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NON EDIT TALK : 小室哲哉★ヨシキ(from X Japan)


小室:
えぇと、おめでとうございますですね。初めて「こんばんは」以外にいいましたね。明けましておめでとうございます、小室哲哉です。今年もよろしくお願いします。あの、今日の新年、1996年一発目のゲストはですね、まあ、当然、去年とか始まって以来、出ても不思議じゃない方だったんですけども。ちょっとお話したくさんしすぎちゃってですね、もう、お話しすることないんで困ってますが。新年の華やかな幕開けにふさわしい方をお招きしておりますが。ヨシキさんです。どうも。

ヨシキ:
どうも。「どうも」ってねぇ。

小室:
「どうも」っていうのも、ちょっとなんですけどね。あの、もう話すことないよね?

ヨシキ:
終わりにしましょうか?

小室:
ありがとうございます。ないんですよ。

ヨシキ:
ないですね。

小室:
えぇと、一応L.Aで会って以来ですかね。

ヨシキ:
そうですね。

小室:
多分、なんでこんなね、よく知っているかを知らない人もいると思うんだよね。だから、一応、僕、インタビュアーに軽くなりますよ。そしたら。

ヨシキ:
はい。

小室:
あんまり話したくないかもしんないですけど。

ヨシキ:
いえ、いえ。

小室:
えぇと、ほら、V2とかもやったのを、きっともう知らない人もいるかもしれないし。

ヨシキ:
あ、もう、そんなに時間経ちます?

小室:
なんか、アレは瞬間最大風速みたいな感じだったから。知ってる人はすごい知ってるのね。で、知らない人は「え?なに?それ」っていう人もいるし。だから、あのV2自体ももうなんか、そういう感じだし。その前から、「じゃあ、なんでV2やったの?」っていうか「そんなことやった人たちなの?」っていうのも、知らない人もいると思うんだよね。ヨシキからしたら、なんでアレなんですか?あの、こういう僕なんかと最初、まあ、接点はあった始めは別として、なんでこういうのを?普通の人じゃあさ、ちょっとイメージが合わないんじゃないの?わかんないんじゃないのかな?

ヨシキ:
そうですか?

小室:
まあ、Xっていうイメージだし、ヨシキのイメージだからさ。

ヨシキ:
でもほら、小室君は前からいうようにね、僕は尊敬してましたからね。

小室:
単刀直入にそう言われても…。あの、なんか、似た共通項があるなっていう感じだったっけ?

ヨシキ:
あるんでしょ?

小室:
あるんだけどさ。…喋りにくいですね。

ヨシキ:
やりづらい?

小室:
やりずらい。すごいやりづらい。じゃあ、僕はそうだな、なんかね、みなさんにわかんないかもしれないですけど、付き合ってて、言っちゃいけない、みたいな感じなんですよ、ニュアンスとしては。まだ誰も知らなくて、とりあえずパブリックな状況で、今、お話ししてるっていう状況で。照れてるな。なんで照れてるか、ちょっとわかんないけど。困っちゃいますね。たまには聞いてよ、なんか。

ヨシキ:
聞く?

小室:
聞くことないか。いつも聞くじゃない。

ヨシキ:
この前、全部聞いちゃったからな。ロスで。

小室:
ね。

ヨシキ:
ね。

小室:
ロスでですね、あれ、どれぐらいかね?

ヨシキ:
今、一月なんでしょ?

小室:
一月。

ヨシキ:
っていうことは、二か月ぐらい前ですね。

小室:
でも、もうほとんど何時間?5〜6時間話してほとんど状況わかっちゃったね。

ヨシキ:
うん、そう。

小室:
ヨシキもすごい喋る時は喋るからね。

ヨシキ:
喋ってた?この前。

小室:
喋ってたよ。

ヨシキ:
そう?

小室:
本当。

ヨシキ:
本当?

小室:
一人で飲んでたけどね。

ヨシキ:
最近、小室君は飲まないの?

小室:
俺はね、最近またちょっと年末年始は飲む時多いじゃない、やっぱり。だから飲んでるけどね。大晦日はまた飲みましたね。大晦日じゃないか、新年か。明けて。

ヨシキ:
ね。

小室:
どうなんですか?

ヨシキ:
え?

小室:
新年。一月一日は東京いたよね?いなかったっけ?

ヨシキ:
わかんねぇ。

小室:
わかんない?

ヨシキ:
取って付けたようだって。

小室:
大丈夫です、これは。

ヨシキ:
大丈夫ですか?

小室:
ぜんぜん。

ヨシキ:
でも、飲むんでしょ?飲みましょうよ。っていうか、飲みましたね。…わかんない、なに言ってるか。

小室:
もう恒例だからね。

ヨシキ:
3年ぐらい?

小室:
3年、4年ぐらいだね。

ヨシキ:
年末は一緒と。

小室:
年末から年始、一緒っていう。またまた、ヨシキのお誕生日に、2年連続で俺がいたっていうこともありましたね。

ヨシキ:
なんか、そういうね、クリスマスとかも昔なんか。

小室:
女性といてくださいよ。

ヨシキ:
ね。

小室:
2年も。

ヨシキ:
ね。

小室:
っていうのもありましたけどね。

ヨシキ:
今年はじゃあ。

小室:
今年は、っていっても、今年もそうなんじゃないですか?きっと。

ヨシキ:
そうですね。

小室:
あの、『HEY!HEY!HEY!』とか、浜ちゃんとか松ちゃんとか、なに聞くんですか?

ヨシキ:
なんかね、なんでしたっけ?

小室:
『ミュージックステーション』とかはアレなんでしょ?ヨシキは話さないんだよね?

ヨシキ:
え?話しますよ、俺。

小室:
話す?

ヨシキ:
うん。だいたい話すけど。

小室:
「なにしてたの?ここ最近は」とか言われたりして?

ヨシキ:
そうです、そうですね。

小室:
『いいとも』とか出たことある?

ヨシキ:
うん。2回か3回。

小室:
タモリさんとなに話した?

ヨシキ:
なに喋ったっけな?あれ?俺、小室君に回さなかったっけ?

小室:
…あ、そうだ。それ、すごい昔だね。えぇと、いや、僕が…。

ヨシキ:
あれ?そのへんですよね。

小室:
うん、そうそう。あ、それから出てないんだっけ?

ヨシキ:
いや、去年も出てますよ、多分。

小室:
そうでしょ。みんななに話すのかな?と思って。なんか、あれでしょ?Xのいろんな話しとか聞くんでしょ?「なに壊した」とか、なんかの伝説とか、そういうの。

ヨシキ:
いや、いや。

小室:
最近も、そういうのもおとなしくなっちゃって。

ヨシキ:
もう、めっきり。

小室:
めっきり?

ヨシキ:
と、言っておきましょう。

小室:
あんまりホットにもならないし。

ヨシキ:
そうですね。あと、最近そんなに飲まないですからね、お酒も。

小室:
髪切って、「どうしたの?」って今日とか聞かれたんじゃない?

ヨシキ:
あ、聞かれますね。

小室:
俺も聞いたもんね。

ヨシキ:
うん。べつにね。

小室:
理由はそんなにないんでしょ?

ヨシキ:
うん。髪ぐらい切っただけで、そんなに騒がれるっていうのもいいですよね。

小室:
うん、男の人でね。男の人で「髪、切っちゃった」ってね。短くてもあんまり変わらないね、印象はね。

ヨシキ:
そうですか?

小室:
うん。そんなに。

ヨシキ:
みんな、「切るな、切るな」っていったんですけどね。切ったら切ったでみんな。

小室:
そうだよ、あの、なんですか?髪、直します?

ヨシキ:
あ。

小室:
もうぜんぜん大丈夫ですけどね。

ヨシキ:
ダメ?

小室:
ん?

ヨシキ:
さわっちゃうんですよ、いつも。

小室:
髪の毛切っちゃって、ほら、ヨシキ人形とかあったじゃない、昔。

ヨシキ:
はいはい。

小室:
あれも髪切るの?

ヨシキ:
どうなんでしょうね?あれ、今度、短いバージョンで出してもらいましょうかね。

小室:
やっぱり、流石ですよ。

ヨシキ:
そうですか?

小室:
数あるゲストで、途中でこうやってヘアメイクさんが入るのは。初めてですね、やっぱり。なんだかんだ言ってもやっぱりヨシキさんですね、そこらへんは。

ヨシキ:
いえいえ、とんでもない。

小室:
やっぱり、そういうのをやってくんないとね。もうちょっとたくさん人連れてきて欲しかったな。

ヨシキ:
今日でも、何人来てます?

小室:
多い方ですかね、やっぱり。

ヨシキ:
でも、最近控えめにいこうかと思ってるんです。だって、普通にテレビ局に行くでしょ、テレビ局でも雑誌でも。それだけですごい喜ばれるんですもん。

小室:
え?行くだけで?

ヨシキ:
普通の時間に行ったら、「何があったの?」って言われる。

小室:
今日もすごい話題でした。もう「延長コードある?」って誰かスタッフの人が聞いただけで、僕たち話題にしますからね。

ヨシキ:
え?本当に?

小室:
「延長コードを捜してるってことは、今、なにに入ったんだろう?」みたいな感じで。もう、「もしかしたら、ブローとかに入ってるから、終わるのかな?」とかね。「これから、なんか食べるんじゃないか?」とかさ。

ヨシキ:
え?そんなに?

小室:
それぐらい話題になるっていうのはいいよね。今日もピッタリでしたよ、時間に。

ヨシキ:
時間通りに来たでしょ?

小室:
すごい。そういう性格になったの?

ヨシキ:
『ミュージックステーション』はでも、3時間ぐらい遅れましたけど。

小室:
でも、ちゃんと本番はいたんでしょ?

ヨシキ:
本番はいた。

小室:
前、本番のなんか、始まる時に来たもんね。

ヨシキ:
何回か。

小室:
V2の時、寂しい時ありましたよ、一回ぐらい。

ヨシキ:
えっ?嘘?本当?

小室:
V2で二人しかいないのに、僕一人でリハーサルやって、リッチってあの…。

ヨシキ:
今日きてますよ、リッチ。楽屋で寝てると思います。

小室:
その、なんていうんですか?サウンドクルーの人と一緒に、僕、カメリハやったことあるんだ。

ヨシキ:
あ、本当に?

小室:
ヨシキの代わりにドラムをリッチが叩いて。で、僕が。

ヨシキ:
でも、小室さんはよく、ちゃんと来るんだよね。

小室:
うーん。そこらへんはね、ヨシキに教えられた。いろいろ。

ヨシキ:
いやいや、僕はだから、来たくなくて来ないわけじゃなくて、起きられないんですよ、朝。

小室:
飲んでるからじゃなくて?

ヨシキ:
いえいえ。昨日だって、俺、リハーサル朝の10時まで。

小室:
リハーサル?

ヨシキ:
うん。東京ドームの。

小室:
コンサートの。

ヨシキ:
うん。だから、それから帰って。

小室:
それは遅れるよね。極端なんだよね。あんまり朝の10時まで練習しないよ。もしもパンクバンドだったとしても。そういうとこがすごいんだよね。本当にね、教えられたよ。その遅刻するっていうんじゃなくて、なんていうの?時間を大切にする。

ヨシキ:
いや、僕も気を遣ってるんですけどね、やっぱり。

小室:
テレビ局なりなんなり、こちらの都合があるじゃない。で、自分の都合というか、自分を守るためのローテーションてあるじゃない。それのバランスっていうので、やっぱりあたり前のようにみんな、こちらのバランスに合わせるから、「ああ、こういう人もいるんだな」って思って。

ヨシキ:
ああ、そうですか?でも、僕のことを殺したい人、いっぱいいるんじゃないですか?殺したいっていうか、笑ってる人もいますけど。

小室:
そこらへんは、「ああ」って思って。それから、それからじゃないかもしれないけど、その時期ぐらいから、僕もやっぱり、けっこうわがままになっていったよね。

ヨシキ:
そうやって言うと、またなんか、ね。僕がいけないだけ?

小室:
そんなことないけどね。

ヨシキ:
そんなことないですか?

小室:
ぜんぜん。いや、でも、最近はちゃんとするようになったわけでしょ?そういうのは。

ヨシキ:
いや、そんなことないですけどね。でも、日本でもアメリカでも一緒ですから。その点は。

小室:
やらなきゃいけないことはやるよね。

ヨシキ:
そうですね。

小室:
あの、ちょっとこれはリアルタイムでいいんだけど、コンサートはまだ始まってないんでしょ?じゃあ。

ヨシキ:
まだ。来週から。

小室:
で、そっからいろいろなんか、事件というかドラマが始まるのね、じゃあね。

ヨシキ:
何も起こらないことを期待してるんで。

小室:
いや、僕がだから、最初に知った頃だよね、一番すごかったのはね。あらゆることがね。

ヨシキ:
事件だらけで。

小室:
まあでも、今も起きてるね、いろいろね。あるっちゃあ、あるよね。

ヨシキ:
いやぁ、そうですね。でも、それを小室君に俺は、じゃあ、今度は俺の方で、一週間だけ我慢すれば通り過ぎていくんでしょ?

小室:
一週間だけ?

ヨシキ:
事件。例えばほら、雑誌とか。

小室:
ああ、そうそう、そう。そうだね。今、だんだんみんな、一般の人もね、根に持たない…根に持つ人もいるか。ごくごく普通の、毎日忙しく自分のペースで生きてる人も増えてるからね。だから、そのぐらいのペースで過ぎていっちゃいますよ。最近は僕も大丈夫ですよ、でも。ぜんぜん。お陰様で、おとなしくなりましたよ、前より。大晦日は…あ、そうか。ダメなんだ大晦日の話しは。大晦日は忙しかったんですか?

ヨシキ:
いや、一昨年も一緒だったんですよね?

小室:
一昨年ってどういうこと?

ヨシキ:
この前の大晦日。

小室:
忙しかった時だよね、ヨシキが。一緒だった。

ヨシキ:
そうそう、そう。アレ(シャンパン)をバラ撒いたんですよ、ステージで。

小室:
そうですよね。

ヨシキ:
そうそう。僕大好きなんですよ、今、シャンパンしか飲まない。

小室:
シャンパンのお風呂とか入ってないですか?

ヨシキ:
いや、そこまではいかないですけど。

小室:
いや、そういう話しも出ちゃいそうなぐらい。

ヨシキ:
でもいっぱいあって。

小室:
なんだっけ?ケルグだっけ?

ヨシキ:
クルッグ。KRUG。

小室:
KRUGだよね。

ヨシキ:
それが好き。

小室:
一応、いわれたんで覚えてるんですけど。日本でね、ないみたい。

ヨシキ:
だから、帰ってきて、捜してるんですよ、今。

小室:
ないんじゃない?

ヨシキ:
なんか、輸入ナントカ店にあるみたいなんだけど。持って帰ってくればよかったですね。

小室:
だから、そんなアレでしょ?こういうドンペリとかクリスタルとかなんかより、ぜんぜん美味しいんだよね。

ヨシキ:
うん。クリスタルはまあ、いいですけど。あと、ペリェジュレっていうのが美味しいですね。なんかボトルに花の模様が書いてある。

小室:
それはこのあいだ、教えてくれなかった、それは。

ヨシキ:
あれはでもね、クルッグに較べたらやっぱり。

小室:
落ちる?

ヨシキ:
うん。だから、本当にあまり出さないですもん、クルッグ。人が来ても。

小室:
あ、本当に?もったいない?

ヨシキ:
普通、だいたいドンペリ出してごまかしてる。

小室:
じゃあ、光栄ですね。あの日なんかね、飲もうと思ったんだけど、話しすごくて。

ヨシキ:
俺、してた?そんなに。

小室:
してて。聞かなきゃいけない話しばっかりだったの。なんか本当、メモりたいぐらいな。

ヨシキ:
本当に?

小室:
なんか書いておきたいぐらいの話しばっかで。ほら、L.Aくわしいじゃない、やっぱ3年ぐらい?

ヨシキ:
くわしいですね。

小室:
もう、ほとんど感覚的にはね、在住の人だったからさ、完璧に。在住の人なんだけど。だから「へぇー、ほぉー」って感じで聞きたいことたくさんあったから、そう、なんか、飲める感じじゃなかった。

ヨシキ:
よく後半、覚えてないんですけどね。

小室:
覚えてないの?

ヨシキ:
うん。

小室:
困るね、それは。すごいとゃんと、いろいろ話ししてましたよ。

ヨシキ:
本当に?

小室:
だって、ここでお話しできない話しばっかりだからね。

ヨシキ:
なんで、なんで?

小室:
あ、いけないことじゃないんですよ。だから、今後の将来にね、いろんな音楽の話しとかさ、そういう話しが多かったから。だって、まだ誰も知らないことでしょ?ああいうのって。

ヨシキ:
あ、俺の今やってることですか?

小室:
うん。

ヨシキ:
知らないですね。

小室:
知らないもんね。すごいことやってるんですよ。びっくりだよ。本当に。

ヨシキ:
本当に?

小室:
まあ、僕も聴いてないじゃない、音は。音は聴いてないからわかんないけど、でも、すごいくわしく説明してくれてたから、だいたいは想像してるけど。いろいろ、ぜんぜん、誰もわかんないことだよね、きっとね。

ヨシキ:
そうですね。まあ、想像はつかないでしょうね。

小室:
うん。まあ、そういうのやってるって、そういう話しもしてたからさ、なんか、あんまり酔っ払えなかったですね。

ヨシキ:
え?でも、日本はどうなんですか?ヒップホップは。よりもっとB.P.Mの速いヤツですか?

小室:
うーん。わかんないけど、僕はもう、今年、1996年はアメリカで、それこそこのあいだL.Aに行って、ああいう普通のチャートで上がってる曲の、ああいう感じはね、流行らせたいと思ってる。うん、流行って欲しいなと思ってる。だって、まあ、街なんか出ないか、東京で。車かなんかで通ってなんか見た?渋谷とか新宿とか。

ヨシキ:
まだまだ。

小室:
見てないでしょ。

ヨシキ:
うん。

小室:
もう、すごいよ。

ヨシキ:
なにが?

小室:
なんか、なんていったらいいのかな?本当、コマーシャルのエキストラみたいな男の子とか女の子ばっかりで、ファッションがね。だから、ストリートっていうのかもしんないんだけど。まあ、べつにアメリカだったら普通の格好なのかもしんないけど、いわゆる、そういうのが好きな子たちが、もう氾濫してる。東京に限らず、もう日本全国ね。なんでこういう格好であの音楽、カラオケで歌うの?みたいな感じだから。そういう意味では俺なんかも、もう、今年は音をそういうので提案してってあげないと、なんか可哀想。まあ、洋楽は売れてるんじゃない?だから。すごく今、きっと。

ヨシキ:
そうですね。またアメリカにいって思うのはね、やっぱりヨーロッパとアメリカのね、状況がぜんぜん違うんだよな、っていうのが日本にいるとわかんないでしょ、多分。要するに両方とも外タレとかってことでね、海外版に入ってきちゃうけど、例えばシャンプーとか、アメリカじゃあぜんぜん出てないですからね。日本では売れてますもんね。

小室:
そういうのびっくりしたよね。知ってるのと知らないのと、入ってこないのとか、すごいあったもんね。びっくりだよ、あれは。でもね、あの、今はまあ、俺の感覚、感じだけど、アメリカの逆襲じゃないけど、すごいドドドドーッてきてるよ。どっちかっていうと、ブリティッシュより。多分、96年はね、そっちのサウンドになるんじゃないの?という気はするんだけどね。

ヨシキ:
しないと。

小室:
なんせね、T.L.Cがね、3回目?このあいだ来たの?結局。知ってる人います?来日してコンサートやりました?ちゃんと。誰も知りませんか。

ヨシキ:
すごいですよ、向こうは。

小室:
3回、ドタキャンていうの?日本嫌いなのかもしれない、もしかしたらあの人たち。

ヨシキ:
なんで?

小室:
来日、3回ぐらいキャンセルしてるから。なかなか来てくんないしね。すごい人気あるよ。

ヨシキ:
あ、日本でも人気あるんですか。

小室:
人気あるけど、なかなかやってくれないからね。エターナルとかも、来たのかもしれないけど。

ヨシキ:
エターナルはアメリカ弱いんですよ。

小室:
あ、弱いの?エターナル。

ヨシキ:
ブリティッシュ・チャートですから、やっぱり。まあ、弱いっていうほどじゃないかもしれないけど。

小室:
あとクーリオは?

ヨシキ:
クーリオは今すごい。映画のサウンドトラックやって。あれで売れちゃってる。

小室:
クーリオとかも、来たりすればアレなんかもしれないね。

ヨシキ:
今、トリップ・ホップですよ。

小室:
やっぱり、そこらへん、まだ日本のレコード会社もちゃんと線引きっていうのかな、してないかもしんないね。その先を。ブリティッシュとか、あっちのと、こっちのと、もうグチャグチャになっちやってるから。もうちょっと別けたほうがいいかもしんないね。

ヨシキ:
ロスにいるとわかるのは、多分、ニューヨークにいると、ロンドンから近いじゃないですか。だから来るんだけど、ロスだとね、来ないんですよ、それが。だからね、今年からニューヨークにも住もうと思ってますけどね。

小室:
いや、でも、今の話ししてても、今、Xでコンサート回ってるわけじゃない。「誰?この人」って感じじゃないの?

ヨシキ:
いえいえ。そのウチわかるでしょう。

小室:
不思議な人もたくさんいる。この番組はね、あの、なんていうのかな?見てないから、あんまり。深夜だしね、もうメチャクチャ。

ヨシキ:
何時にやってんですか?

小室:
なにかで遅れないかぎりは12時50分からなんだけど。

ヨシキ:
あ、なんか野球とかで遅れたり。

小室:
たまに3時とかさ。

ヨシキ:
本当に?

小室:
やってんですか?本当。このあいだ、バレーボールで遅れませんでした?みんな答えてくんないなぁ。2時過ぎだったと思いますよ、そん時も。遅いしね。下手なんで。

ヨシキ:
いえいえ。カラオケ小室君、まだ行ってるの?最近。

小室:
どこ?

ヨシキ:
カラオケ。昔、よく行ってたじゃん。

小室:
昔って、昔でしょ、もう。

ヨシキ:
ヘヘッ、そうだね。

小室:
3〜4年前でしょ。

ヨシキ:
え?でも、去年…あ、そうか、そうか。

小室:
行ってないよ。

ヨシキ:
行ってない?カラオケはすごいんですか?まだ。日本では。

小室:
カラオケすごい。

ヨシキ:
すごい?

小室:
うん。

ヨシキ:
ふーん。歌わないよね、小室君はね。誰だっけ?いつも歌うの。高見沢さんだっけ?

小室:
え?歌ったっけ?あ、歌ったね。僕は一回か二回しか聴いたことないけどね。誰か、飲みましたか?日本来てから。

ヨシキ:
いや、まだぜんぜん。まだな〜んにも。

小室:
なんにもしてない?

ヨシキ:
はい。

小室:
とにかく、リハーサルとかそういう。

ヨシキ:
そうですね。

小室:
今日はあの、これ「収録はイツイツにしました」ってテロップ出してもらいましょう。

ヨシキ:
そうしましょう。それの方が。

小室:
気が楽だね。

ヨシキ:
そうすればもう。ややこしいんだもん。

小室:
わかんなくなってきちゃった、ぜんぜん。そうしましょう。そしたらいいか。

ヨシキ:
そしたら、なんでもいいんじゃないですか?

小室:
あの…。

ヨシキ:
話しづらそう、本当に。

小室:
今までのゲストでね、一番話しづらい。一番楽だと思ったんだけど、楽じゃなかったね。

ヨシキ:
あ、本当に。

小室:
いろんなゲストの人がいるからさ、いつもけっこうプレッシャーだったんだけど。今日、プレッシャーとかじゃなくてね、なんかフラストレーションが溜まるね。

ヨシキ:
なんで?

小室:
いろいろあるんですよ。今年は東京ドームは大晦日にあるの?

ヨシキ:
はい。30と31。

小室:
31あるんだ、また、やっぱり。

ヨシキ:
順調に行けば。

小室:
順調いけばね。で、またなんか、出たりして、テレビ、きっと。

ヨシキ:
そんなには。ああ、でも、出てるかな?出てますね。

小室:
出てる可能性は高いよね。僕も出てるかもしれないんだよね、今年はね。だから、ベルファーレきてよ、じゃあ。

ヨシキ:
いきますよ、じゃあ。

小室:
「ベルファーレきてよ」ってなんか、ちょっと今年もカウントダウンをあそこでやるんで。

ヨシキ:
あ、本当に。なんかさ、なんか欲しいですよね。だってさ、これ(シャンパン)をこうやって、持って出ていって、ステージにたってても、なにしていいかわかんないじゃない。そこに立ってさ、振り回すだけだもんね。

小室:
そう、去年だけど、開けて、ヨシキが来てくれても、せっかく来てくれたのに、あそこやつぱり3千人4千人いたじゃない。

ヨシキ:
あ、そんなにいたの?

小室:
いた。もう、すっごい入ってたから。4千人近く入ってたらしいんだけど、で、やっぱり、ステージ上がってもらいたいじゃない。ね。でも、なにもやってもらえない。やってもらうっていったって、なにって、やってもらえないからさ。ちょうどこれ(シャンパン)あったね、一番でかいのがね。で、これを持って…やれないよね、なんにもね、それはね。

ヨシキ:
なんか、楽器でもあるといいですよね。

小室:
楽器あったらなんか、ちょっとぐらいは。

ヨシキ:
やりますよ、もう。ピアノでもドラムでもトランペットでも。

小室:
本当に?でもドラムはやってくんないでしょ。

ヨシキ:
いやぁ、あれば。

小室:
あれば?ちょっと、そう簡単にパッてやってもらえないからね、ドラムとかはね。ピアノだったらいいか。

ヨシキ:
ピアノだったらもう。

小室:
じゃあ、今年は用意しとこうかな、一応。

ヨシキ:
あ、本当に?

小室:
ただ、やって欲しいな、そうしたら。

ヨシキ:
そうですよね。

小室:
でも、なにって、またなんかないとダメなんだよね。ヨシキの場合は。

ヨシキ:
え?なに?

小室:
譜面とかさ。

ヨシキ:
いやいや、大丈夫、大丈夫、大丈夫。

小室:
本当?

ヨシキ:
もうアドリブで。

小室:
本当?

ヨシキ:
うん。

小室:
それならいいけどね。

ヨシキ:
まあ、そのへんは。

小室:
あの、ちゃんと練習する人なんでね、ヨシキさん。しっかりと。

ヨシキ:
アドリブが効かなかったからね。

小室:
今はじゃあ、ババッて?

ヨシキ:
もう。

小室:
じゃあ、用意しときますよ、なんか。あと、やっぱりシャンパンが去年は足りなかったんですよね。

ヨシキ:
クルッグどうですか?今年は。ないですかね。

小室:
こっちだったら、一体いくらすんの?

ヨシキ:
いや、そんな高くないでしょ、でも。

小室:
高くないかな?

ヨシキ:
ドンペリよりは高いと思うけど。

小室:
ドンペリより高いかもって、ドンペリが一番高いんですよ。

ヨシキ:
あ、本当に。

小室:
あの、こっちでいうとピンクっていうの?普通、向こうでいったらロゼ。

ヨシキ:
あ、クルッグのロゼが一番いいんですよ。

小室:
ロゼが一番高いんでしょ。

ヨシキ:
あ、そうなんだ。

小室:
もしかしたら、30万円ぐらいするんじゃないの?

ヨシキ:
ええー!本当に?

小室:
だって、ドンペリのロゼよりも高いんでしょ?

ヨシキ:
うん、高い、と思う。

小室:
こっちだとね、お店によるけど、お店に置いてあったら、10万とか8万とかぐらいするんじゃないの?

ヨシキ:
あ、本当に。

小室:
普通のでも、普通に買えば1万ぐらいかもうちょっとで買えるかな?

ヨシキ:
うん、アメリカで1万5千円とか2万弱。

小室:
それは高いですよ、きっと。

ヨシキ:
あ、でも、わかんない。俺、大量に買うんで、このくらいのボックスで3ケースぐらい買うんで。だから安くなってるのかもしれない。

小室:
そうですよ、きっと。

ヨシキ:
「レストランをやっているのか?」って言われましたもんね。買いに行くと。いや、一人で飲むんだって。

小室:
じゃあ、相当飲んでると思うんですけど。

ヨシキ:
いや、飲まないですけど、普段は。たまになんかある時に。だから、滅多に飲まないですから、その、やっぱりいいものを飲みたいじゃないですか。

小室:
去年、まさかそんなに飲むと思わなかったから、足りなかった。

ヨシキ:
飲みました?去年。

小室:
去年、ヨシキはほら、いっちゃったから。

ヨシキ:
あの後飲んだんでしょ?

小室:
あの後、残された僕たちが困っちゃって。あのね、けっこう経済観念が強くて、みんなに撒く時はビール撒いてたりして。

ヨシキ:
本当に?

小室:
それなりには。

ヨシキ:
あ、なんか言ってたよね。「ドンペリを何本撒いた」とかって話しを。

小室:
撒いた数はやっぱりね、ヨシキが一番多かったような気がする。あの、これ、誤解を招いてたようだから、スタッフの人たちにも言いたかったんだけど、僕はけっこうね、ビールとか水だったの。

ヨシキ:
どさくさに紛れて?

小室:
ちゃんと。で、シャンパン、けっこうとっといたのね。ヨシキがね、もうけっこう…。まあ、そのへんはなんていうんですかね?

ヨシキ:
もう、経済観念ないですから。

小室:
本当はすごいある人なんですけどね。

ヨシキ:
大きいところでね。あ、でもね、ないですよ。あの、要するに、フェアビジネスができればいいって感じ。フェアであればよくて、アンフェアじゃなければいい。

小室:
細かいことは気にしないよね。

ヨシキ:
そうですね。

小室:
一回あの、だから、ヨシキのプロフィールって、あんまり見たことがないんだけどさ。

ヨシキ:
できないんですよ、いつも作ってるんだけど。なんかね、なんか、気に入らない。なに書かれても。

小室:
「爆破したビルが何棟」とか、そういうのにして欲しいよね。

ヨシキ:
でもね、そのへんの話しって多分、なんていうんですか?尾ひれとか、付いてると思うけど。

小室:
付いてなくてもすごい。僕は付いてないのを聞いてるからね。だから、ちゃんとわかってるけどね、ある程度。それでもびっくりしたけど。

ヨシキ:
でも、小室君と一緒にいて、なにかしたっていうのはないでしょ?なんにも。

小室:
僕とはないかな、あんまり。

ヨシキ:
ないですよね。

小室:
そうですね。

ヨシキ:
あ、昔、ホテルでなんか…。

小室:
ああ、あったかもしんないね。シャンパン撒いたね、ホテルで。なにもなくないですね。あのね、えぇと、あ、これは誰も知らないから。

ヨシキ:
あ、本当に?

小室:
ちょっと言ってもいいよね。

ヨシキ:
うん。

小室:
新年だからまあ、お年玉替わりにね、お話ししてもいいんですけどね。あの、二人で飲んでて、V2の打ち上げかなんかだよね?

ヨシキ:
そうですね。

小室:
それで、部屋に大きなマグナムっていうんですか?あれ。とかがあったんだよね。

ヨシキ:
マグナム。

小室:
それで飲んでて、だんだん盛り上がってきちゃって、ヨシキさんがですね。それで、これ(シャンパン)を振ってですね、で、スタッフとか人とかね、追っかけ回したんだね、部屋中。で、ホテルの廊下に全部撒いたの、バァーッて。で、シャンパンて、壁紙にくっ付くと、なんか黄色くなるらしいんですよ、後で。で、これは僕が聞いた話よ、それだけで600万ぐらいだったらしいですよ、替えるのに。

ヨシキ:
僕、でも、年間に一千万は、そのぐらいとってありますから。

小室:
その補填用に?補修作業みたいなもののために。それは、大丈夫だったみたいだけどね。いやぁ、びっくりしましたよ。で、あの時、SPの人がいて、その前、SPの人で「なんでいるのかな?」と思ったの、ヨシキにそんなにね。やっぱホテルとかだったらさ、ファンの人とかいないじゃない、中まで。だから、ヨシキを止めるためにいたんだよ、あの人たちは。SPの人が、いざっていう時にヨシキを抑えるために、SPの人がいたんだなって、初めてわかったんですけどね。

ヨシキ:
そうですか。

小室:
あの時のSPの人、おかしかったですね。ヨシキ、足速いんだ。走るのメチャクチャ速いのね。とっても追い付かないよね。もう、遅かったね、みんなね。エレベーターまで、全部撒かれた後に、やっと「ヨシキさん、待ってくださいよ」って感じで追っかけてきたりしてですね。

ヨシキ:
けっこう覚えてますね、でも。

小室:
覚えてる。衝撃的だったから、けっこう。面白かったけどね。まあ、あるっちゃあ、あるけどね、まだね。喧嘩しそうになった場面にもいますから、僕。

ヨシキ:
え?そんなのあったっけ?

小室:
うん。何回かありますけど。

ヨシキ:
ああ、trfの?

小室:
の時もあったね、あれもね。その前もね、なんか一回あったような気がするんだよね。

ヨシキ:
そうですか?

小室:
なんかあったような気がするんですけどね。アレは喧嘩じゃないか、ぜんぜん。

ヨシキ:
喧嘩じゃないですよね。からまれるんですよ、僕の場合。

小室:
なんでだろうね?

ヨシキ:
ね?自分からはないですもん。

小室:
うん。

ヨシキ:
派手に飲んでるからですかね?

小室:
声でかいんだよね。飲む時、すごいウワァーッ!ってね。

ヨシキ:
そんなことないでしょ。

小室:
そんなことあるかもしれない。

ヨシキ:
本当?

小室:
みんなね、聞きたくなくても聞こえちゃうかもしんない、ある程度はね。面白いから、お話しが。聞いちゃうよね。

ヨシキ:
なんか、だんだん恥ずかしくなってきちゃった。

小室:
一番おかしかったね、あの時は。サム君がいた時に。

ヨシキ:
あ、コウちゃんが?

小室:
コウちゃんもいたね。コウちゃん飲めないのにさ、みんなで飲めるって言っちゃったからね。コウちゃん救急車で運ばれたからね。

ヨシキ:
あの後にテレビで会ったんですよ、なんか。で、「どうだったの?この前は」って聞いたら「救急車に乗りました」っていうから、「なにがあったの?」って聞いたら、「飲まされた」って。

小室:
あの時一緒にいた方が、救急車で運ばれても、「あの人は飲める人だ」って言い張ってきかなかったですけどね。名前、言いませんけど。「絶対、飲める人よ、あの人」とか言ってましたけど。

ヨシキ:
あ、本当に?

小室:
もう、一時間ぐらいトイレにいるのに、コウちゃん。

ヨシキ:
どこいっちやったんだろうね。

小室:
あと、おかしかったのがですね、trfのサムも飲んでたんだよね、あの時ね。で、サムもからまれてて。

ヨシキ:
あ、本当に?誰に?

小室:
その一派に。

ヨシキ:
一派って、違う人たち?俺じゃなくてでしょ?

小室:
うん。

ヨシキ:
あ、本当に。

小室:
で、サムはなんか、「まあ、まあ」とかいってたら、「おめえ、誰なんだ?」とか言われたりしてて。けっこうショックだったりしてね。もう、trfけっこうね、もう、『BoymeetsGirl』だの『SurvivalDance』とかいって、頑張ってた時期で、もうしっかりしてたのに「誰なんだ、おめえは」なんて言われてたりしましたけどね。

ヨシキ:
サム君…。

小室:
今年もあるといいですね、そういう楽しいことがね。

ヨシキ:
いや、もう、平和にいきましょう。やっぱり。

小室:
でも、ぜんぜん変わってくるから。今日は飲まないですね。今日は予定あるんですか?

ヨシキ:
いや、べつにないですけど。

小室:
大丈夫ですか?リハーサル?また。

ヨシキ:
今日はないですね。今日だけですけど、ないのは。

小室:
本当。

ヨシキ:
もう、ここで酔っ払っちゃいますよね。

小室:
まあ、飲んで欲しいかなっていう。飲むと怖いんだけど、僕はほら、大丈夫じゃない。一緒にいれば楽しいから。だから、飲んで欲しいんですよ。…暗い顔になるという、スタッフ。まああの、だから、年末年始、ぜひ。

ヨシキ:
そうですね。

小室:
また、恒例でお願いしますよ。

ヨシキ:
ぜひ、こちらこそ。

小室:
というわけで、とにかく、ここらへんがこう、奥歯にものが挟まったっていうんですか?こういうのは。そういった会話になりましたけど。

ヨシキ:
話しづらいですよね、でもね。

小室:
話しづらいよね。

ヨシキ:
うん。いつも喋ってるとね。

小室:
それでも頑張って話したけど。いいですか?大丈夫ですか?めとま。ありがとうございました。じゃあ、とりあえず、いろいろこなしてくださいよ、ちゃんと。

ヨシキ:
はい、頑張ります。

小室:
頑張ってください。じゃあ、ヨシキでした。


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