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- 小室:
- こんばんは、小室哲哉です。えぇとですね、今週から何週かに渡ってですね、「TK MUSIC CLAMP」小室哲哉のコーナーはですね、ここ台湾サッカー場からお送りしたいと思います。で、ここ何週かのパートナーをですね、ここで紹介したいと思いますが。こちらから。
- KOO:
- こんばんは、TRF、DJ、KOOです。よろしくお願いします。
- 小室:
- アロハ。
- KOO:
- アロハですよ。
- 小室:
- それとですね、もう一方、こちらの。
- SAM:
- こんばんは、TRFのSAMです。よろしくお願いします。
- 小室:
- 御無沙汰してますが。
- SAM:
- はい。
- 小室:
- ここ台湾ではですね、TK PAN PACIFIC TOURのですね、メンバーとしてですね、二人はフル活動してもらってるんです。えぇと、まあ、通常ならですね、ここにMARK PANTHERがいても不思議じゃないんですが、MARK PANTHERはKOM@COMのほうに出っぱなしなんで、こっちはちょっと外しました。あの人べつにコム@COMのレギュラーじゃないんですよ。
- KOO:
- あ、そうなんですか。
- 小室:
- ぜんぜんレギュラーじゃないんですよ。でもなんか、ずっと出っぱなしでしょ。
- KOO:
- 出っぱなし。
- SAM:
- バランスを考えて?
- 小室:
- 今ちょっと、ここはサッカー場と言いましたが、ここで2days。台湾でですね、初めてですね、コンサートをやったわけなんです。まあ、今日じつはこれ、初日が終った後の夕涼みな感じなんですが、えぇと、びっくりしましたね。
- KOO:
- びっくりしました。ノリノリですよ。
- 小室:
- ノリノリですねぇ。最初に台湾にして良かったですね、本当に。台湾をツアーの最初の場所として選んだ理由はですね、まあ、いろいろありまして。人によってはですね、「台湾はやっぱり日本のマーケットに近いからだ」とかですね、あと「CDのセールス的にも歴史が長い」とか、いろいろな理由を言う人もいますが、本当に自然に、アジアのツアーを始める時に、やっぱり台湾が僕の音楽、サウンド自体をですね、すごく理解してくれているっていうのがやっぱり大きな理由です。他の国々、いろいろな地区も今まわってるんですけど、実際、本当にね、曲を知ってるんですよね。で、KOOちゃんがシャツ着てるからという訳ではないんですけど、ハワイに行ってもですね、ラーメン屋さん入ったらね、TKファミリーの曲とかやっぱり流れてるんですよね、実際に。
- KOO:
- 観光客のためじゃなくっていう。
- 小室:
- そこはぜんぜん違いましたね。チャイニーズ系の人が。ラーメン屋さんですからね。
- KOO:
- そうですね。
- SAM:
- 現地の人?
- 小室:
- そう、現地の人だったんだけど、聴いてるんだよ、そういうの。
- KOO:
- すごいですね。
- 小室:
- だからまあ、ここ台湾だけで受けてます、という訳ではありません。実際もう本当、シンガポールにトランジットした時とかもですね、シンガポールのデューティーフリーショップにCDがワァーッと並んでたりとか、そういうこともあったりもしますからね。あの、まあ本当、最初の一歩ということでここを選んだわけですけれども、ここからまだまだどんどんステップアップしてけると思いますね、そこらへんはね。♯2
- 小室:
- えぇと、ここのサッカー場で2日間っていうのはですね、初めてらしいんですよ。史上初という感じで。あと、えぇと、こういった演出、いろいろ仕掛けがあったりとかするのも初めてらしいんですね。2日間といっても、今日が初日なんで、まだもう1日あるんですけど。多分、明日も変らないよね、そんなにね。
- KOO:
- そうですね。
- 小室:
- 盛り上がると思うんですけど。どうですか? 盛り上がり方は。やっぱり日本じゃないですよね。
- KOO:
- そうですね。っていうか、さっき小室さんが言ってた、認知度っていう点でここまでちゃんとみんなが盛り上がり方を知っててくれたっていうのが嬉しくて。逆に、出るほうもリラックスして「いい感じでいこうね」って出たんだけども、もう「Boy meets girl」で、一曲目で出た時にみんなのリアクションがすごかったので、逆に力入っちゃいましたね、すごく。
- 小室:
- あ、力入っちゃった?
- KOO:
- ええ、すごく。
- SAM:
- 空回りしてましたよ。
- 小室:
- 「Boy meets girl」を後ろでモニターで見てて、せり上がってくるところの時が今日いちばん緊張したね、僕はね。なんせ、あの曲がもうとにかく世界に出る一歩ですからね。
- KOO:
- ああ、なるほど。
- 小室:
- 記念すべき1曲目になったわけですよ、やっぱり。だからあの瞬間は、やっぱり僕にとってもですね、すごい大きな記憶になるでしょうね。出てくる瞬間ね。あの時ちゃんと5人見えて良かったですよ。
- KOO:
- 良かった、良かった。
- 小室:
- 「あ、KOOちゃん見えないかなぁ」と思ってたら見えた。
- KOO:
- 見えました? セットと一体化してなかったですか?
- 小室:
- ちょっと一体化してましたけど。でも、ちゃんとTRFが5人っていうのをね、知ってたんですね。
- SAM:
- 良かったですね、バンドの人が一緒に上がってきたって思ってるかと。
- 小室:
- そう。よく外タレの人でもさ、「どれが歌ってる人なの?」とかっていうの。昔、クリストファー・クロスの時にですね、そういう話を聞いたことがあるんですよ。
- SAM:
- はいはい、はいはい。メンバーが誰だかわからない。
- 小室:
- クリストファー・クロスが誰だかわからなかったっていう話もね。あの人、太ってるじゃない。
- KOO:
- ファットな方ですからね。
- 小室:
- 太って、ファットでね。
- KOO:
- 「セイリング」の声とかなり距離がありますからね。
- 小室:
- これだけ知っててね、歌って、「誰? 誰? クリストファー・クロスって?」みたいな。っていうことがないわけですよ。
- SAM:
- そうですね。
- 小室:
- ちゃんともう誰々ってわかってて。SAMが踊る時はそれもわかる。
- SAM:
- ええ、久し振りでしたね。最近、日本じゃあ、ちょっと逆立ちしたぐらいだと拍手もくれないんですけど。
- 小室:
- そう、今日はアクロバティックなっていうんですかね? そういったパフォーマンスとかでもすごい反応早かったよね。
- SAM:
- 反応してくれてよかったです。
- KOO:
- そう、反応のツボを、けっこう心得てくれてたんで有り難かったです、すごく。
- 小室:
- 「Departures」で、なんとですね、SAMたちが踊ったんですけどね、れが終った後にも。
- SAM:
- あれ、いい感じでしたね。
- 小室:
- いい感じでワァーッと盛り上がったんですよ。なんていったらいいのかな?
- SAM:
- 踊ってる最中は、「早く帰ろうかな?」って、静かになっちゃったから。
- 小室:
- あれも多分、情報としてね、日本では「Departures」でSAMたちが踊るなんていう情報は聴いてないと。「私たちきは聞いてないけど、特別なの? スペシャルなの?」っていうふうにね、思ったと思うね。
- SAM:
- なるほど。
- 小室:
- そこまでね、きっとわかってたんですよ。「あ、きっとこれは特別なのね」って。で、「きっと16小節踊るのよ」って。で、「きっとこれでKEIKOがまた歌い、戻るのね」っていう感じで、非常にそういった理解がね、できてましたね。すごい嬉しかったですけどね。とにかく全部レスポンスはすごいよかったです。ありがとうございます、台湾の皆さん。そうだ、TRFのファンクラブの人たちが来てたんじゃないですか?
- SAM:
- なんか昔の。
- 小室:
- 昔の?
- SAM:
- 一番最初のクラブツアーの時から見掛けたりして。
- 小室:
- そういう人たちから見たら、すごいびっくりしたんじゃないかな、今日の。
- KOO:
- そうですね。
- 小室:
- 飛行機乗って、外国来て、パスポート見せて、TRFのみんなも踊ったりしててね、すごく不思議な感じだったですね。各ファンクラブの人たちにも言えると思いますけどね。
- KOO:
- 最後のほうに、なんか。
- 小室:
- あ、せっかく今、終ろうと思ったのに。最後のほうに何?
- KOO:
- すいません。いや、なんかアンコールだっけ? 「サバイバルダンス」っていう垂れ幕を。
- SAM:
- 終った頃に。
- KOO:
- 終った頃に出してて「あ、ごめんなさい」っていう感じはあったんですけど。
- 小室:
- あ、やっないよね、そういえばね。
- KOO:
- そうなんですよ。
- 小室:
- やりますか? 明日。
- KOO:
- やりますか?
- 小室:
- きっと書いたんでしょうね、ADのように急いで。やってない、やってないあれ。
- KOO:
- それが印象に残りました。
- 小室:
- 私はまだ、「I survive」じゃないですね。
- SAM:
- ちゃんと曲名になってましたよ。
- 小室:
- なるほど。それだけ詳しく知ってるということですね。
- KOO:
- ありがとうございます。♯3
- 小室:
- えぇと、アジアがですね、すごい面白いと思ったタイミングというか、きっかけはですね、もちろんこちら側のいろんなテレビ局であるとか、いろんなメディアの人たちがですね、僕に去年いろいろ情報を教えてくれまして。それで、「TKっていうのは、本当、みんな知ってるよ」と。「小室哲哉って漢字で書けば、みんな中国人の漢字の読める人はわかるし、TKって言ってもわかるし」と。とにかくそういう情報を去年いろいろ教えてくれて。それで、「本当かな?」っていうのは、ずっと思ってて。すごい何年か前にですね、香港にちょっとだけきたことあったりとかですね、トランジットで寄ったことはあったりはしたんですけど、その時とかですね、ぜんぜん誰も知らないと思うんですよ。絶対に誰もわかんなかったと思うんで、去年そういう話を言われてもね、すぐ速攻で信じられる状況じゃなかったですね。だからやっぱり自分で見て、聞いて、それで「ああ、もしかしたら本当に聴いてる人いるんだな」っていうふうに、だんだんだんだん思ってきて、それで面白いと思いだしてきたんですね。よく僕の場合は、仕掛けるとかですね、すごくマーケティング戦略とかっていうのをするタイプだと言われるんですが、あまり実際はそうでもなくて、やっぱり感覚人間のほうだと思うんですね。それで、実際、そういった「聴いてるよ」といったそいう雰囲気とか空気を感じて、それから動くタイプなんで。やっぱりこういうふに受け入れる、受け入れてくれるマーケットっていうことじゃなくて、受け入れる雰囲気とか空気があって、それでやっぱり動くほうなんで。実際やっとここ1〜2ヶ月で、そういった空気をですね、感じられるようになったっていうのが正直なとこですけども。まあ、もしかしたら今日ですかね?
- KOO:
- そうですね。
- SAM:
- そうですね。
- 小室:
- 今日、ステージに上がって初めて手応えがあったっていう感じですけども。
- KOO:
- CDを聴いてくれた人とか、買ってくれた人が本当に来てくれてて、これだけ盛り上がってくれたっていうことですよね。
- 小室:
- で、ファッションだったり、いろいろな意味で日本に憧れてくれてます、それは間違いなく。上海のクラブとかも行ったんですけど、日本人の留学生の一がすごい多いんですよ。そういう人がトレンドリーダーだったりファッションリーダーになってるんだよね。だから、こういう(KOOみたいな)人がいるんですよ、本当に。
- SAM:
- 本当ですか? 良くないリーダーですね。
- 小室:
- だからあの、いるの。そういう人が「それはどこの服で、どこの靴で」とかっていう情報を提供してるんだよね。で、みんながそれで「あ、今度はあれを買おう」とかですね、そういうファッションリーダーにはなってますね、絶対に。なんで、アジア面白いっていうはなんて言うかな? きっと日本の人たちが、前は観光で来たりしたと思うんですけど、もうちょっと馴染みやすくなってると思うんです。楽しめる国になってると思いますね、ぜんぜんね。実際に外出てないんでわかんないですけど、どうなのかな? 遊びに行きました?
- SAM:
- 行ってないですね。香港に買い物に行ってですね、変な自分たちのブロマイドを見つけましたよ。あの、空港を出てくる時に撮られてる写真とか、ホテルの移動する時にパチパチ撮られるじゃないですか。それがもう、その日の夕方に売ってたりしてましたね。globe、安室、TRFって。
- 小室:
- でしょうね。昨日ね、こちらのテレビのすごい視聴率がいい歌番組のビデオを見せてもらったんですよ。で、その日はTKの特集、TKミュージック特集みたいな感じで、ダンサーとかシンガーとか、じつに100組。
- KOO:
- 出てくるんですか?
- 小室:
- 100組が出てきて。その中で選んで選んで、僕は13組見たんですよ。12組かな? で、6組ね、ダンスだけなのね。で、「ハプニング・ヒア」とか。
- SAM:
- あ、見ました、それ。
- 小室:
- 見た?
- SAM:
- そっくりに完コピしてるやつ。
- 小室:
- 完コピなんだよね。完コピですよ。DJ KOOはいなかった。
- SAM:
- ちょっとびっくりしました。
- KOO:
- 居づらいんでしょうね。
- 小室:
- ダンサーだけだったけど、「ハプニング・ヒア」とか完コピだよね。
- SAM:
- 完コピでしたね。
- KOO:
- へぇー。
- SAM:
- 女の子のパートも男の子がしっかり。
- 小室:
- そう。確実にSAMそのまんまっていうのがいたね。
- SAM:
- いましたね。ワザとかも。
- 小室:
- あれ、びっくりしましたね。
- KOO:
- 誰でも出来るっていうことじゃないですよね?
- SAM:
- いや、でも、あそこまでコピーするってすごいですよ。だって、ビデオって、踊りをずっと全部追ってないじゃないですか。断片的に。
- 小室:
- そうですよね。なんかglobeのコンサートもね、見に来たりしてる台湾の子たちもいるみたいだしね。
- SAM:
- 日本に?
- 小室:
- 日本に見に行くっていうのもいるみたいですけど。なんか、そういう追っかけみたいのもいるしね。だから、なんて言うかな? あまり線を引かなくても良くなったっていうのは嬉しいよね。せいぜいイミグレーションがあるぐらいで。パスポートだけは持ってたほうがいいと思うんですけどね、やっぱり。そんなに気にしないでアジアの諸国も日本もですね、僕たちが回って楽しめるとしたらですね、他のミュージシャンの方たちもきっとそういうこと出来ると思いますし。あと、音楽好きな人は、こっちの音楽もどんどんどんどん良くなってますからね。このあいだ、エミール・チャウさんていうですね、司会の人とですね。
- SAM:
- あの男の人ですか?
- 小室:
- あの人、こっちではすごい人気者なんですよ。あの人と一曲セッションしましたけどね、すごいじつは「HEY! HEY! HEY! 」みたいな感じで進行はしてるんですけど、喋ってたんですよ、ずっと。司会者の人とね、雑談をしてたんです。
- KOO:
- 飛行機の中であの人の特集やってましたよ。
- 小室:
- けっこうあの人、人気者なんだよね。笑いが絶えないっていうか、笑みが絶えないでニコニコニコニコいつもしてる、すごくいい人なんですけど。やっぱり音楽すごく詳しくてね。安室ちゃんが歌ってる時とかね、「Great mixing!」とか言ってましたからね。
- SAM:
- 深い。
- KOO:
- 深いですね。
- 小室:
- 深いんです。間奏のとことかね、ピアノとオーケストラ入ってるじゃない。「バランスいいねぇ」って。
- KOO:
- 日本で言うとそういう感じですね。
- 小室:
- そういうこと言ってたりとか、けっこう深く入り込んでくれてるんで、非常に面白い状況になってますね、今ね。
- SAM:
- コミュニケーションがとりやすいですね。
- 小室:
- とりやすい。もう誰が言ったんでしょうね? 「音楽には国境がない」って言葉。
- SAM:
- もう本当にそうですね。
- 小室:
- 本当にですね、これほど素晴しい言葉を発明した人はいないんじゃないですかね。いい言葉でいすね。まあ、スポーツも国境ないんですけど、スポーツは勝負しなくちゃいけないじゃない。一回国境はなくなってもですね、勝ち負けはあるんですよ。あれがちょっとね。サッカー場でもですね、負けたチームけっこう今つらいですよ。
- KOO:
- そうですね。
- 小室:
- 音楽の場合、その勝ち負けはないんでね、もっと国境はないと思いますね。最後、ちゃんと「sweet sweet 19blues」って歌ってた? あそこは。
- KOO:
- 一番最後ですか? あそこは小室さんの指、見てました。
- 小室:
- あれはいちおう、最終的にも国境はないっていう意味でですね、なんか最後みんな合唱してるっていうのは良かったと思いますけどね。とにかく、素晴しい一夜でした。♯4
- 小室:
- えぇとですね、アジアのいろいろな国を訪れるにあたっててですね、こういう音楽を提供する場合、やっぱり気を遣わなければいけない点っていうのはあります。あります?
- KOO:
- 気を遣わなくちゃいけないことですか?
- 小室:
- 実際ですね、このあいだメディアの人たちがですね、香港の時とかですね、特に奈美恵ちゃんとかはいつも、日本でもそんなに喋らないんですよ。インタビューとかでもおとなしいほえなんだよね、実際ね。そういうので「なんか怒ってるんじゃないか?」とかですね、書いてある新聞があったりとか、「ぜんぜん笑わない」とかですね。ぜんぜん普通なんですよ。だけど、そういうふうにとる人たちもるんですよね。なんでね、気を付けなきゃいけないっていうか、自然体でいいと思うんですけど、やっぱりその国々のお国柄のね、多少はやっぱりルールみたいのとかあるのかな? っていう気もしているので。いちおう入る前はガイドブックというか、しおりみたいのをですね。
- SAM:
- その国の常識みたいのを。
- 小室:
- これから作ろうかなと思ってるんですよ。
- SAM:
- 大事ですよ。
- 小室:
- SAM、作ってくれる?
- SAM:
- 俺?
- 小室:
- そのしおりを。
- SAM:
- その国を調べて?
- 小室:
- 簡単な遠足へ行くぐらいの。
- SAM:
- ちなみにシンガポールとかだと、「FRIDAY」とか「FLASH」とかっていう雑誌にちょっと女の人の裸とか載ってたりするじゃないですか。あれでも税関でヘタしたら入れないですからね。
- 小室:
- 髪の毛長い人もね、怒られるとかっていうことも、けっこういろいろ聞く。「俺たちはダメかな?」とかですね。
- SAM:
- 切ってきます?
- 小室:
- とかね。すごくやっぱり煙草が厳しい国もありますからね。globeの「Anytime smokin cigarettes」なんて、絶対に歌うのも難しかったりする国もあると思うんですよ。やっぱりそれなりに情報はしっかり、その国その国の情報はちゃんと入手してですね、いちおうマナーは。また思い出してしまいました、ことわざを。「郷に入りては郷に従え」。
- KOO:
- いい言葉ですね。
- 小室:
- これはローマなんです。これはわかるんです。
- SAM:
- 勝手知ったる他人の家とはちょっと違いますね。
- 小室:
- ちょっと違いますね。
- SAM:
- ぜんぜん違いますね。
- 小室:
- 郷に入ってはですね、郷に従えと。ローマに入ったらローマに従わなければいけないっていうような感じだと思うんですけどね。やっぱりそういう最低のルールは。最悪っていう意味じゃないですよ。
- SAM:
- 最低限のっていう。
- KOO:
- どこに行っても影響を及ぼしていきますからね、小室さんは。
- SAM:
- 最悪なんて。
- 小室:
- ミニマムなルールは、やっぱり守らなければいけないので、それは気を付けないといけないと思いますけどね。でも、今回はぜんぜん平気でしたね。
- SAM:
- ですね。
- 小室:
- なんか、「楽器大切にしなくて失礼だ」とか、なんか壊したりしたら怒られるかと思いましたけどね。
- KOO:
- なるほど。
- SAM:
- 台湾は大丈夫ですね。
- KOO:
- 他の国はちょっとリサーチして。
- 小室:
- なんか、そのオルガン揺らした時点で止めにかかられちゃったりするかもしれないですから。そういうことで気を付けなきゃいけいことは気をつけますが。ととりあえず台湾は大丈夫でしたね。今後ですね、いろいろどういうプロジェクトがですね、アジアで展開されるかということですが。アジアの新しいアーティスト、まあ新人の方ですね。は、確実にデビューする予定です。えぇと、プロデュースという形なのかな? まあ、プロデュースという形でまだどういうアーティストかはわかりませんが、出てくるんですが。もうじつはですね、SAMには振り付けを頼んでるんですよ。
- SAM:
- 振り付けを。
- 小室:
- 振り付けっていうと変ですけどね。
- SAM:
- 教えていかなきゃいけない。
- 小室:
- そういうコリオグラフのですね。もしかしたらダンサーとしてですね、一緒に入ってもらっちゃったりとかもするかもしれませんし。じつはですね、DJも、クラブサーキットとかは考えてるんですよ。それは実際このあいだね、香港とかでもああいうふうにやったじゃない。クラブで打ち上げっていうかパーティーみたいの。そういうクラブイベントみたいのも考えてますから。そういった形で。もっと要するに入ってもらうっていうか、その国の中にはいっていくというか。もうちょっとローカライズした動きになってくると思うんですけど。今回は、これはショウケースで、「こういうことやってます」「日本でこういう形でやってますよ」っていうのを見せるショウケースだと思うんですけど、次の展開としたらそういう形で地元の方たちと一緒音楽を作っていくというスタイルに秋ぐらいからですかね、入っていくと思いますので。外タレというところから、邦楽、こっちでいう国内チャートみたいなところにも入ってくるようになるんじゃないですかね。えぇ、というわけで2ヶ月間ありがとうございました。
- KOO:
- はい、ありがとうございました。
- 小室:
- 2ヶ月付き合っていただいてありがとうございました。長かったですが。2ヶ月サッカー場からお送りしましたが。
- SAM:
- 衣装も着替えずに。
- KOO:
- すいません、サンダル履きで。
- 小室:
- 長々とありがとうございました。