CLAMP TALK Vol.28 Non-Edit version

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NAKAI in Talking with TK.


tk:
こんばんは、小室哲哉です。えぇとですね、TK MUSICCLAMP、今日で51回目になったわけですね。50回目がまあ、一つの節目で、 今日からセットも変わってですね、いろんなことが今日から変わるんですが。 えぇとですね、今日のゲストというのは、じつは僕でしてですね、僕が今日は51 回目のゲストということになるんですが。ということは、じゃあ、司会は誰だ?  という感じなんですけどね。どなたなんでしょうか? っていうと、なんと、中居 君なんですね。どうも。

中居:
どうも、こんばんは。中居です。

tk:
お久し振りで。席が変わってますね。

中居:
すごい違和感を感じるんですけど。

tk:
やっぱ違う? ぜんぜん。

中居:
いや、僕がここにいるっていう違和感より、今までずっ と僕がみの番組を客観的に見てきた小室さんのこっちの位置が。小室さんがそっ ちにいる違和感のほうが強いんですよ。

tk:
あ、そう? なんか居心地悪い? 

中居:
なんか、おかしいですよね、そっちにいるのが。

tk:
でね、セットもやっぱり違うじゃない、ぜんぜん。

中居:
ええ、違いますよね。

tk:
で、なんかね、入った瞬間ね、ゲストで来たような気分に はなった。

中居:
そうですか? 

tk:
うん。なんか、中居君の番組に来たような気分にはなっ た、一回。

中居:
本当? そうかなぁ? 

tk:
でもまあね、「TK MUSICCLAMP」っていうふうになってる からね。今のとこほら、これいつもリハなんて何もないから、いきなり話しして るじゃない。だから、ちょっと今まだ何ていうの? 両方混ざっちゃってて変な気 分。

中居:
変な感じでしょうね。

tk:
ゲストのような気分だし、司会者のような気分でもある し。

中居:
でも、いきなり今日から、ゲスト今まで1年間ずっと50 回通してやってきて、「じゃあ、今回はゲスト」って言われても、多分ピンとこ ないと思うんですよね、小室さん自身が。

tk:
そうですね。で、僕もこないし、あとはリスナーじゃなく て視聴者のみなさんが。

中居:
そう。見てる人ですよ。

tk:
ね。これ、ちゃんと説明しなきゃいけないよね。

中居:
なんの前ぶれもなくいってるわけですよね? 

tk:
そう。スタッフがね、そういう驚かせるのがやっぱり好き なんですね、みんな。

中居:
いや、スタッフの人が驚かせるの好きでも、小室さんの ファンであったり…。

tk:
番組のファンの人もね。

中居:
っていうのは、今どういう気持ちでいらっしゃるんで しょうか? 

tk:
そうですね。

中居:
かなりショックだと思いますよ。

tk:
ショックかな? どうかな? 喜んでる人もいると思うし ね。まあ、いろんなのがあると思うよ。まず僕がこういう番組を去年始めた時に も、「なんで喋りの下手な小室哲哉が」って。

中居:
ええ、僕も疑問ありましたよ。

tk:
それで、そういう喋らない、司会なんてやったことがない 人がこういうことやるんだっていうような質問とかもあったし。そういう意見も あったしね。で、だんだんやっぱりやっていく度に、自分なりのスタイルはもっ てけたから何とか1年やれたんだけれども。

中居:
何がきっかけだったんですか? こういう音楽を中心と したトークをやろうって。

tk:
うーん? まあ、当然僕からじゃなくて、こういう話をフ ジテレビからもらったから、菊地君からもらったからやってるわけなんだけど。 あの、テレビを使うことは好きなのね。

中居:
うん、うん、うん。

tk:
あの、今までたくさん出て来た人たちも何人にも言われた けど、「小室君ていうのはテレビ好きだよね、じつは」とかって。「テレビ好き なんじゃん」とか「本当は出たいんでしょ?」とかね。そういうのを何人にも言わ れて。ほとんどの人はそう言ってきたかもしれないけど。だから、それを聞いて て「ああ、確かにやっぱりこういうメディアを使うのは好きだな」と思ってんの ね。だから、絶対に嫌だったら絶対に断わるじゃない。

中居:
そうですよね。

tk:
いくらいい仕事でとか、いい話だとかいっても断わると思 うんだけど。どっかにあったんだろうね、自分でも。

中居:
でも、今まで、この番組が始まる前も、そういう話は無 くはなかったんじゃないですか? 

tk:
うん、そう。あった。

中居:
あったわけじゃないですか。でも、それをまあ、断わる じゃないですけども、この番組を自分のなかで「この番組ならやっていこう」 と。

tk:
と思ったのは何ででしょうね? 

中居:
なんかやっぱり、今までと違った自分へのあれがあった と思うんですけどね。

tk:
うーん? そうだね、何だったのかね? ちょっと思い出せ ないんだけど、「まあ、やってもいいかな」って思ったんだよね。なんかね、最 初は東京ローカルだったのね。

中居:
あ、関東地区だけですね。

tk:
うん、そこだけで。だからなんか「見る人も少ないんじゃ ないか」とかそういうのもあったし。知ってる人だけの密かな楽しみで「なんか 音楽番組やってるんだよ」っていうのでいいかな、とも思ったし。きっとそうい うところだね。

中居:
でも、こう(出演者リスト)見るとね。

tk:
それにしちゃあ、ゲストがすごいよね。

中居:
ねぇ。小室さんのまあ、気楽な気分じゃないですけど も、ちょっとした趣味の延長じゃないですか。それにしてもでも、これはちょっ と僕なんかから見ても、いわゆる一流ですよね。

tk:
全部一流の人だね。

中居:
一流のアーティスト。

tk:
面白いよね。だからその、最初のほう宇都や木根っていう のはTMのメンバーだからだけど、この小林武志さんとかね。

中居:
ね。テレビ出る人じゃないですもんね。

tk:
テレビなんか出てくれる人じゃないし。絶対に貴重だと思 うしね。もう全部が貴重なんだけどね。

中居:
本当、そうですよ。

tk:
B'zの稲葉とか。

中居:
この人、喋ったの初めて聞きましたよ。

tk:
あ、本当に? どういう声だったか、喋りがね。っていう ぐらい出ない人でしょ。

中居:
ええ。

tk:
も出てくれたりとかもしたしね。

中居:
やっぱりでも、これは小室さんの価値観であったり、人 間性である上でのキャスティングだと思うんですよ。

tk:
あの、ミュージシャンっていう部分で、まあなんか、一応 ハードルを越えてもらえたっていうかね。ちょっとその塀を乗り越えてくれたの かもしれないっていうのはあるんだけど。逆に僕、正直言って、会ってみたい俳 優さんとかはいたわけ。

中居:
役者さん? 

tk:
うん、役者さんとかで面白そうな人で、話を聞いてみたい とかいう人はいたけど、そういう人たちはちょっとね、「そんな音楽の話は出来 ないから」って断わられちゃったかもしれなくて。なんか一応やっぱ MUSICCLAMPってことで音楽の話だったじゃない。

中居:
アーティストの方々ですからね。

tk:
だから、そういう意味で僕がミュージシャンっいうことで 納得してもらえたのかな? という気もするけど。

中居:
でも、小室さん、この一覧表の人はほとんど初対面? 

tk:
初対面の人は多い。

中居:
多いでしょうね。で、こうやってじっくり話すなんてこ とも初めての方々ばっかりじゃないですか。

tk:
だから、ドキドキするんだよね、瞬間ね。席に着いた瞬間 に。

中居:
どうでした? 今まで。この人は自分にとって結局つか めないまま終わってしまったっていうか。納得のいくトークじゃないですけど も。

tk:
そうね、僕はみんなそれなりになんか話しをね、引っ張り 出せたとは思ってるのね。どの人も「なんか無理だったな」っていう人はいない んだけど。ゲストの方が自分の言いたいこと、本当に伝えたいことっていうか、 僕を通して。僕は結局フィルターみたいなもんじゃない。

中居:
煙を吐けばいいって。

tk:
ここを通して見てる人に、なんとなく本音みたいな。そ う、本当に煙みたいにワァーッと出したいことが言えればいいわけで。だからそ れがもしかしたらちょっと、全部通じなかったかなとか思う人もいたかな。

中居:
中にはやっぱり、まず小室哲哉という人間はどういう人 間であるか、どういう物の考え方をするか、やっぱり手探りしてくる方々もい らっしゃるでしょうし。逆にあの、「ちょっとこいつを懲らしめてやろう」って 思ってる人も…。

tk:
ああ、いたいた。

中居:
必ずでも、いると思うんですよ。ね、小室さんぐらいに なりますと。

tk:
だから「小室哲哉っていうのを、ちょっとここで遊んじゃ え」っていう感じで考えてる人もいたと思うね。

中居:
でも、僕なんて見てて思ったんですけども、まあ、ある 人が「おまえの音楽は」っていう方もいらっしゃって。まあ否定じゃないですけ ど「俺の音楽はこうでこうで、小室さん、あなたの音楽はちょっと違うんじゃな いか」じゃないですけど、大袈裟な話。でも、小室さんは決してその人に、相手 のゲストに対して、対抗意識といか、ライバル意識っていうのは一つも燃やさず に、自分の音楽論だけを述べて。

tk:
そうだね 。

中居:
逆にね、ここにいた人がね、すごい惨めに感じる時が あったんですよ。ガムシャラに喋ってる感じがしててね。

tk:
僕はなんか、そこは肩の力が抜けててホスト役に徹するこ とは出来てたからね。いや、そんなこと言ってたら、飲んで昔とか音楽の話でも けっこう言い合いになっちゃうようなことってあるわけじゃない。「おまえ、そ れは違うよ」とか言う感じで。もしもマジに、マジなんだけど、僕は真面目に接 してるけど、なんか肩に力入れちゃって対抗しちゃったら多分、話が終わらな いっていうか。

中居:
そうですよね。

tk:
気分悪くして帰る人ばっかりになっちゃうもん。

中居:
基準がやっぱり違いますしね。逆に答えもないですし、 音楽っていうのはね。

tk:
そうそう。僕にだって、「ダンスミュージックって嫌いな んだよね」ってそっから入った人がいたとしたら、「あぁ、それは嫌いな方もい ますよね」って言うしかないじゃない。

中居:
そうですよね。

tk:
「嫌いだったら僕と話してもしょうがないじゃないです か」とは言えないし。例えばダンスミュージックにしたって。だから、僕はなる べく自分もいいなと思うところ、その人が。

中居:
逆にそういうふうになんか、ぶつかってきたものに対し て小室さんからむき出しになって「俺も言ってやろう」っていう感じがなかった んで、自分の気持ちを醸し出している人のほうが情けなく見えて。だ、小室さん のほうが大きく見えたりするんですよね。

tk:
まあね、それは中居君はよく見ててくれたかもしれない ね。なんとなくそっちのファンの人にとっては、なんか「おお、もっともっと」 みたいな人もあったかもしれないし。そういう見方もあっただろうし。けっこう ね、それは深いかもしれないね、その見方によってはね。

中居:
そうですね。本当、音楽に対して数が結果じゃないです しね。

tk:
そうそう、そう。みんなそれぞれのカラーがちゃんとある 人ばっかりだったから。

中居:
そうですよね。濃いゲストの方ばっかりですもんね。

tk:
なんか、そういう意味ではね、チャート番組とかいうああ いうのとは全く違うところ。まあ、最後は音楽番組なんだけど、人対人のなん か。

中居:
そういうの僕、好きでしたよ。

tk:
そういう番組だったね。

中居:
滅多にやっぱりね、こういうゲストの人の見ててね、 トーク番組にはまず出ない方々が多いじゃないですか。それで、例え歌番組出て ちょっと喋る時でも最低限の自分のカラーじゃないですけど、自分のアーティス トとしてのキャラクターみたいなものを守りつつ喋る場合があるじゃないです か。この番組はやっぱり僕は小室さんだからゲストの人たちも裸になって。

tk:
ある程度はそうなってくれたかな、と思うけどね。

中居:
そういうとこやっぱり小室さんにとっては嬉しいです か? 

tk:
嬉しいね。それはもう大事な財産にね、なったと思うんだ けど。で、あの、中居君はね、なんかけっこうびっくりしたベストテンみたいな のがあって。会ってみて予想外っていうか、自分がある程度はイメージしてみん な会うでしょ。その予想外ベストテンっていったら1位に入る、1位だと思うわ け、僕のなかで。

中居:
そうですか? 

tk:
「あ、こんな人なんだ」とか「こんなやつなんだ」ってい う意味ではけっこうびっくりしたね。

中居:
え? それ、どういったところが? 

tk:
まあ、予備知識がもちろん無いっていうのもあるんだけ ど、無いっていうのもあったし。だから勝手に「こんな感じ」っていうのが SMAPっていう話の部分でしかわかんないじゃない。で、いろんな話聞いたりとか してて、で、やけに考え方がぜんぜん年齢は違うんだけど、事の進め方がすごい 似てたからびっくりしたでしょ? 俺が話してる時。

中居:
びっくりしましたよ。小室さんと接点があると思いませ んでした、僕。

tk:
変な接点なんだよね。女の子の趣味が一緒とかさ、そうい うんじゃないんだよね。

中居:
そういうんじゃないですよね。

tk:
もっと渋い接点だったけど。

中居:
まあ、マニア的なとこですよね。

tk:
そう。メチャクチャ自分の性格とかキャラクターがすごい 似てるなぁと思って。

中居:
だから、僕がこうやって作る人、いわゆる裏の人ですよ ね。作る人と会話をするケースってやっぱり少ないんですよね。で、作る人と周 りの人いろいろいるんですけど、こういう場ももちろんそうですけど、テレビ以 外のところでも喋る機会って非常に少ないですし。だから小室さんとお会いして 話して、ある意味で刺激にもなりましたし、作り方、その道筋は我々が思ってる とこと小室さんの思ってるとこが加減は違ってても「あ、同じところから来てる んだな」って。逆に自分にとっては自信ついたっていう面もありますし。

tk:
あ、それだといいよね。なんかね、すごい似てると思っ た。だから、あんまり経験の長さとかそういうのは関係なくて、なんかものを 作っていったり形にしてく作業が一緒の子だなと思ったし。そこらへんでびっく りしたのね。他の人は「おお、気が合うね」っていうのでも、ミュージシャンの 人が多かったから、モロ、ギタリストの人とか。で、「あの曲が好きなんだよ」 とか「あのアーティストがいいよ」とかで「ああ、こういう趣味なんだ」ってい うのはあったけど。そういう性格的なことで「気が合うね」っていうのはこの中 の人で初めてちだったんで。

中居:
僕もちょっと気持ち悪かったですね。

tk:
それがびっくりしたね。

中居:
びっくりしましたね。ちょっとおかしいぐらいびっくり しましたね。

tk:
あんまり接点はみんなわかんないと思うけどね、すごく。 ここであの時はマークいたじゃない。マークもびっくりしてた。「あ、小室さん と似てますね、考え方が」とか言うんで面白がってた、すごく。

中居:
でも、小室さんが僕いちばんあの時に話してて、まあ当 り前のことだったんですけど。自分がテレビ出て例えば曲を作る時やアーティス トに曲をプロデュースする時に、自分の中で絵を作りながら曲を提供するって。 ちゃんとやっぱり客観的に見た上でのプロデュースをするっていう、それが僕は やっぱり一番大事なことでもあり、逆にやっぱり好きでしたね、そういう小室さ んが。どうしてもやっぱりね、数でね、記録であったり、知名度であったり、み んなが認識し始めると客観的に見れなくなりますよね。

tk:
そうだね 。

中居:
で、もうその通りのっていうか、当り前のね、「これを とりあえず出せばなんとかなるだろ」っていう安易な考えが生まれてくるんじゃ ないかなって思ってたんですけどね。やっぱりここまで達してきた小室さんで も、常にやっぱり客観的に、常に新しいものをって考えてる小室さんていうの が。

tk:
うーん、まあ、やっぱり負けないみたいなことになっ ちゃってるんだけどね。自分に負けちゃうとね、もう止まっちゃうっていう感じ すごいするから。ちょっともう多分もしかしたら世間の人も「そこまで働く?」み たいな感じとか「そこまでやる?」っていうふうに思い出したりして。

中居:
僕もそう思いますよ。

tk:
あと、もしかしたら「もういいよ」って思う人ももちろん 入ると思うし。だから、それに勝つにはやっぱり信じられないくらいやるしかな いから。普通の人間だからね。

中居:
そうですよね。

tk:
スーパーマンじゃないから。「いつ寝てんの?」って寝な きゃいけないわけだから。「寝てないですよ」っていっても寝てるわけだし。 やっぱりそれは普通にしてるわけだから。いかに仕事出来る時間でどれだけのこ とやるかだから。ちょっと自分でも考えられないくらい効率よくやんなきゃいけ ないわけだよね。

中居:
そうですよ。そういうのってもうね、変な話、お金で あったり、1位をとるためとか、もう数字の問題じゃないと思うんですよね、小室 さんの今やってる仕事っていうのは。やっぱ、何でしょうかね? なんのために?  

tk:
もうどんどん削ぎ落とすようにしてて、まあ最終的には やっぱり聴いてる人が気持ちよくなる、なんか気持ちが落ち着くとか、とにかく 気持ちがよくなるということだけだよね。

中居:
その喜びっていうのは本当にお金には変えられないです からね。

tk:
変えられないでしょうし。もしも聴く人がすごくまあ「お 金持ちになろう」とか思って頑張って働いてる人だったら、その「お金持ちにな ろう」と思って頑張ってる人の手助けになる音楽。ちょっと頑張ってもらえれ ばってそういうふうに考えてるから。だからまあ、1000円でも3000円でもお金出 して買ってくれる人のために、ちょっとでもなればいいっていうね。少なくとも 「なんだよ?」ってならないように、絶対にその線は越えなきゃいけない。

中居:
その気持ちって絶対大事なことですよね。

tk:
しかないからね。こうやって恵まれて作る場を持てるわけ だからね、今はね。

中居:
例えば今、小室さんが曲を作る時に、時間に追われてま あ安易な気持ちで「これでもういいだろう」って曲を提供したことによって、で も今の小室さんだったら逆に名前だけでもしかして売れるかもしれないですよ ね。

tk:
かもしれないね。

中居:
でも、それでも構わない状況にもかかわらず、やっぱり 常に自分の、まあ時間には占有されてるんでしょうけど、その制限された中で自 分のベストの状態の「これが小室哲哉の音楽ですよ。プロデュースしたもので す」って胸張って出せるっていうのは素晴しいことだなって僕は思いますけど。

tk:
まあ大変ちゃあ大変だけどね。

中居:
グチャグチャじゃないですか? 

tk:
僕がちょっとため息をついてるとこを見たことがある人が いるかな? って感じだよね。例えば「お疲れ様でした」っていって戸を閉めた瞬 間に「はぁーっ」っていう感じ。きっと中居くんにもあるかもしれないけど。そ ういうシーンは見せられないから、僕は今。

中居:
逆に見せたくないですね。

tk:
見せたくないのもあるし、絶対そういうところはね。

中居:
逆に見た周りの人っていうのが不安になったり。

tk:
そう。もしもそれを通り掛かりに見たら「ヤバいよ、小室 さん。疲れてるよ、そうとう」とか。「そうとう重症だよ」とかね、そういう感 じで。

中居:
まあ、細かい心遣いですけどね。そういうところもやっ ぱり。

tk:
そういうのも入っちゃってる、仕事の中にもう今。それも 関係しちゃってるから。だからもっと言っちゃうと、さっきの「これぐらいでい いんじゃないの?」って頭の中で思うところは調整だからさ、いろんな意味で。 「この曲は今回はちょっと力抜いたほうがいい」とかそういうのはあるから。そ う思っても、それをこういうところでポロッと言っちゃうと、それの影響ってい うのがすごいあるから。「あの曲って小室哲哉、手ぇ抜いたらしいよ」って言わ れちゃうでしょ。そういうぜんぜん違う意味でもそうなっちゃったりすると、 やっぱり自分が思ってたのとぜんぜん違うほうに行っちゃうから。

中居:
でも、今でもこのヒットチャートの中でベストテンの上 位の5曲が小室さんがプロデュースした曲が入ってた。まあ、これは音楽史上では 初めてのことですし。まあ、今後ともこういう形で音楽界が動くっていうこと も、ちょっとないんじゃないかと思うんですけど。

tk:
どうだろうね? 

中居:
だから僕、小室さんがこういう音楽を作ってるっていう のは、ある意味で今までの日本の音楽界の反発じゃないかなと思ってたんです よ。今までのいわゆるまあビートルズからきてずっとな借りがあるわけじゃない ですか。あらゆる音楽が出て来て。で、最近ではバンドブームがあって。そのバ ンドブームに乗った人もいれば、それに反発する人もいて。その反発したところ が僕は小室さんだったんじゃないかと思うんですよね。その時に流行ってたも のって。流行り物ってバンドブームもそうですけども、流行ったものは去ります からね。

tk:
そうなんだよね。確かにそうなんだよね。僕も流行り物を 作ろうとはぜんぜん思ってないんだけどね。もしかしたら小室系、カラオケちか いったらそういう言い方をされてるかもしれないけれど。で、これもじゃあ今の 流行りだったとしたら去っちゃうのかもしれないし。まあ、それは今のとこどう だろう? 僕わからないけれど。

中居:
だから、僕なんか小室さんにやっぱりこれから期待した いっていうのは、記録に今残ってる曲が多いじゃないですか。記録に残ってても 今後ともやっぱりちょっと記憶に残る歌っていうのかな。

tk:
そうだよね。そこが大事だよね。まあ、みんな覚えてくれ て、3年とか5年とか経っても「あの曲いいよね」って言ってくれるのはいいけど ね。

中居:
だから本当、ビートルズじゃないですけども、ストーン ズでもそうですけども、今我々は全盛期の活躍を知らないでも受け入れる曲じゃ ないですか。受け入れることができる曲じゃないですか。そういうのやっぱり僕 らが例えば今小さい子、これから生まれる子たちが20年後30年後に小室さんの曲 を聴いて受け入れてくれる曲っていうのはね。

tk:
そうだよね。

中居:
僕なんかはそういう曲になるんじゃないかと思うんです けどもね。

tk:
どうかね? まあ1〜2曲そういうのがあれば代表曲ってい うのであればいいかなと思うけど。今、だんだんでもみんな誰でもすごい自分の 趣味っていうかさ、みんなバラバラでしょ。決行まとめるのは難しくなってるか ら。「あなたの思いでの1曲は?」っていう時も、昔よりはすごい分かれると思う の、けっこう。私はあれ、僕はあれ、俺はこれがいいってていうのが分かれる傾 向があるから。うーん? どうなんだろうな? 

中居:
わかんないですよね。

tk:
わかんないんだよね。

中居:
でも僕は小室さんがTMネットワークとかTMNとかのああ いう活動してた時でも、今の自分ていうのを何となく自分自身で小室さんは予想 してた上での活動だったんじゃないかと思うんですよね。

tk:
うーん? どうかな? 

中居:
たまたまこういうふうになったんじゃなく、ある程度自 分で「これは来るの間違いない」まではいかなくても。

tk:
あのね、不満はあったから、やっぱりそのシステムってい うかやり方とか作り方とか。人に伝える方法とかね、そういうので「もっとこう したい、ああしてみたい」っていうのがたくさんあったから。それはあって、そ れを10年終了して自分の好きな形でやってみたいなっていうのはあったね、それ はね。それてダメだったらきっとダメだったよね、もうね。やってみたいと思っ てることができなくて、やってみて結果が出なかったらやっぱり自分が間違って たと思うし。

中居:
一番最初のそのTMネットワークとしての音楽っていうの は、自分にとって心地いい音楽だったんですか? 

tk:
じゃなかったね。

中居:
あ、そうだったんですか。

tk:
やっぱりデビューアルバムから自分がやろうとしてたこ と、ジャケット見るとね「プロデュースド・バイ・テツヤコムロ」ってもう入っ てるのね、もちろん。で、自分がプロデュースしてるんだけど、ぜんぜんプロ デュースじゃなかったね、やっぱり。今から思えば。まあ自分の好きなことはや れてたかもしれないけど、自分が責任もってお客さんまでは届けてなかったか ら。その間に何十人もいろんなクリエイターの人とかいろんな人が入って作った わけだから。やっぱりぜんぜん自分で納得がいくもんじゃなかったし。ずっとそ れは納得いってなかったと思うね。

中居:
ああ、そうですか。

tk:
それはあの、戻っちゃうかもしれないけど、数字とかそう いうものにも出てたけど。「なんであのバンドがこんなに売れて、うちこうな の?」っていうような話しは3人でよくしてたし。

中居:
へぇー。

tk:
そういうのはよくしてた。「そんな贅沢な」って言われた こともあるよ。「何十万枚も売れてるんだからいいじゃない」とか言うのもあっ たけど。自分のなかではちょっと違ったとこもあったけどね。

中居:
いつぐらいからですかね? 自分が胸を張って「これは 小室哲哉が」って。

tk:
責任をやっぱり持ってっていうのはね、trfとかからだよ ね。

中居:
そうですか。

tk:
TMの時はリーダーで責任は持ってたんだけども、やっぱり なんとなく100%自分のものじゃなかったっていうようなところがあるから。それ はレコード会社だったり、事務所だったりとか、宣伝をする人だったりとか、あ と世の中のファンの人も含めて、全部が自分で責任持てる状況じゃなかったか ら。trfなんかはまず応援してくれる人からもう自分で責任持つような。

中居:
そうですよね。ゼロの段階からですもんね。

tk:
それでやったつもりだったからね。だから、もちろん負わ なきゃいけないものも大きかったけども、でもすごく自分で納得はいくようにで きてるから。まあ最初はね、やっぱりそんなに売れなかったけど。1枚目は売れな かったんだよ、そんな。

中居:
trfですか? 

tk:
うん。「イージー・ドゥ・ダンス」って曲からだから。

中居:
僕は僕の中でtrfの中で「イージー・ドゥ・ダンス」が 一番好きなんですよ。

tk:
あ、本当に。それはね、すごい嬉しいけどね。

中居:
一番好きですね。

tk:
あれは個人的にもよく出来てるなと思う、自分でも。

中居:
すごいよく出来てますよ。ある番組かなんかでね、あ の、SMAPで音かなんかちょっと使わせてもらったことがあったんですよ。まあ ちょっとのとこだったんですけど。「なんだこれ? これ、誰?」って。で、trfっ て。「trfって誰?」って。で、後ろのサムさんであったり、僕なんかの振りつけ をずっとしてくださった方ですから「サムさん?」。

tk:
ああ、そうかそうか。

中居:
うん。で、「曲は誰?」。で、小室さんの名前が。「お お、なんだよこれよぉ」。

tk:
サムなんかはまだ、あの頃trf自分でね、なんとなく一体 化してなかったんじゃないかな? テクノとかね、ぜんぜん違ったでしょ。

中居:
ええ、ええ。

tk:
あの、でも、あれはなんていうのかな? 覆面的なところ があったから、僕、隠れてたでしょ? 

中居:
うんうん。

tk:
隠れられたし。だからなんか「小室哲哉がやってるから好 き、嫌い」っていうのはなかったからよかったよね。

中居:
そういう次元じゃなかったですもんね。

tk:
評価はそのまま正当な評価だったから。

中居:
だから、その音楽が好きなものだけが寄り付いてくるっ ていうか。

tk:
そうだね 。じゃあ、もしかしたらSMAPのみんなとかで 「いいよ」って言ってくれたらそれは本当、楽曲がカッコいいよって言ってくれ たわけだから。それはすごい嬉しいよね。

中居:
「これ、誰が作ったの?」ってメンバーで、今でも覚え てます。もう4年5年ぐらい前ですかね? 「これ誰? 誰が作ったの?」。

tk:
そうかそうか。

中居:
ちょっと自分の中である面では悔しい気分になるんです よね。

tk:
わかるわかる、それはね。いい映画とか観ちゃうとね。

中居:
悔しかったりしますよね。

tk:
「なんでこういうの出来んの?」って思っちゃうからね。

中居:
で、小室さんの音楽っていうのは、僕なんかから見てダ ンスをやってる。「こんなんだったらちょっと頭をひねれば出来るんじゃないか な」って、手が届くんじゃないかっていう音楽なんですよね。

tk:
そうなんだよね。ダンスの基本みたいのはね、そのまま やってるからね。

中居:
でも、なんでこういうのが自分で、僕らにとって、浮か んでこなかったのかなって。そういう気分になる時ありますよね。強いですよ ね。

tk:
だからそうだね 。「イージー・ドゥ・ダンス」とかは自 分で胸張って、さっき言った自信持って、これはプロデュースの作品で、責任全 部持って、「これでどうですか」って出したものですって言えると思うし。

中居:
今後はどうですか? 小室さん。

tk:
今後はね。今はだからなんか自分で「これやってみたい。 あれやってみたい」っていう時期は今おあずけになっちゃってるから。

中居:
追われるほうが? 

tk:
うん。ちょっと締切しかないっていうか。まあ、それはい いことなんだけどね。締切がないとやっぱり何も出来ないから。

中居:
やっぱり緊張感がないと。切羽詰まんないと出来ないっ ていうのありますしね。

tk:
そうそう。「来年でいい」って言われたら、来年まで何に もやんないかもしれないし。やっぱりそれはね。だから、それはいいことなんだ けど。でも、ちょっとおあずけになっちゃってるっていうかね。まあglobeとかは 自分もすごい楽しいし。だからそれで少し遊ばせてもらってっていう。楽しん で、自分で。そういうのあるけど。

中居:
やっぱりこれからもどんどんまた新しい音楽が入ってき たり、逆に同じような音楽が出てきて小室さんとぶつかるような。

tk:
そうだね 。きっと、さっき中居君が言ったように、 ちょっと考えれば出来そうだっていうところがあると思ってる人は、世の中にた くさんいると思うから。

中居:
たくさんいると思いますよ。

tk:
もうやってる人もいると思うし。そういう曲も出てきてる し。まあ、それは仕方ないことだと思うから。

中居:
基本的にはブラック系、テクノダンス系の曲ですか? 

tk:
そうだね 。そこらへんのノウハウみたいのはやっぱり、 みんなだんだん「あ、なんだ。こうじゃん」っていう感じでわかってきてると思 うし。もう一個新しいのを考えられるのかなと思うよね、自分の中では。今度も う一個さらにっていうのはどうかちょっとわかんないけど。

中居:
頂点を極めたじゃないですけども、ここまで来ると次を 期待する人が、見てる人もそうだし、聴いてる人もそうだし。上のものを、さら なるものをやっぱり期待するじゃないですか。

tk:
なんですかね? っていう感じで。まあ、今のとこ自分で もわからない。今はだから自分の持ってるテクニックをすごく綺麗にいい形で届 けるだけで、今はまだ。まあ、その次元っていうか。だと思うから。

中居:
でも、僕は小室さんもう考えてるような気がしてしょう がないんですけどもね。

tk:
考えてっていうか、そういうのは考えるの好きだけど、ま だ本当に形になってないんだ、まだ。今まあ毎回毎回作らなきゃいけないいろん な人の中に、少しずつは実験的に入れようとしてみてはいるけど。そうだね 、だ から、アルバム作ってる中にはそういう曲がちょっと入ってるから。まあ、マニ アックなファンの人っていうか、小室哲哉の音楽ってものに少しでも興味持って くれたりとか、あとまあ関心がある人はアルバムを聴いてくれると、僕がプロ デュースしてる。なんか隠されてるっていうか、チョロっと出してるから、今後 をちょっと示唆するようなものとかね。冒険できるじゃない、アルバムだと。

中居:
そうですよね。

tk:
シングルはやっぱりほら。

中居:
ちょっと怖いかったりしますよね。

tk:
責任が重いから、すごく。

中居:
ええ。本当、音楽的にはやっぱりいろいろと要求される でしょうし。なんか可哀想になってくるとこありますよ。

tk:
あ、僕のこと? 

中居:
うん。時間とそしてさらなるものを。

tk:
そう、可哀想に思って欲しいよ。

中居:
あらゆるものをね。

tk:
それは少し思ってくれると嬉しいね、そういうのね。あ の、嬉しいっていうのは、これはもう素朴に。ポロッと言っちゃえばそう思うけ ど。でもやっぱり自分でやらなきゃいけないってわかってるから。だからそれは 大変かな。

中居:
そういう星の下に生まれてきたじゃないですけどね。

tk:
そうだね 。でもね、あの、これから一応というのかとり あえずというのか、ちょっと何て言っていいのかわからないけど。中居君にホス ト役を務めてもらうわけじゃない。みんな悩んでるから、それなりにいろいろ。

中居:
あ、音楽に対して? 

tk:
音楽に対して。もういろんな角度の悩み事っていうか、 持ってるから。それはね、けっこう聞くとガァーッとなるよ。重くなる。

中居:
あ、そうですか。

tk:
なんかね、受けちゃうっていうか、やっぱ悩みとか。それ はそれなりのちゃんとしたアーティストだから、自分できっと考えるだろうから いいと思うのに、一緒にね、帰りの車の中とかで「どうしたらいいのかな?」とか ね、思っちゃうもんね。「きっと、こういうふうにやったらいいんじないかな」 とか、考えて帰ること多いね。その日会った人の話をね、ずーっと考えちゃっ て。「あ、じゃあ、こういう曲で今度出せばいいんじゃないかな」とかね、そう いうの考える人もいたし。そういうの面白いけどね。

中居:
でも、なにが正しいかわからないっていうのがね。

tk:
わからないからね。きっと僕より若いゲストの人が増えた りするかもしれないんじゃない? 

中居:
そうなんでしょうかね? 

tk:
同世代の人とか増えるかもしんないよね。

中居:
ええ。

tk:
ぜんぜん悩み事違うだろうね。

中居:
そうでしょうね。

tk:
まだこれから「いくぞ!」っていう人っていうか。

中居:
まあ、勢いのあるものって、やっぱり勢いありますもん ね。

tk:
あるよね。

中居:
何に対しても。

tk:
そういう今いこうとしてる人の悩みって何か聞いてみたい 気もするしね。僕が50回で聞いてきた人の半分以上の人はやっぱり、もう一山 持ってる人、自分の中で。

中居:
それは世代的にもやっぱり上の方もいらっしゃいますし ね。

tk:
トップのランクの人たちの、そのトップにいたことがある 人ばっかりだから。なんとなく悩みも自分にも照らし合わせられるしわかるんだ けど。その、「さあ、いよいよこれからですよ」っていう時の人ってどういうふ うに考えてるのかなとか。今の若い人はもう一山越えたあとのことを考えてるの かとかさ。そこらへん面白いと思うのね。

中居:
まあでも、どういうふうにね、小室さんと変わってから どう転がるかわかりませんし。

tk:
そうですよね。

中居:
逆に見てる人に期待を…。

tk:
よくでも引き受けたよね。

中居:
っていうか、僕はあの…。

tk:
好きなの? 司会は好き? そんなわけないよね? 司会が 好きっていう人はいないよね、あんまりね。

中居:
いや、僕は喋るより聞くのが好きですね。

tk:
あ、本当。

中居:
うん。いろいろ喋るのはもちろんバラエティ番組なんか じゃそういうのは好きなんですけども。

tk:
そう言えばこれ、台本はないしさ、何もないし、とにかく 相手が喋ってくれなかったらおしまいなような番組じゃない。だから、すごい大 変だと思うんだよね。

中居:
なんですかね? 僕が今後やっていく上で一番心がける ことっていうのは。

tk:
心がけるもの? 僕とさっきから言ってるように似てる進 め方をするような気も本当、してるから。多分、中居くんの場合も自分は置い て、きっとホスト役に徹して。まず相手のなんか外に対して伝えたいことを探る のが一番いいような気がするんだよね。一対一でさ、ガァーンとぶつかってって いうよりは、なんか自分がスーッと逆に力が抜けてる分引いてあげちゃってって いう。そういうのがなんか出来るような気もするし。べつに音楽的にはなんか、 みんなそれぞれいろんなこと考えてるから、それ全部理解しようとしたってね、 わかんないことたくさんあるし。僕なんかもわかんないことけっこうやっぱあっ たね。「こういう考え方で、こういう作り方するんだ」とか思う人もいたしね。 だから、そこらへんはなんか、逆に全部聞いて、それで後ろにスッと伝えてあげ る。フワーッと。みたいなのがきっと一番いいんじゃないかなと思うけどね。

中居:
でもね、小室さんのファンの方々はかなりのショックを 受けてる方がいらっしゃると思いますね。

tk:
そうそう、そう。僕がなんでとりあえず来週からお休み かっていうと、もう時間の限界がまずちょっと。これは納得してもらえる理由だ よね? と思うんだけど。

中居:
うーん? でも納得いかない方もいらっしゃると思いま すけどね。

tk:
ちょっと落ち着くまでは、少しレコーディングの時間を使 わせてもらいたいかなっていうのがあって。

中居:
かなりなんか追われてるみたいですね。

tk:
そうなの。

中居:
話はよく聞きますけど。

tk:
だって僕、今日もスタジオから来たし、今これで終わった らスタジオ帰るし。それでスタジオの作業が止まってる。

中居:
待ってる段階なわけですね。

tk:
待ってるし。っていう状況で。やっぱり自分もどっちも気 になっちゃう。こっちも責任あるし、向こうも責任あって、みたいので。だった ら一回、ちょっとスタジオの作業っていうかレコーディングなりたくさんして、 それで落ち着いたところでまたっていう。

中居:
いつでも帰ってきてくださいよ。

tk:
ポロポロッて帰ってこれるようなね、場だといい。まあで も、TKって付けてもらってるんだしね。

中居:
いや、もうぜんぜんTKのまんまなわけですからね。

tk:
なんか、どういう感じなの? 面白いね。お店任されて るって感じ? 

中居:
留守番て感じですね。なんか弟って感じしますね。

tk:
なんとなくね。

中居:
鍵を渡された感じなんですよ。

tk:
決してドッカリ落ち着けないでしょ、ずっとなんかね。 TK MUSICCLAMPなんて付いてたらね。

中居:
ええ。でもね、小室さんが帰ってきてくれればね。

tk:
たまにそっちで二人で話聞いたりとかすることもあるのか もしれない。

中居:
あるかもしれないですね。ぜひあの、今後ともさらなる 音楽を、僕なんかだけじゃなくテレビ見てる人も期待してると思うんですよね。

tk:
はい、ちょっとそうですね。本当なんかね、来週から中居 君に預けちゃって。なんか「悪いな」っていう感じもあるんだけど、なんかポ イッて預けちゃって。でも、それは逆にみんな暖かくですね、視聴者のみなさん 応援して欲しいですよね、それはね。

中居:
それはありますね。じゃあ、そういうことでテレビを御 覧のみなさん、1年間。

tk:
そうですね。50回、50組やらさせてもらったんでね。本当 にありがとうございます。もう何回もけっこうね、これ節目が多いのね。今まで も何回も終わったと思いきやっていうのがずーっとあって。「今までけっこう やってきましたけど」っていうのが。

中居:
それで急にこれじゃないですか。

tk:
今日はね、本当なんです、今回は。来週はさすがに来ませ ん。これで来週来たら、だんだんギャグになってくるからね。

中居:
チョロっと来そうな気もしなくはないですけど。

tk:
そしたら「何だ、やっぱり好きなんじゃん」て、結局そこ に戻っちゃってね。「やっぱり出る?」みたいなことになっちゃうんだけど。 ちょっとちね、本当にお休みします。

中居:
ええ。その間に出来る限りのことは。

tk:
そうですね。ぜひ。

中居:
この番組に恥じないようにやらさせていただきますん で。

tk:
まあ、深夜番組なんでね。基本的には。ずーっとSMAP出っ 放しなんてことはないよね? 水曜日はそんなにSMAPのはないのか? 

中居:
ないですよ。

tk:
ほら、僕のやってる時はあの、ずっと一週間毎日やってた 時があったじゃない。必ず僕が見る時ってSMAPが出てたからさ。

中居:
「頑張りましょう」で深夜・深夜でつながってましたも んね。

tk:
あの後だったんだよね。

中居:
本当、頑張ってくださいね。僕も頑張ります。

tk:
頑張ります。ありがとうございます。

中居:
さらなる活躍を期待してますんで。

tk:
はい、じゃあ中居くんもよろしくお願いします。

中居:
どうも

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