モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―
南条幸男役 大倉忠義さん
演じていらっしゃる幸男は、どのようなキャラクターだと思いますか?
「最初はどこにでもいそうな…夢を追いかけている青年のイメージで演じていました。でも、芸能界で成功するということは、変わった人だと思うんですよ(笑)。変わった人って、個性が強いっていうことです。そうでなくては輝けないじゃないですか?幸男はそういう男だったと。何より僕が経験してないことを成し遂げていますから。でも、どうなんでしょう?正直なところもあるけど、見栄っ張りで欲深い面も持っていて。だから、暖を追い込むようなことをしてしまったんだと思います。何か説明が出来ないようなところもあるので、そこはドラマをご覧いただきたいです」
暖=真海(ディーン・フジオカ)の復讐心はどう思いますか?
「暖が経験した15年間がどういうものだったのか?ですよね。体験してみなければ、味わってしまった精神的、肉体的苦痛はわかりませんよね? 真海として周りから攻めるような復讐が始まりましたけど…。もし僕が同じ立場でも、どうやってあの15年間と同じ思いをさせてやろうか?と、考えてしまうかもしれません。でも、僕はあんなにたくさんの資産を引き継いだら、復讐はどうでもよくなるかもしれません(笑)。ただ、暖は仲の良かった仲間にハメられていますからね」
すみれ(山本美月)を手に入れるために、暖をハメた幸男の思いは?
「僕自身は、そういう思いはないです。いくら好きでも、友だちの彼女なら引いてしまうと思います。でも、芝居をしていると複雑なんですよ。すみれは、何かに勘づいていて幸男のことを見てくれていないような…。もぞもぞしてしまいます」
難しい役ですよね?
「このドラマに出るキャラクターを演じるのは、全員難しいと思います。どんな役でも難しくないことはないでしょうけど…」
3話以降の幸男は有名俳優になりました。
「僕は経験がないのでわからないけど、周りがザワザワして下さるんです。ザワザワして下さるのは、エキストラのみなさんですよ。普段の僕は、ファンの方たち以外はザワザワなんてしてくれませんから(笑)」
ディーンさんたちの印象はいかがですか?
「ディーンさんとは音楽の話をよくしています。どうやって曲を作られているんですか?みたいな感じです。ナチュラルで紳士的な…海外経験も豊富な感じが格好良い方ですね。僕はずっと日本にいるからスマートなエスコートとかは出来ませんから。基本的に優しい方です。新井(浩文)さんとはゲームの話をしています(笑)」
すみれ役の山本さんは?
「その場に自然と馴染める方ですね。緊張されている感じもないし、そのままの空気で芝居に入っていくような、柔らかい空気をまとっている方ですね」
収録現場の雰囲気はいかがですか?
「居心地が良いです。社交的な方たちばかりなので話もしやすいですし、かと言って騒ぐわけではありません。平熱?常温?な感じで普通にしていられる現場です
みなさん収録を終えられると、疲れた様子も見えます。
「その日のシーンにもよりますね。みなさん、すごく繊細な演技をされているからじゃないですか?それぞれのキャラクターが、それぞれの思いを抱えていて…しかも、ポジティブには考えられない心情も持っていますから。ですから、特にセット撮影の時の芝居には緊張している時が多いかもしれません。そう言えば、(高橋)克典さんとセットで最初にご一緒した時に“みんないつもこんなに緊張しているの?”と聞かれました。いや、そんなでもないですけど、と答えましたけど(笑)」
視聴者のみなさんにメッセージをお願いいたします。
「3話以降は台本を読んでいると、これは大丈夫なのかな?と、思うぐらいにすごい展開が待ち受けています。僕も台本を読んでいるだけで、のめり込んでしまうエピソードが満載です。そして、ぜひハマって欲しいです。他のことなど忘れてしまうぐらいにハマってください。僕も幸男を演じる緊張感を保ちながら、最後まで突っ走ります!」

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