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NON-EDIT TALK : 坂井真紀 * 中居正広

中居:
こんばんは中居正広です。さあ、ゴールデンウィークですか。僕たちの世界はね、ちょっとあんまり縁のないとでしょうけど。でも、街を歩いてると、人がたくさんいたりしますし。あの、僕なんか週に一回の日曜日とかっていうのは、決して休みじゃないんですけども、土曜日とか日曜日は空気がやっぱり。車の数が少ないせいかもしれませんけど、ちょっと少なからず、なんか空気がキレイだなって。都内の空気がキレイだな、なんて思ったりするんですけども。やっぱり休日っていうのは、僕らでも、生活のリズムは変わらないんですけども、けっこう楽しみだったりしますね。
さあ、今週のゲストなんですけど、僕は一回ラジオにですね、来ていただいて。ちょっとバツ悪いんですけども。そんな話も交えて今日は迎えたいと思います。御紹介しましょう、坂井真紀さんです。

坂井:
こんばんは。

中居:
どうもこんばんは。

坂井:
よろしくお願いします。

中居:
ラジオで一回、来ていただいて。

坂井:
ね。そう、私がね、最後にね、「中居君は、心がないですね」とかって言ったんですよね、最後ね。

中居:
言いましたね。

坂井:
でも、私も自分のラジオ番組あったんですけど、そこにね、それを聞いた人が「中居君は、本当はそんな人じゃないから真紀ちゃん、誤解しないで」っていうね、葉書が本当にすごいたくさん来たんですよ。

中居:
嘘ですよ、そんな。

坂井:
本当。そう、それ、誰か、剛君でも会ったら言いたいなって思ってたんですけど。その後、誰とも会ってなかったから。そうなんです。

中居:
あの時はでもね、「言われてみればそうだな」って思ったんですよ。

坂井:
何でですか? 

中居:
いや、気持ち入ってなかったんですよ、じつはあの時。

坂井:
私だからですか? ひっどーい。

中居:
いやいや、そんなんじゃないんだよ。何だっけな? なんか仕事っぽくなっちゃって。

坂井:
そう。なんか台本通り質問を淡々と淡々と言ってってたんですよね。嫌いだったんですか? 

中居:
違いますよ。もう、好きでたまらないですよ。これも気持ち入ってないでしょ、今の。

坂井:
入ってないです。

中居:
いや、あの時は何でしょうかね? あんまりアドリブみたいの。ちょっと疲れてたのかなぁ? 

坂井:
あ、でも疲れてたのかもしれないですよね。

中居:
初めて言われたんですよ、「気持ち、こもってませんね」って。

坂井:
あ、そうなんですか? 

中居:
そんで、でも、あれ言われてからですけども、なんかやっぱり発言する時は気を付けますよ。何事もね、ちゃんと。社交辞令も気持ちを込めて社交辞令をしようかなと。作り笑いも、気持ちをこめて作って笑おうかなって。

坂井:
あ、じゃあ、私の発言は図星だったんですか? それは。

中居:
ええ、あれはちょっと図星だったかもしれませんね。

坂井:
「ドキッ!?」って感じですか。

中居:
でも、あれ、いつでしたっけ? 

坂井:
あのですね、2年ぐらい前ですよね。

中居:
もう2年になりますかね。ちょうど剛君とドラマをやってた時。

坂井:
そう、やってた時。そうですね。

中居:
そうですね。2年振りですか。

坂井:
はい。元気でしたか? 

中居:
ええ、僕はもう、相変わらずですけどもね。

坂井:
でも、テレビで見てました、いつも。

中居:
見てました? なに見てます? テレビ見ます? おうちで。

坂井:
見ます、見ます。

中居:
なに見ます? 日頃。

坂井:
日頃、中居君の出てる番組。いいんですか? う、「うたばん」とか、「SMAP×SMAP」とか。

中居:
そんなの見るんですか? 

坂井:
うん、見ますよ。

中居:
テレビ見て笑うんですか? 

坂井:
うん。

中居:
面白くて? 

坂井:
面白くて。

中居:
あ、そうですか。テレビ見るんですか、日頃。

坂井:
うん。

中居:
家にいることって、やっぱり多いです? 

坂井:
うん、多いです。

中居:
外でなんかバァーッとかそういう。

坂井:
は、ほとんどしないですね。家にいるほうが多いです。

中居:
それじゃあ、たまっちゃいません? いろいろなものが。

坂井:
ストレスみたいなものですか? ううん。

中居:
外でなんか、例えば友達とカラオケとか。例えば、お酒に逃げちゃうのはあれですけども、お酒飲んでウワァー!! っていうのは比較的ないほうですか?

坂井:
うん、そうですね。比較的ないですけど、でも、やりますよ。普通に御飯食べに行ったりとかぐらい。

中居:
ドラマとかも見ます? 

坂井:
ドラマはね、あんまり見ないですかね、最近。

中居:
客観的に見れなくなったりしません? お芝居とか、自分もそういうところに入ってもおかしくないようなドラマとかになりますと、なんかストーリーで楽しむより、お芝居を見ちゃったり。そういうのってないですか? 

坂井:
あのね、私けっこうね、お客さんで「わぁーい」って見ちゃうんですよ。

中居:
ドラマとかも? 

坂井:
うん、ドラマとかも。

中居:
あ、ちゃんと入れるんだ。

坂井:
うん。

中居:
ちなみに、自分が出てるドラマとかっていかがですか? 

坂井:
自分のね、出てるドラマはね、そう、見ない。あまり見ないんてすけど、もらえるじゃないですか、ビデオとか。それ、いちおう一回は見るんで。それ見るとね、やっぱりでもね、不思議なことに、最近「ああ、面白いなぁ」とかね、思えるようになったというか。

中居:
え? 自分の出てるですか? 

坂井:
自分がいいとかではないけれども、なるべく何だろう? ストーリーをちゃんと追ったほうがいいなぁとか思って。なんか遠くから見るようにしてると楽しいですよ。

中居:
え? でも、そういうのって、意識しても出来なかったりしません? だって、自分が出てるんですよ。

坂井:
ね。でもね、大丈夫みたいです、最近。

中居:
あ、そうですか。自分をちゃんと客観的に。

坂井:
うん。

中居:
例えば寂しいシーンだったら、普通のお客さんのように泣けちゃったり。

坂井:
「ああ、悲しい。いい話だ」って。

中居:
ああ、そうですか。歌はどうですか? 

坂井:
歌はですね、自分の? 

中居:
うん、自分の。

坂井:
数少ないんですけど。

中居:
今、ちなみに何枚目ですか? 

坂井:
あのね、えぇと、4枚目です。でも、それもしらない人がいっぱいいるの、私の場合。

中居:
そんなことないですよ。

坂井:
「出してたんですか?」って。でも、もう4枚目なんですけど。で、以前の、この前に出したので、初めて歌番組とかで歌ったんですけど。でもね、歌は歌番組で歌ってんの見ても、CD出来上がったの聴いても、「うわぁ!! やめてぇ!!」って感じですね。なんかまだ恥ずかしいというか。

中居:
そうですか? 

坂井:
なんか、すべてがなんか。声も嫌だし、とか思っちゃいますね。

中居:
自分が歌ってるものが嫌なんですか? 

坂井:
恥ずかしいです。

中居:
作品が嫌なんですか? 

坂井:
ううん。作品はそんなことないんですけれども。

中居:
声とか? 

坂井:
うん。「ヘタくそ」とか思って。

中居:
そんな、ヘタなんてね、ヘタって言うけどね、歌はウマいヘタじゃないですよ。

坂井:
そうですよね! 

中居:
うん。

坂井:
でも、私も中居君とすごいお友達になりたいな。これから頑張りましょう、二人で。

中居:
歌はね、人様に言うことじゃないと思いますけど、もちろん向上心は持たなきゃいけないですけども、僕、歌、すごい好きなんですよ。自分のヘタなのはわかってても、自分の歌ってる姿見るとね、ヘタでもね、「お! いいぞ。頑張れ」って思うんですよ。

坂井:
でも、もうすごい中居君、楽しそうにいつも歌っているから、「いいなぁ」って。

中居:
そう、歌の時は本当に楽しいですよ。何も考えてないですから。で、まあ、他のメンバーもいますしね。一人じゃないですから、ホッとしますし。でも、一人ですとね。

坂井:
そうですね。

中居:
頼れるものがなかったりしますからね。

坂井:
そう、だから、でもね、今回レコーディングして、すごいでも、本当に楽しんでいいんだっていうのがね、すごいわかったんですよ。前まではね、やっぱりディレクターさんとかけっこう言いません? なんか「この音が違う」とか。すごい私も言われてて。けっこう「いいじゃないか!」って。

中居:
一文字とか言うんですよね。

坂井:
そうそう、そうそう。

中居:
「この一文字がちょっと下がり過ぎ」とか。

坂井:
「それは私の味にしたいんだよ」って、逃げてるわけじゃなくて、なんかそういうノリで、もっといいほうがいいかな、と思うのがわりと出来なくて「うわぁー!!」って。「だったら楽しくない!!」みたいになっちゃってたんですけど。でも、このあいだレコーディングした時はね、なんかそういうのが解けられて、楽しかったんですけど。

中居:
細かいことにこだわることなく。

坂井:
うん。

中居:
でも、歌を楽しむってね、それはでも、ちゃんとある自然の力があるからこそだと思いますよ。わかんないですけども。でも、4枚目って、やり始めたのはいつですか? 

坂井:
うんとね、やり始めたのは夏ぐらいから準備を始めて。

中居:
いつのですか? 

坂井:
去年の。

中居:
去年の夏くらいから。まだ半年。1年弱ですけども。

坂井:
そうですね。

中居:
なんで歌やろうって思いました?

坂井:
あ、もう前にさかのぼって? 

中居:
ええ。

坂井:
そう、歌ね、やり始めたのはね、もちろん「やる?」って聞かれて、「あ、そうですね、はい」とは言ったものの、なんかよくテレビに出始めて、そうすると絶対に話がくるパターンだったんですよ、私も。それで出してしまって。でも、歌って普通にお風呂で歌ったりするのも楽しいじゃないですか、カラオケやったりとか。

中居:
お風呂はなんかウマく聞こえますしね。

坂井:
そうそう、ウマく聞こえるんですよね。それで楽しくて「ちょっとやってみよう」と思って。でも、もし合わなかったら、嫌だったらすぐやめようと思ってたんですけど。1枚出して、逆になんか、「もっと深く楽しみ方があるんじゃないか?」とかね。

中居:
ちょっと追及してみたい。

坂井:
うん、思いましたね。

中居:
それ、いちばん最初にCDを出そうとした時に、それは「自分でやりたい!」っていう気持ちが強かったんですか? それとも、周りから「出してみない? 出してみない?」のが強かったんですか? 

坂井:
自分、ぜんぜん芸能界なんか、「コマーシャル出たいな」っていう憧れはあったんですけど、ぜんぜん歌はなくて、「絶対こないだろうな」と思ってたんですよ。それが何だろ? なんかコマーシャルソングみたいまだったんですけど、はじめは。

中居:
でも、やってみたら。

坂井:
うん。

中居:
でも、どうですか? お芝居もやってるじゃないですか。で、歌もやってるじゃないですか。どっちも、もちろん魅力あると思うんですけども、そこらへんでちゃんとラインを引かないと、仕事に対する接し方が変わりますよね。歌の時とお芝居の時って。

坂井:
そうですね、なんか。

中居:
気持ちのモードみたいなものが。

坂井:
うん。なんかでもね、私けっこう大丈夫。よく聞かれるんですよ、それも。「歌とお芝居と変えるんですか?」とか。わりとね、全部一緒に、なんか楽しく。なんかね、「やろう!」っていうのだけで。慣れてないのが歌のほうだけっていう感じかな。

中居:
だって、お芝居はぜんぜん本当に接し方が違うじゃないですか。お芝居と歌って。僕なんかそんな深く考えたことないですから出来ますけど。そこらへんだから、時間のリズムも違いますしね。そこらへんでちょっと「ああ、それに耐えられないのかな? そういうのがあるのかな?」と思ったんですけど。

坂井:
ううん、ぜんぜん。多分、中居君と一緒だと思います。

中居:
何にも考えてないんですかね? 

坂井:
そう。中居君もそうですか? 

中居:
僕、何も考えてないですね。

坂井:
いつも楽しくすることが一番ですよね。

中居:
そう。

坂井:
私もそうです。

中居:
せっかくやるなら、つまんないより楽しいほうがいいですよね。

坂井:
そうですよね。

中居:
暗いより明るいほうがいいかなって。

坂井:
そう。嫌々やるんだったら嫌だもんね。そうですよね。

中居:
どうやって苦手な歌を、どうやったら楽しめるかなってね。ヘタな歌をどうやって楽しむことができるかなって考えて。

坂井:
そうですよね。

中居:
だから、お陰様で何やっても楽しいですよ。

坂井:
楽しそうですもん、見てて。

中居:
楽しいですか? 

坂井:
うん。

中居:
もう、楽しいですね。

坂井:
そう。

中居:
こんだけだから楽しいと、なんかバチ当るとまではいかなくとも、マズいんじゃないかなと思う時ありますけどね。でも、その歌、今回、誰でしたっけ? 曲作ってくれたのは。

坂井:
あのね、甲本ヒロトさんにお願いをして作っていただいて。

中居:
ヒロトさん、どんな方ですか? 

坂井:
あのね、なんか神様みたいな人というかね。

中居:
神様。それは音楽的に? 

坂井:
ううん、人間が。

中居:
人間てきにですか。神様? 

坂井:
うん、なんかね、「ああ、こういう人になりたいなぁ」っていうかね、それをすごく思った人でした。なんか、すごく楽しんでる人だから。

中居:
いや、でも、詞も作ってもらって? 

坂井:
うん。

中居:
それは坂井さんの「こんなような詞にして下さい。こんなような曲にして下さい」っていう提案をもとにやって下さったたんですか? 

坂井:
それがぜんぜんそんな話はしてないんですよ。

中居:
ぜんぜん任せっ切りで? 

坂井:
うん。そう。お会いもしたことなかったんで、いきなりちょっと調べてもらって、「すいません、私のこと知ってますか?」とか言って。「あの、曲をじつはお願いしたいんですけれども」って。

中居:
え? どういうことですか? 

坂井:
曲をお願いする時に、自分でちょっと今回ね、作る時に自分でちょっと一からやってみたいんですって言って、ちょっとわがまま聞いてもらって。それで、甲本さんがいいって思ってたから。

中居:
じゃあ、以前からご存じだったんですか? 甲本さんのこと。

坂井:
うん。テレビとかで。

中居:
で「いいなぁ」って。「作ってもらいたいな」って。

坂井:
うん。

中居:
それは、どういうきっかけですか? 人としてですか? 

坂井:
うん、だから、「甲本さんが作るような音楽がやりたい」とか、そういうことじゃなくて、なんか「彼に作ってもらったら楽しいものが出来そうだな」って。本当にね、安易な考えなんですけど、楽しくやりたいなって。

中居:
それはブラウン管を通して? 

坂井:
とか、なんか雑誌見たりとか。だから、本当に一般の人が見るのと同じだったんですけど。

中居:
へぇー。珍しいパターンですね。

坂井:
ですよね。びっくりしたと思いますよ。

中居:
で、周りの人に頼んだんじゃなくて、自分でですか? 

坂井:
うん、自分で。一人で行って、打ち合わせっていうか、まず会ったこともないからって、会う時も誰も、連れもいないで本当に単独行動しちゃって。もし「ダメだよ、そんなの」って言われたら、レコード会社の人とかに。ダメになった話かもしれないんですけど。

中居:
自分で「私のこと知ってますか?」って。

坂井:
そう。

中居:
「曲作ってくれませんか?」って。

坂井:
そしたら「いいよ」って。そんな感じで。

中居:
そんな簡単にいくのかな? 

坂井:
ね。わかんないです。でもね、電話する前とか、やっぱり人生の中って何度かすごい、合格発表とか、そういう感じの緊張ってあったんですけども、かなりの度数の。

中居:
それは緊張すると思いますよ。

坂井:
すごい緊張しましたけど。

中居:
けっこう思い切ったことやりますね。

坂井:
ね。

中居:
考えられない。それっていつ頃ですか? 

坂井:
それがね、だから去年の夏ぐらいです。

中居:
僕もね、かなりの思いっ切り野郎なんですよ。かなりやりますけど、それはちょっと出来ないですね。直接電話して、それで気持ち良くOKしてくれたんだ。

坂井:
そうなんです。

中居:
それ、でもOKもらった時っていうのは、合格って言われた時は。

坂井:
もう、「これでいいや!!」って。出来なくてもいいやって。そこで終わりぐらい喜びましたね。

中居:
「やりぃ!!」みたいな。

坂井:
そうそう。そうです。

中居:
で、それからお会いして。

坂井:
でも、本当におかしいことに、「こういう曲作りましょう」とか話ぜんぜんしなくて。「なんかカッコよくて、楽しくやろうね」とかいう話しかしなくて。宇宙人の話とか、「昨日どこどこへ行ってね」とか、そういう話だけして帰って来たの覚えてますけど。

中居:
その後も全部任せっきり? 

坂井:
そう。だから、逆にね、私も広い範囲で待ってたんで、「何が出てくるんだろう?」ってすごい楽しみで。

中居:
期待もしますよね。

坂井:
うん。

中居:
レコーディングの時とかも立ち合って? 

坂井:
そう。一緒にやって下さって。

中居:
細かいことにこだわらず。

坂井:
ず。「なんて楽しいんだろう!! パラダイスか? ここは」って感じのレコーディングでした。今までけっこうね、ディレクターさんがブースの中入ってきて、「この音なんだよ! ラだよ、ラ!!」とか言って、キーボード叩いたりするんですよ。「もう! 出てってよ!!」っていうぐらい、「もういいのよ!!」っていうぐらい「もう嫌!!」っていうのが多かったから。すごいね、嬉しかったです。

中居:
「ああ、歌っていいな」「音楽っていいな。こんなに楽しいんだ」って。

坂井:
うん、そう。「こういうのがやりたかったんだな」なんてぐらいね、楽しいなってすごい思いました。

中居:
いや、でも、僕なんかね、やって欲しいの、逆に。

坂井:
私、肩なんか叩かれましたよ。「リズムが遅れるんだよ」とか言って、「この速さだよ」とか言って。

中居:
そうとうヤバいんじゃないですか? 

坂井:
ヤバいんです。

中居:
そうですか。僕なんかはね、レコーディングしても、何にも教えてくんないんですよ。あの、「中居の思ったまま歌って」って言われてね。だいたい4回なんですよね、平均が。4回歌ったらもうOKなんですよ。

坂井:
もう続けてずっと? 

中居:
うん。だから、いちばん最後の最後まで。部分、部分で録ったりしたんですけども、最初の頃。最近、ここ5、6曲はもう全部通してやって、「はい、OK」「え? ここは今ちょっと間違えたけどいい?」「あ、OK。それは何とかなるから」。で、CD出来たら、俺の声入ってなかったりすんですよ。

坂井:
…………。

中居:
笑ってる場合じゃないんですけど。ちょっとショックなんですよ。

坂井:
哀しいですね。笑っちゃった。

中居:
でも、剛君もそうよ。

坂井:
剛君もですか。

中居:
うん、あの子と僕は声が入んないタイプなんで。間奏とかで「イェィ!!」とか「1、2、3、GO!!」とか。そんなのは入ってますけどもね。

坂井:
そうですか。

中居:
それがまた楽しい。楽しく解釈して、こうやってネタにしてますけどね。

坂井:
でも、レコーディング早いんですよね? なんか、テレビで前に言ってたんですけど。

中居:
早いの。すごいよ。アルバムがだから本当、10曲11曲ありますけど、1日かかんないですもん。

坂井:
すごいですね。

中居:
ぜんぜん木村君とか吾郎君とか、ちゃんとヴォーカルの人は、けっこう時間かかってるみたいですけど。僕と剛君は早いですね。

坂井:
早いですか。

中居:
「ダイナマイト」、僕、十何分でできたんですよ。

坂井:
そうなんですか。

中居:
本当、早かった。びっくりしたもん。最初なんか、「いやぁ、今回はじっくり録ってくれるだろう」とか思ってたんですけど、本当、早くてね。まあ、スタジオ代とかいろいろありますしね。早いほうが本当、いいみたいですよ。

坂井:
そうですよね。

中居:
どんぐらいかかります? レコーディング。「シングル作る」っていった時に。

坂井:
いちおう、1曲1日かけるぐらいですかね。

中居:
でも、歌ってて、飽きちゃうことってないですか? 同じフレーズ何回も何回もやってると。音程のことばっかりで、気持ちが先行しないで。

坂井:
そうですね。だから、なんかあの、前までは、今回じゃない時はね、嫌になりました。すごい飽きて、「もう、これはいいよぉ」みたいな。頭痛くなっちゃって。

中居:
でも、それはお芝居でも重なるかなと思うんですよね。ドライやってカメリハやってランスルーやって、本番までに4回から5回やるじゃないですか。

坂井:
そうですよね。

中居:
僕ね、それまでに飽きちゃうんですよ。

坂井:
ああ。

中居:
だから最近ちょっとお芝居あれなんですけど。飽きっぽくないのかな、坂井さんは。

坂井:
うーん? でもね、やっぱり何回もリハーサルやるのは嫌ですよね、でもね。

中居:
歌でもやっぱりそうですか? 

坂井:
歌でもね、結局、今回やってみてね、やっぱり一番はじめが一番テンションが乗ってていいんですよね、やっぱり。

中居:
なんでしょうかね。だから、ガラス通してあっち側の人に、「ほら見てろ!!」っていう気持ちがあるんですよ。「見てろよ! ちゃんと覚えてきたぞ」ってね。「テンション高いからね」っていうのはあるんですけど。まあ、何回もやってると、新鮮味って言ったらね、普通の言葉であれですけどね。だから、その時のテンションってすごく自分ではいいのになって思ったりします。

坂井:
ですね。大切ですよね、それはね。

中居:
でも、いいですね。歌が楽しくなってきたっていうのは。

坂井:
ええ、よかったです。

中居:
自分で詞とかは? 

坂井:
詞とかはね、わりとなんか落書き程度に書いたりしてるんですけど。でもね、「曲を作ろう」と思って書いたことはね、まだぜんぜんないです。

中居:
でもね、あの、詞と曲と作る人に聞くとね、曲のほうが簡単だって言うんですよね。

坂井:
浮かんできます? 曲って。

中居:
僕ですか? 僕は詞先なんで。曲先っていうか、詞を先に書いてから曲なんで。

坂井:
あとから。

中居:
ええ。

坂井:
あ、そうですか。

中居:
っていうか、まだ一回も作ったことないんですけど。

坂井:
今、本当に信じちゃったじゃないですか!! 

中居:
そう、僕は楽しく。曲は、僕、考えてみたら、僕、詞も作れないですもん。詞はどういう? 自分のことですか? 

坂井:
うん、自分のことより、何だろうな? 人の体験話とか。

中居:
自分の体験とか経験の?

坂井:
うん、たまに自分のも。

中居:
でも、すごいリアルで嫌な時ないですか? 

坂井:
ありますね。

中居:
例えばラブソングならラブソングとか、いろいろあるじゃないですか。恋の話とか書いてると、その時のことをやっぱりずっと思い出しながら。

坂井:
そうですね。

中居:
それは「書こう!!」と思って書くんですか? それとも、何気なく思ったフレーズをバァーッと。

坂井:
そう。浮かぶと忘れないうちに、なんか「あ、これはカッコいい言葉が見つかったぞ」って感じで、書いとくように。すぐ忘れちゃうから。でも、本当に寝る前に思い付いたら布団から出て書きなさいっていうぐらいね、書いといたほうがいいんですって、ちゃんと。忘れちゃうから。だからね、わりと思い付いたら、布団入っても出て書くとか。だからね、逆にそういうふうに思うんですけど、曲がね、だからそういうふうに浮かべばいいのになぁと思うんですけどね。曲はぜんぜん書けない。

中居:
でも、曲ってピアノとか弾ける人がいて、例えば自分が思った曲、鼻歌でも歌ってね。で、ピアノに合わせて「ああ、そんな感じ、そんな感じ」って。最初はもう、それからやれば誰でも出来るってね。

坂井:
でもね、鼻歌も浮かばない。私、鼻歌で浮かぶっていったらね、童謡なんですよ、絶対。中居君、なに浮かびます? 作ろうってチャレンジしたことあります? 

中居:
ええ、ありますよ。

坂井:
浮かびます? ちゃんとなんか。

中居:
なんか、歌ってたら、いつの間にかSMAPの歌になっちゃうんですよね。

坂井:
ああ、わかります、それ。

中居:
「ああ、どっかで聴いたな」って思ったらね、SMAPの歌。

坂井:
私、それが童謡になっちゃうんです。

中居:
そう。だから、頭の中にそれが叩き込まれてるんですよ。やっぱり難しいですね。

坂井:
難しいですよね。

中居:
ライヴとかは? 

坂井:
やりたいですね。すごいやりたいです。

中居:
でも、どんなお客さん来るかわかんないんじゃないですか? 

坂井:
わかんないですね。

中居:
男の子が来るのか、女の子が来るのか、子供が来るのか、大人が来るのか。

坂井:
わかんないですね。なんかね、前、ラジオでイベントみたいのやったことがあって、そこで一回だけ歌ったことがあるんですよ、みんなの前で。

中居:
人前で初めてですか。

坂井:
そう。

中居:
やっぱアガりました? 

坂井:
アガりましたね。だけど、みんなね、ファンの子たちがね、ファンの中から選んで呼んだんですけど、どういうふうにノっていいか、皆わかんないんですよ。私、そういうことがやったことがないから。「あ、立っていいのかな?」とか「手叩いていいのかな?」とか。だからね、みんな戸惑っちゃうんじゃないのかな? 

中居:
見方もわからない。

坂井:
そうだと思います。

中居:
ステージ立ってる坂井さんも坂井さんで、どういうふうに表現すればいいのかわかんないような。

坂井:
そう。見よう見真似。なんか、「ロッカーの人がこういうふうにしてたな」とか。

中居:
そう真似するような人っています? 真似するって言ったらおかしいですけど、なんか気にして見てるようなアーティストの方って。

坂井:
SMAP。

中居:
SMAP見てます? 

坂井:
見てますよ。

中居:
冗談じゃなくて、ちゃんと言って下さいよ。

坂井:
冗談じゃないですよ。うんとね、でも、いろんな人見ますよ、本当に。

中居:
日本の人ですか? それとも? 

坂井:
日本の人も。だから、わりとステージのやり方とかよくわからないから、歌番組とか見て「あ、Puffyのこういうの可愛いな」とか。

中居:
オーソドックスですね。SMAPの次Puffyですか。いいですね。

坂井:
テレビ見てるから。

中居:
外人さんは? 外人さん。

坂井:
外人さんはね、あのね、逆にピストルズとかストーンズとか、ああいう人のビデオ見てカッコいいって。

中居:
ロックっスか。そう? ぜんぜん違うじゃないですか。

坂井:
私、すごい範囲広いんですよ。もう、なんでも。

中居:
だって、ロック何聴きます? あとジャンル。

坂井:
ジャンルなんでも。パンクも聴くし、ロックも聴くし。でもね、ずっと好きなのはビートルズが一番好きかもしれないけど。

中居:
今でもおうちで聴いてたりするんですか? 

坂井:
うん、聴きます。

中居:
へぇー。ビートルズ、なんの曲が好きなんですか? 

坂井:
一番好きなのはね、「ストロベリーフィールズ」。

中居:
………ああ、ね。

坂井:
わかんないんだ。

中居:
早いですね、人の気持ちを察知するのが。

坂井:
そうなんですよね。あれですよ。

中居:
でも、いい歌ですよね。

坂井:
ね。

中居:
他になんかあります?

坂井:
他はね、じゃあね………もういいです。

中居:
じゃあ、いちばん最初に買ったレコードってビートルズでした? 覚えてます? いちばん最初に買ったレコードって。

坂井:
買ったのは、自分のお金で買ったのはね、少年隊のレコードなんです。

中居:
え? 何ですか? なに? 少年隊の。

坂井:
「仮面舞踏会」。

中居:
♪トゥナイヤィヤィヤィヤィ〜。ああ、そうですか。

坂井:
うわぁぃ。

中居:
あんまり人前じゃあ歌わないんですけどね。

坂井:
そうですね。

中居:
じゃあ、中学の時? 小学校の時? 

坂井:
中学の時。

中居:
少年隊好きで、「ああ、買おう」って。

坂井:
そう、買おうって。

中居:
自分でレコードを買うって、すごくなんか高いじゃないですか。700円ですよね、レコードって。

坂井:
そうなんですよね。

中居:
他にも欲しいものがあるのに、レコードに大金をドーンて。

坂井:
そう。

中居:
ポップスが好きなんですか? ポップスも好きなんですか? 

坂井:
うん。本当にね。何でもって言っちゃうとね、本当、広いんですけど。本当に何でも聴きますね。

中居:
今、何か聴いてる歌あります? 

坂井:
今? 

中居:
例えば車の移動であったり、家の中で。家とかで曲聴きます? 

坂井:
うん、聴きますね。あのね、決まりなく何でも聴いてるんですけども。

中居:
その時の気分とかですかね? 

坂井:
うん、そう。

中居:
淋しい時はバラードとか聴いちゃうんですか? 

坂井:
うん。聴きません? 

中居:
僕ですか? 

坂井:
あ、SMAPの曲ばっかりなんですか? おうちで聴くのも、中居君は。

中居:
僕、SMAP好きでね。

坂井:
ね、なんかそういうふうにテレビで見たことある。

中居:
SMAP好きなんですよ。

坂井:
ビデオもいっぱい見るって本当なんですか? 

中居:
そうそう、そうそう。「森君、元気かな?」とかね。

坂井:
じゃあ、けっこうお部屋でかけたりするのも? 移動とかも? 

中居:
いや、SMAPは正直、コンサートの前にね、すごく見るんですよ。SMAPのライヴビデオとCDと。で、どんな曲があってっていうのを、構成とかみんなで決める時にね、やっぱり頭にちょっと入れときたいなっていう時はやっぱり。すごい短時間で集中して聴きますね。

坂井:
もう、バァーッとその時間は。

中居:
コンサート1ヶ月2ヶ月ぐらい前になると聴きますけど。日頃は音はかけないですね。

坂井:
ぜんぜん? テレビもあまり? 

中居:
テレビは見ますけど。テレビもだから、何か意識しないで、なんか適当に。本当、適当な感じ。家で何やってます? 

坂井:
家でね、何やってんだろう? 

中居:
おうちにいるっておっしゃったじゃないですか。何やってます? うちで。

坂井:
けっこうだからね、テレビ見たりとか、ゴロゴロなんか本当にしてる。あとは、家のことやってる。本当に普通。

中居:
今、お一人ですか? 

坂井:
うん、そうです。

中居:
家のことっていっても、本当、洗濯とかお掃除ぐらいじゃないですか。

坂井:
そう。そういうことをやってます。仕事とかがあると。

中居:
そんなのってね、毎日毎日やっても。

坂井:
あとはね、でも、本当に何だろうな? だからね、家にずっといる時って本当、テレビ見て、なんか本みたり。あと、ちょっと買い物。近くに行ったりとか、それぐらいかな。

中居:
すごいごく普通なんだ。

坂井:
そうですね。もう、スーパー行って、本見て。

中居:
スーパー行きます? 

坂井:
うん、行きます。

中居:
スーパー? 

坂井:
うん。

中居:
で、料理?

坂井:
うん。

中居:
料理とかします? 

坂井:
します。すごい好きなんです。本見て「これを作ろう」とか。

中居:
今、お幾つでしたっけ? 

坂井:
私ね、26歳です。

中居:
26っていったら、もう結婚してもおかしくないですよね。

坂井:
そうですか? 

中居:
早いかな? 

坂井:
ね。でも、私はぜんぜんなんか意識ないんですけど。

中居:
何かあります? 何年後の自分とか、なんか理想の大人になるっていうのは。

坂井:
うんとね、ないな。逆に早く30代とか40代とか50代とか、すごい素敵な女性いっぱいいるから、「ああいうふうになりたいな」っていうのはあってね。逆にね、私、今26歳で、今年27歳だから、わりとみんなね、「30に手がかかってるぞ」とか、すごく言われるんですよ。

中居:
それって嫌ですね。

坂井:
私はぜんぜんそう思わなくて。「そう思わないよ」って言っても、「強がってんなよ」とかって言われちゃうから。でもね、本当にぜんぜん意識なく。もっと早く年を一個一個とるのが楽しみだなぁって。強がってないですよ。

中居:
でも、結婚とかって考えたりしません? 

坂井:
結婚とかはね、あまりね、考えないんですよ、私。

中居:
「したい」とかないんですかね? 

坂井:
なんかね、すごいフリフリのエプロン着けて「あなた、お帰りー」とか、そういうラブラブなワンシーンはすごい浮かぶんですけど。でもね、特にないんですよね。

中居:
例えば子供が欲しいとか。

坂井:
そう、子供はね、なんかやっぱり人の子供を見て「ああ、可愛いなぁ」ってすごい思うんですけど、自分ではね。

中居:
ぜんぜん思わないですかね。

坂井:
でも、ちょっと考えますね、やっぱり。なんか「若いお母さんでいなきゃ、やっぱりいけないのかしら?」みたいな。

中居:
若いお母さんいいじゃないですか。学校にね、なんとか面談とか行った時とかね、授業参観とかで「ああ、あいつの母ちゃん、すげぇ可愛いよ」って。そういうお母さんいいじゃないですか。僕、遅い子なんでね、かなりヨボヨボの。っていうかボヨボヨかな。けっこうあの、遅い子だったんですよ。だからね、けっこう母ちゃん、うん、年取っててね。そういう苦い思い出って言ったらおかしいですけどもね。いや、でも、どうなるかわかんないですね。

坂井:
わかんないですね。

中居:
パッとすごい急に結婚しそうな感じがするんですよ。

坂井:
ね。私もそう思います、なんか。

中居:
思い付いた時「あ、しちゃおっかな」っつって。

坂井:
「しちゃおうかな」かわかんないですけど、それだけあんまり自分にこだわりがないから。なんか極端な話、明日かもしれないとか、それくらい考えてないことなんですよ。だから、きっと急だと思いますけど。

中居:
ね。結婚するんだろうね、いつかはね、坂井さんもね。

坂井:
ね。

中居:
多分、結婚する人は坂井さんのこと知ってるでしょうね。

坂井:
知ってる?

中居:
うん。だって、今、もしかして出会ってないかもしれないけども、目の前にしてないかもしれないけども、多分、知ってるでしょうね。

坂井:
あ、そうですよね。

中居:
それって怖くないですか? 

坂井:
怖いです。イメージすごい持たれてるんでしょうね。

中居:
うん。だって、絶対知ってるんですもん。

坂井:
そしたら中居君もそうですよ。

中居:
僕ですか。僕ね、今度お見合いするんですよ。

坂井:
え? 本当ですか? 

中居:
うん。

坂井:
本当に?

中居:
うん。しようかなと思って、で、話が今ちょっと進んでるんですけど。

坂井:
番組で?  

中居:
いや、プライベートで。

坂井:
ええ!? 本当ですか? 

中居:
うん。

坂井:
すごーい。

中居:
だから、どのぐらいだろう? 再来月ぐらいに時間がとれれば。

坂井:
………うそだ。

中居:
いや、本当。本当に。

坂井:
本当にお母さんとか、みんな知ってる話なんですか? 

中居:
いや、両親はあれなんですけど。だから、今度、写真撮りに行くんですよ、ちゃんとした写真。

坂井:
すごーい! そうですか。

中居:
だから、これで結婚したら、もっと面白いかなと思って。で、超派手婚にしてね。みんな地味だ地味だっていうから。そんな人生の第二のスタート、地味に始まんじゃねえ! ってね。

坂井:
へぇー。すごい。

中居:
お見合いしようかなって思ってるんですよ。良くないですかね? 

坂井:
いや、でもね、一回は経験してみてもいいと思いますけども。

中居:
一人、候補がいるんですよ。で、そのお見合いセンターの人がね………。

坂井:
え!? お見合いセンターに入ってるんですか!? 入ったんですか!? 

中居:
っていうか、いちおうお話を。写真いろいろと来るんですって。で、男性の人も送るみたいで。僕のもそろそろあれしなきゃいけないんですけど。そしたらね、一人ね、「中居さんとしてもいいですよっていう人がいるんで、いかがですか?」って。「僕まだ写真とか撮ってないんで、撮ってからですね」っていって。僕と同い年の人らしいんですよ。それで青森の人なんですって。で、青森から東京にわざわざお見合いに来るっていうから、ね、それでほら「いや、申し訳ないですけど」って言えないしね。その勢いで嫌でも結婚するの嫌だなと思って。

坂井:
すごいカッコいい。でも、それって本当にプライベートのことなんですか? 

中居:
ええ。

坂井:
ええ!? それで、ちゃんとやっぱりああいうところって、「理想のこういう人がいて」って書くんですか? 

中居:
そう。だから、仕事もだから書かなきゃいけないんです。だから、「普通の人がいい」とか。

坂井:
「専業主婦やてくれる人がいい」とか。

中居:
だから、お見合いセンターの人もやっぱり、出来れば出来たで、やっぱりね、他にも選ぶわけですから、なるべく出来るようにって努力してくれますし。

坂井:
へぇー。

中居:
おかしいっスかね? やっぱり。

坂井:
ううん。おかしくないです。

中居:
ね。「SMAPお見合い!!」。

坂井:
言っちゃっていいんですか? 

中居:
うーん? これもまたジャニーズの新しい形かなと。

坂井:
形ですか? 

中居:
ええ。僕ね、そういうの好きなんですよね。レールを踏み外しちゃうような。

坂井:
素敵です。でも、すごい経験してみたら絶対いいですよね。

中居:
そうそう。成功とか不成功とか、別としてやっぱりね。普通の人はみんな経験できるわけですから。僕、SMAPだからしちゃいけないってことないと思います。しようかなと思ってるんですよ。

坂井:
「あとは若いモンに任せて」とかいって。

中居:
「空が青いですね」とか言うんでしょうね。

坂井:
どういうふうに話すんですか? 

中居:
どうなんだろうな? SMAPっぽくなっちゃいけないだろうし。かといって、畏まっちゃうと「ああ、裏表激しい」とか言われるのも困りますしね。

坂井:
そうですよね。

中居:
ちょっと渋めにいきますわ。

坂井:
…………。

中居:
いつもと違う渋い僕で。

坂井:
やってみてください。

中居:
いやぁ、照れちゃうなぁ、そんなこと言われちゃったら。ちょっと渋めな僕で。

坂井:
楽しみですね。ぜひ話聞きたいです。お見合いしたら。

中居:
どうですか? お見合い。やってみます? 

坂井:
お見合い、いいですね。

中居:
僕とお見合いします?

坂井:
あ、いいですね。しましょうか。知ってるのに。

中居:
ちゃんと履歴書とか書いて。

坂井:
ちゃんとお見合い雰囲気をね、やっぱ味わいたいですよね。

中居:
そう。ちゃんと僕、七三でいきますよ、ピチーって。

坂井:
じゃあ、私も着物着て。

中居:
僕、スーツ着ますよ。背広着ますわ、背広。

坂井:
それも、背広。そう、でもさ、知らないですもんね、まだまだぜんぜんね。

中居:
そう。

坂井:
だからね。

中居:
俺の人生、どうなっちゃうんだろうなぁ。

坂井:
おかしい。

中居:
いろいろ開発するのが好きでね。なんかでも、今、いちばん興味のあることって何ですか? 

坂井:
今ね、車の運転。

中居:
車。

坂井:
うん。やっとね、今までね、普通18歳から取れるじゃないですか。ぜんぜん興味が湧かなくてね、取らなくて。で、去年いきなり「取りたい!」って。神様が「取りたい!」って言ったような感じでね。

中居:
「取ったほうがいいよ」って。

坂井:
うん。で、やる気になって。自分で教習所に通って、自転車でターッて。それで取ったんです、今年の2月に。まだほやほや。

中居:
一発で合格ですか? 

坂井:
うん、一発で。仮免だけ教習所で一回落っこっちゃったんですけど、あとはね、だからね。

中居:
今、乗ってます? 

坂井:
乗ってます。毎日乗ってます。

中居:
移動とかも自分で。

坂井:
うん。そう、移動も。今日は久し振りにお仕事の時に乗ってきたんですけど。マネージャーさんとなりに乗せて走って、初めてぶつけちゃったんですよ。

中居:
あら、今日ですか? 

坂井:
今日じゃないんです。前の時に。

中居:
ガァーンて? 

坂井:
すごい大きい音するんですね。

中居:
びっくりしました? 

坂井:
びっくりしました。

中居:
どこ当てたんですか? 車の。

坂井:
右のタイヤの後ろの、何て言うんだろう? ああいうとこって。

中居:
あ、タイヤがあって隠れるとこ。ガンッてこすっちゃったんですか? 

坂井:
なんかね、白いポール。あの、こすったんでしょうね。でも、すごい音でしたよ。ボーン!! 

中居:
うわ! ヤベえ!! って。

坂井:
もうね、見るのが怖くて。「もういいよ。大丈夫、大丈夫。平気、平気。どうせ、いつかぶつけると思ったんだから」ってマネージャーに言いながら、顔がすごい引きつって。「見れないから先に見てちょうだい」とか言って。

中居:
見たってべつに、傷っていったってね、後で見ても傷口は変わらないですから。

坂井:
そう。でも、ちっちゃかった。

中居:
よかったですね。車、今いちばん楽しいんだ。

坂井:
そう。楽しい。

中居:
ドライブとかするんだ。遠いとこ行ったり。

坂井:
そう。行きたくなくっても、道に迷って遠いとことかすごい行ってます。このあいだなんて、目的地に着くどころか、家に帰れないかと思っちゃった。

中居:
だって、時間があるでしょ、ちゃんと。

坂井:
そうなんですよ。でもね、家から東久留米のほうに行きたかったんですよ。それが小金井街道っていうところを通ってて、行き過ぎて所沢まだ行っちゃって。で、戻ろうって思ったんだけど、車ってすぐに戻れないじゃないですか。どっかでUターンしなきゃいけないから。それで、Uターンしたら、また間違っちゃったみたいで、今度は浦和まで行っちゃったんですよ。それで、「私はもう、今日は家にも帰れないと思って」。で、そういう時って絶対ガソリンスタンドに入って聞いて。

中居:
それがいちばん早いですよ。

坂井:
それで聞いたら近道教えてくれて。そしたら、また今度迷って、今度は崖から落ちそうになっちゃって。変な工事で山になってて、ガーッて。

中居:
なに? 崖のあるようなところに行くの? 

坂井:
そう、田舎のほうでね。「ここ一こ信号行ったところを、ちょっと狭い道だけど、道なりにクネクネ行けば、小金井街道に戻れるから」って教えてくれたから、そこをクネクネ行ってて。けっこう後ろからも車つしてきたから、「あ、いい感じだな。ここは抜け道なんだな」って思ってたんですよ。そしたらね、いきなり私、一台になっちゃって。「でも、いいの。私はここを聞いたんだから」と思って道なりに行って。

中居:
それ、一人? 

坂井:
そう、一人で。そして、真っ暗な道で、キューッてなんか怖くてブレーキ踏んだら、なんか工事現場で崖になってて、下が。真っ暗でわかんなくて落ちそうになっちゃって。

中居:
危ないよ。

坂井:
そうなんですよ。だから、すごい怖かった。

中居:
それ、危ないなと思って踏まなかったら、落ちてたわけ? 

坂井:
落ちてたんです。どうなってたんだろう? と思って。

中居:
今、お会いしてないですよ。

坂井:
そうですよ。

中居:
僕のお見合いの話も聞けませんでしたよ。

坂井:
そうですね。

中居:
危ないって、気をつけないと。

坂井:
ね、本当に。

中居:
カッコ悪いじゃないですか。「坂井真紀、崖から落ちて死亡」みたいなの。

坂井:
でもね、まだね、本当は取ってからお買い物に行くのがいちばん夢だったんですよ。

中居:
買い物行きました? もう。

坂井:
行ってないんです。停められないから。

中居:
停められないって、ブレーキないんですか?

坂井:
ううん、違う。都内、なんか車が混雑してて。

中居:
縦列駐車とか。

坂井:
縦列なんて絶対出来ないんですよ。だから、走るぶんにはいいんですけど。だから、行けてね、昼間の空いてるスーパーマーケットに駐車場とかついてるじゃないですか。そこで自由にどこでもいいから停められる時間帯に停めるぐらいで。あとはね、停められないから。

中居:
もっともっと便利なのに、車は。

坂井:
ね。

中居:
本当、便利ですよ。

坂井:
本当に。

中居:
いや、僕も免許持ってないんですけど。

坂井:
え? そうなんですか? 

中居:
僕あの、通ったんでけども、途中でダメになって。

坂井:
断念しちゃったんですか? 

中居:
時間切れですね。

坂井:
嫌でした? 教習所。

中居:
いや、面倒臭いんですよ。

坂井:
そうですよね。面倒臭かったです。

中居:
で、いろんな人にね、「はん、中居だ、おら!」みたいなね。ちょうどほら、18、9のね、若い子たちがいてね。怖い子がね、いっぱいいるの。「おらぁ! てめえ運転できんのかよ!!」なんて。「俺のが髪長ぇぜ!!」みたいな奴。

坂井:
私もそうだった。

中居:
「もう勘弁してくれよ」って。俺、すごい弱いから。でも、事故には本当、気をつけて下さいね。

坂井:
ね。

中居:
まあ、今後はでもね、お芝居もするでしょうし、歌もするでしょうし。そうね、楽しくやりたいっていう気持ちだけはね、忘れてほしくないなって思います。

坂井:
そうですよね。

中居:
はい、今日はどうもありがとうございました。

坂井:
ありがとうございました。

中居:
はい、今夜のゲストは坂井真紀さんでした。どうもありがとうございました。

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