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NON-EDIT TALK : YUKI (from JUDY AND MARY) *華原朋美

華原:
こんばんは、華原朋美です。この季節、読書の秋とか、食欲の秋とか、いろんなことを言いますけど、皆さんにとってはどんな季節ですか? ってな感じで、今日のゲストはJUDY AND MARY のYUKIさんです。今晩は。

YUKI:
今晩は。

華原:
よろしくお願いします。

YUKI:
よろしくお願いします。

華原:
このあいだは「HEY! HEY! HEY!」でお疲れ様でした。

YUKI:
ね。けっこう会ってるんだよね。

華原:
すれ違い多いですね。はい。

YUKI:
いろんな所でね。あの、空港とか。

華原:
空港!? 空港でも会いましたよね。

YUKI:
ね、ね。私、グァムに行く途中だった。

華原:
グァムに行く途中だったんですか?

YUKI:
うん。で、「あれ?」ってうちのメンバーが気付いて。そうそう、その時にも会ったり。けっこういろんな所で会ってますね。

華原:
会ってますね。あ、覚えててくれたんですか。

YUKI:
うん。あの時、なんかレコーディングとか言ってて。

華原:
喋りましたっけ?

YUKI:
うん。うん、喋って。なんか、レコーディングでロスかどっか行く時かなんかに会って。そうそう。なんかでも、寝ぼけまなこだった、すごく。すごい眠そうだった。朝早かったのかな、けっこう。

華原:
朝、早かったんでしたっけ。

YUKI:
うん、そう。

華原:
ああ、そうですか。

YUKI:
ちゃんと話すの初めてだよね?

華原:
うん、初めてです。

YUKI:
でも私、最近、最近だったらっていうか、「たのしくたのしくやさしくね」のタイトル好きです。

華原:
あ、ありがとうございます。

YUKI:
うん。あれ、タイトルは誰が?

華原:
あの、私が考えました。

YUKI:
あ、そうなんだ。

華原:
私が考えましたと言うよりも、えぇと、詞を書いたんですよ。初挑戦、うん。

YUKI:
あ、そうなんだ。

華原:
初ではないんですけど、アルバムの中で1曲だけ書かせて頂いてるんですけど。今回はシングルとして出すにあたって、初めての体験だったんですけど。

YUKI:
いいタイトル。ああいうタイトル好きです。とても。

華原:
あ、ありがとうございます。

YUKI:
褒め攻撃ですね。

華原:
褒め攻撃。

YUKI:
そう、そう。なんか1個、褒めて下さい。

華原:
あ、うーん?

YUKI:
え、なになに?

華原:
今日のファッション、すごいですね。可愛いですね。

YUKI:
これね、さっき聞いたんだけど、スタイリストさんに。なんか、こういうリメイクっていうか、余り布とかで作ったりするデザイナーさんみたい。

華原:
余り?

YUKI:
余り毛糸とかで作るみたい。本当は黒い服にしようと思ったんだけど。黒い服にしたほうが、良かったかなぁ?

華原:
ううん、いや、似合ってますよ、すごい。

YUKI:
ありがとうございます。紅茶飲みますね。

華原:
あ、じゃあ私も頂きます。レモンティーですね。おいしい。

YUKI:
うん。

華原:
YUKIさんは、どういうきっかけで音楽をやろうと思ったんですか?

YUKI:
うーんと、えーとね、何だろうな? あの、気付いたときには、こたつの上で歌ってたんで。

華原:
えっ?

YUKI:
こたつの上。こたつの上で、親戚の前とかで歌ってたからなぁ。父親がすごく音楽が好きで、それでよく聞いてて、で、一緒に。うち北海道だったんだけど、北海道でスキーに行く時に車で必ず歌いながら行ったり、父親と一緒に。オフコースとか、アリスとか。アリスとかなんてわかる?

華原:
オフコース? アリス?

YUKI:
わかんないんだ?

華原:
オフコースは知ってます。はい。

YUKI:
知ってる!? そう、とか歌ってて。その頃からもうなんか歌はすごく普通だったんだよねっていうか、今も普通なんだけど。私、曲書けないから、でもなんか音楽は。

華原:
詞は書くんですよね。

YUKI:
うん、詞は書くけど、詞っていってもすごくなんか。毎日日記とか書きませんか?

華原:
あ、えぇと、書く時もあります。

YUKI:
ねえ。なんか私、すごいムカついたりとか悲しかったりとかすると、友達に電話とかするよりも、ノートに何ページとかのほうで。そういうのがずっと普通だったから、詞も普通に書いてて。だから曲はぜんぜん書こうと思ったこともなくてね、うん。メロディーとかあんまりわかんないんだけど。ただあと、その歌詞を自分で歌うって思ったのは、高校に入ってからかな。それまでは、自分が歌詞書いて、それを歌ってライヴやるなんてとかはぜんぜん思ってなかったんだけど、高校の時に友達がギターやってて、「歌う子いないからちょっと手伝って」って言われて。それで歌ったのが初めて。ちゃんと生演奏の中で歌うっていうのは。それまではやっぱカラオケ、うちにあったカラオケとか。

華原:
家にあったんですか?

YUKI:
そう、家にあったの。こういう、なんかすごいね、今みたいにちいちゃくなくて、すごいでっかいカラオケ。

華原:
セットで?

YUKI:
うん、セットで。えぇとね「なごり雪」とかね。「なごり雪」とかって、わかるかな?

華原:
「なごり雪」って? えぇと……。

YUKI:
イルカさんのね。

華原:
イルカ? イルカ?

YUKI:
そう。

華原:
イルカさん?

YUKI:
イルカさんって、歌うたう女の人がいるんだけど、彼女の歌とか。あと、その頃とにかくフォークのしかもカセットのこんなでっかいやつで、ガチャーンって入れる、なんかビデオみたいなやつだったんだよね。それをガチャンガチャーンとかって、4曲とかそれに入ってて、それで歌ってたぐらいだったから生演奏は初めてだった。音でかくてびっくりしたんだけど、すごい楽しかったの。

華原:
でも、高校時代の時にそういうバンドみたいのを組んで、すごい評判が「うまい!」って。

YUKI:
「うまい!」って? うーん?

華原:
「うまい!」って、書いてありました。

YUKI:
「うまい」? うんとね、けっこうね、すごい本気のバンドじゃなくて、けっこう適当な感じだったから。もう周りにもっと本気でやってるバンドもたくさんいて、やっぱりそっちのほうがお客さんはちゃんとついてて。私ぜんぜん練習にも行かなかったから。

華原:
練習?

YUKI:
そう。で、ライヴの当日に彼氏のところで寝てて。

華原:
え!? 彼氏の所で?

YUKI:
うん、寝てて。で、朝起きて、雨が降ってて。で、野外のライヴだったから、「あ、今日雨だからないな」と思ってそのまま寝ちゃって。で、そのあとライヴがじつはあって、すごい怒られたりとか、メンバーに。って、すごいなんか不真面目にね、やってた。

華原:
ふーん。でも、なんか不真面目な人には見えない。

YUKI:
だからあんまりお客さん付かなかった、ぜんぜん。「なんか歌ってる人がいるよねー」ぐらい。

華原:
え? そんな。

YUKI:
もっとすごい、まあ今だったらあのGLAYとか、同じ函館のそういうバンドで何個かあるうちのすごい人気あるひとつで、。GLAYとかすごい真面目にちゃんとやってたから、お客さんも100人、200人とか本当、付いてて。

華原:
あの、すいません、GLAYの方と出身が一緒なんですよね。

YUKI:
そうそう。函館で。

華原:
函館。

YUKI:
うん、そうなの。

華原:
その頃からもう仲が良かったんですか?

YUKI:
うん。

華原:
あ、そうなんですか。

YUKI:
仲が良かったっていうか、えぇとね、友達のっていうか、函館のバンドシーンもけっこう大きくないから。すぐこう、ライヴハウスも2つ3つしかなくて、それでよく会うから。

華原:
すぐ広まるっていう感じ?

YUKI:
そうそうそう。だから、すぐ友達になれるっていうか、知り合いになって。それで友達と仲良くて、それで打ち上げかなんかで一緒になって、それでお互い。お互いじゃないわ、私は「プロになる」なんて言ってなかったからな。でもGLAYは「プロになる」とか言ってて。すごいなぁと思って。で、先に東京に出て。私は、なんかフラフラしてたよねぇ、ずっと。

華原:
フラフラして?

YUKI:
うん。18の頃とかって、フラフラしてた? 19の頃とか。

華原:
18、19?

YUKI:
もう仕事してたかな?

華原:
ううん。あ、アイドルやってました。

YUKI:
アイドルやってたんだ。

華原:
水着着たりとかしてました。

YUKI:
あ、でもやっぱり仕事してたんだよね。

華原:
仕事っていうか、なんか本当は歌が歌いたいんだけど、そこに行けなくて、それで。

YUKI:
最初からやっぱ?

華原:
脱いでたの。脱いでたっていうか、全身ヌード写真集出したとか、なんかそういうんじゃないんですけど、うん。

YUKI:
でも、ちゃんと写真とかグラビアのほうやってたの?

華原:
グラビアとかやってました。

YUKI:
でもすごい歌いたかったのね?

華原:
歌いたかったんです。

YUKI:
でも行けなかったのね?

華原:
行けなかったの。そこの世界に行けなかったの。

YUKI:
でも、そういう仕事してたでしょ? 私、仕事しないで遊んたから。もう本当になにも。「何やろうかなぁ?」と思ってもぜんぜん見つからなくて、本当「歌を歌おう」ってその頃はぜんぜん思ってなかった時で。プロになろうとか。本当、うんっと、短大、2年間ぐらい行って。

華原:
あ、短大。

YUKI:
うん。行って、ぜんぜん目的なく遊んで。すごい、老化現象。

華原:
老化現象?

YUKI:
うん。もう、すごい一気に年取っちゃって。なんかね、あの頃より若いと思う、今のほうが。

華原:
可愛いですよね。顔がなんか童顔ですね。

YUKI:
へ?

華原:
笑った顔が好きなんです。朋ちゃんは。

YUKI:
本当? 歯すごいでしょ、でも。歯。

華原:
は?

YUKI:
そう、私、歯がね、すごいの。

華原:
歯?

YUKI:
こんなね。

華原:
でも、可愛いですよ、すごい。

YUKI:
本当? ありがとう。

華原:
ううん。

YUKI:
ね。歯が気になる。

華原:
あの、私もね、生まれてからね、歯並びがすごい悪くて。

YUKI:
そう? 今は?

華原:
それでね、矯正してたんですよ。そういう時もありました。

YUKI:
うんうん、あった?

華原:
うん。

YUKI:
私「やんなさい」って言われてたんだけどね、なんか「このままでいいや」って。

華原:
なんか、笑うと鉄がいっぱいあって、それですごい人に嫌われた。

YUKI:
ニカッ、「ニカーッてするな!」って?

華原:
うん。だから、あまり笑えなかった。それも気になってて。

YUKI:
今いいじゃん、ぜんぜん。ねぇ。

華原:
えぇ?

YUKI:
歯ばなし。

華原:
はばなし?

YUKI:
うん。

華原:
いいんですけど、あの、聞いてる音楽とか、そういう昔から好きな音楽は、すごいレベッカが好きだっていう。

YUKI:
うん、あの、そうねぇ。中学校の時はっていうか、よくバンドとか見に行ったりしててもそうだったんだけど、やっぱりコピーバンドがすごく多くってね。えぇと、ラフィン・ノーズとブルーハーツ、BOOWY、レベッカと、時々戸川純とか。つまりヤプーズね。

華原:
戸川純?

YUKI:
うん、戸川純さん。ヤプーズ。あと、あと何だっけな?

華原:
いろいろ?

YUKI:
うん。そう。その辺のバンドのコピーバンドがすごい多くて。その中でもそう、コピーバンド。私も、えぇと、何やったんだっけ。オリジナルも作って、それと混ぜて。プリプリとかね。

華原:
プリプリ?

YUKI:
うん。ちゃんとギター持って、「弾くぜ!」って言ってたんだけど、必ず本番になると弾けなくて。

華原:
弾けない。

YUKI:
捨ててましたね。

華原:
捨てる。

YUKI:
そう。捨てて。

華原:
投げ捨てる。

YUKI:
ぜんぜん弾かなかった。だから、友達っていうか、その同じバンドの奴にいつも「口ばっかりだね」って言われて。結局ギター弾いたことなかったよ。

華原:
口ばっかり。私もよく言われる。

YUKI:
口ばっかりなの?

華原:
うん、なんかよく言われるけど。

YUKI:
「こいつ、口ばっかり」って? それは共通点か。私すごい、そういうやろうと思って、「明日から、私ドラム練習するわ」って言って、続いたことないのね、ぜんぜん。本当。

華原:
あ、そうですか。

YUKI:
迷惑ばっかりかけてて、その時のバンドのメンバーに。

華原:
うーん、とても自由な人ですね。

YUKI:
そう。私、すごい自由だよ。

華原:
なんか。

YUKI:
7つの海も蹴飛ばすもん。すごーい。

華原:
7つの海っていうのはなんですか?

YUKI:
えっと、大平洋とかそのへん。

華原:
あ、そういう海を蹴飛ばすんですか?

YUKI:
そう。でもね、7つじゃないんだよね、本当はあの海ね。ま、いいんだけど。そう。それぐらい自由。

華原:
自由。

YUKI:
そう。それが私の仕事かな。

華原:
そういう人なんですか?

YUKI:
うん。だからバンドのメンバーはすごい大変かもしれないけど。でもそうじゃないとできないなぁ。今みたいにこう、びょんびょんびょーんと好きなほうに行っとかないと。あ、すごい汗が流れてきちゃった。

華原:
大丈夫ですか?

YUKI:
うん。うわぁ、パイの、パイに汗かいちゃった。暑いよね、ここ。

華原:
映されますよ、そんなこと言ってると。

YUKI:
本当? あ、本当だ。すごいなー。このあいだもこれ見てて、なんか誰かのオッパイ映してた。沙理奈ちゃんかな?

華原:
はぁ?

YUKI:
なんか沙理奈ちゃんもオッパイ映されてた。めちゃめちゃ暑いね。

華原:
暑いですか?

YUKI:
うん、大丈夫、大丈夫。レッツトーク、トーク。

華原:
レッツトーク?

YUKI:
うん、レッツトーク。いいよ。なんでもいいよ。

華原:
うーん?

YUKI:
あっちー。

華原:
喋ってる声と、歌ってる声がなんか、あれですね、違いますね。

YUKI:
うん、本当はね、あの、歌ってても喋ってても変わらないほうが、自分としてはすごい好きな理想なんだけどね。でもこういう声になっちゃって。本当はもうちょっと高かったんだけど、今こんなに低くなっちゃって、すごく声が。

華原:
姐御って感じしますよ。

YUKI:
でも朋ちゃんもそんなに高くないよね。でも高いか。どっちだ?

華原:
なんか、うん、自分が暗かったりすると、声も暗くなるし。うん、その時によって違います。

YUKI:
今は? 今は普通?

華原:
今は、いま普通です。

YUKI:
でも声、わりとハスキーじゃないよね。ぜんぜんね。

華原:
ハスキーじゃない。

YUKI:
私、こんなガラガラ声になって。このあいだ友達が、あ、友達じゃないわ。ツアーやってて。

華原:
はい。お疲れさまでした。

YUKI:
ありがとうございました。そのツアー中にね、うちの大道具さんと部屋で飲んでて、ホテルの部屋でみんなで「ワーッ!!!」とかなって。その時にその奥さんから電話が携帯に来てね、それでその人がちょうど出てて、「あ、いいよ、私出とくよ」とか言ってパッて出て「はい、……さんの携帯です」って出たら、「どこのオバさんっ?!」とか言われて。「いえ。あのYUKIですけど」って言ったら「ぜったい嘘よ!」って言われて、すごい喧嘩になりそうで。

華原:
強いですね。

YUKI:
だったの。でも最後にその大道具の旦那さんが「いやあれ、さっき出たのYUKIちゃんだよ」って言っても、まだ信じてもらえなくて、「なんかどっかのオバさんでしょ!」って。

華原:
オバさんなわけないじゃないですかねぇ。

YUKI:
いや、そのぐらいね、やっぱりライヴ中、確かにすごいガラガラ声になるから。今よりもっと。だから、さらにオバさん度がこう、385ヘクトパスカル台。ね。

華原:
………?

YUKI:
大丈夫?

華原:
うん、大丈夫。

YUKI:
うん。

華原:
大丈夫ですか?

YUKI:
大丈夫、大丈夫。すごいね、今、暑くて汗かいてきて、ちょっとブレイクしていい?

華原:
暑いですぅ!!

YUKI:
タオル下さい。すごい汗。この衣装、無理あったみたい、この暑さの中。だからいつも半袖とかなのね。

華原:
はい。

YUKI:
ね。すごい暑いーっ。

華原:
大丈夫ですか?

YUKI:
これね、すごい汗出ると思う。あ、そうでもない? あんまり見えないね。1回拭こう。あっちぃ。

華原:
喋ってもいいですか? 大丈夫?

YUKI:
これって、どうしたらいいの?

華原:
いい? 喋っても? 喋っててもいいですか?

YUKI:
うん。じゃあ、喋るってようか。

華原:
いいですか?

YUKI:
うん、うん。

華原:
えっと、自分でエッセイとか書いてるんですか?

YUKI:
あ、そう。エッセイってね、すごいそんな。なんかねぇ、そんなこと言ったら。

華原:
見ました。私。

YUKI:
あ、見た? 本当?

華原:
見たっていうか、もらったんですけど。絵うまいですね、すごい。

YUKI:
あ、ありがとう。絵。絵はね、すごい好き。

華原:
好きなんですか?

YUKI:
うん。すごい好き。あの、授業中とか、なんかずーっと描いてましたよ。

華原:
ずーっと?

YUKI:
なんか、4コマとかね。

華原:
いちばん最後のページで、なんか漫画みたいになってた。

YUKI:
ああ、デビューまでのなんとかってやつかな。それも。

華原:
裸の絵。自分、「ME」って書いてあって。

YUKI:
あ、裸。裸の絵ね。あの、毛もちゃんと描いてるやつでしょ。

華原:
あんなに濃いんですか?

YUKI:
いや、濃い濃い。いやいや、すごいえらいことになってるよ。あの絵出してから、なんか「あれは本当ですか?」てよく言われるんだけど。でも、ちょっと足は長く描いてる。違う、手もすごい。だって、手なんてこういう、腰に手を当てて泣いてる絵なんだけど、手なんてこう曲がってるんだけど、伸ばしたら身長より長いだろうっていう長さなわけ。すごいなんかアンバランスなんだけど。手とかもね、あとオッパイとかもちょっと大きく描いてみたりね、したんだけど。あ、そうか。見たんだ。ありがとうございます。

華原:
いえいえ、とんでもないです。

YUKI:
朋ちゃん、絵描かないの?

華原:
私が絵描いたら、大変なことになります。

YUKI:
なんでなんで? 見たーい!! すごい絵なんでしょう。ぜったい。

華原:
訳わからない絵になっちゃうから。絵は描けないです。

YUKI:
なんか「ウンコ、ウンコー!」とか描きそうだよね。違うの? なんか「お尻ー!」とか。そういうのじゃないの? どんな絵描くのかな?

華原:
絵はまったく描けない。

YUKI:
あ、あんまり自分の人生に関係ない感じ?

華原:
うん。うん。

YUKI:
ああ、本当。ええ!? 面白いのに。

華原:
面白いですか?

YUKI:
描くと楽しい。うん。すごい楽しい。電話しながらもすごい描くし。いっぱい。

華原:
電話しながら! 電話しながらってなんかやっちゃいますよね。

YUKI:
ね。やっちゃうでしょ?

華原:
電話してるときってなにか動いちゃいますよね。

YUKI:
もう電話しながら茶碗洗うもんね。洗濯するし。

華原:
あ、そうなんですか?

YUKI:
植物に水をあげたりもするし。なんでも、なんでもする。本当、すごいよ。電話しながらってね、うちのお母さんなんて米研いでたよ。

華原:
あぁ!

YUKI:
すごい昔だけど。今はねぇ、一人暮らしだからなあ。

華原:
今ひとり暮らしなんですか?

YUKI:
そう。お母さんいた時は楽だったよね。

華原:
楽でした。

YUKI:
今大変。洗濯溜まっちゃってるし。

華原:
いつも、あの、歌うときに着てる衣装とかは、全部YUKIさんがデザインしたりとかしてるんですか?

YUKI:
うん。えぇと、一応、絵で。それもまた絵なんだけど、絵を描いて、「今度の曲はこういうイメージで、こんなスカートで」って。今歌ってる「ラバーソウル」っていう曲は、マイクと手を合体させたくて、それで。

華原:
マイクと手?

YUKI:
そう。こう指を組んであって「赤い糸で結ばれてるのよ」っていうことを言いたくて、赤いのでグアーッって結んで歌ってるんだけど。そういうのも毎回「赤い糸で結びたいので毛糸モヘアよろしく」とか、そういうの描いてFAXして。いつも、それで服選んでます。

華原:
あ、そうなんですか。

YUKI:
今日とかはわりと、どうだったかな? 今日のはわりと「可愛いのよろしく」とかそういうのだったかな? でもなんかイメージの絵とかは描きますよ。

華原:
やっぱりその、歌う曲ひとつひとつで、そうやってきちんと自分のプロデュースして。

YUKI:
うん、なんかイメージ。やっぱり詞のね、イメージがすごいあるし、うん。だからなるべく1曲をいろんなところで、テレビでもね、歌うときは同じイメージで服持ってきてもらってるかなぁ。楽しいよ、すごく。

華原:
いつもあれですね、歌う時とか可愛らしいですね。

YUKI:
ああ? 言ってから、なんかすごいニヤッとするね、なんかね。ニヤッとね。

華原:
あ、ダメですか?

YUKI:
いや大丈夫。いいけど。ありがとう。褒められた時ってね、「ありがとう」ってね、言わなきゃね。

華原:
ありがとう。

YUKI:
うん、ありがとう。嬉しいです。

華原:
汗のほうは大丈夫ですか?

YUKI:
うん、すごいかいてる。なんかね、なんていうのかな? あれだ。サウナ。サウナばりだけど、あんまりでも映ってないみたいから大丈夫。すいません。1回拭いていいですか? こうやって脇の下とかこんなことして拭いちゃったりするんでしょ?

華原:
私もよくやる。

YUKI:
すげぇあっちー。大丈夫だな。

華原:
スタジオもっと寒くしますか?

YUKI:
うん。ありがとう。ちょっと涼しくなってきたみたい。あ、お水ありがとうございます。どうも。あんまり汗かくと水分取っちゃいけないって言うよね。

華原:
水分取ると、余計に汗かきますよね。

YUKI:
ね。余計汗かいちゃう。OK。OKです。

華原:
大丈夫ですか?

YUKI:
大丈夫です。

華原:
あの、ビデオ見させてもらったんですけど。

YUKI:
なんのビデオだろう?

華原:
新曲のビデオだと思うんですけど。

YUKI:
新曲ね、まだできてないと思う。

華原:
なんかちょっとだけ。ちょっとだけのビデオが置いてあって。そんなに長くないやつで、なんか爆発するやつ。

YUKI:
あー。ああ。っていう曲のやつね。

華原:
「くじら12号」。

YUKI:
そうそう。あれね、なんかうちのメンバーといつも「プロモーションビデオどうしようか」って考えて。で、その時になんか「15秒とか30秒だけ撮ろう」って言って、「もう3分とか撮るのたるいからやめよう」って言って。それで「CMみたいにしよう」って言って。それでね、あの顔が黒くなって。あのやつね、ぜんぜん意味ないんだけど、ちょっとドリフをね、彷彿とさせましたね、あれは。

華原:
なんかおもしろいね、ああいうの。

YUKI:
あれ見たんだね。すごいね。でもあれ、撮影はすごく面白かった。3時間で終わっちゃって。

華原:
3時間!?

YUKI:
そう。すごい早かったよ。プロモーションビデオ、大変じゃない? 長くて。

華原:
長いですよね。

YUKI:
長いやんね。すごい疲れる。今度はちゃんとやろうかなって思ってるんだけど、あれはお遊びでやってみました。そういうの、やってみたら? 顔、黒く塗るの。ギャグ系好き? ギャグ系。

華原:
ギャグ系?

YUKI:
うん。ギャグ系。なに言ってんだって! 私は。いや、朋ちゃんギャグ系いったらおもろいかなと思って。

華原:
ギャグ系ですか?

YUKI:
けっこうヒゲ描いたりとかね、できそうな感じよね。でも、あんまり好きじゃない? そういうの。

華原:
いや、嫌いじゃないです。

YUKI:
嫌いじゃない?

華原:
うん。昔は名前変えてこういう仕事してた時とかは、そういうのやってました。

YUKI:
本当? ヒゲ描いたりとか?

華原:
うん。なんか。

YUKI:
本当、かわいいよ。ヒゲ描いたりとかって。って言って私も勧めてどうすんだって。

華原:
嘘の血を口の中に入れたりとか。あれ、まずいですね。

YUKI:
あれ、あれでしょ。殴られて。

華原:
うん。そういうのとか。

YUKI:
出すやつね。コントとかでね。ああ、やってみたいんだよね。けっこう。

華原:
やってみたいんですか? そういうの。

YUKI:
うん。面白いなぁと思って。なんかね、なんかの番組で1回だけコントやったことがあって。

華原:
そうなんですか。

YUKI:
あの10円ハゲがついてるかつらをかぶってやったんだけど。

華原:
10円ハゲ?

YUKI:
10円ハゲ。わかるよね?

華原:
えぇ? わかんない。

YUKI:
わかんない? 10円ってこのぐらいの大きさでしょ。

華原:
はい。

YUKI:
このぐらいのハゲがついてるヅラね。

華原:
あ、こういう感じの。はい。

YUKI:
そう、そうそう。それとかつけたら、「イケるな」と思った。

華原:
YUKIさんがですか?

YUKI:
私、可愛いと思ったもん、その時に鏡見て。違和感なかった。すごい良かった。今度ビデオあげるね、それね。残ってるから。おもろいよ。うん。

華原:
はい。

YUKI:
まだほら、いろんな……。まあいいや。いや、もういい。大丈夫。

華原:
大丈夫ですか?

YUKI:
涼しくなってきた。

華原:
涼しくなってきましたか。

YUKI:
うん。

華原:
大丈夫ですか。

YUKI:
なんか、楽しいね。こんなねぇ、すごい静かなのねえ。

華原:
この番組は静かなんですよ。

YUKI:
ねえ。すごい静かだね。それで?

華原:
なにか。

YUKI:
なになになに?

華原:
なにか、言いたいことってありますか? なんかこういう人だと思わなかったから。

YUKI:
え? どういう人だと思ってたの? 「言いたいこと」ってなに? そうね、言いたいこといっぱいあるけどね。

華原:
じゃあ、言ってください。

YUKI:
うーん? あ、あんまりなかった。ごめん。進めて。

華原:
はい。

YUKI:
うん。

華原:
うーんとー。

YUKI:
じゃ、どういう人だと思ってたのか聞こうかな。

華原:
なんか、うんと、あんまり喋んない感じの人かと思ってた。でも歌う時はすごく一生懸命で、だからといって普段が一生懸命じゃないっていうんじゃないんですけど。

YUKI:
おもろいよ、朋ちゃん。めちゃめちゃ。すごいね。自分フォローね。やるね。うん。それで?

華原:
そういう人だと思ってました。

YUKI:
ああ、そうなんだ。

華原:
あ、それ、今日の日記に載っちゃいます? 「今日ムカついたわ、華原ァ」みたいな。なんかそういうふうに、載っちゃいます?

YUKI:
あ、ぜんぜん逆。逆。

華原:
逆ですか?

YUKI:
楽しい楽しい。なんか。

華原:
そうですか?

YUKI:
もうちょっと、なんか喋って。

華原:
はい、わかりました。

YUKI:
なんか、おもろい。

華原:
うん、と、ライヴ、終わりましたよね。

YUKI:
うん、そう。ライヴとか、やらないの?

華原:
私ですか? はい。当分やらないと思います。

YUKI:
でも、あの、アジア、向こうとかで、やってなかったっけ? あれって。

華原:
香港とか、1回行きましたけど。

YUKI:
どう? おもろかった?

華原:
うん。なんかみんなねぇ、みんなねぇっていうか、あっちの人は、案外、意外と、朋ちゃんの存在を知っていた。うん。

YUKI:
なんか台湾とかすごいらしいね。私もこれから、いろいろ向こうとか、あとヨーロッパのほうとかでもやりたいなってちょっと思ってて。

華原:
そうですか。これからの音楽活動は。

YUKI:
うん。まだすごい、長ーい、本当、長い目で見てなんだけど、まあゆくゆくは向こうで出したりとか思ってて。

華原:
すごいですね。

YUKI:
でも、もう向こうのほうで、例えば台湾とかでもみんな歌ったりとかしてたって雑誌で見て。あの、なに、日本語でちゃんと歌ってたっていうの読んで。

華原:
あ、そうなんですか。

YUKI:
うん。それで。

華原:
あ、そうなんですかって、「自分のことじゃないの」みたいな。

YUKI:
そうよ。自分のことよ。それでみんなちゃんとついて、ライヴについて来たりしてるみたいだから、「これは面白そうだな」と思って。なんか、やってないことをやってみたいでしょう? やっぱりねぇ、そう、「初めてを始めなきゃ」でしょ? 

華原:
そうです。

YUKI:
あれ、なんだっけ?

華原:
「初めてを始めなきゃ」です。

YUKI:
そうだよねえ。あれいい歌詞だわ。あれもそうだよねぇ。書いたんだよねぇ。

華原:
あの曲は、えーと、朋ちゃんだけじゃなくて。

YUKI:
あ、共作なんだ。

華原:
はい。

YUKI:
でも共作でも、なんかすごい好きなんだけど。あそことか、その1行とか。私もやってないこととかすごいやりたいから。うん、羨ましい。台湾でライヴとか。

華原:
いえ、あの、ライヴとかはやったことないんですよ。

YUKI:
え? でもそれに出て。え? 出て歌ったんじゃないの?

華原:
うーん、と。

YUKI:
あ、ごめん。じゃ、間違ったね。ごめんね。

華原:
いえいえ。

YUKI:
間違ったんだね。え? じゃ、あれには出てなかったの?

華原:
出てないです。みんなで行ったやつですよね。

YUKI:
うんうん。あ、ごめん。じゃ間違っちゃった。ここ、カットで。違った。ごめーん。みんなで行ったのかと思ってた。みんなで行って、なんかやったのかと思ってた。

華原:
私はお留守番でした。その時。

YUKI:
あ、そうだったんだ。

華原:
お留守番で。

YUKI:
え? なんで行かなかったの? そんな顔して待ってたんだ。「ムフゥーッ」って。ムフゥーッ。

華原:
そんな顔して。「みんないいなぁ」って。

YUKI:
なんなんだなぁー。そうか。行ったと思った。ごめんごめん。間違っちゃった。

華原:
そのライヴで、ピアニカを演奏したと。

YUKI:
あ、そう。そうなの。

華原:
ピアニカってなんですか?

YUKI:
ピアニカってあの、空気ね。

華原:
空気のやつで、ピアノみたいのがついてて、それで。

YUKI:
小学校の時とかにやるやつね。

華原:
はあはあ。

YUKI:
すごいあの、私、楽器をちゃんとやったことがなかったから、すごくびっくりしたんだけど、1曲ちょっとしか弾かなくても、歌だとリズムに合わせて歌うのってすごい簡単だと思ってたんだけど、楽器でちゃんとリズムに乗って弾いたりって。

華原:
楽しい?

YUKI:
単純だけどね、難しかったわ、すごく。

華原:
難しかった。

YUKI:
うん。楽しかったけど。で、口がめちゃめちゃ痛くなっちゃって。こんな、すごい力入れて。

華原:
こうやって、くわえるんですよね。

YUKI:
そうそう。やるから。すごい大変だった。でも、すごい楽器の人の気持ちがよくわかって楽しかった。また1個。うん。あんなにリズムに乗るのって大変なのね、って思ったわ、楽器で。貴重。ピアニカガール。

華原:
ピアニカガール?

YUKI:
うん。

華原:
これからは、どんな楽器に挑戦していきたいですか?

YUKI:
そうだなあ、今ドラムを。本当にこれは本当なんだけど、ドラムをちゃんと1曲叩けるぐらいやりたいなって思ってて。

華原:
あ!

YUKI:
ライヴでねぇ、よくねぇ、アンコールで「ドラム叩きます」って言って、♪ちょっとだけ私〜とか森高千里とかはやったことあるんだけど。あの♪ドンタンドンタン〜ってやつね。あれは、やってすごいドカーン! ってウケたんだけど、今度ちゃんとやりたいなって思って。うん。

華原:
あ、そうなんですか。

YUKI:
なんかカッコよくちゃんとね。

華原:
格好よく。

YUKI:
そう。1曲叩けるようになったら、ライヴで。うちのメンバーみんな、私ドラム、TAKUYA歌、ギターが恩チャンで、ベースが公太さんとかなんか、みんな違う楽器持ってやるとかね。なんかできたらなあとか思って。それもまたおもろいやん。今ちょっと野望。密かな野望。

華原:
野望。野望1。2はありますか?

YUKI:
2はねぇ……。

華原:
2はないですか?

YUKI:
2はもうちょっと髪の毛を伸ばそうかなあと思ってることと。

華原:
うん。いつも、あの、すごいですね。かつら。

YUKI:
うん、そうね。つけ毛とかすごい好きだから、つけ毛つけたりとか。

華原:
可愛いですね。

YUKI:
やったりとか。あんまりしないよね、朋ちゃん。

華原:
うん、でも。

YUKI:
いつもサラサラ。私、サラサラじゃないのね、見てわかると思うけど。それでグワァッと多いから、なんていうのかな? 作りたくなるのね。でっかくとか、いろいろ。すごい変えたりとか好きなの。だから、今日この髪だったらKIKCHYさんに「普通だね」って言われて。

華原:
あ、私もそう思いました。

YUKI:
そうか。あんまり本当の髪がもうわからないって言われたりするのね。

華原:
これは地毛ですか?

YUKI:
そう。これは本物。本当。ちょっと鳥が生まれそうなぐらいでっかいね。でもね、なんかまたね。

華原:
鳥が生まれそうなぐらい?

YUKI:
そう。美容室とか行って、「髪の量、多いですね」って言わないんだよね。なんかね、「密集してますねぇ」って言われるのね。

華原:
え? 密集?

YUKI:
「お客さん、密集してるねえっ!」って。

華原:
「お客さん」って。そんな、「お客さん」って言われるんですか?

YUKI:
うん、言われる。もう「お客さん密集してるねえっ! 髪が!」って言われて、「ちょっとすいたほうがいいよ」って言われるんですけどね。でもまあ。

華原:
普通に美容院とか行くんですか?

YUKI:
美容院好きじゃないのね。だからあんまり行かないんだけど、たまにもうどうしようもない時に、うちの近くのなんか美容室とか、「ナントカ美容室」「ハナコ美容室」とか、そういうとこあるじゃない。そこにワァー駆け込んで、すごい嫌な顔されて。「予約は? あんた」って言われて、「いや、ないです」「時間がないんだよ!」って言われて。

華原:
そんなこと言うんですか?

YUKI:
そう。でも「すいません。ちょっとだけでいいんで切って下さい」って言って切ってもらったりはするけど。あとはね、行かない。エステとかは、すごい楽しいんだけど。

華原:
エステって顔のエステとか? 体とか?

YUKI:
顔とか、そう。今日も行ってきたんだけど。

華原:
あ、そういうの好きなんですか?

YUKI:
そう。すごい楽しい。もう楽しい。行かないの? 行かない?

華原:
私ですか?

YUKI:
なんか、塩もみとかさ。塩もみじゃないけど、何かこんなんあるやん。なんかこういう、こするの。なんかね。足とか。私、足とかむくみやすいからよくやってもらう。

華原:
今日、気持ち良かったですか?

YUKI:
うん。今日も寝てきたわ。ぐっすり。ぐっすりちゃん。寝てOKと思って。何の話からだっけ? そう。エステには行けるんだけど美容室は緊張してあんまり行けない。うん。あんまり髪の毛洗ってもらったりとかって好きじゃない。

華原:
あ、好きじゃないんですか? 私は大好きですけど。

YUKI:
髪の毛洗ってもらうの? 

華原:
なんか。

YUKI:
え? なになに?

華原:
なんか、気持ち良くない?

YUKI:
ああ、なんかね、私ね、緊張する、すごい。

華原:
緊張する? 

YUKI:
なんかね、洗ってる人の脇の下とか見えるでしょ。それがこう、「見ちゃダメ」と思うんだけどね。「君、処理、処理」とか思ってね。すごいなんかね、こうちょっとなんかね、女の人とかだとね。

華原:
女の人だと?

YUKI:
すごいドキドキね、するんだよね。

華原:
ドキドキとする?

YUKI:
あんまりなんかダメね。なんかね。でも、好きな人に洗ってもらったりとかは、気持ちいいね。

華原:
好きな人。

YUKI:
「洗って。や〜ん!」って。洗ってもらったことない? あれ? しない? 

華原:
あ、いえ、ちょっと待って下さい。

YUKI:
洗ってもらってるんでしょ。

華原:
いえ、違う。今ちょっと一人ぼっち。

YUKI:
違うの? 一人ぼっちなんだ。

華原:
お留守番。

YUKI:
お留守番なのね。

華原:
好きな人っていうのは、男の人?

YUKI:
いや、さすがに女じゃないよねぇ、やっぱりねぇ。

華原:
あ、そうなんですか?

YUKI:
うん。女の子も好きなんだけどね。

華原:
あ、そうなんですか?

YUKI:
うん。でも友達とワアーッて遊ぶのもすごい好きだから。友達すごいねぇ、うち男も女もみんななんかねぇ、総勢どのくらいかな? 10人ぐらいかなぁ? になる仲間がいて。で、そこの家に行くと、もうみんないるみたいな。誰かいなくても誰かいるみたいな。もう男も女もいっぱいなんだけど、でもみんなすごい大好き。すごいほっとするかな。

華原:
ほっとする。

YUKI:
うん。みんなすごい大好きかな。

華原:
うーん。なんか。

YUKI:
ま、そことべつに好きな人もちゃんといるけど。

華原:
好きな人も。

YUKI:
でも、友達も好きな人がたくさんいる。うん。なんかそういう、仲間でドカーンとかないの?

華原:
仲間?

YUKI:
なんか、ティッシュペーパーを原宿にまいて歩いたりとかしない? それは私もしないけどね。

華原:
なんでティッシュペーパーなんですか?

YUKI:
なんとなく。なんとなくだったんだけど。なんかほら、ビル荒らしたりとかしない? ビル荒らすの楽しい。今度、する?

華原:
ビルってなに? ビルって?

YUKI:
あのね、わりと新宿とかね、店舗の入ってない、ビルの中に店舗が入ってない階とかけっこう多くて。

華原:
店舗っていうのは、別になんにもないビル?

YUKI:
そうそう。お店が入ってない所とかけっこう入れるのね、中に。で、あの、けっこう前の話だけど、階段にビール瓶がなんか積んであって。で、ビールをワーッと取って屋上まで行って飲んだりとか。

華原:
え? それ万引きじゃないですか?

YUKI:
すごい楽しい。それはでもね、2、3年前なんだけど。友達となんか「遊ぼう」って言って遊んだりね。楽しいよ。

華原:
楽しい?

YUKI:
いろいろ。

華原:
楽しい? バラエティに富んでる人ですね。

YUKI:
バラエティ? バラエティに富んでる人なんだ。うそぉ。え? 普通だよ。友達と遊んだりできる?

華原:
友達ですか? あんまり遊んだりとかしないですね。最近は。

YUKI:
あ、本当? あんまり時間なかったりとかするんだ、やっぱり。

華原:
時間は、きっとあるんだろうと思うんですけど。でもあんまり最近は友達と遊んだりしないです。

YUKI:
あ、本当。じゃ、うちでなんかテレビ見たりとかしてるの?

華原:
家でなにしてるのかなぁ? いつも。なにもしてないです。

YUKI:
なにもしてないの!? なにもしてないんだ。

華原:
あの、ゲームしてるかな。最近は。最近っていうか。

YUKI:
ゲームって? 64とか?

華原:
うんと、「パラッパラッパー」。

YUKI:
「パラッパラッパー」いいよね。

華原:
知ってます?

YUKI:
うん。大好き大好き。

華原:
あれ。

YUKI:
「キック、パンチ」でしょ?

華原:
うん、そう。そうです!

YUKI:
あれどこまで? クールまでいった?

華原:
うん、あの、卵のところまでいった。にわとりのところまで。

YUKI:
あー、甘い!

華原:
甘い?

YUKI:
甘い甘い。あれすごいんだよ、最後。

華原:
最後がすごいらしいですよね。

YUKI:
最後すごい。あの、玉ねぎ、最初の玉ねぎの人いるでしょ?

華原:
はい。

YUKI:
あの人でもクールになると、すごい大きくなるの。

華原:
なにが?

YUKI:
彼が。

華原:
彼が? 玉ねぎがですか?

YUKI:
彼が夕焼けの中から見守るの。あれ? なんか大きくなって「いいぞパラッパー」って。アタタタタアーッ!! って。

華原:
「グッチョッパラッパー」ですね。

YUKI:
そうそう。すごいいいよ。あれ。おもろいおもろい。でもね、あれコツあって、けっこうその通りにやっちゃいけないんだよね。

華原:
そう。なんか。

YUKI:
ぐちゃぐちゃにやると、クールになる。

華原:
私は、あの、横にこうやって、「せーの」ってやるんですけど。

YUKI:
立って踊りながらでしょ? あれ、バックトラックがカッコいいんだよね。

華原:
バックトラック?

YUKI:
うん。だから、なんか踊っちゃうやん。なんか。こう、「イェーィ」とか言いながらやるんだよね。あれ、すごい。すごいでも楽しいよね。

華原:
そういうのばっかやってます。

YUKI:
あれ、じゃあ、ひとりで立ってやってるわけ? 家で? 「キック、パンチ」って? 

華原:
はい。

YUKI:
「あぁー、朋ちゃん間違っちゃったー!」とか言って? やってるの? 可愛いなぁ、それも。いい。いいねぇ、でもねぇ。「パラッパラッパー」のほかは?

華原:
そうですね。「雀荘」とか。

YUKI:
あ、「ポン・チー・カン」ね!

華原:
「4つそろったらカン!」みたいな。

YUKI:
「リーチ一発ドラドラ!」みたいなね。あぁ、あぁ。

華原:
「国士無双だせよ!」みたいな。私なんで今日こんなにノリノリなんだろう!?

YUKI:
国士無双ね。すごいじゃん!! すごいすごい。もう盲牌だ! わかんないけど。いやいやいや。それ、一人でやって?

華原:
一人でやって。あとは。

YUKI:
ああ、いいねぇ。いい。

華原:
「混一色!」とか。

YUKI:
「ザンク、ザンク」とかやってんだ。すごいねー。

華原:
「ザンク、ザンク」?

YUKI:
あんまり私も知らないんだけど。

華原:
いえ、よくなんか知ってそうな感じですね。

YUKI:
いや、麻雀あんまりわからない。今のも全部受け売り。私、麻雀できない。え? 麻雀できるんだ?

華原:
いえ、ゲームで覚えたんですよ。ゲームで。

YUKI:
え? すごーい。

華原:
本物の麻雀はやったことないんですけど。4つそろったらカンとか、3つそろったらポンとか、チーとか、ニャンとか。ニャンなんてないっつーの!!

YUKI:
一緒に今やっといたから、突っ込みを。だんだん息の合うトークになってきたね。

華原:
嬉しいです。

YUKI:
なかなかイケてきた。

華原:
イケてきた?

YUKI:
イケてるイケてる。かなり大丈夫、大丈夫。

華原:
そうですか。

YUKI:
いいじゃん、寂しくないね、じゃあ。ゲームあるなら一人でも。

華原:
一人でも。でも、考えちゃう時はありますよ。

YUKI:
そんなにグァーって下にいくほう? なんか。

華原:
はい。

YUKI:
あ、本当。そんな苦しそうな顔して。あ、そうなんだ。でも、どうやって? でも次の日には立ち直ってるタイプ?

華原:
はい。その内容にもよりますけど。内容によるというか。

YUKI:
ああ、まあ内容によるよね。

華原:
内容によるけど、うん。なんか、1分ぐらいで立ち直れたりとかする時もあるし。ないですか? ぜんぜん。

YUKI:
うーん?

華原:
悩み事とか。悩んじゃったりとかして。なんかでもそんな姿、想像できないですね。

YUKI:
あ、私? ああ、でもけっこうウジウジするほうなのね。わりとウジウジっていうか、うーん? なんて言うのかな? 「なんでこういうふうになるんだろう?」とかね。「なんでこんなすんなりもっとみんな楽しくいけないわけ?」とかそういうふうなイライラは感じたりはするけどね。例えば、まあ自分もそうなんだけどニュース見たりとか、誰かに会ったりした時に「なんでこうなのかなぁ?」って考えてあんまり寝れない時はあるけど。でも自分で「もう駄目で駄目で」っていうのは、あんまりない。

華原:
ふーん。

YUKI:
それはね、なんか最近、最近特にね、そういうのなくなってきてるね。「そんな暇ないなぁ」って感じ。

華原:
あ、すごいですねぇ。

YUKI:
うーん、もっと「たのしくたのしくやさしくね」って感じ。

華原:
あ、ありがとうございます。

YUKI:
あれ? 私抜いて。だっていいもん。「たのしくたのしくやさしくね」。本当。これ。マジ君。

華原:
褒めて頂いてありがとうございます。

YUKI:
いや、ぜんぜん。だって「そうじゃないとねぇ」って思うもん。

華原:
思います? 

YUKI:
鼻の穴、今ガーンガーン拡がってったよね、今ね。なかなかいいね。

華原:
あ、そうですか?

YUKI:
なんか私も「ああいうの書きたいな」って、思ったもん、だって。やさしく、なんか自分好きで、私、自分好きだし、好きなんだけどやっぱり。

華原:
自分が好きっていうのいいですね。

YUKI:
うん。これ、仲の良い友達が言ってたんだけど、「すごいやさしく、人にもやさしく、自分にもメチャメチャやさしく。なんか、それでいいやん」っていうね。なんかそれでいいなってすごく思うんだよね。なんか、やさしくやさしく、たのしく。

華原:
たのしく。

YUKI:
うん。だってあの、なんていうのかな?

華原:
いや、べつにね、私のことではいいんですよ。

YUKI:
あ、いいんだ。こう、のけとくんだ。いや、でもなんかちょっとね、言いたかったんだけど。今日、会ったら言おうと思ってて。そのタイトルとかのことは絶対に言おうと思ってたの。涼しくなってきました。

華原:
あ、はい。よかったです。

YUKI:
あ、もう終わり?

華原:
はい。じゃあ、最後で聞きたいんですけど、これからの活動は? なんかソロで出したりとか。

YUKI:
あ、そう。うちのメンバーが今ね、ギターのTAKUYAがソロで、そう、今ね。

華原:
この人ですか?

YUKI:
それ、なぁに? 触角? それ触角みたい。触角?

華原:
いやなんでもないです。すいません。間違えました。

YUKI:
いや、うんとね、多分、間違ってる。うんとね、あのギターのほうで、わりと普通なビジュアルの人なんだけど、その人が11月にソロアルバム出すのかな、デビューアルバム。それで。

華原:
そうなんですか。おめでとうございます。

YUKI:
伝えときます。それで、でも他のメンバーは、多分まだまだそんな。私もソロはぜんぜん考えてなくて。今、友達と遊んで曲作ってるぐらいだから、まあそれがいつか世にだせたらなあって思ってるぐらいで。まだそんなぜんぜん本格的じゃなくて。で、JUDY AND MARYは、えーと、これからレコーディングに入って、5枚目のアルバムを。

華原:
5枚目。

YUKI:
うん、作る。今「ラバーソウル」が出たのかな? 出るのかな? 「ラバーソウル」っていう曲が出て。えっと、また来年1月ぐらいに、たぶんシングルを出すと思います。

華原:
来年1月。

YUKI:
そうですね。そのぐらいに。

華原:
じゃ、今そのレコーディングに忙しい感じ? 

YUKI:
そうね。毎日スタジオで同じ顔見て、うんざりしてる。もう、「たまに違う人連れてきてよ」っていうぐらいみんな同じ顔でしょ、もう。

華原:
え、それは?

YUKI:
いや、メンバーでしょ。たまにギャルとかが見に来るとみんな張り切るから。

華原:
そうなんですか?

YUKI:
たまにね、ギャルとかが来るとみんな張り切るのね。たまにね、レコード会社のなんか若い子たちとか連れてくると、みんな楽しいの。私も男の子とか連れてきてもらうと楽しい、すごい。「いいとこ見せたるぅ!」みたいなふうになるから。レコーディングにこう、なんかね、華やぐね。ま、そんな感じで一生懸命やってるんでよろしくお願いします。

華原:
頑張って下さい。

YUKI:
頑張ります。朋ちゃんも頑張って下さい。

華原:
あ、ありがとうございます。頑張ります。

YUKI:
ありがとうございます。

華原:
ありがとうございました。

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