FACTORY TALK Vol.30

FACTORY TALK : PARADISE YAMAMOTO & TOKYO LATIN MOOD DELUXE

CHIKADA in Talking with P.Yamamoto & R.Sonoda
- 近田:
- さっき聞いたんだけど…君、ホント若いんだね?
- 園田:
- あ、はい
- 近田:
- な、俺、最初二十歳かそこらか?と思ってた。ら…17?
- 園田:
- はい。へへ、最近お化粧が濃いんで、よく上に見られちゃうんですけど。とる
とちゃんと…。
- 近田:
- なんでこの世界に入っちゃったの?
- 園田:
- え、入ってないですよ!
- 山本:
- (苦笑)
- 近田:
- じゃあ、どういうわけで今回はやってんの?
- 園田:
- あの、別に世界に入った訳じゃなくて…、なんかね、歌を唄わせてくれる!っ
て言ったから…唄ってるんです。
- 近田:
- 歌を唄わせてくれるってんで、唄ってるんだ?それだけなんだ。
- 山本:
- 近田さんもなんかおかしいですよ!しゃべり方。
- 近田:
- いやいやいやいや、この人の顔をみてるとついつい吸い込まれちゃうの。この
笑顔に…じゃあな〜に、もともと歌手なの?
- 園田:
- い〜え、違います。
- 近田:
- 違いますって、じゃあ何なの?
- 園田:
- え〜と普通の人ですけど…。
- 近田:
- じゃあ、普通の人って、何やってるの?
- 園田:
- 学生ですよ。
- 近田:
- えっ、学生なの。学生だったら、こんな格好してテレビに出ていいの?
- 園田:
- いけないと思いますけど。でも水着って別に…
- 近田:
- 水着か?それは?
- 園田:
- 水着なんです。
- 近田:
- お母さん、それ見ておこんないか?
- 園田:
- え?
- 近田:
- 大丈夫か?
- 園田:
- いいんです。
- 近田:
- テレビ見てっぞ!今。
- 園田:
- あ、大丈夫です。
- 近田:
- 大丈夫か?
- 園田:
- 夜は早くねるから…。
- 近田:
- 何時に寝るんだよ?
- 園田:
- 九時とかに…
- 近田:
- おかあさん、9時に寝ちゃうの?
- 園田:
- おかあさん9時半とかに寝ちゃいますね。
- 近田:
- おかあさん9時半に寝て、園田さんは9時に寝ちゃうの?
- 山本:
- ちょっとちょっと待って。この2人、取調室みたいになってるんですけど…。
- 近田:
- あ、ごめん!でもいいじゃん!俺たちって昔から知ってるんだから
- 山本:
- そんなだって、ほら〜パラダイスの事だって
- 近田:
- 判った判った、する。でも、嬉しそうだよ、凄く…。この子はスカウトした
の?それともあてがわれたの?
- 山本:
- いや、あのね、僕ね自分の手と足と、鼻で見つけましたね。
- 近田:
- そう?じゃあ、最初、声をかけられたわけ?
- 園田:
- そうなんですよ〜!
- 山本:
- でも、直感?声聞かなくてもね、この子にこんなことやらせてみたいな〜っ
て、ふつふつ…。それまで全然考えてもみなかった?こいつにマンボを唄わせ
てみてえなあ〜。なんてね?
- 園田:
- いやだね〜
- 山本:
- マンボやりてえな〜、俺にマンボやらせろよ!みたいな
- 近田:
- いやいやいやいやいや、それ…
(スタジオ内・爆笑!)
- 近田:
- じゃあ、もう一回ぐらい言ってごらん!
- 山本:
- マンボやりてえな〜、みたいな。
- 近田:
- あ〜あ〜、
- 山本:
- そう言うのを感じちゃったんですね。
- 近田:
- そういうのあった?マンボやられてえなあ〜って感じあった?
- 園田:
- ないないないない。
- 近田:
- じゃあ、どういう人だと思ったの、この人見て?
- 園田:
- DJの人だなあって…
- 近田:
- それは判ったっつ〜の
- 園田:
- こういう人がいるんだなあ〜って
- 近田:
- だから人格的にどういうイメージあったの?
- 園田:
- 人格的には?結構ちゃんと挨拶とか?「こんにちわ」とか「さよなら」とか言
える人なんで、
- 山本:
- どういう人間なんだ?俺は!!
- 近田:
- こんな子にそう言うこと言われるなんて!?
だけどさ、さっきCD聞いたけど、ほんと曲にあってるよ!ね、これ。
- 園田:
- え、そうですか?嬉しい!!
- 近田:
- さっきさあ、ちょっとちゃかして言ったけど…、声聞いた感じが、あんまり若
くなかったんだよ。あ、若くないって悪い意味じゃなくて
- 山本:
- ええ、ええ
- 近田:
- あんましさあ、きゃぴきゃぴ子供っぽい感じなくて…、ちゃんとさあ、あの、
タイム感というか?も、すごいもの。
- 山本:
- 本人、それ気付いてないみたいです。いくらマンボを理論とかでか〜っと攻め
ても、全然判ってくれませんからねやっぱ。カラオケとか宴会とか?行くと、
結構流行りの歌しか唄いませんからね…。
- 近田:
- よくそれがねえ…
- 山本:
- ええ
- 近田:
- これからどうするの?
- 園田:
- え〜これから〜?
- 近田:
- このお兄さんとずっとやっていくの?
- 園田:
- (小声で)わかんない
- 山本:
- あ〜ちょっと待てよ!どういうことなんだ、それは(立つ!!)
- 園田:
- 違う!あのねえラテンは好きなんですけど、この先ねえ、ラテンで何やるか?
なんてわかんないじゃないですか!正直言って…
- 近田:
- その辺の所を、パラダイス山本さんがしっかりとご指導して下さるんじゃない
ですか?
- 山本:
- 彼女にあった、やっぱり…どうころんだってね、ラテンの域からだしてあげた
いですけど、やっぱその為にはね、もっとこう、頑張ってもらわないと…
- 近田:
- でも、俺はね、あえて今日は君たちに言いたい!俺もね、もう45だし…。こ
れもねあんまり言う必要はないんだけど、それも毎回ね…、俺もこの業界ずっ
とやってきて、このコーナーじゃね?なるだけやっぱり若いミュージシャンに
意見をはっきり言おうと思ってるの…。
- 山本:
- はい、よろしくお願いします。
- 近田:
- 何よりもまず君たちは!
- 山本:
- はい
- 近田:
- 結ばれた方がいい!
- 園田:
- やだ〜!!!やだよ〜!!!
- 近田:
- やっぱりね、大切なのは本能だよ!
- 園田:
- いいから飲んどいて!(と、飲み物を交換している)
- 近田:
- あ、ありがと。
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