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- 中居:
- こんばんは、中居正広です。えぇ、今週のゲストなんですが、前回にも出て下さったんですけども、今回は違った形で、違ったお名前で出て下さることになりました。御紹介しましょう、石井竜也さんです。
- 石井:
- どうも! カールスモーキー石井ですって言ったら、何のあれもなくなっちゃいますね。
- 中居:
- 今の。
- 石井:
- 今の。
- 中居:
- 今日は石井竜也さんで。
- 石井:
- そうですよ。
- 中居:
- っていうのは、映画の監督のお名前。
- 石井:
- そうです。いや、本名というかですね。
- 中居:
- 本名ですね。なぜその、映画の監督をなさる時は本名でやられるんですか?
- 石井:
- まあ、「カールスモーキー石井が映画作った」って言うと、なんとなく、これもん(ウハウハ)のような映画にね、思われるのもちょっとシャクかな、なんていうのもあるじゃないですか。だからまあ、米米クラブとは違う自分の、なんていうかな? 制作態度というか、まあ、(制作)形態というか。そういうのを、ぜんぜん違ってたんで。だからまあ、あんまりカールスモーキー石井っていう名前を使っちゃうのも米米に悪いかな、と思って。
- 中居:
- まあねカールスモーキー石井っていうとやっぱり、歌のイメージが、アーティストとしてのイメージがやっぱり強いって言ったら強いですし。
- 石井:
- ええ、ええ。あっちのが強いし。ミュージシャンとしてね、なんかこんなん(オチャラケ)やるんじゃないかって思われちゃうのもちょっとあれかなと。
- 中居:
- こんな(オチャラケ)?
- 石井:
- ええ、こんな(オチャラケ)やつ。それでまあ、自分の名前、本名のほうで勝負したいなぁと思って。
- 中居:
- で、今回のあの映画が2作目ですよね。
- 石井:
- そうなんですよ。2作目。
- 中居:
- 「河童」に続いてですよね。
- 石井:
- ええ。
- 中居:
- なんで、やっぱ僕はすごい不思議なんですけど、なんで映画を、監督をやられるのかなって。
- 石井:
- まあ、それだけだから、あの、魅力的なことなんだと思うんですよ、映画を作るっていうことはね。
- 中居:
- あ、石井さんにとって。
- 石井:
- ええ。僕みたいな馬鹿な男がのめり込んじゃうっていうことなんで。
- 中居:
- かなり入り込んでますよね。
- 石井:
- まあでも、小さい頃から、まあ映画はすごい好きで。あの、やってみたいことではあったんですよね、映画を作るっていうか。あの、この業界に入って、まあ米米クラブやりはじめて、デビューして、ずーっとLDとか買いまくってたわけですよ。
- 中居:
- あ、歌の活動してても、その映画っていうものも。
- 石井:
- もう好きで、好きで、好きでたまんなくて。ま、現実逃避癖っていうかね、そういうのあるのかもしんないです、僕自身に。その、今いる状況では飽き足らずに。というか、今いる状況というのが、本当の状況じゃないような気がしてて。常に違う状況の中に自分を入れておきたいっていう。
- 中居:
- はいはい、置き変えてっていうか。
- 石井:
- ええ。そういうのが好きなんですよね。映画ってほら、やっぱ自分を主人公に置き換えたりとか、そのシチュエーションに自分のことを沈めることができる世界じゃないですか。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 石井:
- まあ、一種の座って観れる遊園地みたいなところあるじゃないですか。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 石井:
- だから、そういうところに自分を置くのが好きなんじゃないですかね。
- 中居:
- ああ、わかります、わかります。
- 石井:
- だから、常に自分を違うとこに置きたい人なんですよ。
- 中居:
- じゃあ、固まりたくないんでしょうね。
- 石井:
- そうなんですよ。
- 中居:
- まあ、アーティスト、ミュージシャンの自分も、もちろん決して不満があるわけじゃないんだけども、もう一つの自分ていうのもちゃんと確立していたいっていうのがあるんでしょうね。
- 石井:
- ええ、まあ。っていうか、常に「これは自分じゃない!」っていう。「これは俺じゃない! もっとこういうのがあるんだ! いや、もっとこういうのがあるかもしれない!!」っていう、なんかカッコよく言えば探究心。あの、カッコ悪く言っちゃえば、ただの出たがり屋。そういうとこあるかもしれないですね。
- 中居:
- あなあ、なるほど。わかります、わかります。だから、それは変身願望とはまた……。
- 石井:
- あ、それ、あるかもしれないですよ。だから、それももちろん含まれてるでしょう。変身願望も含まれてるし、だから、あの、米米クラブとかにみんな来てくれる、ああいうコスプレした人たちと同じなのかもしれない、どっかね。同じ次元のことなのかもしれないですよ。やっぱり、変えてみたいっていうか。自分の今まで作った作風であり、なんか芸風を変えていきたいっていう。そういうのっていうのは、常にある人なんですよね。
- 中居:
- その表現が映画の監督としての活動の一つなんでしょうね。
- 石井:
- そうかもしんないですね。まあ、それにしてはあまりにもちゅっと、すご過ぎることですけどね。
- 中居:
- すごい変身ですよ。
- 石井:
- 変身て、「変ー身ー!!」とかっていうには、あまりにもちょっと「キツいやろ、それは」というぐらいの変身ですけどね。でも、あの、何て言ったらいいのかな? えぇと、映画を作ってる時っていうのはね、うーん? 全部捨ててんですよね。
- 中居:
- え? 例えば何を?
- 石井:
- いや、だから自分で今まで作ってきたものとか。もうとにかく、ありとあらゆるものを一回捨て切らないと作れないですよ。そのぐらい入り込まないと出来ない。
- 中居:
- もうすごい集中力じゃないですけども。
- 石井:
- もうすごい集中しないと。それはだって、100対1の闘いするわけですよ、現場とかね。それはやっぱり相当あの、筆舌に尽くし難い。
- 中居:
- かなりのエネルギーが。
- 石井:
- ええ、エネルギーを要しますよ。
- 中居:
- じゃあ、そのカールスモーキー石井というのをやっぱり捨て切っての。
- 石井:
- うん。もう、ひょっとしたら本名すらどっかに忘れてるっていうか。自分が石井竜也であるということさえも、もうちょっと忘れて怒鳴ってる時もあるし、頭下げてる時もあるし。もう170人に「お願いします! お願いします! あと一回やって、お願いします!!」とかって。もう、監督なんてそんな、こんなに(ふん反り返る)なってる商売じゃないですよね。
- 中居:
- そういうイメージありまけどね。「おら! 違うだろ、おめぇ!!」。
- 石井:
- まあ、そういう時もある、確かにね。「冗談じゃねぇ! 誰の映画撮ってんだよ!! おめぇ」っていう時もあるけど、でも、やっぱりスタッフがあっての自分だから。やっぱりもうスタッフの外たちにも頭下げて。ユニオンがとにかくオーストラリアとかしっかりしてるわけですよ。
- 中居:
- はいはい、はい。
- 石井:
- あの、何て言うんですかね? 労働基準法みたいなのが。
- 中居:
- はいはい。
- 石井:
- そうするとやっぱり、動いてくれない時は動いてくれないですよ、そりゃ。そこをもう、本当、頼み倒すっていうのは、こういうことを言うんだっていう。
- 中居:
- でも、それだけあの、映画に対する姿勢というか、思い込みがやっぱり強いがためのやっぱり。
- 石井:
- まあ、そう言ってくれると嬉しいですけどね。
- 中居:
- そりゃ怒鳴るっていうのも、決してその状況ではよくないことかもしんないけども、そんだけ熱があるっていうことですからね。
- 石井:
- まあ、そうですね。
- 中居:
- わかる様な気しますよ。
- 石井:
- まああの、自分がそれだけのめり込んでれば、相手ものめり込んできてるんだから。そうするとやっぱりどうしたってパァーンとそこで火花散る時だってそりゃあるさ。
- 中居:
- ぶつかりますよね。
- 石井:
- でも、それが負の方向に行かせる人と、それを正の方向に持っていく人と。正って言ってもりっしんべんの性じゃないですけど。そういう……、だれも言ってねぇよ! って、んなこと。まあ、そういうのはあるかもしれないですね。だから悪い雰囲気にしてしまう人と、本当にこう「違うじゃないか、中居。そこのとこはもっとこうだよ!」「いや、監督、違うよ。そこ、俺はこういきたいんだ」「じゃあ、よし、やってみろよ」「よぅし、やってやるぜ!」っていう、そういう方向に持っていける人と、「いや、俺、じゃあ、やんねぇよ」みたいになっちゃう人と、それはあるかもしれないですね。
- 中居:
- そこらへん、相手のやっぱり、歌とはまた違うところですよね。
- 石井:
- ええ、そう。そうかもしれない。
- 中居:
- 相手のぶつかり合いでも。
- 石井:
- 映画自体もね、なんとなくね、音楽を作るっていうのとはぜんぜん違って。まあ、作るということに関しては、そりゃ同じだろうっていう。そのパッションというか、情熱というかね、そういうものもあるかもしれないけど。確実に違う表現としてはね、買い物で言えば衝動買いか計画買いかの違いなんだよ。買うことに、同じお金を出して、1万円出して買うことは同じなんだけど、衝動で買うか、それとも計画を立てて何回もそのお店行っては見てですね、「いやぁ、これは俺には合わないんじゃないかなぁ?」とかいって、で、もう一回来て「うーん?」て「お客さん、やめて下さいよ。そんな触るの」っていうぐらい見て計画して買うかの違いですよね。まあ、最終的には買うことは同じなんだけど。
- 中居:
- 映画は、それはやっぱり計画的に。
- 石井:
- 計画買いなんですよ。
- 中居:
- へぇー。
- 石井:
- もう、いろんな角度から調べてね。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 石井:
- それで買う。
- 中居:
- じゃあ、その「河童」をやって、今回「ACRI」をやって、やっぱりその一作品目と二作品目のその差じゃないですけども、やっぱりその一作目は初めてだったじゃないですか。やっぱり御自身で手探りのところもあったでしょうし。
- 石井:
- いや、もうぜんぜんわかんなかったですね。だから、ここんとこ、この二作目やっぱりそのスタッフとどういうふうに関わっていったらいいのか、とか、役者さんとどういうふうに、どこまで自分が関わっていったらいいのか、とか、そういう垣根みたいなのがわかった。ま、そこまで言っちゃったらちょっと生意気かもしれないけども、何十本もやってらっしゃる方もいるわけだから。まあ、とにかくちょっとだけわかったっていう感じかな。ちょっと「あ、ここまでは言っていいな」とか「ここまではちょっと言っちゃダメなんだな」とかね。そういうのがちょっとわかった。
- 中居:
- でもあの、曲をプロデュースする時でも、例えばあの、歌として、米米としてやってる時に、例えば石井さんが作った曲に対して、その期待に応えてくれなかったメンバーがね、「これはこうなんだけども」って応えてくれなかった、期待に応えてくれなかった。と、同じように監督してる時、要するにその作品、映画をプロデュースしてる時に役者さんが応えてくれなかったと、それは一緒のようなことも。
- 石井:
- まあ、ありますよ。それはあるけど。でも、中居君もほら、SMAPで中心的にリーダーとしてやってるじゃない。
- 中居:
- ええ、まあ。
- 石井:
- そしたらやっぱり、それは6人6様。ま、いろんな人がいるでしょ。そりゃ、ぶつかったりはするけども、それでも自分の意見を通さなきゃいけない時もあるし。でも、「べつに、ここまでは通さなくていいか」と、「こいつの意見も確かにそうだ」っていって「じゃあ、それでいいよ、やってみようよ」っていう時だってあるでしょ。だから、その差し引きはやっぱりゼロさ。自分で言うとこと引くとこ。それはもう、仕方ないとこだからね、人間関係である以上。
- 中居:
- 発言することだけでスッキリする時もありますしね。
- 石井:
- あるしね。そうそう、そうそう。「ま、いちおう言ったか」とか思う時もあるでしょ。でも、それがやっぱり、じつは中心の人間しかできないことなんだと思うのね。だからあの、中居君とか見てると、ライヴとか観てても、「すっごい仕切ってるなぁ、この子は」って思ったわけ。このあいだ観に行って。
- 中居:
- え? ライヴ? なに?
- 石井:
- ええ、観に僕、行ったんですよ、じつは。
- 中居:
- え?
- 石井:
- コンサート。
- 中居:
- え? ちょっと待って!?
- 石井:
- 横浜アリーナ。行きましたよ。ええ、行ったんですよ。
- 中居:
- あらー。楽屋挨拶がなかった……。
- 石井:
- いえいえ、ぜんぜんそんなもう、本当、一ファンとして行っただけですから。
- 中居:
- あ、そうなんですか。
- 石井:
- でも、その時になんかMCとか、それから流れとか、周りのフォローとか。それからメンバーがちょっと間違った時の中居くんの態度とか見てて、「あ、こいつはやっぱリーダーなんだな」ってやっぱ思いましたよ。
- 中居:
- あ、そうですか。
- 石井:
- でも、そういうもんだと思うんだ。なんか、あんまりでしゃばるやつっていうのってのは、あんまり中心になれない気がしません?
- 中居:
- だって僕もでしゃばりですけどもね。
- 石井:
- いや、「これは俺が!」ってその中でやっちゃうと、やっぱりキツいとこあるでしょうけどね。一本なにか杭を立てればいい話でしょ。「今回はこれ」っていう。だから、そういうのがやっぱり、すごく「あぁ、やっぱリーダーなんだな」って見てましたからね。
- 中居:
- いや、またでも我々がやってるものと、その映画のね、待遇は。
- 石井:
- いや、でも、SMAPはわりかし自分たちで作ってるでしょ、あれ。
- 中居:
- ライヴはそうですね。
- 石井:
- そうでしょ。ライヴ観てると、なんとなく自分たちのノリでやってるなぁって気がするから。そうすると、やっぱり作ってく時っていうのは、やっぱり自分たち本位だけでもダメでしょ。
- 中居:
- うんうん、そうですね。
- 石井:
- 例えば、「じゃあ、ステージどう作るんだ」とか、「ステージの形はこうなんだから、どうしたって自分たちはこっちから出てきたって、ステージの出口はここなんだから。だったら、こう出てこなきゃ」とか。
- 中居:
- まあ、細かいことですけどね。
- 石井:
- あるでしょ。だから、やっぱり合わせなきゃいけないことって、いっぱい出てくるわけよ、状況の中でね。だから、そういう時は、それは同じよ。自分たち6人だけで終わるわけじゃないでしょ。そこにスタッフも加わりぃの、ひょっとしたらカメラが入ればカメラのスタッフも入ってくるのをして、なんとなくやっていくわけでしょ。
- 中居:
- でも、映画ですよ。僕なんかもう変な話、考えられない世界なんですよ、映画って。
- 石井:
- ただ違うのは、あの、例えばバンドっていうのはさ、まあSMAPもわかるだろうけど、いちおう6人とかでこう(肩を組み合う)できる瞬間があるわけよ。だから、中居君が「チクショー、いけねぇ」っていう時には、やっぱバックにいるわけじゃない。あと5人なり6人なり7人なりわかんないけど。それでこう(肩を組み合う)できるわけよ。「いや、俺らは違うよ」って言えるけど、映画は違うんだね。君一人しかいないんですよ。誰も仲間になってくれない。
- 中居:
- え? どういうことですか? 例えば監督さんが。
- 石井:
- だから、10人ぐらいに「どうすんですか!?」って言われた時に、「いや、いやぁ、これはこうして、これはこうして。こうしてこうやるから、君はこっちいってね、あっちいってね」っていう指示は一人でやらなきゃいけないわけですよ。どんなに苦しい立場でも。そこはやっぱり辛いかもしれないですね。こう(頭を掻きながら考える)やってらんないんですよ。「いや、だから」ってやってらんないから。「あ、だったら君、何にも持ってなかったんじゃん。最初っからイメージ」。
- 中居:
- うわぁー。
- 石井:
- それは苦しいですよ。
- 中居:
- 苦しいですよね。
- 石井:
- だから、そこは乗り越えないきゃいけないとこはあめかもしれないですね。
- 中居:
- でも、逆にそれを乗り越えた時の自分の達成感はありますよね。
- 石井:
- そりゃ、充実感ありますよ。それはそうかもしれない。
- 中居:
- あらゆることを仕切んなきゃいけない。
- 石井:
- それはそうでしょう。だって、だって僕の映画を、中居くんの映画を作るわけですから。「じゃあ、Tシャツ何にするんですか? どんなデザインですか? 素材は何ですか? 丸首なんですか? 三角首なんですか? どっちなんですか? 三角首でも、長いのと短いのとありますよ。どっちなんですか?」って。全部「それ短いの。どうでどうでどうだ」って言えないと。その場で判断が出来なかったら意味ないし。
- 中居:
- それはでもあの、カールスモーキー石井も忘れるでしょうし、本名も忘れると思います。
- 石井:
- 忘れちゃいますよ。
- 中居:
- ね。
- 石井:
- もう、ボォーンて飛んで、もうとにかくこんな(右往左往)になっちゃいますよ。ま、でも、それが面白いっていうのもあるんでしょうけどね。
- 中居:
- そうですね。え? じゃあ、ミュージシャン、最近だから、ここんとこはちょっと米米の…。
- 石井:
- 7ヶ月、僕だいたいオーストラリア行ってましたからね。
- 中居:
- ね。今年はまだ一回も見てないですよ。
- 石井:
- やってない。米米クラブは。
- 中居:
- 「紅白」以来見てないかもしんないですよ。
- 石井:
- やってない。やってないですね。やってないです、「紅白」以来。
- 中居:
- その時やっぱり、まあ、変身願望と例えていうと、変身して7ヶ月経って、オーストラリア行って監督やって映画を作ってる最中に、「戻りたいな」とは?
- 石井:
- いや、あのね、やっぱり……。
- 中居:
- 「恋しいな」じゃないですけど。
- 石井:
- 米米クラブがでしょ?
- 中居:
- ええ。
- 石井:
- それはありますよ。
- 中居:
- ああ、やっぱり。
- 石井:
- それはやっぱり、一緒の仲間でずっとやってきたわけだし。
- 中居:
- そうですね。
- 石井:
- 「ああ、あいつらの顔見てぇなぁ」とかね、無性に思う時、それはありますよ。
- 中居:
- 「歌いたいな」って?
- 石井:
- 「歌いたいなぁ、ステージ立ちたいなぁ」って思う時がある。まあ、確かにあの、なんていうかな? 7ヶ月っていう時間は、そう短い時間じゃないですからね、僕なんかにとったら。やっぱりここでSMAPがじゃあ、7ヶ月間どっかいって「映画を撮りました」だの「何をやりました」なんて言ったら、もうすごい大変なことになっちゃうわけじゃない。で、それと同じことがやっぱり米米にもあるわけで。だから、よくみんな俺を行かせてくれたなぁと思って。まあ、感謝してますけどね。
- 中居:
- それは周りのメンバーもそうですし、米米に関するやっぱりスタッフの人たちっていうのは。
- 石井:
- スタッフもね。内情はありますよ。
- 中居:
- 「ちょっと待てよ、おまえ! じゃあ、米米どうすんだよ!?」と。
- 石井:
- それはあるでしょ。
- 中居:
- 「誰が歌うんだよ!?」と。
- 石井:
- それはありますよ、きっとね。
- 中居:
- それ、絶対あると思いますよ。
- 石井:
- でもまあ、……やりたいから仕方がない。だから、ここがまあ中居くんと同じですよ、やっぱり。ね、言い出したら聞かないっていうとこも、そりゃある。根本的なとこではね。
- 中居:
- やっぱ反対される方っていうのももちろん。
- 石井:
- そりゃそうでしょ。そりゃね。「ちょっと勘弁してくれよ。どうすんだ!?」と。
- 中居:
- でも、周りの人が反対する以上に、とにかく映画を作りたかったと。
- 石井:
- うん。作りたかった。
- 中居:
- それでやっぱり2作目のほうが、「ACRI」のほうが今もう出来上がって。
- 石井:
- ええ、出来上がって。8月の31日から放映なんですけども。
- 中居:
- ね。それはもう満足のいく?
- 石井:
- うん。
- 中居:
- 納得のいく。
- 石井:
- ええ。まあ、常に納得いくために作るわけだから。作った時は納得いくんですけどね。
- 中居:
- でも、納得いくっていうのは、例えば7ヶ月間なら7ヶ月、これが例えば人によっては短かったり、「こんな時間じゃ作れないよ」。例えば3ヶ月しか与えられなかったり、さまざまだと思うんですけど。その期間の間に作り上げなさいっていった時には?
- 石井:
- 作り上げるんですね。
- 中居:
- それは満足のいく?
- 石井:
- 満足いこうがいくまいが。お金がかかってるんで。で、バジェットっていうのはもう動かないわけですよ。例えば何千万て決められたら、もうビタ一文。でないと、やっぱり「何だよ? 金ばっかり使いやがってよぉ」って言われるし。だから、やっぱり是が非でもその時間の中で、その空間の中で、与えられた期間の中で、与えられたスタッフの中で、どこまで自分が100%のものを出せるかっていう、そこがやっぱりプロデュースということの意義ですからね。
- 中居:
- はいはい。
- 石井:
- だから、やっぱやりましたよ。
- 中居:
- その7ヶ月間で。
- 石井:
- でも、あの、それはもう決してあの、贅沢な程の時間なんですよ。日本映画にしてみたらね。
- 中居:
- 7ヶ月間っていうのは。
- 石井:
- ええ。みんな2週間とか3週間とか、本当にもう大変な時間の中でみんなやってるわけですから。そこいくとまあ、僕みたいな素人監督は、やっぱりそのぐらい時間がないと作れないわけで。だからまあ、贅沢な作り方をさせていただいたということなんですよね。
- 中居:
- でも、もう二重丸の、太鼓判押してもいい作品には仕上がったんですか?
- 石井:
- うん。もう常に自分ではそう思ってますけど。それはまあ、他人が決めることですもんね。
- 中居:
- ええ。
- 石井:
- 観た人が「まあ、これはバッテンだよ」って言われればそれまでだし。僕の7ヶ月間は。
- 中居:
- それは賛否両論ですからね、いいって言う人もいれば。
- 石井:
- うん。それはもう仕方がない。でも、ま、自分の作品を見せる潔さもわかって欲しいなとは思いますね。
- 中居:
- っていうことは、いいもの悪いもの別として、自身を持って「これは僕の作品だ」って言えると。
- 石井:
- 「これは僕の作品です」と言えます。
- 中居:
- それが大事だと思うんですけどもね。
- 石井:
- ええ、そうですね。
- 中居:
- 何て言われようと「これが僕が作ったものだ」って言えるし、っていうのがね。
- 石井:
- そうなんですよ。ま、嬉しいですね。そう言ってもらったらもう、何も今日言うことなくなっちゃいますけども、本当にそう思いますよ。あの、なんかやっぱり、そりゃパンツの中見られてるみたいで嫌ですよ。自分の小説とか書いて世に出そうと思った時に、やっぱりドキドキするでしょ。
- 中居:
- ええ、なんかね。
- 石井:
- 同じですよ。
- 中居:
- そうですね。わかりますよ、それ。
- 石井:
- で、踊り一つ作ったってそうじゃない。もっとウマいやついるんだもん、世の中には。
- 中居:
- もう上には上がいますからね。
- 石井:
- 上がいるでしょ。もう、自分たちは必死になって1ヶ月間やりました、頑張りました、練習した、ステージでやった。ま、お客さんはもちろん絶賛してくれますよ。
- 中居:
- ええ。
- 石井:
- でも、もっと上の人はどう思うかって考えたら、やり切れないでしょ。
- 中居:
- うん。切りがないですよね。
- 石井:
- 切りがない。だから、やっぱり「自分ではここまで」ってもう「ここでいいんだ」っていうところっていうのは、やっぱりどっか決めないとやれないとこもありますもんね。
- 中居:
- それで、「ACRI」って言いますよね。
- 石井:
- ええ。
- 中居:
- 「ACRI」って?
- 石井:
- なんじゃそりゃ!? っていうね。これはあの、よく言われるんですよ。「なんなんですか? ACRIって」って。
- 中居:
- 何語なんですか?
- 石井:
- これね、日本人の名前なんですけども。まあ、鈴木亜久里さんとかもいるぐらいですから。アクリっていう名前はあるにはあるんですよ。これ、うちのひいお婆ちゃんの名前なんですよね。
- 中居:
- え?
- 石井:
- ひいお婆ちゃんていうか、僕のお爺ちゃんのお母さんの名前なんですよ。
- 中居:
- あぁ。
- 石井:
- ええ。だから、まあ名前何でも最初は良かったんですけど、「人魚伝説!」とかっていうのが嫌だったんですよ。なんとなくね。「河童」の次「人魚」みたいのも嫌だったし。なんかやっぱキャラクターの名前というか、みんなが耳障りのいい名前っていうのはないかな? かといって、例えばすぐに洗い流されてしまうような名前も嫌だなと思ったんですよ。
- 中居:
- あ、とにかくインパクトも欲しいですし。
- 石井:
- そう。なんか残るような名前がないかなぁ? と思って、いろいろ探したわけですよ。で、小説も読みましたし、ま、海外のものもいっぱい読んだり見たりしましたけど、無かったんですよ。なんかいいのがない。
- 中居:
- ピンとこないんですね。
- 石井:
- ピンとこない。で、過去帳調べてみようと思って自分ちの過去帳調べたらば、アクリという名前があって「あ、これはいい名前だな」と思ったんですよ。なんか透明感があったりするし、アクアとかアクリルとかクリアとか、なんか透明感がある感じがするじゃないですか。
- 中居:
- ええ、わかります、わかります。
- 石井:
- 「あ、これはいいなぁ」と思って考えてたところにホモ・アクアレリアスという言葉が浮上してきたわけですよ。で、これはあの、フランスの人類学者がつけた名前で、これはですね、人間の進化の過程に一度、猿が海に戻った形跡があると。要するに、海で生活を強いられた時があったんじゃないか。例えば地上で大天変地異が起こったりして、地上で生きるよりも、水の中で生きたほうが安全だという時代があったんじゃないかと。で、そんなのが1千年とか続けば、人間が水に順応する時間なんて1千年もあれば充分なわけですから、進化しちゃうわけですよ。で、そのホモ・アクアレリアスというのがその期間いたんじゃないかと。で、そこの一部分がまた地上に戻ってきて人間になったと。だから、僕らにはあんまり毛がないし、ま、こういう直立で歩行できて、後ろにも反れるっていう状況が出来たんじゃないかって説があったんですよ。
- 中居:
- へぇー。言い伝えですよね?
- 石井:
- まあ、言い伝えというよりも説ですね、ある一つの。この説が出てきて、「これはいける!」と。「これは映画になるぞ!!」と思ったわけですよ。「これは面白いものになるな」と思ってまあ、ホモ・アクアレリアス、それとアクリ、それとアクアとか、水とかっていうイメージ、まあ海とかいうイメージを一つにまとめていって映画のコンセプトにしていったんですけどね。
- 中居:
- へぇー。
- 石井:
- だから、これも偶然の産物なんですよ。出来上がってきたものはね。
- 中居:
- いろんなとこ、あらゆるところから。
- 石井:
- うん、ところどころから浮上してきた。
- 中居:
- その浮上してきた場所っていうのは、ぜんぜんもうバラバラなとこですよね?
- 石井:
- ええ、もうバラバラだったですね。岩井俊二さんだったりとか、吉本ばななさんだったりとか、僕が偶然見つけた本だったりとか、海を見てて感じたことだったりとか。なんかそういうことが偶然重なって。でもまあ、何か作品が出来る時っていうのは、偶然が重なるわけですよ。例えば、一つの音楽との出会いっていうのもそうでしょ。例えばいろんな人がSMAPの曲を書く。曲を書いてきて、やっぱり出会わなければ歌いたくないでしょ。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 石井:
- 出会うからやっぱり歌うわけで。「あ、これ、いいじゃん!」っていうわけで。だから、そういうもんだと思いますね。だから、やっぱりその出会いが何かを作っていくっていうものはあると思うんですけど。
- 中居:
- なるほどね、はい。でもね、まあ映画ももちろんそうですけど、やっぱ米米での石井さんを見たいっていう人たちっていうのもね。
- 石井:
- ああ、そうね。
- 中居:
- もう、活動はでも、映画が一段落ついたら。
- 石井:
- ええ、つきましたから。一応そろそろ活動してみようかなぁって思って。
- 中居:
- あ、でも、復活っていったらおかしいですけども。
- 石井:
- ええ、やろうかなと思ってますよ。でも、僕らもやっぱりダンサーがいたりするわけですよ。んで、そのダンサーたちもちょっとあの、シュークリームシュもやめちゃったんで。
- 中居:
- え?
- 石井:
- いや、女の子たち二人がね、やめたんですよ。
- 中居:
- え? やめちゃったんですか?
- 石井:
- うん。まあ、もう結婚しなきゃいけないしね。で、なかなか難しいという意味で。
- 中居:
- あ、やめちゃった!?
- 石井:
- そうなんですよ。
- 中居:
- いやぁ、それはヤバいですよ。
- 石井:
- ええ、そうなんですよ。まあ、大々的に発表はしたんですけど、あんまり話題になんなかったんで、それだけだったんですけどね。でもまあ、あの、やめちゃったんですよ。だから、まあ、今ダンサーがいない状況で。まあ、あのシュークリームシュっていうダンサーだったんですけど、この存在はけっこう大きかったんですよ、米米には。
- 中居:
- 大きいですよ。僕なんか見てても。
- 石井:
- やっぱりなんか華やかだったりとかする。だから、ある意味ではSMAPの中に一人、女の子が入ってるか入ってないかぐらい大きい。大きいでしょ? だって。
- 中居:
- 大きいです。
- 石井:
- この存在大きいんですよ。
- 中居:
- 米米のみなさんのね、え? 11人? 12人?
- 石井:
- ええ、12〜3人いますね。
- 中居:
- あの、一人欠けちゃダメなんですよ。
- 石井:
- うん。
- 中居:
- 本当に。みんな必要なんですよ。
- 石井:
- そうなんですよ。いや「まあ、20人ぐらいいるんだったら、一人ぐらい欠けたっていいだろう」みたいにね、思うかもしれないけども。あの、微妙なそのなんていうのかな? 人間関係でできてるもんでね、バンドって。SMAPだってほら、えぇと、彼がやめたじゃないですか。
- 中居:
- 森君ね。
- 石井:
- 森君がやめた時だってショックだったでしょ? やっぱり一人欠けた時に「どうしよう?」っていう。
- 中居:
- ええ、大きかったです。
- 石井:
- そういうね、例えばくっだらない話、並びだって変わってくるわけですよ。で、こうやってポッてSMAPを撮った時のルックスが変わってくるわけですよ。そうなるとやっぱり大きいんですよ、穴埋めは。
- 中居:
- 大きいです。本当、大きいです。
- 石井:
- だからそれがね、やっぱりみんなの目に慣れてくれるまではね、なかなか大変。
- 中居:
- 時間もかかるでしょうし。
- 石井:
- かかるし。努力がいるでしょ。だから、やっぱりそれと同じような状況が今、米米クラブの中にもありましてね。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 石井:
- だから、やっぱり新しい米米クラブを模索しないと。で、その時にやっぱりSMAPも思ったでしょ。「あ、だったら森くんがいないSMAPというのは、また今までと違うSMAPを作んなきゃいけない」って思ったでしょ。
- 中居:
- 思いました、うん。
- 石井:
- 同じことをやろうと思わなかったでしょ?
- 中居:
- うん、もう新しいものを。それは思いました。
- 石井:
- それとやっぱり同じなんですよ。僕らも今、同じで。同じことやっては、多分ファンにも失礼だろうし、あの、やっぱりシュークリームシュのファンもいた、森君のファンもいたわけだから。
- 中居:
- その人の代わりはいないんですよね、そのメンバーの。
- 石井:
- いないわけですよ。だから、その人たちに満喫してもらうための米米クラブなりSMAPなりを作っていんなきゃいけなかったわけでしょ。それは苦しさわかりますよ。
- 中居:
- いやぁ、じゃあ、それはめどは立たないんですか? でも。
- 石井:
- うん。だから、今、一生懸命考えてるのは、やっぱりそのステージング自体も米米クラブに今までと違ったアプローチの仕方。まあ、今まではなんか「偽物」っていうのをとにかく作ろうと。とにかく「偽物作るんだ」と。「偽物感というのがカッコいいんだ!」っていうんでやってきたわけですよ。いわばまあ、そういう大きなコンセプトっていうかな、それが米米にはやっぱり必要なんで。あれだけの人数、大所帯が一つの方向にバッと行くためには、何か一個、みんなが「そうだぁー!!」っていう一個がないと、もってけないですよね。
- 中居:
- うんうん、わかります。
- 石井:
- それはやっぱりもう、あれですよ。10人ぐらいの人間をこうやってバァーッと(束ねて)柔道の上手投げで投げるような状況ですからね。だからやっぱり、かなりのコンセプトがないと、技がないといけないんですよね。なかなか。
- 中居:
- 僕もあの、米米のライヴビデオを観させていただきましたけども。
- 石井:
- お恥ずかしい。
- 中居:
- けっこう観させていただきましたけども、うーん? なんかどっかでやっぱSMAPの中で、僕なんかの中では、まあ、悔しいって言うか。
- 石井:
- あの、やっぱりね、中居くんの存在が大きいなって俺が思ったのはね、中居くんてカッコ悪いことも出来ちゃうんですよ。で、すっげぇカッコいいくせに、カッコ悪いことも出来ちゃったりしててて。
- 中居:
- いやいや、とんでもないです。
- 石井:
- やっぱり人のフォローができるわけ、それが出来るっていうことは。多少間違っただろうが何しようが、笑い飛ばせちゃえば。けっこう人ってね、不思議なもんで「歌ったりしてカッコいいー」とかっていって、それでもうなんか「い、いいか?」みたいになっちゃったりしたりするんですよ。だから、笑い飛ばせるかどうか大きかったりするでしょ、ステージングやる時。
- 中居:
- 大きいかもしれない。
- 石井:
- 大きいですよ。だから、やっぱりそういうところをSMAPもずっと持ってて。僕もやっぱり「あ、こいつらって強いなぁ」って思ったのはそこなんですよ。やっぱ、笑い飛ばしちゃうことができるっていうのは。ライヴってやっぱり生き物だから、何が起こるかわからないじゃない。でね、その時にやっぱり笑い飛ばす度量というか。
- 中居:
- はいはい。
- 石井:
- まあ、その幅があるかないかは、すごく大きいと思うのね。で、また、そのカッコ悪いことをやって、ちょっとカッコいいことやっただけで、すごくカッコいいことやったような。
- 中居:
- 見えちゃったりするんですよね。
- 石井:
- 見えちゃったりするじゃない。それってのがやっぱりショウのなんていうかな? 魅力でもあり、魔力でもあって。まあ、術ですよね。魔術でもあるんだと思うんですね。
- 中居:
- そうですね。それは僕なんかもやっぱりありますね。でも、それでもあの、米米のみなさんのそのライヴビデオ観ても、やっぱり感じるところはあったんですよ。魅せるライヴっていう。場面的に見せるところ、聴かせるところ、いろんなのがあるから、喜怒哀楽が。
- 石井:
- ええ、そうですね。それはもう意識して意識して、意識しまくって作ってきましたから。だからもう、とにかくステージはもう度肝抜くようなステージ。「なんじゃ? こりゃ!?」と。「なんでこんなに金かけなきゃいけないんだ!?」っていうようなことをやってきたわけですよ。それにやっぱりスタッフも泣いてきたし、米米のメンバーも泣いてきたし。やっぱりみんなそれぞれ、どっか我慢しながらやってきたこともいっぱいあって。だからやっぱり、そうしたところがやっぱり7ヶ月のこのブランクの中で、いろんなふうにまあ傷口が開いたところもあるし、また傷口が直ってきたところもあるし。だから、そういうところを足し引きしてやっぱり新しいものを作っていかないといけないなぁと思って、今考えてる最中なんですけど。
- 中居:
- じゃあ、その映画を作っていた期間ていうのは、もちろん映画作ってる期間ていうのはもちろん映画だけにやっぱり囚われたでしょうけども、決してそのアーティストとしての何らかの吸収であったりプラスになってるんですよね。
- 石井:
- なってますよ。そう、それはそうですよ。それはやっぱり、ぜんぜん毛色の違う人たちとコラボレーションするわけだから。キッド・クレォール(ココナッツ)とコンサートやった時も、やっぱりすごく刺激になったし。今だにヨーロッパのツアーがあると「おまえ、来ないか?」とかっていってキッド・クレオール・ココナッツから手紙が来たりするけども。やっぱりぜんぜん違うところで生活してる、ぜんぜん違う生き方をしてきた人たちと一緒に仕事をするっていうことはね、やっぱり刺激がそれだけあるっていうことだから。あの、なんていうのかな? 違う自分を引き出されちゃうのね。ぜんぜん予期もしない自分をグッと引き出されちゃうっていう。
- 中居:
- 「こんな自分がいたんだ」って。
- 石井:
- 「いたんだ」っていうようなとこも、いっぱいありましたよね。例えば「俺ってこんなに集中力あったのか」とか。っていうのは、それは集中力があったんじゃなくって、集中させられてしまうんですよ。
- 中居:
- うんうん、うんうん。それはまあ、周りの状況であったり、ええ、ええ。
- 石井:
- あいつらもう、すごいまあ、肉食人種ですから。ものすごいなんていうんですかね? まああの、えぇ、集中力がものすごい強いわけですよ、みんな。ガァーッてなるっていう。それで自分もそうなっちゃうっていうかな。そういうところは。
- 中居:
- 今まで自分で経験なかったことだったんですよね。
- 石井:
- うん。「いいんじゃないの? それって」みたいのやってたところが「やっぱそれじゃダメなんだな」っていう気にはなりましたよね。やっぱり「きっとここのとこなんだ。ここのとこなんだよ、うん」って思ったこといっぱいありました。「ここでやっぱり集中しなきゃいけなかったんだなぁ」って。
- 中居:
- でも、その映画をやることによって、アーティストとしての、ミュージシャンとしての米米に対する考え方っていうのもやっぱり、また嗜好っていうのも変わって。
- 石井:
- まあ、愛情出ましたよね、逆にね。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 石井:
- うん、「やっぱりこれじゃいけない」っていうね。だから、ひょっとしたらば米米クラブというものは、そういうもので支えちゃいけなかったのかもしんない。ひょっとしたら、もっといい加減に「まあ、これでいいんじゃん? 面白いじゃん、面白いじゃん」ていうとこでやるのがね、すごいひょっとしたらその上辺が全てだったのかもしれないんだけど。僕があまりにも深く入り込み過ぎてしまったのかもしれない。だから、やっぱり米米クラブに対して、すごく今いろんな形態を模索して、いろんなこと悩んじゃってるのかもしれないんだけれども。ただ、やっぱり物事って悩みからやっぱり始まるんですよね。「ああ、どうしたらいいんだろう? ああしたら? こうしたら?」っていう、まあそういうことをやっぱり経て物事って作ってかなきゃいけないんじゃないかなって。今までやっぱり米米クラブは、もう本当、時間との闘いの中でやってきたんですよ。あの、もう本当、洋服もステージングも歌も全部自分たちが、自分が中心でやってきましたから。その中でやっぱりその1年間のタームじゃ、とてもとても賄い切れない量なんだな。
- 中居:
- わかります、わかります。
- 石井:
- それがやっぱりその、じっくりものを作っていかなきゃいけないんだなぁと思った瞬間に、やっぱり多少なりともスピードは遅くなるけれども、クォリティは高いものが作れるっていう自信が出ただけでもよかったのかなっていう気はしますけどね。
- 中居:
- やっぱり自分が自信を持って出せる作品て、時間やっぱかかりますよね。
- 石井:
- かかりますよ。
- 中居:
- 本当、それだけ没頭しちゃいますから、周りが見えなくなって。
- 石井:
- それはだってね、迷惑もかけるしね。自分のアイデアなんて、人がわかってくれないでしょ?
- 中居:
- 自分の中ではね、絵が出来てたり。
- 石井:
- 「こうなって、こうなって、こうなって」ってあるけど。
- 中居:
- 「こうなって、こうなって、こんなんなって」っていうね、いろんな展開もね、されたでしょうし。
- 石井:
- だからあの、中居さんがいつだったか、どっか「徹子の部屋」かなんかかな? なんかトーク番組に出ていらっしゃって。
- 中居:
- 「徹子の部屋」は出たことない。なんだろう?
- 石井:
- なんかね、話をずっとして、見てて。テレビ番組で。あの、まあ、お一人で話してたんですよ。
- 中居:
- ええ。
- 石井:
- それで「あ、ずいぶん自分の中で固まってるっていうか、イメージ固めてから仕事する人なんだな」とは思ったんですよ。それ見てて。
- 中居:
- なんだろう?
- 石井:
- あのね、なんかね、野球の選手かなんかと一緒に話してたかな?
- 中居:
- あ、ニュース番組ですか?
- 石井:
- ああ、そうそう。なんか話してたんですよ。で、ずいぶんイメージとは違って。僕、ステージでのイメージがあったから。
- 中居:
- あ、そのライヴの。
- 石井:
- ええ、ええ。だから、なんか「きょっへぇー! そうっスよね!!」っていう人なのかなって思ってたから、なんかすごい意外だったんですよ。すごいクリエイティブだったんで、話が。で、僕もやっぱものを作ってる人間だから、やっぱりもの作ってるパッションというか情熱持ってる人は、見ればわかるし、話聞けばすぐにわかるから。「ああ、そういう人だったんだ」って思ったんですよ。
- 中居:
- もの作ることってでも、熱くなっちゃいますよね。
- 石井:
- 熱くなっちゃいますね。でもあの、そこっていうのがね、やっぱり世の中を動かすんですよ。それがね、世の中を面白くしてるし。それがね、人の人生をね、ちょっとだけエンジョイさせてんですよ。わかんない。それは1mmかもしれない。0.2ミクロンかもしれないけど、でも、楽しくさせてんのは確かだから。やっぱりそういう馬鹿がいっぱいいたほうがね、世の中楽しいんですよ。「うりゃー! こりゃー!」っていう奴がいたほうがね。
- 中居:
- そうですよね。それありますよね。本当、物事はもういろんな賛否両論ですからね。
- 石井:
- そうですね。
- 中居:
- 批判する人もやっぱりいるし。
- 石井:
- いるしね。
- 中居:
- 変な話、いちばん嫌な形では、もう陰口をね。
- 石井:
- ねぇ、叩く奴もいるしね。
- 中居:
- 「誰かが悪く言ってたよ」っていうのをまた聞くのもね。
- 石井:
- 嫌だしね。
- 中居:
- 間接的に聞くのっていうのも嫌ですし。逆にだから認めてもらう、認めてもらうって言ったらおかしいですけども。
- 石井:
- でもね、ある意味ではね、そういうふうに文句を言う人っていうのは、認めてんのよ、じつは。じつはどっかで認めてんですよ。
- 中居:
- え? どういうことですかね?
- 石井:
- だから、例えばね、何の興味もなかったら何も言いませんて。「いい」も「悪い」も言わないんですよ、そういう人は。
- 中居:
- うんうん、うん。
- 石井:
- 「フフッ」ってせせら笑っておしまいだと思うの。でも、「あそこは良くなかった。俺は絶対気に入んねぇな、あそこは」っていう人は、じつは認めてんだと思うんですよ。
- 中居:
- 認めたうえでの発言だと。
- 石井:
- うん、だと僕は思いますけどね。と、僕は思いたい。まあ、ですからまあ、世の中いろんな人がいるから、いろんな意見があっていいと思うし。いろんなことを言われながら人間なんて大きくなっていくんだろうしね。だから、それはそれでいいと思うんですよ。ただやっぱり、自分の思っている制作態度とか、自分の作品に対してのなんていうかな? 姿勢とかね。そういうのだけ忘れなければ、きっと人の意見とかは関係ないのかな、なんて思いますけど。
- 中居:
- うん、難しいですよね。ある自分のどっかでは、「もう何いわれても関係ねぇよ」っていう自分もいますし、もう一人は「ああ、こういうのあるんだ。ああいうのもあるんだ」っていう。
- 石井:
- ただね、やっぱりあの、一通の手紙がファッションを変えたりするでしょ? 「中居さん、私、あの白い帽子、許せませんでした」なんつって。「なんであの赤いポチポチをつけるんですか?」とかって言われただけで「やっぱ、俺って赤、似合わねぇのかな?」とかさ。「じゃ、やめようかなぁ?」って。
- 中居:
- あれ、不思議ですよね。本当に一言がね。
- 石井:
- ね、そう、感じるでしょ。
- 中居:
- そう。左右するんですよ。
- 石井:
- また逆な場合もあるしね。「最高に良かったと思います、私、あのスーツ」とかって言われて、「自分ではスーツ似合わねぇだろうなぁと思ってたけど、意外と似合ってたのかなぁ?」なんて。
- 中居:
- なんか自信ついちゃったりするんですよ。
- 石井:
- だからやっぱり、そういうところも多々あるからね。なんともその、人の意見を無視してどうのっていうことを考えちゃいけないとは思うんだけども。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 石井:
- ただ、あまりに左右されるのもね、どうかなと。
- 中居:
- そこらへんの微妙なね、ものの考え方なんですけど、難しいですよね。
- 石井:
- ただ、やっぱり、きっと生き生きと、「やりてぇことやってんだ」と、「俺は今、これで燃えてんだ」というのがキラキラしてれば、それでいいんじゃないかな。
- 中居:
- うん、それはそうですね。
- 石井:
- ファンの子たちは、もうそれできっと、すごく納得してるんだと思うし。
- 中居:
- だから、石井さんのその映画もそうですよね。
- 石井:
- うん。
- 中居:
- いろんな意見あると思います、やっぱり。出来た時に。「なんだ? これは!?」っていう人もいれば、絶賛する人もいれば。それは賛否両論だと思いますけども、「これはもう、みんなに何と言われようと、俺の作品だ」と。
- 石井:
- そうです。
- 中居:
- そうやって自信持って。
- 石井:
- もう、そう言うしかない。もう出来ちゃったもん。
- 中居:
- 出来ちゃったんでしょ。
- 石井:
- 出来ちゃったことだから、しょうがないですよね。それはだから、コンサートの当日にさ、「やっぱり、あそこ、こういうふうに直そう」なんて出来ないでしょ、だって。
- 中居:
- ええ、ええ。
- 石井:
- だからまあ、それと同じですよ。しゃーないですよね。
- 中居:
- そうですよね。
- 石井:
- でもあの、それはいいか悪いかわからない。それはまあ、みなさんのもう、それは勝手ですよ。でもやっぱり、僕は一生懸命作ったんで、これはもうここで断言できることといえば、これしかない。「一生懸命作りました」っていうね。だからまあ、「観て下さい」と「批評して下さい」と。で、「勉強させて下さい」ということしかないですよね。だから、3本目を作れるか作れないかっていうのは、やっぱりお客さんの判断だと思うしね。
- 中居:
- ありますよね。
- 石井:
- だからやっぱり、まあ「3本目を、できたら石井に作らせてやって下さい」っていうことしか、今は言えないなぁっていうのもあるしね。まあでも、そうかと言うと、「また、そしたら米米クラブ休んじゃうの?」とかね、言われると辛いんですけども。
- 中居:
- それもね、やっぱり確かにやっぱり辛いと思いますよ。
- 石井:
- やっぱり自分は生き生きしていたいんですよ。
- 中居:
- うんうん。
- 石井:
- いつも。
- 中居:
- うん。
- 石井:
- 自分がやりたいことを堂々と。
- 中居:
- 胸を張って。
- 石井:
- 胸を張っている人間でいたいんですよ、本当に。
- 中居:
- わかります。
- 石井:
- だから、あの、だから、そういう自分を見せていきたいし。僕なんかの仕事、まあ中居君もそうだけども、タレントっていう仕事っていうのは、タレントっていうのは才能っていう意味なんですね。この才能を、いかに生き生きとファンの人たちにアピールしていくかが僕なんかの仕事なわけだから。
- 中居:
- はい。
- 石井:
- やっぱり僕は作品を作って、映画を作って、歌を歌って、そのどれ一つもやっぱり僕はあの、手を抜くことができないんです。これがわかって欲しいの。っていう、僕はこれしか言えないんですよ。でも、一年間ていう時間は365日しかないし。一日は24時間しかないし。
- 中居:
- 限られた時間の中ですよね。
- 石井:
- その限られた時間の中で、俺がもがいて苦しんでる様をね。でも、生き生きとやってる自分をみんなには見て。
- 中居:
- それはやっぱり、物事に対する姿勢がやっぱりね。
- 石井:
- そうだね。
- 中居:
- 姿勢を認めてもらうっていうか、認めてもらいたいっていうのありますよね。
- 石井:
- そうだね。
- 中居:
- まあ、結果も大切ですよ、確かに。
- 石井:
- そうだね。その過程もでも、見て欲しいよね。
- 中居:
- そこまでね、やっぱり。それまでのやっぱり過程っていうのは、すごく大事だと思いますね。
- 石井:
- 俺、不思議だったんだけどさ、SMAPっていうのはさ、まあ、どういうふうにまとめてるわけ? まあ、木村君とも話したことあったりするんだけど。みんなそれぞれ強いよね、けっこう意見ていうか。
- 中居:
- そうですね。5人はバラバラです。
- 石井:
- バラバラだよね。みんなそれぞれのキャラクターを持ってる人だし。
- 中居:
- みんなだから、何を言われても多分、みんな自信持ってるんじゃないかな?
- 石井:
- でも、そりゃそうでしょ。それがなかったらみんなね、人前になんか立たないだろうし。
- 中居:
- でも、まあ話聞いてるとなんか、不安を抱えてるじゃないですけども、そういう発言も聞いたことありますし。何なんでしょうかね? でも。とにかくもう、人の……。
- 石井:
- じゃあ、とりあえずさ、とりあえず森君がやめた時っていうのは、そのSMAPの中では最初のミーティングではどういうふうな感じになったわけ?
- 中居:
- うーん? 最初はもう、最初、僕だけ聞いたんですよ、マネージャーさんに。
- 石井:
- おお、おお。「あ、ちょっと」っていって?
- 中居:
- 夜中に電話かかってきて、「森の話なんだけど」「あ、どうしたの?」「やめるっていうのよ」っていうから、「ああ、そんなのもういつものことだべ。なんかまた、その時の気分で言ってるんだよ」とかいってて。そしたら「本当にそうだ」って言ってて。そんで「メンバーには、まだ決まってないから言わないでね」「うん、わかった」っつって森本人と喋って。「どうなんだ?」って言ったら「もう決まったから」「本当に決まったんだな?」「うん、決まった」「じゃあ、メンバーにも言えるな?」「言える」っつって、で、メンバーを目の前にした時に、やっぱり言えなかったんですよね、本人が。
- 石井:
- 本人が。
- 中居:
- でも、みんな薄々わかってて、「こういうことなんだろうなぁ」とか言ってて。その時にまあ、「明るく送ってあげようよ」「うん」「じゃあ頑張れよ、おまえ。おまえ、あっち行ったって無理だぜ、おまえ。SMAPにいたほうが楽だぜ」とか言って。「いや、でも、僕は行くんだ」とかいって。結局、別れる時はみんなね、うん、淋しくて。
- 石井:
- それはね、シュークリームシュも同じだったんですよ。マリっていう女の子が一人いてね、まあ、その子が抜けてしまえばまあ、シュークリームシュは二人だけしかいませんから、やっぱりやってけないと。そうした時にやっぱり、マリはやっぱり結婚というものを選んだんですね。でも、これを僕は祝福したんですよ。「よく選んだ」と。「女の子の幸せっていうのはね、どこまでいったってやっぱり結婚だったりするから。いいよ」と。「おまえが選んでね、そうやって米米をやめていくっていうことは、これはやめてくって言うんじゃなくて、米米から卒業するっていうことだから、いいんだよ」と。「違う世界にはばたけ。それはそれで、そこの幸せも絶対あるから」って言ったの。んで、やっぱり僕も中居くんと同じだったですよ。「わかった。よく判断した」って僕は拍手しましたよ。
- 中居:
- 最初はやっぱでも、ありましたけどね。「えっ?」っていうのありましたけど。
- 石井:
- それはびっくりしますよ、それは。でも、やっぱりでも、そこをね、暖かく送っていけるかいけないかは、その団体のなんていうのかな? うーん? 懐の深さじゃないかな?
- 中居:
- そうなんでしょうかねぇ?
- 石井:
- あれ僕、あのなんていうかな? あの、一連の事件。事件つっていいだろうね。あれを見てて、「あ、SMAPまた寿命長くしたな」と思った。あれが出来たらば、「この人たちはやってけるんだな」って思った。あれが出来るか出来ないかだよ。
- 中居:
- どうなんでしょうかねぇ? そこはやっぱりねぇ。
- 石井:
- そこで分裂しちゃうバンドもあるもん、いっぱい。
- 中居:
- まあ、米米のみなさも、それだけはそうならないように。
- 石井:
- 「なんだ? おめぇよぉ!?」みたいになっちゃうバンドいるもん、やっぱり。
- 中居:
- 「じゃあ、俺も」じゃないけどね。
- 石井:
- 「冗談じゃねぇ! そんな自由なんだったらよぉ、俺だってよぉ」みたいな奴も、やっぱいるもんね、世の中には。
- 中居:
- いますもんね。ありますもん、聞きますもんね、本当ね。
- 石井:
- でも、それをみんなしなかったでしょ。で、暖かく彼を送ってあげて、それでなおかつ今に至ってるっていうのは、それは大したもんだよ。って俺は思ったな。
- 中居:
- どうなんでしょうかねぇ? そればっかりはわかんないですけども。まあ、米米も形態は変わるかどうかはね、今後はやっぱりその流れによってでしょうけど。
- 石井:
- ええ、期待してて欲しいです。
- 中居:
- 米米に対する姿勢もそうですし、映画に対する姿勢もそうですし、やっぱり一貫するところですか? 筋の通った姿勢っていうのは、やっぱり石井さんには変わって欲しくないなっていうのはありますね。
- 石井:
- あ、それはもう米米でやるからにはね、やっぱりカールスモーキー石井というのを演じ続けていくんだろうし、やっていこうとは思いますけども。ただやっぱりあの、いつまでも同じことは出来ないと僕は思うほうなんですよ。だから、ひょっとしたらば、名前も「アランホイ」とかっていう名前に、し、しようかなぁ? なんてちょっと思ってますけどね。
- 中居:
- それは唐突ですね、「アランホイ」っていうのも。
- 石井:
- まあ、それもいいかなぁなんて思って。「どーもこんにちはー。『アランホイ』ですー!」かなんか言っちゃって出てってもいいかなぁなんて思いますけどね。
- 中居:
- その姿勢だけは、やっぱり変わって欲しくないですね。
- 石井:
- そうですね。でもやっぱりあの、自由な発想だけはね。
- 中居:
- うん。
- 石井:
- そこでしょ?
- 中居:
- うん。
- 石井:
- そこはね、僕は絶対に変えたくないとは思ってますよ。
- 中居:
- なんかに収められたくないですね。
- 石井:
- うん。
- 中居:
- 収まりたまないっていうか。
- 石井:
- そうですね。まあ「こうこう、こういうのが米米なんだよ」っていうことじゃなくてね。
- 中居:
- いろんな角度で見たいと思いますね。
- 石井:
- いろんなことを、なんか挑戦していきたいと思います。まあ、一人の同じ人間がやることですから、それは幅が決まってるとは思うけども、努力はしたいなとは思ってます。
- 中居:
- 今度はミュージシャンとして、カールスモーキー石井としてまた今度ね、来ていただくことを期待してますんで。
- 石井:
- ああ、嬉しいなぁ。そう言ってもらえると。
- 中居:
- はい、えぇ、今週のゲストは石井竜也さんでした。どうもありがとうございました。
- 石井:
- はい、ウマくまとまりました。