- 華原:
- こんばんは、華原朋美です。「TK MUSIC CLAMP」始まりました。12月に入りましたね。1年を締めくくる時期ですが、皆さんはやり残したことがありませんか? 私は、たくさんあるようで、ないような、っていう感じです。さぁ、今日のゲストを紹介したいと思います。今日のゲストは奥居カオルさんです。
- 奥居:
- あ、香です。
- 華原:
- 奥居香さんです。よろしくお願いします。
- 奥居:
- はい、よろしくお願いします。
- 華原:
- すいません。ごめんなさい。
- 奥居:
- いえ、いいですよ。
- 華原:
- 奥居香さんです、よろしくお願いします。
- 奥居:
- よろしくお願いします。
- 華原:
- すいません。
- 奥居:
- いいえ。
- 華原:
- もうなんか、緊張しちっゃて口が回らないんですよ、私。
- 奥居:
- リラックスして。大丈夫です。
- 華原:
- はい、すいません。
- 奥居:
- 怒ったり、殴ったりしませんから。なんか、しそうでしょ?
- 華原:
- いや、ぜんぜんそんな。
- 奥居:
- 大丈夫ですか? リラックスして。
- 華原:
- 今日は本当にありがとうございます。
- 奥居:
- いいえ、とんでもない。
- 華原:
- なんかお会いしたことって、えぇと、初めてですよね?
- 奥居:
- そうですね。歌番組とか、でも華原さんがワァーッてテレビいっぱい出てらっしゃる時って、ちょうどプリプリがもう解散した頃だったのかな? あまりないかもしれませんね、番組で一緒になったとか。
- 華原:
- でも、私はよくテレビで見てました。
- 奥居:
- あ、そうですか。ありがとうございます。
- 華原:
- あの、プリプリが解散をするっていう時は、すごい悲しかったんです。
- 奥居:
- あ、そうなんですか。プリプリとか聴いてた世代ですか?
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- あ、そうなんですか。
- 華原:
- あの「M」とか歌うのすごい好きでした。
- 奥居:
- あ、そうなの?
- 華原:
- Mを好きな人の詞に代えて歌うのが好きでした。
- 奥居:
- あ、じゃあ、カラオケとかで。
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- 意外です。
- 華原:
- 意外ですか?
- 奥居:
- なんか、華原さんのやってる音楽を聴いてると、あんまりプリプリとかはどうなのかな? っていう感じだったから。
- 華原:
- でも、こういうジャカジャカジャーンって、そういう曲もすごく多いと思うんですけど、でも、すごくしなやかな、しっとりした曲もすごく多いと思うんですよ。私はそういう曲がすごく好きで。
- 奥居:
- しっとり系。
- 華原:
- 本当に。
- 奥居:
- そうなんですか。
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- ありがとうございます。
- 華原:
- ありがとうございます。なんか、勇気を与えてくれたっていう感じがします、すごく。
- 奥居:
- あ、そうですか。ありがとうございます。
- 華原:
- 今はソロで活動なされてて、新曲の「SPARKLE」聴かせていただきました。
- 奥居:
- ありがとうございます。さらに、はい。
- 華原:
- 聴かせていただきましたけど、いい曲ですね。
- 奥居:
- ありがとうございます。
- 華原:
- どんな思い入れとかがあるんですか?
- 奥居:
- そうですね、あの、「SPARKLE」の曲だけというわけではないんですけど、ずっとまあ13年ぐらいバンドやってて、それを解散してソロ活動始めたんで。
- 華原:
- 13年間ですか。
- 奥居:
- そうですね、13年ちょっとぐらいかな。で、それを終らせてソロ活動を始めたんで、やっぱりずっとバンドっていうかグループでいると、今まで13年間いろいろやってきたことっていうのは、メンバーと一緒にやってきてたから。自分一人の個性とか、自分が本当にやるべきこととか、やりたいことっていうのを、まあ、探しながらっていう感じになっちゃうんですよね。で、若い頃っていうか、デビューをしたての頃とかって、けっこうそういう感じでしょ。「自分は何をやるべきか」とか「何がやりたいのか」って、きっと華原さんもデビュー当時、すごい探りながらね。
- 華原:
- はい。今も探ってます。
- 奥居:
- 今でもそうですか?
- 華原:
- そうです。
- 奥居:
- まあ、そういうもんだと思うんだけど、まあ2度目のデビューというか。新人なんだけどとしはそんなに若くないし、とか。
- 華原:
- そうですか?
- 奥居:
- 新人なんだけど経験はあるし、とか。いろんなところで何か自分のこれからやっていくことを探ったりとか、考えたりするのが難しいって、一言で言っちゃえば難しいし。なんかいろんなことを考えちゃうんですよね。だから、すごく「SPARKLE」とか、1枚目に「ハッピーマン」っていうシングルを出したんですけど、そういう2曲を「本当にこれは自分がやりたいことだ」って確信できて発表しているものだから、やっぱりね、すごい愛情というか。
- 華原:
- 愛情があるんですね。
- 奥居:
- うん、そうですね。
- 華原:
- あの、「あいのうた」。
- 奥居:
- あ、はい、アルバムからですね。
- 華原:
- あの、デモテープをそのまま?
- 奥居:
- あ、はい。あの、デモテープと今レコードっていうのは、だいぶ形がね、やっぱり違うんですけど。私、デモテープはギターで適当に歌ったりとか、ピアノ弾いて歌ったりとか、様々なんですよ。で、まあせっかくソロになったのに、やっぱりバンド形態で今やってるんで。
- 華原:
- はい、ビデオでもそうですね。
- 奥居:
- そう、男の人と一緒にやってるんで、ついスタジオでアレンジとかしてると、一人でやるよりね、一緒にやったほうが新しいこととか生まれそうだから。なんかね、一人だと、ソロだから一人でやっちゃえばいいんだけど、ついバンドでやりたくなっちゃうからね。まあ、「あいのうた」なんかは、デモテープの時にピアノと歌とでやってて、「なんか、それも良かったね」ってスタッフの人とかの意見もあって。
- 華原:
- すごいね、私、いいなって思いました。
- 奥居:
- 本当に?
- 華原:
- はい。あの、ピアノを弾きながら奥居さんが歌って、そのまんまを形にしたっていう。
- 奥居:
- そうです。だから、レコーディングとかって緊張するほうですか?
- 華原:
- レコーディングですか? 緊張は……、恥ずかしいです。
- 奥居:
- え? なんで?
- 華原:
- なんか恥ずかしいんですよね。
- 奥居:
- レコーディングが?
- 華原:
- はい。こういうなんか、マイクに歌うのがなんか恥ずかしいです。
- 奥居:
- あ、本当に? でも、ライヴとかのほうが人がいっぱい見てるから、恥ずかしくない?
- 華原:
- いや、なんか、私はぜんぜん、そんなにいっぱいライヴとかコンサートとかをやったことがないんですけど、今まで経験した中だと、ライヴっていうのは、すごくなんか自分が発揮できるっていうか。
- 奥居:
- ああ、発散するからかなぁ?
- 華原:
- 恥ずかしいのも恥ずかしいんですけど、でも、すごい歌えて。
- 奥居:
- 盛り上がるら?
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- じゃあ、例えばテレビとかってブラウン管の向こうに、今日もそうですけど、何万人っていう人がいるわけじゃないですか。そういう時も緊張したりとかしません?
- 華原:
- あ、今日は緊張してます。
- 奥居:
- 普段はそうでもないですか?
- 華原:
- 普段ですか? 普段も緊張しますけど、今日は特に緊張して。
- 奥居:
- あ、そうですか。でも、それよりもレコーディングで歌うほうが緊張したりとか、恥ずかしかったりする?
- 華原:
- 恥ずかしいんですね。
- 奥居:
- 恥ずかしい?
- 華原:
- 恥ずかしくないですか?
- 奥居:
- 私、レコードで歌うのが一番恥ずかしくないと思うかもしれない。
- 華原:
- そうですか?
- 奥居:
- なんか、身内しかいないじゃいなですか。身内ってかさ、家族とかじゃないけど、スタッフもすごく限られたスタッフだから、すごいカッコ悪いこととか、大失敗とかしても、「あ、失敗しちゃった!」って済まされるじゃないですか。
- 華原:
- なんか私には、それがまだ恥ずかしくて出来ないんです。
- 奥居:
- あ、そうですか?
- 華原:
- あの、レコーディングの時に限っては、なんかそういう。ちょっと音とか外したりすると、なんか恥ずかしくなっちゃうんです。
- 奥居:
- 恥ずかしいの? 何でだろう?
- 華原:
- どうしてですか?
- 奥居:
- いや、私が聞きたいですね。
- 華原:
- 先輩として答えを教えて下さい。
- 奥居:
- 何だろう? 小室さんがいるからかな?
- 華原:
- あ、それもあると思います。恥ずかしい! もう、どうしよう!!
- 奥居:
- 率直に聞きすぎですか? 私。
- 華原:
- 恥ずかしいです。
- 奥居:
- そうですか。でもほら、一番身近な人には、一番みっともないとこ見せられるじゃないですか。
- 華原:
- 見せられないんですよね、それは。
- 奥居:
- 本当? じゃあ、いつも綺麗にしてて、みっともないとことか出来るだけ見せないように努力してんだ?
- 華原:
- いや、そういう……。
- 奥居:
- 可愛い女の子だね。蚊か いや、ち、違うんですよ。ちょっと待って下さい。
- 奥居:
- え? なんで?
- 華原:
- レコーディングの時は、なんかその通りなんですよ。小室さんが側にいてくれて、それで歌うっていうのは、なんかすごく恥ずかしくなっちゃうっていうのもあるんですけど。でも、ちょっと音を外したりとかすると、すごく恥ずかしくなっちゃうっていうのはあるんですけどね。
- 奥居:
- 本当に。
- 華原:
- 奥居さんも、去年、結婚なされましたね、岸谷吾郎さんと。
- 奥居:
- ええ、はい。
- 華原:
- 写真を見ました。
- 奥居:
- 写真ですか? どんな?
- 華原:
- スタッフの方がすごい大きくして。
- 奥居:
- 何の写真ですか? スタッフの人が大きくしたなんて。よくわからないですけど。
- 華原:
- 見せていただいたんですけど、恥ずかしくないですか? いろいろと。
- 奥居:
- いろいろと? 恥ずかしかったらねぇ。
- 華原:
- 恥ずかしいことってありましたか?
- 奥居:
- 恥ずかしいことですか? 何だろうなぁ?
- 華原:
- 歌を歌って奥居さんと、あと。
- 奥居:
- あ、普段と。
- 華原:
- 普段とあるじゃないですか。
- 奥居:
- あ、でも逆に歌を歌ってる時っていうのは、言ってみれば自分が一番自信を持ってっていうか、愛情とか力を注いでることでしょ。で、日常生活って、わりとそんなに特別に力注いでないって入ったら変だけど、普通じゃないですか。だから、歌ってるとことかは、見られて恥ずかしいというよりは、どちらかっていうと、たまに見てお株を上げてもらいたいっていうほうが強いですけどね。
- 華原:
- 今はあれですよね? 結婚して、それで炊事、洗濯、区役所、銀行忙しいって聞いたんですけど。
- 奥居:
- ずいぶん細かいこと知ってますね、どこの情報かわかりませんけど。まあでも、もう1年以上経っちゃったから、それも最初のうちはそういうのも新鮮で、「忙しいな」と思いながらもおかしかったんですけど。もうそれも一段落して、今はだから、意外と安定してちゃんと音楽やってっていう感じですかね。
- 華原:
- 両立させるのって難しいですか?
- 奥居:
- どうだろう?
- 華原:
- 安定してるとは。
- 奥居:
- どうでしょう? でも、どうしても結婚すると、「仕事と、家庭と」っていうのは天秤にかけられがちですけど、例えば華原さんとかもそうだけど、結婚していなくてもお付き合いしているとか、一般的にも結婚してなくても一緒に住んでる方とかいるでしょ。で、そういう人も、あんまり結婚したからっていうのは、戸籍とかそういう法律的に、社会的に変るだけで、多分、内容は同じだと思うんですよ。まあ、責任という意味では少し違くなるかもしれないんだけど。だから、あんまりね、そんなに「私、両立してます!」とか「両立するんだ!!」とか、そういう気もなくて。どっちも出来て初めて一人前って言ったら変だけど、スタートラインかなと思うんで、あんまり気にはせず、出来ない時は出来ないしっいていう感じなんですけど。
- 華原:
- そうなんですか。あの、料理とか、得意料理とか聞いてみたいんですけど。
- 奥居:
- お料理ですか?
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- お料理します?
- 華原:
- 私ですか? 今、勉強中です。
- 奥居:
- 勉強してんの!?
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- どうやって? どうやって勉強してるんですか?
- 華原:
- いや、ちょっと言えないんですよ。
- 奥居:
- あ、言えないんだ。勉強ねぇ。勉強、私はしたことないなぁ。あの、適当に「まあ、食べれればいいか」っていうぐらいのことなんで。
- 華原:
- そうですか。岸谷さんの好きなお料理とかあるんですか? 奥居さんの作るお料理で。
- 奥居:
- どうでしょうね?
- 華原:
- あんまりそういうことは聞いちゃいけないんですか?
- 奥居:
- いや、いいですけど。多分、食べなきゃ死んじゃうんで、何でも食べてますけど。どうでしょうね? あんまりなんか「好きなお料理はな〜に?」とか、そういうキャラクターでもないので、あんまりそういう会話もしたことがないですけど。
- 華原:
- どんな話するんですか?
- 奥居:
- どんな話? どんな話してます?
- 華原:
- いろんな話をしますけど。
- 奥居:
- 例えば? 「昨日、夢を見たの〜」とか、そういう話とかですか? どういう話をするんですか?
- 華原:
- 「そろそろレコーディングしなくちゃねぇ」とか。
- 奥居:
- ええ!? 本当に!? それ、けっこうだって、仕事の話じゃないですか。
- 華原:
- 仕事の話もしますよ。
- 奥居:
- え? じゃあ、二人でなんかお茶のか飲んでて、「そろそろレコーディングしなきゃねぇ」とか言って話してんですか?
- 華原:
- お茶とか飲んだことないですね、あんまり。
- 奥居:
- あ、そうなんですか。もうちょっと普通の「今日、テレビ見たんだけどさぁ」とか、そういう話もしますよね?
- 華原:
- 私は勝手にするんですけど、あっちは聞いてるだけっていう。
- 奥居:
- 男の人って、でも比較的そうじゃないですかね? 女の子のほうがお喋りでしょ? だって。
- 華原:
- 私はすごい喋りますけどね。
- 奥居:
- そうですか。何となく見てみたいですね、一緒にいるところもね。
- 華原:
- そうですか。
- 奥居:
- なんか、今日は変わった話になってしまいましたか? もしかしていつもより。
- 華原:
- いえ、いろいろなお話、こんなにしてくれると思わなかったんですよ。
- 奥居:
- そうですか。
- 華原:
- すいません。
- 奥居:
- いえ、大丈夫ですけど。
- 華原:
- あの、で、どんな話をされるんですか?
- 奥居:
- 私ですか? そうとう聞きたいんですね。
- 華原:
- 聞いてみたいです。正直に言って、想像が付かないんですよ。
- 奥居:
- ああ、そうでしょうね。
- 華原:
- 悪い意味じゃなくて。
- 奥居:
- 接点がないですからね。
- 華原:
- どこで出会って、どこでこういうふうになってどこでって、私がそんなことを聞いたらすごく生意気だと思うんですけど。
- 奥居:
- いえいえ。まあでも、知り合ったのは仕事ですけど。お芝居の劇伴をやったんですよ、私。劇伴ってわかりますか?
- 華原:
- わかりません。
- 奥居:
- 芝居の音楽ですね。だから例えば歌詞が、歌が入ってるものじゃなくて、芝居の中っていっぱい音楽がかかるでしょ。テーマ曲とか、わかんないけど、「なんとかだ!」♪ジャーン〜とか。そういうなんかほら、音楽が芝居の間ってかかるじゃないですか。それをやったんですよ、旦那さんのお芝居の音楽を。それでまあ、親しくなってっていう感じだったんですけど。普通でしょうね。あんまりまあ、よその人とね、較べる機会がないんで、世の中の人はみんな自分が普通だろうと思ってると思いますけど。私も、うちは普通だと思いますけどね。
- 華原:
- そうですか。
- 奥居:
- そうですね。
- 華原:
- 普通の。
- 奥居:
- 普通の会話で。だから、あんまり仕事の話とかはどうでしょうね? あんまりしないかな。
- 華原:
- そうですか。
- 奥居:
- ジャンルも違うしね。なんて細かいこと言ってますけど。
- 華原:
- そうですか。じゃあ、そういうことなんなんですね。
- 奥居:
- そうですね。でも、レコーディングの時とか、さっき話が途中でどっか飛んじゃったんだけど、「あいのうた」のデモテープの話してましたでしょ。あれは、デモテープをそのままっていうんじゃなくて、デモテープでやってたのと同じことを、デモテープの時は歌詞がないので、歌詞を付けてデモテープの時と同じように録ったんですよ。つまりは、レコーディングってほら、一つずつダビングしていったりするでしょ。歌とかも後だし。そうじゃなくて、ピアノを前にして、ギターの子もギター弾いてもらったんだけど、ギターの子が横にいて「せーの」って言って始めて、何テイクか録って、良かったテイクをそのままレコードにしたんだけど。その時って、何か一個失敗するとおしまいだから、やり直しができないでしょ。だから、すごい緊張して。そういうなんか話をね、家に帰って「大変だったんだよ」とか言って話したりはしますけど。
- 華原:
- あの、ピアノでそういう音楽を作るのと、あと奥居さんはギターも素晴しく抜群に。
- 奥居:
- え? そうですか? 抜群じゃないけど。
- 華原:
- すごくウマいじゃないですか。カッコいいじゃないですか。
- 奥居:
- ありがとうございます。
- 華原:
- どういうふうに違いますか? 作るっていう意味では。
- 奥居:
- そうですね。あの、私は子供の頃から慣れ親しんでいたのはピアノなんですよ。
- 華原:
- 小さい頃からピアノがあったっていう環境だったんですか?
- 奥居:
- そうです。生まれた時からピアノがうちにあって。
- 華原:
- いいですね。
- 奥居:
- それで小学生の時とかも習ってたし、唯一まあ、自分が学校とかクラスの中で人よりちょっと出来るなっていうのはピアノだったんですよ。だから、ずっとピアノで生きてきたので。
- 華原:
- すごいですね。
- 奥居:
- いや、ぜんぜんすごくないんだけど、ピアノのほうがきょく作る時とかは、安易な言葉で言っちゃうと、楽と言えば楽なんですよ。いろんなまあ、「困ったな」っていう時の対処の仕方とか、「こうしたらこうなるな」っていうのがわかるんで楽なんですけど、敢えてちょっとわからない未知のの楽器っていうか、そういう意味でギターを持つことっていのうはありますけどね。なんかね、手クセとかいろいろあるから、楽器。
- 華原:
- 手クセ?
- 奥居:
- なんか例えばほら、自分のクセってあるでしょ。階段は必ずどっちの足から登っちゃうとか、癖があったりとか。
- 華原:
- あ、そんな細かいんですか。
- 奥居:
- いや、わかんないけど。そういうクセがあるように、ギターとかピアノとかも「ここを押さえたら、次はここにいっちゃうクセがある」とか、「これを押さえたら次はここにいきたくなっちゃうクセがある」とか、そういうふうにクセがあるんですよ、人には。で、なんかふと気付くと「あ、またあのクセ出ちっゃたな」っていうことがけっこうあるので、そういうの「ああ」って思った時は、もう「えいっ!! ギター」っていう感じになりますけど。でも、どっちも楽器として好きなので、どっちでも作るし。逆に楽器を持たずに曲を作ることも多いんで。
- 華原:
- 楽器を持たずに曲を作るっていうのは、頭の中で?
- 奥居:
- メロディだけ。だから、♪なんとか〜って歌うでしょ。それを考えるっていう。自分の中で出て来た♪あぁ〜って歌って、書き留めておいたりとか。で、デモテープ作る時に、楽器なんかあるものでっていうのも。
- 華原:
- すごいですね。それは才能ですね。
- 奥居:
- そうですか?
- 華原:
- 才能があるっていう感じですけど。
- 奥居:
- でも、どうでしょうね? もしかしたら神様からいただいた才能なのかもしれないですけど。
- 華原:
- すごいです。
- 奥居:
- いえ、とんでもない。それしか出来ないんで。
- 華原:
- 私も歌を歌うことしか出来ないんです。
- 奥居:
- 歌以外にはやらないんですか?
- 華原:
- 歌以外っていうと?
- 奥居:
- それこそ芝居とか。
- 華原:
- あ、でも、絶対無理です。
- 奥居:
- そうなんですか?
- 華原:
- でも、時々こうやっていろんな方をゲストに迎えてお話しをしていると、例えばその方は曲も出してるけれども、でも女優さんだったりとかする方も来て下さるんですよ。そういう中で「あ、ちょっと何かやってみたいな」って思ったりもするんですけど。でも、まず考えて、私は台本っていうものを覚えられないっていう。
- 奥居:
- そんなことはないですよ、きっと。なんて、私も出来ないんでわからないですけど。そんなことないと思いますけど。なんか意外と好きそうですけどね、パッと客観的に見ていると。「何かいろんなことをやりたいんじゃないかな」っていうふうに見えるけど。
- 華原:
- いろんなことはやりたいんですけど、でも、敢えて絶対なんか「無理そうだな」っていうものには手を付けたくないっていう。
- 奥居:
- ああ、なるほど。意外と保守的な一面もあったりするわけですね。
- 華原:
- すいません。
- 奥居:
- いいえ、とんでもないです。
- 華原:
- あの、奥居さんの書く詞が、すごく私は好きなんです。
- 奥居:
- ええ!? 恥ずかしい。はい、ありがとうございます。
- 華原:
- すごい本当にいろんな人が勇気付けられたと思います。
- 奥居:
- あ、そうですか。ありがとうございます。
- 華原:
- 私も勇気付けられたので、ありがとうございます。
- 奥居:
- いいえ、とんでもないです。
- 華原:
- あの、どういう時に詞が浮かんだりとかして、書き留めたりするんですか?
- 奥居:
- 詞は、私はどちらかというと作曲のほうが自分では得意っていうか、向いてて。作詞は、じつは、すごく苦痛なんですよ。
- 華原:
- そうですか?
- 奥居:
- ええ。そうは思いませんでした?
- 華原:
- はい、思いません。
- 奥居:
- すごい苦痛で。だからプリプリの時とかは、他にね、メンバー4人もいたし、すごくいい作詞家の子たちがいたので、けっこうなんかもう「任せた!!」とか言って。まあ、バンドってけっこう分担作業ですからね。
- 華原:
- あ、そうなんですか。
- 奥居:
- だから、「じゃあ私、曲やっとくから、詞、書いといてね」みたいな感じで、うまく割り振ってたんですけど。
- 華原:
- 楽しそうですね、それ。
- 奥居:
- 楽しいですね。やっぱり好きなことだけやってれば済む、みたいなところもあるから。で、やってたんだけど、ソロになったらね、そういう人もいなくなっちゃったし。だから、ソロになってすごく詞は書くようになったんですけど、やっぱり曲が出来て、リズムとかとって、いざ歌入れっていうギリギリまで書かないです。書けないですね。
- 華原:
- 書けないですか。
- 奥居:
- 華原さんの書いてましたよね、この前。
- 華原:
- 恥ずかしいです。
- 奥居:
- シングルのやつですよね。
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- あれは、どういう時に書いたんですか?
- 華原:
- あれは、どういう時に?
- 奥居:
- 曲が出来て、「ああ、書かなきゃいけない。間に合わないから書かなきゃいけない!」っていうふうに書いたんですか?
- 華原:
- そういうのではなくて、私は詞を書くって言って机に向かうタイプじゃないと思うんですけど。
- 奥居:
- あ、そうなんですか。普段から何か?
- 華原:
- いろんなものを見て、で、それで感じて、それで頭にずっと残ってるものが、そのままなんか出来たっていう感じだと思うんですけど。もう薄れてきました。
- 奥居:
- なんで? 発散しちゃったら薄くなっちゃうのかな? 何でしょうね?
- 華原:
- わかんないんですけど。でも、本当に苦痛なんですか?
- 奥居:
- 苦痛。苦痛って言っちゃうとまあ、言葉が悪いですけど。「ああ!! 詞を書かなくちゃいけない」みたいな、なんか「ああ!!」っていう感じではあるんですよ。で、やっぱり自分で歌う時に、人が書いてくれた詞だとね、例えばラブソングとかってやっぱり、例えば面と向かって現実じゃ絶対に言えないようなことを歌うわけじゃないですか。「あなたがいないと、私はもう息も出来ない」みたいなね。でも、そんなこと絶対に男の人を前にして言えないことでしょ、例えばちょっとだけそう思ってたとしても。そういう口が裂けても言えないようなことを歌うわけで。で、そういうことを書くのが恥ずかしいっていっちゃあ、恥ずかしいじゃないですか。
- 華原:
- あ、そうですね。初めて今わかりました。
- 奥居:
- え!? なにが? そう。だから、恥ずかしいから、出来るだけ、まあ、そうは言っても歌のほとんどはラブソングだから、やっぱり恋愛のことを書くわけでしょ。出来るだけ詞を一生懸命書いたら、「私が書いたんじゃない」って自分で思い込んで。で、絶対に自分の字とかじゃなくて、ワープロでビシッと打って。
- 華原:
- ワープロですか。
- 奥居:
- 打ってもらって。私、打てないんで打ってもらって。で、貼って、「もう、あくまでも自分は歌手で、この詞を歌う」っていうふうに思わないと。「この詞を私が書いて、これを私が歌って」とか思うと、すごい恥ずかしくなっちゃうんですよね。そんなことありません?
- 華原:
- いや、私はもう、本当にねはもうじゃないですけど、そこまで奥居さんみたいにいっぱい詞を書いたことがないので。
- 奥居:
- いや、私もまだまだちょっとですけど。
- 華原:
- そんなことないですよ、本当に。
- 奥居:
- いやいや。まだまだ駆け出しですけど。
- 華原:
- 何をおっしゃいますか。
- 奥居:
- でも、きっと想像したら恥ずかしいような気がしません?
- 華原:
- 今、初めてわかりました。
- 奥居:
- で、しかも華原さんなんかも、「あなたが」って言うと、あなたっていう人を想像されちゃうわけじゃないですか、聴いた人に。ほとんど皆さん顔が出てきちゃうわけでしょ。そういうのって余計に恥ずかしかったりしません? 恥ずかしいですよね?
- 華原:
- きっとその「あなた」は。恥ずかしいこと書いてるなぁって、今、初めてわかりました。ありがとうございます。
- 奥居:
- いいえ、とんでもない。だから、すごい詞を書く時って葛藤しちゃうんですよね、自分の中で。だから違うことを書いても、「あ、もしかして読んでる人が」って。まあ、結婚とかしちゃうとやっぱりね、相手がボンッ! て出てきちゃったりすると、そういうふうに思われたらなんかちょっと恥ずかしいし。なんかもっと歌は現実じゃないところもたくさんあるし、なんかわりと夢の世界のものだったりするじゃないですか、歌詞って。
- 華原:
- はい。私はそういうの好きです。
- 奥居:
- だから、あんまりリアルに捉えて欲しくないなと思いながら書くことも、多いは多いですね。
- 華原:
- 奥居さんは、いろんな人をプロデュースなされてるじゃないですか。私は、特に観月ありさちゃんに。
- 奥居:
- あ、ずいぶん古いの知ってますね。
- 華原:
- ♪きらめくシティライト、ざわめくエデンの街で〜っていうのが、すごい好きなんですよ。
- 奥居:
- そうなんですか。
- 華原:
- もう本当、好きなんですよ。
- 奥居:
- カラオケで歌ってるんですか?
- 華原:
- もう歌ってます。
- 奥居:
- ありがとうございます。
- 華原:
- いえ、とんでもないです。ありがとうございます。
- 奥居:
- いいえ。あれは、観月さんのあの曲は、初めて自分一人でプロデュースという形で関わらせてもらったお仕事なんですよ。それまでは楽曲提供とか、あとは信頼できるアレンジャーの人とかに「こんな感じで。じゃあ、あとはお願いします」みたいな感じで。だから、プロデュースっていうお仕事は、観月さんが初めてだったんですよ。だから、すごい緊張っていうか、責任の重さみたいなものに、「どうしよう!? どうしよう!?」ってけっこう思ってましたけど。
- 華原:
- 責任。責任という言葉がすごい似合う人ですね。
- 奥居:
- そうですか?
- 華原:
- 任せたら、絶対に責任をもってくれそうな人ですよね。
- 奥居:
- ありがとうございます。いや、そんなに褒めちぎられてどうしようという感じなんですけど。
- 華原:
- 奥居さんって、オネゴ派ですよね。
- 奥居:
- 姐御?
- 華原:
- あ、姐御。オネゴでもアネゴでも。
- 奥居:
- そうですかね? あの、多分そういうふうに見られがちだろうなっていうのは、自分でも何となく鏡見るとわかるんですけど。そんな姐御肌なのかな? そんなでもないですけどね? プリプリの時は一番年下だったし。表面的には、やっぱりヴォーカルなんでね、一番「ああだ、こうだ」言ってましたけど。わりとバンド内では一番年下だったので。
- 華原:
- そうですよね。一番下だったんですよね。
- 奥居:
- たまに年下利用して、わがまま言ったりしてましたけどね。
- 華原:
- え? そうなんですか?
- 奥居:
- 「やだやだ」とか言ったりはしてましたけど。
- 華原:
- でも、なんか一番カッコいいですよね。
- 奥居:
- そうですか? ありがとうございます。どうしたんですか?
- 華原:
- いや、なんか、間違えちっゃてごめんなさい。
- 奥居:
- あ、姐御ですか? でも、すごく面白かったから、いいと思います。
- 華原:
- あの、奥居さんの小さい頃とか、幼い時期、幼い時期ってあの、生まれてちょっと5歳とか6歳ぐらいの時期って、生まれた時からピアノがあったっていうのは聞いたんですけど、そういう環境の中でもどういうことをしていたっていう話を聞きたいんですけど。
- 奥居:
- そうですね、子供の頃は、あんまりなんか私、学校はそんなになんか好きじゃないっていったら変だけど、よくほら、「学校大好き!」って燃えてる子とかいるじゃないですか。なんかね、そういうタイプではなくって、出来ることならサボっちゃいたいなっていうか、休みたいなとかいう感じで、あんまりね、学校にこだわってはいなかったんですよ。だから、あんまり青春、青春したような、なんか思い出すと汗と涙が、みたいな思い出はあんまりね、ないんですけど。でも、どっちにしても小学校も中学校も、ピアノ以外には特別成績とかも良くなかったし、何にもなかったかなぁっていう感じだったんですよ。で、小学校の時はそれで、いわゆる学芸会とか音楽会で、1クラスに必ずピアノの伴奏する子がいますよね。その役目だったんですよ。
- 華原:
- 絶対そうですね。
- 奥居:
- で、まあ、唯一そこだけは奥居さんっていう感じで、ちょっと「やった」って思ったんだけど、私の学校はみんなで小学校から中学校にみんな上がるような学校だったんですよ。で、小学校の時はそうで、中学校もだからその延長だから、そのつもりで上がったら、外部から受験してきた子で、私よりすごいピアノがウマくて、勉強ができて、メチャクチャ可愛い子がいたんですよ。で、スポーツもできて。何一つ私はその子にかなわないのはいいんだけど、ピアノさえもその座を奪われてしまって。それでね、すごいショックでしたね、その時は。中学1年の時。
- 華原:
- 中学1年の時。
- 奥居:
- もう「私の人生もうおしまい」って思って、けっこうね、すごいショックでした。本当にそれだけだったから。でも、本当にその子上手だったし、性格もいい子だったから。そこで私はずっとクラシックのピアノをやっていたんだけど、「これはかなわない」と思って、「えいっ!!」って思ってね、クラシックをやめて、いわゆるポップスとかロックとか、そういうジャンルの音楽をやり出したんですよ。だから、そこが元で今につながっちゃってる感じですかね。
- 華原:
- 中学校1年生の時の、その出来事が。
- 奥居:
- そうですね。
- 華原:
- 「憎いけど、サンキュー」みたいなね。
- 華原:
- その時は憎いですね。
- 奥居:
- でもなんかね、すごく可愛い子で、仲良かったのね、その子と。
- 華原:
- 仲が良かったんですか。
- 奥居:
- そうなんですよ。で、性格もいい子で。だから、本当は憎らしかったんだけど、憎らしいっていう感じでもないんだよね。悔しいっていうか、「一個ぐらい返してよ」みたいな、ちょっとなんかね、寂しい気持ちでしたね。でも、おかげでまあ。
- 華原:
- 今があるわけですよね。
- 奥居:
- 私は、クラシックとかってなんていうの? 個性とか雰囲気とかいうよりも、やっぱりちゃんと練習してっていうものだと思うから、歴史があって。そこでは、どう考えても特別なんか自分のピアノとか自分の音楽っていうのを確立できなかっただろうから、そう思うと今楽しいし、今、同じ音楽でも、クラシックじゃなくて今のロックとかポップスとかのほうに来れたのは、その子のおかげかなと思うと、今はちょっと「ありがとね」っていう感じですかね。
- 華原:
- 今がやっぱり幸せだったらいいですよね。
- 奥居:
- そうですね。意外となんか、その時に「しんどいなぁ」とか「悲しいなぁ」とか思ったことが、「後から考えれば、あれはあれで良かったな」ってことも少なくないじゃないですか。だからね、意外と私、呑気なんで、まあ「何でもいいほうに考えたほうが楽かな、人生」っていう感じなので、意外とね、呑気なんですよ。
- 華原:
- そうなんですか。すごい話を聞けて嬉しいです。
- 奥居:
- え? そうですか?
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- そんな大した話じゃないですけれども。
- 華原:
- そういう時期に恋とかしました?
- 奥居:
- しましたよ。ただ、中学1年の時とかの恋愛とかって、やっぱりとても幼いじゃないですか。 中学1年の時とか、やっぱり特定のボーイフレンドとかいなかったし。好きな男の子はいたんですけど、小学校の時からずっと好きだった男の子がいて。
- 華原:
- ずっと好きだったんですか。
- 奥居:
- そうそう、しぶとくね、ずっと好きで。ぜんぜん相手にされなかったんですけど。でも、ここのプロデューサーのKIKCHYさんていう人に、昔テレビの番組で初恋御対面されちゃって、その人にね、会ったんですけど、私。
- 華原:
- あ、そうなんですか。
- 奥居:
- そうなんですよ。でもね、やっぱり幼い頃の初恋の思い出っていうのは、大人になって会っちゃいけないんだって思いましたよ、やっぱり。
- 華原:
- 会っちゃいけないんですか?
- 奥居:
- うん。会っちゃいけないんだと思った。だって、華原さんも小学校の時に好きだった男の子とかいたでしょ?
- 華原:
- はい、いました。私の初恋は高校2年なんですよ。
- 奥居:
- あ、本当に? ちょっと遅いけど、でも、その時のことを想像すると、今でも自分の中では高校生でしょ、その彼っていうのは。
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- 私もその初恋御対面するまでは、その初恋の男の子は小学生だったんですよ、記憶の中でずっと。小学校の時に好きだったから。で、その人がいざ、何十年かして、「こんにちは」って会うと、当然、自分も大人になってるわけで、相手も大人になってるわけでしょ。びっくりしちゃうんですよね。「あ、違う! 私の好きだったナントカ君じゃない」って思っちゃって。「思い出は過去にきっちりしまっておくべきなのね」ってね、私は学びましたけれども。
- 華原:
- そうですか。
- 奥居:
- はい、すいません。
- 華原:
- じゃあ、いろんなお話が聞けて嬉しかったんですけど、来年はどんな年にしてみたいですか?
- 奥居:
- 来年ですか?
- 華原:
- はい、今日は12月の3日なんで、もう残り少ないんですけど。
- 奥居:
- そうですね、今年はあっという間に。今年から本格的にソロで音楽活動をスタートしたんで、本当に今年はがむしゃらな1年というか、バァーッって過ぎていっちゃって。
- 華原:
- がむしゃら?
- 奥居:
- うん。
- 華原:
- ってどういう意味なんですか?
- 奥居:
- がむしゃらっていうのは、えぇと、猪突猛進って言ったらもっと難しいよね。
- 華原:
- あとで辞書で調べときます。
- 奥居:
- もうね、必死にね、わき目も振らず突っ走ってたっていう感じかな。
- 華原:
- 一生懸命とかそういう意味ですね。
- 奥居:
- そうですね。それのすごいやつっていう感じかな。
- 華原:
- はい。
- 奥居:
- そういう感じで1年が過ぎちゃって。でも、すごく充実してたんで、きっとこの1年のいろんな出来事っていうのは、来年に花が咲くとか、実を結ぶことがたくさんあると思うんで、すごい楽しみでもあるし。またレコードも作りたいなと思ってるんで、シングル出たばっかりですけども、来年早々にアルバムのレコーディングもしようかなと思って、今。もう曲もたまってきたんで。
- 華原:
- あ、もう曲ができ上がってきているんですか。
- 奥居:
- そうですね。だいぶたまってきたんでレコーディングもしたいし、ツアーもしたいしっていう感じですね。
- 華原:
- はい。じゃあ、来年はそういう年に?
- 奥居:
- そうですね。やっぱり音楽でどっぷり、またがむしゃらな1年になりそうですね。
- 華原:
- はい。じゃあ、頑張って下さい。
- 奥居:
- はい。どうもありがとう。
- 華原:
- はい、どうもありがとうございました。