2019.7.5 FRI. UPDATE インタビュー#01

収録が始まってしばらく経過しましたが、いかがですか?
本当に毎日濃い収録をしていて、休憩する間もないくらいですが面白いです。実際にはあり得ないようなシーンが多いのですが、ワンカットワンカットに監督がこだわり、スタッフのみなさんもこだわっているので、みなさんの熱意を感じます。役者、スタッフさんのみんなで楽しみながら撮影している気がします。
武内(英樹)監督とは『神様、もう少しだけ』以来ですよね?
『神様〜』以降も、お会いしてはいるのですが、自分にとってはお父様のような存在なので、実は恥ずかしくてあまり話せないんです(笑)。何を言われても、“はい、はい”と従って、素直に演じています。
どのような演出ですか?
監督のリクエストで、泥棒スーツを着ているときは何でもないシーン、例えばただ歩いてきて振り返るだけでも“いちいちカッコつけよう!”と、いうのがあるんです。そこは面白いポイントにもなると思いますが、“いちいちカッコつける”のは難しいです(笑)。“振り返るときは肩を入れて!”と言われても、その間が特に難しくて。いかにも“登場!”のような感じになってしまうと、“そこの間は少し減らして”となるんです。キレ良くとキメが大事なんですが、格好つけすぎないというのもあるので間で補う…本当に間を大切にされる監督だと思います。
華はどのように演じようと、また演じられていますか?
武内監督には“好きでしょ?  こういう役好きでしょ?”と言われるんですが、何でそう思われているかわからなくて、機会があったら伺ってみようと思います(笑)。最初に台本を読ませていただいた時は、映像化できるのかな?  と、思ったんですけど、撮影に向かうとスタッフのみなさんが想像を超えるような現場を作って下さっています。そんな現場に気持ちよく乗せていただいて、そこでやっと華という女性が生まれてくる感じです。
瀬戸康史さんが演じる和馬は?
瀬戸さんは、その姿勢から警察官らしいというか、佇まいや発声も素敵です。そんな凛々しさもありながら『ロミオとジュリエット』のようなシーンで、繋いでいた手を離した後の指先がとても美しくて…。凛々しさと美しさのどちらも表現される方です。これからも、様々なシーンで瀬戸さんが和馬をどのように演じるのかを楽しみにしています。
予告動画でも少し流れていますが、華たち三雲家の
“Lの一族”の泥棒ダンスは面白そうですね。
台本では全員が変な踊りをするようなイメージでした。面白いけど、どうなるんだろう?  と。ところが、現場では逆に笑ってしまうぐらい格好良かったんです。それぞれが別々な振り付けで、あとは雰囲気でみたいな感じで。私は最初、その“雰囲気”がわからなかったです(笑)。でも、セットやライティングのすごさに知らない間に乗せられて、みんなもお互いに“良い!  良い!”と。それぞれの“雰囲気”ダンスからのキメもとんでもなく格好良かったです。泥棒ダンスもですが、面白そうなシーンや動きをいかに真面目にやるかということが今回の課題でもあります。
泥棒スーツも斬新ですが…。
衣装合わせの時から恥ずかしかったです(笑)。でも、衣装のディレクションを拓殖(伊佐夫)さんが担当してくださって素敵なスーツになりました。素材がベロアで、体のラインが出てしまうぴっちりとしたものなので、いつも緊張して着ています。でも、普段は出来ないような動きも仮面をつけると恥ずかしさが軽減される気がします。仮面のパワーってすごいですね。
三雲家を演じるみなさんとは?
みなさん素敵な方たちです。渡部(篤郎)さんは駐車場で撮影していて、控え室に戻る時に“深田くん、恥ずかしいから一緒に戻ろう”とおっしゃって。渡部さんも恥ずかしいんだなと思いました(笑)。渡部さんが演じられる尊と、小沢(真珠)さん演じられる悦子夫婦のラブラブさは素敵すぎて笑ってしまうぐらいです。マツを演じられるどんぐりさんは私にとって癒しなので、いつも側にくっついています。
放送を楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いいたします。
メッセージよりも私の感想のようになってしまいますが…。私自身がどんなドラマになるんだろう?  と、ドキドキしていました。泥棒スーツが出来上がって、みんなで並んだらどうなるんだろう?  とも思っていたのですが、素敵なティザー(予告動画)が出来上がりました。さらに、サカナクションさんの主題歌が加わりました。実際にドラマの出来上がりはまだ私にはわかりませんが、主題歌もドラマに近い世界観があるので、とにかく、みなさんに楽しんでいただけるドラマになるのではないかと思っています。

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