#077
HomePageだけの特別編集版 志村けん編
- 光一
- 今夜のゲストは志村けんさんです.よろしくお願いします.
- 志村
- こんばんは,どうもよろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
- 志村
- はじめまして.
- 光一
- はじめましてですね.
 - 剛
- はじめまして.こうやって僕らもいろいろ仕事させてもらってるんですけど,初めてということで.
- 志村
- そうですね.
- 光一
- でも,なんか僕らね,けっこう馴染みがあるんですよね,やっぱり志村さんとは.
- 剛
- そうですね.
- 志村
- どういうことですか?
- 光一
- やっぱりテレビとかで見てるじゃないですか.あと,コンサートとかで,ヒゲダンスとかちょっとアレンジ変えてやらせていただいたり.
- 剛
- やらせていただいたり.
- 志村
- あ,やってんですか?
- 剛
- ええ.ちゃんとフォーク相方が刺して,僕が投げてとか.
- 志村
- ヒゲつけて?
- 剛
- ヒゲつけて.
- 光一
- やりました.リンゴやっただけで痛いですよね.
- 志村
- リンゴはやったことないよ,俺.グレープフルーツ.グレープフルーツだとスッと刺さる.リンゴ,ダメダメ.
- 光一
- リンゴやったらもう.
- 志村
- 血出るし,歯から.
- 光一
- そう,びっくりしましたもん.でも,あれじゃないですか?素の顔で番組に出るっていうのは,ほとんどないんじゃないですか?
- 志村
- ほとんどないですね.メイクもしてないし,ズラもかぶってない.そうですね.
- 光一
- メイクなしのズラなしの.
- 志村
- これ,素顔ですもんね.いつもは口の周りが黒かったりするんですよね,青かったり.
- 剛
- そうですよね,ホクロから毛が生えてたりするんですよね.
- 志村
- そうそう.
- 光一
- けっこう貴重かも.
- 剛
- 貴重ですよ.
- 光一
- 拓郎さんとは初対面じゃないんですよね?
- 吉田
- いや,初めてね,今日.
- 志村
- え?ええ?え?え?
- 吉田
- もう緊張で.僕は大好きで,すごい憧れてる人ですから.
- 光一
- 言ってましたよね.
- 吉田
- ええ,もうこんなに一緒にいられるだけで幸せですよね.
- 志村
- 声が違う,なんか.拓郎さん,いつもと声が違う.
- 吉田
- うるさいなぁ.
- 光一
- なんか見てるとお二人似てますよね.
- 吉田
- そうですか?それはまた.あ,そうですか?
- 光一
- 志村さんも昔,マッチ棒かなんか?
- 志村
- マッチ棒?
- 剛
- 志村さんはロングの感じの.
- 志村
- 昔は毛,長かったですね.
- 剛
- フワッとしてましたよね.
- 志村
- ええ.
- 剛
- 拓郎さんは昔マッチ棒だったんで.
- 志村
- あ,そのマッチ棒ですか.爆発した頭でドーンっていうやつですね.
- 光一
- ちょっと似た感じかな思ったんで.
- 志村
- 僕は今,ジャン・レノを目標にして.
- 剛
- じゃあ,髭はやして.
- 志村
- ええ,髭はやして.
- 剛
- じゃあ,ジャン・レノっぽくグラサンして,拓郎さんとメガネ交換するっていのうはどうですかね?
- 吉田
- いや,まあ今度でいいよ.
- 志村
- 僕のメガネ,度が入ってますよ.
- 吉田
- 僕も.
- 剛
- なんか拓郎さん,違いますね,今日.
- 光一
- 拓郎さん,男性なんだからいいじゃないですか.いつも女性がゲストの時こういう感じなんですけど.
- 吉田
- いや,僕はもう本当に憧れの人だから,もう心が痛いっていうか.
- 志村
- 「心が痛い」.なかなか言えないよ,この科白は.作詞家だね,さすがにね.「心が痛い」.
- 吉田
- ちょっとね.
- 光一
- 何なんですか?リハーサルの時は普通に喋ってたじゃないですか.
- 吉田
- いや,本当にね,志村さんとは時々お酒飲んだり御飯食べたりさせていただいてるんですけど,すごい楽しくて幸せで.
- 志村
- つい昨日も行きましたね.
- 吉田
- 君もいたじゃないか.
- 光一
- ええ,僕も行きました,はい.
- 志村
- 白々しい.
- 光一
- いや,拓郎さんがそれ隠しとけって言ったんですよ.
- 吉田
- 俺は先に帰ったじゃないか.
- 光一
- 拓郎さん早かった.9時半頃に帰っちゃったからね.
- 剛
- 拓郎さん,早いですね,帰られるのは.
- 吉田
- 志村さんのすごい強いのには参っちゃって.
- 志村
- でも9時は早いですよ.僕はそれから2時まで飲んでたからね.
- 光一
- 2時?あの後もですか?
- 志村
- はい.昨日はずいぶんいろんなの飲みましたね,ウォッカからビールから.
- 吉田
- 僕は飲んでない.君が飲んでたんでしょ.
- 志村
- 「君」なんて,そんな.そんな他人行儀な.拓ちゃんたら.昨日ね,ずっと言われてたの.「俺に話を振るな」って.
- 光一
- なんでなんですか?拓郎さん.
- 吉田
- 君も人が悪い人ですね.
 - 剛
- 喋りましょうよ,もっとみんなでね,ワイワイ.
- 志村
- そうですよね.いちおうトークですから,この場面は.
- 吉田
- 違うの.この番組は昨日説明したように,音楽バラエティっていう.
- 志村
- はい,心得ております.
- 吉田
- それから,あなたは志村けんだから.僕は吉田拓郎なわけ.
- 志村
- そうです.
- 吉田
- 聞いてんの?
- 志村
- 聞いてますよ.一生懸命はいってます.大丈夫です.
- 吉田
- だから,吉田拓郎と.
- 志村
- ええ,ええ,ええ.
- 吉田
- 志村けんは.
- 志村
- ええ,ええ,ええ.
- 吉田
- うるさいなぁ.
- 光一
- もう剛,モニター見て楽しんでますよ.
- 吉田
- 剛ね,昨日のリハーサルからね,ファンになりすぎだよ.
- 剛
- 違うんですよ.僕ね,大好きなんですよ.
- 吉田
- そうみたいね.
- 剛
- それで,ちょっとね,志村さんは昔ちっちゃい頃から,「俺はお笑いになるって決めて,そうやってずっと生きて来た」っていうような話をね,チラッと耳にしたんですけれども.僕も一回そうだったんですよ.小学校5年ぐらいの時に「俺はお笑いで食っていく」って決めたんですよ.決めたんですけども,なんか今こういう形でお会いしてるんですけどね,今.
- 吉田
- どういう意味なんだよ?こういう形っていうのは.
- 剛
- いや,もっとなんかコントでからんだりして会うのを夢見てたんですよ.
- 吉田
- 君は今,不満があるわけ?
- 剛
- いや,不満はないです.
- 光一
- おいおい,KinKiKids嫌なんか?おまえ.
- 剛
- いやいや,不満はないんですけどね,なんかちょっと違う形でね,お会いできたんで.
- 志村
- コントやりましょうかね.コントをね,今度.
- 光一
- すごいで,志村さんの口からそんなこと言っていただいて.
- 剛
- やりてぇ.メチャやりたい.
- 光一
- それはもう光栄ですやん.
- 剛
- ちょっとね,時間ある時.
- 志村
- いろんな声出さないと出来ないよね.
- 光一
- いろんな声?
- 志村
- 声の種類がないと.これは普通の自前の声ですけど,「おぅ,おぅ,田代」とかって.
- 剛
- 「おぅ,おぅ」.
- 光一
- そういうのは家でやってるんですか?
- 志村
- いや,やってないです.メイクしながら声が変わってくんですよ.
- 剛
- メイクしながら声が変わるんですか?
- 志村
- 今日はどんな声かな?と思って.「婆さんの声でよぉ,これが」って.
- 光一
- すごいなぁ.
- 志村
- 婆さんでもね,一人好きな人がいるんだ.ひとみさんっていうんだけど.ひとみ婆さんっているんだけど,その人すごい好きなのね.その声がまた違うの.「あの〜,私がひとみと申します〜」って,これがすごい自分で気に入ってるの.
- 吉田
- ひとみさん?お婆ちゃんで?
- 志村
- ええ,ひとみ婆さんっていうんですよ.
- 吉田
- 可愛いなぁ.
- 光一
- そういうのはメイクしてる時に思いついてしまうんですね.
- 志村
- ひとみさんは実際にいたんです.飲み屋さんで.「ひとみ」っていう飲み屋なんですよ.「私がひとみでございます〜」って.
- 光一
- 変なオジさんはどうやって思いついたんですか?
- 志村
- 変なオジさんは,あれはね.
- 剛
- あれ,小学校でメチャクチャ流行りましたよ.
- 光一
- 流行りまくりですよ.
- 志村
- あれはただ,自分がしたいことしただけですよね.ただ「なんだ?てめぇは」って言われて.単なる,私の場合はスケベなオジさんですらね.そうですよね?
- 光一
- スケベですか?
- 志村
- 拓郎さんもかなり,僕に負けず劣らずスケベですよね.
- 光一
- 拓郎さん,オヤジなスケベですよね.「君はぁ」って,こう入るんですよ,拓郎さんは.
- 吉田
- ばかもの!
- 志村
- たまにこうやって….
- 吉田
- ばか!
- 志村
- そんな,面と向かって「ばか」って.
- 剛
- ゲストの方に「ばか」はないですよ,拓郎さん.
- 光一
- そうですよ.
- 剛
- 飲み屋ならOKですけど,ゲストに向かって.
- 志村
- 面と向かってだよ.せいぜい「おばかさん」とかね.
- 吉田
- なんで黙ってらんないんだろうな,いろいろ.
- 志村
- 喋りましょうよ.
- 光一
- そのコントとか,志村さんが全部お考えになってるって聞いたんですけど,どうやって思い付くんですか?
- 志村
- 思い付くっていうか,考えるんですよ,悩んで.「どうしよかな?どうしようかな?」って.すぐには出来ないですよ,だから.
- 光一
- そうですか?やっぱりああやってテレビで見てたら「なにやってんだ」って見えますけどね,やっぱりそういう苦労っていうか.
- 吉田
- 「なにやってんだ」?
- 志村
- 「なにやってんだ」って,俺なにやってんの?
- 光一
- いやいや,そういう意味じゃなくて.
- 志村
- 「なに馬鹿なことやってんだ?」って意味?
- 光一
- いやいや,そんなんじゃなくて.
- 志村
- 光一君!どうしうつもりなの?それ.
 - 光一
- いやいや,僕はそういうふうに見ませんよ.やっぱりそういうふうに見る人もいるじゃないですか.
- 吉田
- 「なにやってんだ」って.
- 志村
- 「なにやってんだ」はないよ.
- 光一
- まあいいや,LOVELOVEなものいこう.
- 剛
- 志村さんの撮ってきていただいたLOVELOVEなものを.
- 光一
- あ,ダチョウ倶楽部の上島さん.
- 志村
- よく飲むんですよ,一緒に.
- 剛
- 横の方は?
- 志村
- あの方はクラブのお姉さんですね.
- 剛
- 上島さんまたヤバいですね.
- 光一
- またヤバい.
- 志村
- ヤバいよな.やめろって言うのにね,手出すんだよな.
- 光一
- 上島さんとはよく飲みに行かきるんですか?
- 志村
- けっこう週に2〜3回は電話きて,「飲み行こう」って言うから「うん,いいよ」って.
- 光一
- 志村さんはなんか聞いた話によると,だいたい飲みに行くと横にはお姉さんがいると.
- 志村
- そうそう.やっぱり好きですからね.まだ独身だしね.何しようと私の勝手でしょ,だって.
- 光一
- そうですよね.
- 剛
- 妻持ってたらちょっと問題ありで.
- 志村
- ですよね.
- 光一
- 結婚は考えてないなんですか?
- 志村
- いや,結婚したいですよ,早く.結婚早くして,なんとか和服で記者会見しようと思ってんですよ,4回ぐらい続けてね.庭先で.
- 吉田
- 馬鹿野郎.やめようよ.
- 志村
- それが目標.今のところ.
- 光一
- でも,写真ヤバいですよね.
- 志村
- いや,こんな状態でいつもやってるんですよね.
- 光一
- モテモテですね,志村さん.
- 志村
- いや,金払ってますからね.
- 剛
- なるほどね.
- 志村
- ただ,胸とかあんまり触らないですよ,僕は.そうですよね?拓郎さん.
- 吉田
- ええ.
- 光一
- 拓郎さんも触らない?
- 吉田
- ええ,そんなことはしない.
- 志村
- え?
- 吉田
- 僕は….
- 志村
- え?
- 吉田
- うるさいなぁ!
- 光一
- さあ,続いては.
- 志村
- これは,よく飲みに行くお店とね,僕が最近好きなジンなんですよ.このジンがウマいですよね.
- 吉田
- いや,僕は飲まないもん.
- 志村
- え?
- 吉田
- 僕はぜんぜん.
- 志村
- え?昨日,これ飲んでなかったですか?
- 吉田
- 僕は飲まないもん.僕はじっと話を聞いて.
- 志村
- いやいや,きたねぇなぁ.でも,拓郎さんは飲んでもそんなに変わんないですよね.そう言えって言われたんだけど.
- 剛
- まあ,トークもね,ちょっと盛り上がってきたんでね.
- 光一
- お酒ちょっと出すか.
- 剛
- 出そうか.
- 篠原
- ジャジャジャーン.そうかと思って用意しときました.
- 志村
- これ,お酒入ってるの?
- 篠原
- 入ってますよ.
- 志村
- 焼酎のウーロン割り?
- 光一
- ちょっとビン持ってきて.
- 篠原
- ジャジャン,これです.いいちこ.麦茶漬け.
- 志村
- 麦茶漬け?麦焼酎.
- 吉田
- 麦茶漬け?
- 志村
- これで焼酎って読むの.麦茶漬けとは読まないよ.
- 光一
- 薄かったらこれで.
- 篠原
- グビグビ飲んで下さいね.
- 志村
- 麦茶漬けね.
- 篠原
- はい,篠原でした.さよなら.
- 光一
- お酒飲んでも変わんないんですか?
- 志村
- あんまり変わんないですね,本当に.
- 吉田
- 志村さん変わんない.
- 志村
- ええ,ほとんど変わんないですね.
- 吉田
- すごい長いお酒で,強いのをバンバン飲んで.
- 志村
- 強いですよね.お酒好きなんですね,本当に.美味しいお酒飲むために仕事やってんですから.ハハッ.
- 剛
- ハハッ言われても.
- 志村
- だって,なんか「ああ,そう」とか言ってくれないで黙ってシーンとしてるんだもん.
- 光一
- ちょっと今,一瞬聞いてなかったですよ,僕.
- 吉田
- 光一,おまえ失敬だな.
- 光一
- 司会として失格でございます.
- 志村
- 話,聞いてないの?
 - 光一
- 一瞬ボーッとしちゃったんですね.続いては.
- 剛
- これは何ですか?うまそう.
- 志村
- これはね,麻布十番の焼き鳥屋さんの煮込みラーメンなんですよ.
- 光一
- うまそう.
- 志村
- これがうまいんですよ.ウマいですよね?
- 吉田
- ウマいですね.これ,ぜんぶ近所ばっかじゃないの.
- 志村
- だって,僕の行動範囲決まってんだもん.
- 吉田
- 隣じゃない,お店ぜんぶ.
- 志村
- そう,さっきの店の隣なの,これ.
- 剛
- うまそう.
- 志村
- これ,うまいですよ,本当に.
- 吉田
- 美味しいです.お酒飲んだ後にラーメン.
- 光一
- ラーメンなんですか?
- 志村
- 鳥煮込みラーメンなんですよ.一回食べてみて.本当に美味しいから,悪いけど.
- 光一
- これは?
- 剛
- これは志村さんのワンちゃん?
- 志村
- ええ.
- 光一
- 名前ありますか?
- 志村
- ジョンっていうんです.
- 光一
- けっこう正当にきましたね.
- 剛
- ジョンさん.
- 光一
- これは志村さんのおうちで飼ってるんですよね?
- 志村
- そうそう.だって,他のうちで飼っても.自分ちで飼わないとしょうがないんじゃねぇの?飼ってるって言わねぇんじゃないの?
- 光一
- すいません.ジョン,これ,いい子ですか?
- 志村
- 一緒に寝てるんです,いつも.
- 剛
- あ,いいなぁ.
- 志村
- ベッドで.
- 光一
- なんか芸しないんですか?
- 志村
- これは芸ないね.
- 光一
- お手とかも?
- 志村
- お手はしますよ.それで,朝起こすの,10時頃.必ず.オシッコするために.ゾリゾリって顔を.これが痛いのよ.「オシッコさせろよ.戸開けろよ」って起こすんです.10時に必ず.
- 光一
- 可愛いですね.これは?
- 剛
- 田代さんと.
- 志村
- これは番組でやったんですね.
- 光一
- 変なオジさんで.
- 志村
- 「ハッピーバースデー」で.
- 光一
- これ,メイクするのがメチャクチャ早いって聞いたんですけど.
- 志村
- 早いですよ.ものの1分ですよ.
- 光一
- 1分?
- 志村
- ええ.バカ殿でも1分半あれば出来ますよ.
- 光一
- 1分ですか?
- 志村
- いや,1分半って言ってんだよ.光一,聞いてねぇな,人の話を.あれは1分でできるけど,1分半って.今,ついさっき.
- 剛
- すいません.うちの相方そういうとこ多いんで.
- 志村
- なんかナメてない?俺のこと.
- 光一
- いやいや,もうメチャクチャ尊敬してます.あの変なオジさんは何か特殊な道具使ってるんですか?メイクするのに.
- 志村
- いえいえ,普通の黒いドーランと,赤いのと,黒い鉛筆だけです.
- 光一
- なんか特殊な道具使ってると聞いたんですけど.
- 剛
- スチールウールではたくんでしたっけ?
- 志村
- これは鉛筆ですね.あれはスポンジね.スポンジでつけるとまばらでいい感じになるの.
- 光一
- そういうの研究するんですか?
- 志村
- ううん.
- 剛
- 思い付きで?
- 志村
- そうそう.
- 光一
- あ,これは岡村さん.岡村さんけっこう最近.
- 剛
- 志村さんやってますね.
- 志村
- SMAPのコンサートでやってたでしょ.
- 剛
- 変なオジさんやってましたね.
- 志村
- ジャニーズ.Jrが変なオジさんの踊りやってるって本当?
- 剛
- やってるんじゃないですかね.
- 光一
- 剛もやってますよ.
 - 剛
- 間奏でけっこう踊るんですよ.踊って1小節ずつあるんですけど,その時,僕が変なオジさんをやるんですよ.で,光一はエンヤーコラヤっていう.で,また踊り出すんですけどね.
- 光一
- いろいろ使わさせていただいてますね.
- 志村
- もうないや,お酒.
- 剛
- どんどん.
- 志村
- いいですか?
- 吉田
- どうぞ.
- 光一
- 飲みますね,本番中にも.
- 志村
- だって,飲んでって出されて.トゲがあるよ,なんか「本番中に」って.
- 光一
- いやいや,飲んで下さいよ.
- 志村
- 本当,なんかあるんなら言ってよ.直すから,俺,悪いとこあったら.
- 光一
- いやいや,ほんまに飲んで下さい.では,これを回していただくと志村さんに対して質問が入ってますので.
- 志村
- 回せばいいの?これ,本当に全部書いてあるの?
- 光一
- いや,書いてないです.
- 志村
- 夢がないなぁ.「書いてあります」って言えばいいじゃない.
- 剛
- いつのゲストのだか.
- 光一
- 「きっと日本のロン毛コメディアンの先駆け,志村さんに質問です.志村さんが目指すカッコいいオジさん像を教えて下さい」.
- 志村
- ロン毛?
- 光一
- ロン毛コメディアンの先駆け.今,ちょっと切っちゃったんですね,髪の毛.
- 志村
- 抜けたの.
- 光一
- いや,後ろしばってましたよね.
- 志村
- しばってました.
- 光一
- カッコいいオジさん像.
- 志村
- 目指すのは,僕は拓郎さんかな,やっぱり.年を感じないしね,カッコいいし.スケベだし.
- 光一
- スケベなのはいい?
- 志村
- ええ,いいですよね.ずっとスケベなのがいいですよね.一生スケベで.
- 光一
- スケベはカッコいいですか?
- 志村
- もう現役ですよ,はっきり言って.女性が好きじゃなかったらダメですよ,やっぱりね.
- 光一
- そうですよね.
- 志村
- そうですよ.常に恋をして.
- 光一
- 拓郎さんどうですか?拓郎さんって言われてるんですよ.志村さんのカッコいいオジさん像は拓郎さんなんですよ.
- 吉田
- あ,ああ.
- 志村
- それで終わりかい?
- 光一
- 拓郎さんが目指すのは?
- 吉田
- 僕,目指せない.僕の年上で?
- 光一
- べつに誰とは言いませんけど.
- 吉田
- 僕は,いかりや長介さんかな.
- 志村
- なんだか超ブルーになっちゃった.
- 光一
- なんでなんですか?じゃあ,もう一ついきましょうか.「本当にストレートに質問します.最近,恋してまか?」.
- 志村
- してますね.
- 剛
- いいですね.人間,恋しないと.
- 志村
- 恋なんてみんなしてますよね.しなきゃいけませんよね.
- 光一
- 拓郎さんは恋してますか?
- 志村
- してます,してます.
- 光一
- なんで志村さんが?
- 剛
- 拓郎さんに聞いてるんですけど.
- 志村
- 拓郎さんに聞いても言わないから,僕が代弁して.してますよ.はっきり言って.ね?
- 光一
- どうですか?拓郎さん.
- 吉田
- 光一君,話題変えましょう.
- 光一
- じゃあ,ガチャガチャマシーンはこのへんにします.
- 志村
- もう終わりかい?
- 光一
- 最後にLOVE LOVEな曲なんですが.
- 志村
- 歌うのはね,いちばん苦手なんですよ.だってないもん,歌ったこと.人前で.
- 剛
- そうなんですか?
- 光一
- でも,レコードありますよね.
- 志村
- ヒゲダンスは出してるけど,歌ないもん.
- 光一
- 東村山音頭とかは?
- 志村
- あれはだって,すごい短いもん.
- 光一
- あれは人前では平気なんですか?
- 志村
- 人前でやってましたよ,ずっとあれ.仕事だもん.
- 吉田
- 「平気ですか?」って?
- 志村
- 「平気ですか?」って,すごい悪いことしてるみたいじゃん,俺.
- 光一
- いや,そういうふうに捉えないで下さい.
- 志村
- ずいぶん前にやっちゃったもん,あれ.
- 光一
- LOVE LOVEな曲は何でしょう?
- 志村
- LOVE LOVEな曲はね,「時代おくれ」.
- 光一
- 「時代おくれ」.これですね.
- 志村
- 僕はでも,聴いたのはね,吉幾三さんの聴いたんですよね.それでいい歌だなぁと思って.で,たまに酔っ払ってカラオケ行って,姉ちゃんがいると歌うんですよ.
- 光一
- すごい渋いいい曲ですもんね.
- 志村
- けっこう好きなんですけどね.
- 光一
- ほんま渋い曲ですから,ギャグなしで歌ってくれるんですよね?
- 剛
- なんかトゲありますよね.
- 光一
- なんでやねん?
- 志村
- やんなきゃいけないの?それは.
- 光一
- やっぱり志村さんは世の中の人を笑らせてくれる人なんで,テレビ出てたら「笑わせてもらおう」と思って見るやん.だけど今日はこの歌を渋く歌っていただけると.
- 志村
- 渋いかどうかわからないですけどね,一生懸命歌いますけど.ただ,アガりますよ.
- 光一
- アガりますか?
- 志村
- 緊張する.
- 光一
- そのへんもね,本当に貴重になると思いますので.
- 剛
- かなり貴重なVTRになりますね.
- 光一
- それではスタンバイのほう,よろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
(C) FujiTelevision Network,Inc. All rights reserved.
|