CLAMP TALK : 中居正広
TK and MARC in Talking with NAKAI.
- tk:
- コアのファンていうのがいるでしょ。で、あり、たまにそれを、まあぜんぜん
違うかもしれないけど、「この人たち以外の人にどうやって届けようか?」
って思うことない?
- 中居:
- やっぱり、それを僕なんかの今後のテーマでもありますし。
- tk:
- 特にアレね、ステージとかそういうのって、まあ、俺たちはさ、見にいこうと
思えばいけるかもしれないけど、もしも同じように音楽やってるやつが「見て
みようかな」って思っても絶対に入れないわけじゃない。極端な話し、チケッ
トとかっていうのを一般的に考えれば、どんなことしてもみんなの、その、女
の子のパワーには負けちゃうわけだからさ。無理じゃない。そういう部分で、
でも、見てくれてすごいなんかその子に影響与えるかもしれないし。でも、
やっぱりそうガッチリと一つやっぱりコアがあるからね。そこらへんは考える
よね、やっぱりね。
- 中居:
- そうですね。だから、僕なんかのまあ、ライヴなんか特にそうなんですけど
も、やっぱりジャンルはとにかく問わず、まあ、ロックであったりダンスのハ
ウス系であったり、普通の僕らでいういわゆるポップスであったり、いろいろ
とにかくジャンル問わずとにかくやると。で、いろんな面をSMAPとしてやっ
ぱり見せていきたい。SMAP色にしたいなっていうはありますよね。
- tk:
- で、やっぱりちゃんともちろんファンの人は大事だけど、その人じゃない、以
外の人たちが見てくれても。
- 中居:
- うん、評価されるようなものを作りたいなと思いますね。
- tk:
- そういう意識がないとやっぱりね、またそれはそれで。
- 中居:
- やっぱり甘えちゃうとね。
- tk:
- ファンイベントになっちゃうよね、ただのね。
- marc:
- でも、ものすごい根性っていうんですか?
- tk:
- もう、あの回数だけでも信じられないよね。あ、そう、チラッと聞いたけど、
演出とかそういうのも好きっていうか、やってるんだっけ?
- 中居:
- そうですね。まあ、演出ってそういう、そこまでカッコいいものではないんで
すけど。やっぱりもう、頭から最後までの構成っていうのを。
- tk:
- 流れをね。
- 中居:
- だから、自分でもやっぱり編集とかも自分でしないと気が済まないですし。
- tk:
- あ、そうなんですか。
- 中居:
- 音を作るっつってもね、メロディは出来ないですけども、曲を作ることはでき
ないですけども、まあ、どっかの音をCDなりなんなりから、「ここの4つをこ
こに入れて」とかね。「ここの1枚のこれをここに入れて」とかね。そういう
のを。
- tk:
- それはアレでしょ?やっぱり頭に浮かぶからだよね、構成っていうか、絵が
ね。
- 中居:
- 絵ですね。
- tk:
- 完成した、まあ理想としたっていうか、こういうふうになるであろうっていう
のを浮かべてるんでしょ?
- 中居:
- ええ、そうですね。
- tk:
- そこらへんはまあ、基本的に僕たちとかと一緒だからね。
- 中居:
- 最初にやっぱり絵が出てきますよね。
- tk:
- ああ、それはまったく一緒ですね。
- marc:
- そういう話しを聞いてると、なんか映画監督が話してるみたい。
- tk:
- マルチだよね。
- marc:
- 映画監督もできちゃうんじゃないいですか?
- tk:
- SMAPとかの映像とかもたくさんあるもんね。
- 中居:
- ええ、そうですね。
- tk:
- そういうのにもこだわっちゃうんだね、じゃあね、けっこうね。
- 中居:
- だから、6人がまず、僕がお客さんとして見て、で、6人がこの曲で踊ってる姿
がまず曲で。
- tk:
- わかるわかる。だから、そういうのは俺もTMネットワークとかglobeとかで自
分も演奏してるけど、自分じゃない自分がさ。
- 中居:
- そうですね。もう一人の自分が。
- tk:
- ステージじゃなくて、客席のPAのところとかにいるわけでしょ?
- 中居:
- ええ、そうですね。
- tk:
- で、自分はあそこにいて見て。とりあえずコピーロボットとか欲しい時とかあ
るでしょ。
- 中居:
- ありますよね。それはわかりますよね。
- tk:
- だから、俺なんかもだから、ワイヤレスのインカムとかついてるやつよくつけ
てさ、こっちで弾いて、ステージ見たりとかするようなことあるけど。あの気
分とかにじゃあ、なるよね。
- 中居:
- だから、でも、逆に自分の思った通りにいかない時ももちろんありますし。
- tk:
- あの、まあ、6人いるからそこらへんはちょっとわからないけど、中居くんが
中居君を見てさ、6人のなかで自分の役割っていうのはもうしっかり、そのパ
フォーマーとしての時にはもうはっきりわかってる?
- 中居:
- そうですね。もうやっぱり6人6様のキャラクターがありますんで。それで、
やっぱ昔とかとかになると、もうバラエティもそうですし、歌もね、例えば
ミュージカルとかもやってたんですけど、とにかく僕が10代の時はもちろんみ
んな10代でしたから、自分がもう出たくてしょうがないんですよ、6人が6人
とも。バラエティやったら自分が美味しい笑いをとりたい。歌をやるんなら自
分がヴォーカルをとりたい。踊るんだったら自分が真ん中で踊りたい。まだキ
ャラクターとかそんなのぜんぜんなかったんでね。それからですからね、やっ
ぱり引くところは引くっていうのかな。自分の出るところは出る、引くところ
は引くっていうのは個人個人でやっぱりみんな意識してきたんじゃないですかね。
- tk:
- まあ、それの一番だから、さらにもう一歩、附敢という言葉あるじゃない、
ねぇ?附敢で見るっていう形のポジションを持ってるわけだよね、中居君の
場合はね。
- 中居:
- 僕はそうですね。客観的になるべく見ようと。
- tk:
- あのね、多分、中居君なんかはなんていうのかな?レール的にはどっちかっ
ていうと俺なんてと近いところのレールの部分を今持ってるかもしれないね。
乗っかる部分もあるかもしれないね。その、やっぱりすごく気が利く方でしょ
うね、当然。
- 中居:
- 周りに変な気を遣わせたくないっていうのはありますよね。人の喜ぶ顔がとに
かく好きですね。
- tk:
- それでなんかアレなんでよね、ここでなんかいい人ぶらないっていうか、ぶり
たくないのはね、そういう「楽しむ顔を見たい」っていうじゃない。で、見て
自分が本当にそれが楽しいっていうとこがあるから。そこ、大事だよね。
- 中居:
- そうなんですよね。
- tk:
- それが楽しくないんだけど、「人のためにやってますよ」っていうんじゃない
よね。
- 中居:
- それとはまた違うんですよね。
- tk:
- ぜんぜん違うからね、そこは。
- 中居:
- 本当「いい人だから」って言われますけど、逆にね、「気を遣ってる」とか言
われますけど、逆にその顔が見たいがために自分がお金なりなんなりするわけ
ですから。逆にすごい自分勝手かもしれないですよね。
- tk:
- ああ、そうかもしれないね。
- 中居:
- 自分がいちばん美味しいかもしれないですよ。
- tk:
- それね、そこを指摘する人もいる。
- marc:
- なるほどね。
- 中居:
- だから、要求された以上のものをやっぱり与えたいっていうのがありますよ。
例えばなんか、バラエティでもドラマでも、「これ、主演してくれ」とか「こ
こで笑いとってくれ」っていった時にそれ以上のものを与えたいっていう。
- tk:
- あ、なるほどね。まあでも、俺よりも中居くんとかの方が幅が広いだろうね。
歳がぜんぜん違うけどさ。だから、笑いをとるっていうことも出来るじゃな
い。俺なんて出来ないもん、そんなの。
- 中居:
- いや、そんな。
- tk:
- これはちょっと賑やかしをしないと場がね、もたないよとか。
- 中居:
- まあ、僕なんかもやっぱり、そりゃやっぱり笑いをとるのが手段の一つであっ
てね。
- tk:
- よくタッタッタッていってコケたりとかして、そういうギャグもやれるわけで
しょ、もしかしたら。
- 中居:
- タッタッタッて歩いてコケるのは誰でも出来ますよ。
- tk:
- いや、俺はね、それが出来ないもん、やっぱり。やろうと思っても。
- 中居:
- だから、僕なんての術としてはそういう術であるだけで、小室さんなんかは音
楽を作って人にやっぱり感動を与えたりした方が、やっぱり気持ち良く踊って
る姿を見ることが。やっぱり手段がそれぞれ違うんでしょうね。
- tk:
- そうそう。だから、まさに今もそうで、「小室哲哉は踊らせて喜んでる」
と。っていう言い方になっちゃうじゃない、詰めたら。すごく詰めたらそうで
しょ。「喜んでるのを見てるのが好きだからさ」ってなっちゃったりするか
ら。これを詰められちゃうとすごく辛いとこになっちゃうこともあるよね。
- 中居:
- そうですね。それはありますよね。
- tk:
- そこらへんはね、なんかね、わかるよ。
- 中居:
- 以外なところで共通点ありましたね。
- tk:
- なんか「気遣い」って本出します?一緒に。
- 中居:
- 「気遣い」?なんか人の心境っていうか、読むの好きですよね。
- tk:
- あ、そうだろうね。
- 中居:
- 今、相手は何を考えて、何が気持ちいいんだろうって。
- tk:
- なんかね、ちょっと、なんかだんだん変態の域に入ってきてるよね。怖い世界
に入ってきてるよね。こういうのはあるの?気持ち的に上がったり下がった
りっていうのは。
- 中居:
- それはやっぱりありましたね。だから、どうすればいいのかわからないんです
よ。手段がわかんないですから。まあ、とりあえずだから与えられたもので一
生懸命やる、もうそれしかないんですよね。で、だから、まあコンサートで一
回ね、まあ、ある意味でキッカケになったのが、まあとにかくコンサートでお
客さんが入ってないコンサートっていうのを一回経験したんですよ。やっぱり
大きい大阪城でやったり名古屋であったり。やっぱり半分も入ってなくてガラ
ガラの時あったんですよね。その時、ちょうどデビューしてテングになってた
時期でもあったんですよね。周りからやっぱりチヤホヤされて。で、初めてその自分たちの状況を現実に目の前に映し出された時に、メンバーがやっぱり考えたんじゃないのかね。
- marc:
- そういうのがちゃんとあるんですね。
- 中居:
- だから、その頃はその頃でべつにね、やっぱ6人いたから楽しかったですよ。
- tk:
- そういう時にグループってすごいいいんだよね。まあ、歌番組に出ててもそう
だけど。一人は辛いよね。どうも、いろいろいい話しを聞きましたね。
- 中居:
- いや、僕もあんまりこういう話しをしたことないんでね。
- tk:
- あ、ない?そうだったらもっと嬉しいけどね。
- 中居:
- 「ああぁ、どうもぉ!」っていうのが多いんでね。
- marc:
- なるほどね。きましたね。
- tk:
- きましたね。っていうわけですけども。
- marc:
- 先生はそういうのないですね。
- tk:
- できないんだよね。恥ずかしいんだよね、そういうのね。
- 中居:
- 僕も恥ずかしい時ありますよ。
- tk:
- 恥ずかしい時あるの?あ、あるよね。
- 中居:
- 照れ隠しだったりしますよね。「ああぁ、どうもぉ!」っていうのも。
- tk:
- そこらへんはね、今さら身に付けろと言われても身に付かないところだから
ね。まあ、しょうがないんだけどね。どうもありがとうございました。
- 中居:
- 本当、期待してますよ、今後の小室さんのプレッシャーに負けないとこに。
- tk:
- ええ、頑張ってみますが。あとは中居くんもきっとプロデュースっていう言葉
かわかんないけど、でも、そういうの絶対に向いてると思いますよ、間違いな
く。
- marc:
- 向いてると思います。
- tk:
- 言葉はちょっとわかんないですけど。
- 中居:
- 僕は影ながら見てますんで。
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