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NON EDIT TALK : 小室哲哉★安室奈美恵


小室:
はい、えぇと、今晩は二人目のお客様ですね、安室奈美恵ちゃんです。

安室:
どうも、こんばんは。

小室:
こんばんは。えぇと、今日、出てもらってるのはですね、あのダンスマトリックスに…。どうしました? 

安室:
なんでもないです。

小室:
大丈夫ですか? ダンスマトリックスに一応あの、出演してもらって、あと、東京だけなんですけどね。出てもらうんですけど。というゲストなんですけど。

安室:
はい。

小室:
あの、このあいだから僕、話しにくいですかね? 僕。ほとんど会話がないですね。

安室:
ぜんぜんそんなことないです、はい。

小室:
このあいだ社長さんからチラッと聞きましたけど、もっとパァッと明るいんですよね? 普段は。

安室:
私ですか? そんなことなくて、おとなしいです、すごく。

小室:
あの、そういうふうに言われてたんで、「ああ、じゃあ、僕が喋りにくいんだろうな」と思ってたんですけど。

安室:
いえ、そんなことはないです。

小室:
ちなみに、コレの今の時間の一人目は篠原さんでですね、もう、すごい扱いされてるんですよ、僕は。

安室:
そうなんですか? 

小室:
なんで、ちょっと僕も、どういう感じにしたらいいかと思うんですけど。あの、18ですよね? 

安室:
もうすぐです。

小室:
まだなってないんですか? 

安室:
はい。

小室:
っていうことは、今、17なんだ。

安室:
はい。

小室:
あの、14とかで出てきたんだよね? 東京に。

安室:
はい。

小室:
ちょっと、それだけ素朴に聞きたかったんですけど、沖縄からね、東京に出てきて、14で出てきたっていうことは、なんていうのかな? ほとんどオリンピックの選手みたいなもんですかね? 水泳の選手とかね、なんかで合宿みたいな感じで、もう「日本のために頑張ってくるから、しばらく地元は離れて、一人で頑張るよ」っていう感じなのかな? 20歳とか18とかぐらいからだと、なんか「そろそろ一人で自立して、一人暮しとかもしてみたいし」とか「おウチからちょっと離れてみたい」とか、そういう気持ちもあると思うんですけど。多分14だったら、そういう感じじゃないと思うんですよ。

安室:
そうですよね。

小室:
どっちかっていうともう、そういう、さっきのスポーツ選手みたいな感じで。「頑張らなきゃ」っていう感じな気がしてるんだけどね。

安室:
でも、東京に出てきた時は、何にも考えてなかったかもしれない。

小室:
あ、そういうのは? 単純に寂しくない? だって、お友達とか、ぜんぜんいないわけでしょ? 

安室:
だから、一人で出てくる分には、すごく寂しかったと思うんですけど、でも、グループで出てきたから、ぜんぜんそういうのは。

小室:
あ、そうか、そうか。あのスーパーモンキーズの4人の人は、みんな沖縄の人なの?  

安室:
はい。沖縄の。

小室:
あ、そうか、そうか。じゃあ、5人でドカッと出てきたんだね。

安室:
はい。

小室:
じゃあ、まさに合宿状態だね。

安室:
そうですね。

小室:
5人ていうと、バスケットですね。基本的にはね。

安室:
はい。

小室:
そういうチームみたいんもんですね、それはね。

安室:
うん。

小室:
今もそうなんですか? ずっと生活一緒にしてるんですか? 

安室:
あ、今はみんなバラバラです。

小室:
さすがにね。

安室:
はい。

小室:
じゃあ、最初は一応、そういう感じで、なんか合宿状態ですね、ほとんどね。

安室:
うん、ずっと。

小室:
じゃあですね、第二の素朴な疑問ですけどね、14で出てきて、もう18だから、4年近くなりますよね? どうです? 今年じゃないですか。やっぱり『Try Me』で、いきなりドッと。いわゆるメジャーってヤツですよね、になってきたと思うんだけど。それまでって、「あ、これは今は修行の時期だから。トレーニングの時期だから」っていう感じだったのかな? なんか「大丈夫かな?」っていう感じとかなかった? 

安室:
あ、ありました。いろいろ。

小室:
でも、「大体18ぐらいになれば、きっと売れんだろうな」とか思わなかった? 

安室:
あ、そうですね。14ではね、ちょっとキツいですよね。

小室:
まあ、そうだよね、ちょっとね。14歳でユーロビートって言われても、ちょっとね。

安室:
ちょっとね。「えっ?」って。

小室:
あ、そうだね。

安室:
あ、でも、東京に出てきたら、もう、すぐ有名人になれるんだ、と思ってたから。

小室:
あ、出てきて。

安室:
そう、すぐ曲を出せば。だから、すごいショックでしたけど、最初は。

小室:
あ、出してから、これといって変化もないですよね、じゃあね。でも、コマーシャルとかやってたよね? 

安室:
そうですね。

小室:
でも、わかんなかったかな? そんなにね。

安室:
だから沖縄って、ぜんぜん情報量が少ないから、だからメジャーな人の番組しか映らないんですよ。だから、「あ、東京にいけば、この人たちと一緒に番組に出れるんだな」っていう、それで来ちゃったから、ぜんぜんショックが大きかったから。

小室:
そうだね、広いからね。僕も沖縄でやっぱり「あ、小室哲哉だ!」って言われるようになったら本物だ、と思ってましたよ。やっぱり最初にいった頃とか、誰も知らなかったですね。TMネットワークなんて、わかんなかったですから。

安室:
そんなぁ。

小室:
本当に。それぐらいだし、やっぱり選ばれた人ですよね、沖縄での有名人ていうか、スターの人ってね。じゃあ、もしかしてアレですか? 沖縄ではけっこう人気があったとか? もうすでに。

安室:
え? 誰ですか? 

小室:
安室さんとかも。

安室:
あ、ぜんぜんです。

小室:
それはないんだ? 

安室:
だって、今でも、私が出る番組、『ポンキッキーズ』しか流れない。だから、沖縄の人って、「あ、奈美恵はこういうことやってんだ」ってしか、ぜんぜん思われてない。

小室:
でも、きっとあの、なんだっけ? 『ザバレス』とか、ああいうところで流れまくってんじゃないの? 曲は。

安室:
ですかね? 

小室:
きっとね。と、思いますけどね。最近、帰ってないの? あ、なんか、このあいだ一回戻ったんだっけ? 

安室:
最近帰りました。

小室:
そうですよね。テレビかなんかでやってたんですよね。

安室:
はい。

小室:
あの、まあちょっと、いろいろ話しが飛んじゃうんですけど、僕、一回、沖縄でコンサート中に入院したことあるんですよ。

安室:
えっ? 

小室:
沖縄で救急車で運ばれて。

安室:
コンサートの途中でですか? 

小室:
コンサートは一応やったんですけど、コンサート終わったらもう、そのまま救急車で運ばれて、なんていう病院だったか忘れちゃったんですけど、大きな病院に入院したことあるんですよ。で、みんな帰っちゃって、僕だけ入院してて、そのまま沖縄にいたことあるんですけど。沖縄っていうと病院のイメージしかないんだけど。あの、その時はもう、TMとかでわかってたんですよ。なんで、お医者さんとか看護婦さんとかも、みんな知ってて、もうけっこう元気なのに、なかなか退院させてくれなくて。どんどんサインとかも溜まっていったんでね、結構、10日ぐらいいたと思いますけど、病院に。

安室:
そんなに? 大変ですね。

小室:
大変だったのかもしれないですけどね。だから、まあ、それはいいと。あの、ちょっとガラッと変わりますが、新曲をですね、やるんですよね? 

安室:
はい。あ、すいません、なんかいろいろ。

小室:
もともと『Try me』とかで、「あれ、小室哲哉の曲じゃないか?」とか。

安室:
あ、そうなんですよ、はい。

小室:
そう言われたことも僕、あるんですけど。言われました? 

安室:
はい、私も。

小室:
ああいう曲って、僕のイメージありますかね? 

安室:
いや、私たちから見れば、ちょっと違いますよね、やっぱり。

小室:
もう、モロにユーロビートですよね。去年だったら、みんなパラパラでもう。

安室:
そうですよね。

小室:
僕のも、もしかしたら振りが付いてるかもしれないけどね。今年は違うかもしれないけど、まあ、ユーロビートじゃないですか、アレは。でも、ずいぶん僕も、そう言われたんですよ、僕の曲じゃないかって。で、自分でもなんとなく、そんな気がしてて。で、よく僕が作った曲とかで、プロデュースしているアーティストの人たちっていうところで、安室さんの名前とかも、入っちゃったりしてたのね。

安室:
あ、そうですね。

小室:
ぜんぜん作ってないのに。

安室:
すいません。

小室:
いや、そういうイメージがあったのかもしれないですけど。今回、えぇと、昨日ですか、じつはちょっと、朝まで作ってたんですけど。

安室:
すいません、本当に。こんなガキのために。ごめんなさい。

小室:
べつに、歳で作ってないですから。

安室:
大変ですよね、でも。やっぱり曲作りって。

小室:
あの、でも、もうイメージがすごくハッキリとしてるから、楽です。「なんでもいいから、わかんないけどお願いします」っていう、浜田さんみたいのが一番難しいんですけど。こう、意外としっかりとダンスとか、何、って言ってくれる人たちの方がね、楽なんですよね。あの、なんとなく作ってください、っていうよりは。本当に楽なんで。

安室:
え? でも、ぜんぜん曲が思い浮かばなかったりとかしないんですか? 

小室:
曲ですか? 今はね、なんとかね、なりますけどね。

安室:
なんとか…。

小室:
あの、音が鳴れば。なんか弾きますか? 楽器って。なにもやらないですか? 

安室:
はい。

小室:
なんか、DJやるとか、やってるという話しを聞きますけど。

安室:
あ、ナンチャッテDJやってま〜す。ちゃんと名刺まであるんです。

小室:
あ、そうなんだ。え? どっかで回してんですか? 夜。そういうわけじゃないんですね。

安室:
あ、でも今度やるのかな? 自分のコンサートとかで。

小室:
まあちょっと、DJだと、お皿だとわかんないですけど、なんかこう、自分でね、音を出すとちょっと「あ、これ、カッコいいな」とか思わない? なんか。知らない曲でも。自分で掛けたりするとね。それと近いと思うんですよ。自分でキーボード鳴らしたりすると、「あ、なんかいいな。カッコいいな」って思ったところから、なんとなく作り出すんですけどね、そっから。だから、カッコいいと思うか、思わないかですね。

安室:
ああ。

小室:
だから、自分で弾いてても「よくないな」と思ったら、ぜんぜんやっぱり出来ないもんね。まだ聴いてないですよね? 

安室:
はい。なにがですか? 

小室:
その音はね。

安室:
あ、はい。ごめんなさい。せっかく苦労して作ってくれたのに。

小室:
今日の、この後に聴けると思うんですけど。

安室:
はい。

小室:
聴いてみて欲しいんですが。

安室:
はい、聴きます。

小室:
まだね、曲に歌がないんで。

安室:
あ、はい。

小室:
オケだけですけど。聴いてみてください。

安室:
はい。

小室:
あの、そうですね、なんか、すごい難しいですね。やっぱりこれは、年齢差ですかね? あの、どっちですか? バブルガムの、いつもレギュラーで一緒にやってる方は。

安室:
あ、トムさん。

小室:
トムさんの方ですか。トムさんとかは、もうペラペラ話します? 

安室:
トムさんとは。

小室:
なにごとも、なにげなく話してますか? 

安室:
うん、なにげなく。

小室:
さすが、慣れてますねトムさんとかね。僕、ちょっと緊張してます。

安室:
どうしてですか? 

小室:
話題をどこに共通なものを見つけていいか、難しいですね。

安室:
ああ、難しいですね、それ。ああ、なんだろう? 

小室:
べつにね、あの、ディスコクィーンだったっていうわけじゃないですもんね。14歳じゃね。

安室:
でも私ね、ディスコとか、あんまりいったことない。あ、あまりっていうか、ぜんぜん行ったことないですよ。

小室:
あ、ちょっとはあったりしてるんでしょ? 

安室:
うん、たまに。時々。

小室:
いや、ベルファーレとか、行ったりしてるじゃないですか。

安室:
あ、仕事では、ええ。プライベートではいかないです。

小室:
そうですよね、仕事じゃなきゃ行けないんですよね、まだ歳的には、本当はまだ。でも、15〜6の人たち、多分たくさん行ってると思いますけどね。

安室:
ねぇ。だって、今の子たちって、ぜんぜん。

小室:
「17だよ」って言われた人で、自分と較べてどうですか? 女の子とか。

安室:
え? みんな老けてますよね、ちょっとね。

小室:
老けてます? 格好がすごいよね。と、思うんですけど。僕も最近、見かけてないですけどね、あんまりね。

安室:
っていうか、すごく大人っぽいですよね、東京の方たちって。

小室:
あ、本当? 沖縄の人と違います? 

安室:
うん、違う。なんかやっぱり。

小室:
スーパーモンキーズの方も、このあいだね、お会いしましたけど、みなさん同じ年ですか? 

安室:
えぇと、同じ年がいたり、年上がいたり。

小室:
みんな若いですよね、なんか。

安室:
はい。上が19かな? 

小室:
すごく…中学生ぐらいの人もいたなぁ。

安室:
そうです。私たち、ピチピチギャルですよ。

小室:
若いですよね。

安室:
うん、若い。

小室:
まあ、年相応ということなんでしょうけどね。

安室:
うん。

小室:
きっと、東京のその人たちが、少し老けてるんでしょうね、じゃあね。

安室:
うん。ちょっと大人っぽい。大人っぽすぎますよ。大体ねぇ、やっぱり。

小室:
えぇと、じゃあですね、あの、26日、多分、よそでは5万人とか6万人のお客さんがですね、来てくれることになってますんでね。

安室:
はい。

小室:
そこで『Try Me』とかですね、えぇと、なんでしたっけ? 『太陽のシーズン』やるんですけど、間に合ったら新曲ですよね。

安室:
はい。新曲。

小室:
間に合わなかったらね、出来ないです。

安室:
あ、でもほら、きっと小室さんなら、きっと…。

小室:
そうみたいなんですよね。

安室:
はい。

小室:
締切に間に合う人だと、なんか、言われちゃってるんですよ。

安室:
頑張ってください。

小室:
あの…、きっと歌うんですよ? 多分、レコーディングしなきゃいけないと思いますけどね。

安室:
「ちょっと、これは無理だな」と思ったら、呼んでください。あの、なにかします。

小室:
多分、間違いなく歌っていただくと思うんですけど。

安室:
はい。頑張ります。

小室:
そうですね、詞も作んなきゃいけないですしね。

安室:
大変ですね。

小室:
今日のトークをちょっと参考にですね、作ってみようと思います。

安室:
あ、あまり参考にしない方がいいです、私。

小室:
あ、本当に?  

安室:
ええ。

小室:
ぜんぜん違う方がいいのかしら? それは。こういうイメージと。

安室:
でも、ぜんぜん大丈夫です。

小室:
こういうおとなしい。

安室:
あ、でも、至って真面目で…。

小室:
すごくおとなしくて。シャイな? 

安室:
はい、ちょっと。

小室:
ちょっと、スーパーモンキーズの人に、取材でもしてみたいですね。

安室:
ああ、かなりすごいこと言われるかもしれない。

小室:
ちょっと、短い時間ですけどね、聞いてみようと思いますが。

安室:
はい。

小室:
えぇと、けっこう僕も、なんか今日の時点では限界なんですけどね、これで。

安室:
はい。あ、もうぜんぜん。

小室:
あともう、なんか聞けることってないですからね。もうちょっと、いろいろ聞いておきますね、周りの人にね。

安室:
あ、聞かなくていいです。

小室:
そうですか。

安室:
みんな余計なことばっか、きっと喋るから。

小室:
大丈夫ですかね? じゃあ。

安室:
ね。

小室:
ダンスキャンプの話し、しましたよね? というわけでですね、あの、今日はお一人だったんですけど、安室奈美恵さんでした。

安室:
はい。

小室:
じゃあ、26日、よろしくお願いします。

安室:
よろしくお願いします。

小室:
僕。バックバンドでちゃんと演奏しますから。

安室:
あ、大阪はすごかったですね、大阪は。

小室:
弾いてたでしょ? ちゃんと。

安室:
ええ。盛り上がってましたから、きっと東京も。

小室:
東京はもっとすごいでしょうね。

安室:
ええ。

小室:
なかなかやっぱり、業界も4年もいると、そういった段取りもしっかり出来てますね。ありがとうございました。

安室:
どうもありがとうございました。



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