#079
HomePageだけの特別編集版 南こうせつ編
- 光一
- はい,今夜のゲストは南こうせつさんでございます.よろしくお願いします.
 - 光一
- なんか,僕たちにとっては初対面なんですけどね.
- 南
- そうですよね.
- 剛
- 初対面なんですけどね.
- 光一
- 初対面なんですけども,なんか何度も会ったことのあるような気分で僕はいるんですけど.
- 南
- ありがとうございます.
- 剛
- 昨日のリハーサルからリードしていただきまして.
- 光一
- やっぱりあの,坂崎さんがね,真似しはりますしね.
- 南
- 僕の真似を?
- 光一
- ええ.
- 南
- あ,この番組でなんかやってるって噂は聞いたの.
- 剛
- よくあの,毎週見てると,本当によくやってます.
- 南
- 似てる?似てた?
- 光一
- 似てたよな.
- 剛
- すごいなんか特徴つかんではるって感じです.
- 光一
- けっこう顔も似てるような気するんですけどね.
- 南
- 昔ね,僕がアルフィーのリーダーだったっていうね.
- 光一
- 噂があるんですか?
- 南
- 番組かなんかで言ったら.それを本気にしてた人がいて.
- 剛
- あ,そうなんですか.
- 南
- で,僕がアルフィーをやめて新しいグループを作ったとか,ソロになったとかって,そういうふうに言ってる人がいましたけどね.
- 光一
- これは坂崎さんじゃなくて,こうせつさんの人形です.
- 南
- 似てる?
- 剛
- これ,もし良かったら持って帰っていただいて.
- 南
- ありがとうございます.
- 光一
- まあ,僕たちも初対面ですけど,拓郎さんも初対面ですね.
- 吉田
- 初対面です.はじめまして.
- 南
- そんなことないですよ.もう30年ぐらい.
- 吉田
- 僕も遠くから,お噂はよくうかがってました.初めて会って,今日は感動してます.
- 南
- そんなことないですよ.
- 光一
- 出会って30年っていうことは,僕たちが生まれる前から知ってるってことですよね.
- 南
- そうなりますかね.昔はまあ,もうちょっとにこやかだったんですけどね.
- 光一
- そうですか?最近はなんかにこやかすぎてっていう.
- 南
- 始まってからは黙ってますよ.
- 光一
- なんか,この場所はそうなんですよ.
- 南
- 他の場所に行くと.
- 剛
- お客さんに囲まれると静かになるんですよね,拓郎さんは.
- 吉田
- いや,今日ゲストはこちら.
- 剛
- シャイな方なんで.
- 光一
- 30年ぐらいのお付き合いがあるんですけど,最初の初対面はどういうあれだったんですか?
- 南
- 僕が一方的にコンサートを観に行ったんじゃないかな.
- 光一
- 拓郎さんの?
- 南
- うん.なんかね,新宿の厚生年金ホールかなんかでやってて,♪これこそはと信じられるものがこの世にあるだろうか!?〜っていう.ウワァってショックでしたね.
- 剛
- ショックでした?
- 南
- カッコ良かったんですよ.
- 光一
- ショック受けるカッコ良かったと.
- 南
- カッコ良かった.だって,なんて言うか,そんなことを詞に平気にして歌うっていう.僕らはどっちかっていうと「ああ,夕日が綺麗だね.君のこと愛してるよ」っていう詞が多かったの.それが♪これこそはと信じられるものが〜.そのうち♪人間なんてララララララ〜っていう.なんかね,ショックでしたね.衝撃のシンガーソングライターでしたね.
- 光一
- だそうですよ,拓郎さん.
- 吉田
- はい.
- 剛
- 「はい」って.衝撃拓ちゃん.
- 光一
- こうせつさんは衝撃だったんですよ,拓郎さんが.
- 吉田
- それは良かったですね.
- 南
- まあ,あの,その頃はね,ヘアスタイルもね,可愛かったんですよ.
- 剛
- 可愛かった?
- 光一
- どんな感じで?
- 南
- こういう(ソバージュ風の)感じで.
- 光一
- こう(アフロ)じゃないです?
- 南
- いや,こう(アフロ)じゃなくて,その前に直毛で.
- 光一
- こうですか?
- 南
- そうそう.こう.
- 吉田
- おまえら,人の頭で盛り上がんじゃねぇ!馬鹿野郎!!
- 光一
- そうですね.
- 南
- 昔はあれで手が出てるんですよ.だから,大人になったなぁって今思いました.
- 剛
- ひじの一発や二発入ってますね.
- 南
- 本当に50過ぎて大人になられたなっていう感じです.なんていうか,直毛でしたね.スッとしてましたね.
- 光一
- ボンッ!じゃないんですね.
- 南
- それはその後でした.
- 光一
- こうですか?
- 南
- うん,そう,こうだった.
- 吉田
- さっき言っただろ!てめぇら!!
- 光一
- そうですね.
- 南
- いやぁ,本当に手が出なくなりましたよね.助かりますわ.
- 光一
- まあ,拓郎さんは,こうせつさんがかぐや姫の時に.
- 南
- はい,グループやってました.
- 光一
- 拓郎さんが曲を提供してましたよね?
- 吉田
- ありますね.
- 南
- 僕らに?
- 光一
- ええ,拓郎さんが.
- 南
- ありましたね.作ってもらったんですよ.
 - 光一
- タイトル何でしたっけ?
- 南
- 「僕は何をやってもだめな男です」っていう.
- 光一
- 非常に拓郎さんらしい.
- 南
- 曲を書いていただいたんですよ.で,初めてかぐや姫が3人組んで1stアルバムで「はじめまして」ってアルバムがあって,僕らはぜんぜん売れてなかったから,その当時は拓郎さんのほうがコンサートのお客さんもいっぱい多かったですから,プロデュースで参加してもらったんですよ.そしていよいよ発売日に見たら,拓郎の写真のが大きいんですよ.
- 光一
- ポスターとか?
- 南
- 我々のアルバムですよ.それが拓郎の写真のが大きくて.それで,それなりのセールスはしたんですけれど.非常にいい思い出として残ってますね.
- 光一
- 拓郎さんは何をイメージして作ったんですか?
- 南
- ♪僕は何をやってもだめな男です〜.
- 吉田
- 誰が歌えって言ったんだよ?
- 光一
- それは誰のことを言うてるんですか?
- 吉田
- っていうか,かぐや姫ってその頃その後にすごい大ヒットが出るんですよ,「神田川」っていう泣きたくなるような暗い歌が.畳の部屋がどうしたこうしたって.それの前だったんで,要するに何が何だかわからない感じだったです.
- 南
- ひどいな.
- 吉田
- とにかく話が面白い人たちで,音楽はダメだった.本当に話が面白くて,3人で話
してるのを聞いてるだけで幸せになれるぐらいお話が面白い3人組だっんです.だから,「楽しい人たちだな」っていうことしかなくて.だから,「べつに音楽は一生懸命やらなくていいじゃない」っていう.
- 南
- ひどい話だね.
- 吉田
- いやいや,本当に.そしたら,その後それはダメだったけど,「神田川」ってものすごいヒットして.
- 光一
- その時期のですね,まあ,お二人の写真があるんですけども.
- 南
- うわぁ.
- 剛
- 拓郎さんが左で,こうせつさんが右.
- 光一
- 拓郎さんもいい笑顔で.これは何をしてる時なんですか?一緒にライヴを?
- 剛
- やってらっしゃる時ですか?
- 南
- かもしれないですね.やってんじゃないですかね.
- 吉田
- これ,僕,酔ってる.間違いない.僕,自分が酔ってるのすぐわかるの.酔ってる,これ.
- 南
- 前の頭は誰の頭?
- 吉田
- わかんないよ.
- 南
- あ,小室さんだ.小室等って御存じですか?小室等さんて,当時でもう80ですから.
- 吉田
- おまえ,怒るよ.
- 南
- で,いちばん左で帽子をかぶってるのが,かぐや姫っていうグループをやってました正やんっていう人で,「名残雪」とか「22才の別れ」の名曲を作ったんですね.いちばん奥にいるのがベースをやってたパンダさんっていう人で.懐かしい写真ですね.
- 光一
- 拓郎さんとこうせつさんと,一緒に合同でライヴっていうかやったことありますよね?オールナイトで.
- 南
- ええ,何回かありますけど.そのオールナイトっていうのは嬬恋っていう静岡県の場所で,かぐや姫と吉田拓郎でコンサートやったことあります.その時にオールナイトで5〜6万の人が集まって,当時としては大変な社会現象だったですね.
- 光一
- すごいですね.なんかだから,オールナイトだから子供は一人で来ちゃダメみたいな.
- 南
- うん,教育委員会から全部ボイコットされて.
- 光一
- ボイコットされたんですか?
- 南
- ええ.だから,我々もそういう時があったんですね.
- 光一
- 強烈ですね.
- 南
- そうなんですよ.だから,ロックを愛してる若い人たちを見ると,我々は今,大人になっちゃったわけじゃない,だから「ああだ,こうだ」っていう大人になりたくないって僕は思ってますね.意外とみんなしっかりしてるんですよね,音楽聞いてる人って.
- 光一
- 拓郎さんは正直,今の拓郎さんからしたらオールナイトでライヴをやらないと思うんですよ,今の拓郎さんは.
- 吉田
- はい,絶対やらないです.
- 光一
- その頃はもう,「おりゃぁ!!」って感じでやってたんですか?
- 吉田
- すいません,僕ね,その「おりゃぁ!!」とか言ってないですから.
- 剛
- いや,案外言ってそうですよ.
- 吉田
- 最近おかしいよ.勝手にさ,「おりゃぁ」とかさ.やってない.
- 剛
- さっきの写真の構えはもう.
- 吉田
- 構えてないって.そんなミュージシャンいないよ,「おりゃぁ!!」とかいうやつ.
- 南
- でもね,男が多いんですよ,ファンにね.圧倒的に.で,♪人間なんてララララ〜っていうと,「拓郎!!」っていう感じでね,男ばっかりなんですよ.コンサート始まると「キャー!!」っていう声っていいじゃないですか.でも,拓郎さんの場合は「うおぉぉ!!拓郎!!」.もう圧倒的にそっちが多いですね.
- 光一
- でも,たまに僕らのコンサートでも「光一!!」って声が聞こえるんですよ.
- 剛
- またそれがタイミング悪いねんな.
- 光一
- 悪いねんけど,でもね,やっぱり男性から声援を受けると嬉しいですね.
- 南
- すごく嬉しいでしょ.
- 光一
- 嬉しいですよ.
 - 南
- いいよね.
- 光一
- やっぱり気持ちいいですね.
- 南
- そういう発してるものがあるんだよ.男を魅了するオーラが光一さんにね.
- 光一
- いやいや,僕はあれですけど,拓郎さんはね,わかる気がするんですよ.抱かれたいですからね.
- 南
- 誰が?
- 光一
- いや,僕.
- 南
- え?
- 光一
- さっきもリハーサル中に「ちょっと拓郎さん,抱き合いませんか?」って言ったら
「おお,おお」って.
- 南
- それね,見てた,僕.
- 光一
- 見てました?ね,拓郎さん.
- 南
- ちょっと待った.ま,いっか.そういうのありますよね.
- 剛
- 男同士のそういうのはね,女にはわからないものがありますよね.
- 光一
- さあ,それではこのへんでLOVE LOVEなものにいきたいと思います.
- 剛
- LOVE LOVEなものです.
- 光一
- じゃん.ライオン?
- 剛
- いや,ちゃうがな.犬やねん.犬.
- 光一
- めちゃライオンみたいやん,これ.
- 剛
- そうやけども.
- 吉田
- え?これ犬か?本当にライオンじゃないの?
- 南
- 犬.
- 光一
- これ,チャウチャウ?
- 南
- はい.
- 光一
- これ,関西弁で言うと「チャウチャウちゃう?」になってしまいますね.
- 剛
- ちょっとややこしくなるね.
- 光一
- 「いや,チャウチャウちゃうて」って.
- 剛
- 「ちゃうがな.チャウチャウやろ?」って.なんかわからんトークになってしまいますね.
- 光一
- これはなんていう?
- 南
- これはうちで飼ってる,もう14年ぐらい飼ってますからもう本当にお爺ちゃんですけども,バクちゃんっていう.
- 光一
- どっからその名前は由来が?
- 南
- いや,由来は大して.それで去年ね,ぜんぜん毛がなくなっちゃって.
- 剛
- バクちゃんなくなったんですか?これ.
- 南
- 去年.もう素っ裸.僕がコンサートで旅に行ってる間にサーッてなくなって,「どうしちゃったの?」って.そしたらもう,犬が「いや,どうもこうもないわ」って言ってるんですよ.で,ものすごく近付いてみたら,ダニがですね,もう集団でくっ付いてて.これで今ね,大変な野性動物のね,問題になってんるんです.もう日本中の野生動物にダニがすごくて.それでくっ付くと血を吸うでしょ.犬も,タヌキみたいな野生動物も,みんなストレスで.
- 剛
- 毛が抜けちゃって.
- 南
- 死んじゃうのもいるんだって,かきむしっちゃって.それは大変だと思って,私,手で全部取って.二日かかりましたよ.もう一つ一つ丹念に,親指の爪と人さし指の爪と.
- 光一
- 拓郎さん,ダニいないですよね?
- 吉田
- どういうことだよ?
- 光一
- いやいや,何の意味もないですけど.
- 吉田
- おまえ,失礼な奴だなぁ.
- 光一
- いたら抱き合いませんよ.
- 吉田
- あ,そういう意味か.ダニね.俺ね,生まれて初めてだよ,「あんたダニいないか?」って言われたの.
- 南
- それでね,ダニ取ってね,しばらくしたらね,砂糖粒みたいな黒いのがポロポロ耳から出るんですよ.なんだろうな?と思って.耳クソにしてはちょっとタイプが違うから.そして,なんだろう?と思って一週間ぐらいして気が付いたんですけど,耳にダニが一匹巣を作って.初めて気が付いたんですよ.
- 剛
- 恐ぁ.
- 南
- それは手で取れるんですけど,もうとにかく親指の爪と人さし指の爪と一点に集中してカッと取って.人間にも入ってくるんですね.
- 光一
- 気を付けないといけませんね.
- 南
- そしたらもう年を取ってますけど,次の年にこんなにフサフサになったんですね.
- 光一
- 良かったですね.
- 剛
- バクちゃんも一安心.
- 光一
- これは何ですか?
- 南
- 私が休日の時にね,ちょっと家庭菜園みたいのをやってて,今の一番の遊び道具ですね.
- 剛
- 無農薬で?
- 南
- そうですね.自然にお野菜をいっぱい作って.
- 光一
- なんか自然がお好きだと聞いたんですけど.
- 南
- そうですね.誰でもそうですけどね,海とか山とか,そういうとこにいるのが大好きなんですよ.
- 光一
- いいですね.これまた自然がいっぱいで.
- 南
- これはね,キウイフルーツを植えてる棚なんですけどね.
- 剛
- キウイですか.
 - 南
- 手前がハーブをいろんな種類を植えてるんですけど.休日はあそこで座ってお茶を飲むっていうる
- 剛
- いいですね.
- 光一
- 拓郎さん,そういう生活どうですか?
- 吉田
- ぜんぜんない.
- 光一
- ダメですか?
- 吉田
- これを見てると,なんか新宿御苑みたいな,すごい広い土地だなと思うじゃないですか.東京近郊でこれだったらすごい羨ましいと思うけど,大分だもん.
- 南
- そう,九州なのね.
- 吉田
- 九州なんだから.行きたくない.
- 光一
- 続いては.
- 剛
- これは,こうせつさんのおうちですか?
- 南
- そうです,ええ.
- 吉田
- あそこに?
- 剛
- いやいや,違うがな.
- 南
- これは鳥の巣箱なんですけどね.
- 光一
- これは自分でお作りになったんですか?
- 南
- そうなんですよ.
- 吉田
- ああいう家に住めよ.木の上に上がって.
- 剛
- どっかの民族でありますよ.50m上に住んでるやつもいるんですよ.
- 吉田
- それいいね,こうせつ.ああいううち.
- 南
- いいね.
- 吉田
- それだったら遊びに行けるから.
- 剛
- でも,50mぐらい登るんですよ.
- 光一
- しかもそこの民族ほとんどスッポンポンですからね.こうせつさんがスッポンポンで「どうも!よく来たね!」って言ってたらすごいもんが.
- 剛
- 今休日スッポンポンやったらね.
- 南
- すごいものあるよね.
- 剛
- これは?
- 南
- これは,竹の中に,よくご覧になるとわかるんですけど,ロウソクを入れましてね,夕方になると火をつけてね.で,この竹は,ああいうふうにスパッとはプロの鋸じゃないと切れないんですけど,竹の子なんですよ.竹の子が出ると柔らかいでしょ.そうすると我々でも簡単に切れますから,門松の先みたいに切れますから.竹の子が出ると,バーッと庭に並べて,ロウソクを中に入れて,電気を消して.
- 剛
- 綺麗ですよね.
- 光一
- マロンチックで.
- 剛
- いや,ロマンチック.
- 光一
- チャウチャウちゃう?っていうね.はい,これはこのへんにしましてガチャガチャマシーン・アルファでございます.これを回していただくとですね,いろいろ質問が入ってます.
- 南
- これでいいですか?
- 光一
- はい.「うわさによるとオーストラリアで大トカゲにケツを噛まれた経験を持つ南こうせつさんに質問です.死ぬまでにこれだけはしておきたいことってありますか?」.この前置きは何やねん?
- 剛
- ようわからんなぁ.
- 光一
- 関係あらへんがな.ケツ噛まれたんですか?
- 南
- いや,ケツは噛まれなかったんですけど,大自然の中で,もう一軒もうちがないところでウンコしてたんですよ.それで座ってしてたんですよ.そしたら後ろからカサカサ音がするんで,パッと見たら3匹ぐらいトカゲがだんだん近付いてくるんですよ.
- 剛
- 3匹?
- 南
- それで,またパッと目を合わせると止まるんですよ.トカゲっていってもでかいんですよ.それで「これは危ない」と思って,そのままの姿勢で10mぐらいサーッと走って,また次の場所でしてたんですよ.そしたらまたみんなバーッと来るんですよ.そしてパッと振り返ると,また目が合うとフッと止まるんですよ.そういう体験があるんですよ.
- 剛
- 恐いなぁ.
- 南
- もう,あんなに充実しないウンコは初めてですよ.
- 剛
- リラックスするもんですもんね,普通.
- 南
- 本当に神経使いましたね.
- 光一
- リラックスしたいよな.
- 吉田
- 充実しないウンコね.
- 光一
- 拓郎さん,ケツ噛まれたことありますか?
- 吉田
- ないです.それにしても充実しないウンコ.
- 南
- どうですか?人生で充実しないウンコって.
- 吉田
- それはすごく不愉快で,一生忘れられないウンコですね,やっぱり.
- 南
- そういうのございますか?
- 吉田
- 時々とんでもないとこでしなきゃならない時とか,やっぱり忘れられないもんね,そういう時は.
- 南
- ありますよね.
- 吉田
- みんなウンコって忘れられない出来事なんだな.
- 光一
- そうですよ.ドラマのロケとか行くとな,大変やな.
- 剛
- そうやね.
- 光一
- トイレなかったりするんですよ.
- 南
- 充実しないウンコ.
- 光一
- ありますね,やっぱりね.
 - 南
- 何とも言えないあれが残った日はなんかね,嫌ですよね.
- 光一
- まあ,いちおう聞きますけど,死ぬまでにこれだけはしておきたいこと何かありますか?
- 南
- そうですね,いやぁ,本当にね,「良かったぁ」っていうウンコをしてみたいですね.
- 剛
- これ以上はないぞという.
- 南
- ああいうのって5秒ぐらいで決まるのがいいですよね.
- 光一
- さあ,もう一ついきましょう.
- 南
- はい.
- 光一
- 「メガネが似合う芸能人ナンバーワンとうわさされる南こうせつさんに質問です.南こうせつ流女性の口説き方を教えて下さい」.まああの,ちょっとうわさに聞いたんですけども,拓郎さんとかと組んでライヴをやった時期,女好きな人ナンバーワンに選ばれたと.
- 南
- 私がですか?
- 光一
- ええ.
- 南
- ああ,それはそうかもしれませんね.
- 光一
- 淡々といわれてもね.どう口説かれるんですか?
- 南
- 僕はもう今はいいですね.でも,綺麗な人を見るのは大好きですね.可愛い人とか.
- 光一
- やっぱり目の保養がね.
- 南
- 本当に生きてて良かったと思いますよね.その街で瞬間見ても,「ああ,生きてて良かったな」って思いますね,そういう人見た時.僕はそう思いますね.その瞬間に自分も生きる力をいただくというか.
- 光一
- 目の保養は大切ですよ.
- 南
- 大事だよね.
- 光一
- 拓郎さん,大切ですよね?
- 吉田
- はい.目も何もかんも.目だけで納得出来ませんでしょうね.こうせつさんはね,「神田川」とか歌ってる頃はね,女子高生とかいっぱいだましてますよ.
- 南
- そうですね.
- 光一
- 拓郎さんそういう時期は?
- 吉田
- 僕は女子大生.
- 光一
- 今でいう拓郎さんは女優派,高中さんはモデル派ってそういう.
- 吉田
- それは関係ないだろ,おまえ.びっくりするだろ.ドキッとして,何だろうと思うだろ.最近ね,一緒に御飯食べてること多いんですよ.
- 南
- ええ.
- 吉田
- ついね,私語が盛り上がり過ぎてね,余計なことまで喋ってるもんでね,危なくて.
- 光一
- いやいや,大丈夫.安心して下さいよ.
- 剛
- でも,僕ら止めるんですよ.
- 吉田
- そうか?なんか酔わせて言わせてるだろ.
- 剛
- 拓郎さんが「酔っちゃったなぁ」ってだいたい絡んでくるんですよ.「剛,おまえなぁナントカカントカ」「そんなん言うたらあきまへん」って.
- 吉田
- 危ないなぁ.
- 剛
- もうドキンッしますわ.
- 吉田
- 今俺がドキンとした.こうせつさんはね,すぐ歌う,横で.
- 光一
- 歌うんですか.
- 吉田
- すぐ歌う.
- 南
- そうだっけ?
- 吉田
- 君とかね,さだまさしとか,すぐ歌う.横でね,ラヴソングみたいの歌う,すぐ.
- 南
- そうだっけ?
- 吉田
- やり方がズルいんだよ.
- 南
- そんなことないですよ.
- 光一
- それが武器になるわけやからね,口説く時とかね.
- 吉田
- ビートルズの曲とかね.声が高くて綺麗な声でしょ.歌っちゃうんだよ.
- 光一
- いいですね.もう一ついきます.
- 南
- はい.
- 光一
- 「25年前の青春の代名詞,こうせつさんに質問です.今時の女子高生はどう映っているのでしょうか?」.
- 剛
- 今時の女子高生はどう映ってるんてでしょうか?
- 光一
- さきほど拓郎さんもおっしゃってましたけど,昔は女子高生をね.今時の女子高生はどう映ってらっしゃいますか?
- 南
- どうしたもんでしょうね?まあでも,社会で言われてるほどの感じじゃないです
よね.
- 光一
- そうですね.ちょっとテレビは大袈裟な面もありますからね.
- 南
- 大袈裟になってるなっていう感じはしますよね.
- 光一
- あんまりちょっとっていう感じみたいですね.拓郎さん,今時の女子高生は?
- 吉田
- 可愛い.しょうがないんだよ,可愛いのはるこういうのは止めらんないんだから.
- 光一
- そうですよね.
- 吉田
- だから,可愛いのは可愛いの.またすぐ嫌いになるかもしんないし,いいの.なんかお店にいるみたいだな.
- 光一
- それではこのガチャガチャマシーンは終わりにしたいと思います.はい,というわけでLOVE LOVEな歌に参りたいと思います.こうせつさんのLOVE LOVEな歌は?
- 南
- はい,吉田拓郎さんの歌で,「ある雨の日の情景」.
- 光一
- 拓郎さんの歌でございますよ.
- 剛
- おっと来た.
- 光一
- ブルーのパンタロン.
- 剛
- ブルーのパンタロンに素足です.
- 南
- 可愛い顔してるね.
- 光一
- このアルバムに入ってる曲ですか?
- 南
- これだったかな?
- 吉田
- さあ,やろう.
- 南
- これはだから,ちょうどフォークソングがそろそろ出そうな頃に,さっき言ったけど拓ちゃんはメッセージソングっていうか,「青春はああだこうだ」ってワァーッてガナるように歌ってる頃に,「ある雨の日の情景」っていう歌を歌ったのね,ステージで.で,その時にすごいメロディが綺麗で,「あ,こういう歌も作るんだ」って.それまでのワァーッっていうカッコよさもあったんだけど,メロディメーカーとしてすごくいいなと思った最初の歌ですね.
- 光一
- そうですね.僕も聞いて「あ,拓郎さんこういう歌もあるんだ」って思いましたからね,僕も.
- 南
- これいいですよね.
- 光一
- はい,それでは僕たちもちょっとさんかさせていただきます.スタンバイよろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
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