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- 華原:
- こんばんは、華原朋美です。今日は11月の19日です。めっきり夜が冷え込んできましたね。皆さん風邪などひかないように暖かい格好で夜を過ごして下さい。ということで今日のゲストは観月ありささんです。こんばんは。
- 観月:
- よろしくお願いします。
- 華原:
- よろしくお願いします。元気でしたか? 久し振りですよね。
- 観月:
- 久し振りですよね。
- 華原:
- いつ会ったっけ? 去年?
- 観月:
- 去年の年末?
- 華原:
- 「You are the one」とか歌ってた時ですよね?
- 観月:
- うん、以来。
- 華原:
- 以来ですよね。
- 観月:
- 年明けを一緒に越しましたね。
- 華原:
- 越しました。
- 観月:
- 年明け一緒にいたんですよね。
- 華原:
- そうですね。歌いましたね、あの時ね。
- 観月:
- 歌いましたね、あの時は。華原 っていうことで、今日はゲストに来ていただいたんですけど。今日はちょうどありさちゃんのシングル「Days」、14枚目の発売日ですね。
- 観月:
- はい、今日。
- 華原:
- おめでとうございます。
- 観月:
- ありがとうございます。発売しました、今日。
- 華原:
- 「ナースのお仕事2」の主題歌。
- 観月:
- ええ、主題歌で。
- 華原:
- あの、ビデオを見せていただいたんですけど、すごい眼だけポッカリ映ってるっていう感じ。
- 観月:
- あ、プロモーションビデオ?
- 華原:
- プロモーションビデオ。
- 観月:
- あ、そうだね。
- 華原:
- 眼だけっていうわけじゃないですけど、眼がなんか中心でっていうイメージがあったんですけど。
- 観月:
- そうだね。けっこうもう何も決めずにスタジオに入って。で、とりあえずなんか、そんなに歌いもせず。もう普通にソファに座ったりとか、ゴロゴロ寝転がってるところを勝手に撮ってもらって。それをつなぎ合わせてもらったっていう感じで。
- 華原:
- 曲はEvery Little Thingの五十嵐さんプロデュース。
- 観月:
- はい。プロデュースしてもらって。
- 華原:
- どんなイメージの曲?
- 観月:
- あのね、けっこう80年代のちょっとロックの匂いのする、希望の見える明るいラヴソングっていう感じ。
- 華原:
- 希望の見える?
- 観月:
- 明るいラヴソングっていう感じですね。ミディアムテンポなんですけどね。
- 華原:
- どうですか? ありさちゃんとしては、すごい気に入ってます? まあね、気に入ってないって言ったらそれは変ですけどね。
- 観月:
- 「いや、気に入ってません」なんて言えないですけど。いや、べつに本当になんて言うのかな? ミディアムテンポの曲とかすごい歌いやすいので、本人はけっこう気に入ってたりしてますけど。ラヴソングを歌うのもけっこう久し振りなんですよね。あの、けっこう前、小室さんにプロデュースしてもらった「Promise to promise」とか。
- 華原:
- あ、♪今日の約束〜ですね。
- 観月:
- はい。あれとかは、けっこうメッセージ性の強い曲だったんで、久々にラヴソングを歌っているなぁという感じかな。
- 華原:
- ラヴソング。いいですよね、ラヴソングはね。私としては、ありさちゃんの今まで出してきた曲の中では、「あなたの世代に口づけを」、あれがすごい好き。
- 観月:
- ずっと前にも言ってたよね。
- 華原:
- 言いましたよね。
- 観月:
- 「カラオケでよく歌うんだ」とか言ってたよね。
- 華原:
- 歌います、はい。すごいいいと思います。
- 観月:
- すごいね、いい曲なんですよね。小室さんが作ってくれたんですけど。
- 華原:
- 他の曲もすごい好きなんですよ。あと、ありさちゃんの歌い方がすごい好き。
- 観月:
- あ、本当に?
- 華原:
- あの、ダンスキャンプの時に「Happy wake up」を歌ったじゃないですか。その時「すっごい可愛い」とか思いました。
- 観月:
- 本当に? ありがとうございます。
- 華原:
- すいません、個人的な意見を言っちゃって。
- 観月:
- 面白かったですよね、あのダンスキャンプ。
- 華原:
- あ、私はね、出てなかったんですけど。
- 観月:
- あれ? そうだったっけ? 出てなかったんでしたっけ?
- 華原:
- はい。
- 観月:
- けっこう面白くて。すごい広いステージに一人じゃないですか。ソロって、すごい困りません? あんまり広いところに立たされると。「どうしようかな?」って思っちゃって。
- 華原:
- 私はあんなに大きいところでまだ歌ったことないんですよ。
- 観月:
- 私もね、あれが初めてぐらいだと思います、あんな大きいところで歌ったのは。で、グループとかだと後ろが盛り上げてくれたりとかするけど、一人だと「ああ、何をしていいのかわからなくなっちゃったなぁ」とかって思って。とりあえず右行ったりとか左行ったりとかして、走って間を埋めていたという感じだったんですけど。
- 華原:
- あの時、「山奥から来た」って言ってませんでした?
- 観月:
- そう。
- 華原:
- 言ってましたよね。
- 観月:
- ちょうどね、映画の撮影で山奥に。本当に山奥で撮影してて。で、あれのために1日だけ東京に帰って。
- 華原:
- 大変でしたね。
- 観月:
- で、歌ってすぐそのまま帰ったっていう感じだったんですけど。夢のような出来事っていうような感じだったけど。でも、すごい楽しかったです。
- 華原:
- ドラマ、今もすごいですよね、「ナースのお仕事2」。私、ここのスタジオのモニターでちょっと見てたんですよ。
- 観月:
- あ、そうなんですか。
- 華原:
- ごめんなさい。
- 観月:
- モニターで見えるんですよね、他のスタジオでやってることがね。
- 華原:
- 見えるんですよね、ここね。
- 観月:
- そうすると、各スタジオが雰囲気がぜんぜん違ったりとかして面白いんですけど。
- 華原:
- その時、見てた時は、なんかお薬の瓶をパキッってやるやつで「あ、危ない!」とか思ってたんですよ。だけど、ウマくやってたから、なんか本当にお医者さんみたい。ナースみたいって思っちゃった。
- 観月:
- 失敗した時じゃなかった? 見た時は。ちゃんとやってた? ペキッって。
- 華原:
- やってました。
- 観月:
- 私ね、よくあれでパキッってやった時に、本当にお薬が白衣にビッとか飛んだりとか。あと、注射器でそのお薬を吸う時に、ウマくいかないでピッて飛んじゃったり。
- 華原:
- でも、もう手付きがもうすごいカッコいい。
- 観月:
- その時はカッコよく大成功してた時だったのかもしれない。
- 華原:
- ドラマも好調ですよね。
- 観月:
- うん、すごくなんかね、年齢層が幅広いというか。本当なんか家族で見てくれてるっていう感じで。もう小さい子から、お父さんお母さん、お爺ちゃんお婆ちゃんまでっていう感じで。家族で見てくれているんだなぁと思って。
- 華原:
- じゃあ、ちっちゃい子とかは、女の子だったら「私もありさちゃんみたいなナースになろう」って思う子がいっぱいいるんじゃないですか?
- 観月:
- そうかもしれないですね。
- 華原:
- 憧れている、憧れの的。
- 観月:
- かもしれない。憧れの的。すごいね、あの「ナースのお仕事」をやってから、子供のファンが増えた。コンサートをやっても、例えば街を歩いていても、もちろん「ナース」のロケをやっていても、子供の集まってくる率が増えたというか。なんかすごい子供にスリスリされたりとか、いきなり飛びつかれたりとか。けっこうね、子供の反応がね、変りましたね。
- 華原:
- やっぱりああいうドラマを見てるちっちゃい子は、お医者さん、ナースになりたい、ありさちゃんみたいになりたいって思う子がいっぱいいるんだと思います。その「ナースのお仕事2」の収録中に、本物のお医者さんが来たっていう話を聞いたんですけど。
- 観月:
- そうなんですよ。私が体調を崩しちゃって、なんかね、顔にすごいブツブツって。
- 華原:
- あ、私も。
- 観月:
- じんましんみたいなのがいきなり出来ちゃって。で、「どうしよう?」って言って、とりあえずお医者さん、皮膚科の先生を呼んで。で、本当に「ナース」のあのセットで、ナースステーションの本当にそれこそ点滴とか注射器とか全部置いてあるところで、本当にこんな太い注射をされて。すごい太い注射、本当、笑っちゃうぐらい太い注射をね、看護婦の格好でされて。自分でもなんかすごい不思議な気持ちになっちゃった。でもね、なんか本当に先生とかが自分の病院にないものが置いてあったりとかするらしいのよ。けっこう器材っていうか、ああいう医療器具ってすごい高いんだって、値段が。だから「あ、うちの病院には置いてない」とか、「羨ましい。これ、持ち帰りたい」とか。けっこうね、本当の先生がそういうふうに言ってたりして面白かった。
- 華原:
- 本当に本格的ですね、それ本当にね。
- 観月:
- うん。けっこう本格的に先生の話とか看護婦さんの話とかを元に台本も書いてたりとかするから。意外にコメディなんだけど、本格的なんですよ。
- 華原:
- 本格的ですよね。でも、私なんかドラマを見てて、「危ないよ!」とか思っちゃうことがいっぱいある。「そんなことありさちゃんにやらせちゃダメ!」とか思ちゃう。
- 観月:
- 針のところとかね。やっぱりね、でもね、注射のシーンは緊張する。
- 華原:
- 恐いですか?
- 観月:
- 恐い。あの、なんかキャップみたいのをピッて取ると針があるでしょ。それがやっぱりね、恐くて。人に注射をするシーンとかもあるじゃない。で、先はもちろん刺さらないように、ちゃんと細工されているのはわかっていながらも、やっぱり人に刺してるシーンとかやるのって恐いなぁって思って。「もしここで本当に刺さっちゃったら」とかって思いながらやってますね。
- 華原:
- あれですよね、血管とか出すのに、注射する時に血管を出す時になんかゴムみたいの。
- 観月:
- うん、止血帯。
- 華原:
- 止血帯って言うんですか?
- 観月:
- うん。
- 華原:
- なんか。本当に看護婦みたい。
- 観月:
- ね。私、本当にね、こんなにやっているとけっこうね、専門用語とかね、覚えてくるんですよ。だから、注射の打ち方とか。
- 華原:
- 得意ですか? 注射は。
- 観月:
- 本当に刺したことはないけど、でも、どうやってこうやってっていうのは知ってますね。
- 華原:
- じゃあ、いざとなったらあれですね。
- 観月:
- うん。いざとなったら刺せるかもしれない。なんて、それは無理かも。
- 華原:
- そして今日ね、歌も発売されて。
- 観月:
- はい。
- 華原:
- すごいですね、歌にドラマに。あと、今年の夏はツアーをやったんですよね?
- 観月:
- うん。
- 華原:
- ありさちゃんがプロデュースしたって聞いた。
- 観月:
- そうですね。わりとね、いつもコンサートは好きなことをやらせてもらうんだけど。だから、衣装とかデザインしたりとか、あとなんて言うの? ステージの構成を一緒に考えたりとか。ステージのセットの感じとか、「どういう感じにしようか?」とか、そういうのを考えたりとか。そういうのにけっこう自分も入って、照明さんとか舞台監督とか、みんなで「ああしよう、こうしよう」とか言いながら一緒に考えたりとか。
- 華原:
- ありさちゃんて、自分で自分から前に進んで「これやりたい」とか「あれやりたい」とか、そういう積極的なことをするのが好きな人ですか?
- 観月:
- うーん? 時と場合によるんだけど。私ね、前はね、そういうのぜんぜん嫌いだったの。「あれやりたい」とか「これやりたい」とか、ぜんぜんなんか思わない人で。「あ、面倒臭い」とか「あ、これ出来ない」とか、逆に自分が引いちゃったりするほうだったんだけど。けっこうね、最近とかは「あ、これは自分でやりたいな」とか、「やってみたいな」とか、「やってもいいな」とか。
- 華原:
- 「やってもいいな」。すごいですね。
- 観月:
- そういうふうに思ったりして、やるようにしたりしてますけどね。朋ちゃんは、そういうのやりたくないタイプ?
- 華原:
- なんか、そういうことしたら怒られるんじゃないかっていう。
- 観月:
- なんで? 誰に怒られるの?
- 華原:
- なんか、まだそこまで行けてないかな、きっと。だから今、話し聞いてて、すごい羨ましいなぁって思った。
- 観月:
- あ、本当?
- 華原:
- そういう自分になってみたいって思いました。
- 観月:
- でも、なんかある日突然そういうふうにね、思い立つ。
- 華原:
- いちおうね、1秒ぐらい思ったりするの。なんか「もう、いいや! やっちゃえ!!」って。だけど3秒後ぐらいには、それを捨ててますね、私は。その「やろう」と思ったことを自分から積極的に。べつに悪いことじゃないってわかってるんだけど。あれ? 私、また滅茶苦茶なこと言ってるかな?
- 観月:
- そんなことないよ。曲とか例えば「今度はこういう曲歌いたいな」とか、「今度はこういう感じにしたいな」とか、そういうのは言うの?
- 華原:
- なんか、その例えが悪いと、逆になんか小室さんを、私は小室さんの曲でずっと歌ってきて、小室さんを傷つけちゃったりとかしちゃったりするんじゃないかなと思って。
- 観月:
- ずっと同じ、小室さんなら小室さんで、小室さんにずっと書いてもらってるじゃないですか。そうすると小室さんのなかで「ああしよう」とか、「こうしよう」とか、「次はこういう感じにしよう」とかね、考えてくれるから。
- 華原:
- それは嬉しいんだけど。今なんか、逆になりましたね。
- 観月:
- 司会者みたいになってる?
- 華原:
- 司会者みたいになってる。
- 観月:
- 私、司会者みたいになってますかね?
- 華原:
- なんでも出来るね。
- 観月:
- いやいや、そんな。もうぜんぜんダメなんですけど。
- 華原:
- ダメじゃないですよ。
- 観月:
- でも、いいですよね。羨ましいと思うな。そういう考えてくれる力強い人がいるって。
- 華原:
- そうですか?
- 観月:
- すごく羨ましいと思いますけど。
- 華原:
- ありさちゃんにはいっぱいいるじゃないですか。
- 観月:
- でも、けっこう自分が「こうしたいな」とか、「ああしたいな」とか、言わないといけない感じがありますね。「どうしたい?」ってまず聞かれちゃうから、自分の頭の中に何もない時とかってあるのよ。なんかやりたいことが見つからなかったりとか、「今こういう感じがいいな」とか見つからない時とかって「わかんない」とか、「どうしようね?」って、ずっと考えたまま答えが出なかったりとか。
- 華原:
- 私、それ多いですね。
- 観月:
- するよね。
- 華原:
- はい。
- 観月:
- だから、なんかね、そのままうやむやになってしまったりとかすることもあるよ。
- 華原:
- そんなこともあると。いろいろ聞けて嬉しい。あと、最近なにか凝ってるものっていうので、ギター? 夏のツアーでギターを弾いたって。
- 観月:
- うん。
- 華原:
- それはありさちゃんの名前が入ってる、名前入りのギターでお客様の前で。
- 観月:
- そうなんです。弾いたんだけど。
- 華原:
- どうでした?
- 観月:
- 最初にアコースティックギターを練習し始めたら、なかなかやっぱり音がね、綺麗に出なくて。もちろん最初だったから、一人で弾き語りで歌うとかそういうところまでいかなくて。もうバンドのメンバーの中で弾いてるって。なんて言うのかな? みんなのサウンドの中に密かに入って弾いてるっていう感じだったんだけど。そのギターを、ちょうど2年くらい前のツアーの時に「ギター弾きたいなぁ」なんてずっと言ってたのね。で、ちょうどメンバーが私のツアーに出る用のギターを作るって言って、ギター作る人が来てたんですよ、リハーサル室に。で、「私もギター弾きたいんですよ」とかって言ったら、「あ、じゃあ作ってあげますよ」とかって言って。
- 華原:
- すごい!
- 観月:
- 「どっちがいい? エレキとアコースティックと」とか言われて。「じゃあ、まず最初はアコースティックからやっぱりみんな入るんですよね?」とかって言って、「アコースティックギター作って下さい」とか言って。で、作ってもらって。で、なんか「どういう色にしようか」とか「こういう感じにしようか」とか、全部言って。もう「ステージに立った時に光るように、ちょっとラメを入れて下さい」とか。その時ちょうどオレンジが自分の中で気に入ってる色で。
- 華原:
- 今日もオレンジ。可愛い洋服着てますね。
- 観月:
- 今日もオレンジなんですけど。たまたまニットのセーターなんですけど。で、オレンジにちょっとラメが入ったギターで。なぜか間に「観月ありさ」って書いてあって。押さえるところに全部Aマークっていうか、「A」って入ってる。そのギターが、もう2年前には出来てたんですけど、ずっと弾かずにいて。で、やっと今回、日の目を見たっていう感じ。
- 華原:
- 日の目を見た。
- 観月:
- やっとね、みんなにの前で披露したかなっていう感じですね。
- 華原:
- 観月ありさちゃんといえば、ありさのRがLになった。
- 観月:
- あ、そうそう。細かい。よく知ってるね。
- 華原:
- 観月ありさと言えば、とか言っちゃってごめんなさい。
- 観月:
- いえいえ、ぜんぜんいいですよ、なんでも。
- 華原:
- それは、どういう心境なんですか? どういう心変わりというか。名前を変えるっていうのは、すごいことですよね。
- 観月:
- そうですね。
- 華原:
- いや、私は何回も名前変えてますから。あんまり今のは、いけなかったかもしれないけど。
- 観月:
- あの、本当は外国では「ありさ」って言う時には「ALISA」じゃないと「アリサ」って読まないらしいんですよ。
- 華原:
- Rだったら?
- 観月:
- Rだとなんか難しい発音になるっていうか、「アライサ」とかそういう感じになっちゃうらしいんですよね、なんか聞いたところによると。だから、それを知っていながらも何となくRのほうがずっと馴染みが自分のなかであったから変えないでいたんですけど。二十歳になって、二十歳を機に。
- 華原:
- 私もね、そう思ったの。「ありさちゃんは二十歳になって大きくなったからLになったんだよ」とか言って、さっき打ち合わせの時言ってたんだけど。べつにそういうのではない?
- 観月:
- でもまあ、心境の変化っていうか、二十歳になって「よし、Lに変えちゃお」って思って。あんまり意味はないんだけど、なんかCDとかデザインしてくれるアートディレクターの方とかいるじゃないですか。そういう方たちからするとRよりもLのほうがデザインしやすいらしいんですよ。で、そういう単純な感じで「じゃあ、RからLに変えちゃお」って思って、二十歳を機にRからLに変えて。今はもう「ALISA」になってます。
- 華原:
- あの、私も華原で、本当は「KAHALA」ってみんな書くんですよ。で、取材とかして雑誌に載る時に、私もLなんですけど、よく間違えられるんですよね、「KAHARA」って。「Rじゃない!!」。
- 観月:
- 「Lだ!!」って思う?
- 華原:
- 「Lだ!!」って思う。
- 観月:
- そうなんだよね。けっこうRとLを間違えてしまうっていうことあるんですよね。
- 華原:
- あります?
- 観月:
- うん。
- 華原:
- でも、みんな知ってるから、それはもうないですよね。
- 観月:
- 最近は。でもなんか、何となくRのほうが馴染んでたりとかする感じで。今もLになった自分のジャケットとかを見たりとかすると、新鮮な感じはすごくしますね。
- 華原:
- そう?
- 観月:
- うん。「あ、Lになったんだ」とか思って。
- 華原:
- そうですか。そんな話もありつつ。休みの日とかは何してますか?
- 観月:
- 休みの日は、すごい映画が好きなんで。
- 華原:
- 映画。
- 観月:
- 映画館まで行って映画を観たりとか、あとはお買い物しに行ったりとか。
- 華原:
- 映画館て、一人じゃないですよね?
- 観月:
- うん。
- 華原:
- お友達とかと?
- 観月:
- うん。友達と行ったりとかして。「あれ観よう」とか。
- 華原:
- 最近観た映画とか何ですか?
- 観月:
- 最近あんまり観てない。
- 華原:
- 最近は難しい?
- 観月:
- 「フィフス・エレメント」が最後かもしれない。
- 華原:
- え? そんな映画があったんですか。
- 観月:
- ブルース・ウィリスと。あの「レオン」とか撮った監督が。
- 華原:
- はい。「レオン」っていうのは知ってます。
- 観月:
- 「レオン」を撮った監督が撮った、ちょっとSFっぽい感じの映画。「SFっぽい感じの映画」とか言っても何なんですけど。ストーリーは本当にシンプルで面白かったんだけど、映像が凝ってる。
- 華原:
- やっぱりそういうところを見たりするんですか。
- 観月:
- 服が凝ってたりとかしてて。
- 華原:
- そういうのも自分の中に取り入れたりとかしたりするんですか?
- 観月:
- うん、たまに。
- 華原:
- 取り入れていこうと思って?
- 観月:
- でも観てる時は、普通に仕事抜きで観ちゃってるっていうか、普通に楽しんじゃっているけど。
- 華原:
- 気を付けて下さいね。回りの人たちにバレないように。
- 観月:
- 普段とかは何してるんですか?
- 華原:
- 普段ですか?
- 観月:
- 普段とかは。
- 華原:
- 普段は家にいますね。
- 観月:
- あ、けっこう家にいるタイプ?
- 華原:
- でも、このあいだ私も久し振りにお買い物したりとかしましたね。すごい楽しかったですけど。
- 観月:
- どこらへんに?
- 華原:
- 青山。青山の何だっけ? 何とか通り。忘れちゃった。最近は、ここだけの話ですけど、教習所行ったりしてます。
- 観月:
- あ、そうなんですか。え? どこ行ってんの? ここだけの話だけど。ここだけの話とか言って。私も1年ぐらい前に取ったんですよ、免許。
- 華原:
- マニュアルですか? オートマですか?
- 観月:
- もちろんオートマですよ。
- 華原:
- オートマですか?
- 観月:
- うん、マニュアルでちゃんと取ってるの?
- 華原:
- 今、私マニュアルで必死になってますよ。
- 観月:
- 偉〜い。私、オートマで取りましたよ。最初に選ぶ時に、「もう最近は女の子はオートマでいいんじゃないの?」とか言われて、「じゃあいいや、オートマで」なんて思ってオートマで取った。
- 華原:
- 1年前に?
- 観月:
- うん、1年以上前ぐらい。
- 華原:
- 車乗ったりとかしてるんですか?
- 観月:
- たま〜に。
- 華原:
- たまに?
- 観月:
- たまに。あのね、取ってからすぐに車を買わなかったんですよ。で、ドラマとかやっちゃってたら、もう運転しなくなっちゃうじゃない。だからね、そのうちにだんだん車に乗るのが恐くなっていて、ペーパードライバーみたいになってっちゃって。で、やっと車を買って、来た頃にはもう恐ろしくなっちゃって。で、本当に乗る時は、もう「今日は乗るぞ!!」って決めて。勇気を出して乗るっていう感じで。本当はもっとちゃんと乗ってあげないと車も可哀想なんですけど。
- 華原:
- 車、何に乗ってるんですか?
- 観月:
- あの、ここだけの話なんですけど。
- 華原:
- ずっとだって、ここだけの話ですよ。きっと多分ね、そうですよね。
- 観月:
- ここだけの話なんですけど、安全性を考えベンツの新しく出たオープンカー。
- 華原:
- すごいですね。
- 観月:
- あのね、どうしてもオープンカーがいいと思ったんですよ。
- 華原:
- 風をなびかせ、みたいな?
- 観月:
- そう。でも、そんな開けることは、都心ではあんまりないっていう感じなんだけど。なんか、わりと仕事では大きい車に乗ってるから、自分で運転するのはオープンカーとか軽快な感じがいいなとか思って。で、そのオープンカーにしたんですけど。新しく出たっていうところにちょっと惹かれて。で、なんか中でボタンを押すとガァーッと勝手に開いて、後ろのトランクにカチャンて勝手に閉まってくれるんですよ。それがなんとも言えず可愛らしいっていう感じなんですけどね。
- 華原:
- でも、車に乗ってます?
- 観月:
- 最近乗ってないです。
- 華原:
- 最近乗ってない? 車は乗ってあげないと可哀想って言いますよね。
- 観月:
- 言いますよね。バッテリーとかも上がっちゃったりとかもするし。本当は乗ってあげないといけないんですけどね。
- 華原:
- 乗ってるありさちゃんはきっと可愛いですね。ガァーッとか開いちゃって。
- 観月:
- でも、ちょっと都内でガァーッて開けて走ることは、あんまりないかもしれないですよね。なんか恥ずかしいんじゃないですかね。けっこう高速とかでさ、開いちゃってるはいいんだけど、渋滞にハマっちっゃてたりして、けっこう排気ガスだらけになってるオープンカーの日ととかたまに見かけるじゃないですか。そうすると、「あ、絶対にこういう時にオープンカーはやめよう」とかって。「オープンにするのは危険だ」って思ったりとかするんだけど。
- 華原:
- じゃあ、どういうところでオープンカー?
- 観月:
- 空気の澄んだところで。
- 華原:
- 空気の澄んだところで?
- 観月:
- 空気の澄んだところまでわざわざ行って、それでオープンカーにしてガァーッと開けてブーンって運転しようかなって思っているんですけど。
- 華原:
- 他に欲しい車とかありますか?
- 観月:
- 他に欲しい車? アルファロメオの。
- 華原:
- アルマ?
- 観月:
- アルファロメオっていう車の会社なんですかね? 車の会社があって。そこのスパイダーかな? 正確な名前はよくわかんないんだけど、そこの出しているオープンカーがあるんですよ。
- 華原:
- またオープンカーですか。
- 観月:
- それもオープンカーなんですよ。それはもっとオモチャっぽくて。
- 華原:
- オモチャ?
- 観月:
- うん、なんかけっこうすごいね、オモチャっぽいんですよ、中の造りとかがすごく。で、可愛いんだけど、いつ故障するかわからないっていう。
- 華原:
- そういう保証が付いてるんですか?
- 観月:
- 付いてるっていうか。
- 華原:
- あれ? 私、今、言い方間違えた?
- 観月:
- なんかけっこう保証がないっていうか。
- 華原:
- あ、逆だよ。
- 観月:
- 逆。なんかあの、いつ止まるかわからないっていう感じ。
- 華原:
- それは危ない。
- 観月:
- ね。
- 華原:
- それは危ないからやめよう。
- 観月:
- そうなの、そうなの。言われて、それでそれは交差点とかでいきなり止まっちゃったら恐いから、これはいけないなと思って。
- 華原:
- でもその車が欲しいの? やめたの?
- 観月:
- それはやめたの。で、安全性を考えてボタンでガァーッのほうの車にしたんですよ。
- 華原:
- フェラーリとかどうですか?
- 観月:
- フェラーリ?
- 華原:
- スパイダーっていったから「あ、フェラーリ乗るんだ」とか思っちゃったんですけど。
- 観月:
- あ、フェラーリでもスパイダーってあるんですか?
- 華原:
- はい。
- 観月:
- フェラーリとかって、けっこうすごいですよねっていうか。
- 華原:
- でも、似合うよ、絶対。
- 観月:
- そうかな?
- 華原:
- うん、カッコいい。
- 観月:
- あんまりまじまじとフェラーリを見たことないけど。免許とったらフェラーリに乗りたい?
- 華原:
- ううん、危ないからいい。あれ速いもん、だって。
- 観月:
- 速いもんね。
- 華原:
- 私ね、教習所の先生に「あなたはナントカ症ですね」っていわれたの。何だっけな? 速く走っちゃう人ですねって。ゆっくり走っていいのに。それを何て言うんでしたっけ? わかんない。忘れちゃった。スピード狂!! そう、スピード狂。ナントカ症じゃない、スピード狂。ですねって言われてるから、速い車とかは絶対に乗らないほうがいいですよって言われて。「ええ?」って言われましたけど。
- 観月:
- 私もでもね、スピード狂なんですよ。すごい速い乗り物とか大好きで。遊園地とか行っても絶叫マシン系とか必ず乗らないと気が済まないってタイプなんですけど、自分でハンドルを握ると、いきなり安全運転に変りますよ。
- 華原:
- そうですか。
- 観月:
- 教習車って、先生が危なくなるとブレーキ踏んでくれたりとか、教習車に乗ってるだけで安心感がすごくあるじゃないですか。周りが避けてくれたりとか。だけど、いざ自分の車になったりとかすると、意外に安全運転になってしまったりとかしましたけど。
- 華原:
- 私はマニュアルで取ってるんで、絶対にマニュアル車には乗りたいなと思いますけどね。
- 観月:
- せっかくだからね。
- 華原:
- せっかくだから。話がいっぱいズレちっゃた。ごめんね。
- 観月:
- ううん、ぜんぜん大丈夫。
- 華原:
- っていうことですね。
- 観月:
- そうですね。
- 華原:
- 何かプロモーションしたいこととかありますか?
- 観月:
- プロモーションしたいことですか?
- 華原:
- はい。「ドラマではこんなところがこれから見どころですよ」みたいな。
- 観月:
- そうですね、ドラマはけっこうね、パート1の時は本当に看護婦としての成長を描いてたんですけど、パート2はけっこう看護婦としても徐々に成長してきていて。私の演ってるいずみちゃんというキャラクターが。今回は、ちょっとラブの部分があるので。
- 華原:
- ラブというのは恋愛?
- 観月:
- 恋愛の話も描かれているので、そういうところも見ていただけたらなぁと思っています。
- 華原:
- 楽しみですね。
- 観月:
- うん。あとはもう、今日発売した「Days」という曲を主題歌にもなっているので、ぜひ聴いてくれると嬉しいなと思ってます。
- 華原:
- みんな聴くと思いますけど。あとは、もっともっとプライベートな話を聞いてもいいですか?
- 観月:
- うん。
- 華原:
- お酒とか好きですか?
- 観月:
- おうちとかではぜんぜん飲まないけど、外ではたまに飲みますね。
- 華原:
- どんなお酒が好きですか?
- 観月:
- けっこういつもはカクテル系とか。ジントニックとか。
- 華原:
- ジントニック。
- 観月:
- そういうのを多く飲むけど。その時によって違いますね。けっこう強いみたいなんですよ。
- 華原:
- 強そうだもん、だってなんか。
- 観月:
- 強いの。だからね、和食屋さんとか行っちゃうと、「ちょっと日本酒飲んじゃおうかな」とか。そんなに量は飲まないけど、日本酒飲んだりとか、ビール飲んだりとかしてます。
- 華原:
- ぜんぜん酔っ払ったりとかしないんですか?
- 観月:
- うん、あんまり。よく飲んで記憶をなくすとか。そういうのは、まだ一度もないですね。お酒は?
- 華原:
- あ、お酒はね、飲みますよ。だけど、最近はあんまり飲んじゃいけないって言われてる。だから、飲まないようにしてますけど。私、酒癖悪いんですよ。だから、ダメです。
- 観月:
- どうなるんですか? どっち系に酒癖が悪いんですか? 暴れる系?
- 華原:
- グチですか。
- 観月:
- 愚痴系にいくんですね。
- 華原:
- そうだよ、普段だから、グチって悪口って書いてグチって読むんですよね? あれ? 違うっけ?
- 観月:
- そうなの?
- 華原:
- 違いまーす。すいません、嘘をつきました。あの、グチっていっても普段、本当はいいたいことがあるんだけど言えなかったりすると、すごい自分の中にたまっちゃうじゃないですか。
- 観月:
- そうですよね。
- 華原:
- だからお酒って飲んだら言えたりするじゃないですか。
- 観月:
- うん、言えちゃう。
- 華原:
- だから、そういう時に言ったりして。
- 観月:
- そうか。それで一回、失敗をしたんですね?
- 華原:
- はい。なんでわかるの?
- 観月:
- それで止められたんだなって思っちゃった。
- 華原:
- そうね。なんか気付いたら。
- 観月:
- でもそうですよね。なんかお酒飲むと、普段言えないこととか言えちゃったりしますよね。
- 華原:
- 私の場合はお喋りだから、もっと言っちゃうんですよ、きっと。自分で言ったこと覚えてないんですけどね。そんなことがなくていいですね。
- 観月:
- まだないですね。
- 華原:
- 二十歳になったことで、夜遊びとかしてます?
- 観月:
- うーん?
- 華原:
- ありさちゃんて芸能界すごいながいじゃないですか。
- 観月:
- うん。
- 華原:
- 14歳の時に「伝説の少女」で。
- 観月:
- 「伝説の少女」でデビューしてるんで。そうですね、二十歳になってからは、そんなにね、夜遊びはしない。してないですね。どうしてもドラマとか入っちゃうと、朝早くて夜遅いとか、そういう生活になるから。
- 華原:
- ちょっと待って。朝早くて夜遅いっていったら一緒。
- 観月:
- ? 朝早くて夜遅い。まあ、要するに睡眠時間が短くなるっていうことですね。になるから、あんまり夜遊びしに行けないっていうか、行かないようにしています。二十歳になってからは、けっこう頻繁にドラマとかやってたりするから、あんまり夜遊びしてないかもしれない。
- 華原:
- そうか。二十歳になったらいろんなことが出来るじゃないですか。でも、ありさちゃんはお仕事一本ですか? やっぱり。
- 観月:
- いや、うーん? けっこうね、今年すごい忙しかったですね。だから、気付けばお仕事をいっぱいしてたなぁっていう。お仕事をしてる時間が長かったなぁと思うけど。でも、たまにちゃんとプライベートで映画観に行ったりとか、お買い物をしたりとか、ボウリングしたりとか、遠出して温泉に行ったりとかしてるから、そんなには遊んでない感じはしないけど。
- 華原:
- あと、ジムに通ってるって聞いた。で、いつも筋肉痛で困ってるって。
- 観月:
- あのね、そのジムに行って筋肉痛になってるんじゃないんですよ。あの、今やってる「ナースのお仕事2」のキャラクターって、とにかくいずみちゃんというキャラクターが、とにかくいつも動いてる役なんですよ。一人でバタバタ走ってたりとか、とにかく慌ただしく動いてたりとかするんで、けっこう体力いるんですよね。で、一人でなんて言うのかな? ストレッチャーっていう患者さんを運ぶベッドみたいな、車の付いてる、そのストレッチャーとか一人でガアーッとか運ぶのって、けっこうすごい力がいるんですよね。だから、それで筋肉痛になっちゃったりするんですよ。走ってたり。
- 華原:
- じゃあ、いい運動になってますね。
- 観月:
- いい運動になってて、ちょっと体力を付けないとできないっていう感じなんですよ。
- 華原:
- 頑張って下さい。
- 観月:
- はい。
- 華原:
- 期待してますから。そして、今年はもう残り少ないですけど、どうします? もうちょっとですよね、1997年ももう終りですけど。
- 観月:
- そうですね、今年も終りですね。でも、これから12月には21歳になるので。だからとりあえずね、年末までは歌番組とか、ちょっといろいろ仕事に明け暮れて。で、年明けはゆっくりしようかなって思ってますけど。
- 華原:
- 今年はじゃあ、歌ですね。
- 観月:
- そうですね。年末はもう歌ですね。
- 華原:
- 頑張って下さい。
- 観月:
- はい。ありがとうございました。
- 華原:
- ありがとうございました。
- 観月:
- 頑張ります。
- 華原:
- 頑張って下さい。