MUSIC SCENE Vol.19



FROM TOMMY

  1. ランドマークでのライブではカメラを6台使った.
    1 CAM
    2 CAM
    客の左右の通路をトラックできるペデスタルカメラ
    客なめGSや,ステージのすべてをナナメから撮れる.
    3 CAM
    4 CAM
    ステージ上で真横から撮れる.
    楽器にカメラが追い込んでナマプレイの迫力が撮れたはずだ.また,この2台はステージ前にハンディで入ることができ,あおりのカットも撮れる.
    5 CAM
    今回,特にやりたかったのがこれ.
    ステージ上,バンドの後ろに18mのレールを敷き,そのうえに人のリリースクレーンカメラを乗せる.バックショットのゆるやかなトラックの収録が可能になった.
    ステージ上においた3,4,5CAMSの効果はバツグンで,とてもホットでクールな絵を収録することができた.
    6 CAM
    天井につりカメ.
    これでナナメの大LSが撮れることになった.

    ハイビジョンの画面は16:9.ライブの収録にこれほどまでにはまる者もないと思えるほど,気持ちのいい画カクだ.ランドマークホールの舞台の形ともピタッと合って,微妙にズレて見えるところが何とも言えずによい.

    HEY!等をいつも撮っているフジテレビの音楽番組のカメラマンのNo.6が集まった,その結果,とてもすばらしい絵になったと思う.
    激しく 静かで あたたかいのだ.

  2. インタビューしたのは以下の5人.
    1. カルロス菅野氏
    2. 佐々木氏(Tp)
    3. ゲタ夫氏(Bass)
    4. 神保氏(Dr)
    5. 埴谷氏(Pf)
    6. 河村要助氏(DJ)
    どれも1Sのインタビューで,すべて森田さんによるもの.

  3. ドキュメント部分として,
    本番1週間前のリハーサル風景.
    そして渋谷サルサクラブでの潜入ドキュメント.

収録したこれらの要素をこれから編集する.
オープニング,エンディング用にカルロスさんにパーカッションソロプレイをしてもらった絵もある.

ライブとインタビューそしてドキュメント風景.ちょっと映画「ラストワルツ」のような形の作品になるだろう.

4月末にON AIR予定.
ハイビジョンの見れる人は,ぜひ,お楽しみに.


FROM POCCA

 最近、またバンドマンやってます。

 というのも、今度LIVE演るんすよ、「POCCAのPOCCAによるPOCC Aのための」精神安定剤的なバンド!その名も「万力」(「まんりき」と読みます) のLIVE!演るんすよ・・・


Illustrated by CHIEKO KOBAYASHI

 1990年、そもそも「CRAMPS/MILK SHAKES/レニングラード ・カウボーイズに対する東洋からの返答」というコンセプチュアルな部分がまずあり 、その使命にかられた3人の男子−YOU DIE!(=POCCA/雄大)/TO MMY GUN(=粟田 守/トミオ)/FUCKIN’SIN(=小出 神)−が 集まり、結成に至ったのが「万力」の始まり。当初の活動内容は主に、酒を喰らうこ と。LIVE HOUSE/DANCE CLUBで暴れること。の2点だった。既 にサウンドに関してはかなり明確なヴィジョンがあり,とにかく「人に嫌がられるこ と」を念頭においた「万力」サウンド,いわゆる,脳天締めつけ系の不協和音を奏で ,且つ,そこに常習性を持つ,ある種のドラッグ・サウンド!

 1991年、本格的にライブ活動を行うにあたって、永久的なチープさ、下手ウマ 感を保つために、もっと言うならば、常に危うさに身をまとい永遠に“BE SAT ISIED”しないための最上の策として、「LIVEごとにサポートGuitar を替える」というコンセプトを打ち出した。1人めは「宮尾すすむと日本の社長」の CRAZY−ギタリスト 東条 重千代、2人めは、その昔、カヒミ・カリィの相方をしていて、ちょっと前「 TK MUSIC CLAMP」にも出演していた某嶺川貴子に熱烈なる想いを寄せ 、ものの見事にフラレ散り、その後、躁鬱病に悩まされ、現在、故郷にて長期療養中 の美少年野郎、福羅“ピエール”弘一、そして、1992年、3人めの寺崎 慶に至 り、そのサウンドの気持ち良さに負け、4人め、5人めを狙う多くのギタリスト共を 尻目に、今や「万力」の秘蔵っ子寺崎 慶が正式メンバーとして加入した。その後、 1994年、世界一の右脳派ドラマー、キース・ムーンよりも俺たちを気持ち良くし てくれたFUCKIN’SIN(=小出神)が突然の失踪!!!のため、エリート銀 行マンにして、かなりナイスなビートを刻む男、滝口信行を無理やり正式メンバーと して加入。本人、かなりの嫌悪感・・・

 そして、1995年、パートは「万力」の「精神(ATTITUDE)」であり、 ベースはシド・ヴィシャスより下手な男,TOMMY GUNが,跳ねたビートに惑 わされかけていた俺らに喝を入れるべく,「俺には今の万力は難しい・・・」という 名台詞を残し,脱退.富山出身のロカビリアン,堀田マンを入れるが,ウッドベースの 腕は一流なのに,なぜか, エレキ・ベースの方は今ひとつな堀田マンに悩む・・・そんな時,TATTOOとス カジャンの特集を組む高尚な雑誌「BURST」の中で偶然,ヴィンテージ・スカジ ャンを着て,モデルの隣で不器用にポーズを決めた(つもりの)TOMMY GUN を発見!一番最後のページの編集者リストを見てみると,そこには粟田 守(ピスト ル)の名が!!!速攻,LIVEの日取りを決め,逃げられない状態をつくり,TO MMY GUNにテルテルコール!奴の返事は「俺,もうフリーなったし,時間の融 通もきくし,やってもエエで!!」という意外にもあっさりとしたものだった・・・ ・・

 ソシテ、ゲンザイニイタル・・・・・・・

1996.3.2.(SAT) 18:00〜 新宿アンチノックにて・・・

LIVE 演ります!!! ヨ・ロ・シ・ク・ゥ

PS.必見!!!

【1997.02.21 from POCCA】


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