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- 華原:
- こんばんは、華原朋美です。
「TK MUSIC CLAMP」始まりました。2月ですね。2月に入りました。2月といえばバレンタインデーですね。どんな計画をお持ちなのか、みなさん、わかりませんけれども、私にも計画があります。みなさん頑張ってください。ということで、今日のゲストは加藤紀子さんです。こんばんは、よろしくお願いします。- 加藤:
- こんばんは、よろしくお願いします。
- 華原:
- 可愛いですね。
- 加藤:
- 本当? でも、朋ちゃんも。
- 華原:
- ありがとうございます。今日はアルバムの発売ですね、明けて。
- 加藤:
- そうです。
- 華原:
- 今日は2月4日ですけども,明けてもう今日発売日なので。
- 加藤:
- はい。5日の日に。
- 華原:
- 題名は?
- 加藤:
- 『souvenir(スーヴェニール)』。
- 華原:
- おみやげ。
- 加藤:
- そう、フランス語でおみやげ。そういう意味です。
- 華原:
- アルバムの写真がいっぱい。
- 加藤:
- そう、ショッピングバッグを持って。
- 華原:
- バッグをもって、すごい。あれはおみやげを詰める意味ですか?
- 加藤:
- まあ、写真はわりとそういう感じで。曲はいろんな人と作ったので、ファンの人への「こんな楽しいものができたので、見て下さい。聴いてください」っていうおみやげの意味で。
- 華原:
- あ、そういう意味があるんですね。
- 加藤:
- そうなんですよ。
- 華原:
- 1月の15日には10枚目のシングル「ふゆがきた」をリリースして。
- 加藤:
- はい「ふゆがきた」。
- 華原:
- そして今日は、3枚目ですか?
- 加藤:
- そうなんですけども。
- 華原:
- 3枚目のアルバムね。今日発売なんですけども
- 加藤:
- そうなんです。
- 華原:
- すごいいっぱいCD出してるんですよね。
- 加藤:
- そう。あんまり人は気付いてないんだけど。
- 華原:
- いえ、そんなことないです。
- 加藤:
- うん。なんとか10枚出しましたね、シングルは。
- 華原:
- そうですね。作曲は吉田拓郎さん。
- 加藤:
- はい「ふゆがきた」は、拓郎さんが書いてくれて。
- 華原:
- すごい雰囲気がいい感じですね。♪ふーゆーがーきた〜。
- 加藤:
- ああ、嬉しい! 覚えてくれたんですね。
- 華原:
- はい。すごいけっこう耳に入る、入り込む曲だと思います。
- 加藤:
- 本当? うれしい!! そう、拓郎さんが作ってくれて。デモテープをギター1本でスルッと歌ってくれて。それで1番だけだったんだけど、それだけでももう耳に残って。レコーディングした時、はじめちょっと難しかったのね。
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- だけど、歌っていくうちに染み付いてくるっていうか、どんどん入ったりしてくるこっとてありませんか?
- 華原:
- はい、あります。
- 加藤:
- もう、そんな感じで。楽しく歌えたっていう感じ。
- 華原:
- プロモーションビデオも見せていただいたんですけれども、あの「NOVA」の人。
- 加藤:
- そう。
- 華原:
- いますよね。
- 加藤:
- そうです、そうです。いる。
- 華原:
- 私、「なんか見たことある人だなぁ」って。
- 加藤:
- そうなの。「NOVA」の人が出てくれてて。で、監督が「NOVA」とか撮ってるヤマウチさんっていう方なんですよ。で、その多分ルートでお手伝いをして下さったんだと思うんですけど。私よりも多々目立つことがあって、「きゃぁ、素敵」とか思うんですけどね。
- 華原:
- そうなんですか?
- 加藤:
- うん、そうなんですよ。
- 華原:
- いろんな人を誘うとか?
- 加藤:
- そう。みんなついてくると、いつしか幸せになっているっていうね。
- 華原:
- あ、そういう幸せな。
- 加藤:
- そうなんです。
- 華原:
- あの、吉田拓郎さんってどんな方なんですか?
- 加藤:
- 私ね、実際にまだお会いしたことがなくって。
- 華原:
- あ、そうなんですか?
- 加藤:
- そう。で、電話で話しまして。そしたら普通の。
- 華原:
- 普通の?
- 加藤:
- 普通の人だった。普通のっていうか。「LOVE LOVE」とかで見ている拓郎さんでした。
- 華原:
- 「LOVE LOVE あいしてる」ですか?
- 加藤:
- うん、はい。なんか「あ、好きなように歌ってください」とか言って。頑固っぽく言うのかなあって思ってたんですけど、そんなこともなく。
- 華原:
- そんなこともなく。
- 加藤:
- うん。普通にお話をして。
- 華原:
- 普通にお話をして、それで曲が。
- 加藤:
- 曲が出来ました。
- 華原:
- で、今日発売の、2月5日発売のアルバムには、11曲中9曲詞を書いていらっしゃるということで、すごいなって思ったんですけど。
- 加藤:
- そうですか?
- 華原:
- はい。詞を書くことは得意なことですか?
- 加藤:
- ううん。もうね、絶対できないと思っていて。で、デビューした時も「きっとそういうことはきっとしないだろうなぁ」と思って。で、20歳ぐらいの時にマネージャーさんから「書いてみれば?」って言われて書いて、やっと1曲できたんですよ。でも何ヶ月経っても1曲の詞を書くのに1ヶ月半ぐらいかかる時とかあって、「やっぱり向いてないんだな」って思ったんですけど。今回のアルバムは、寝ころんで書いたんですよ、自分んちに。
- 華原:
- 寝ころんでですか。
- 加藤:
- 朋ちゃんどうやって書くの? 詞は。
- 華原:
- 私ですか? 私は絵日記みたいなもんですから。ぜんぜん詞を書くっていう意識はなくて。
- 加藤:
- なくて。
- 華原:
- あの、私の場合。こうですか。
- 加藤:
- 机にこう向かって?
- 華原:
- 勉強するみたいに机に向かっちゃうんですよ。だけど書けなくて、「うーん」ってふんぞり返って考えてる時に思いつくことを並べていくって感じです。でも、寝ころんでは書けません。
- 加藤:
- ううん、横向きじゃなくて、うつ伏せに寝ころんだの。
- 華原:
- あ、うつ伏せですね。すいませんでした。
- 加藤:
- そう。それで床に寝ころんで曲を聴きながら、それで湧いたイメージでパズルみたいにして言葉を埋めていって。
- 華原:
- パズル。すごいいい言葉ですね。パズルみたいにっていうの。
- 加藤:
- 本当?
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- 今回なんか。本当に隅から攻めていく。で、真ん中にはまった時に「わーい!! できたぁ!」っていう感じになって。で、気が付くとそれだけ書けてたっていう感じになりましたね。
- 華原:
- すごいですね。
- 加藤:
- うーん?
- 華原:
- CMとかもいっぱい出てますよね。あとバラエティ番組とか、たくさん出てるじゃないですか。そういう中でもこういう音楽活動をしてるっていうのは、すごいことですよね。もう、すごく疲れたりとかしませんか? なんかやっぱり、気分の入れ替えとかあるんじゃないんですか?
- 加藤:
- うんとね、だいたい朝起きて、今日は何があるっていうところで、なんとなく気持ちは出来てて。お仕事に出かけていって、帰ってくるとやっぱりすごくぐったりする時もあるし、「ああ疲れたな」って思うけど。でもわりとね、倒れたりとかもしなくって、ぜんぜん。朋ちゃんは、疲れたりとかします?
- 華原:
- 私ですか? もうバタバタですよ。バタバタ。
- 加藤:
- 本当? バタバタなの?
- 華原:
- バタバタ。バタバタですよ。
- 加藤:
- 倒れたりとかする?
- 華原:
- もう鼻血出したりとか。
- 加藤:
- 本当?
- 華原:
- はい。鼻血はもう。すいませんね、こんな話しちゃって。
- 加藤:
- いいえ。心配だね。
- 華原:
- 心配。でもね、もうなんか身に付けているものと一緒のような感覚で、突然鼻血とか出たりするんですよね。でも、もう最近はそんなこともなくなったけど。
- 加藤:
- 出なくなった?
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- 悪い血だったのかもね。
- 華原:
- 悪い、悪い血なんですよ。
- 加藤:
- 悪いものは出ないとね。
- 華原:
- 悪いものは出ないとね、やっぱりね。悪いものを出してね。
- 加藤:
- 出してかないとね。
- 華原:
- いいものを綺麗に。
- 加藤:
- あ、そう。素晴らしい。
- 華原:
- 素晴らしい。ありがとうごさいます。
- 加藤:
- 綺麗にしていかないと。うん、そうか。
- 華原:
- そうですか。あの、音楽活動では、エレクトーンとか、ピアニカとか、そういう楽器が出来るっていう話をきいたんですけど。
- 加藤:
- はい。
- 華原:
- すごいですね。エレクトーンっていうのは、いつ頃から?
- 加藤:
- えっとね、3歳ぐらいの時から。親戚んちにあったやつをもらって弾き始めたと思うんですけど、それからずっと高校生の2年生までやって。あと、それに合わせて将来ピアノの先生とか幼稚園の先生になるために。
- 華原:
- 幼稚園の先生ですか?
- 加藤:
- うん、なれたら。
- 華原:
- ああ、なんか想像しちゃう。
- 加藤:
- あ、本当? そう。なれたらいいなと思ってピアノも習い始めて。で、ライヴの時にピアニカ吹いたりとかやったりしてるんですけどね。
- 華原:
- そうですか。ライヴの活動とかもたくさんしてますよね。
- 加藤:
- うん、ライヴが一番歌うということの中では好きな。
- 華原:
- けっこう人前とかで歌ったりとかするのは好きなほうですか?
- 加藤:
- うーん? この仕事になってから好きになったけど。でもテレビとかだと、直接ファンの人達とか会えないじゃないですか。だからね、ちゃんと会って、その一つの空間を一緒に味わえるっていうことがとっても最近楽しくって。一緒のその時間だけ空気吸えるじゃないですか。
- 華原:
- アーティストですね。
- 加藤:
- 本当?
- 華原:
- すごいですね。
- 加藤:
- いやいや。
- 華原:
- 私は、まだそういう「一つの空気で」とか、そういうこと言えないんです。
- 加藤:
- なんて言うんですか? 朋ちゃんの場合。
- 華原:
- えーと、「いっぱいの人がいて、その中で自分は一人で歌ってまーす」とか、なんかそういう感じですけどね。みんなに聴いてもらいたくて、歌しか歌えないとかなんか、そういう幼稚なことですか。
- 加藤:
- でもね、朋ちゃんが歌っているのを一度、歌のお仕事でご一緒させてもらった時に見たんですよ。
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- その時、朋ちゃんは体調すごくが悪くって。風邪をひいてたのかな? なのに、すごく一生懸命それを気持ちよく歌ってる姿を見て、「あ、でもそれがプロ」っていうか。苦しいって顔するのは誰でも出来るじゃないですか。
- 華原:
- ただ嫌だっただけじゃないですか? それは。違うかな。
- 加藤:
- 誰が? 朋ちゃんが? でも、すごく気持ちよさそうに歌ってて。で、その後の歌の順番だったから「頑張ろう」って。
- 華原:
- あ、それは「ミュージックステーション」ですよね?
- 加藤:
- そうです。それを見て、なんだか歌手を見たというか、そんな気持ちになりました。
- 華原:
- ありがとうございます。
- 加藤:
- だからね、そうなんですよ。
- 華原:
- 音楽活動をすごく活発的にされてますけれども、あと、聞きたいことがあるんですけど。
- 加藤:
- 何ですか?
- 華原:
- 素朴な質問なんですけど、車のCMやってるじゃないですか。
- 加藤:
- はい、はい。
- 華原:
- で、渋谷のあそこ、あの赤い絨毯を敷いて、馬を先頭に乗ってるじゃないですか。あれはいつ撮ったんですか?
- 加藤:
- 朝。
- 華原:
- 朝ですか? 早朝?
- 加藤:
- そう、みんなは。
- 華原:
- みんなは?
- 加藤:
- でも加藤さんは、違う場所で、またその車の違うバーションを撮ってたりとかして、加藤さんのシーンだけは合成。
- 華原:
- あ、そうなんですか?
- 加藤:
- うん、そうなんですけど。でも、絵コンテ見てるくせに、私もどうなってるか「すごいなぁ」って思って。
- 華原:
- なんか可愛いですよね。
- 加藤:
- うーん? すごい毎回ね、楽しいですよ、あのコマーシャルも。
- 華原:
- 前のCMは、なんか大勢でお買物。
- 加藤:
- あ、3人とか?
- 華原:
- そうですね。FENDIのバッグとか持ってイカしてましたよね。
- 加藤:
- そうそう。イタリアロケで行ったやつ。
- 華原:
- けっこう見てるんですよ私。
- 加藤:
- すごいですね、朋ちゃん。そうなんですよ。
- 華原:
- けっこうCMもいっぱい出てるし。あとカネボウも。
- 加藤:
- そう、一緒。
- 華原:
- そうですよね。
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- どうも。
- 加藤:
- どうも。お世話になってます。
- 華原:
- お世話になってます。この場所を借りて、よろしくお願いします。
- 加藤:
- よろしくお願いします。
- 華原:
- あとは、女優とかもやるんですか?
- 加藤:
- うん、なんか。
- 華原:
- お芝居とかは?
- 加藤:
- お芝居とかはね、正直言うと台詞とか覚えるのはすごい苦手で、「うぅぅーっ」っていつもなるんだけど。その作り終わった時すごくなんかね、「ああ、やって良かった」って思ったので、また機会があればやりたいなぁって思うようになりましたね。
- 華原:
- 何でも好奇心があるんですか? 好奇心って、なんかちょっと違うかも知れないけど。
- 加藤:
- あ、それは興味があるんだよね。
- 華原:
- 興味がある。うん。私ね、あんまりうまく日本語が喋れないんでね。
- 加藤:
- ううん、大丈夫。伝わってるから。
- 華原:
- 大丈夫ですか?
- 加藤:
- うん。興味はすごくあって。でも、やってみて「あんまり得意じゃないかも」とか思ったら多分やらない。うん、あんまりやらないかなぁ。
- 華原:
- 「笑っていいとも!」とか、いつも出てるじゃないですか。バラエティのイメージがすごく強いんですよ。あれは好きですか? あれは好きですかって変な言い方ですけど、バラエティ番組は好きですか?
- 加藤:
- うん。バラエティーはね、けっこうたくさんの人と会えるでしょう。だからね。
- 華原:
- 1回お世話になりましたよね、「笑っていいとも!」で。ありがとうございました。
- 加藤:
- こちらこそありがとうございました、本当に。
- 華原:
- 改まっちゃだめ。改まっちゃだめ。
- 加藤:
- そう。だからね、けっこう楽しいので、好きですよ。
- 華原:
- 好きですか。
- 加藤:
- 好きですよ。でも、そこで上手にお話できないとか、いろいろ悩んだりとかあるっていうか、多いけど。
- 華原:
- そうですか? なんかその場所にいるだけで「えぇっ!?」って見ちゃうようなタイプなんですよ、私は。
- 加藤:
- 本当?
- 華原:
- 私は、見てて。
- 加藤:
- あ、本当?
- 華原:
- なので、すごく好感持たれるタイプだと思うんですよ。
- 加藤:
- 嬉しい。ありがとうございます。
- 華原:
- すごく見てても、なんか嬉しいし、楽しいしっていうイメージがあるんです、はい。
- 加藤:
- あ、本当? 嬉しいですね。
- 華原:
- けっこうね、自分は待ってるんですけどね、「笑っていいとも!」でテレホン。
- 加藤:
- そうか。あ、じゃあ、どっちかが先に来たら回す?
- 華原:
- 回してくれます?
- 加藤:
- うん。ただ、レギュラーやってる間はテレホンに出れないので。いつまでかわかんないけど。でもそのうち。朋ちゃんたくさんお友達いるでしょう?
- 華原:
- いえ、いないです、私は。そんないないんですけど。
- 加藤:
- え? 普段は何して遊ぶの?
- 華原:
- 普段ですか? 一人でウロウロしてるんです。
- 加藤:
- 本当? ね、朋ちゃんに素朴な質問していい?
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- デニーズに行ったりする?
- 華原:
- 行きますよ。デニーズのナタデココって、古いですけど、もうすごい好きですよ。
- 加藤:
- 好き? デニーズって楽しくない?
- 華原:
- 楽しいです!!
- 加藤:
- ね。
- 華原:
- あの、私の実家の目の前、目の前っていうか、歩いて1分35秒くらい歩いたところにデニーズがあるんですよ。そこによく行くんですよ。行ってたんですよね、実家に住んでる時は。夜中の3時とか。
- 加藤:
- 開いてるからね。
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- なんか、メニュー見る時すごくワクワクしない?
- 華原:
- します。
- 加藤:
- ね。
- 華原:
- あのデニーズの絵、知ってます?
- 加藤:
- うん知ってる。
- 華原:
- あれ、けっこうかわいいんですよね。
- 加藤:
- 江口寿史さんでしたっけ? って人が描いてる。
- 華原:
- そう、はい。
- 加藤:
- 私の実家は鈴鹿なんですけど、三重県の。
- 華原:
- はい。サーキットですか。
- 加藤:
- そう、デニーズが無くって。名古屋に高校生ぐらいの時行った時、初めてデニーズを見たんですよ。
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- で、「あ、こういうレストランがあるんだ」って思って。東京に来たらいっぱいあって、24時間開いてるんでしょ。
- 華原:
- うん。
- 加藤:
- すごい嬉しくって。で、行ったら入ったとこにおみやげいっぱい売ってて。
- 華原:
- そうですよね。あれ、けっこういいんですよね。
- 加藤:
- なんか、ちょっとだけ欲しくなる。
- 華原:
- 欲しい。
- 加藤:
- そう。
- 華原:
- 昔はよく持ってっちゃったりした。
- 加藤:
- なんてことを!!
- 華原:
- 「ダメダメダメ! ダメだよ、持ってっちゃダメ!」って。
- 加藤:
- そう、だからデニーズってワクワクするの私だけかなって思って。
- 華原:
- いや、私も好きですよ。
- 加藤:
- 本当?
- 華原:
- いつかどこかでデニーズで会ったら。
- 加藤:
- じゃあ、ナタデココでも。
- 華原:
- ナタデココでも。
- 加藤:
- ね、一緒に。
- 華原:
- 話は変わるんですけど、お酒とかすごい好きだって話を聞いたんですけども。
- 加藤:
- 本当?
- 華原:
- 嘘ですか?
- 加藤:
- ううん。
- 華原:
- 今、「本当?」とか言いながら、ちょっとイメージ作りしてませんでした?
- 加藤:
- そう、「誰に聞いたのかなぁ?」と思って、ちょっとだけした。
- 華原:
- 今、ちょっと。
- 加藤:
- あのね、ワインとか飲めるようになって。
- 華原:
- あ、いいですね、それ。
- 加藤:
- 美味しいじゃないですか。
- 華原:
- 赤ワインですか? 今、流行りの。
- 加藤:
- うん、流行りの。
- 華原:
- 遅いですか? ちょっと私。今、流行りのって、去年から流行ってる。
- 加藤:
- ううん、大丈夫。ぜんぜん通用する。
- 華原:
- そうですか。
- 加藤:
- そう、それを飲み始めるようになって。パリに行った時に、ホット赤ワインていうのを飲んだんですよ。
- 華原:
- 温かいんですか?
- 加藤:
- 温かいの。
- 華原:
- 熱燗みたいな?
- 加藤:
- 熱燗みたいなもんなの、日本酒の。そこにシナモンとかハチミツとか入ってて、すごい飲みやすくて、そこから赤ワインが飲めるようになったの。
- 華原:
- パリですか?
- 加藤:
- うん、一人で。
- 華原:
- 旅行とか好きですか?
- 加藤:
- うん、好き。
- 華原:
- 旅行好きなんですか。
- 加藤:
- お休みとかドーンともらって、お正月とか、行ける時に。
- 華原:
- 一気に仕事をして、一気に休みをもらって、そしてまた仕事をするという。
- 加藤:
- うん、そうなの。そうなんです。
- 華原:
- そういう感じなんですね。
- 加藤:
- うん。そうそう、そう。
- 華原:
- あの、最近もお兄さんと一緒に出かけたという話を聞いたんですけれども。
- 加藤:
- はい。うち、4つ離れた兄がいて。
- 華原:
- 4つですか。
- 加藤:
- 年上なんですけども。たまたま2日間お休みになって。
- 華原:
- 2日間。それがドーンとのお休みですか?
- 加藤:
- そう。えぇとね、秋口のちょっとした休み。
- 華原:
- じゃあ、私は楽なほうなんですね。
- 加藤:
- 何で?
- 華原:
- いや私はけっこう、あの。
- 加藤:
- まったりと?
- 華原:
- 何か休みというと。
- 加藤:
- でも、朋ちゃんも働くって時は働くでしょ?
- 華原:
- 働くというか、やる気がある時はやりたいと思います。
- 加藤:
- いいなぁ。羨ましい。
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- それで。わりといっぱいお仕事入ってて、2日間お休みになったので、京都にすごく行きたくて。一人で行くのもなんかなぁと思って兄を誘ったら、たまたま空いてて。「じゃあ一緒に行きましょう」って言って行ったんだけど。小学校の修学旅行以来、ちゃんと仏像とかを見て。
- 華原:
- 仏像ですか。金閣寺とか見ました?
- 加藤:
- 金閣寺ね、ちょっと遠かったからやめたんですけど。清水寺とか三十三間堂とか行って。
- 華原:
- ぜーんぜんわかんないです。
- 加藤:
- 行ったことある?
- 華原:
- 私ですか?
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- 高校生の時に修学旅行。
- 加藤:
- が、京都だったんですか?
- 華原:
- 京都なんですよ。今の高校生とかは海外旅行とかですよね。
- 加藤:
- そうなんですよね。いいよねぇ。
- 華原:
- ダサいんですよ。
- 加藤:
- 高校生で京都って珍しくない?
- 華原:
- 珍しいですか? あれ? 中学の時かな? 遠い昔の話なんで。はい。
- 加藤:
- で、行って仏像とか見た時、その時って「何だこれ?」ってしか思わないじゃない。こういう顔恐くって。だけど、今見るとすごいエネルギー持ってて、なんか「よしっ!」って気持ちになるかもと思って、お兄ちゃんと二人で見て。
- 華原:
- そうですか。お兄ちゃんと仲いいですか?
- 加藤:
- けっこう仲良し。
- 華原:
- 私もお兄ちゃん二人いるんですよ。一番上のお兄ちゃんと、すごい仲良いです。
- 加藤:
- いくつ離れてる?
- 華原:
- 3つですね。3つ離れてて。
- 加藤:
- 離れてて。遊びに行って。
- 華原:
- なんかお兄ちゃんに会うと「うわぁ」って。
- 加藤:
- 泣いちゃうの?
- 華原:
- 泣くんですよ、いきなり。
- 加藤:
- お兄ちゃんびっくりしない?
- 華原:
- でも、小さい頃からいつもそうだったんで。
- 加藤:
- うん、うん。なんか安心するんだ。
- 華原:
- そう、なんかお兄ちゃんに会うと。想いがこう、「ウーッ」と出てきて。
- 加藤:
- 「ウーッ」と出てきちゃうんだ。いいね。
- 華原:
- 旅行なんかしてる場合じゃないですね。私の場合、泣きっぱなしだから。
- 加藤:
- 泣きっぱなしなんだ。
- 華原:
- 泣きっぱなしで、ずっと喋りっぱなしで。
- 加藤:
- いいね。
- 華原:
- 「こういうことがあってこうなんだけど、私はどうしたらいいんだろう?」とか 。
- 加藤:
- あ、ちゃんと相談とか。
- 華原:
- お兄ちゃんも、「俺がおまえのマネージャーだったらなぁ」とかなんか、偉そうなこと言っちゃって、でも。
- 加藤:
- 優しいね。
- 華原:
- そう、優しいんですけど。うち4人兄弟なんですけど、何人兄弟ですか?
- 加藤:
- うち二人なんですよ。
- 華原:
- 2人ですか。
- 加藤:
- で、お兄ちゃんが逆に何か相談してくる。
- 華原:
- 相談してくる?
- 加藤:
- 「失恋したんだけどさぁ」とか。
- 華原:
- 失恋ですか。
- 加藤:
- うん。「しょうがないよ」って終わるんだけど。
- 華原:
- 「しょうがないよ」って?
- 加藤:
- だいたいそんな会話ですね、いつも。
- 華原:
- そうですか。そんな仲良しのお兄さんがいていいですね。
- 加藤:
- うん。でも、大きくなってからうちは仲良くなったので。
- 華原:
- あ、それはそうですよね。
- 加藤:
- うん。小っちゃい時って、もうすごいケンカばっかりするでしょう。「俺のジュース飲んだだろう」とか、どうでもいいようなことで。ようやくね、そうなんですよ。
- 華原:
- 京都に行きましたけれども、他に行きたいところってありますか?
- 加藤:
- うんとね、どこ行きたいかなぁ? やっぱりね、パリがすごく大好きなんですよ 。
- 華原:
- あ、やっぱり海外のほうが。
- 加藤:
- うん。だからパリは1ヶ月とかでも住んでみたいし、時間があったら。
- 華原:
- 1ヶ月住むんですか!?
- 加藤:
- うん。フランス語とかぜんぜんわかんないんだけど。
- 華原:
- そうですか。
- 加藤:
- ぜんぜんわかんないんだけど、いろんなこと知ってみたいとか。あとは海のほうに行って遊んでいたいとか。
- 華原:
- 遊びたい?
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- でも、言葉通じないところに一人で行くんですよね?
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- それは恐くないですか?
- 加藤:
- あのね、1回そのパリへ一人で行った時に、「もう2度と行くもんか」って思ったんだけど、けっこう平気だった。
- 華原:
- そうですか。私は行けないです。
- 加藤:
- 本当? 英語とか話せる?
- 華原:
- っていうか、日本語がまず喋れないんで英語も無理です。
- 加藤:
- でもね、平気だよ、きっと。
- 華原:
- 大丈夫かな?
- 加藤:
- けっこうね、日本語通じるよ。
- 華原:
- 通じますか?
- 加藤:
- こう「嫌!」とか言ったら、「あ、嫌なんだ」とか。わりとね、それで通じるんだよ。
- 華原:
- 「嫌!」と言う時は、どういう時あるんですか?
- 加藤:
- あのね、お正月にメキシコに行ったんですよ。
- 華原:
- はい。あ、いろんな国に本当に行ってますね。
- 加藤:
- そう、頑張ってお休み貰って。そしたら、ちょっとしたものをね、倍以上の値段で売ってきたんですよ。嫌じゃない?
- 華原:
- 嫌です。
- 加藤:
- そして「それは違う。嫌だ」とかって言って、「でも、それはこの値段なんだ」って。
- 華原:
- それは日本語で?
- 加藤:
- ううん。向こうが英語とスペイン語。メキシコってスペイン語を話すので。
- 華原:
- あ、そうなんですか?
- 加藤:
- うん。で、言ってて、「じゃあ、2つ買ったらその値段で買いましょう」って買ったのね。そしたら「じゃあ、僕にチップをくれ」とか言ってね。なんかどんどんお金を取っていこうとしたので「嫌!」って言ったら引き下がった。
- 華原:
- 引き下がった? 「嫌!」って?
- 加藤:
- うん。けっこうだからね、平気だった。
- 華原:
- あ、そうなんだ。
- 加藤:
- でもね、ロシアとか行ったら大変だろうなぁと思うけど。
- 華原:
- ロシアですか? ロシアってどこですか?
- 加藤:
- なんかね、寒いほう。
- 華原:
- 寒いとこなんですか?
- 加藤:
- 北海道とかの近く。近くでもないけど。
- 華原:
- 南極ですか?
- 加藤:
- 南極ではないけど、なんかそういう寒いイメージのあるところ。
- 華原:
- あの、ロシアって耳に耳あてみたいなのつけてる国ですか? よくニュースとかで見ると、こう耳とかに耳あてみたいなのつけて、いっぱい着込んで、みたいな。
- 加藤:
- あ、そうそう。そうなの、そうなの。そう、着込んでる。こういう毛の帽子の、タヌキのやつとか。そうか、そうか。
- 華原:
- そう。あ、あそこですね。
- 加藤:
- そう、あそこ。もう本当に言葉わかんなかったけど。
- 華原:
- あ、もう行ったんですか?
- 加藤:
- そう、トランジットで。
- 華原:
- トランジットって何ですか?
- 加藤:
- あの、飛行機の乗り換え。乗り換え? 休憩?
- 華原:
- 休憩?
- 加藤:
- そう、ガソリンとか入れる。
- 華原:
- あ、そういう意味なんですか。
- 加藤:
- かな? うん、その時とかはわかんなかったです。
- 華原:
- そうなんですか。
- 加藤:
- 朋ちゃんとかは、どこに行きたいんですか?
- 華原:
- 私ですか? 私は今、行きたいところは、そうですね、うーん? 今、日本って寒いじゃないですか。だから、どうしても暖かい国に行きたいんで。
- 加藤:
- ああ、いいですねぇ。
- 華原:
- でも、暑いと鼻血を出す癖があるから。
- 加藤:
- 適度に暖かいところ?
- 華原:
- 適度に。普通にいれる場所がいいですね。でも、そういう国はありますか?
- 加藤:
- あるかな? あるよ、きっとたくさん。
- 華原:
- ありますよね。
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- 特に今、行きたい国っていうのはないんですけど。このあいだ、家族で家族旅行で箱根に行ったんですよ。箱根の温泉に。
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- そこで温泉に入ったんですけど、貧血で倒れたんですよ。
- 加藤:
- のぼせちゃったってこと?
- 華原:
- はい。なんかもう貧血で。
- 加藤:
- ふぅーって?
- 華原:
- 駄目なんですよね、だから。温泉も駄目だし。
- 加藤:
- 暑いところも駄目だし。
- 華原:
- 駄目なんですよ。
- 加藤:
- どうしよう?
- 華原:
- どうしようもないですよね。そんな話されてもね。
- 加藤:
- いいえ。
- 華原:
- そうなんですよ。
- 加藤:
- けっこうね、いっぱい行けるとでも楽しいけどね。
- 華原:
- けっこう、うん。そうですか。海外好きで。
- 加藤:
- うん。なんか自分へのご褒美みたいな感じで。1年働いて。だから、メキシコ行った時も、何にもしなかったの。なんか、みんな海に入ってスキューバをするとかっていう人が多かったんだけど、女の子二人で水着でビーチで本を読んだりとか。
- 華原:
- 水着でビーチで本を読む。それはすごいですね。本を読むって、何を読むんですか? 小説ですか?
- 加藤:
- なんか、日本からいろいろ持っていって。そこだけもうなんか、浸るって感じ。「私って、なんかすごくない? このリラックスムード」っていうのをやりたくって。だから、本当にもうずっとそういう生活をして、のんびりしてましたね。
- 華原:
- のんびり。でも、仕事なんかはきちんとやられる方ですよね。
- 加藤:
- うん。やっぱりとても大好きなんで。
- 華原:
- あと、趣味がマッサージ通いと書いてあったんですけども。
- 加藤:
- あ、うん。
- 華原:
- マッサージってなんですか? 指圧ですか?
- 加藤:
- うん、指圧ですよ。あと鍼とかかな。チクッと。
- 華原:
- なんか、頭とかに刺したりとかして。
- 加藤:
- そうそう。「はぁ」とかなるやつ。
- 華原:
- うわぁっ! 刺したりとかするっ、刺さってるんですか?
- 加藤:
- 刺さってるのかな? なんかね、鍼の場合、恐くて見れないのね。だからもう「うぅーっ」ってなったりして。「今のは抜かれたのかな?」とか思いながらも、見ないようにして。でも、頭のてっぺんとか刺しっ放しの時に、変にさわったりとかして鍼がビローンって動いて。
- 華原:
- 恐いですね。
- 加藤:
- 「頭蓋骨がぁっ!」って思うこととかあったりしますけど、それでもすごく好きですね。
- 華原:
- 好きですか。でも、趣味がマッサージ通いっていうのは。
- 加藤:
- 嫌ね。
- 華原:
- 嫌じゃないです。面白いですね。他には何かありますか?
- 加藤:
- 他ね、何にもないの。
- 華原:
- ないですか? 何にもないの?
- 加藤:
- 無趣味なんです。あ、でも去年の秋からウクレレを習い始めたんで、ウクレレはとっても。
- 華原:
- ウクレレって鬼太郎が持ってる奴ですか?
- 加藤:
- 鬼太郎が持ってるっけ?
- 華原:
- 持ってませんね。すいません。
- 加藤:
- あのね、あの人。牧伸二さん。
- 華原:
- すいません。ごめんなさい。申し訳ないです。
- 加藤:
- ううん、平気。今度見せてあげる、ウクレレ。見たら絶対わかる。
- 華原:
- はい。見せてください。なんか、こうなってる奴じゃないですか?
- 加藤:
- それ山? なに? 今の。あれじゃない? オカリナ。
- 華原:
- あ、そうだ。それでした。すいませんでした。
- 加藤:
- こう、ギターみたいに弾くやつ。
- 華原:
- はい。「高木ブー」って書いてあるよ。なんですか?
- 加藤:
- あ、そう。高木ブーさんとかが、すごく今人気で。
- 華原:
- あ、そうなんですか?
- 加藤:
- ギターのすごいちっちゃいやつ。
- 華原:
- あっ! あーっ。
- 加藤:
- わかった?
- 華原:
- わかった。わかりました。ちっちゃい奴ですね。
- 加藤:
- そう。こういうの。
- 華原:
- こういうの。
- 加藤:
- そういうの。ダメ、上手に言えない。
- 華原:
- あ、それを。
- 加藤:
- そう。
- 華原:
- なんか、ハワイとかで踊りながら弾いてる、こんな感じの。なんか。
- 加藤:
- そうそう、そう!! そうなの。そうそう。
- 華原:
- それに?
- 加藤:
- それを週に1回習いに行って、レッスンをしてるんです。
- 華原:
- 習いに? 習ってるんですか!?
- 加藤:
- うん、習いもの。
- 華原:
- 習いものですか?
- 加藤:
- そう。お月謝とか払って。
- 華原:
- 月謝ですか? お金払ってるんですか?
- 加藤:
- 払ってる。
- 華原:
- はあ。
- 加藤:
- だからね、けっこうそれは楽しい。趣味なの。
- 華原:
- そうですか。
- 加藤:
- けっこう面白いですよ。
- 華原:
- あ、そういうのも趣味に。本当、バラエティーに富んだ。
- 加藤:
- ね。
- 華原:
- 面白い方ですね。
- 加藤:
- いいえ。
- 華原:
- でも。晴れてめでたく3枚目のアルバムがリリースされる日ですね。
- 加藤:
- はい。ドキドキしますよね。朋ちゃんは自分のCDが出る時どんな気持ちになりますか?
- 華原:
- CDが出る時ですか?
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- 「本当に買ってくれる人とか、聴いてくれる人がいるのかなぁ?」って思って、いつも確認をしに行きます、レコード屋さんに。
- 加藤:
- レコード屋さんに!? 本当?
- 華原:
- はい。
- 加藤:
- その当日の日とかに? 発売日とか。
- 華原:
- 当日の日も行きます。行ったりもします。でも、仕事があったりとかすると行けません。だから、その次の日とか。けっこう内緒で行ったりとかしてます。
- 加藤:
- で、チェックして。
- 華原:
- チェックして。CDとか並んでるじゃないですか。で、人が取って手にするんですよ。で、見るんですよ。で、戻す人もいるんですよ。
- 加藤:
- ああ、いるいる。
- 華原:
- 「ああっ! 戻さないでー! 戻さないでよー!!」みたいな。なんかそういう時もあるんですよ。
- 加藤:
- あるある、ある。うんうん。
- 華原:
- だけど、手に取って見て、持って行ってくれる人もいるんですよ。それを見るとホッとするんですよ。
- 加藤:
- ああ、なるほどね。
- 華原:
- 現実をちゃんと見ないと。
- 加藤:
- 確認をね。
- 華原:
- 確認かなんかが必要なんですよね、私には。
- 加藤:
- 恐くて見れなくて。で、何日かしてレコード屋さんに行って「今週のうちの店の売上ベスト10」とかで1位にする勇気はないので、第5位ぐらいに自分のCDを置いて知らん顔して帰ったりとか。そういうことする?
- 華原:
- あ、私もね、やります、やります。
- 加藤:
- 本当!?
- 華原:
- CD屋さんでこうやって並んでて、いっぱい余ってるんですよ。それをいっぱい並んでるじゃないですか、そこに1枚づつ全部置いてっちゃうんですよ。上に。
- 加藤:
- 人のやつの上に?
- 華原:
- そうなんですよ。それくらい図々しい人なんですよ。すいません。
- 加藤:
- そこまでやっていいんだ?
- 華原:
- いいんです! はい!!
- 加藤:
- あ、なるほどね。やろう!
- 華原:
- みなさんに聴いていただけるためには、もうそこまでして。って何で立ってるんだろう?
- 加藤:
- 興奮しちゃったね。
- 華原:
- すいません。
- 加藤:
- あ、そうか。じゃあ、やるよ。
- 華原:
- いや、やんなくても。本当にもう、すいません。
- 加藤:
- 本当に久し振り、約2年振りにアルバムが出るので、すごくドキドキというか、心配なんですよね、自分の中で。
- 華原:
- そうですか。
- 加藤:
- なんか、どういうふうに聴いてもらえるかとか、伝わるかとか。だからどうなのかなって思って。
- 華原:
- うーん? 1月の15日にリリースした「ふゆがきた」っていう曲は、和服?
- 加藤:
- うん、そう。着物。
- 華原:
- 和をイメージしたっていうふうに聞いたんですけど。
- 加藤:
- そうなんです。
- 華原:
- いつも着物を着て歌うんですか?
- 加藤:
- 歌の時は「今回は着物を着よう」って言って。
- 華原:
- きつくないですか?
- 加藤:
- あのね、「きついのかな? 苦しいかな?」って思ったんですけど、着物の気付けの先生が「着物の中で体が泳ぐように着るのがいいのよ」って言って。だから、ぜんぜん苦しくないの。いい感じですよ。
- 華原:
- なんかそういうの、すごい素敵だなぁって思いました。
- 加藤:
- 本当?
- 華原:
- そういう考えは。
- 加藤:
- なんか久し振りに着れてすごく楽しい。
- 華原:
- そうですか。
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- いいですね、そういうのは。20世紀中にやっておきたいこと、やらなければいけないことってありますか?
- 加藤:
- あと何年だ?
- 華原:
- 20世紀って、今、何年ですか?
- 加藤:
- 今、98年だから、あと2年だ。
- 華原:
- あと2年ですか。2000年ということですか? 20世紀というのは。そうですね。自分で言っててなに言ってんだろう。
- 加藤:
- ううん、2000年は21世紀。
- 華原:
- 21世紀ですね。すいません。
- 加藤:
- 今、知ったかぶっちゃった。
- 華原:
- すいません。ごめんなさい。
- 加藤:
- あと何しようかなぁ?
- 華原:
- べつにいきなりそんなこと聞かれても、「べつにわかんないよ」っていうのが本当ですよね。
- 加藤:
- うん。そのカウントダウンした日に、何か記念になることはしたいなと思ってて。それは、好きな友達と一緒に騒ぐでも、家族と一緒に過ごすでも、どっかでコンサートをやるでも。
- 華原:
- うん、そういうの楽しいじゃないですかね。
- 加藤:
- ね。いいけど、でもあと2年、やっぱりのんびり、普通に健康に過ごしていければいいかなって。
- 華原:
- 健康がいちばんですよね。
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- 今年の目標とかを教えて下さい。
- 加藤:
- 今年の目標はイライラしない。
- 華原:
- イライラしない。あ、それは私もですね。
- 加藤:
- なんか、こんなことで「ああっ!!」って思ったりする自分が去年多かったので、そういうことはしないようにして。あとは、やっぱり健康で、毎日楽しいと思って生きれるようにしたいですね。
- 華原:
- そうですか。仕事的にはどんな活動を?
- 加藤:
- 仕事的には、そうですね、アルバムが出るのでちゃんとコンサートをして。いろんなところで普段会えない人と会って、一緒に歌えたりとかしたら楽しいじゃないですか。
- 華原:
- 一緒に歌うんですか?
- 加藤:
- 私の曲をファンの人が覚えてくれてね。
- 華原:
- あ、なんか優しい、ホットな感じですね。
- 加藤:
- 本当? いや、ビシビシ行くけど。そう、なんかそういうことができたりとか。あとはウクレレの延長上でギターが弾けたりとかしたらいいなって思っていますね。
- 華原:
- はい、わかりました。じゃあ、今年はお互い頑張りましょう。お互い頑張りましょうっていうか。
- 加藤:
- はい、ぜひ。デニーズで会ったら。
- 華原:
- デニーズ。
- 加藤:
- お茶でもしよう。
- 華原:
- はい。お願いします。
- 加藤:
- お願いします。
- 華原:
- じゃあ、今日は3枚目のアルバム、えぇと「おみやげ」。
- 加藤:
- はい。『souvenir(スーヴェニール)』。
- 華原:
- 『スーヴェニール』。
- 加藤:
- うん。
- 華原:
- リリースされましたので、皆さん聴いて下さい。ということで、今日のゲストは加藤紀子さんでした。どうもありがとうございました。
- 加藤:
- ありがとうございました。