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- 中居:
- こんばんは、中居正広です。1997年。平成9年となりました。………ちょっと黙ってて。僕が喋ってるから黙ってて。ちょっと今、喋ってるから。
- 篠原:
- あ、いたんだ。ごめん。
- 中居:
- ええ。新春一発目ということです。とりあえず御挨拶がわりに、明けましておめでとうございます。今年もひとつよろしく………ちょっと黙っててもらえます!? ちょっと。今、一発目なんで。今年の一発目なんで。ええ、今年もひとつよろしくお願い致します。さぁ、今週のゲストを御紹介しましょう。忌野清志郎さん、そして篠原涼子さんです。
- 篠原:
- どうもこんばんは。
- 忌野:
- こんばんは。
- 篠原:
- 明けましておめでとうございましたね。
- 中居:
- あけましておめでとうございます。
- 忌野:
- あけましておめでとう、涼子。
- 篠原:
- あけましておめでとう、キヨシ。
- 中居:
- なんかアツアツ。何ですか? それ。
- 篠原:
- あ! いけない、こんな。
- 忌野:
- いけない、こんな。
(手をつないでいる二人)
- 篠原:
- 見せちゃいけないのに。
- 忌野:
- これ、本番ですか?
- 中居:
- 本番ですよ。
- 篠原:
- あ、そうか。じゃあ、なるべく離しとこうか。
- 忌野:
- ちょっと離そう。
- 中居:
- あ!? ちょっと、なんですか? それ。
- 忌野:
- ………な、なんでもないよ。
- 篠原:
- なんでもないよ。
- 中居:
- 二人はなんですか?
- 篠原:
- 「なんですか?」って?
- 中居:
- お二人はなんで一緒になちゃったんですか?
- 忌野:
- いやぁ。
- 篠原:
- たまたま。
- 中居:
- 清志郎さんは、いいんですか?
- 忌野:
- すごくね。
- 篠原:
- なんでそういうこと言うの!? いらんこと言わないで! ダメ!! ダメだよ、言っちゃあ。いらんことを。
- 中居:
- もう自分の頭の中ではOKサインが出たうえでの?
- 忌野:
- ええ。すごくね、愛してんの。涼子のこと。
- 中居:
- 愛があります?
- 忌野:
- はい。そうだね。
- 中居:
- 篠原さんも清志郎さんに対しての愛はあります?
- 篠原:
- 当り前ですよ。
- 中居:
- そういうのってテレビで言っちゃっていいんですかね?
- 忌野:
- いけないんだよね。本当は。
- 中居:
- いやいや、本当、最初はあのね、まあ、去年になりますけども、一緒にデュオとしてやるって聞いた時には、やっぱりこれは僕だけじゃないと思うんですよ。まわりの音楽界の音楽やってるスタッフの人もそうでしょうし、やっぱりそれを聞いてる視聴者の人もそうだと思うんだけども、何故こういう組み合わせで?
- 篠原:
- こういう組み合わせになったか?
- 中居:
- うん。
- 篠原:
- それは、私がちょうどあれ、どこだったっけな?
- 忌野:
- 東京タワーで。
- 中居:
- 東京タワー?
- 篠原:
- 東京タワーでちょっとね、なんだったけな? 行ったんだよね。そしたら偶然歩いてて「ああ」って思って。「カッコいいのがいるなぁ」って。
- 中居:
- え? 清志郎さんが歩いてたんですか?
- 忌野:
- そうです。
- 篠原:
- 「カッコいいのがいるなぁ」ってふうに思って、ちょっとナンパしてみようと思って。逆ナンしちゃった、初めて。
- 中居:
- それで成功したの?
- 篠原:
- そう、成功したの。「今、あいてる?」とか言って。………ちゃんと言ったほうがいいかもね。
- 忌野:
- うん。
- 中居:
- なんだ? ボケなんだかわかんないじゃないか。
- 篠原:
- 違う。たまたま私、清志郎さんのすごい昔からの大ファンで憧れてて。で、ある番組で清志郎さんがゲストに遊びに来てくれて。で、その時は大人数だったし、テレビだったし、1対1で話すことが出来なかったんだけど。じゃあ、1対1で話をしてみたいから、私のやってるラジオ番組に、ぜひゲストで来てもらおうっていうリクエストして。そしたらね、本当に来てくれて。そこがもうすごいなって。
- 中居:
- そういうのって、普通、すぐにOKするもんなんですかね? 以前から篠原さんのことは?
- 忌野:
- もう、大ファンでした。
- 篠原:
- うそばっかし!!
- 中居:
- そのへんは、ちょっと怪しいですね。
- 忌野:
- あの、僕、芸能人て嫌いなんですけど、キムタクと篠原涼子は好きだったんですよね。中居君もでも、このあいだ良かった。
- 篠原:
- 「ナニワ金融道」。
- 忌野:
- 「ナニワ金融道」見たら。
- 中居:
- あ、見ていただけましたか。
- 忌野:
- すごく良かったです。
- 中居:
- そうですか。ちょうど篠原さんも。
- 忌野:
- で、ギターの奴のね、三宅君ていう人の奥さんがね、中居君のすごいファンなの。
- 篠原:
- 中居君ね、なんでモテるんだろうね? 不思議だよ。
- 中居:
- いいじゃないか、べつにモテたって。
- 篠原:
- まあ、いいけどさ。
- 中居:
- 篠原さんにべつに迷惑かけてるわけじゃないんですから。
- 篠原:
- まあね。
- 中居:
- それで、篠原さんのラジオにゲストとして?
- 篠原:
- そう。ラジオにゲストに呼んで、リクエストして。そしたら来てくれて。で、それからあの、放送中に清志郎さんに「今度、ぜひ私に曲を作っていただけますか?」って言ったら、清志郎さんが「ああ、いいよ」っていうことになって。
- 中居:
- それは社交辞令の「いいよ」だったんじゃあ?
- 忌野:
- そうなんですね。その時は。
- 篠原:
- そうだったんだ!?
- 忌野:
- その時はね。
- 篠原:
- なんでよぉ!? 結局、私はなんだったの!?
- 中居:
- でも、よくそういうのあるじゃないですか。「今度またぜひともね、一緒にやりましょうよ」とか。「ああ、わかりました。今度、何かの機会の時に」っていう、なんか社交辞令的なことってあるじゃないですか。
- 篠原:
- そうか。まあでもね、私も「社交辞令だろうな」とは思ってて、ダメ元で聞いてみた。
- 中居:
- 思うよな。
- 篠原:
- そしたら「いいですよ」なんて言ったから、「まあ、よくある社交辞令だろうな」って思ってて。
- 忌野:
- それで、「いつまでに作ればいいの?」って言ったらね、「いつまででもいい」って言うんだよ。
- 篠原:
- 決まりがない。
- 忌野:
- じゃあ、10年後ぐらいに作ろうかな、と。
- 篠原:
- いい加減なね。
- 忌野:
- そんな感じで。
- 中居:
- え? その出会いはいつだったんですか? そのゲストって。
- 篠原:
- それがね、去年の6月とか5月とか。
- 中居:
- 早いですね。
- 篠原:
- そんな感じでね。
- 中居:
- その時どうでした? 篠原さんの音楽活動っていうのは、清志郎さんは御存じだったんですか?
- 忌野:
- ……なんとなく。薄々。
- 中居:
- 薄々?
- 忌野:
- うん。
- 篠原:
- 薄々?
- 忌野:
- あの、ええ、テレビとかでたまに見てました。
- 中居:
- だからその、100%のね、篠原涼子の知識っていうのは、無かったりもしてたわけですよね。
- 忌野:
- うん。知識は無いんだけど、ええ。
- 中居:
- 会って、お話したうえでっていうことですか?
- 忌野:
- 会って。はい、もう、すぐ「あ、この子はいい子だ」と思って。「この子は可愛いし、声もいい」と思って。
- 篠原:
- 「可愛い」だって。
- 忌野:
- その場で。
- 篠原:
- 私、可愛いって。
- 中居:
- え? どこを見て?
- 篠原:
- ちょっと!!
- 忌野:
- ………鼻とか。
- 篠原:
- ひ、ひどーい!! ひどいわ!!
- 忌野:
- 座りなさい。
- 篠原:
- 何だったんだ!? 今まで!!
- 忌野:
- 涼子、愛してるよ。
- 篠原:
- 今までは何!?
- 忌野:
- 愛してるよ!
- 篠原:
- 鼻かい!? 結局!!
- 中居:
- 会ってその、人間性なんですかね? それとも音楽センスっていうんですかね? なんかのその、やっぱりそういう話があってから「よし! じゃあ、やろう!!」っていう気持ちのケジメをつける時っていうのは、なんらかの形で理由があったと思うんですけども。
- 忌野:
- ああ、理由ね。
- 中居:
- 「よし! 本当にやろう!!」って。
- 篠原:
- 「本当にやろう」?
- 忌野:
- えぇ、そうですね。その後、しばらくして、あの、CDをもらったんですよ。
- 篠原:
- あ、そう。アルバムの。
- 忌野:
- 涼子の。それを聴いて、「いい声だなぁ」と思って。
- 中居:
- 声?
- 忌野:
- うん。声が何とも言えないいい声だと思ったんですね。
- 篠原:
- ほらほら、ほらほら、ほらね。わかる人にはわかる。
- 忌野:
- それで、けっこうあの、ロックを歌ったらね、面白いんじゃないかと思ったんですよね。
- 中居:
- ロック調は今まで?
- 篠原:
- 一回もやったことがなくて。
- 中居:
- ね。
- 篠原:
- で、今回、清志郎さんと初めてやることになった「パーティーを抜け出そう」の曲で、初めてレコーディングでね、やったりとかし始めたんだけど。最初はやっぱり恥ずかしいとか、大きな声を出すとかやったことがなかったから、もうすごい苦手の中の一つだったの。
- 中居:
- レコーディングの最中も清志郎さんは立ち合って?
- 篠原:
- もう、ずっと。
- 忌野:
- 常にベッタリ立ち合ってました。
- 中居:
- ベッタリ?
- 篠原:
- ベッタリ。
- 忌野:
- はい。
- 篠原:
- ベタベタ、みたいな。うん。やってたんですけど、だけど、でもね、そういうのやってくうちに、どんどんプレッシャーとかそういうのじゃなくなって、けっこう楽しいほうにいって。なんか、「もっとこういうのやってみたいな」なんていう興味を持ち出して。だから、いいきっかけだったかなっていうね。
- 中居:
- ふーん。そのレコーディングの最中っていうのは、清志郎さんも「涼子、そこはそうじゃないよ。ああじゃない」っていう、そういう具体的な指導みたいのっていうのはなさるんですか?
- 篠原:
- 指導は。
- 忌野:
- いや、あんましなかったよね。
- 篠原:
- うん。だから、本当にもう歌入れの時とかも、普通だったら「ああいうふうにやって。こういうふうにやって」とかって、すごいあったりしてたから。
- 中居:
- うん、なるよね。
- 篠原:
- でも、清志郎さんは、………キヨシは、意外と「大きな声で歌ってくれればいいよ」とか、そういうとってもわかりやすい説明で、特にいっぱいなく。で、やり終わったら「良かったよ」とか、一つ一つ言ってくれて。
- 中居:
- すごい、いい刺激になったんじゃないの?
- 篠原:
- うん。刺激になった。刺激的だった。
- 中居:
- 刺激的だった?
- 忌野:
- 俺も。
- 中居:
- 清志郎さんも刺激的でした?
- 篠原:
- 中居君一人で困ってるじゃん。
- 中居:
- どういう刺激になりました?
- 忌野:
- いやぁ、若い女は久し振りだったんでね。傍にいるの。刺激でしたよ。
- 篠原:
- 刺激的だったって。
- 中居:
- だって、今まで音楽に接してた姿勢とさ、ぜんぜん違うわけでしょ。篠原さんにとっても。
- 篠原:
- うん、ぜんぜん違かったです。
- 中居:
- それ、けっこう抵抗あったりしたんじゃない? けっこう最初は。
- 篠原:
- うん。出来るかな? とか、そういうプレッシャーはあって。で、もし間違えたりして恥かいたりとかね、そういうのがすごい恥ずかしがり屋だから、私って。だから、そういうのとかを、なんか見せるのとかも嫌だしな、とか。好きな、憧れの人にそういうのも見せたくないし、とかっていう、そういう緊張はすごいあったんだけど。でも、なんかね、ずっとレコーディング入る前から、リハーサルからずっと一緒に、もう付きっきりでいてくれたりとかしたんで、すごいね、そういうのもだんだん解けてきちゃって。
- 中居:
- へぇー。清志郎さんも作品を、音楽を、二人の歌を作って行く過程の中で不安とかありませんでした? 「篠原涼子、大丈夫かなぁ?」って。
- 篠原:
- それは中居君だけでしょ!! ドラマとかやってて「こいつ、大丈夫かな?」とかさ。そういう。
- 中居:
- まあな。
- 篠原:
- まあね。ドラマは私、あれだけどね。
- 中居:
- ありませんでした? 一つもないっていったらでも。
- 忌野:
- やる前はね、あったかもしれない、やっぱり。「あの女、大丈夫かな?」って。でも、最初のリハーサルのスタジオで来てもらって、バンドで一緒にやったんですけど、それでもうバッチリ。「あ、これはバッチリだ」と。
- 中居:
- いける! と?
- 忌野:
- うん。いけると思いましたね。
- 中居:
- 確信みたいなものは。
- 忌野:
- うん。
- 篠原:
- そうか。
- 中居:
- ね、ロック初めてだって言ってましたし、その声質だったり気持ちだったり、そのジャンルにね、向き不向きがあるじゃないですか。優しい声の人がロックっていってもおかしいんじゃないかとかね。その声質に対しての向き不向きがね、篠原さんにはロックの経験がないっていうのもあったんですけども、ちょっと抵抗があるんじゃないかなと思ってたんですけど。
- 忌野:
- あの、うん、でも、なんて言うのかな? あのさ、けっこうだから、なんて言ったらいいのかな? この涼子の声には何かがあると思ったのね。
- 篠原:
- 何かがあると。
- 中居:
- 何かがある?
- 忌野:
- そう。だから、わりとキーの高いところでバァーッとシャウトさせたらね、すごくいいんじゃないかと思ったんですけどね。面白いんじゃないかと。
- 中居:
- 比較的まあ、優しい声っていうかね、穏和な感じがするイメージがあるんでね。
- 忌野:
- まだ猫かぶってますからね。歌い方からして。
- 中居:
- 出せば出ます?
- 忌野:
- 出ます出ます。
- 中居:
- 出させようとすればロックの声になったりします?
- 忌野:
- うん。するする。
- 篠原:
- する?
- 中居:
- へぇー。初めてですよね、篠原さんにとってもロックって。清志郎さんに前から憧れたってね、なんかその、なに? 音楽が好きだったの?
- 篠原:
- えぇとね、音楽はあまりわかんなかったんだけど、なんか雰囲気がね、すごい好きだった。
- 中居:
- 雰囲気。
- 篠原:
- うん。元々ね、うちのお兄ちゃんが好きだったの。
- 中居:
- 清志郎さんのこと?
- 篠原:
- うん。で、その時、私はまだ小学校4年生とかそういう感じだったんだけど。でね、その時にお兄ちゃんが清志郎さんの真似をして、よくメイクとかして。
- 忌野:
- メイクして学校行ってたらしい。
- 篠原:
- して登校してたんだけど。そういうのとか私が見てて、で、「誰の真似してんだろう?」みたいな感じで。そしたらビデオとかいっぱい借りてきたりとかしてて。で、「ああ、この人なんだ」って思って。で、その時に忌野清志郎さんていう人の存在を知って。なんか「すごい派手ですごいことしてる人なんだな」みたいなところから興味を持ちだして。で、大人になっていって、東京に出てきてから、どんどんなんかね、興味を持ち出してね。それで、なんか番組で会った時はね、「もう、この私とキヨシは結ばれた仲ね」みたいな感じの気持ちになっちゃって。
- 中居:
- へぇー。
- 篠原:
- これはもう、声を掛けとかなきゃいけないと思って。で、清志郎さんに「一緒になって下さい」って言ったんです。
- 忌野:
- ああ、そうですか。
- 篠原:
- 「あ、そうですか」って言わないで!!
- 中居:
- いろんな僕も友達だったり、芸能人同士でね、男女の関係っていろいろ見てきてますけど、なんか、なんでしょうかね?
- 篠原:
- なんか変な感じ?
- 中居:
- なんか、変な感じ。
- 篠原:
- どういうふうに見える? じゃあ。
- 中居:
- 援助交際っていうのかなぁ?
- 忌野:
- なんだい!? それは。なんだ? そらぁ。
- 篠原:
- 援助交際?
- 中居:
- 恋愛が成立してもおかしくないなって思っちゃいますもんね。二人の仲に。
- 篠原:
- あらららら。
- 中居:
- だってあの、清志郎さん、僕、昔、覚えてるんですけども、坂本龍一さんと「い・け・な・いルージュマジック」歌った時に、あの時もそうだったんですけど、キスしてましたよね。
- 忌野:
- はい。
- 中居:
- 演奏中。
- 忌野:
- ええ、そうですね。あれはまあ、仕事でしてたんですけど。
- 中居:
- まあ仕事で、演出上のことだと思うんですけども。で、今回のも?
- 忌野:
- 今回は自然になんか。
- 中居:
- 今回は自然ですか?
- 忌野:
- ええ。
- 中居:
- 空気の趣くままに?
- 忌野:
- そうです。
- 中居:
- そういう雰囲気になって?
- 忌野:
- うん。
- 中居:
- 演奏に頭がいっぱいで、それどころじゃなかったりしません?
- 忌野:
- いや、もう、涼子のことが頭にいっぱいで歌どころじゃない。ね?
- 篠原:
- うん。
- 忌野:
- 愛してるよ、涼子。
- 篠原:
- 愛してる、キヨシ。
- 中居:
- ………僕、邪魔ですか? なんか変な感じですね。
- 篠原:
- 変な感じ?
- 中居:
- うん。
- 篠原:
- そうだよね。
- 忌野:
- 自然なんだけどね。
- 中居:
- 自然?
- 忌野:
- 二人は。
- 中居:
- 清志郎さんは真面目?
- 篠原:
- とっても変な人。
- 中居:
- いつもこんな感じの方ですか?
- 篠原:
- うん、いつも。いつもこんな感じ。
- 忌野:
- 今日はちょっとおとなしくしてる。
- 篠原:
- そう。ちょっと猫かぶってるかな、今日は。
- 中居:
- 猫かぶってます?
- 篠原:
- ちょっと猫かぶってるかな。
- 忌野:
- いちおうトーク番組なんで、おとなしくなってます。
- 中居:
- いつもはもっとファンキー?
- 篠原:
- もっとファンキーですね。
- 中居:
- そういう清志郎さんを見てみたいなぁ。
- 篠原:
- そうそう、ファンキーで。
- 中居:
- へぇー。真面目?
- 篠原:
- 清志郎さん真面目。
- 忌野:
- なに? それ。
- 中居:
- なんかすごいなんかね。
- 忌野:
- 不真面目そう?
- 篠原:
- そう。不真面目そう。
- 中居:
- 不真面目っていうか、とぼけてるっていうのかなぁ? ナメてるめっていうのかなぁ? なんか、ナメきってるところありますよね。
- 忌野:
- いやいや、ないですよ。
- 中居:
- ないですか?
- 忌野:
- ないです、ないです。いくら君がジャニーズ系だからってね、そんなに自分を卑下しちゃいかんよ。
- 中居:
- いや、僕自身じゃなくってですよ。
- 忌野:
- あ、そう?
- 中居:
- 何かに対して「なんだよ? おい。なにやってんだよ」って。
- 篠原:
- でもね、違うの。私もそういうふうに思ってて、でも、そういうところもある感じもすごい。影のある感じってどういうもんなんだろう? っていう感じで、すごい興味を持ってて。で、話をしてて、その時まあ、番組の中で話をしたんだけど、その時にね、この感じで盆栽してんだよね、ちゃんと。
- 忌野:
- うん。
- 篠原:
- 盆栽してんだよ!
- 忌野:
- よせよ、涼子。
- 篠原:
- ごめん。
- 中居:
- 盆栽?
- 忌野:
- 盆栽はしてない。盆栽は憧れてんの。
- 篠原:
- あ、憧れてるのか。
- 忌野:
- 園芸です。
- 篠原:
- あ、園芸。
- 中居:
- 憧れが園芸?
- 忌野:
- いや、憧れは盆栽なんですけど。
- 篠原:
- 園芸してんの。
- 忌野:
- 園芸はやってます。
- 篠原:
- 見えないよね。
- 中居:
- 園芸なさってるんですか?
- 忌野:
- はい。
- 中居:
- 好き?
- 忌野:
- はい。片手間に。
- 中居:
- 好きで?
- 忌野:
- ええ。
- 中居:
- 気持ちはどうなります? 園芸することによって。
- 忌野:
- いやぁ、リラックスして、より一層、涼子への愛が深まるって言う感じかな。ニャッハッハッハッ。
- 篠原:
- キヨシ!
- 忌野:
- 涼子!
- 篠原:
- 愛してる。
- 忌野:
- 今年も変らないよ、僕の気持ちは。
- 篠原:
- 私も変んないよ。
- 中居:
- 二人なに? 付き合ってるんですか? これは。
- 忌野:
- そうだよ。
- 篠原:
- そうだよ。当り前じゃん!
- 中居:
- チューもしてましたもんね。
- 忌野:
- チューしてんだけど、あんまり映んないんだよな。
- 篠原:
- そう、いつも映んない。
- 中居:
- あ、テレビ上で。
- 忌野:
- けっこうイモで。カメラが。終わってからさ、離れてから映ったりしてんだよ。
- 篠原:
- そう。
- 中居:
- 「それじゃあ遅いだろ!!」っていうことですよね。
- 篠原:
- そう。
- 中居:
- ずっとなんか、手をつないでるんじゃないんだよね。なんか、篠原さんの指をいじくってる?
- 忌野:
- いじくってる?
- 中居:
- よくありますもん、こういうの。なんかしたくなる。
- 篠原:
- したい? したい?
- 中居:
- いや、ちょっと勘弁。
- 篠原:
- なんで、そんなぁ。失礼だよね。なんかね、いつもね、こうなんですよ、私に対して。
- 忌野:
- 君、失礼だなぁ。
- 中居:
- どこがいいですかね?
- 忌野:
- え?
- 中居:
- どこに魅力感じます?
- 忌野:
- どこって?
- 中居:
- 音楽抜きにしてですよ、人として。
- 篠原:
- じゃあ、私がお酒を一人で飲んでました。そしたらどういうふうに思う?
- 中居:
- 一人で飲んでたら? 「なんだ、あいつ。友達いねぇのかな」って思っちゃうな。
- 篠原:
- 違う!!
- 忌野:
- 「一人で飲んでんな」って。
- 篠原:
- 違う。だから、「ナンパしたくなる」とか、そういうふうになるでしょ? 声を掛けたくなるとか。男の子とか男の人とかさ、そういうのってあるんでしょ?
- 中居:
- そりゃあ、ナンパするほうだってやっぱり選ぶ権利がありますもんね。
- 忌野:
- ええ、そうですね。
- 中居:
- 清志郎さん、どっちなんですか!?
- 篠原:
- どっちだよぉ!!
- 忌野:
- いやいや。
- 篠原:
- わかんなくなってきた、だんだん。私、馬鹿みたいだ、一人で。
- 中居:
- おまえも軽いなぁ。
- 忌野:
- 軽いなぁ、おまえ。
- 中居:
- 本当に。
- 忌野:
- 軽いしね、こいつね、人の話聞いてないんだよ。
- 中居:
- 人の話を聞かない?
- 忌野:
- 聞かない。
- 中居:
- それは変んないですね。お芝居やってもそうでしたもん。
- 篠原:
- そんことないじゃん!
- 中居:
- 監督さんが「はい、涼子ちゃん、この芝居はね、もうちょっとこういうシーンだから」って。「はい。はい。はい。わかりました。中居君、今、なんて言ってたの?」「おまえ、聞いてねぇじゃねえかよ!」って。
- 篠原:
- 自分だってでも、そういうような時あるじゃん、なんとなく。
- 中居:
- え? まあ、人の話聞かなかったりしますけどもね。
- 篠原:
- 聞かない時ある。確かに。
- 中居:
- なんかおかしいですよ。
- 忌野:
- おかしいですか?
- 中居:
- でも、あの、グループとして活動してる時の清志郎さんと、やっぱりね、女性と二人でしてる時の清志郎さんと、やっぱりちょっと違うんじゃないですか? 自分でやっぱり「あ、違うな」って思うことってありません?
- 忌野:
- うん、違いますね。
- 中居:
- 何が違いますかね?
- 忌野:
- 何でしょうね? やっぱりあの、………そうですね。何でしょうね? あの、疲れませんね。疲れません。
- 中居:
- あ、こっちのが楽? 楽って言ったらおかしいですけども。
- 忌野:
- 楽。
- 篠原:
- 私も疲れない。
- 忌野:
- 楽しいばっかりで。
- 中居:
- プレッシャーみたいのも、そんなに強く感じなかったりするんですかね?
- 篠原:
- そっちの方向にもってくなぁ。
- 忌野:
- プレッシャー? 感じないよ、ぜんぜん。二人でいればね。
- 中居:
- なんか、ホヤホヤのイメージありますね。
- 篠原:
- ホヤホヤ?
- 忌野:
- どういう意味だろう?
- 中居:
- 何がしたくて、何を求めて二人でと思いました?
- 忌野:
- ん?
- 中居:
- ただ篠原さんは清志郎さんが憧れの人でもあったり、まあ好きな人であったり。まあ、だから一緒に何かやりたいっていう気持ちはあったと思うんですけど。清志郎さんは、これをやることによって、何かやっぱりありますよね? 何かを感じたい、みたいな。
- 忌野:
- ああ、やっぱりね、画期的なデュエットをやりたかったんですね。
- 中居:
- なんか、この番組ふざけてます?
- 篠原:
- ふざけてないよ、ぜんぜん。ふざけてないよ!
- 中居:
- なに話そうかなぁ?
- 篠原:
- ってなるよね。
- 忌野:
- だからさ、画期的なデュエットを作ろうと思ったの。
- 中居:
- 画期的。
- 忌野:
- うん。
- 篠原:
- 画期的。
- 中居:
- 活気がある。
- 忌野:
- 活気があるじゃなくて。画期的な!!
- 篠原:
- なんだ!? おめぇはよぉ!!
- 忌野:
- 今までなかったようなさ、男女のデュエットって言うんでしょうか。その感じをなんとか作りたかったんですけどね。で、コンセプトはイチャイチャするっていうのが。
- 中居:
- イチャイチャ。
- 篠原:
- イチャイチャ。イチャイチャ。
- 中居:
- でも、やっぱり新しいですよね。見るからにもちろんそうですし、音楽的なこともそうかもしれませんしね。
(イチャイチャしてる)
- 中居:
- ………もう何? 本当もう、すごい気になるんだよね。
- 篠原:
- いつもと違うほうの手だからね、なんか今日はすごい気になっちゃう。
- 忌野:
- そう、俺も気になる。
- 中居:
- もう身体全部、篠原に向かってますしね。
- 忌野:
- そうだよ。もっとくっ付こう。
- 中居:
- ………僕、帰ろうか? 二人のがいい?
- 忌野:
- すぐこうなるんだよな。
- 篠原:
- そう。必ずね、みんなそうなるんだよね。
- 中居:
- なんか、例えば雑誌のインタビューとかでもこんな感じですか?
- 忌野:
- そうです。ラジオも全部。
- 中居:
- ………今、キスしました?
- 忌野:
- してません。
- 篠原:
- してないですよ。してないよ。
- 中居:
- 清志郎さん今は好きな人います? 篠原涼子以外に。
- 忌野:
- いないな。
- 篠原:
- 本当に?
- 中居:
- 本当いません?
- 忌野:
- うん。
- 中居:
- 聞いてごらん。
- 篠原:
- いない?
- 忌野:
- 君だけだよ。
- 篠原:
- キヨシ!
- 忌野:
- 涼子!
- 篠原:
- 愛してる。
- 忌野:
- 愛してる。
- 中居:
- なんか、アツアツ会見みたいじゃないか。篠原さんもいない?
- 篠原:
- いない。
- 中居:
- 今、清志郎さんのことで頭がいっぱいでしょ? じゃあ。
- 篠原:
- うん。考えられない。
- 中居:
- ………わかんないなぁ。
- 忌野:
- 君はいないの? 恋人とか彼女。
- 篠原:
- そうだ。
- 忌野:
- いても言えないんじゃないの?
- 中居:
- …………いたら言いますよ!!
- 忌野:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- いたら言いたいですよ!!
- 忌野:
- 怒んなよ、怒んなよ。
- 中居:
- 言いたいんですけども……。
- 篠原:
- 本当になんで出来ないんだろうね?
- 忌野:
- いないんだ? 可哀想だなぁ。
- 中居:
- なんで出来ないんですかねぇ?
- 忌野:
- 淋しくない?
- 中居:
- 淋しいですよ。だから、すごいなんかすごい二人がね。
- 篠原:
- 羨ましい?
- 中居:
- 羨ましいっていうか、ムカムカするんですよね。
- 篠原:
- ムカムカする? 最近、こういうことやってないから?
- 中居:
- 最近、御無沙汰。もう、それだけですごい刺激的なことなんですよ、僕にとっては。
- 忌野:
- ああ、そうなんですか。
- 中居:
- 手を握るっていうのは、あんまないですし、日頃。女性の。で、くっ付くようなことっていうのもないですし。すごいっスよね。
- 忌野:
- いいもんだよ。
- 中居:
- なんか、こういうとこで中途半端なことしてると、なんか僕、見ててもそうなんですけども、本人たちもムラムラしません?
- 篠原:
- ムラムラ?
- 忌野:
- 常にしてます。
- 中居:
- ね。
- 忌野:
- ええ。
- 篠原:
- たまんないね。
- 忌野:
- あとちょっとだからね。
- 中居:
- もう行ったら? そこにあるよ。
- 忌野:
- 何があるの?
- 中居:
- だって、見えないんだもん、二人。どこに向かってるのか。でもね、見てる限りでは、そんなに嫌味っぽくはないですね。ネチョネチョっていう感じではないですから。ベタベタっていうイメージがないですから。
- 忌野:
- 意外と淡泊なんだ。
- 中居:
- あ、淡泊なんだ。それだからまあ、清志郎さんのね、女性のファンの方々が「ああ、篠原とくっ付かないで!!」って。
- 篠原:
- っていうのはある。
- 中居:
- え? ある?
- 篠原:
- うん。
- 中居:
- そういうのあった? 今まで。
- 篠原:
- 清志郎さんの学園祭っていうか、ライヴだっけ?
- 忌野:
- 学園祭。
- 篠原:
- 学園祭とライヴとにゲスト参加したんだけど、その時にね、またイチャイチャこういう感じでスタジオの上で。そしたらね、前のほうの女の子が、ふくれっ面。ずーっとね、ふくれっ面なの、ずっと。
- 中居:
- 怒ってるの?
- 篠原:
- 怒ってるの。なんかね、すごい顔になっちゃってね。
- 中居:
- 「なんなのよ?」って?
- 篠原:
- あの、「なんなのよ? いったい。あんた、さっさとどきなよ、そっから」みたいな表情で。
- 中居:
- そういう視線で。
- 篠原:
- 「もう帰れ!!」みたいな感じ。
- 中居:
- うんうん。
- 篠原:
- だからね、きっと私は申し訳ないことをしてるんだな、なんて思いながらも。
- 中居:
- それを知ってる清志郎さんはどう思うんですか?
- 忌野:
- いや、「ざまぁみろ」かな、と。
- 中居:
- 「ざまぁみろ」?
- 忌野:
- はい。
- 篠原:
- でもね、清志郎さんがね、ライヴに来た時のね、私の学園祭にゲストに来てくれたの。その時に、男の子のファンの子も、ずっとふくれっ面でね。男の子が。で、拍手しないで。で、笑顔送ったら、「はいはい」って感じになっちゃって。
- 中居:
- そんなに好きなんですね。
- 忌野:
- はい。
- 中居:
- え? お二人の年齢差なんですけど、篠原さんは今お幾つでしたっけ?
- 篠原:
- 23です。
- 中居:
- 23。清志郎さんは?
- 忌野:
- 僕は45です。
- 中居:
- ほぼ倍ですよね。
- 忌野:
- うん。
- 篠原:
- そうですね。
- 中居:
- その年齢差の、年齢のギャップみたいのは感じないんですか?
- 忌野:
- ぜんぜん感じないもんねー。
- 篠原:
- 感じないねー。
- 中居:
- 何を話します?
- 篠原:
- そうだな、何を話すかな?
- 忌野:
- 何かな?
- 中居:
- だから、世代がやっぱり違うっていうことは、今まで聴いてきた音楽も多分、違うと思うんですよ。篠原さんは10代の時っていうか。
- 篠原:
- 小さい時は中森明菜さんとか、あとは、杏里さんだったり小林明子さんとか、そういう感じ。
- 中居:
- 清志郎さん小さい頃は?
- 忌野:
- 小さい頃? 中尾ミエさんとか。えぇと、ザ・ピーナッツとかクレイジー・キャッツとかね。
- 中居:
- そうなりますよね。そうなると、やっぱりその知らないじゃないですか。クレイジー・キャッツも僕も知らないですし、ミエさんの音楽活動って知らないですし。自分で音楽の差、ギャップみたいのがやっぱり生じるんじゃないかな? とも思うんですけども。
- 忌野:
- ぜんぜん生じないね。
- 中居:
- 年の差感じない?
- 篠原:
- うん。でもね、私がすごいためになるのは清志郎さんがね、「こういうの聴いたほうがいいよ」とかって、お薦めしてくれるものがたくさんあるから。
- 中居:
- 歌のなかで?
- 篠原:
- うん。「こういうアルバムを買ったほうがいい」とか言って、プレゼントまでしてもらったことがあったんだけど。
- 中居:
- へぇー。なになに? ちなみにどういう?
- 篠原:
- それはね、アレサ・フランクリンだよね。それとジャニーズ・ジョッ、ジョッ、ジョッ。チャップリン?
- 忌野:
- ジャニス・ジョプリン。
- 篠原:
- ジャニーズ・ショップリン。
- 忌野:
- ジャニス・ジョプリン!!
- 中居:
- ジャニーズショップっていったら、僕なんかの写真売ってるところですよ、それ。
- 忌野:
- ジャニス!!
- 中居:
- Kinki Kidsものってるよ!
- 篠原:
- ジャニーズ・ジョプリン。
- 忌野:
- ジャニーズじゃねぇよ!! ジャニス。なかなか覚えてくれないんだよ。
- 篠原:
- ジャニス・ジョプリン!!
- 中居:
- 二人、噛み合ってます?
- 忌野:
- 噛み合ってますよ。な? せーの、はい。
- 篠原:
- ジャニス・ジョプリン。
- 中居:
- 合ってます?
- 忌野:
- 合ってます。
- 篠原:
- 合ってる。
- 中居:
- それはなに系の歌? どういうジャンル? ロック?
- 篠原:
- ううん。ロックもあるし、あとはブルースか。あ、ソウルだ。
- 忌野:
- そう。ブルースもあるよ。
- 篠原:
- ブルースもあったりとか。そういう感じ。で、そういうのは自分でお店に行って買おうっていうなんていう気持ちになったりしなかったから。いつも違うものとかばっかりだったんで。だからね、聴いてみたらね、こういう曲とかすごいいいものがあるんだな、なんて初めて知って。今度買ってみようなんて。
- 中居:
- 音楽の影響みたいな。
- 篠原:
- そう。
- 中居:
- よきアドバイスですよね。
- 篠原:
- よきアドバイス。
- 中居:
- 篠原さんから清志郎さんに「こういう曲いいですよ」とか何か贈ることってないですか?
- 篠原:
- ないですね。
- 中居:
- 何もないの?
- 篠原:
- ないですね。
- 中居:
- 何か贈り物をお互いにしたことってあります?
- 忌野:
- ん? いや。そうだなぁ、ワインがあるな。
- 篠原:
- あ、ワイン。そう。ワインがね、清志郎さん大好きで。私もすごい好きなんだけど。ね。
- 忌野:
- うん。
- 篠原:
- で、ワインを。
- 忌野:
- 贈りっこしたの。
- 篠原:
- そう。
- 中居:
- 贈りっこしたんですか。ふーん。
- 篠原:
- 美味しかった。
- 忌野:
- 美味しかったよ、涼子。
- 篠原:
- 美味しかったよ、キヨシ。
- 忌野:
- 今度、一緒に飲みたいね。
- 篠原:
- ね。
- 中居:
- え? お酒飲んだことないんですか? お二人。
- 忌野:
- ありますよ。
- 中居:
- 僕も混ぜてくれます? じゃあ。
- 忌野:
- ああ、そうだなぁ。
- 篠原:
- いいよ、やだ。
- 忌野:
- やだね。
- 中居:
- ………邪魔しません、僕。あの、キューピッドになりますよ。うん、仲人に。邪魔はしませんよ。
- 篠原:
- 二人っきりがいいから!!
- 中居:
- ………そうですか。僕の入る余地もないですか。
- 忌野:
- 君、一人で来るんだろ? だって。
- 中居:
- え?
- 忌野:
- 一人で来るんだろ? ガールフレンドとかいないんだろ?
- 中居:
- …………いますよ。本当、正直言いましょうか? 僕はね、場所場所に女がいるんですよ。
- 忌野:
- あ、本当。
- 中居:
- ええ。テレ朝だったら六本木の女。今日だったら成城学園の女がいるんですよ。
- 篠原:
- ねぇ、ずっと前から言ってんじゃない?
- 忌野:
- あ、そうですか。
- 篠原:
- で、この仕事が終わったら成城学園の女と一緒に遊ぶんでしょ?
- 中居:
- 遊ぶんですよ。すいませんね、本当はモテっこなんですよ。
- 篠原:
- そうね、本当だよ。いつまでそれ使う気?
- 中居:
- え? 日テレ行けば麹町の女。
- 篠原:
- はいはい、はいはい。
- 中居:
- 生田の女もいますよ。山の奥ですけど。
- 篠原:
- はいはい、はいはい。
- 忌野:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- いいですね、仲良さそうでね。
- 忌野:
- うん。
- 中居:
- 僕なんかも仕事をね、常に女性とやってみたいなって思ったことあるんですけど。
- 忌野:
- いいもんだよ。
- 中居:
- ね。すごい仕事楽しいんじゃないですか?
- 忌野:
- 楽しい、楽しい。
- 篠原:
- 楽しい。
- 中居:
- 好きな子だったりすると。
- 忌野:
- もう。ぜんぜん苦になんないもん。こういうテレビ出演なんかも。
- 中居:
- 今まではちょっと抵抗があったことも、二人だったら大丈夫? 二人だったら乗り越えて行ける?
- 篠原:
- 安心。
- 忌野:
- なんか、憎んでない? 僕たちのこと。
- 中居:
- なんかね、これ僕はね、今日の夜思い出しますよ、寝る前に。
- 篠原:
- ムカつくのかな? こういうの見て。こういうのってどう思うんだろうね?
- 中居:
- だって、そんなにさ、本当にね、あんまり嫌味っぽくないからいいですよ。それ、オッパイさわるのはやめたほうがいいよ。ちょっとオッパイはやめようよ。
- 篠原:
- 違う違う。
- 中居:
- オッパイは、それは帰ってからつっ突いてちょうだいよ。
- 忌野:
- そうだよ。
- 篠原:
- だって、もう我慢できないんだもん。
- 忌野:
- 我慢しろよ。もうちょっとだから。
- 中居:
- なんか、マジ、ムラムラしてるでしょ? 二人。ねぇ。僕、一番ムラムラしてるかな? 二人はシングル1枚目ですけど、今後2枚、3枚と続くようなことっていうのは? 今後はいかがなんですか?
- 篠原:
- 2枚3枚続けたいですね、私は。
- 中居:
- 続けたいっていう気持ちは? 清志郎さん。
- 忌野:
- いや、続けたいですね。
- 篠原:
- あ、その気持ちがないの?
- 忌野:
- あるよ、涼子。
- 篠原:
- キヨシ。
- 忌野:
- 涼子。
- 篠原:
- 愛してるよ。
- 忌野:
- 愛してるよ。
- 中居:
- なんか、昔の漫才見てるみたいですね。
- 忌野:
- 漫才ですか?
- 篠原:
- 漫才になっちゃう?
- 忌野:
- おかしいなぁ。
- 中居:
- やりたいっていう気持ちがあっても、やっぱり周りのね、状況ももちろんありますし。お二人だけ、御本人たちだけの気持ちじゃあ出来ないこともあるでしょうけども。ま、やりたいっていう気持ちは?
- 篠原:
- ありますね。
- 中居:
- 二人でライヴね、学園祭もありましたけど、なんかライヴ活動なんかっていうのもね、面白いかな、なんて思いますけどね。
- 篠原:
- そうですね。ライヴとかもやってみたいなって。
- 中居:
- なにやりたい? 二人で。
- 篠原:
- 二人で手をつないで、ステージのうえでデュエットして、イチャイチャしたい。
- 中居:
- そのイチャイチャするっていうのも、サラッて言っちゃうんですね。嫌味がなくていいですよ。清志郎さんもそういうのはないですか? 二人でなんか。
- 忌野:
- 二人でイチャイチャして、それをみんなに見てほしい。
- 中居:
- 見て、どういうふうに僕なんかに思われたいんですか? 「あいつら頭くるなぁ、イチャイチャしやがってよぉ」って思われたいんですか? 「いやぁ、あいつら気持ちいいイチャイチャだなぁ」って、そういうふうに? やっぱりなんか思われたい理想像みたいなのあるんじゃないですか? お二人で。
- 篠原:
- 特にないね。
- 忌野:
- うん。もう二人の世界だから。放っといてほしいな。
- 中居:
- 二人が心地よければいいんだ。
- 忌野:
- うん。
- 中居:
- それがまず、音楽活動であって。
- 篠原:
- うん。
- 中居:
- 二人でなんかね、お芝居するのなんかもあるかもしれないですね。
- 篠原:
- ああ、二人でね。
- 忌野:
- お芝居?
- 篠原:
- 清志郎さんもね、映画とかたまに出るし。
- 中居:
- そういう活動もあったりしますしね。お二人で結婚とかっていうのは? しちゃえばいいじゃん、もう。面倒臭いから。
- 忌野:
- 重婚になっちゃうからなぁ。
- 中居:
- え?
- 篠原:
- ごめん。
- 中居:
- 行くとこまで行っちゃったらどうですか?
- 忌野:
- そうですね。
- 中居:
- 愛してるんですよね?
- 忌野:
- はい。
- 篠原:
- うん。
- 中居:
- お互い、相思相愛ですよね?
- 篠原:
- はい。
- 忌野:
- うん。
- 中居:
- こういうね、多分ね、僕がドギマギして、司会したりインタビューする日とがドギマギするのを楽しんでるんじゃないですか?
- 忌野:
- ああ、それもあるね。
- 中居:
- ……僕、おちょくられてるのかな?
- 忌野:
- いやいやいや、そんな。
- 中居:
- へぇー、面白いですね。2枚目、作って下さいよ。2枚目。なんかぶち壊すようなやつ。「おめぇら、ふざけんじゃねぇよ」的な。「俺らはナメてんでぇ」っていうの。
- 篠原:
- なに? それ。
- 中居:
- そんなようなの。っていうか雰囲気ね。「ナメてるぜ」っていうようなね、そんな曲をね、作ってね、それをテレビ上でも何でもいいですけど、絵にしてほしいなって。こんなの完璧にナメくさってるじゃないですか、変な話。こんなのいないじゃないですか、今までで。
- 忌野:
- ああ、そうですね。
- 中居:
- 見たことないですもん、こういうアーティスト。なんか記者会見みたいな。こんなの、なに? それ。ね。本当にね。本当、怒るよ、もう。
- 忌野:
- 怒ってるよ。
- 篠原:
- 怒るか? そういう気分になってしまうね。
- 中居:
- そういう新しい感じはしますしね。
- 篠原:
- なんかやればいいのに。こういう感じの。
- 中居:
- それは俺本人の気持ちだけじゃ出来ないですもんね。
- 忌野:
- うん。
- 中居:
- 僕と誰かお似合いの女性っていますかね?
- 篠原:
- 中居君のタイプって? どういうタイプが好きなの?
- 中居:
- 俺、風吹ジュンが好きなんですよ。
- 篠原:
- あ、風吹ジュンさん。じゃあ風吹ジュンさん。
- 忌野:
- いいんじゃないですか?
- 中居:
- 風吹ジュンとデュエットですか?
- 篠原:
- うん。
- 中居:
- どっちが歌をリードすればいいんですか? リードヴォーカルは?
- 忌野:
- どっちでも。誰でも。
- 篠原:
- 風吹ジュンさんはいい方だから、やってくれると思う。
- 中居:
- いや、歌はね、ちょっといろいろあって僕は。
- 篠原:
- あ、そうだ、歌、歌ってないんだっけ?
- 中居:
- 歌ってるよ!! おまえ。
- 篠原:
- あ、そうか。
- 中居:
- でも、マイクはちょっとね、効かない時あるんですよ。
- 忌野:
- ああ、そうですか。
- 中居:
- 壊れてるんですよ、僕のマイク。毎回。いくら叩いても、音入ってないんですよ。ボォーンて思い切り叩いたら、ポンッて音がするだけで。あんま大きい声張っても、出ないようにちゃんとね、セーブはしてんですけどね。僕の歌、御存じですか?
- 忌野:
- あ、僕ね、木村君からね、SMAPのテープもらって、夏頃ずっと聴いてましたよ。
- 中居:
- え? なんの?
- 忌野:
- なんだっけなぁ? 一個前のやつかな?
- 篠原:
- 一個前のやつ?
- 中居:
- 一個前って「008」かな?
- 忌野:
- 「009」かな? 今は「009」?
- 中居:
- 今は「009」です。
- 篠原:
- 今、どういう歌だっけ?
- 中居:
- 俺、歌うの? ♪shake shake〜って感じ。
- 忌野:
- えぇと、病気の歌が入ってたやつ。
- 中居:
- 病気の歌ですか?
- 忌野:
- うん。風かなんかひいてさ、グチョグチョだけど。
- 中居:
- 「009」ですね、じゃあ。
- 忌野:
- 「009」ですか。それ、よく聴いてました。
- 中居:
- あ、そうですか。
- 忌野:
- 一緒にやったことあるね、ミュージシャンもやってたよ。
- 中居:
- あ、どなたですか?
- 忌野:
- アントン・フィグっていうドラムの人。
- 中居:
- はいはい、はいはい。いや、僕なんかね、直接ちょっとお会いはしてないですけど。
- 忌野:
- そうらしいですね。
- 中居:
- あ、そうですか。
- 忌野:
- うん。
- 中居:
- SMAPのアルバム聴いてんですか。
- 忌野:
- ええ、もう聴いてないですけど。夏頃よく聴いてた。あれがいちばん新しいやつ?
- 中居:
- そうですね。「009」が。今度、ビデオ出たんで、見て下さいよ。あんま興味、多分ないと思うんですけどね。
- 篠原:
- そうね。
- 忌野:
- 「そうね」じゃないよ。
- 中居:
- 「そうね」じゃないでしょ。謙遜してんのに。なんか、どうやって編集するんだろう? これ。大丈夫なのかな? まあでも、アツアツぶりが映ってれば。本当、キスしたり、ブチュとかやってもおかしくない感じだよ、なんか。いちおう、今日、緊迫して今日を迎えてたのにな。まあ、たまにはいいね。あんまり本当にやり過ぎると、本当に腹立ってくるんで、程々にしたほうがいいと思いますね。
- 篠原:
- そうですね。
- 忌野:
- けっこう今日は程々だよね。
- 篠原:
- そう、今日はすごい程々。
- 中居:
- 程々ですか!? これで。
- 篠原:
- うん。
- 中居:
- 僕、短気だからかな? じゃあ。
- 篠原:
- みんなに見つめられてると恥ずかしいよね。
- 忌野:
- うん。
- 篠原:
- なんとなくね。
- 忌野:
- なんか、みんな引いてるみたいで嫌だね。
- 中居:
- でも、べつに笑いを誘うような番組じゃないんでね。
- 忌野:
- あ、真面目だね。
- 篠原:
- そうか。真面目な話。
- 忌野:
- なんか、スネちゃってない?
- 中居:
- ねぇ、篠原涼子が僕に惚れちゃったらどうします?
- 篠原:
- ん? ないよ。
- 中居:
- なんだよ? はっきり言うなよ、おい。「キヨシ、ごめんね。中居に惚れちゃったわ」ってきたらどうします? 「ちょっとその手、離して」。例えば、ピンポーンて篠原んちに行ったら、僕が「なんだ? 誰だよ?」って出てきたらどうします?
- 忌野:
- 「いやぁ、そうか。惜しいことしたなぁ」と思って帰ろうかな。
- 篠原:
- 怒んない?
- 忌野:
- 「まあ、いいかな」って。
- 中居:
- あ、「まあ、いい」んですか?
- 篠原:
- 「まあ、いい」の!? そんだけのもんだったの!? だって。
- 中居:
- わかんねぇ。
- 篠原:
- そうか。「まあ、いいや」って感じになるんだ。
- 忌野:
- わかんないけど。そうなってみないと。
- 中居:
- いや、でも、これはでも本当、新しいですし、「こういうのもいいんだ」って思いましたね。「こういうのもあってもいいんだ」って。年齢が離れてるっていうのもちろんありますし。やっぱり音楽的なジャンルもやっぱりね、ぜんぜん違うとこだったりしますけども。こういう組み合わせがあってね、こういう音楽をやっててもいいんだって認識されたじゃないですけども。そういうふうに思いましたからね。今後も頑張ってくださいね。
- 篠原:
- はい。
- 中居:
- なんかナメた感じのものをやって欲しいですね。
- 忌野:
- そうですか。
- 中居:
- なんか力まないような感じのものを。じゃあ、僕、先に失礼しますんで、はい。ありがとうございました。
- 篠原:
- 緊張してる。
- 忌野:
- やっと二人きりになれたね。
- 篠原:
- ね。