2020.12.3 THU. UPDATE ニュース#11市村正親さんが、『ルパンの娘~愛の物語~』にゲスト出演!息子役の大貫勇輔さんと共に、堂々とミュージカルを披露!深田恭子さんは、お下げのセーラー服姿を披露!

12月10日(木)放送の『ルパンの娘』は、『ルパンの娘~愛の物語~』と題したスペシャル・エピソードを放送します。主人公・三雲華(深田恭子)の幼なじみ・円城寺輝(大貫勇輔)とその父の秘められた愛の物語が描かれます。そして、『ルパンの娘~愛の物語~』に市村正親さんがゲスト出演することが決定しました。市村さんが演じるのは、円城寺の父、豪(ごう)。市村さんがフジテレビドラマに出演するのは、木曜劇場『Oh,My Dad!!』(2013年7月クール)以来およそ7年ぶり。豪は、“Lの一族”の司令塔にしてスゴ腕の泥棒・三雲尊(渡部篤郎)がライバル視する世界を股にかける大泥棒。豪はいつまでたっても華と結婚しない輝に業を煮やして緊急来日。それに慌てた輝が、華に1日だけフィアンセになってほしいと依頼し物語が展開していきます。

市村さんは劇団四季出身で、これまで紫綬褒章、旭日小綬章をはじめ、数々の受賞歴を誇る日本を代表するミュージカル俳優です。役どころも、これまでのドラマ内で数々のミュージカルシーンを演じてきた大貫さん演じる輝の父親ということで、もちろん市村さんのミュージカルシーンも用意されています。超一流のミュージカル俳優・市村さんのミュージカルシーンに是非、注目して下さい。そして、深田さんは、輝と過ごした高校生時代の回想シーンを、お下げのセーラー服姿で熱演。見どころ満載の『ルパンの娘~愛の物語~』に乞うご期待!

市村正親さんのコメント

オファーを聞いた際のお気持ちは?

泥棒の話なのですが、ある種のメルヘンもあるドラマですね。衣装も今までの連続ドラマとは違った趣で、全体に一つのスタイルがありますよね。オファーをいただいた時は、そんな作品の中に僕が出演できる役があるのかな?  と思いました。そうしたら、円城寺輝の父親役でしたので、“あー、大貫(勇輔)君のお父さんならあり得るな!”と。僕と同じミュージカル畑ですし、他の回にもミュージカル畑の役者が出ていますからね。僕が輝の父親役で出演するのも当然かな(笑)。

輝の父親役は市村さんしかいらっしゃらないと思いました。

そう言っていただけるのは光栄です。円城寺家は泥棒といっても、ミュージカル系の泥棒ですから。輝は突然歌い出すし、画面には歌詞のテロップが入ったりするのが面白いですね。本当のミュージカルは、“ここぞ!”という大事な時に歌うのが良いところなんですけど、輝はすぐ歌うから(笑)。それもミュージカルのパロディーとして成立するから良いですね。

台本を読まれた感想は?

僕が演じる豪が、輝を励ましに行きます。そこでは、厳格な父親としての面と、ひょうきんな一面も出せれば良いなと思いました。また、豪は“Lの一族”の秘密を知っているという側面では、ストーリーのキーパーソンにもなるのかな?  と、思いました。プロデューサーからは、豪は厳格で威厳のあるハードな役で、劇画的なキャラクターではなく、リアルな厳しさでお願いしますと言われました。 “それなら、普段の僕と一緒ですね?”と、お答えしたんですけど(笑)。

収録に入られて、いかがですか?

先日のロケで、結婚式場のチャペルの中で歌ったり踊ったり、セリフもあるシーンを撮影しました。その時は、テレビドラマの撮影というより、シェイクスピアの舞台を演じているような雰囲気を感じました。豪の衣装もドラマっぽくないので、本当に舞台に立っているような感覚です。収録現場は役者もスタッフも、しっかりとした世界観ができていましたので、僕は監督の指示通りに動いていました。僕自身、その空気感にすーっと入ることができました。撮影しているカメラマンさんも良い方です。立ち位置などを細かく見て下さいますし、良い演技ができた時は良い反応をして下さるので芝居もしやすいです。今回は西岡(和宏)監督なんですけど、チーフは武内(英樹)監督です。僕は『テルマエ・ロマエ』シリーズに出演しているので、武内監督がつくる世界観はわかっていました。

大貫さん、深田恭子さん、渡部篤郎さんとご一緒されたご感想は?

大貫くんはよく食事に一緒に行ったりもしているので、本当の息子のような感覚です。彼も僕を慕ってくれていると思うので、芝居もしっかりと作れています。深田さんとは以前、劇中劇みたいな設定で共演したのですが、今回はまだ共演シーンがないのでごあいさつぐらいで、まだ話をできていないので役としてお会いできるのが楽しみです(インタビュー時点)。渡部さんとは声の出演で共演したゲームのイベントでご一緒したことがあります。今回もゴルフのスイングを教えてもらったりしているんですけど。共演シーンはまだなのですが、渡部さんは僕の衣装を見て“そういうのなんですか?”と驚かれていました(笑)。

ドラマを楽しみにしている視聴者の皆さまへのメッセージをお願いします。

“Lの一族”の過去も謎ですが、僕は円城寺家としての出演です。その円城寺家に何があったか?  そして“Lの一族”とどんな因縁があるのでしょうか?  このドラマの中で“Lの一族”が太陽だとすると、円城寺家は月だと思うんです。僕は役者として、みなさんから太陽のようだと言われるのですが、僕自身は月だと思っています。太陽は常にエネルギーを出さなくてはいけないので、月のほうがある意味楽なんですよ。太陽からのエネルギーを反射して輝く天体ですからね。月は古くからたくさんの詩や俳句に読まれています。月の方が悲しみを表現しやすく、人生にも繋がるんだと思います。そんなイメージで円城寺家を見ていただきたいです。

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