TKMC Report by Internets #12

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こんにちはみなさんmonacaです

1996年6月22日、見学に参加させていただきました。 1996年5月15日OA,記念す べき中居正広さん第1回パーソナリティのキーワード > 22人 < の謎を解い たmonacaです。
だいたいですねえ、SMAP x SMAPと正広さんのTKMCのためにパソコ ン買ったばかりで、しかもまだあんまり使えないんです。 おまけに、謎が正解し ていたことすらP.KIKCHY氏からお知らせいただくまで知らなくて、とにかく、行 く前はドキドキで、行った後はオタオタしています。 半角.全角.何するものぞ!「 とゆう感じで、残る文章ならばと根性入れていましたら他のインターネッツの皆 さんの早い事。正広さんに出会えた余韻に浸ってしまって、まだ思い出を口にす るのもはばかりたい心境を押して書きますので、まだ初心者の皆さん、そして正 広さんFANの皆さん、ともに頑張りましょうね。

第1章 MONACAとTKMCとMASAHIRO SANと

はい、このmonaca、間違いなく中居正広さんの味方です。あえてFANとは申 しません。お姉様ですので気恥ずかしさもありますが、FANとゆうまるで風船の様 などこかへ飛んで行ってしまいそうな < 響き > が嫌いです。 この、味方者の monacaが正広さんに初めて出会ったのが、1996年1月31日OAのこのTKMCでのことで す。 信じていただけないかもしれませんが、それまでSMAPをスマップと読むと か、何人グループであるとか、全くかやの外の出来事でした。 TV画面に映る孫悟 空の様な名前も知らない男性、それが中居正広さんだったのです。少しおどおど とした、けれども慎重に言葉を探る口元、緊張した頬骨。それらと対照的な深い 海の底のような人前ではけして全てをさらけ出さない瞳。(後になって全然ちがう タイプもたくさん有りとわかりましたが )この時の正広さんに出会ってなかった ら、今回こうして見学にご招待されることもなく.もしかすると、いまだにSMAPさ え知らなかったかもしれません。 ですから、まあ、自分勝手な解釈ですが、ご縁 とゆうものはどこでどうなるものやら、と。(最終的には、ポケベルさえ使えない 私と文明機器とのご縁だったような気もしますが...) “すき”って気持ちは時 には不可能を可能にしてくれたり、目に見えない物や言葉に出来ないことの大切 さを教えてくれたり、そしてなにより、人は繋がっているんだね、たとえそれが どんな遠くの人であっても、知らない人であっても、と教えてくれているような 気がします。 ほんの数時間の見学でしたが、人はやさしいよねエと、不思議な 生き物たちだよねエと、そんなことを感じていました。

第2章 TKMCに携わる素敵な方々

大変失礼ながら正確なお名前は台本をもらい忘れたことも手伝って気持ち 良い程覚えておりませんが、日頃集中力と観察力ではもてはやされております monacaの (記憶力はなじめない、なにせこの当日他のインターネッツの方にお聞 きするまで、自分で解いたはずのキーワードの謎さえも正確な答えを思い出せな かったのだから、過ぎ去ったことはさっさと忘れる、男性には出来ないこと だ。) 見てないようで見ていた (見られていたとも云うけれど)スタッフの皆さ んについての印象やイメージをお話ししたいと思います。 その他、いろんな方々のお世 話になり、ご迷惑をお掛けしたかもしれませんが、本当にありがとうございまし た.

  最後に、スタジオ内で働く女性の皆さん、床に這い蹲ってのコードのか いしゃくやレンズを覗くその姿は現場の天使です。....そこまで云うと嘘っ ぽいですか?でも、貴方たちが大好きなんですよ、本当に。


   

第3章  ラブリーなドクロ隊

       WACK WACKの5月26日OA分、 ご覧になった方でお気付きになった方はよ く御存知の事と思いますが、“ラブリー”の演奏中、背後で3体のドクロ隊が 踊っています。 ドクロ隊、そして演奏しているのは、...わかる方には分か るシチュエーションです。その心ですか?.....< 愛 >と< 勇気 >で 生きて行くんですよ、きっと。

第4章  白い人 monacaの心象風景

  17時からのセットチェンジにともない休憩。 30分前に来たばかりの私 と、やっと全3名となったインターネッツ。 “喉通らないからとても”と言い 訳して(実はお弁当を残しそうな気がしたので)緊張感の実演販売. 女の子同 志って(私も“子”でいいかしら?)どんなにボケても突っ込み弱くて妙に浮い ちゃう自分を発見。ここまで来てなにもボケなくたって、と思いながら、会話の キャッチボールがなかなか成立しないのは、人の縄張りだから? それは確かにあ るけれど、それだけじゃない。 みんな、その時を待っているから。神様に祈っ て、祈って、お願いした、明日からも元気に生きていくためのご褒美.本当に、 ものの弾みのような“運”だけれど、“その時”は、 例えるなら、初めて開け たピアスのように、身体中の全神経を代表して存在している感じとでも云おう か...とにかく、待ちわびる“その時”は近付いてきている。落ち着いてたっ て、はしゃいでたって、黙っていたって、ここ建物の中に彼はいるんだ、17時 20分、神様、ありがとうございます。
ここら辺まではわりと五感も第六感も機 能していた、と思う。岩をも通す集中力も、ま、穴の開いたブロックぐらいな ら、と謙虚さを見せ始めていたが、なんとかなるだろう。そのスタジオ前室でイ ンターネッツの腰かけていた壁沿いのソファー、スタッフの方から“どこかの国 のお姉さんたちみたいでおかしい”と、2度も笑われたにも関わらず、その言葉の 向こうにあるものに全く気付かずに18時15分突然“その時”を迎えることとな る。

かすかな音の振動が実体よりも先にイメージを色濃く発色させ、これから起 こるであろう事のニュアンスを伝える。そしてその“白い人”は僅か2メートル程 の距離の所に、バレエで云うところの1番の足の型で立ち止まっていた。思いきり よく立ち上がりおじぎをするも、何故その“白い人”が一瞬立ち止まったのか?ま だ顔を見ていないのでわからない。 おかしい、何かがおかしい。俯いたままなの は恥ずかしくて顔を上げられないからも有るけれど、スタジオ前室の天井に飛ん でってしまった私の冷静なる思考よ、良い子だから戻っておいでと、切れた凧糸 に必死になって手を延す心境。やがて30秒程の自分との葛藤の結果導き出した答 えは、“ここに私たちは座っていてはいけない、ここに腰かけるのは彼だ” 彼は 前室の通路側のいすに私たちと面と向かい合うところに腰かけているらしいこと はその白い服でなんとなく理解できた。インターネッツの皆さんに奥のいすに移 動することを告げ、退却。 これでようやく、やっとのことで緊張のピークを越し た。
スタジオに入ろうとするその“白い人”。 まだ白い洋服を着ていることし かわからない。 そして、1度入ったはずのスタジオから、フジTVのおめめのマー クの紙袋、< デーブ大久保様 >と書かれた使い回しらしいもの (次回収録のため の参考資料か?)を下げ出てきた時、その“白い人”は“中居正広”と云う固有名 詞を持ちながら、私の中では“白い人”のままであり続けてしまうような永遠性 を感じました。


第5章 CLAMPトーク

夏のスタジオ内は半年ばかり季節を先取り。必ず、上着を持参しましょう。

一人目のゲストの方は、小沢健二さん。
黒のシャツの中で身体が泳いでいます(そ のくらい細い) 。目が、おびえた子犬の様に相手の出方をうかがっています。 トーク内容はこの時点ではほとんど聞こえませんでしたし、私の目の悪さも手 伝って、御二人の表情さえもほとんどよく分からずじまい。
その中で、 約45分ほ どの収録中、益々声がしぼんでいく小沢さんに2度、3度と、バラエティの顔を出 して気持ちを引っ張り上げようとしていた正広さんのパーソナリティとしての手 腕に、ただ感心するばかり。 このTKMCのOAでは、よく「...って云うんじゃな いんですけども.....」 。と云う彼の言葉に出会いますが、それは彼が適切 な言葉を知らないのではなく、適切な言葉を探している暇さえ惜しいほど相手を さぐり導き出す事に専念しているからだと思います、しかも、ユーモワをもっ て。 彼の言葉はこのTKMCにおいてはひとつの「記号」のようなものとして、私 はとらえています。命を持った「記号」です。

衣装替えに続いて二人目のゲスト、宮沢さん。眉毛がとてもりりしかったです。 
青地に白い雲が浮かぶイタリ ア系らしいシャツも良く御似合いでした。 正広さんはブルーのダンガリーシャ ツにシルク素材らしい青のコットンセーター。いつも踏ん付けている素足にはい ていたスニーカーの踵も,本番前にはきちんと履き直されていました。(それ、 見たかったんです) 宮沢さんはトーク番組は初めて(?)らしかったのです が、思いのほか会話も弾んでいたようで懐の深さを感じました。

次の衣装替え に行かれる前に、正広さんと記念撮影。 撮影後、一人一人のインターネッツに 初めてのご挨拶をして頂き、バックサス(逆光)がまぶしかったにも関わらず、 彼の白眼の本当に白いこと、黒目の大きいこと。 眼差しを向けた瞬間にその対 称の相手に合せた微笑み返しがお出来になること、等など学ばせていただき、男 のプロだなあと実感した次第です。

三人目のゲスト、吉*拓*さん。
Tシャツに 半ズボン、すっかり夏の少年です。正広さんも初めての半袖半ズボン。 ほかの インターネッツの皆さんは、「かわいい!」を連発。 着るものの色とか雰囲気 でその時々のキャラの導入部分を作っている感じ。拓*さんが「志村けんさんに ついていくか、中居君について行こうか迷っている。ただ志村さん、歳とちゃっ て顔も張りがなくなっちゃったしなあ」と。 この日最も笑わせていただいたそ れだけ声も大きかったトークでした。 12、3年前行かせていただいた拓*さ んのコンサートでの歌うイメージとまったく別の、ステキなおじさまとなられた 姿にいたく感動を覚えました。


第6章  無垢な魂と完璧な計算

   CLAMPの収録も終わりしばらく前室付近にたむろする我々。正広さんのマ ネージャーさんが少しカルシュウム足りない系のタバコのふかし方をしていたの で、次の仕事の時間が迫っているのだと感じる。それでも 呼ばれていよいよ正 広さんに紹介される運びとなった。

まずアイ.コンタクト。最初浮かべた彼の 目の色はすぐさま変化し、対称年齢を2歳ほど低く設定. そんなに若く見てく れてお気付いありがとうございます。 持参したSMAP007MOVIES LDのジャッ ケットにサインしていただく。やはり持って行った白ペンが細すぎてよく見えな いのを気付かってくださる。
 「MAP」のような物をお渡しするが、この翌日から 彼はしばらくロンドンへ行ったと後々知り、かなり後悔。 そういえばチョっと 困った表情を浮かべていたかもしれない。 早々にその場から立ち去ったけれ ど、私の右肩をたたく者が。 私の守護天使たちが“握手してもらっておいで” と言ってくれたおかげでその事を思い出し、勇気を出して「あのー、握手してい ただけますでしょうか?」と言いますと、「もちろん、もちろん。」と云って、差 し出したはいいが自分から正広さんの手を握りに行けない私の手を、あったかく て、チョっと湿っていて、肉厚で、なのに指先は骨っぽい正広さんの手が握り返 してくださいました。(なんかこんなことを書いていると、行ちゃエーって感じ で、道誤りそうですよね。)更に手の甲の方まで左手で包んでくださり、“お う、中居ちゃん、(ここでいきなりちゃん付けになってしまう程私はやられたと 感じました!)私の下心なんて見え見えなわけね、さりげない中にも自分のFANだ けは差別化してくれるのね、もうこんりんざいこんなに近くでお目にかかれない だろうけれど、あなたの記憶から私がすぐに消えても私の中ではあなたが永遠性 を持つ事になるわけね、くそオー、読まれちゃってるよー、くやしい−、”と思 わずにはいられない。
 さて、問題です。「ありがとう、ホント、どうもありが とね」と云って握手してくださるその感じには、(ほんとにありがたい),(こ の年齢層の女性にはこのくらい感謝してしかるべし)、(でもココまでやったら オレ、ホストみたいで嫌らしくうつんないかな?)、( あなたが何考えているの か、オレにはお見通しだよ! )、(うわー、こんなに赤くなって純情でやんの)、 (本当のオイラはね、こんなことできねえつうの!)、(もっと、もっと、SMAP の、ぼくのFANになってね),のどれでしょう。 彼はプロですからね、それがヒ ントです。
 あの、ご心配には及びません、ただ普通に握手していただいただけ ですから。 きっと素の彼ならこう云うでしょうか?  “どれでもねえよ!”  もちろん、素の彼にはお目にかかれるわけも有りませんが、まだほんの23歳か ら24歳になるころの、時に、大人の自分に苛つき嫌気が差す、無垢な魂を持っ た天使でした。 でも、結局の所、私なんかなんにも分かっていない気がしてい ます。


最終章  今日の終わりに

   最後出て行かれるとき,部屋の隅にいても声をかけていただき、ただもう 感謝するばかりです。 正広さんが去った後のインターネッツは、もう、きが抜 けたサイダーみたいに味気なくなった前室から出て、しばらく廊下で雑談。 で も私のパワーはまだ有り余っていて、階段下で30回の腕立て伏せ。 せっかく 握手していただいた手に頬を合せることもなく、いきなり床を触ってしまった後 の祭り。
 近田春夫大先生がアフロにきめてスタジオにお入りになった頃、そろ そろ我々も帰宅時間となりました。今日のことはきっと明日になればほんの少し だけ忘れてしまうでしょう。
 100日経ったらマイナス100日なりの記憶し か残っていないものかもしれません。スタッフの皆さんの顔や、ご親切にしてい ただいた事も10年後には、そんなことも有ったなあ、と他人事のように思い浮 かべるかもしれません。さらに50年後ぐらいにはもうすっかり時代も変わって いて、(そんなに生きるかな?)TVとゆう形態も別のものに取って代わられている かもしれません。けれど、どんなに時が経ってもTKMCに携わる方々とお会いした 事実、 中居正広さんにお会いした事実、 見学させていただいた事実、 それらは けして世の中が変わるような出来事では有りませんが、 私の中にある時の句読点 として刻まれ、 またそれぞれの、 更には、正広さんの歴史の一部の隅っこの方 にでも、私が織り込まれていたことに感謝すると共に、出会った皆さん、TKMCを ご覧の皆さん、このレポートをお読みになった皆さん全てに、ありがとう、と。ウ そして、昨日より、明日より、今日を笑って生きていこうね、と。

本当にあり がとうございました。このTKMCが末長く続きますように。    


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