FACTORY TALK Vol.42

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FACTORY TALK : DOOPEES


CHIKADA in Talking with DOOPEES

キャロライン:
歌を歌うの好きだったし…、作詞作曲で、チャ リンコに乗りながら…

近田:
ああ、俺と一緒だね、そこんとこ。俺も結構行くんだ よ、チャリンコで。

キャロライン:
健康にいいですよね?

近田:
いいよね。で、チャリンコに乗りながら作詞作曲、歌 やってて、それはこの今回のものとは全然違う方向のものなの?想像していたモ ノよりもっとフォークっぽいとか?ロックっぽいとか?そういう?そういうので もない?

キャロライン:
フワフワした?

近田:
じゃ、結構近いよね?みんなさあ、耳肥えて来ちゃって さあ、

富田:
うん

近田:
俺、最近面白いのはさあ、テクノあんじゃん?

富田:
フンフン

近田:
あれはやってんじゃん!ああいうのさあ、夜中さ、クラ ブ行くとさ。真夜中の2時くらいに子供達、いっぱい集まってんじゃん。あれっ て凄いことだよね?

富田:
だから、それずっと、見てきたから よ!変遷を?

近田:
だけどね、びっくりするのは、あのミニマム・ミュー ジックというか?ああ言う同じリフを延々繰り返すっていうかさあ?俺、音楽の その表層的なさあ、その詩の内容とかそういうんじゃないさあ、もっと音楽その もののもっているフィジカルっていうかさあ、純粋、音の部分の快感じゃない? そこの部分ってのを昔、若い子たちって味わうことが出来なかった味わう能力が なかったんだよね。そこがすっごい最近変わってきたよね…。面白くてさ、

富田:
僕はほら、結構音楽史的なところからはいって、分析し てやっちゃう様な、ほらタイプじゃないですか。で、それなりに自分の中で結論 を出して、方向を見つけていく?みたいな?だから、今、行われていることは全 て判るけどね。

近田:
うん、うん。判るよね。

富田:
全然、判る。

近田:
わかるんだけどね、俺ね、それにしても、その、そう言 う子達がさ、自然に、ここ10年ぐらいの間に、加速的に増えてきた状況って、 もっと俺達は喜ばなきゃいかんなあ、って気が、最近凄くしてるの。

富田:
ああ、なるほどね。でもさあ、喜ぶよりも自分でこう 「ぐっ」とイッちゃった方がいいんじゃないの?何かさあ、昔だとそれ、ファッ ションだったんだけど、今それ違うじゃない。

近田:
そこだよそれ、俺が面白いとこ。だから俺が喜びたいっ てのは、

富田:
つまりさあ、喜びたいっってことがそう言うことだとす ればさあ、例えば近田さん僕も、何をすればいいかってやっぱり自分のやりたい ことをど〜んと、ど〜んとね建ててやればいいわけ!

近田:
そうそうそうそう!

富田:
何も気にしないで、俺はこうなんだよね!って。さあ、 事をやればいいわけ!

近田:
そうなんだよね!

富田:
みんなそう言う風にしてきたじゃない?

近田:
今のほら、音楽のシーンってさあ、子供達がさあ、なん て言うのかな、ほんと 商売抜きで好きで、DJやってる子増えてると思うよ。なんかほら同じ様な一つ のあの、自然になろうとする心っての?

富田:
そうだから、商売なんないのにDJやって言う、それが 続けていければいいんだけど…ほら僕らの世代ってさあ、やっぱフリークスって いうか、フリークスがまっとうなね人生をやって終えた人ってまだ居ないじゃな いですか?日本って。

近田:
そうそう日本てみんな途中でレコード会社のディレク ターなっちゃうとか?

富田:
そうそう、そうでしょ?だからさあ、あのまだあの結 論って出てないんだよね。で、そう言う人がさ、後20年ぐらい頑張って、その ままやってって、なれば、あ、こういう風にしてっても、一生送っていけるん だって

近田:
そこだよね

富田:
なれと思うわけ。だからさあ、がんばんなきゃいけない んだよね。

近田:
俺もすっごいそう思うんだよ。

富田:
で、フリークスはフリークスで、そのまんま一生やって いってくれれば、そう言うのが一番ね、やっぱ音楽変わっていくと思う。

近田:
俺もそう思うよ!だから…まさにほんとにさあ、今言っ た通りで、多分さ、若い子達、俺達の事見てる。

富田:
見てるよ

近田:
だから、あそこは計らずも同じ事…

富田:
だってほら、ロックじゃん。出発が。

近田:
自分の言葉でね、それは「10代の誓い」だと思ってる の。10代に誓ったことはさあ「絶対にああいう大人になりたくはないな?」っ てのがあるじゃない。

富田:
うんうん

近田:
それが自分にあっているかどうかを、チェックすること であり…やっぱ貫きたいよね!

富田:
ああ、そういうふうにしても、日本で、そういうふうに しても生きていけるんだって、まだ誰も証明してないモン。

近田:
やっぱそれ、お見せしたいもんね!

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