#056
HomePageだけの特別編集版 所ジョージ編
- 所
- いや,今年は私ね,ラッキーな年なんですよ.タイガーウッズと一緒に回れるわ,吉田さんとお話はこうやって出来るわ,KinKiと会えるわ.
- 光一
- ありがとうございます.
- 剛
- 入れていただいてありがとうございます.
- 所
- いい年ですよ.
- 光一
- やっぱり拓郎さん世代ですか?
- 所
- ええ.その話します?あのね,もうずいぶん前の話ですよ,思い起こせば.それはもうロング・ロング・タイム.アゴーよ.
- 光一
- ロング・タイム・アゴー.
- 所
- 話が中学生の頃ですね,吉田さんのレコードを聴いてたのは.
- 剛
- 中学生.
- 所
- こうやって並べるとは.
- 光一
- あ,やっぱり思ってまいませんでした?
- 所
- あなたたちはね,ぜんぜん平気でしょ?
- 光一
- そうですね.いや,でも,そうですね.
- 所
- 失礼だよ,だいたい.
- 光一
- いや,みんなに言われるんです.
- 所
- 吉田さんも,もっと威張ってもいいですよ.
- 光一
- みんなに言われるんですよ,「拓郎さんに対して失礼だ」と.
 - 所
- だから,椅子が同じっていうのが腹立ちますね.吉田さんだけいい椅子にしなきゃ.
- 剛
- ああ,なるほどね.王様みたいな.
- 所
- そうだよ.
- 光一
- ああ,やっぱりこれからそうしますか,拓郎さん.
- 剛
- じゃあ,来週から王様みたいな.
- 光一
- はいはい,王様みたいな.
- 剛
- 手すりのとこにチーズとか置ける台とか付けて.
- 所
- あ,それいいね.そうすべきだね.
- 剛
- そういうの作りましょうか.
- 所
- それか,Kinkiが肩揉みながら番組始まるとか.そうすると見てて心地良いんだけど,私は.
- 光一
- けっこうみんなに言われるんですよ.
- 所
- そうなのよ.で,その頃吉田さんね,テレビ出てなかったの.
- 光一
- ええ.
- 所
- で,私,その頃からずっと聴いてるんですよね.それで,私,大学入って…,私一人でどんどん進めちゃっていいんですか?話.
- 剛
- ぜんぜん大丈夫ですよ.進めていただいて.
- 光一
- ぜんぜんどうぞ.
- 所
- まあ,私,ゲストですしね.
- 光一
- ゲストっていう形で出るの久し振りじゃないですか?もしかして.
- 所
- そうですね.
- 光一
- 番組に.
- 所
- 私は,吉田さんと本当はもっと話したいんですけど.
- 光一
- そうですね.拓郎さん,この場であんまり喋んないんですよ.
- 吉田
- いや,僕ね,本当に所ジョージさんには憧れの人なんです,本当に.
- 光一
- さっき楽屋でおっしゃってましたね.
- 所
- またあんなこと言って.
- 吉田
- いや,そんなこと言ってるんですけど.本当に.あのね,テレビとかで,僕はほら,お茶の間族ですから,テレビは見るものだと思ってるんですよ.出るもんじゃなくて.で,見てて,憧れる人って,そんなにいないんですよ,正直言って.
- 所
- このへんよく聞いとくようにね.
- 剛
- はい.
- 光一
- はい.
- 吉田
- 所ジョージさんは,いいなぁとか本当に思うんですよね.ああいうふうになりたいっていう人.
- 所
- その発言はいいですね.今日の最後に名場面で,もう一回ここ流そう.強くしよう,インパクトをな.
- 光一
- でも,僕らとしても,所さんみたいな大人になればいいなと思いますよ.
- 剛
- 僕もなりたいっスよ.
- 所
- そう?
- 剛
- 周りも多いですよ,友達.
- 所
- その発言いいね.みんなに言ってない?ここのゲストに.そんなことない?
- 剛
- それはないです.
- 光一
- いや,もう本当に.
- 剛
- 御一緒させてもらった時に,いろいろマウンテンボードとか教えてもらったじゃないですか.
- 所
- やっぱりものあげてるだけのことはあるね.
- 剛
- いや,もう本当に.
- 所
- いいねぇ.いいよ.
- 剛
- 周りも「いいなぁ,おまえ」って.
- 所
- あ,ものあげてるで思い出した,さっき番組始まる前に篠原が楽屋に来たんだよ.なんかものを「なんとかゲームやって負けたらこれちょうだい」とかいって,持ってっちゃったんだよ.
- 剛
- 何もってかれたんですか?
- 所
- ギター.
- 光一
- え!?ギター?
- 剛
- おい,あかんで.
- 所
- それで,あのギター,ずっとデビューした頃から使ってるから,もう20年以上使ってるギターなのよ.
- 剛
- ダメじゃないですか,そんな.
- 所
- 今日は貸してもらいますけどね,番組に.
- 光一
- それは視聴者にあげちゃうわけですか?
- 所
- それで私,ギターないから,今後,歌作るのにいろいろとね,支障が出てくるわけだよ.
- 剛
- ですよね.
- 篠原
- そうなんですよ。
- 所
- そこで,こうしよう.KinKiが,坂崎コウノトリっているでしょ,この番組に.知り合いだから.あいつからギターもらってきて.
- 剛
- 坂崎さんから?
- 所
- それで番組を丸く収めよう.
- 剛
- 丸く収めるんですか?
- 光一
- もらってそれを所さんに届ける?
- 所
- それを私に届けていただければ.
- 剛
- 坂崎さんがそれでOKなら.
 - 所
- いや,ぜんぜんOKだよ.吉田さん,これでいいですよね?
- 吉田
- 大丈夫でしょうね.
- 剛
- あ,話,丸く収まった.
- 所
- 丸く収まって良かった.
- 篠原
- あのギター,20万円するらしいじゃないですか.
- 所
- どうかな?もうちょっとするんじゃないかな?
- 篠原
- じゃあ,代わりにこれあげますよ.
- 所
- 「どうもありがとう」って言うか?
- 篠原
- なんですか?喜んで下さいよ.
- 所
- 言うか.どうもありがとう.
- 篠原
- とんでもないです.じゃあ,これあげます.
- 所
- 大丈夫.話は丸く収まったから.
- 篠原
- 本当ですか?坂崎さんのもらえるんですか?ギター.
- 所
- 私がね.
- 篠原
- 本当ですか?じゃあ,ぜんぜんどってことないですね,あのギター.
- 所
- ぜんぜん平気.
- 篠原
- じゃあ,あれあげちゃっていいんですか?本当に.
- 光一
- シノラーもなんかあげな.
- 篠原
- じゃあ,このウサギあげましょうか?
- 剛
- いらんっちゅうに.メチャいらんやん.
- 篠原
- ウサギもらっても嬉しいですか?
- 所
- じゃあ,嬉しいっていうことにしようか.
- 篠原
- じゃあ,これ背負ってください.
- 所
- かけるか?
- 篠原
- かけて下さい.
- 剛
- いいっスね,いいっスね.
- 光一
- いいですね.
- 篠原
- ほら.
- 所
- ふざけろ.
- 篠原
- 可愛い!! 所さん,若返りましたよ.
- 所
- 篠原.
- 篠原
- なんですか?
- 所
- 俺はね,ここ,近所だけど遊びに来てんじゃないんだよ!
- 篠原
- そんな怒らないで下さい.
- 所
- いちおう仕事にきてるんだから.
- 篠原
- あ,なるほど.働きに来てるんですね.
- 所
- まあ,いいや.このまま進めよう.
- 篠原
- 本当ですか?やったぁ! よく似合います.じゃあ,頑張って下さい.あと1時間.さよならー,篠原でした.
- 所
- あの調子で私のギターを持ってっちゃったの.
- 剛
- 持ってっちゃいましたか.
- 光一
- いや,でもあの,所さんっていうのは….
- 所
- お?なんだ?急に.
- 光一
- ミュージシャンなんですか?お笑いなんですか?
- 所
- あ,私?何だかなぁ?えぇと,歌作るけど.あ,20年売れないんですよ,歌が.吉田さん.
- 吉田
- はい.
- 所
- 私.
- 吉田
- ええ.
- 所
- かといって,まったく売れなければ次出せないじゃないですか.
- 吉田
- 本気で作ってるんですか?
- 所
- あら?本気ですよ.
- 吉田
- 本気でね.
- 所
- 本気で作ってるんですけどね.売れなければ,もう次出せないじゃないですか.けど,なんか売れないでもなく,次も出せるんですよ.
- 吉田
- 出せるっていうのは,いいことなんですよ.出せないんですから,普通.
- 所
- そうですよね.ここ,よく聞きなさいよ.
- 剛
- はい.
- 光一
- はい.
- 所
- 売れないんだけども,自分で言うのもおかしいですけどね,だけど次出せるわけ.で,売れないだけども,次出せるわけ.それを
20年続けるのは,難しいのよ.
- 光一
- それはどういったことで出せるんですか?
- 所
- 例え話にしないとマズいね,わかりやすく.桜餅って知ってる?
- 光一
- 桜餅知ってますよ.
- 所
- 葉っぱにくるんである,ピンク色でアンコの和菓子.あのお餅って美味しいじゃない.
- 剛
- はい.
 - 光一
- 僕,嫌いなんですけど.
- 剛
- 「好き」言うとけよ!
- 所
- 「美味しい」って言えよ! もう話,終っちゃったよ,今.続けようよ,話を.
- 剛
- 終ってまいますやんね.
- 光一
- 美味しい!!
- 所
- 君は司会なんだから.ゲストに合わせなきゃ.
- 光一
- 美味しいですねぇ.
- 所
- 「美味しい,美味しい」って言わなきゃ.
- 剛
- 美味しいですよね,桜餅.俺も大好きですよ.
- 所
- 美味しいだろ,桜餅.で,片方に大福があるわけだよ.で,大福のお餅って全部ついちゃってるじゃん,完璧に.あれはお餅として完全なわけだよ.で,アンコだろ.で,桜餅のほうは,まだツブツブが残ってるんだよ.あれ,半殺しっていうんだよ.ね.だから,私のやってるところは,まあいちおう半殺しだな.
- 剛
- 桜餅のようなっていうことですね.
- 所
- 美味しいだろ.
- 剛
- 美味しいです.聞くとすごくいい.
- 所
- 例え話良くなかったなぁ.なんかアドリブが乾いてきちゃった.すごいよ,「できたらウサギを外して下さい」.篠原出てきたとこ全面カットしようってんだろうな.突然あってもいいよ,私だから.あ,ダメ?あ,そう.これ,どうするかね?下に置いとく?
- 剛
- どっかゴミ箱捨てといて大丈夫.
- 光一
- まあ,いわゆる率直に言うと,売れないわけじゃないですか.
- 所
- あんまり「売れない,売れない」言わないで.いちおう本人は言ってるけど,多少は売れてるわけで.
- 光一
- ええ.それなのに出せるっていうのは,なぜ出せるんですか?
- 所
- まあ,誰かがうっすらと,「なんか売るんじゃないかな?」ってまだ思ってる人がい
るんじゃないかな.誰かが.
- 光一
- でも,楽しい歌多いですよね.
- 剛
- そうですね.
- 所
- 楽しいっていうか,自分でアルバムでき上がるでしょ.やってる時って夢中じゃないですか,意外と.で,自信持って出すじゃない.でもね,でき上がって時点でね,どうかしてるな,やっぱ.
- 剛
- どうかしてる?
- 光一
- どうかしてる?
- 所
- 「うちのCDは,なんかどうかしてないか?一体,いつ誰がどういうふうに聴くんだ?」と私も思う.
- 光一
- 拓郎さん,どう思います?そのへんは.所さんの歌.
- 吉田
- だから,所さんが今お考えになってる通りだと思いますよ.
- 所
- 今のとこは,流しても流さなくてもいいよ.
- 吉田
- だから,御本人とかスタッフの方たちが悩んでらっしゃることを,一般の視聴者の人も悩んでるんじゃないですか?きっと同じように.「いつどこで聴けばいいんだろう?」って.
- 光一
- 「買ったのはええねんけどなぁ」みたいな.
- 吉田
- すごく面白そうで,楽しそうで,良さそうな,でもどこで?っていうのもみんなも思って.
- 剛
- 逆に,別れたすぐ後に聴くと励まされるような気がするんですけどね.
- 所
- そう?
- 光一
- 別れた後に,そんなバラードなんて聴かずに.
- 剛
- あのね,バラード聴くともっといってしまったりとかするじゃないですか.そうじゃなくて,ぜんぜん関係ないようなものを聴けば,吹っ切れるような気はしますけどね.
- 所
- 要するにカウンセリングに使えと?
- 剛
- いやいや,そうじゃなくて.一種の励ましソングじゃないですか.
- 所
- 音楽として,なんかもうちょっといいこと言って欲しいんだけどなぁ.吉田さんが優れているのは,吉田さんっていうのはおかしいな,拓郎さんの優れているのはあれですよね,僕思うんですけど,季節と恋愛とか恋とか,ウマくつなげてるっていうか.
- 吉田
- むりやりこじつけてる.
- 所
- だからいいですよね,聴いててね.
- 吉田
- 汚いんですよ,生き方が.
- 所
- そうですか?
- 吉田
- ええ.僕,所さんに憧れてるのは,シンプルで空気もうみたいでしょ,なんか感じが.
- 所
- 私がですか?
- 吉田
- 結局,嫌なことはしないんでしょ?
 - 篠原
- しないです.
- 吉田
- それ,すごい,なんか.だから,恋愛とかは,もう奥様一すじ?
- 所
- そうですね.
- 吉田
- もうなんか六本木のそのへんのお姉ちゃんなんかいらないでしょ?
- 所
- あ,今はね,綺麗だと思いますよ,いろんな女の人.だけどね,なんだろうね?どう言ったらいいんでしょう?いろんなものを好きじゃないですか.ゴルフが好きだったり,車が好きだったり.他のものが面白くて,その順番に女の人が入ってこないんですよ,どうしても.
- 光一
- 他の趣味のほうが楽しくて.
- 剛
- なるほど.
- 所
- 忙しいのよ,なんか.
- 剛
- 趣味で?
- 所
- 仕事は忙しくないんだけど.
- 光一
- そうですか?例えば奥さんいらっしゃいますよね.お子さんと遊んででなんかあります?そういう.
- 剛
- なんか食い違いっていうか.
- 所
- うち?うちはね,皆さんなんか他人行儀っていったらおかしいけど,みんな友達みたいだからね.
- 光一
- いいですね.
- 剛
- そういうのいいですね.うちもう,オッさんと子供の関係ですからね.
- 所
- でも失礼だよ,うちの家族は.
- 光一
- 失礼ですか?
- 剛
- 失礼なんですか?
- 所
- ぜんぜん失礼.結局,ダイヤモンドをこんなとこで見てるようなもんだから.気が付かないのよ,私の輝きに.
- 吉田
- それはあるんだよ.それはある! それはあるよ!!
- 所
- ありますよね!
- 剛
- お!?吉田拓郎,激怒.それはありますか?
- 吉田
- それはある.
- 剛
- それはありますか?
- 吉田
- 妻たちはね,夫の偉大さを知らない.
- 所
- 知らないですよね.
- 吉田
- あんまり近くで見てるから.
- 所
- そう.輝きがわかんないのよ.
- 剛
- たまにはじゃあ,仕事場に呼んで.
- 所
- 少し遠目に見るべきなんだよ.
- 吉田
- そうそう.
- 所
- 遊んでると思ってるもの,だって私のこと.まあ,確かに遊んでるですけど.
- 剛
- でも,仕事する時は仕事してはりますもんね.
- 所
- でも,仕事って手応えはないぞ.
- 剛
- そうですか?
- 所
- 世の中にこんな仕事あるのか?だって.何を覚えるでもなく.いい仕事だね.
- 光一
- いや,でもこんなにテレビで喋れる人はいませんもん.
- 剛
- いないですもん.
- 所
- そうかね?
- 光一
- 所さんの位置にいる人って今いませんもん,やっぱり.
- 所
- やっとゲストって,そんな会話になってきたね.いい,いい.
- 光一
- じゃあ,このへんでLOVE LOVEなものにいきたいと.
- 所
- ロクなもの撮れなかったよ.
- 剛
- 何でもいいです.
- 光一
- なんでも.
- 所
- いや,でもすごいね,今こういうのね.あんまり興味なかったんだけど,便利だよね.
- 剛
- すごいですよね.便利ですよ,こういうの.
- 光一
- さあ,まずは?
- 所
- これは私の車です.
- 光一
- おお!
- 剛
- おお!
- 所
- こんなので感動してくれるの?嬉しいね.
- 剛
- だって,こんなん家にあったら普通ね,すごい.
- 所
- これね,不便なのよ.二人乗りなんだけど,トランクがないのよね.
- 光一
- 前がトランクじゃないんですか?
- 所
- 前が?君! 君!!
- 光一
- なんですか?
- 所
- じゃあ,エンジンはどこにあるんだよ!?君!!
- 光一
- いや,リアエンジンかなと思って.
- 所
- あ,なるほどね.だけど,前にあんな大きなトランクあったら,前に荷台のあるトラックじゃないか,それじゃあ.君!! スポーツカーなんだから.頼むよ.どういう司会者なんだろう?で,これはトランクないからゴルフバッグ乗らないのよ.
- 剛
- じゃあ大変ですね.
- 所
- なんかアメリカではウィークエンドカーなんて言ってるけど,どうも使い勝手悪いね.
- 光一
- これ,燃費も悪いですよね.
- 所
- いや,そうでもないよ.
- 光一
- そうですか?
- 所
- もうゲストだから君に合わせない.
- 光一
- いや,これ,リッター/2km走らないと思うんですけど.
- 所
- これね,オリーブ色に塗ったからね,なかなかいいんですよ.
- 光一
- 色いいですね.
- 剛
- カッコいいですね.
- 所
- オリーブに塗りたかったんですよ,これね.じゃあ次ね.これはね,あちのカミさんが乗ってんの.タイフーンっていうの.これ,早いのよ.テスタロッサより早いのよ.こんな形してて.カミさん飛ばすよ.早く捕まえて.
 - 光一
- テスタロッサより早いんですか?
- 所
- 警察見てないとこは飛ばしてますよ,やつは.
- 光一
- なんでそんな速いんですか?何かチューンナップされてるんですか?
- 所
- いや,タイフーンってもともと速いのよ,カミさんフェラーリも持ってるんですよ.あいつね,警察見てないとこでは飛ばしてますよ.捕まえて下さい.
- 光一
- そんな.自分のカミさんを.
- 所
- 本当にすごい飛ばすの.乱暴者で.子供が後ろで寝てたりするじゃないですか.すごい飛ばしてて.そんなことはなかなか言えないけど,すごい信じられないスピードでね.メーターで言うとすごいメーター,曖昧だけど.それで運転しててだよ,普通,手に汗握るとかってあるじゃない.ぜんぜん.もう後ろ見てるもん.
- 光一
- 危ないですね.
- 剛
- 途中,浮いたりしません?
- 所
- あのなぁ,車浮くまでのスピードってすごいよ.F1やってるわけじゃないんだから.
- 剛
- 車たくさんありますね.
- 所
- あるよ.これはキャバリエですね.
- 光一
- これはもうCMで.
- 所
- これに乗ってさ,うちの犬なんかが乗ってると,本当に驚くよ,一般の人は.けっこう感動してますよ.
- 剛
- 「コマーシャルと一緒なんだ」みたいな.
- 光一
- なるほど.
- 所
- これはTOYOYAさんやりましたよ.なにやったって,私が言った通りに改造してくれたじゃないですか.なかなかメーカーさんがそういうの,個人の話聞いたりとかね.
- 光一
- そうですね.
- 所
- だから,うちのバージョンは世の中に100台ぐらい走ってるんじゃないでしょうかね,これね.どんどんいきましょうね.これはね,うちのお子様の靴.生意気なのよ,うちの子供は.ジョーダンいっぱいもってるのよ.
- 剛
- ぼく,ジョーダン3足パクられましたよ.
- 所
- これはうちの物置.こっちの手前のベスパがですね,オードリー・ヘップバーンの頃のですね.これもエンジンかけただけで満足しちゃう.どんどんいきますよ.みんな,こんなたくさん撮ってくるの?
- 光一
- いや,ぜんぜんですよ.7枚あれば多いほうじゃないですか?
- 所
- みんな怠けものだなぁ.俺,全部撮らなといけないのかと思っちゃったよ.
- 剛
- 努力家ですよね,やっぱりそういうところが.
- 光一
- だいたいオンエアで使われるのは2枚ぐらいですから.
- 所
- おいおい.そうだよな.吉田さん,この番組,30分番組なんですよね?ひどい番組.ひどいよ.いろんな番組やってるけど,30分番組でだよ,収録が3時間4時間いつもかかってらっしゃるんでしょ?
- 吉田
- 2日かかってますよ,2日.
- 所
- ああ,すごい! そうですよね.私,テープもらいましたもの,歌の.で,吉田さんが歌ってるのあるでしょ.もう宝物になっちゃった.あれだけだから.
- 吉田
- だった30分よ.
- 所
- 吉田さんね,文句言ったほうがいいですよ.「おかしい」って.
- 吉田
- ぜんぜん聞いてくんない.
- 所
- 騙されてますよ,それ.テレビ局に.騙されてる.
- 吉田
- 僕,今日,所さんにさっきいろいろ聞いたら,いっぱいレギュラーやってて,時間いっぱい余ってて暇だっだっていうわけ.
- 所
- そうよ.
- 吉田
- まだ4〜5本レギュラー持てるっていうぐらい暇だって.
- 所
- だってね,今日昼間「目がテン」やってきたのね,日曜日の朝の番組.あれ,お昼過ぎに行って,2本,3時か4時に終っちゃうもん.お茶飲まなきゃ,もっと早く終っちゃうもん.
- 光一
- 朝早くから,ちょっと昼寝でもしようかなと思いません?
- 所
- え?あれ,30分番組でしょ.で,1本撮るのにそうですね,40分か45分だよ.
- 剛
- かなりいい撮り方をしてますね,それね.
- 所
- いいでしょ.だから,ここ来た時は驚いたよ,私は.
- 吉田
- もうここだけで1時間ぐらい喋ってない?さっきから.
- 剛
- ええ,喋ってるんじゃないですか.
- 所
- あのね,スタッフがね,信用してないですね,我々を.
- 吉田
- ああ.
- 光一
- すごい.まあだから本当ね,こうやってみてると,すごい本当にいろいろな趣味があって,本当に楽しそうだなぁと.
- 所
- いろんな趣味って,今2枚しか見ないだもん.たった2枚なんだもん.
- 光一
- いえいえ,今日は特別3枚!
- 所
- 3枚?3枚になったの?なに?それ.
- 光一
- これはガチャガチャマシーン・アルファです.
- 所
- あのね,この番組ね,こういう細かい企画が多いね.
- 剛
- そうなんですよ.
- 所
- もっと整理整頓したほうがいいよ.
- 光一
- 30分で歌3つ歌って.
- 所
- だから,これ宿題にして持って帰って,その日集まって30分で終る.
- 吉田
- それがいい.
- 所
- ほら.
- 光一
- じゃあ,言っといて下さい.
- 所
- あ,吉田さん,今日ね,一つお願いがあるんですけど.後で「恋の歌」って歌うじゃないですか.あの歌,すごい好きなんですよ.もらえないですかね?
- 吉田
- 何をあげるの?
- 所
- その「恋の歌」.今日以降,私が作詞作曲したって.どうでしょうか?これ,新しいんじゃないですかね?その代わりに私の曲,アルバムから10曲あげますよ.なんでも.
- 光一
- どうでしょう?拓郎さん.
- 所
- 1曲対10曲だもんね.
- 吉田
- それ,ぜんぜん考えてもみなかった企画で面白いですね.あげればいいんでしょ?
- 所
- 今後まだ歌います?
- 吉田
- いや,歌いません.
- 所
- 歌わないですよね.そうしたら私がそれを歌うと.
- 吉田
- わかった.今日限り.
- 所
- 今日限り,私が作詞作曲したと.
- 吉田
- わかりました.今日限り僕の曲じゃありません.
- 光一
- ほんまですか?それ.
- 剛
- すげぇ.
- 所
- 来た甲斐があるね.
- 吉田
- あれもう著作権協会に登録してもらって,所ジョージで.
- 所
- それいいですよね,それね.だって,本人がこうおっしゃってます.私 僕はもう,放棄します,あれ.
- 所
- もらってばっかりで悪いんで,私の曲10曲なんでもいいですから.
- 吉田
- ありがとうございます.選ばせて下さい.
- 所
- もう,どれでも10曲もってっていただいて.
- 吉田
- はい,わかりました.いただきます.
- 光一
- 意外な展開が.
- 所
- 良かった.言ってみるもんだね.
- 剛
- 言ってみるもんですね.
- 所
- こんだけすごい話なのに,まだこれやるの?これ.
- 光一
- やるんですよ.じゃあ,回して下さい.
- 所
- 回すの?
- 光一
- いろんな質問入ってますから.「趣味に莫大なお金をかけている芸能人No.1の座を,大橋巨泉さんと争ってるという評判の所ジョージさんに質問です」.
- 所
- 争ってないよ.どういうんだよ?その並びは.
- 光一
- 「そんなにお金を使って,奥様からクレームはないのでしょうか?」.
- 所
- 私?だってお金使ってないもん.
- 光一
- 使ってるじゃないですか,さっきの見てたら.
- 剛
- 車とかなんかいろいろ見てたら.
- 所
- 何を言ってるの.うちのカミさんのが使ってるよ,なんか.
- 光一
- そうですか?
- 所
- すごいでこと言うんだよ,うちの方は.
- 剛
- どんなことをおっしゃるんですか?
- 所
- とても買えないような,カタログの表紙になるようなダイヤモンドとかあるじゃない.何千万とか,億に近いような.「買って」とか言うんだよ.「あのね,私の小遣いじゃ買えるわけないでしょ」と.で,それ以降,「ダイヤの一つも買ってくれない」とか.買えねぇだろ,だったこれって,とか.で,嫌味でそれ切っちっゃたりして.
- 光一
- なんか楽しそうな家族ですね.
- 所
- あ.そう?うちは楽しいですよ.
- 光一
- 本当,楽しそうですよ.
- 所
- 相当楽しいうちですよ.
- 剛
- いいですね.
- 所
- あ,趣味にお金?かけてるね.
- 剛
- かけてますよね.
- 所
- これが毎年ね,税金の季節になるとカミさんにバレるんだよ.恐いね.
- 剛
- 恐い?
- 所
- 恐いよ.そうすると,お小遣いからローンで返さないといけないんだよ.
- 光一
- そうなんですか.
- 所
- 嫌んなっちゃうよ.どんどんなくなっちゃうんだよ,小遣いが.
- 光一
- じゃあ,溜めればいいじゃないですか,あんまり使わないで.
- 所
- 溜まらないね,お金ね.
- 光一
- やっぱり使っちゃう?
- 所
- 使っちゃうね.
- 光一
- まあ,お金は使うためにあるんですよね.
- 所
- でも,そんなに皆さんが思うほど高いものは買ってないですよ.
- 光一
- そうですか?
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