![]() |
![]() |
![]() |
- 華原:
- こんばんは、華原朋美です。今日は11月の12日ですね。お鍋の美味しい季節になってきました。皆さんはどんなお鍋が好きですか?
ということで、今日のゲストはPIZZICATO FIVEのヴォーカルの野宮真貴さんです。よろしくお願いします。- 野宮:
- よろしくお願いします。
- 華原:
- すごいですね、なんか。バービー人形ちゃんみたいですね。
- 野宮:
- バービーとかすごい好きで集めてるんです。
- 華原:
- あ、そうなんですか。髪の毛は、これは?
- 野宮:
- これはかつらです。
- 華原:
- かつらですか。
- 野宮:
- かつら、なんかテレビとか出る時に、かつらつけて付けまつ毛を付けないと気合いが入んないんですよね。なんかもう、そういう人になってしまって。だから、たくさん持ってます、かつら。
- 華原:
- 私も変装用にかつらを買ったんですけど、かつらって高いですね。
- 野宮:
- どこで買ったの? 日本で?
- 華原:
- 日本です。
- 野宮:
- 日本って高いですよね、かつらね。だから、いつもニューヨークに行った時とか、すごく安いからたくさん買ってきちゃうんですけど。
- 華原:
- 外国ってよく行くんですか? いろんな国へ。
- 野宮:
- うん、行きます。ついこのあいだ、9月もワールドツアーでアルバム14都市回ってきたんですけど。
- 華原:
- すごいですね。アメリカですごくCDが売れているっていう話は聞きました。
- 野宮:
- あ、そうですか。
- 華原:
- すごいですね。アメリカ20都市?
- 野宮:
- 14都市。今回は14都市で。で、2回目なんですけど、ワールドツアーは。'95年に行って、今年で2回目で。
- 華原:
- どうでした?
- 野宮:
- すごくね、盛り上がりました。前回に行った時もソールド・アウトで盛り上がったんだけど、前はなんかまだPIZZICATO FIVEアメリカでレコード出したばっかりで、なんて言うのかな? 興味本位で来る人とかね、多かったんですけど。今回は、本当にファンの人たちが待っててくれたっていう感じで、なんかすごい暖かい感じがしました。受け入れられたっていう、なんか実感があって。
- 華原:
- 嬉しいですよね。
- 野宮:
- うん、すごい嬉しかった。
- 華原:
- 人前とかで、あ、私、正直に言いますけど、PIZZICATO FIVEってあんまりわからないんですよ。すいません。
- 野宮:
- いいえ。
- 華原:
- でも、すごくお洒落っていうイメージはあります。
- 野宮:
- でもね、なんかすごいそういうイメージが。お洒落で、っていうふうによく言われるんですけど、ライヴなんかはね、衣装替えとかすごいたくさんするのね。8回ぐらい着替えるんだけど。2曲に1回ぐらい着替えちゃうんだけど。で、そういうなんかファッションとかも自分自身で好きだし、ファッション的なものも見せるんですけど。でも、なんかあの、もう一人メンバーがいて、小西君っていう男の人なんですけどね。
- 華原:
- はい、あの眼鏡かけた。
- 野宮:
- そうそう、そうそう。で、彼が私とお揃いのワンピースを着て出ちゃったりとか。なんかすごい笑える演出っていうかね。笑えるところもすごいたくさんあると思うんですよ。だから、お斜里なだけで、なんかツンッとしてるイメージがちょっとあるかもしれないんだけど、ぜんぜんそんなことはないんですけどね。
- 華原:
- あの、ライヴと言えば、ライヴの前にお買い物をするって聞いたんですけど。
- 野宮:
- あ、はい。
- 華原:
- それはなんでですか? それも普通じゃないぐらいいっぱいお買い物をするって。
- 野宮:
- あの、今回はアメリカ14都市だったんですけど、もう毎回コンサートの内容は同じだから、リハーサル毎回やらないんですよ。だいたい1曲目の1コーラスぐらいちょっと音合わせて。で、あとは買い物の時間になっちゃうのね、本番までの間。それで小西君はレコードをすごい集めてる人なのでレコード屋さんに行っちゃうんですけど、私は洋服屋さんに行って。だから、ぜんぜん行動は別なんだけど、とにかく買い物をするとなんかすごく楽しいでしょ。
- 華原:
- はい。
- 野宮:
- 気分が楽しいし。
- 華原:
- 私もこのあいだお買い物しました。
- 野宮:
- どこで?
- 華原:
- 青山で。
- 野宮:
- なんかね、「すごい買い物をしたい!」って時って、なんか無性になんか「とにかく何でもいいから買いたい!」っていう衝動に駆られる時とかあって。
- 華原:
- 私、ライヴっていうのは、あんまりやったことないんですけど、ライヴの前にお買い物なんて緊張して出来ないって思うんですけど、すごいですよね。
- 野宮:
- そう、だんだんね、緊張もしなくなっちゃうっていうか。で、すごくスケジュールがハードだから。1ヶ月で14都市回るんだけど、アメリカって広いからけっこうハードなんですよ。それで、けっこう疲れてきて。で、そういうのを元気にするには、やっぱり好きなお買い物とかすると、すごい元気になるから。ライヴの前でもギリギリまで買い物行ったりしてて。
- 華原:
- 野宮さんのお洒落の基準、そしてこだわりとかを教えて下さい。
- 野宮:
- 基準? そうですね、そんなになんかこだわりとかはないんですけど。でも、好きなのは'60年代のファッションがずっと子供の時から好きで。だから、古着屋さんとかに行くと、'60年代のドレスとか見つけると、すぐ買っちゃったりするんですけど。ミニスカートとかね。それは、ずっと変らず好きで。でも、流行、流行ってるものもすごい好きだから、それも知っていたいし。
- 華原:
- 流行っているものっていうと、今、流行っているものは何ですか?
- 野宮:
- 今、何でしょうね? でも、例えばスカート丈とかありますよね、流行って。なんか膝丈がすごく新鮮に思えたり。でもまた最近ミニになってきて。で、また「ミニもいいかな」とか。で、今度は「ロングもいいかな?」とかね。微妙にそういう。なんかそういう新鮮に感じるものは、着ていたいなと思いますけど。
- 華原:
- 曲は私が聴いたところ、なんか不思議なところに行きますね。
- 野宮:
- 曲ですか?
- 華原:
- はい。
- 野宮:
- 不思議なとこって?
- 華原:
- なんか「ん?」って思うような。
- 野宮:
- あ、でも、それはあるかもしれない。だから、最初、PIZZICATO FIVEってもう11年ぐらいになるグループなんだけど、ヴォーカルは3人変っていて、私が3人目のヴォーカリストなんですよ。と
- 華原:
- あ、そうなんですか。
- 野宮:
- 私が入って、でももう7年ぐらい経つんですけど。最初はやっぱり小西君の作る曲とか、やっぱり独特なメロディがあるから、歌ってていきたくなる場所っていうか、メロディってありますよね? それを裏切るっていうか、ちょっと違う。それがなんか最初は難しくって。でも、今はそれは慣れましたけど。なんかPIZZICATO FIVEの曲、聴いてるとそんなに難しそうじゃないんだけど、カラオケで歌ったりすると難しいって言われますけど。なんかメロディが楽器のメロディみたいなところがあるので。
- 華原:
- タイの歌手が歌をカヴァーしたらしいですね。
- 野宮:
- そう、したらしいんですよ、まだ聴いてないんですけど。なんかそういうPIZZICATO FIVEの「SWEET SOUL REVUE;」をカヴァーしたいっていうオファーがあって。タイのでも、男のヴォーカルの人なんですけどね。どうなったのかな? わかんない。まだ聴いてないんですけど。
- 華原:
- なんかあれですね、PIZZICATO FIVEって日本人じゃないみたいな、外国人っていうふうに思うんですけど。私、本当に何もわからなくて、なんかいろいろ聞いちゃってるんですけど、悪気はないんでよろしくお願いします。
- 野宮:
- わかります、よろしくお願いします。うん、なんかそうですね、自分でもそういうところあると思う。いろんな衣装着て、いろんなヘアメイクして、私自身も何人かわかんないようになっちゃうし。で、アメリカやヨーロッパでライヴをやっても、なんかどこにいてもあんまり変らないっていうか。だから、あんまりね、なんか日本から来たグループっていうので、「すごいオリエンタルな」とかねそういう捉え方はされてないし。だから、「何人かわかんない」っていう感じなんじゃないかな、外国の人が見ても。
- 華原:
- でもいっぱいお客さんもいるし、ライヴのツアーの時は。すごいですね。
- 野宮:
- そうですね、やっとなんか。でも、最初は海外でなんて言うのかな? 活躍したいとかべつにぜんぜん思ってなかったから。そういう目標があったわけでもなくて。なんかたまたまチャンスがあってアメリカでライヴをして、それからレコードが出るようになってっていう。なんか自然にそうなっていっちゃったから。だから、英語で歌ったりもしてないし。でも、みんな日本語でも、ファンの人は日本語でね、歌ってくれてたりして。なんか変らないですけどね。
- 華原:
- 普段、じゃあその、何にもお仕事はなしで、普段ってどういう生活をしてるんですか?
- 野宮:
- 普段ですか?
- 華原:
- はい。
- 野宮:
- 普段は子供と遊んでます。
- 華原:
- あ、そうなんですか。お子さんが?
- 野宮:
- 去年、子供が生まれて、今1歳半。
- 華原:
- おめでとうございます。
- 野宮:
- ありがとうございます。
- 華原:
- 女の子ですか?
- 野宮:
- 男の子。だから、あんまり普段は一緒にいないから、休みの日はなるべく一緒にいようかなって思って。
- 華原:
- どんなところに遊びに連れてったりとかするんですか?
- 野宮:
- このあいだ一緒にね、温泉に行きました。
- 華原:
- 子供と一緒に?
- 野宮:
- そう、家族で。
- 華原:
- 家族で。そういうことも出来る人なんですか。特に好きな食べ物は?
- 野宮:
- 好きな食べ物は、やっぱり和食が好きです。
- 華原:
- 和食。
- 野宮:
- お魚とか。だからアメリカは食べ物がね、一番。買い物は、すごく安くて可愛い服とか見つかるんだけど、食べ物だけはどうしても馴染めないっていうか。
- 華原:
- じゃあ、痩せてっちゃいますね。
- 野宮:
- そう。だから、ツアー始まって2週間ぐらいでちょっと痩せて、なんかスッキリして気持ち良かったんだけど、そのうちなんかね、美味しいものを発見しちゃったんですよ。アメリカで今回一番おいしいなぁと思ったのは、ポップコーンなんだけど。電子レンジで作るポップコーンなのね。紙の袋に入ってて、電子レンジに何分間がいれると膨らんで、それにキャラメルのかたまりみたいのが付いてて、それをもう一度袋にいれて、それをもう一度電子レンジにかけると、キャラメルがトロトロになってすっごい美味しくて。そういうのを後半は食べてたから、また体重は戻っちゃったんですけどね。でも、一番おいしい食べ物はポップコーンでした。
- 華原:
- アメリカで一番おいしい食べ物はポップコーンですか。料理とかはなされるんですか?
- 野宮:
- 料理は、いちおう子供がいるから子供の御飯とかはね、作ってますけど。でも、あんまり好きじゃないです。いちおうやるっていう感じ。
- 華原:
- 私のことって知ってました?
- 野宮:
- 知ってましたよ、そりゃもう。
- 華原:
- 曲とかは聴いてもらえましたか?
- 野宮:
- ええ、曲も聴いてます。
- 華原:
- ありがとうございます。ちょっと聞いてみたかったんですけど、スポーツとかは?
- 野宮:
- スポーツは、ぜんぜんダメですね。
- 華原:
- ぜんぜん?
- 野宮:
- やるのも、あと見たりするのもあんまり好きじゃないっていうか、ぜんぜんわかんないです
- 華原:
- ぜんぜんわかんない?
- 野宮:
- うん。あ、でも、中学生の時は体操部でしたけど。床運動とか。
- 華原:
- あ、機械体操部ですか?
- 野宮:
- 床運動とか、平均台とか、そういうの。でも、すごい身体が硬いから、なんか人一倍努力しないとブリッジとかも出来なくて、けっこう辛くてやめちゃいましたけどね、1年ぐらいで。
- 華原:
- 私も高校3年生の時に機械体操部だったんですよ。で、平均台がすごい得意で。
- 野宮:
- あ、身体が柔らかいんですか? じゃあ。
- 華原:
- あ、その時は。それで、世田谷大会でベスト10のなかに入ったんですよ。
- 野宮:
- すごい。
- 華原:
- べつにぜんぜん大したことじゃないんですけど、ただそういう話があったんですよ。
- 野宮:
- 平均台、なんかフィニッシュで降りる降り方とかあるでしょ。
- 華原:
- はい。あれがすごい好きなんですよ。
- 野宮:
- どういうやつですか?
- 華原:
- メインが平均台ってだいたい10cmぐらい。で、そこの上で側転もするし、それは普通なんですけど。そこの上で側中回転とかもするんですよ。側中回転っていうのは、側転の手を付かない。
- 野宮:
- すごい。
- 華原:
- それをしながら着地。
- 野宮:
- すごいですね。私は側転で降りました。手を使って。それもなんか怪しかったんですけど。
- 華原:
- そういうこともありました。
- 野宮:
- じゃあ、レオタードみたいのでしょ?
- 華原:
- はい、なんか水着みたいなレオタード。
- 野宮:
- 何色だったの?
- 華原:
- なんか花柄がパッとですね、そういうの着てやってましたけど。お話し変えていいですか?
- 野宮:
- はい。
- 華原:
- お酒とか好きですか?
- 野宮:
- お酒はすごい好きで、すごいたくさん飲める人だったんですけど、なんか子供を産んでから飲めなくなっちゃって。まあ、多少はの見ますけど、あんまり飲まなくなっちゃいました。でも、好きですよ。
- 華原:
- どんなお酒が好きですか?
- 野宮:
- 何でも飲めますけど、日本酒とか好き。
- 華原:
- 日本酒。クイっとってやつですか?
- 野宮:
- クイっと。なんか酔い方が緩やかに酔っていくっていうか、気持ちいい感じで。
- 華原:
- 私は日本酒とか飲んだら、そのまま後ろにいきますね。苦手ですね。
- 野宮:
- 何がいちばん好きですか?
- 華原:
- カクテルものが好きです。
- 野宮:
- フルーツとかジュースとか?
- 華原:
- ジュースの味がするようなお酒が好きですね。ライヴの打ち上げとかでお酒とか飲むじゃないですか。いっぱい飲みました?
- 野宮:
- だから、前はすごい飲んでた。とにかく誰よりも最後まで残って、朝まで飲んでいるタイプだったんですけど。で、ライヴで歌をさんざん歌った後なのに、まだカラオケで歌いたいとかいってカラオケに行っちゃうような人だったんですけどね。
- 華原:
- カラオケ好きなんですか?
- 野宮:
- うん、好きでした。最近あんまり行ってないんですけどね、好きですね。
- 華原:
- カラオケに行ってた時は、どんな歌を歌ってました?
- 野宮:
- すごい古い昔の歌謡曲か、新しい曲はあんまりわからないんですけど。あとね、英語の曲に挑戦するっていうのは、けっこう自分のなかでブームで。すごい難しい曲を選んで、クィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」とか、そういうのを選んだりして。歌えないんですけど、なんか挑戦したりとかしてましたけど。
- 華原:
- 私はマライア・キャリーがすごく好きなんですけど、カラオケで頑張ったんですけど、絶対無理でした。
- 野宮:
- でもなんかね、いいんですよね。気持ちいい。
- 華原:
- お酒を飲んでて失敗したこととかありますか?
- 野宮:
- いっぱいありますよ。
- 華原:
- ありますか? 私はもう、人一倍いっぱいあるんですけど。酔っ払う人ですか?
- 野宮:
- うん、酔っ払って陽気になる人。すごい陽気になっちゃう。
- 華原:
- どんなふうになるんですか?
- 野宮:
- でもね、すごい酔っ払いすぎると、なんかすごい同じことを何回も繰り返して言っちゃう人になって。けっこう嫌なタイプになっちゃったりするんですけど。
- 華原:
- 私は、同じことを普段、べつに普通にお酒とか飲んでなくても同じこと何回も言いますよ。
- 野宮:
- 本当に?
- 華原:
- それは悪いことですか?
- 野宮:
- 悪いことじゃないと思うんですけどね。でも、自分でそれをわかってて言ってるんだったらいいんだけど、すごく飲んで酔っ払ってる時って覚えてないっていうか、知らずに何度も何度も同じこと話してるから。みたいなんですよ。それも自分でわかってないんで。失敗したこといっぱいあるけど、何だろうな? けっこう人といる時は、まだシャキッとしてて。「それじゃあ、バイバイ」っていってタクシーに乗ったりするとすごいグルグルになっちゃったり。気が張ってる時は大丈夫なんですけど。やっぱり最近そこまで飲んでませんけどね。つまんないけど。たまにはね、ちょっと記憶を失うぐらい飲んでも楽しいですけど。
- 華原:
- 最近、記憶失いました、私。
- 野宮:
- 失いました?
- 華原:
- はい。ちょっと悪い。
- 野宮:
- どうやって言えに帰ったかわからないとかね、そういうのありましたけど。
- 華原:
- テーマとして、今、幸せなことって何ですか?
- 野宮:
- 今、幸せなこと?
- 華原:
- はい。「何してる時が幸せ」とか、そういうのってあるじゃないですか。
- 野宮:
- そうですね、仕事もすごい好きだから、コンサートをやってる時とかもすごい幸せだし。でも、ぜんぜん切り替えておうちで家族といる時もすごい幸せだし。
- 華原:
- 家族があるっていいですね。
- 野宮:
- うん、いいですね。そう、子供はなんか面白いですよ。毎日変っていくから、成長して。
- 華原:
- 家族とずっと一緒にいるのが幸せ。
- 野宮:
- でも、仕事もすごい好き。でも両方あるからきっとね、いいんでしょうね。仕事だけで家に帰っても、寂しかったら嫌だし。でも、おうちだけっていうのもね、なんかきっとだんだん飽きちゃうな。両方ともウマく。
- 華原:
- いいですね、なんか。楽しそう。いいなぁ。じゃあ、最近ではアメリカ14都市行ってきたばっかりですけど、次に行ってみたい国とかはどこですか?
- 野宮:
- 次は、来年、今度はヨーロッパツアーに行くんですけど。それで多分、ドイツとか。
- 華原:
- ドイツ。
- 野宮:
- ドイツすごいね、日本ブームっていうか。PIZZICATO FIVEもすごい人気があって。で、ドイツの人って日本人にけっこう近い感じなのね。
- 華原:
- そうなんですか。
- 野宮:
- だからすごい仕事もしやすいし。すごく信用できるっていうか、友達になっても。だからドイツに行くのも楽しみだし。あと、オランダに行くのも楽しみだし。なんかヨーロッパツアー楽しみにしてるんですけど。
- 華原:
- ヨーロッパツアーですか。一緒に家族も?
- 野宮:
- なんかでも、仕事の時に子供とかいると気になっちゃうから連れて行かないと思うんですけど。
- 華原:
- やっぱりなんか、今お話ししてても、なんか外人の人が日本語を喋れるっていう感じのイメージがする。
- 野宮:
- そうですか?
- 華原:
- それって悪いことですか?
- 野宮:
- ううん、悪いことじゃないと思うけど。まあね、そうですね。なんか海外に行くと、なんか年齢とかを忘れちゃうし。で、誰も年とか聞かないし。すごいそういうとこはやりやすいですね。それで、海外に行ったりすると、すごい自分が日本人だっていうことを意識するのかっていうとそうでもなくて。なんか、どこに行ってもぜんぜん変らないから。
- 華原:
- じゃあ、それに対して、二度と行きたくない国とかありますか?
- 野宮:
- え? 二度と行きたくない国ですか? うーん? それはべつにないかな?
- 華原:
- 私はあります。
- 野宮:
- どこですか?
- 華原:
- ここだけの話ですけど、バリ島。
- 野宮:
- え? どうして? バリって行ったことはないんですけど。
- 華原:
- 私ね、最近「ここだけの話ですけど」って言っちやうことが多いんですよ。で、「ここだけの話」って言う場所に限って人がいっぱいいるとこなんですよね。だから、すぐバッと言っちゃう。
- 野宮:
- なんで? 私、行ったことないんですけど、なんかすごいいいところって聞くけど。
- 華原:
- じゃあ、行ってみて下さい。
- 野宮:
- え? 何が合わなかったんですか? 行きたくないんですね?
- 華原:
- 行きたくない。
- 野宮:
- でも、アジアって行ったことないから、すごい行ってみたいですね。
- 華原:
- アジアですよね。
- 野宮:
- タイの歌手がね、カヴァーしたりとか。なんかちょっとずつPIZZICATO FIVEも知られてるって聞くんだけど、行ったことないから行ってみたいですけど。御飯も美味しそうだし。そう、御飯が美味しくて、買い物が出来るとこだったらどこでも好きです。だから、御飯が美味しくなくて、買い物が出来ない国は行かないと思う。
- 華原:
- あ、じゃあ、バリはやめたほうがいいです。
- 野宮:
- そうですか。わかりました。
- 華原:
- 海外での失敗談とかありますか?
- 野宮:
- 失敗談ですか? えぇと、なんかコンサートをやってて、あんまり面白くないですけどね、電源がね、電気が全部落ちちゃって、ステージやってる時に。
- 華原:
- それ、大変ですね。
- 野宮:
- あと、前にワールドツアーに行った時に、衣装替えをその時は5回ぐらいしてたんですけど、衣装を替えるのにバックステージに戻るんだけど、そのバックステージと、楽屋とステージの扉がにぜか鍵がかかっちゃったの、本番に。で、私は知らずに歌ってて、もうこの曲を歌い終ったら楽屋に戻るっていう時だったんだけど。で、楽屋に行って待機してるマネージャーとかスタッフの人は、鍵が開かないから私が戻ってきても入れないでしょ。それですごい焦ってて。それで、アメリカのマネージャーの人がいるんですよ、テリーさんっていう人が。
- 華原:
- すごいですね。
- 野宮:
- 今日も来てるんですけど。
- 華原:
- テリーさん! あ、あれ? さっきあの、黒人の人ですか?
- 野宮:
- そう。
- 華原:
- あの、衣装とか。
- 野宮:
- そうそう。で、彼女が、私が戻ってくる時にドアが開かなかったら大変だっていうことで、思いっ切り体当りしてドアを壊して。で、私は何も知らずに戻ってきて無事に終ったんですけどね。なんかそういう想像もしなかったようなことが起こるんですよね。
- 華原:
- 逞しいマネージャーですね、ドアをぶちやぶる。
- 野宮:
- そう。
- 華原:
- アメリカ人のマネージャーさんがいるっていうことは、英語が喋れるということですか?
- 野宮:
- 私ですか?
- 華原:
- はい。
- 野宮:
- いや、それがあんまり喋れないっていうか、ほとんど喋れなくて。だからもう'94年に向こうでデビューしてるから、本当はね、ちゃんと勉強してればね、まあそれなりにはなってるはずなんですけど。とにかくなんか、勉強するとか努力するっていうことは出来ない人なんですよ。
- 華原:
- そうなんですか?
- 野宮:
- そうなの。そういうのなんか避けて通ってきた人だから、どうもね。
- 華原:
- 子供の頃とかも?
- 野宮:
- そう、ずっと変らず。そういう人生っていう感じ。
- 華原:
- 子供の頃の話を聞かせて下さい。
- 野宮:
- はい。
- 華原:
- どんな子供だったんですか?
- 野宮:
- 子供の頃は、すごいおとなしい子でした。あんまり喋るのとか得意じゃなくて。
- 華原:
- 私もそうです。
- 野宮:
- だから、いるかいないかわかんないようなおとなしい。でも、歌を歌うのは好きで。だから、そういう人と話したりするのは不得意なんだけど、でも反面なんか人の前で歌を歌ってみたいっていう気持ちもあって。でも、喋るのは不得意だから、歌うっていうことは喋るってうことじゃなくて、歌で自分の存在を知らせたいっていうかね。そういう感じだったんですけどね。でも、こうしてね、トーク番組とか出てるっていうの信じられないんですけど、その頃を思うと。
- 華原:
- 私もこうしてトーク番組の司会をやってるの信じられないですけど。でも、いろんな人と出会えて、お話しが出来ることは幸せだなってすごく思って感謝してます。
- 野宮:
- そうですね。
- 華原:
- 初恋とかいつですか?
- 野宮:
- 初恋ですか? 小学校5年か6年ぐらいの時。
- 華原:
- そうですか。
- 野宮:
- 一人だけ学校に長髪の男の子がいて。
- 華原:
- 長髪ですか?
- 野宮:
- 長髪っていっても、そんなに長くないけど、昔の話だから。まあ、ちょっと長い。すごく可愛い子で、よく図書館で会ってて。で、片思いっていうか、すごい好きだったんですけど。
- 華原:
- 片思い。
- 野宮:
- でも、ある日、なんか合唱コンクールみたいなのがあって、で、その子が指揮者やることになったらしくて、髪の毛を床屋さんに行ってすごい短くカットしてきちゃったのね。それでなんかすごいイメージが崩れて嫌いになっちゃったんですけど。なんかそんな。
- 華原:
- 外見だけで判断したんですか?
- 野宮:
- そうです。
- 華原:
- それは淋しいですね。
- 野宮:
- でも、けっこう形から入るほうですね、何でも。
- 華原:
- あ、そうなんですか。
- 野宮:
- だから、音楽とかも最近はあんまり音楽聴いたりしなくなっちゃったんですけど、昔はね、学生の頃はいろいろすごく好きなバンドとかいたんだけど、たいてい音楽聴くより写真とか見てルックスで選んだりとかしてました。
- 華原:
- あ、そうなんですか。私は……、私はどうでもいいですね。
- 野宮:
- ううん、聞きたい。
- 華原:
- 私は外見じゃあ判断できないんですよ。絶対にいろんな人に興味があって。もちろん男の人にも興味があって、おんなのひとにも興味があって。それで初めてお話をして、「あ、この人好きだ」って思ったら本当に好きになっちゃうんですよね。その人がどんな顔してても、どんな体型してても、どんな仕草をしてても。あ、でも、体型はこだわってるかもしんない、もしかしたら。あんまり大きい人が好きじゃないんですよ。
- 野宮:
- あ、そうなんですか。
- 華原:
- 身体が大きい人はあんまり好きじゃない。
- 野宮:
- まあ、そうですね。そういう憧れる人はね、けっこう外見なんだけど、すごく仲良くなる人はそんなこだわってないけどね。やっぱり内容がね、大事だけど。でも、第一印象って、それはルックスとか服装………、あ、でも、服装ってなんか。
- 華原:
- 洋服をすごく好きな方だから、絶対に服装とか気にしますよね。きっとそこから入るっていうか。
- 野宮:
- たいてい初対面で会った人の、その人が何を着てたかっていうのは覚えてる。
- 華原:
- 覚えてるんですか?
- 野宮:
- 覚えちゃうんですよ。
- 華原:
- すごいですね。それでやっぱりダメだったらダメなんですか?
- 野宮:
- いや、そんなことないですよ。ただ、第一印象でべつにルックスとか体型とか洋服とかは関係ないですけど、そういうお友達になったりする人は。でも、なんかすごくすぐに打ち解けられるタイプと、すごく時間かかっちゃう人っているんですよね。
- 華原:
- 私の場合は、すぐ人に何でも言っちゃうから損しちゃうんですよ。
- 野宮:
- そうなんですか?
- 華原:
- 淋しいとすぐ電話をしちゃうとか。それはいけないって言われる。歌手以外になりたかった職業ってありますか?
- 野宮:
- 歌手以外は考えたことないです。子供の頃から歌手になりたくて。
- 華原:
- 生まれた時からですか?
- 野宮:
- 生まれた時はね、何だったんでしょうね? 生まれた時は覚えてないですけど、でも、なんかあると思いますけどね。子供の時から、もうなんか本当に赤ちゃんっていうか、1歳ぐらいになるとやっぱり興味を持つものがだんだん決まってきて。なんか歌がすごい好きな子供とか、なんか音楽流れてると踊ったり、そういうのが好きな子とか、なんか車が好きだったり、あと動物が好きだったりって、べつに誰も教えてないんだけど、そうやって選んでいくでしょ。だから、きっと子供の頃からそういうのってあると思うんですけど。わりともの心ついた時から歌は好きでした。歌手になりたいなと思って。
- 華原:
- ずっとずっと思ってたんですね。
- 野宮:
- だからね、今は幸せですけど。
- 華原:
- 幸せだったらいいですよね。
- 野宮:
- いいですよね。あとはそうだな、美味しいものとね。
- 華原:
- 小西さんと出会ったのは何がきっかけですか? 小西さんてフジテレビのプロデューサーのKIKCHYさんにすごい似てるんですよね。
- 野宮:
- あ、ちょっと似てますね。
- 華原:
- 私も「似てるよ」って言われて「本当に似てる」って思ったんですけど。
- 野宮:
- 最近、小西君に似てる人多いんですよね。っていうか、真似してる人もいるんだけど。なんかわりと特徴があるっていうか。出会ったのは、私はすごい昔に最初ソロでデビューしてて。で、PIZZICATO FIVEはその何年か後にデビューしてるんですけど。で、私はPIZZICATO FIVEのことをほとんど知らなくて聴いたこともなかったんですよ、ずっと。でも、私がソロの後にやってたバンド、ポータブル・ロックっていうバンドをやってて。で、それは3人組みで私以外に男の子が二人いたんですけど、その男の子のメンバーと小西君とが大学時代から親しくて。で、話を聞いていて。PIZZICATO FIVEがレコーディングをしている時に、そのポータブル・ロックのギターの人とベースの人がPIZZICATO FIVEのレコーディングに参加していたので遊びに行ったんですね。会いにっていうか、チラッと。それでその時初対面で、それで「コーラス手伝ってくれない?」って言われて、それから。最初はコーラスでレコーディングに参加したり。あと、ツアーでコーラスとして一緒に回ったりとかしてて。で、その頃は男の人のヴォーカルだったから。で、ヴォーカルの人がやめるっていうことになって、「正式にヴォーカリストとして入って欲しい」って言われて、それで加入したんですけど。
- 華原:
- 加入。
- 野宮:
- 加入っていうか、入ったんですけど。
- 華原:
- その時の小西さんの第一印象とかどんな感じでしたか?
- 野宮:
- 第一印象は、すごい「人の目を見ないで話す人だなぁ」と思って。
- 華原:
- それ、恥ずかしかったんじゃないですか?
- 野宮:
- そうそう、恥ずかしかったみたいなんですけど。すごい緊張してる感じで「変な人」とかって思いましたけどね。恥ずかしかったみたい、後で聞いたら。すごい照れててって言ってましたけど。
- 華原:
- 最初、その「加入して下さい」って言われた時に……、加入って変ですね。
- 野宮:
- 変でしたね。
- 華原:
- いえいえ、変じゃないです。最初、小西さんと一緒にやるってなった時、「この人とは一緒にやっていける」と思いました?
- 野宮:
- そうですね。あの、加入する前に一緒に手伝ってたでしょ、コーラスで。それでPIZZICATO FIVEがどういうグループなのかわかって、すごく好きになったんですよ、PIZZICATO FIVEっていうグループがね。だから、なんか趣味とかも似てるし、好きなものも似てるっていうことがわかったから、「入って欲しい」って言われた時は、「なんかウマくやっていけるかな?」と思いました。
- 華原:
- もう一緒になって何年経ちますか?
- 野宮:
- えぇと、7年目。
- 華原:
- 7年目。今度出されるシングルは、すごいジャケットがカッコいいですね、なんか。
- 野宮:
- あ、11月1日に出たやつ? 銀色の?
- 華原:
- はい。あの、韓国語かな?
- 野宮:
- あ、アルバム? 透明の?
- 華原:
- あ、アルバムです。
- 野宮:
- そう、韓国語っていうか、ハングル文字。
- 華原:
- あれはカッコいいですね。なんか普通硬い箱にっていうか、プラスチックに入ってるんですけど。
- 野宮:
- あれはソフトビニールというか。
- 華原:
- そういうアイデアとかを出すのもなされてるんですか?
- 野宮:
- ああいうジャケットとかは、ずっと一緒にやってもらってるアートディレクターの進藤さんていう人がいるんですけど、その人とメンバーでいろいろ言い合ってアイデアを。で、決めていくんですけど。
- 華原:
- 教えてほしいんですけど、あれ、韓国語でなんて読むんですか?
- 野宮:
- あれ「PIZZICATO FIVE」って書いてあるはずなんですけど。でも、ちょっと違ってるみたいなんだけど。
- 華原:
- 違ってるんですか?
- 野宮:
- なんか「ピチカート・ファイプ」とかになって、なんかね、ちょっと本当は違うみたい、微妙に。いちおう「PIZZICATO FIVE」と。
- 華原:
- そういう意味があるんですね。シングルはあの銀色の?
- 野宮:
- はい。どうですか?
- 華原:
- あれもなんかちょっと、やっぱり外国人ですよね。
- 野宮:
- そうですか? それはやっぱり多分、自分が欲しいものを作るっていうのがコンセプトの一つにあって。自分が買いたいものっていうか、自分が欲しいっていうか、手にとって買っちゃいたいものっていうか。だからいろいろアイデアが出てくるんですけど。
- 華原:
- そうですよね。CD屋さんに行ってシングルとか並んでて、それで「あ」っと思うものはやっぱり手が出ますよね。それで「へぇー、珍しい」って。
- 野宮:
- ハッとさせたいっていうか。そういことばっかり。
- 華原:
- それは、私はあのシングルを見てハッとしました。
- 野宮:
- しました? じゃあ、成功ですね。
- 華原:
- あと、今日「飲み物を何になさいますか?」ってスタッフの方が聞いた時に、マニキュア?
- 野宮:
- 色の綺麗なのがいいって。
- 華原:
- グレープフルーツジュースって言われたんですか?
- 野宮:
- そう。
- 華原:
- グレープフルーツジュースって言ったらグレープ色?
- 野宮:
- なんかね、せっかくだから、色が洋服とかにも合うといいなあって。で、グレーに塗ってたから、ピンクって合うじゃないですか。それで、どうせだったピンクになんか赤っぽいマニキュアとかより、ピンクに黄色のコントラストとか可愛いかなって言ってて。
- 華原:
- 今日は合わせて。
- 野宮:
- そうです。でも、似てますね、色。
- 華原:
- 詰めはあんまり伸ばさないんですか?
- 野宮:
- うん、伸ばしたいんですけど、なんか弱いみたいで伸ばせないんですよ。折れちゃう。
- 華原:
- 今日はジュースの色に合わせてくれてありがとうございます。
- 野宮:
- いいえ。なんかね、そういうの好きなんです。
- 華原:
- 好きな色ってどんな色ですか?
- 野宮:
- 好きな色はブルーとオレンジ。今はオレンジのほうが好き。けっこう家にあるものがオレンジが多かったりして。
- 華原:
- なんか、おうちのなか、すごい変ってそうですね。
- 野宮:
- 変ってないですよ。
- 華原:
- 変な意味じゃなくて、なんかいろんな珍しいオモチャとか、家具とか、そういうのが置いてあるおうちっていう感じがします。
- 野宮:
- みんななんか、すごく可愛いお洒落なおうちに住んでると思ってる人が多いかもしれないんですけど、畳に炉達とかあっちゃったりするような家なんです。まあ、オモチャもいっぱいあるんですけどね。でも、畳に炉達の部屋もあったりして。
- 華原:
- 炉達、に入るんですか?
- 野宮:
- まだね、炉達にしてないんだけど、もう少ししたら炉達にしようかなと。
- 華原:
- 炉達のなかで寝るといけないんですよね。
- 野宮:
- でも気持ちいいんですよね。
- 華原:
- はい。
- 野宮:
- まあ、炉達にミカンかなぁと思って、冬は。
- 華原:
- なんか、そういう話聞くと日本人っぽいなぁって。
- 野宮:
- ちょっとずつね、日本人。
- 華原:
- どっちなのかな? って思っちゃうんですよ。
- 野宮:
- すごいやっぱり日本人。日本やっぱり好きですよ、一番。いろんなとこ行きますけど、やっぱり一番お洒落な洋服とか、若い人がお洒落なのも日本だと思うし。
- 華原:
- あ、そうなんですか。
- 野宮:
- うん。特に東京はね、お金さえあれば何でも手に入るし、世界中のものが。すごいいいところだと思いますけど、お金があれば。
- 華原:
- そうですか。でも、あんまり東京にいなさそうですね。
- 野宮:
- そうでもないんですけどね。やっぱり好きですよ。
- 華原:
- 日本人として嬉しい。じゃあ、20年後の野宮さんは、どんなことをしてますか?
- 野宮:
- 20年後っていったら、子供が成人するっていうことですよね。まあでも、早く成人してもらってあれだな、旅行とかしてみたいですね。
- 華原:
- 子供と?
- 野宮:
- ううん。子供はもう。
- 華原:
- 関係なくて?
- 野宮:
- 自立してもらって。なんか夫婦で海外旅行とかずっとのんびりしたいな。
- 華原:
- 旦那さんてどんな方ですか?
- 野宮:
- ええと、普通の人です。
- 華原:
- でも、優しそうですね、きっと。
- 野宮:
- そうですね。優しいです。
- 華原:
- 優しいですか。いいなぁ。20年後はきっと夫婦で仲良く。
- 野宮:
- 歌はね、わかんないですね。
- 華原:
- そう、歌は歌ってますか?
- 野宮:
- いやぁ、わかんないです。20年ってすごい先っていう感じ。でも、出来る限り歌っていたいですけどね。
- 華原:
- じゃあ、20年後じゃなくて10年後にしましょう。
- 野宮:
- 10年後? どうでしょうね? うーん? どうだろう? でも、歌っていられたらいいなぁと思いますけど。頑張ります。
- 華原:
- 頑張って下さい。私も頑張ります。今日はどうもありがとうございました。
- 野宮:
- どうもありがとうございました。
- 華原:
- ああ、緊張しちゃった。