CLAMP TALK : 電気グルーヴ
TK and COZY in Talking with DENKI GROOVE.
- 卓球:
- 御無沙汰しています。
- tk:
- 御無沙汰してます。
- COZY:
- よろしくお願いします。
- tk:
- チラチラとは会いますけど。
- 卓球:
- ね。この前、広島の。
- tk:
- 広島の駅で卓球君とは。
- COZY:
- 偶然ですか?
- 卓球:
- ええ、会ったんですよ。
- tk:
- よく、ツアーをしている人たち同士では会うことは会うんだけど、そういうことはあっても、僕はあの時べつに出演者で行ってたわけじゃなくて、ちょっとなんかラジオの付き添いで行ってて。それで一人だったんですよ。一人でキャリングケースみたいなので、お皿をわかんないけど、いつもDJの人が持つぐらいの分量だけ持って歩いてたんで。いやぁ、俺、まさか一人でDJで回ってる人がいるとは思わなかったね、本当に。で、ずっと俺は見てたの。
- COZY:
- ああ、誰だろう?と。
- tk:
- うん。で、一応、声掛けたのね。
- 卓球:
- うん。座席で。
- tk:
- で、やっぱりそうだったんだけど。まあ、当り前かもしれないけど、DJの人がマネージャーの人とかいるのは、おかしいっちゃあおかしいんだけど。
- 卓球:
- 行ってますよ、一人で。
- tk:
- あの時も同じ質問したけど、広島とかでそういうクラブがあるんだよね、ちゃんとね。
- 卓球:
- うん、そうですね。
- tk:
- 今も各地にクラブでそういうなんていうんです?傾向としてそういう音楽がかかるとこあるの?
- 卓球:
- うん、ポツポツありますね。
- tk:
- あるんだ。
- COZY:
- それ、呼ばれて行くんですか?
- 卓球:
- もちろんですよ、それは。呼ばれずに行くわけないじゃないですか。
- COZY:
- いや、っていうか、自分から行かせてくれっていって行くのかな?と思って。
- 卓球:
- いや、あの、オファーが来たり、あとはその地元のオーガナイザーの人と話しして「来てくれ」って話しになったりね。
- COZY:
- ゲストのDJって感じですか?
- 卓球:
- そうですね。
- COZY:
- へぇー、でも、すごいですね。
- tk:
- 基本はだから、向こうのイギリスの人とかもそう言やあそうですよね。日本に呼ばれてDJに来るっちゃあ。その時に一瞬思って、「ああ、確かにDJを向こうから呼ぶ時、一人で来るなぁ」と思って。まあ、べつに普通かなとは思ったんだけどね。まあ、そんなに大変なことじゃないみたいね。普通だよね。
- 卓球:
- うん。階段でレコードを運ぶ以外は一人で充分です。
- tk:
- 充分なんだよね。
- COZY:
- いや、一人で行くこと自体は簡単だと思うんですけど、そこにワザワザ電気グルーヴの石野卓球が、まあ地方のたかがディスコって言ったら申し訳ないけど、にワザワザ行くっていうこと自体すごいことですよね、だから。
- tk:
- それはやっぱりやりたいからでしょ?
- 卓球:
- うん。ただし、あんまりね、名前出さないでもらってるんですけどね。
- tk:
- ああ、その時は。なるほどね。
- COZY:
- へぇー。
- tk:
- そうか、そうか。そういう活動もありつつ、もちろん電気グルーヴは普通にあると。
- 卓球:
- ええ、やってますよ。
- tk:
- あの、聞きたいことっていうか、話せることは山ほどあるんだけど。
- 卓球:
- そうですよ、もう失礼なことからね。小室さんのフェラーリにチンコつけたり。
- COZY:
- けっこうこの3人はですね、僕らの目の届かないところではそうとう失礼ですから。
- tk:
- 幅がありすぎちゃって、なんか話せないよね。どこらへん話せばいいんですか?今日は。
- 卓球:
- だって僕らゲストですから。
- ピエール:
- 呼んでおいて、人のこと。
- tk:
- この番組の悪い傾向で、あの、ゲストの方に進行をだいたい決めてもらうっていうとこもあってね。流れがね、こっちで決められないとこもあるんだよね。その人の反応で「あ、この人は、今日はこのへんを話そうと思って来てるんだ」っていうのはわかるわけ、いくつかのやりとりのなかで。で、低俗なこと、高尚なことってわけたりしてもいいんだけど。
- COZY:
- いま、瀧君は「低俗なほうに行ってくんないかな?」ってちょっと思ってます。
- ピエール:
- もう、目がキラキラしてます。
- 卓球:
- マンコって言いたくてしょうがない。
- tk:
- それと、その時によっては「音楽の話しをどうしても俺は言いたい」っていう人もいるわけですよ。それなのにこっちが勝手にずっとプライベートだったりとか、なんか私生活の話し聞いたりとかする時もあるし。音楽の話しをしたいのかなと思ってすると、もうちょっとなんか「小室さんとサシで話したい」とかいうことを狙って来てる人もいるし。だからそれはやり取りのなかで。で、これ、キングギドラみたいな状況だからさ。
- COZY:
- 首が三つある。
- 卓球:
- 怪獣ですか?ウチらは。
- tk:
- それで一応、久保こーじを。
- COZY:
- 通訳ですか?
- 卓球:
- 用心棒っていう話しもある。
- tk:
- あの、瀧対応で、一応。
- COZY:
- 俺は瀧対応?
- tk:
- それで置いたんだけどね。よかったらそれはそれで、そこで(瀧と久保で)話してもらってもいいと思って。
- COZY:
- こことここ(瀧と久保)ですか?
- ピエール:
- ちょっと無礼講でお願いします。
- tk:
- 俺と話すことないよね?べつにね。
- ピエール:
- いやぁ、ありますよ。あるある、あるある。ありますよ。
- tk:
- 何の話題があるかな?だいたい、未だにやっぱり役目がちゃんとわからないし。
- ピエール:
- あ、俺ですか?役割ね…。
- tk:
- 前からそんなこと言ってたよね。
- ピエール:
- いや、もう、未だに俺もわかんないですから。
- tk:
- だって、特技が多すぎるじゃない。
- COZY:
- 多いんですよ。
- tk:
- 音楽以外の。
- 卓球:
- いや、音楽だけ苦手だっていう話しもあります。
- COZY:
- 野球はウマいし、顔、怖いし。
- tk:
- あとだって、子供の相手も上手なわけでしょ?すごく。
- COZY:
- そうですよ。
- ピエール:
- 小室さん、子供とか苦手そうですよね。
- tk:
- 苦手ですよね。だから、シャイになっちゃって、俺のほうが子供よりね。俺のほうが照れちゃったりすることのほうが多いですから。
- ピエール:
- ね、聞くことっていってもね。当然、俺、音楽の話しはできないですからね。
- 卓球:
- 威張って言うな、おまえ。「音楽の話しはできませんからね」って。
- COZY:
- なんか、すごく話しの節々で思ったのは、小室哲哉っていう人は電気グルーヴに対してものすごい誤解を持ってますよね、きっと。この人たちはオチャラケに違いないという、みたいな。
- tk:
- ああ。いや、でもね、あの、音はもちろん断片的だけど聴いてるから。そういう時には例え、本当マジでフィルターとかのどれぐらい平かとかそういうの、かなり何時間もかけてやってるような気もしてるのね。そういう部分は思ってるから。だから、一台のシンセの使い込み方なんて、俺なんかよりぜんぜん深いでしょ?と思うしね。
- COZY:
- それはマリン君ですか?
- tk:
- うん。とかのこだわりってあるでしょ、きっと。
- マリン:
- うーん?以前はけっこうあったけど、最近はそうでもないですけどね。
- tk:
- そうだね 。まあ、そういうシンセの形になってきちゃったからね。今、こだわったらこだわりようないくらい深くなっちゃってるからね。行けるとこまで行けちゃうじゃない。
- マリン:
- そうですね。
- tk:
- ディスプレイも終わらないでしょ。どんどん、どんどんページが入ってって入ってってとかで。入り込みようもないのかもしれないけど。
- 卓球:
- シンセいじってると、音楽作ってる暇がなくなっちゃうんですよね、深過ぎて。
- tk:
- あの、プロデューサーっていうのは?どういう意識なの?プロデュースっていうような。いわゆるバンドをもってく、もってこうっていう。それはみんなセルフなの?
- ピエール:
- そうですね。
- 卓球:
- そうですね。やっぱね、それだけはね、電気グルーヴに関しては任せらんないですね。
- マリン:
- 頼める人いないね。
- 卓球:
- ただ、音の部分だけとか、プロモーションとかそういう部分だけとかだったら任せられても、やっぱりトータルで見れるのは、やっぱりメンバーしかいないから。それが瀧かな?
- COZY:
- あ、でもでも、俺も今そう思ったんですよ。
- ピエール:
- 見て黙ってるだけなんですけどね。
- COZY:
- でも、いろんなアルバムとかツアーのタイトルのコンセプトとか決めるの瀧君でしょ?
- ピエール:
- 僕ね、首を立てに振るか傾げるかなんですよ。ダメとは言えないっていう。「うん」か「うーん?」っていうあたりで。
- 卓球:
- おまえいなきゃ、もっと売れたかもしれない。
- ピエール:
- そんなこと言うな、おまえ。テレビで。
- 卓球:
- お母さん見たら心配するだろって。
- COZY:
- だから、先生は、電気グルーヴっていうとまず瀧君越しに電気を見ちゃう。
- tk:
- うん。と、あとまあ、卓球君の音の部分て最初あったから。そういうのかと思ったけどね。結局、いつも常に二人の両面がぶつかって頭でわかんなくなっちゃってるんだね、きっとね。そういう感じなのかな?
- COZY:
- うーん?俺のなかではすごく整然としてるんですけどね。
- tk:
- あ、整然としてるんだよね。
- COZY:
- なんか「バランスとれてるな、この人たち」っていつも思ってて。
- tk:
- そりゃいいバランスなんでしょ、それは。
- ピエール:
- でも、どっちかがやめるっていったら、俺がやめるしかないでしょうね。俺がやめちゃうとバンドじゃなくなっちゃいますからね。そこが難しいとこなんですよ。
- tk:
- アルバムはちゃんとコンスタントに出してるでしょ?
- 卓球:
- うん。ポツポツ。
- COZY:
- でも、ソロのほうが多いですよね?特に最近、卓球君とかすごいソロっていうイメージがあるんですよ。
- 卓球:
- そうですね。まあ、ボチボチあの、やめようかなと。
- COZY:
- 電気を?
- マリン:
- 僕ら二人で。弱いでしょ。
- COZY:
- でも、ソロだとやりたいこと出来るんですか?まあ、その質問は変だけど。
- 卓球:
- うーん?でもね、電気とまた別で。電気は電気で楽しいんですよ、すごく。ソロはソロで楽しいんですけど、また違う楽しみですよね。オナニーとセックスの違いっていうか。どっちも気持ちいいんだけど、何だろう?楽しみ方が違うっていうね。
- tk:
- うーん。わかりやすいかな。
- COZY:
- 瀧君もやってんですよね。ジンセイとかね。もう今やってないんですか?
- ピエール:
- ジンセイきもう、かなり前の話しですからね。
- COZY:
- でも、CDになりましたよね。
- ピエール:
- なりましたよ。演歌のやつでやったり。
- tk:
- 今、まだポンキッキーズってやってんですか?
- ピエール:
- まだやってます。
- tk:
- 毎週やってんだ?あれ。
- ピエール:
- あれ、とりあえず毎日出てることにはなってますけどね。
- 卓球:
- 出てることには。
- COZY:
- 瀧君のそういう面もあるんですよね。バラエティっていうか。
- tk:
- それはあるでしょ。あるでしょ?それはすごく。
- ピエール:
- なんですか?
- tk:
- あの、バラエティっちゅうかなんていうか。
- ピエール:
- そうですね。
- tk:
- それもあの、俺がTMの時に他の作曲活動して、それでTMの人気を出そうとか思ったのに近いとこってあるのかな?
- ピエール:
- まあ、そうですね。
- tk:
- どっか他のとこからお客さん引っ張ってくるっていうか。
- ピエール:
- だから、とりあえず入り口はたくさんあるに越したことはないじゃないですか。
- tk:
- それやっぱりね。
- ピエール:
- べつにそれを例えばまあ、テレビってやっぱりすごいですから、影響力が。それ使って強引にもってこうとかはぜんぜん思わないですけど。あの、まあ、何かしら引っ掛かればいいかなっていう感じですよね。
- tk:
- でも、それはそうだもんね。
- ピエール:
- あとなんか、そういうものってやったことないじゃないですか。テレビに出てどうしたこうしたとかって。で、「面白そうだからやってみようかな」って。
- COZY:
- 3人の絵って、そう言われてみれば見ないですよね。
- tk:
- あんまり見掛けないから。
- 卓球:
- 最近、3人で揃ってテレビ出ること、あんまりないもんな。
- ピエール:
- 3人揃ってテレビ出るのって、ものすごい久しぶりですよ。
- 卓球:
- ホされてたんでね。
- ピエール:
- 誰にだよ?
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