 中居:
- そうですよね。
- 吉田:
- 大体「みんな」っていうのはね、あの。「みんな」って
いうのは後から。
- 中居:
- 拓郎さんにとっていちばん大事なものって何ですか?
- 吉田:
- 僕ですか? 僕、時間とか暇とか。
- 中居:
- 暇?
- 吉田:
- ええ。暇が欲しいです、いっぱい。あの、忙しくしてる
わけじゃないんだけども、それ以外のやっぱり暇とか時間がいっぱい欲しいです
ね、もう。
- 中居:
- なんか拓郎さん、自分で歌と詞と曲を書くわけじゃない
ですか。
- 吉田:
- はい。
- 中居:
- っていうことは、常にもう書いてらっしゃるんですか?
- 吉田:
- いえいえ、もうぜんぜん。常にいつも家でゴロゴロゴロ
ゴロしてて、庭の芝生をいじってるめんですけど。
- 中居:
- それは暇なうちには?
- 吉田:
- それでもなんか、もうちょっと暇が足らないなっていう
ぐらい、もっと本当に世間で言うね、いわゆるダメな「なんだ、あの。ゴロゴロ
しやがって」っていうのを、もっと本気でやりたいんですよ、なんか。起きちゃ
あ寝、食っちゃあ寝してゴロゴロゴロゴロっていうのは、なんで出来ないんだろ
うっていうのが、すごい悔しくて。あとはやっぱり、時間がないのは、若い時
は、若い時っていう気分で遊んだりして、いろいろそれなりにやってたんだけど
も、それでもやっぱり今考えると、やり足らなかったなっていうのがいっぱいあ
るんですね。
- 中居:
- それは音楽に対して?
- 吉田:
- いや、もうぜんぜん。遊びとか自分の。音楽とかじゃな
くて、プライベートな時間とかで、もっと自分を出してね、素直に。で、なん
か、もっといろんな人と接したかったなとかいうのは。「今なら出来るのに」っ
ていうのが、最近なんですよ、考えるようになったのは。
- 中居:
- へぇー。
- 吉田:
- だから、ちょっとそれは残念ですよね。
- 中居:
- え? でも、じゃあ、その当時はもう、その時はその時
でやっぱり好きに。
- 吉田:
- けっこうさっきの話だけど、それなりにポーズが多かっ
たから、ちょっとやっぱりね、妙に肩肘張ってるっていうか。なんかね、素直
じゃないんですよ、きっと。だからなんか、例えば女性の前でも嘘ばっかりつい
てて、本当のことちゃんと言ってないんじゃないかとかいろいろ。それは家族と
かに対してもね、親父やお袋なんかにも、死んでから気が付いたんだけども、本
当のことをぜんぜん話さなかったっていうのは。でも、若いっていうか、元気な
頃は「本当のことなんか言えるか、親父に」なんて思いながら暮らしてきたの
に、「本当のこと喋っときゃよかったな」とか思うのが最近なんですよ。なん
か、いろんな人とだから、本当のことを話してないっていうのの無念な感じがす
ごい強いですね、今は。
- 中居:
- へぇー。50ですよね?
- 吉田:
- はい。
- 中居:
- ああ、そうですか。そんなもんなんですかね?
- 吉田:
- 気が付くのが遅いんですけどね。だから、それは今、元
気な時とか、若い時って、そこらへんが一番無視しちゃっていきそうな感じがす
るんですよね。だからまあ、「家族とかはいつでも話しできるや」とか、「親
父、お袋なんてべつに」。大体それで、例えばロックンローラーっていう言葉を
使うと、「ロックンローラーっていうからには、親父やお袋のことなんか女々し
くて言えない」ってな感じでいたじゃないですか、ポーズとしては。それはポー
ズであるし、そういうのがまあ形としてね、カッコいいと思ってやるんですけど
も、やっぱり年齢を重ねてくると、「あれ? ちょっと淋しいなぁ」っていう感じ
が今やっと起こってきて。僕もだから、ミュージシャンの端くれとして、「家族
なんて屁だ」とか言うのがポーズだったし。歌の中にも「家族なんか嘘つき
だ」っていう歌が多いんですよ。嘘付きだったんだけど、話はしといてもよかっ
たなっていうのは、すごく実感としてね、あるし。だから、例えば別れた女で
も、「ちゃんとした話してないし、嘘ばっかりついてたな」ってなことは、今ご
ろ思うとすごい反省とか後悔ばっかりのような。
- 中居:
- でも、その時はその時で多分、自分の中では最高の精一
杯だと思うんですよね。
- 吉田:
- うん、最高の形だと思ってやったんですけどね。だいた
い偉そうにね、言ってましたよね。それ、最低だったですけどね、今考えると。
- 中居:
- 後悔しているんですね? じゃあ。
- 吉田:
- ええ、してます、後悔。
- 中居:
- 「もっとこうしときゃあ良かった、ああしときゃあ良
かった」って。
- 吉田:
- ええ。いっぱいありますね。
- 中居:
- それで今は暇が欲しい。
- 吉田:
- いろんな時間をたくさん、もし持てるもんだったら、そ
れが欲しいですよね。
- 中居:
- 今、一番何がしたいですか?
- 吉田:
- 今はともかくSMAPに入れないことがわかったので、中居
さんに着いていくっていうことをまず始めようっていう決心しました、今。本当
ですよ。
- 中居:
- 僕についてくっていうのは?
- 吉田:
- ええ、まあとにかく、遠くからしかなかなか応援できな
いんだけども、お茶の間でもあなたが出てきたら、ともかく「この人なんだ、僕
の先生は」って。まず、家族を集めて「来なさい! この人が、今、僕がいちばん
関心を持ってる、着いていこうと思ってる人なんだ」と。
- 中居:
- 僕に何を?
- 吉田:
- いえ、何もいりません。その輝きとその素晴しさと。
で、その人柄、お人好し。充分です。
- 中居:
- あの、もっと人好い人いっぱいいますよ、本当に。
- 吉田:
- ですよね。
- 中居:
- ただ、接してないだけなんですよ。接する機会がないだ
けだと思うんですよ。
- 吉田:
- うんうん、そうですね。僕、簡単に落ちちゃうんです
よ、こうやって。会った人、すぐ好きになっちゃう。
- 中居:
- 本当、いっぱいいます。機会がないんですかね? で
も。
- 吉田:
- ええ。
- 中居:
- 若い人に接する機会っていうのはやっぱり?
- 吉田:
- ああ、なくなりましたね、ぜんぜん。あの、なくなりま
したね。40ぐらいからだんだんやっぱり、「あ、減ってきたな」っていうのは実
感として感じるようになって。最近は、今日本当にもう興奮して。もう夕べから
なんとなく「どうすればいいんだろう?」っていう緊張感とか、はい。でもね、基
本的にあの例えば、こういう人とお話する番組とかお誘いがあっても、やっぱり
なかなか腰が重くて行きにくいんですけども、中居さんていうお話を聞いた時
に、あの「是非、お会いしたい」っていうのがあったんですよ。で、思ってた通
りの人だったです。嬉しかったです。ありがとうございました。
- 中居:
- だって、僕の以前の人間とかってぜんぜんわからない。
- 吉田:
- ええ、テレビで見てるしかわからないですけどね。
- 中居:
- テレビのイメージで?
- 吉田:
- 「いい人なんだろうな」っていうイメージでお会いし
て、その通りでした。
- 中居:
- いや、でも、本当に他のメンバー会わせたいですね。
- 吉田:
- ああ、みんなまたいい人で、みんな。みんなね。あんま
りいい人たくさんいるとね、嘘っぽく見えてくるから、だんだん。一人ぐらいで
やめとこうかな。
- 中居:
- 面白いの好きですか?
- 吉田:
- ええ。大好きですね。僕、志村けんさんの大ファンなん
ですよ。
- 中居:
- ってことは、今後もじゃあ、僕と志村けんさんを天秤に
かけるわけですね。
- 吉田:
- これね、選びにくい選択ですよね、僕にとってはね。本
当に。ちょっと悩ませて下さい。どちらを一の師匠にするかっていうのは。けっ
こう心の師ですからね。志村さんもけっこう老けてますからね。肌の衰えは僕ぐ
らいっていうことで、中居さんのほうがね。
- 中居:
- でも、作ってる歌と喋ってる…。
- 吉田:
- ええ、作ってる歌は嘘です。
- 中居:
- ……え?
- 吉田:
- あれは嘘です。あれはポーズですから。
- 中居:
- ……え? ショック。
- 吉田:
- ええ、嘘ですよ。
- 中居:
- え? そんな。ちょっと、嘘でもそんなこと言わないで
下さいよ。
- 吉田:
- いやいや、嘘なんですよ。本当にね、お酒をガバガバ飲
んだりとか、煙草スッパスッパ喫って引っ繰り返るようなことはないんですよ。
すごい健康に気を付けて。
- 中居:
- いえ、その作った当時ですよ。デビュー当時の。
- 吉田:
- いや、それなりにやっぱりね、「自分ではこのへんが限
界だ」と思うと、すぐ切り上げるっていう奴なんですよ。
- 中居:
- なんか僕、アルバムとか聴いた時に、あの、僕が知らな
い曲なんだけども、なんか自分の昔かなんかを思い出させるような歌なんですよ
ね。
- 吉田:
- ああ、それはそれこそ少年の頃とかそういう感じです
か?
- 中居:
- ええ、ちっちゃい頃。だから、それが残ってる、思い出
すっていうのも、やっぱり楽しかったことばっかり。
- 吉田:
- あ、お生まれはどちらですか?
- 中居:
- 神奈川の。
- 吉田:
- あ、神奈川ですか。
- 中居:
- 藤沢のほうで。
- 吉田:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- 田舎のほうで。
- 吉田:
- 子供の頃と今と、景色違うんですか? あのへんて。
- 中居:
- 違いますね。
- 吉田:
- やっぱりちょっと違いますか。
- 中居:
- ええ。やっぱりショックだったりしますよ。
- 吉田:
- うん。子供の頃の10歳の頃に見た、子供の頃ね。10歳の
頃に見た景色って、だんだん自分の中で甦ってくるようになって来て、歳とって
くるとね。だんだんその景色に惹かれていくらしいですよ、人間て。だから、例
えば僕なんて鹿児島生まれなんだけど、鹿児島の僕が少年の頃って、海があって
山があってっていう環境なんですよ。で、今、僕は鎌倉のあたりに住んでるんだ
けど。
- 中居:
- あ、そうなんですか。
- 吉田:
- ええ。すごい景色が似てるんですよね。あのへんてほ
ら、あんまり開発されないじゃないですか、今でも。だから、すごい平屋が建っ
てたりして、民家が。すると、子供の、10歳の頃に見た景色に似てて。なんか、
そのへんがすごくなんか心の拠り所になったりするんだよね。だから、それが変
わっていくのが悲しい。
- 中居:
- あ、鎌倉に住んで。
- 吉田:
- 今そうです、はい。
- 中居:
- 僕、実家、鵠沼のほうなんです。
- 吉田:
- あ、そうなんですか。泳げます? よね、そんなことは
ね。
- 中居:
- いや、あんま泳げないです。
- 吉田:
- あんま泳げないんですか、ああ、もう、先生ですよ、い
よいよ。ああ、そうですか。それはすごいですね。ああ、そうですか。
- 中居:
- ああ、そうですか。
- 吉田:
- なんかオバさん同士みたいですね、「ああ、そうです
か」って。
- 中居:
- いや、でもね、昔っていうのを思い出させてくれるよう
な。でも、なんか例えば失恋であったり、自分が悲しい時に聴きたい曲でもある
んですよ。
- 吉田:
- ああ、失恋。
- 中居:
- でも、それ、一層なんかそのショックを、悲しみとか
ショックを、もっと深くしちゃうような歌ですよね。
- 吉田:
- あれね、深そうに見えるでしょ?
- 中居:
- ええ。
- 吉田:
- 嘘なんですよ、だから。本人、ぜんぜんわかってないん
ですから。なんか深そうなことばっかり言ってるんだけど、本人はすごい上っ面
に、表面だけで生きてきたんですから。だから、女性に対して、なんか理屈っぽ
くて。なんかいろいろ考えてそうで、じつはぜんぜんわかってなくて顔から入っ
ちゃってそれで終わってるという。そんだけのことなんですよ。ええ、本当に。
- 中居:
- だから僕、詞を見て拓郎さんのイメージじゃないですけ
ども、人間をいろいろと考えて、理想がとにかくあったんですよ。とにかくやっ
ぱりこだわりがすごくある方だと。
- 吉田:
- ああ、それはないですね。
- 中居:
- で、常になんか強い気持ちがあって、常になんか人と違
う視野でいろんなものを見てんじゃないかなと。
- 吉田:
- ああ、僕ね、そういうあの、ちょっと変わったとことか
は知ってたかもしれませんけど、基本的にはメチャクチャ女々しい奴で、すぐ泣
いちゃう、若い頃から。いじめられたりとか殴られたらすぐ泣いちゃう。弱いん
です。
- 中居:
- え? なんでああいう詞が書けるんです?
- 吉田:
- いや、嘘なんですよ、だから。
- 中居:
- もう想像で?
- 吉田:
- なんかそういう自分で描く理想のものがあって、それを
なんか自分で書いてるうちにそこになり切って、自分で。で、それに例えば、夕
べフラれてね、こんな詞書いてるうちに「その女が何だかんだ」なんて書いてる
うちに自分でその気になって、次の日からはそうやって肩で風切ってあれいて、
街を。「俺はあんな女に」なーんて言ってるのが一つのポーズだったんだけど
も、よく考えると全部嘘で。本当は追っかけてって「助けてくれ」って。「俺を
捨てないでくれ」って言いたいようなことだったんだろうけど。そんな気がする
んです、全部。
- 中居:
- へぇー。
- 吉田:
- で、家へ帰って、きっとフラれて、例えばね、女性と別
れた時なんかは、奇麗に別れたりしたような歌作ってるんだけど、じつは家帰っ
て一人でグジグジグジグジね、言ってたに決まってるんですよ。
- 中居:
- そういうのを詞にしようとは思ったことは?
- 吉田:
- だって、「あの娘の家に火つけたい」って歌にならない
でしょ、そういうのはね。うん。だから、それぐらいのことを考えてたんじゃな
いですかね? すげぇつまんねぇことを。
- 中居:
- へぇー。ちょっとギャップが。僕にとってちょっと大き
過ぎましたね。
- 吉田:
- いや、そんなもんですよ。
- 中居:
- そんなもんなんですかね?
- 吉田:
- ええ、そんなもんですよ。
- 中居:
- でも、でも、あれですよね? 音楽のスタンスは変わら
ないですよね。
- 吉田:
- これはあの、ええ、変えられない。そっから出れない
し、そこにいるしかないですね。だから、そこでお相撲をとってるしかないと。
- 中居:
- 変えようとも思わない?
- 吉田:
- ええ。変えられない。いろんな音楽聴くのは好きなんで
すよ。だけど、自分がそこへなかなか入っていけないっていうのはありますね。
- 中居:
- 入りたいっていう気持ちは?
- 吉田:
- ええ、何度か自分では、自宅ではデモテープとか作る時
はすぐトライして、必ず現場でボツるっていう。「あ、ダメだ。俺には無理
だ」って。
- 中居:
- へぇー。
- 吉田:
- すぐ恥ずかしくなるんですよ、なんかやってるうちに。
「ダメだ、こりゃ」っていうのがあって。で、人の曲をかく時は、そういうなん
か冒険が出来たりするんだけど。自分だとやっぱ恥ずかしい。
- 中居:
- でも今、本当、たくさんの曲がね、出てきてますし。い
ろんなジャンルまでも出てきてるじゃないですか。そういうのを聴いてて、
「じゃあ自分も今度やる時は、こういうのでいったらもしかして」って。
- 吉田:
- だから、例えばいろんな音楽がたくさんあって、いろん
な歌が流れて、いろんな曲が流行るのは、素晴しいことだから。昔ってつまり、
一種類のものが流行ると、そこばっかりだったんだけど、今ってやっぱりいろん
なまあジャンルっていうか。いろんな形を持った音楽が流行ってね。それは若い
人がいろんな音楽を聴くようになって、すごく素晴しいです。
- 中居:
- いいことだと?
- 吉田:
- ええ、とてもいいことだと。そういうジャンルみたいな
ね、なんかつまんない垣根もないし。僕らの時代って歌謡曲の人って「向こう
側」って呼んで、すごい遠い人だと思ってましたから、なんか。「向こうだ」
「こっちだ」っていう区分けをしてね。それでまた気取ってたんですけどね。
- 中居:
- じゃあ今の音楽も、決して否定はしない?
- 吉田:
- ぜんぜん僕、大好きです。小室哲哉の曲もね、嫌いなも
のもありますけども、「なんでヒットすんだろうな?」っていう疑問もありますけ
ども、それがウケてるっていうことに関してはもう、「これは若い人が応援して
るんだから、そういうことなんだろうな」っていう納得は出来てますけどね。
- 中居:
- でも、そういう物の考え方っていうのは、昔じゃあ。
- 吉田:
- 出来ませんよ。昔は俺が一番ですから。
- 中居:
- そうですよね。
- 吉田:
- 昔、小室哲哉が出てきたら蹴飛ばします。
- 中居:
- いや、でもやっぱりそれっていうのは、年齢がそうさせ
たのか、それとも?
- 吉田:
- ええ、年齢ですね。全部、年齢ですよ。こういうことが
話できるのって、絶対50だと思ってんですよね。
- 中居:
- でも、小室さんのあの、♪Wow War Tonight〜ってある
じゃないですか。
- 吉田:
- ええ、ええ。
- 中居:
- あれってちょっとあの、拓郎さん入ってるかなぁと。
- 吉田:
- ああ、あれはパクりでしょう。彼、ウマいですよ、あ
の、わからないようにやるのはね、非常に。
- 中居:
- ちょっと拓郎さんぽいなぁとは思ってたんですけど。
- 吉田:
- ええ、だから、彼の年代は多少やっぱり現場でも影響を
受けたりした時代があるんじゃないですか? 僕たちの時代と。僕だけじゃなく
て、いろんな人の。そういうフォークソングとかいうのがあった時代を、彼は体
験してると思うんで、学生の頃に。そういうエキスは多少どっかに入ってるん
じゃないですか? だから、あの曲は僕もシビれましたもんね「これはいいや」っ
ていう。
- 中居:
- あ、いいと思いました?
- 吉田:
- ええ。僕、trfはね、本当にね、この前も小室さんにこ
こで「よくわかんない」って言ったんですけどね、あの曲はわかっちゃったんで
すよね。「あ、これは悪くない曲だよね」とかいって。
- 中居:
- trfの?
- 吉田:
- いや、trf……そうですね。だから、なんだかよくわか
んないけど、なんとなく入ってくる曲もあるし、ぜんぜんもう入ってこない曲も
あるんだけども、そういうのがたくさんあるって楽しいじゃないですか。やっぱ
り「これしかないんだ」っていうのって、すごい悲しくて。で、「これしかな
い」時代っていうのは、「それ以外は音楽じゃない」っていう見方になっちゃう
からね。それはマズい。いろんなのがあるほうが楽しい。
- 中居:
- やっぱ、いいものはいいと。
- 吉田:
- ええ。いいものは必ず言い伝えられるし、残っていくだ
ろうし。それこそ幾つになっても覚えて歌ってるのもあるだろうし。それから、
自分たちが青春を過ごした頃のバックグラウンドミュージックっていうのは、人
間て忘れないですからね、60になっても。映画音楽とかね。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 吉田:
- そういうのが残っていくのは素晴しいですよね。
- 中居:
- 器が若い時より……。
- 吉田:
- 器ありません。
- 中居:
- でも、器が大きくなったんじゃないですかね? 「俺が
一番だ」って思ってた時より。
- 吉田:
- いや、今でも、どっかではね、まあ、番組離れたら「俺
が一番」て言いたいんですけどね。
- 中居:
- 常にでも、そういう意識っていうのは持ってたほうがい
いような気するんですけどね。
- 吉田:
- そうですかね。いや、着いていく立場としてはもう、い
ろんなことを。
- 中居:
- まあ、そういったわけでですね、あの、これでも、小室
さんの時も一回ね、出ていただいたんで。
- 吉田:
- ええ、はい。
- 中居:
- あの、今度、ぜひじゃあSMAPに曲を。
- 吉田:
- いやぁ、もうそれはもう。素晴しい、あの。いろいろ
ジャケットも見せていただいたりクレジット見せていただいたら、スティーヴ・
ガッドとか素晴しいメンバー、もうすごいですよ。憧れの。
- 中居:
- そうですね。
- 吉田:
- スティーヴ・ガッドのドラムで歌える人はいないです
よ、本当に。すごいことなんですよね。
- 中居:
- 僕もその人たちのまあ、すごさっていうのはくわしくは
知らないんですけども。
- 吉田:
- ええ、ええ、すごいですよ。
- 中居:
- ちょうどだから拓郎さんの。
- 吉田:
- 僕たちの年代は神様ですよ。
- 中居:
- ね。
- 吉田:
- ええ。
- 中居:
- 参加していただいて。
- 吉田:
- みなさんぜひまた。スティーヴ・ガッドのドラムも…。
なんの話だかよくわかんない。すごいですね。
- 中居:
- じゃあ今度、またじゃあ違う形で。
- 吉田:
- はい。
- 中居:
- お会いしたいと思います。
- 吉田:
- ええ、違うファッションでまた。
- 中居:
- ええ、違うファッションでお会いしましょう。
- 吉田:
- はい。
- 中居:
- はい、今週のゲストは吉田拓郎でした。どうもありがと
うございました。
- 吉田:
- どうも。
(はいOKです)
- 吉田:
- ありがとうございました。
- 中居:
- ありがとうございました。
- 吉田:
- ちょっと握手をさせてください。すいませんどうも、あ
りがとうございました。
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