2020.10.8 THU. UPDATE インタビュー#03

『ルパンの娘』続編への出演オファーを知られた時の感想は
いかがでしたか?
前作の『ルパンの娘』は見ていて作品は知っていたので、まず続編を制作するんだ! と驚きました。そこに、私が新キャストとしてどのように加わるんだろう? と思ったのですが、楽しみな気持ちの方が大きかったです。コメディーというか、普通ではあり得ないことが巻き起こる作品で、子供から大人までたくさんの方が見ていらしていたので、出演出来るのは嬉しかったです。
前作をご覧になって印象に残っているシーンなどはございますか?
“Lの一族”が、いろいろなものを盗みに行くじゃないですか? その盗みに行く過程に出てくるコスプレとかシュールな設定が面白かったです。機械のてんとう虫が映像を送ったりする遊び心は、小さなお子さんだけでなく、みなさんが好きだと思うので、そういうところが良いなぁと。他の連続ドラマでは中々見られないですよね。
そんな続編の収録現場の雰囲気はいかがでしょう?
“すごくチームワークが良いなと感じました。続編ということもあってスタッフさんたちもアットホームな雰囲気になっているのではないでしょうか? 私は初めましてなんですけど、以前お仕事をご一緒したスタッフさんがいらっしゃったこともあって、自然に楽しく演じています。
では、特に緊張はなさらなかったのですね?
はい。緊張はしなかったのですが、今回は美雲が京都弁を話すのでイントネーションの難しさを感じています。指導の先生が録音して下さった音源を聴きながら練習しているのですが、外国語を習っているような感じです。もう、ただただ耳で聴いたものを覚えるしかないんです。何を話しているかはわかるんですが、やはり自分が普段話している言葉のニュアンスとの違いですね。どっちが正しかったっけ? と、すごく迷ってしまう事があるんです。
今回、美雲として中学生から社会人までを演じられます。
まず、中学生から登場しますが…。
中学生だからと言って、特に若々しく作ろうとかは思っていません(笑)。ただ、美雲の成長は感じていただきたいので中学生は中学生らしく、見た目よりも話し方に勢いをつけて弾けた感じにしたいと思いました。大人になると、少し落ち着いた話し方になるので、そこが違うかなと思います。でも、美雲自身は中学生と言っても大人びた娘なので、あまり意識しすぎない様に心がけました。
頭も良いですし。
美雲は頭の回転はすごく速いですね。そんな中に、表に見せている事と裏で考えている事の違いがあったりするので、そこは見て下さった方も面白いと思っていただけるのではないでしょうか。中々、中学生から社会人までの7〜8年間を短い間で見せることはないじゃないですか?。長編ドラマじゃないんですから(笑)。美雲は中学生、高校生時代を長く演じるのではなく、社会人になってからの方が濃く描かれていくので、現在の私より年上になった美雲が“Lの一族”にどう迫るのか? が楽しみです。
武内(英樹)監督とは、美雲について話されましたか?
本読みの時に、京都の方っぽく演じて欲しいと言われました。でも、所謂はんなりとした感じよりも、少し早口で喋るようにと。そこがまた、難しかったんです。あまり早口にしてしまうと大阪の方のようになってしまうんです。また、美雲はより深く“Lの一族”に迫って行く物語のキーマンになるであろう役ともおっしゃいました。ですので、中学生の美雲も、高校生の美雲も“Lの一族”にとっては驚異というか、最大の敵のように見えたら良いとも思っています。
美雲は探偵一族の娘ですが、
橋本さんは探偵というと想像される人物は?
コナンくん(『名探偵コナン』)ですね。美雲の探偵グッズも、いろいろとオマージュされたものがあるんですよ。今のところ、まだギリギリ大丈夫そうですが、犯人を倒すのにサッカーボール蹴り出したらヤバいと思います(笑)。美雲の探偵姿は“THE探偵!”ですけど、逆に今の時代にあんな姿の探偵がいたら目立ちすぎちゃって尾行とか出来ないですよね。そんな美雲もお楽しみいただけたら嬉しいです。
共演者のみなさんとは?
瀬戸(康史)さんは私と同じ福岡のご出身なので“福岡って芸能人多いよね?”とか、気さくに話しかけて下さって、収録の合間はずっとお話ししています。我修院(達也)さんはユニークな方で空き時間にお話ししています。撮影現場の小道具について…とか(笑)。伊吹(吾郎)さんは現場での佇まいがすごく格好良い方です。現場に入られる時の挨拶が誰よりも大きいので、場がシャキッと締まる感じがします。深田(恭子)さんとはまだシーン撮影はご一緒していないのですが、バラエティー番組でご一緒した時はイメージ通りの方でした。年下の私が言うのはおかしいかもしれませんが、すごく可愛らしくて愛を感じる方だと思いました。目が合った時に微笑みかけて下さった時には、周囲の空気がホヤホヤ〜っとして、まるで柔軟剤に包まれたような? 早くお芝居をご一緒してみたいです。
これからの撮影で、橋本さんが楽しみになさっていることは?
美雲としてどんどん深く“Lの一族”に関わって行く過程の撮影は楽しみです。最後がどうなるかは分かりませんが、真相が全く掴めない“Lの一族”を美雲の祖父、宗真(伊吹吾郎)がどこまで迫っていたのか? も興味深いですね。巌(麿赤児)が何故京都に? など、1話はいろいろな伏線が張り巡らされていますので、ぜひ見逃さないようにしてください。

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