TK MUSIC CLAMP

TKMC

NON EDIT TALK : 小室哲哉★内田有紀


小室:
はい、というわけで、YUKI UCHIDAですけども。

内田:
は…はい。アヤしいですね。

小室:
いいじゃない、合ってるじゃない。

内田:
合ってますけど。

小室:
合ってるけど、ぜんぜん違う人みたいだね。

内田:
YUKI UCHIDA…。なんで笑うんですか? 

小室:
なんか違うね。

内田:
内田有紀ですよね。

小室:
もちろん。そうですね、ここは僕のお薦めコーナーですからね。ここで出演してくれた人は、もう一推しという感じだから。えぇと、最近の曲『ONLY YOU』の話しも、し、し、しましょうか。

内田:
ドモってます。

小室:
しましょうか。あの、じゃあ、ライヴUFOも近いことですし、歌よりも、やっぱりダンスの方がインパクト強いでしょ、今の。

内田:
強い。今この、刺激を受けてるのでは。

小室:
だって、びっくりしたもん、このあいだ、『夜のヒットスタジオ』に一緒に出たじゃない。それで僕はバタバタ忙しくて見れなかったんだけど、後で見たんだけと、なんかすごい速い動きしてるから、そうとうそれは鍛えられたんだなと思ったんだけど、サムとかに。

内田:
そうなんですよ。

小室:
チハル? 

内田:
そうです。チハルさんが。あの『ONLY YOU』はチハルさんが振りを付けてくれて、で、あの速さって、150っていう速さって聞いたんですよ。

小室:
そうです。150・ではないですよ。

内田:
いや、最初そう思ったんですけど。でも、なんかユウキさんが言うには、『Easy do Dance』が130ぐらいっていってて。

小室:
140だね、本当は。

内田:
あ、そうなんですか。あらあら。

小室:
だから、ユウキが間違えてます。

内田:
間違えたのかな? 

小室:
だんだん速さに慣れちゃってるかもしれないね。

内田:
麻痺してきたのかな。それでなんか、150って聞いたから、「私たちも、踊ったことないよ」なんて言われて、「そんなの無理だな」と思って。それで、最初にこの『ONLY YOU』を歌った時も、すごい速いなと思ってたんですけど。

小室:
うん、速いよね。

内田:
で、ラップのとこなんか、どうしたんだろう? って感じ。

小室:
そうだよね、なんか、テープが早く回っちゃってさ、壊れちゃったみたいな。

内田:
うん。壊れちゃったみたいな。

小室:
♪ただの間違い〜とかいって。

内田:
ごめんなさい。

小室:
壊れちゃったみたいになってますよね。

内田:
そう。

小室:
あんな詞、作ったの僕ですから。

内田:
そうですよ。そう、それで、作ってもらってだから、「ああ、これはでも、慣れるんだな」と思っちゃって。出来てから毎日、車の中でもそうだし、あとあの、お風呂に入ってる時も聴いてるんですよ。そうすると、もう頭の中に♪ウォウオゥウォ〜ってずっとこう入ってて。そのラップのとこにくると、必ず言っちゃう。なんか病気の人みたいに、ちょっと。

小室:
あ、言っちゃうんだ。話しはそういうふうに、もう連鎖反応だよね。

内田:
だから、それぐらい歌にも踊りにも、本当に刺激を受けちゃってるんですよ。

小室:
そうだね。あの踊りはビックリ。今、チハルの振り付けっていうんで、なんかわかったけど、チハルっぽいじゃん。ピッ、ピッ、ピッって速いの。

内田:
パッパッとかっていう。

小室:
あれはわかるね、なんかね。あれはでも、出来るもんですね。

内田:
出来るもんですよ。

小室:
だって、やってなかったよね? そんなにね。

内田:
ぜんぜん。機械体操部にはいたんですけどね。

小室:
ああ、機械体操って、べつに固い体操じゃないよね? 

内田:
いや、固いんですよ、でも。

小室:
機械体操って、どういうのだっけ? 

内田:
なにいってんですか? 

小室:
機械みたいな体操じゃないよね? 

内田:
いや、そうじゃなくて、あるじゃないですか。

小室:
鉄棒とか? 

内田:
そう。鉄棒とか、平均台とか。

小室:
そういうなんか…。

内田:
でも、機械使うから機械体操ですよ。

小室:
あ、そうですか。

内田:
そうですよ。

小室:
今わかりました。

内田:
わかった? よかった。なにいってんだろう? 

小室:
なんかこういう、しなやかな踊りじゃないよね? 機械体操はね。

内田:
そう。どっちかっていうと、固い。

小室:
もしかしたらだから、今のスピードのあの『ONLY YOU』みたいのは、合ってるかもしれないね。

内田:
あ、どっちかというと。

小室:
どっちかっていうとね。でも、ミュージカルの中ではさ、あれ、他のなに? エレガントな踊りもしてるでしょ? 

内田:
そう。

小室:
俺ね、まだちゃんと把握してないの、まだ。

内田:
そうなんですよね。 

小室:
音楽は作ってるんだけど。

内田:
それはわかってます。

小室:
稽古場いけないの、あの、音楽がほら、まだ残ってたじゃない、ずっと。で、稽古場に見学にいってたらさ。

内田:
「帰れ」とかって? 

小室:
「小室さん、見てくれてるなら作ってください」って。

内田:
言われちゃう? 可哀想ですよね。

小室:
「早くスタジオで作ってください」って感じだから、行けなくて。なかなか見れないからさ、有紀ちゃんがどんなダンスとかやってるのか、本当、あの『夜ヒット』の時に見たのが初めてだったから。

内田:
ああ、やっぱりそうなんですよね。そう、だから、小室さんはあの、チハルさんが曲を前の日にもらって、それで踊りを次の日には考えなきゃいけないっていうすごい作業だから、ここ古参がその間に来てたら大変だし。だから、見れないじゃないですか。やっぱ「小室さんも、こんなスゴいのを見れないなんて可哀想」って思ってたんですよ。

小室:
あ、そうなんですか。

内田:
私、いつも稽古場で感動してるんですよ。「なんてカッコいいんだろう」と思って、自分で。

小室:
それはもう、自分を含めて、全体でしょ? 

内田:
私も一応なんか、参加させてもらってるんで。

小室:
参加してたよ、すごい。

内田:
いやぁ。

小室:
なんか、美味しいとこだけヒョイヒョイヒョイと出てきて、クルッとか回って、いっちゃうのかな? とか思ったらとんでもないよね。ヘタしたらさ、あの渦に巻き込まれちゃいそうな感じじゃない。

内田:
そう。台風の目になんかバァーッて。

小室:
うん。そこでやってるんだよね。

内田:
そうなんですよ、やってるんですよ。

小室:
ああいうところでね。

内田:
そう。

小室:
でも、僕もけっこう感激しましたよ、だから。

内田:
なんか、『シーザスカイ』とかも、私も『夜のヒットスタジオ』を家に帰ってビデオで見て、また感動したんですよ。で、あのあとに、終わったあとに、あといつも練習の終わるあとに、なんかみんなで、ちゃんとランスルーで、一回通して練習してみようっていって、やったあとに、もう胸が熱くなっちゃって。まだ始まってもいないのに、ミュージカルが。でも、なんかもう、すごい感動で。

小室:
一幕だよね、それね。

内田:
まだ一幕なんですよ。

小室:
二幕目はもうじゃあ、泣いちゃうね、毎日、リハーサルでね。

内田:
本当そうですよ。

小室:
あの、二幕で僕も『ONLY YOU』のね、『ONLY YOU』の曲をピアノだけで弾くシーンがあるから、ピアノだけのを作ったの。で、まだ聴いてないのかもしれないけど。

内田:
聴いてないです。

小室:
あ、聴いてるかもしれないけど、もう。聴いてるぐらいだと思うんだけど。

内田:
あ、聴いてますね。

小室:
まあ、今日聴いてなかったら大変ですね。まあ、それで、それがあの、グランドピアノだからさ、そんなにゴチャゴチャしたとひで弾けないから、一人でさ、有紀ちゃんが喋る台詞をさ、音符じゃないよ、譜面を見るんじゃなくて、喋る科白を見ながら手元は見ないで、科白を見ながら作って他の、ほとんど。

内田:
へぇー。あの、すごい長いペラペラ、ペラペラ喋るのを? 

小室:
あれ、見ながら作ってて、けっこう一人でグッときちゃったんだよね。

内田:
ああ、すごい。

小室:
で、これはもう、多分、もしかしたらこれは、喋りながら泣いちゃうかもしれないなと思った。

内田:
えっ? 私、泣くかもしれないですよ。

小室:
泣く方? 

内田:
すごい泣く方。

小室:
じゃあ、そうかもしれない。

内田:
ポロポロきちゃいますか。どうしよう。どうやって止めよう? 

小室:
その『ONLY YOU』の自分の曲じゃない。で、曲のメロディがこうきてて、それから『遠い記憶』って曲のも入ってるし。

内田:
あ、それのピアノで? 

小室:
両方の曲がつながってるから。

内田:
うわぁ、すごい。

小室:
それはね、気を付けてくださいね。

内田:
気を付けます。涙注意報、どうしよう。

小室:
ずっとそうなっちゃったりして。

内田:
最初からやっぱりまあ、お芝居の中では普通の女の子の役だけど、でもあの、全体としては、すごく大きな問題じゃないですか、月が地球にぶつかるって。最初はなんか「えぇー?」とか思ったんですけど、こんな大きな問題でね、もしかしたらなんか、すごす大袈裟なことになって、見てる方もドォーンと暗くなっちゃうかな? なんて。そしたら、なんて爽やかなんだと思って。やってて。

小室:
そうか。見たいよね、早く。

内田:
見たい! 早く見たいですね。

小室:
早く見せてよ。僕は見てないんでね、わかんないけど。

内田:
見たいって、私もやってるんですけど。

小室:
有紀ちゃんは絶対見れないね。

内田:
そう。絶対見れない、最後まで。

小室:
ビデオにしてからとかね。そういうふうにしてしか見れないね。

内田:
ええ。

小室:
僕は今回見れるんで。

内田:
ええ、いいですよね。

小室:
えぇと、なに? 21日発売、明日夕方? そう、あの『ONLY YOU』はですね、4月21日リリースなんですよ。

内田:
はい。そうなんですよ。

小室:
だから、明日ぐらいにはもう手に入れられるらしいですね。

内田:
そういうことになります。

小室:
手に入るらしいと。

内田:
はい。

小室:
で、ジャングルミックスとかですね、入ってますから。

内田:
B面がジャングルミックスで。あんまり言っちゃうと、もったいないですね。

小室:
もったいないかな? これ、宣伝のためにも出てるからね。

内田:
そうですよね。

小室:
「なにも教えません」が宣伝だと。

内田:
申し訳ございません。

小室:
いいですよ。あ、でも、それぐらい「自分のものよ」っていう感じ? 

内田:
うん。なんかやっぱり、すごいうれしいんですよ。なんかすごい変ですけど、自分のだけど。でもやっぱりあの、ちゃんと曲ができて、それから歌を入れて、で、ロンドンでミックスダウンしてきて。

小室:
そうそう、そう。

内田:
で、聴いたじゃないですか。もう、またその時も、胸が熱くなったんですよ。だから、本当に大切だから。でも、聴いてほしい。

小室:
そうだよね。聴いてほしいよね。もったいないもんね。

内田:
本当、聴いてほしい。独り占めはもったいないから、みんなで楽しみたい。

小室:
とにかくあらゆることが、けっこう新しいことやってるからね。

内田:
ね、そうでしょうね。

小室:
いろんなネタ考えないと。これからも。

内田:
そうですよ。

小室:
驚かせ続けないといけないですね、そしたらね。他のミュージカルのね、他の曲も歌うもんね。オリジナルもね。

内田:
うん。他の曲も。

小室:
それもまあ、べつに悪い曲じゃないですからね。

内田:
ええ、そんな。悪いなんて。いい曲ですよ、全部。

小室:
頑張りましょう、じゃあ。

内田:
頑張ってください。

小室:
どっちかっていうと、有紀ちゃんに頑張ってもらうんだね、これからね。

内田:
そうなんですよ。

小室:
もうすぐだからね。

内田:
でもあの、一緒に頑張ってください。お願いします。

小室:
頑張りましょう、じゃあ。お願いします。

内田:
謙虚ですよね。

小室:
けっこう締まりが、ちゃんと終わりが付きましたね。

内田:
そうですね。終われますよね? 

小室:
これで終わりましょうか? 

内田:
ね。

小室:
はい。

内田:
ありがとうございました。


FUJI (C) FujiTelevision Network,Inc. All rights reserved.