TKMC logo TopPage index

NON-EDIT TALK : 鈴木紗理奈*華原朋美

華原:
こんばんは、華原朋美です。今日は9月の3日ですね。早いもので夏休みも、もう終わってしまって、もう9月に入ってしまいました。でも、頑張っていきましょう! ということで、今日のゲストは鈴木紗理奈さんです。

鈴木:
こんばんは。

華原:
こんばんは。なんか私だけ明るいみたい。

鈴木:
メッチャ、テンション高かった。

華原:
疲れてる? 大丈夫? 鈴木、大丈夫、大丈夫。最近すごいメチャメチャ売れてるね、本当。

鈴木:
そんな、なに? そんな。またそういうとこから話し。

華原:
もうすごい久し振りだよね。だって、「TK MUSIC CLAMP」第一回目の時に朋ちゃん「Get Wild」歌って。

鈴木:
歌った。

華原:
それで、覚えてる? 

鈴木:
覚えてる。「衣装どっちにしよう?」とかいって。鏡の前で「どっちがいい?」とかいってての覚えてる。

華原:
「ドリームラッシュ」、宮沢りえちゃんの。

鈴木:
「ドリームラッシュ」。

華原:
「ドリームラッシュ」を歌ったんだよね。あの時から。

鈴木:
あの時からだから、だいぶ前ですね。

華原:
かなり大人っぽいですね。

鈴木:
ほんまですか? 
(カメラが胸元をアップに) あかんっちゅうねん!! そんな映したら。これな、ちょっとな。そういう機会ちゃうからな、これは隠しといて。はい。

華原:
もう、なんか今日ね、すごい楽しみにしてたの、朋ちゃんは。だって、1年2年? 

鈴木:
2年ぐらい経つかもしれん。

華原:
それぐらい振りに会えるから。ぜんぜん電話とかも出来なかったし。お互い忙しかったよね、なんか。忙しくなってったよね、あの時期から。

鈴木:
うん、そうやな。ちょうど。

華原:
どんどんどんどん。ちょうど同じ感じで前に進んでったよね。

鈴木:
そんな感じです。

華原:
ステップアップしてって。いろいろ問題あったよね。いろいろな話しを聞いてもらったりとかね。覚えてる? フジテレビの食堂で一緒に御飯食べたりとかして。

鈴木:
え? 

華原:
フジテレビのね、食堂でね、一緒にね、お話ししてたの、朋ちゃんと。

鈴木:
楽屋じゃなかったっけ? 

華原:
………忘れられた。

鈴木:
楽屋じゃなかったっけ? 

華原:
いや、いっぱい話ししたんだよ。

鈴木:
え? 楽屋で話ししたんは覚えてる。

華原:
「どうしよう? どうしよう?」っていっぱい話しして。

鈴木:
え? 

華原:
私が。朋ちゃんが。朋ちゃんがね。最近もうテレビとかすごいよね、いっぱいね、なんか。

鈴木:
すごい? 

華原:
本当、すごくなった、本当に。

鈴木:
ありがとうございます。なんかえぇと、でも、朋ちゃんもいい感じです、はい。

華原:
私もだって、二人で話ししてたじゃん、けっこう。「絶対売れたいね」って。「前に進みたいね」っていうみたいな話しを、すごいけっこうした。私はね、すごいね、印象的で覚えてるの、そういう話しをしたのをね。

鈴木:
あ、あんまり。何回か仕事で一緒になって楽屋で話したのは覚えてて、番号交換して。

華原:
電話番号交換したんだよね。

鈴木:
食堂っていうのがメチャ思い出せない。

華原:
食堂。

鈴木:
それ、私、マジで忘れてるわ。

華原:
でも、すごいあの時よりもメチャクチャ綺麗になったし。なんか本当、すごいね。で、最近ではCDも。CDデビューを果たして。

鈴木:
はい、CD出しました。

華原:
どうですか? どう? 私ね、ビデオ見たのね、「シャレになんない」。

鈴木:
怒ってたね。メチャメチャ怒ってたね、私。

華原:
なんで? 

鈴木:
歌詞も怒ってるし、プロモーションビデオもメチャメチャ怒ってた。

華原:
なんで? 納得いかない? ぜんぜん。

鈴木:
ううん。

華原:
そういうわけじゃなくて? 

鈴木:
うん。あの、なんか歌のキャラクターみたいなのが。ビデオの作りも「怒って下さい、とりあえず。メチャメチャ怒って下さい」って言われて。「笑ったらあかん」って言われて。で、今まではバラエティばっかりやってて、そんなこと言われたことも。なんかコントの中で怒るとかはよくしてるけど、ずっとずっと怒って、それが素みたいので見せてっていうのがあれやったから、笑けてきたけど、すごい楽しかったです。いい経験にはなった。

華原:
なんか、歌もすごく練習とかした? いっぱい。

鈴木:
デビューする前に何回か。

華原:
ヴォイストレーニング?

鈴木:
ヴォイストレーニングっていうやつをして。

華原:
でも、普通に喋ってる声と、歌を歌ってる声とまったく違うよね。

鈴木:
あ、うそ? けっこう一緒って。人によって「違うね」っていう人もおるし、なんか「同じようなイメージ通りやった」っていう人もおるし。なんか「違う」って言ってもらったら嬉しいかもしれん。なんか「腹で歌ってます」って感じでね。

華原:
腹で。歌はもともと歌いたかった?

鈴木:
そう。デビューする前とかは、バラエティで頑張ろうと思ってて。で、デビューしてから、もうすぐ学園祭とかを回って、デビューした年に学園祭クィーンをもらって。その時になんか、すごい歌が楽しくなって。もしバラエティで勢い、いい感じになって落ち着いたら、その時には歌も出したいっていうことを言ってて。で、やっと出せるようになったっていう感じなんで、念願の歌手デビューっていう感じ。

華原:
けっこう念願だったの? 

鈴木:
けっこう念願。

華原:
私もけっこう念願だった。

鈴木:
けっこう念願よかった。

華原:
よかった。CDとか、もう2枚?

鈴木:
2枚。

華原:
2枚出してますよね。2枚出して、両方とも紗理奈さんとしては、すごく気に入ってる? 曲とか歌詞とか、そういのは全部他の人が書かれてるじゃない。

鈴木:
そう、他の人。

華原:
そういうのとかは? 

鈴木:
うーん? すごい1枚目と2枚目とか出すにしてはすごいインパクトもあったと思うし、そういう意味では気に入ってることは気に入ってるんですけど、ちょっと速すぎて。

華原:
テンポが? 

鈴木:
リズム感あんまりないから、テンポが速すぎてちょっとついてけないとこもあるけど、最近は慣れてきて大丈夫になったけど。もうちょっと3枚目とか4枚目とかは、もうちょっとミディアムテンポのロックを歌いたいなと。

華原:
ミディアムテンポのロック。カッコいい。あの、だけど大阪出身じゃん。それで大阪から東京に出てくる時に、TRFの「boy meets girl」がすごい好きでっていうのを。

鈴木:
そう。あ、読んでくれたの? 本。

華原:
うん。ぜんぜんバリバリ読んでる。

鈴木:
ぜんぜん読んでる? じゃあ、「最近、レバ刺が好き」とかもメチャクチャ知ってた? 

華原:
レバ刺好きなの? 朋ちゃんも好き。レバ刺のタレとか何? 

鈴木:
ゴマ塩。

華原:
あ、ゴマ塩。やっぱり。あ、じゃあ、今度一緒に。

鈴木:
でも、最近O-157でぜんぜん出してくれへん。

華原:
いきなり。いきなりO-157。夏とかはね、絶対出さない。

鈴木:
夏はあかん。でも、大阪帰った時に、すごい頼んだら出してくれた。

華原:
本当? それは有名になったからじゃない? 

鈴木:
いや、逆に「身体に何かあったらタレントさんやから、あかんから出せない」って。初めは「内緒で出します」とかって言ってたけど、ちょっとオバちゃんがきて「やっぱりタレントさんやから、大事な身体をあれしたらあかんから、やっぱり出したらあかん」って言ってたけど「大丈夫、なってもここの焼肉屋で食べたって言わへんから出してくれ」って言ったら出してくれて、美味しかった。あれ以来食てない。

華原:
あれ以来食べてない。食べ物とかってけっこう食べるほう? けっこうだってスタイルいいじゃん。

鈴木:
いやぁ。食べる時は食べるし、食べない時はぜんぜん食べないって感じ。でも、食べないように心がけてる。いつも食べ過ぎて、なんかちょっとお腹いっぱいっていう器官が鈍感らしくて、人よりも。で、食べてる間にお腹いっぱいなのに気付かなくて、やめた頃にすごい気分悪くなって。もともと胃が弱くて、それに耐えられなくなって、食後とか寒気がしたりとか吐き気がしたりとか。毎回そうやから。消化しきれないから、「もっと食べたい!」って思う半分の半分ぐらいでやめるようにしてからは、けっこう胃の調子とかが良くなったかな。今まで暴食しすぎてた。

華原:
暴食。なんか話しがどんどんズレてっちゃって。

鈴木:
すんません。これの、ミュージック話しをね。

華原:
そう、音楽番組なんですよ。

鈴木:
「どういう曲調?」とかなんかね。そんな感じで。

華原:
だから、なんか言いたいこと何でも言って欲しいなって。TRFの「boy meets girl」とかすごい好きなんだよね? 

鈴木:
すごい好き。

華原:
TRF好き? 

鈴木:
昔、好きでした。その時、出てきた時にすごいインパクトがあって。今まではぜんぜんいなかったから、だからすごい感激して。すごいテクノっぽい曲が好きやったから、大阪にいる頃。すごい「ああ、これ!!」って感じでピピッてきて。ちょうど大阪から東京に出てくる時で、一番なんか大阪で遊んでた時で。

華原:
どんな遊びしてたんですか? 

鈴木:
どんな遊び? 他愛もない、きっと今の女子高生とそんなに変わらないけど。今の子はクラブ行ったりするけど、うちらの時はディスコとか流行ってそこ行ったり。あとは地元で遊んだり。今の子とそんなに変わらないようん感じはする。

華原:
大阪にいる頃はテクノっぽい曲が好きで、TRFの「boy meets girl」がすごい好きで、それで大阪から東京に出てきて。でも、今出してる曲だって、すごいテンポがなんか、なんて言うかな? そんなに速いわけでもないし、遅いわけでもないし。

鈴木:
私にとってはムチャクチャ速くて。ちょっと鈍いっていうのか、だからついていくのに大変やったっていう。もう速い歌は。♪ダダダダダッ〜って速いやつやったな、あれな。あれ、速かった。ムチャクチャ速かった。

華原:
あと、人前とかで歌ったりとかするのとかってすごく恥ずかしいっていう話しを聞いたんだけど。人前で歌ったりするのってどう?

鈴木:
イベントで人の前で歌うんは大好きで、もうすごい興奮するけど、こういうスタジオの人前はすごい苦手で。苦手で、いつまでたっても慣れなくて、なんかね、慣れるまでに多分、時間がかかる人なんだろうと思って。未だに緊張して。けっこうバラエティやとスッとできたりする部分もあるけど、歌でなんか歌うだけで。例えば、歌がヘタで笑いをとるっていったら、そういうふうにそれでわざとヘタに歌ってとか、そういうのやったらコントやと思えばけっこう平気でできちゃうけど。ほんまに自分の一番ウマく魅せれる自分を精一杯出さなあかんってねそういう笑いにもっていくんじゃなくって、カッコよくもっていくとか思ったらすごい照れて。初めっから歌手とかやったらそれが当り前になってて、で、バラエティに出たりするのとかに抵抗あるのかもしれないんですけど、まだ慣れなくて。家でメチャクチャ練習してんねんけどね。カメラにポーズとったり、メチャ練習してんねんけど、やっぱり緊張しちゃって。

華原:
緊張する? 

鈴木:
うん。イベントとか行ったらぜんぜん違く弾けれんねんけど。

華原:
イベントとかは、もう何回か? 

鈴木:
うん。イベントは、7月8月は土日行ってて。10箇所ぐらい。で、9月も学園祭シーズンやから。

華原:
あ、そうだよね。今日、9月の3日で、9月は学園祭が多い季節。

鈴木:
うん、学園祭。

華原:
もういろいろなところでやることが決まってる?

鈴木:
多分。スケジュール見てないからあんまりわからないけど学園祭は回る。楽しい。それがイベントで歌えることが歌を出して一番良かったなって思えること。

華原:
普段の生活とかでカラオケとか行くじゃん。私はすごい好きでよく行くんだけど、行く? カラオケとか。

鈴木:
カラオケは最近は行ってないけど。3週間ぐらい前かな? 行ったの。昔はしょっちゅう行ってたけど。大阪住んでる頃なんて、中学校の頃にすごいカラオケが流行って、週に3回ぐらいは行ってた。

華原:
歌は何を歌うの? 

鈴木:
歌は、大黒摩季さんとか相川七瀬さんが多いかも。

華原:
あ、やっぱりそうだよね。

鈴木:
高いもん、みんな小室ファミリーの歌は。私メチャクチャ下げなあかんから、3ことか4ことか。だからコーラスが♪ハァー、ハァ、ハハハァハァ〜とか、キー無理矢里下げたらコーラスがメチャおかしい声になる。それになるから「ちゃんと歌ったらちゃうな」って言われるから、だからあんまり歌えない。

華原:
でも、あれだよね? デビューシングルとか相川七瀬さんっぽいね。曲調っていうメロディっていうか、そういう感じだよね。それはすごい意識した? そういうところは曲を作る人に。

鈴木:
とりあえずロックに。歌いたいのはロックで。それで「相川七瀬さんまでハードにはならないけど、大黒摩季さんみたいにポップにもにらなくて」とか言って。なんかとりあえず誰っていうのはすごいなくて。なんか「これが私」っていうのを歌いたいから、誰ともカブるっていうか一緒になりたくないって。

華原:
それはそうですね。

鈴木:
だから、そう思ってやって。でも、初めはやっぱりけっこうインパクトがあるっていうのをすごい大事にしてたみたいで、1枚目とか2枚目は。だから、わかりやすいっていうか、紗理奈っていったら速いロックっていうイメージ付くみたいな、そんなんで速い歌になったけど。これからはもっといろんなことがしたくて、なんかレゲエとかも歌ってみたいしヒップホップも歌ってみたいし。なんか歌のこととか、もとからすごい歌をやってて、なんか「自分にはこういう曲が合ってる」とかすごい基礎知識があるなかで歌を出すんやったら「自分はこれや!」っていうのを追及したほうがいいと思うけど、私はほんまに素人の状態でこんなふうになれたんで、だからいろんなものを手探りでやって。で、それで自分が一番おもろうて思うから、けっこう歌に関してはバラエティでデビュー当時のことを思い出したりとかするようなことが多々あり。

華原:
あの、プロモーションビデオ見せてもらったんだけど、はじめにカセット入れて、それで蹴っ飛ばして、みたいな。「ォラァー!!」みたいななんか。なんかそういうのって、私は歌とか出してて、そういうのまったくやったことないのね。そういうなんかハードな、強いっていうか、なんかものを殴ったり蹴ったりとか、そういうはやったことないんだけど。だけどビデオとか見たらそういうのがメインで。あれはどういう? 

鈴木:
なんか私のイメージってやっぱり「怒ってる」とか「熱くなってる」っていうイメージがすごい多いみたいで。それをバラエティじゃなくて、ほんまで怒ってて、ほんまにそういう性格でやったらハマるとかいう話しになって。でも、すごい楽しかった。

華原:
楽しかった? 

鈴木:
ムチャムチャ楽しくて。何か一つのものにハマったりするのはすごく好きで。家とかでもバァーッと遊び歩くよりも本読んだりとか。

華原:
そういうとこがあるんだ。

鈴木:
友達となんか哲学話みたいのをするのが好きやったりして。なんかなんて言ったらいいのかな? そういうワァーっとした遊びも好きやけど、カラオケ行って盛り上がるっていうのも好きなんやけど、なんか人生についてゆっくり語るっていうのもすごい好きで。なんかそういうハマる性質があるみたいで。歌をやった時も、プロモーションもすごい初めは照れたけども、「あかんわ。仕事なんやから照れなんかやったら。みんな一生懸命やってくれてるのに」って思ってなりきったら、なんかしらんけどすごいみんな笑うぐらいなりきっちゃって。入り込んじゃって「ああ、やっぱり歌って楽しいわ」って思ってだんだんだんだん膨らんでいって。多分、これからもっと歌っていけば、もっと歌って楽しいって思うと思うし。これからもなっていくのもわかる。

華原:
例えば、歌も歌うっていうのすごく大切だけど、楽器とかそういうものに触れたりとか、そういうのとかに興味とかある? 

鈴木:
サックスをもってて。

華原:
あと、エレクトーンだよね。

鈴木:
うん。知ってるなぁ、ムッチャ。

華原:
うん。

鈴木:
やりたいなぁと思うけど、なかなか一人じゃなんか。音楽って人と出し合って楽しいっていうところがすごいあるから。なんかすごいそういう仲間が欲しいなって。プライベートでバンド組みたいなって思ったりすごいするけど。

華原:
バンド。

鈴木:
うん。なかなかそういう人もいないし、機会もないしっていう感じでね。

華原:
なんか私はね、朋ちゃんのイメージなんだけど、なんかドラムとかメチャクチャバァーン!! みたいな、なんか叩いてみたりとか、すごい似合いそう。でも、ぜんぜんまだそういうところまでには興味はないっていう感じ? 

鈴木:
そう。ドラムもチョコチョコ教えてもらったりしてるけど、まだまだ難しいなぁ。

華原:
難しい? 

鈴木:
うん。

華原:
でも、興味あったりする? 

鈴木:
うん、すごいもともと音楽は好きで。けっこう他の人はどうなのか基準がわからないから何とも言えないけど、多分、普通の女の子よりは音楽と接する機会が多い中で育ってきたと思うから。

華原:
小さい頃とかバンドとかでやったりとか? 

鈴木:
小さい頃、幼稚園ぐらいの時にピアノを習ってて。それでやめて小4からエレクトーン習って中2までやってて。で、高1の半年間ブラスバンド入ってて。

華原:
ブラスバンド。

鈴木:
ブラスバンドに入って。

華原:
ブラスバンド入って何やってたの? 

鈴木:
クラリネットを。

華原:
クラリネットってどういうやつだっけ? 

鈴木:
黒くて。

華原:
笛? 

鈴木:
笛のなんかアクセサリーがいっぱいついたみたいなやつ。で、あとは、すごいプリプリのファンで。

華原:
プリンセス・プリンセス。

鈴木:
小・中学校代ファンで。もうどこで息吸うかってわかるぐらいまで聞いて。「奥居さんはここで息して、ここで息して」って。あと、ミュージカル見に行くのがすごい好きで。

華原:
ミュージカル。

鈴木:
お母さんとミュージカルを見に行ったりとか。

華原:
なんかけっこうあれだね、イメージ的にはなんかあるじゃない。鈴木紗理奈っていうのは、メチャクチャ強くて、みたいなイメージっていうの持ってる人たくさんいると思うのね。だけどなんかお話ししてると、本を読んだりとか、ミュージカルをお母さんと見に行ったりとか。

鈴木:
メチャクチャ優雅やねんな、なんか知らんけど。お母んとミュージカル。なんか両極端みたい。普段けっこうガーッっていうぶん、すごい性格もそうやし、何事に対してもすごいゴールまで突き進まないと気が済まないみたいで。すごい自分の考えとか思うたこととか言うぶん、すごいなんか本を読んで、例えばすごい幻想的で。けっこう暗いお話しが好きで。

華原:
暗い話? 

鈴木:
暗いっていうかね、普通のなんかハッピーエンドの恋愛小説とかっていうよりも、けっこう重くのしかかってきたりとか。

華原:
苦しい状態? 

鈴木:
ちょっと読み終わった後に、「ああ、お金ってなんやろ?」とかそういうのとか。自分でもどつちの自分が本当の自分かわからなくて。でもけっこう自分でそれを楽しんでたりする。友達と遊ぶ時は、途中で帰るって言ったら怒るぐらい、「仕事とか関係ないやろ」っていうぐらい引っ張り回すけど、遊びに行かない時は、もうほとんど電話も出ずにけっこう本読んだりとか。

華原:
そうなんだ。家にいる時とか、本読んだりとかしてる? 私、本読んでると、だいたい7ページ目ぐらいで眠くなってきちゃう。それでそのまま横になっちゃうっていう感じ。

鈴木:
面白くない本かもしれん、それは。

華原:
面白くないのかな? 

鈴木:
うん。メチャ夢中になる。もうお風呂でも読んでるし。

華原:
お風呂でも読むの?

鈴木:
「もうあかん、待ちきれん。でもお風呂入らなあかんし、どうしよう?」って思って。で、「まあいいや、お風呂に持っていこう」って。で、お風呂で浸かりすぎて、面白くて洗いたくない、洗いたくないって思って。

華原:
そんな部分も持ってんだ。

鈴木:
けっこう何やろな? ハマりやすい。

華原:
ハマりやすい? 何でも? 

鈴木:
でも、ハマらないものとか興味のないものは、まったく非常識ぐらい知らなくて。

華原:
外に出かける時とか、もう名前とかさ、顔とかさ、全部知られてるわけじゃない。そういう時とか、なんか私のイメージとしては、何にも変装とかまったくせずに「私は鈴木紗理奈よ!!」みたいな。「何でもきなさい!!」みたいな、なんかそういう感じで街並とか歩いてそうな気がするのね。だけど、そういうのっていうのは? 

鈴木:
気分によるかな。でも、帽子とかかぶっても喋ったらバレるから。変装っていうよりも、バレない秘訣は喋らないこと。やっぱりテンション上がったらすごい喋っちゃうから。例えば服買いに行って可愛い服があったら、「メッチャ可愛い!!」とかなるし。そんな感じで。でも、そんな気にしないかもしれない。

華原:
ぜんぜん気にしない? 

鈴木:
うん。

華原:
ワァーッ!! みたいな。

鈴木:
なんかワァーッ!! ってなるようなとこは、あんまり行かないし。なりそうやったら、渋谷とかやったら、もう絶対バレないようにすごい姿を消して歩いて。もしバレたりしたら「ごめんな、ごめんな、他の人に言わんで」ってすごい影を消して。で、バレた時はバレた時でいっぱいバレたら、逆にそんなんしたほうがあれやから。なんかすごい後ろめたくする自分がすごい嫌いで。芸能人の人ってみんな思ってると思うけど、べつに何をするわけでもないけど、常に誰かに見られてるっていうので、そういうのがすごい嫌で。それに、べつに今どき普通の人は「芸能人はこうで、こうで」ってそんなにすごい想像を抱いてる人もいなくて、すごい身近に感じてると思うから。それはいいのか悪いのかわからないけど、感じてるから、何にも気にしなくて誰と歩いてようが、何を買おうがどこにいようがいいんやろうなって思うから。あんまり自分からはバラしたりとかするのは、けっこう周りがガヤッてなって雰囲気が壊れたりするのが恐いからあれなんですけど。もしバレた時は、「あ、紗理奈!!」とか言ったら、「ちょっと今、買い物来てんねん。どれがいいと思う?」とか、けっこう巻き込んだりとかある。

華原:
あの、恋愛とか、そういうのとか話ししてみたいなと思うんだけど。

鈴木:
またこれもわからんねんな、自分でも。すごい一途なんかなぁ? 

華原:
一途? 

鈴木:
どうかな? っていうか、出逢う機会がないから。

華原:
出逢う機会がない? あ、こういうお仕事してて。

鈴木:
出逢う機会はあるけど、込み入るっていうか、すごい心の中までドアを叩いて入ることっていうのは、芸能人同士はまずないじゃないですか。なんか、ある程度のとこまでは行くけど、その裏の裏の裏はどうなの? っていうか。けっこうみんな芸能人の人って、なんかキャラクターの期待を裏切れないところとかがあるから。「それ道りでいなあかん」とか、けっこうそういう。みんな歌手でも、何のジャンルにしても、けっこう自分はどう見られてて、だからこうしないとダメっていうのがすごいあると思うから。そういう人として接したりするのは、だから、友達とかにはすぐなれるけど、そういうふうに思う人がいないからっていうのもあるし。だから今、心を開ける人がいるんやったら、そういう人を大切にしようって思ってるから。

華原:
今はどんな感じですか? 

鈴木:
どんな感じですか? 

華原:
それはまあ、秘密。

鈴木:
恋愛は普通にしてると。普通に好きな人がいて、嬉しい時もあれば悲しい時もあるし。照れるなぁ。変わらずかな。なんか今は、すごい恋愛に関しては落ち着きたくて。べつに今の人に落ち着きたいとか、次の人に落ち着きたいとか、そういうのはないけど。もう早く結婚してもいいような相手を見つけたくて。

華原:
今ですか? 

鈴木:
うん。けっこう前からやけど、すごいなんかそれで何でも話せてっていうか。なんか一緒に、例えば違う部分も受け止めたりとか、仕事に対してプラスになったりとか、もうなんか誰がいなくても平気で、そういうあんまり縛り合ったりとかよりも、信用してて。仕事もすごい忙しいし。今は自分にとってすごい仕事が大事やから。

華原:
今、いちばん大切なのは仕事? 

鈴木:
うん、仕事がやっぱり。きっとこれからもそうやと思う。けっこう自分中心っていうか、なんか食べさせられるよりも食べさせたいとか。べつに相手に食べさせたいとは、あんまり思わないけど。食べさせてもらったりとか、頼ったりとかは、精神的には頼りたいって思う部分はあるけど。そういう仕事の面とか家庭の中とか、そういうのは平等でいたくて。で、平等でいたくて、お互いに仕事をしてとか。で、普段は忙しくてぜんぜん会えないけど、すごいストレスが溜まってる中、ちょっと夜帰ってきて会った時に何も喋らなくても、そこが自分らの空間でっていうような関係になりたくて。だから、恋愛はね、多分、仕事をもっと。いつも二の次で。恋愛が一番になる時がくるのかもしれないけど、「仕事辞めて結婚するんです」とかいう時が来るのかもしれないけど、今は仕事のための恋愛っていうか、いつもいつも刺激を受けられるっていう関係でいたいと思うから。

華原:
そうだね。なんか刺激を与えてくれる人とか、そういうのって必要だよね、そういうのね。もし、朋ちゃんも恋愛してるから言えることだから言うけど、なんか一緒にいて刺激を受け合えるっていうか、刺激を与えてくれたりとか、そういうのってすごく大切だなっていうふうに思う。それはそう思うよね。

鈴木:
思う。

華原:
じゃあさ、もしさ、今、仕事忙しいじゃない。それで好きな人がいて結婚するってなったら、仕事どうするの? 

鈴木:
その時の状況によるけど。けっこうカッとなって冷静じゃないようで、すごい冷静なんですよ、じつは。

華原:
じつはね。

鈴木:
なんか、すごい興奮する自分がいて、例えばテレビとか出てても、遊びに行ってても、周りが見えなくなるぐらい興奮する時もあるけど、そういう例えば恋愛とか仕事とか、自分のこととか周りの状況のこととか、もっと大きい目で見た時はすごい冷静やから。結婚も「今する時期じゃない」とか、そう思ったらしたいと思わなくなったりとか思うから。今は仕事が大事やから結婚しないけど。結婚したいなって思ってるけど、今したら仕事もどっちつかずになるし、そういうのは嫌やから。仕事も休んでも大丈夫っていう時になって、結婚しても何ら仕事の状況が変わりがないっていう時にまでこれたら結婚したいなって。

華原:
結婚感に関しては、すごい気持ちがあるんだね、なんか。

鈴木:
うん、なんか。

華原:
そういうところは女の子らしいっていうか。

鈴木:
でも、それは結婚した人とか、大人の人に聞いたら「理想を抱きすぎ」とか言われたけど。

華原:
そんなことはないじゃん。

鈴木:
そんなこともないけど、なんか家族ってすごい素敵やなと思って。今、もちろん家族がいるんやけど、お父さんとかお母さんとかお兄ちゃんとか。

華原:
お兄ちゃんいるの?

鈴木:
お兄ちゃん。で、なんか友達とかにもそうやけど、すごい東京に来て良かったと思うことは、中身のある付き合いが出来るようになったっていうこと。大切な人と大切じゃない人が、すごいはっきりしてっいう。だから大阪の友達でも家族でも、もう泣ける。なんかそんなだけ東京で孤独を味わってるのかわからないけど、大阪帰ったら泣きたくなるようなことがいっぱいあって。友達とかでもなんか、友達に対してこんな気持ち味わったことないっていうような。同姓やのに、こんなに家族みたいな、なんかなんて言うのかな? 多分、東京で淋しいからやと思うけど。

華原:
淋しい? やっぱり。

鈴木:
淋しいからやと思うけど。淋しいからこそ、暖かいものに出会った時にすごいそういうのに貪欲になってるのかわからないけど、暖かさとか本当の。けっこう仕事してたらいいこととか、優しいことも言われるけど、それは仕事での中でって思ったりしてる部分があって。大阪帰ったりして、お母さんとか、本当の友達とかに会ったりしたら、なんか「ああ、人間って」みたいな。なんかまた哲学みたいになるけど、そう思ったらたまらなくなって。家族とかってすごいなって思うから。他人とそういう家族って、書類一つやけどそういうふうになれるっていうのは、すごいことやなって思うから。

華原:
それは何となくわかる。

鈴木:
それが幻想っていうか、理想を持ちすぎなのかもしれないけど。

華原:
ううん。5年後10年後の鈴木紗理奈さんはどうなってると思いますか? 

鈴木:
どうなってるやろう? 二つあって。もう結婚して旦那さんがいて。お互いに仕事を頑張り合って、私ももちろん仕事を頑張って、忙しい中でそういうふうに安らぎを見つけてっていう、さっき言ったようなのにも憧れるし。もう芸能界も全部やめちゃって、大阪に帰って普通に子供を3人産んで。

華原:
3人? 

鈴木:
3人。

華原:
3人だ。

鈴木:
男の子、上二人で、女の子、下一人で、まったく芸能界には関わらずに。でも仕事はしたいから、ちょっと家で絵を描いたりとかしてっていうのもあるし。

華原:
なんかいろいろ理想感みたいのが、いろいろ話ししてると、絵描いたりとか本読んだりとか。

鈴木:
でも、けっこうね、今はすごいガーッてなるものを。絵も描くし、でも適当に描くし。すごいただ好きやから描いてるって感じで。「こことここの色は、これがこうやから」とかってすごいぜんぜんわかってなくて。ただ描きたいように描いてるっていう初歩的なんだけど。すごい東京に出てきて仕事をした時に、趣味がないとやってられないと思って、とりあえずいろんなことを始めようと思って本読んだり絵描いたりとか。

華原:
すごい努力してるね、そういうのね。

鈴木:
真面目って言われます。すごい真面目な人って。昔はそんなんじゃなくて、すごい真面目って言われることに、初め東京に出てきた頃はすごい抵抗があって。真面目なんか人生のうちで今まで言われたことなくて。で、どちらかっていうと不真面目とか怒られたりとか、そういう人生を歩んできたから「真面目やね」とか褒められることに対して嬉しさもあったけど、「あれ? これって私なんかな?」と思ってとまどいもあったけど、最近は「これがほんまの自分なんや」って思うようになってからは、けっこうナルシスト入って「ああ、私って真面目」とか思ったりして。でも、真面目やからこそバラエティでなんか嘘をつかれたりっていうことが流せなくて、「ええ!?」とかいうリアクションが出てくると思うから、「あ、真面目なんや。真面目で良かった」って。

華原:
一つ一つをきちんと見てるんだね、なんかね。すごいこれからも、5年後10年後、先はわからずだけれども。

鈴木:
わからんな。どうなるんやろ? 

華原:
わからないけど、でも自分の理想としては、なんかいろんな理想があって。結婚してたら子供は3人でとか、いろんな考えがあるのね、今ね。

鈴木:
とりあえず悔いはなくやりたいな。今しかないって言うたら未来が見えてないのかもしれないけど。昔も今しかないって思ってたし、これからも今しかないって思うから。今もすごい遠い昔とか、見ないとダメな未来は見てるけど、けっこう今のことしか見てなくて。今、例えば歌を出しました。どうして、どうして、どうらなあかんかとか。もっと細かいことで言ったら、今日、例えばこの番組に出でどうしたらいいんやろう? って、あんまり深いこととか先のこととか考えるのやめてからは、けっこう楽になったから。今は、その時その時でハマるようにしようかなと。

華原:
じゃあ、先は理想としてはあるけれども。

鈴木:
その時幸せやったらいいかも。とりあえず幸せになりたいです。

華原:
そうですね。

鈴木:
悲しい人生は嫌やから。だから幸せな、すごい豊かな女性になりたいなと思います。

華原:
すごい素敵だね、そういうの。

鈴木:
似合わんよな、なんか。似合わへんな、自分でもメチャクチャわかってるけど。なんかすごいとがった自分っていうか、ガァーッてなってアァーッ!! っていうような自分がおる中で、こんなふうに思うギャップを一人で楽しんでるのかもしれない。「あれ? 私、こんなん思うてるわ。どうしよう。ほんまはサド? マゾ? どっち?」みたいな。人をイジメたりとか、ガァーっとボロカスに言うたりして、「うわぁ、ムチャ気持ちいい。もっともっと言って。何やねん!?」とかっていうのもあるし。なんか「本当は守られたくて」とか、こんな自分もけっこう楽しい。朋ちゃんはサド? マゾ? どっち? 

華原:
朋ちゃんは………?

鈴木:
サドに見えてマゾやったりしたりする? 

華原:
どうなんだろう? 

鈴木:
みんな聞きたいと思うねん、けっこうな。聞きたくないかな? 

華原:
席、かわりますか? なんか今日はいろいろなお話しが聞けてね、すごく楽しかった。どうもありがとうございました。

鈴木:
なんか、こんな話で良かったん? なんか、終わったらダメ出しが出そうでメチャクチャ恐い。大丈夫? 

華原:
私は音楽の話とかいろいろいっぱい聞いたから良かったなぁと。

鈴木:
ああ、嬉しい。朋ちゃんがいいって言ったんで成立しました。

華原:
どうもありがとうございました。

鈴木:
ありがとうございました。

FUJI TR(C) FujiTelevision Network,Inc. All rights reserved.