2019.7.16 TUE. UPDATE インタビュー#03

収録も3話、4話と順調に進んでいますが、
現場の雰囲気はいかがでしょう?
良い雰囲気だと思います。誰が盛り上がるとかではなく、まずみんながプロとして与えられた仕事をしっかりやっているからだと思います。全体としては、やはり主人公を演じる深田(恭子)さんがキチンとリードしてくれているのが良いんじゃないかな?
深田さんとは久しぶりの共演になりますね?
そうですね。深田さんご自身が、しっかりとやって来られてきたから、主演という立場になられてるんだと思います。お互いが会わなかった間もちゃんと仕事をしていたから再共演出来るので。それは、嬉しいですよね。
今回演じられる尊はどのようなキャラクターだと思われますか?
泥棒です!(笑) 泥棒一家の父親でして。ただ、普通の泥棒ではなく三雲家は義賊です。悪い奴からしかものを盗みません。僕から言えるのは、そんなところですね。台本が出来て来ないと分からない部分が多くて…。ですが、原作があって、脚本が出来上がってきて、それを僕は演じます。その後は、見てくださるお客様の個人個人感じるキャラクターであれば良いと思うんです。ですので、僕の方から演じるキャラクターはこうですというようなディレクションは、今回に限らずあまり考えていません。僕が変に示唆をしてしまうと、ご覧になられた方の印象が違った時に申し訳ないですから。
脚本を忠実に演じるということですね?
はい。今は、悪いヤツらからしか盗まないということらしいですが…。どうやらその先は、悪いヤツらが毎回、警察に捕まるように動いている面が出てきます。自分たちも泥棒なのですが、ある種ヒーロー的な感じもありますね。そこはエンターテイメントとして楽しんでいただきたいです。
武内監督の印象は?
監督の演出は、すごく勉強になっています。武内監督のセンスに、どれだけ役者として応えることが出来るか?  が、僕の作業になっています。きっと、物凄く作品のこと、一人一人のキャラクターのことを考えていらっしゃると思います。僕たちは、収録中は作品の出来上がりはわかりません。でも、監督はしっかりと音楽が入るところなどを計算して作られているので、僕たちは余計なことをしなくて良いんです。
特に、笑いどころは難しいかと…。
それも、脚本の段階でシチュエーションとして盛り込まれているので、僕たちはあえて笑いを取るようなことはせずに、真剣に演じるだけです。
尊と、小沢真珠さんが演じる悦子のアツアツ夫婦ぶりも楽しみです。
僕はあの夫婦は、そんなシーンからも、ちょっと能天気に見えれば良いと思っています。そうした方が、華が泥棒だけでなく、こんな家イヤだというところがより浮かんで来ると思いますから。
泥棒スーツを着用されますが?
泥棒スーツは原作には出てきませんが、武内監督や今回のドラマ制作から生み出されたものですが…。びっくりするほど暑いんですよ(笑)。1話で屋根裏のダクトを歩くシーンがありましたが、撮影では近年経験ないぐらい汗をかきました。ですから、1シーン毎にアンダーシャツを交換しています(笑)。ビジュアル的には華やかで良いですよね。みなさんの目を留める要素を持っていると思います。あと、撮影後に控え室に戻る時は、あまり誰かに見られたくないかな(笑)。
最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
最近、こういうドラマはないと思います。僕自身も好きな作品なので演じているのも楽しいです。とにかく、エンターテインメントって、いろいろな形がありますが、僕はいつもとにかく見てくださるお客様に楽しんで頂きたいと思っています。家に帰ればみなさんと同じで、プライベートに作品を見ますから、その時間をいかに有意義に過ごすか?  の、重要性もわかります。『ルパンの娘』も、みなさんに有意義な時間を提供出来る作品になればと思っておりますので、ご覧いただければ幸いです。

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