#069
HomePageだけの特別編集版 織田哲郎編
- 光一
- というわけで,今夜のゲストは織田哲郎さんです.
- 剛
- よろしくお願いします.
- 織田
- よろしくお願いします.
- 光一
- こうして織田さんがテレビに出て,今日ももちろん歌を歌っていただくんですけども,4年振りに歌を歌って.
- 織田
- そうですね.自分のシングルを出すの自体が4年振りなんですけど.その前から基本的にテレビって,ほとんどあまり出ないようにしてたんですよ.
- 光一
- 出ないように,あえて.
- 織田
- うん,あの,苦手なんですよ,本当に.
- 光一
- テレビは苦手ですか.拓郎さんとは?
- 吉田
- 初めてです.
- 光一
- あ,そうなんですか.
- 織田
- そうなんです.
- 吉田
- はじめまして.
- 織田
- もう僕なんかドッキドキですよ.僕が高校生の頃のこの御方というばもう,あーた.
 - 光一
- 高校生の頃のこの御方と言えば.
- 織田
- そりゃもう.
- 光一
- スフィンクスかマッチ棒?
- 織田
- 本当にね,もう僕なんて,こうやって拓郎さんとね,となりに座っていただけるだけでドッキドキですよ.
- 光一
- そうですか.本当にね,さっきもちょっとヒット曲のね,一覧表みたいのが.もう今までに何曲ぐらい提供しました?
- 織田
- 500とか,でもそれぐらいじゃないですかね.
- 光一
- まあ拓郎もね,昔から.何を笑ってるんですか?
- 吉田
- おまえ,あいつが出したのをそのまま読んでるだろ?
- 光一
- いやいや,あの,たまにはカンペに従おうかなと思って.最近,いつもあんまり従ってないんで,たまには.いや,拓郎さんも昔から曲を提供なさってますけども,何曲ぐらい? 拓郎さんは.
- 吉田
- わかんないです,もう.すいません.
- 光一
- もう関係なしに,「出来たものは出来た,はい」って?
- 吉田
- そういう,だから,どうして俺はそういういい加減なイメージなんだよ?
- 光一
- いや,拓郎さんがそう言ってるようなもんですもんね.
- 剛
- シャイなんですよね.
- 光一
- まあね.まあ,その提供した曲にしろ,自分の曲にしろ,「これは売れるぞ」っていう確信とかってあるんですか?
- 織田
- ある時もありますよ,やっぱり.
- 光一
- 「これは意外だったな」っていうようなのはあります?
- 織田
- それは,いちばん意外だったのは,やっぱり「ポンポコリン」でしょう.
- 剛
- ♪ピーヒャラ,ピーヒャラ〜.
- 織田
- どうしてそんなもんが売れる? ってね.びっくりでしょ,そんなもん.
- 光一
- あれもね,もう誰もが知ってる曲で.
- 剛
- 誰もが知ってる曲ですよ.
- 織田
- 一時期やっぱね,「あのポンポコリンの織田哲郎」って言われ出した時は,俺も「これはヤバい」と思いましたね.
- 光一
- 拓郎さんはそういう確信あります?
- 吉田
- 僕はね,メチャクチャ自信持って作った曲が,まったく売れないっていうのが多いです,すごく.
 - 剛
- あ,逆に.
- 光一
- 自信持つとダメ?
- 吉田
- 「これは間違いないな」と思ったりして,もう誇らしげに自分で「いいの出来た」とかっていう時は,必ずぜんぜん.
- 光一
- でも,僕もあの,「My Wish」っていう曲作ったじゃないですか.あれ,僕2曲作ってきて,1曲は「あ,これ,最悪」って言われたのがって「My Wish」になったんですけど.その「あ,最悪」って言われた曲のほうが僕は自信あったんですよ.さ,それではこのへんでLOVE LOVEなものに行きたいと思います.
- 織田
- あ,いきなり相川ですね.
- 光一
- これは相川七瀬さん.
- 織田
- あの娘はね.
- 光一
- プロデュース織田さん.
- 織田
- 俺がLOVE LOVEっていうか,いきなり「LOVE LOVEなもん言うたら私しかないでしょう」って,無理矢里映さされたんですけどね.
- 光一
- あ,そうなんですか.
- 剛
- 「早く撮ってよ!」みたいな.
- 織田
- もう浪速娘はすごいですよ.
- 光一
- なんか中学生の時からもう知ってるって.
- 織田
- うん.だから,オーディションに出て来た時に,みんな明るい感じで出てきてんのに,一人だけね,眉間に皺寄せてクァーッみたいなね.「こいつ,なんだ?」っていう感じで.で,それで「なんか面白いな,あいつ」っていう印象が残ってて.
- 光一
- じゃあ,続いていきましょうか.
- 織田
- はい.あ,これ,猫.
- 剛
- これはまた,振り付けしたみたいな.
- 光一
- 猫派ですか?
- 織田
- もう完璧に.
- 光一
- 拓郎さん嫌いなんですよね.
- 吉田
- 猫ってほら,轢かれそうになっても,退いてくれないでしょ,猫って.「おまえがどけ」って言ってるでしょ,猫って.あれがね,猫の嫌なとこなの.
 - 光一
- いいじゃないですか.犬みたいにずっと舌出して「餌くれ,餌くれ」ってより.それではガチャガチャマシーン・アルファにいきたいと思います.
- 剛
- いろんな質問が入っておりますので.
- 光一
- これを回していただければ.
- 織田
- はい.
- 光一
- 「以前,相川七瀬さんが,織田さんには歌を褒められたことがない,と言っておられましたが,織田さんが認める歌のウマい歌手ってどんな人ですか?」.
- 織田
- まず,ウマいかどうかっていうのは,要するに人に何を伝えられるかどうかなんですよね.だから,それはもう一般的な意味での,リズムが狂っていようが,音程が狂っていようが,何であろうが,とにかく伝えることが一番優れている人が,やっぱり歌のウマい人だと思うわけですよ.で,僕はね,これはだからお世辞でも何でもなく,やっぱり拓郎さんてね,すごいんですよ.僕はやっぱり日本では,歌の説得力っていったら,もう拓郎さんがやっぱりピカイチでしょ.
- 光一
- 拓郎さん.
- 剛
- 拓郎さん.
- 織田
- 本当にね,僕なんかはだから,拓郎さんみたいなタイプってすごいズルいなと思ってもん.だからほら,声出したとたんに説得力があるから.僕なんかいわゆるテクニック的にウマい人になりたいなぁと思ってたら,拓郎さんが歌ったら,ぜんぜんそっちのが強い.ズルいなぁと思ってたんですよ.
- 光一
- ♪ちょいとマッチを擦りゃあ〜.もうそれだけで「ちょっとマッチ擦ってみようかな」っていう.もう一ついきましょうか.
 - 織田
- はい.
- 光一
- 「数々の大ヒットソングを生み出してきた織田さんに質問です.どういうシチュエーションで曲が生まれるのですか?」.
- 織田
- 今でも覚えてるのがね,渚のオールスターズって昔,俺,TUBEと一緒にやってた時の,「Be My Venus」っていう曲があったんだけど,あれがね,たまたま渋谷で買い物してる時に出来たんですよ.で,その時はたまたまテレコとかも何にも持ってなくて,うちに電話して留守電に入れようと思って.それで,それがまたね,公衆電話がやけに混んでるわけよ.並んでんの.それで並んで間も忘れないように♪フフフンフン,フフフンフン〜って歌いながらさ.それでやっと自分の番がきて,「♪フフフンフン,フフフンフン〜」って入れてホッと.
- 光一
- 家に帰ったら「♪フフフンフン,フフフンフン〜」.
- 織田
- そうそう.
- 剛
- 「一件です,ピーッ」って.
- 光一
- そうですよね.もう一つだけいきたいと思います.
- 織田
- はい.
- 光一
- ラストです.「レコーディングなどで,よくストレスが溜まることかがあると思いますが,織田さんのストレス解消方法を押しえて下さい」.
- 織田
- うーん? やっぱり酒飲むことが一番ですかね.
- 光一
- お酒ですか.
 - 織田
- うん.俺ね,飲めば飲むほどに盛り上がりだしちゃうんです.だから,もう昼ぐらいになって,店の人間までみんな寝てても「起きろ!」って言って.
- 光一
- じゃあ,拓郎さんとはまったく別やね.拓郎さんは,「僕ちゃん帰る」って,帰っちゃうタイプなんで.
- 剛
- 拓郎さんはね.
- 吉田
- あの「やめなきゃいけないな」と思った時の「あと一杯」っていうのって,すっげぇ美味しいから,「死んでもいい」って思うもんね,あの時.すごい美味しい.その後わかんなくなっちゃうけどね,最近.
- 剛
- 死んだら飲めないですよ.
- 光一
- じゃあ,LOVE LOVEな歌にいきたいと思いますけども.織田さんのLOVE LOVEな歌でございますが.ジャカジャン.
- 織田
- ローリング・ストーンズですね.「HONKEY TONK WOMEN」です.
- 光一
- これはもう,けっこう誰もが耳にしている曲じゃないですかね.
- 織田
- けっこうね,もうロックの名曲中の名曲というあれですけどね.
- 光一
- それではスタンバイのほう,よろしくお願いします.
(C) FujiTelevision Network,Inc. All rights reserved.
|