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TK MUSIC CLAMP は 95年の2月はじめ,僕たちの DON である 井上音楽制作担当部長から,
「TOWER RECORDS 一社提供の 深夜の音楽番組を きくちで」とお話をいただいたところからはじまりました.
その ちょうどその日に NY からひきあげてきたばかりの (そこそこ)古い友人 津曲ラッキー と フジテレビ通りで出くわして,彼にはひとりでジャマイカに出かけたときとか 深夜番組のディレクターだったときとかに とても世話になったので,帰ってきたばかりで金も無けりゃあ仕事も無い津曲を今度は僕が世話してやろうか と,話をもちかけました.今では あたりまえのように きくち組の全ての番組でがっちり組んでいる僕たちですが,ここがスタート地点でした.
頭の中にあったのは 当時★好調★の HEY!HEY!HEY! からの逆転で,
「音楽の話を一切しない音楽番組が HEY!HEY!HEY! だから
音楽の話しか一切しない音楽番組を作ってみよう」ということ.それから,
「テレビに出にくいアーティストたちが圧倒的に出やすい環境をつくろう」と.それは FM ラジオや音楽専門誌のありかたで,学生時代に聴いていた「サウンドストリート」(NHK-FM) を 漠然とイメージしました.
それだから パーソナリティの候補と考えたのは 佐野元春さんが筆頭で,「ゴーゴーナイアガラ」の 大瀧詠一師匠,(ちょっとちがうんですが)「オールナイトニッポン」の吉田拓郎さんでした.佐野さんとは「サウンドアリーナ」という番組でディレクターとして,「MJ」ではアシスタントプロデューサー(そしてインタヴュアー)としてお仕事をしていたので,2時間近く 真剣に そしてなごやかにお話を聞いていただいたのですが,この時点では実りませんでした.大瀧師匠には ひょっとしたら なんとか 逢えるかも ってところで時間切れ,拓郎さんにいたってはそこまですらとどきません.
そこで小室さんです.
当時は誰も考えなかった「小室哲哉のトーク番組」,けれど それは「小室哲哉の音楽(トーク)番組」であるのなら,未知の可能性を感じることができました.小室さんとは どちらかといえば 個人的な友好関係にあるきくちでしたが,ちょうどHEY!HEY!HEY! スタート すぐの,trf から H Jungle の 流れのさなかで,お仕事の関係も緻密で いっしょに順風を受けていたこのころ,
「小室さんなら きくちが頼んだら たぶん 断らないだろう」っていう 妙な自信がありました.
そして 出かけた tjm.POCCA と ふたりであそびに行った 最初の夜,イヴェントもおわった深い時間,僕のプレゼンに小室さんは 勝算やら興味やら 感じてくれたようでした.
つづく
【文およびHTML by P:KIK】
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