#051
HomePageだけの特別編集版 吉田拓郎編
- 光一
- さあ,というわけで今夜のゲストは吉田拓郎さんです.
- 剛
- どうぞよろしくお願いします.
- 吉田
- どうも.よろしくお願いします.
- 剛
- なんか,いつもとはちょっと違った雰囲気なんですけども.
- 光一
- ね.
- 剛
- 拓郎さん,もうお茶,減ってるじゃないですか.
- 光一
- スタンバイ中に全部飲んでしまったんですよ.
- 剛
- 早いですよね.で,なんでTOMも減ってるんですか?
- Bro.TOM
- 負けたくないですよ.
- 光一
- 今日はですね,ホスト役としまして,今日はTOMさんにも司会を.
- Bro.TOM
- いらっしゃいませ.
- 剛
- いや,そういう意味じゃないんですけども.今日はあれですね,TOMさんネクタイが三つも.
- Bro.TOM
- 今日はそうそう.YouもYouも一つでアーッハッハッ,アハハ.
 - 光一
- なんですか?
- Bro.TOM
- 拓郎さん,今日は失敗ですよ.
- 剛
- 失敗ですか?
- Bro.TOM
- 今日ゲストというのは.
- 光一
- 拓郎さん今日はゲストですよ.
- Bro.TOM
- これは失敗です.今,楽屋がどれだけ楽しいか.森高さんとあの部屋に一緒にいるわけですから.
- 吉田
- 僕もいたいです.
- Bro.TOM
- 向こうですよね.
- 吉田
- ええ.
- 剛
- あ,それがあったんですね.
- Bro.TOM
- 僕思うんですけど,この関係を見てて,拓郎さんもしかして一番年下の友達じゃありません?今.
- 吉田
- そうですよ,もちろん.
- Bro.TOM
- すごいてですよね.
- 吉田
- 一番年下っていうか,この年代の友達いませんよ.
- 光一
- そうですよね.
- Bro.TOM
- ですよね.見てて,友達として付き合ってますよね.
- 吉田
- なんか,すごく可愛がってもらってるんですよ.
- 剛
- いやいや.
- 光一
- 逆ですよ.
- 剛
- 僕らが可愛がってもらってるんですよ.
- 光一
- 拓郎さんから電話とかかかってきたりするんで.「光一くぅん」って.ほんまに嬉しいんですよ.
- Bro.TOM
- 拓郎さんから電話がかかってくるってすごいことだよ,それ.
- 剛
- すごいことですよね.
- 光一
- 吉田拓郎っていう人からかかってくるっていうのは.
- 剛
- すごいことですよね,周りの人からしたら.
- 光一
- そうですよ.
- Bro.TOM
- それに,その年代にかけない.
- 光一
- 「今,天国なんだよ」っていつも電話かかってくるんですけど.
- Bro.TOM
- でも,ずいぶん年齢差があって友達になるわけですよね.
- 吉田
- 間がいないんですよ.
- 光一
- 間.
- 吉田
- だから30代の友達ってあんまりいないですね.
- Bro.TOM
- あの,なんて言うんですか?若いのが年を取ったものに気を遣うような付き合い方ってありますよね.パワーが必要じゃないですか.やっぱり年齢がいったものも若いものに対して,少しパワーが必要ですよね.
- 吉田
- ただほら,TOMさんも御存じのように,ここの二人はすごい優しいですから.
- Bro.TOM
- そうでしたっけ?
- 吉田
- え?
- Bro.TOM
- あ,そうです.すごく優しいです.
- 吉田
- すごく優しく接してくれるから,僕たちもすごい嬉しいんですよね.だから一緒にいて,なんか幸せを感じているっていう.
- 光一
- ほんまですかね?
- 剛
- じゃあ,結婚しましょうか?
- 吉田
- そろそろ一緒にお風呂入ろう.
- 剛
- はい.じゃあ,箱根あたり温泉行った時に一緒に入りましょうか.背中,流しますよ,僕.
- 吉田
- 恥ずかしいね.
- 剛
- マジでしましょうか?
- 光一
- テレビって基本的に嫌いですよね?
- 吉田
- ええ,苦手ですよ.
- 光一
- なんでこの番組出よう思うたんですか?
- Bro.TOM
- 真面目に聞きたいですよね.
- 光一
- ええ,聞きたいですよね.
- 吉田
- まぁ,きくちさんていう人の情熱にほだされた.
- 光一
- この番組のプロデューサーですよね.
- Bro.TOM
- なんか,僕らとしては,矢沢永吉さんがドラマに出たのと同じぐらいのショックだったんですよね.
- 光一
- ショックなんですか?
- Bro.TOM
- ね.わかるよね,イメージとして.矢沢さんがドラマに出て「ボス」って言った瞬間,「あれ!?」って首傾げたのと同じように,「え!?拓郎さんがテレビに出てる」って感じがしたんですよね.
- 吉田
- まあ,いいんじゃないでしょうか.
- Bro.TOM
- 僕もいいと思います.
- 光一
- 今はどうですか?後悔してます?
- Bro.TOM
- 「後悔してるか?」って,おまえ,変だぞ,質問が.
- 光一
- いやいや,後悔してんのかな?思うて聞いたんですけど.
- 吉田
- いや,すごい幸せを感じてね.
- 光一
- なら良かったです.
- 吉田
- 毎週だから,ここでみんなに会えるのが楽しみですよ.本当に.
- 剛
- でも本当,この番組は楽しいですよね.
- 光一
- そうそう,そう.なんか他の番組にはない雰囲気があるんで.
- 吉田
- 他の番組知らないんですけど,ここしか知らないけども,ここは楽しいですね.
- 剛
- ここはすごい楽しいとこですよね.
- Bro.TOM
- なんかあれですよね,ゲストを迎えてる番組,僕はこれを楽屋で見てるじゃないですか.ゲストを迎えてる番組とは思えないような拓郎さんの仕草というのが,おかしくてしょうがないですよね.
- 吉田
- あ,そうですか?
- Bro.TOM
- 拓郎さんがよくやる仕草なんですけどね,ゲストの方によってなんですけど,「そう言えばね」って身を乗り出してる時と,反対側を向いて腕を組んでる時と.
- 剛
- ありますよね.
- Bro.TOM
- 「LOVELOVEなものですか,はい」.もうすごい好きなんですよ,あの仕草の全てが.
- 吉田
- いや,悪気はないんですよ.
- 光一
- わかりやすいんでしょうね.
- 吉田
- 僕,単純でしょうね.
- 光一
- かなり乗り出す時と,ぜんぜんそっぽ向く時と.
- 吉田
- いや,そっぽ向いてんじゃないの.
- 剛
- 恥ずかしいんでしょうね.
- 吉田
- なんか,そういうことかな.
- 光一
- 恥ずかしい?
- 吉田
- いや,まあ,本当のこと言うと,時々,話がわかんなくなるんですよ.
 - 剛
- あ,そういう時は逃げると.
- 光一
- 意識が朦朧としてるんですか?もしかして.大丈夫ですか?
- 剛
- ちょっと救急車の準備しといてくれます?
- 光一
- 毎回呼んどかなね.
- 剛
- いちおう呼んどかへんとね.
- 吉田
- 本当にね,そういう感じかな.ボーッとして,「何だろう?俺」とかそういう感じで.
- Bro.TOM
- その時って必ず焼魚のこととか考えてるんですよね.焼魚っていったらずっと.それが顔に見えてて嬉しいんですよね,見てて.
- 吉田
- 「焼魚」って言いそうな感じする?
- Bro.TOM
- 「焼魚,焼魚」って.
- 吉田
- 焼魚好きなんですよ.
- Bro.TOM
- よくそういう話題になるものね.
- 剛
- なりますもんね.
- 吉田
- ふっと言われて,今も焼魚食べたくなりますね,すごい.大根おろしで.いま,秋刀魚が美味しいよね.
- 光一
- 秋刀魚がね.秋ですからね.
- 吉田
- 食べたいね.今日,秋刀魚食べに行こう.
- 剛
- これ,バラエティで言うような話じゃないですよね.
- 光一
- ほんまにもう,普通の.
- 剛
- 前室でもOKな話ですよね.
- 吉田
- ああ,そうね.
- 光一
- ちょっとこれ,見てみたいのがあるんですよ.
- 剛
- ちょっとね,ここで皆さんにね,トークも弾むだろうと思うんで.
- 吉田
- ちょっと待てよ.
- 剛
- これはですね,拓郎さんの一番最初のレコード.
- 光一
- デビューレコード.拓郎さん,なんですか?これ.これは何歳ぐらいですか?
- 吉田
- 二十歳ぐらいじゃないかな?
- 光一
- 二十歳ぐらい.ちょっと髪の毛もね,かわいらしい感じで.
- 剛
- 渋いですね.
- 光一
- ちょっとなんか,昔の長瀬に似てませんか?TOKIOの.ほら.ね.
- 剛
- 似てるね.じゃあ,続いてこれ.
- 吉田
- 勘弁して下さいよ.
- 剛
- 渋いですよ,これ.「とっぽい男のバラード」.とっぽい男ですよ.
- Bro.TOM
- みんな歌えますね,僕.
- 光一
- 続いていきましようか.
- 剛
- 続いて.これ見て下さいよ.「ギターなんか弾かねぇよ!!」って.
- 光一
- ちょっと奥田民生さんに似てませんか?
- 剛
- ね.似てらっしゃいますね.
- 吉田
- 高校のね,高校が一緒なんですよ,奥田君は.
- 光一
- あ,そうなんですか.
- 吉田
- 後輩です.
- 剛
- ミュージシャンっていう感じですね.続いてなんですが,これは可愛らしいです.
- 吉田
- ちょっとおまえなぁ.
- 光一
- 嫌ですか?ね,こういうレコードがあったんですよ.
- 剛
- あったんですね.
- 光一
- さあ,続いてはLOVELOVEなものにいきましょうか.
- 吉田
- はい.
- 光一
- 拓郎さん何を撮ってきたんでしょうね.
- 剛
- 楽しみですね.
- Bro.TOM
- すっげぇ嬉しい.見れる,これ.
- 剛
- 拓郎さんのLOVELOVEなもの.
- 光一
- 手?
- 剛
- 手?
- 光一
- これは誰の?
- 吉田
- あのね,この番組ってほら,皆さんも御存じのように男のスタッフもたくさんいらっしゃいますけども,女性のスタッフがすごく多い.
- 光一
- 多いですよね.
- 吉田
- で,裏のほうでいっぱい頑張ってくれてる女の人の力が大きいっていうことを声を大にして言いたいんです.こういう女性たちがこの番組を支えてるっていうことをですね,今日は紹介したいと思って.で,手はなんでかっていうと,時々酔っ払って,手を握っててくれるんです,みんなが.
- 剛
- あ,そうなんですか?
- 吉田
- ええ,すごい嬉しいんです.手は行きがかり上しょうがない.
- 剛
- なるほど.
- 吉田
- 女性陣を紹介したいんですが,一人一人は知っていると思うんですが.この方が有名な,米倉さんのマネージャーです.
- 光一
- ええ,そうですね.
- 吉田
- 今,少し気分的に入ってます,僕.
- 光一
- え?
- 剛
- 少し入ってる?
- Bro.TOM
- いい感じですよね.素敵な感じの人ですよね.
- 吉田
- 知ってるじゃないか.
- Bro.TOM
- 僕もいい感じの人だなぁと思って.
- 吉田
- いや,よくね,リハーサルの時なんか,この人を見ながらリハやってると励みになるよ.「今日も頑張ろう」って.
- 剛
- 「今日も頑張ろう」と思うんですか.
- 吉田
- 米倉にも頑張ってもらいたいけれども,マネージャーにも頑張ってもらいたい.何ていう方でしたっけ?
- Bro.TOM
- 米倉のマネージャーじゃないですかね?
- 光一
- わかりやすい.
- Bro.TOM
- 僕も詳しくはわからないんですが.
- 吉田
- その通りでした.
- 光一
- 中山さんです.
- 吉田
- 中山さんです.
- 光一
- 続いていきますか?
 - 吉田
- はい.
- 光一
- また手ですね.
- 吉田
- かなりボヤッとした手ですけども,これも気持ちのいい手ですね.この人は誰でしたっけ?
- 光一
- シノラーのマネージャーさんですね.
- 吉田
- 誰でたっけ?っていうのは変ですよね.これは篠原さんのマネージャーの中村さんですね.この人も篠原さんを支えてね,本当にいいお酒を飲む人です.
- 剛
- 酒,強いですからね.
- 光一
- すごい酔っ払ったらなんか.
- Bro.TOM
- ベロベロ.
- 吉田
- 明るいですよ.これ,吉田建さんがこの人好きなんですよ.「ナカムー,ナカムー」って可愛がってますけど.
- 光一
- 「ナカムー」って皆いってますね.さあ,続いては.全部これじゃないですか.
- 剛
- 手から始まるんですね.
- 吉田
- 手が大事ですよ.
- 剛
- 手が大事になんですね.
- 吉田
- ええ,ギター弾きにとって手は命.
- 剛
- 命ですからね.
- 光一
- これは誰でしょうか?
- 吉田
- これはね,武部さんのマネージャーの吉田さんていうんです,この人.二十歳だよ.
- 剛
- 二十歳ですか?
- 吉田
- なったばっかだよ.そんな人をマネージャーに付けてるの,武部さんて.
- Bro.TOM
- いいですよね.
- 吉田
- 人買いに近いよね.
- 光一
- 拓郎さんも若い女の人をマネージャーにしたら.
- 吉田
- 僕,ダメだな.すぐ変なことになっちゃうから.僕,人間がめちゃくちゃルーズだから.
- 剛
- ルーズなんですか.
- Bro.TOM
- この方は本当に武部さんだけに優しくていい方ですよね.
- 吉田
- 本当にね.
- Bro.TOM
- これだけ人数がいて,お茶出した時は,少しは出してくれたっていいと思うんだけど,武部さん以外には出さないっていう,あの姿勢が素晴しいですよね.
- 吉田
- 武部用のお茶っていうのを持って歩いてますからね.
- Bro.TOM
- もう,素晴しいです.徹底したところが.
- 吉田
- 徹底した武部だね.
- Bro.TOM
- すごいです.
- 吉田
- 女性が多いね,でもね.こう見るとね.
- 光一
- 多いですね.これ,誰の手や?これ.
- 剛
- これ,飛ばして大丈夫なんじゃないですか?
- 光一
- これ,いらんなぁ.
- 吉田
- ええ,もう.
- 光一
- あ,戻りましたね.
- 剛
- 手だけでしたね.
- 吉田
- ええ,手だけでした.
- 光一
- ジャーン! 篠原でぇす.
- 剛
- すごいアップやねん.
- 吉田
- これはさっき本当にKinkiの二人もおっしゃってたように,僕らの気持ちを和ませてくれたりとか.
- 光一
- そうですね.
- 剛
- 元気ですよね.
- Bro.TOM
- 本当に和ませてくれたり,ちょっと暗い時にすげぇ落ち込ませてくれたり,いろいろしてくれますね.両極端な人ですよね.
- 吉田
- あの,本当にね,死にそうになってる奴の首を締めてるような.
- Bro.TOM
- あります,あります.
- 光一
- でも,これで終りなんですけども,大事なカヨちゃんが入ってないですね.
- 吉田
- だから…….
- 剛
- あのね,まあ,今日は拓郎さんがね,ゲストじゃないですか.
- 光一
- そうですよ.
- 剛
- だからですね,今日は特別に.
- 吉田
- 来てるっていうこと!?
- 剛
- ということなんですよ.
- 吉田
- 馬鹿な!!
- 光一
- え?え?
- 剛
- 奥さんのカヨさんです! どうぞ!!
- 光一
- え?マジで!?
- 剛
- いやいや,来てないですよ.
- 光一
- なんや!?びっくりした!!
- 吉田
- おい!! よせぇ!!
- 光一
- いや,ほんまビビってたで.
- 吉田
- いや,愛妻家なんですよ.
- 光一
- そうですよね.
- 剛
- 今,拓郎さんもびっくりしてるけど,テレビ見てる奥さんも「え?私?」ってびっくりしてるゆろうね.
- 光一
- そうやね.
- Bro.TOM
- でも,すごい勉強になりました.人間て,リアクションってそういう取り方なんだって.想像してたものと違ってましたよ.
- 光一
- さあ,続いてガチャガチャマシーン・アルファいきましょう.
- 吉田
- あ,それ,どうやるんですか?
- 光一
- これを拓郎さんに回していただきましょう.「大きくなったら僕も拓郎さんのように,銀座や六本木のクラブでお姉ちゃんと遊ぼうと思っていますが」.いや,「僕も」って誰やねん!?おまえは.
- 剛
- この文でいったらおまえやな.
- 光一
- 俺か?「その楽しみがうまく想像できません.なにが楽しいんでしょうか?その醍醐味を教えて下さい」.
- 吉田
- はい?
 - 剛
- その六本木に行ったり銀座に行ったりする理由というか.
- 光一
- それは,何が楽しいか.
- 吉田
- 例えばここでこうやって,あることないこと喋ってるでしょ.で,やっぱりいろんな人の目とか気にして生きてるでしょ.すごく緊張してるんですよ.で,違う環境に戻りたいんですよ,早く.それには一番いいのはうちに帰るのが一番いいんだけども,おうちに直接帰っちゃうと,おうちに持ち込みそうな感じがするんですよ,なんかこういうのを.
- 剛
- その自分を.
- 吉田
- それはだから,奥さんとはそういう感じじゃないふうにいたいので,その前にちょっと.
- 剛
- 発散して?
- 吉田
- いや,違う女の人とちょっと話したいっていうのがあるんですよ.
- Bro.TOM
- そういう関係じゃいたくないので,他の人とちょっとやっぱり?
- 吉田
- ええ.
- 剛
- そういう理由があったんですね.
- 光一
- いや,まあ,いいんだか悪いんだか.
- 吉田
- 単純に言うと,そんなことしちゃいけないっていう話もあるんですけども,僕はしてるんです.だから,ちょっと横道に一旦入って,で,本道に戻ったほうが,おうちに帰ったほうが健康的で.
- 光一
- そうなんですか.
- 吉田
- 「さあ,また来週Kinkiと頑張ろう」っていう気になるんですよ.
- 光一
- まあでも,その最中に「今は天国なんだよ」って電話かかってきますからね.
- 剛
- 「光一くぅん」って.
- Bro.TOM
- 面倒臭くないですか?女の子がいちいちそばにきて,「え?拓郎さんですか?」とかなんか言われるのって.
- 吉田
- すっげぇ嬉しい.
- Bro.TOM
- そうなんですか?
- 光一
- 嬉しいですか?
- 吉田
- だって僕,正直言って奥さんそんなことしてくれないもん.
- Bro.TOM
- あ,膝のとこに手を置いたまま,ずーっと顔を見て話を聞いてくれたりとかでしょ.
- 吉田
- う,うるさいなぁ!!
- 光一
- なに楽しくなっちゃってるんですか?
- Bro.TOM
- ずーっとこうやって膝に手を置いて,「うん,うん」とかね.
- 吉田
- って奥さんしてくれる?
- Bro.TOM
- いや,してくれないですけど,僕,ダメなんですよ.その,なんかやらなくちゃいけない脅迫観念が.
- 吉田
- なるほど.
- Bro.TOM
- だから,フィリピンパブとかのが好きになっちゃうんですよ.
- 吉田
- 僕も好き.
- Bro.TOM
- あ,フィリピンパブ好きですか?
- 吉田
- 大好き.
- Bro.TOM
- あの無表情さが好き.
- 吉田
- もうね,能面のようですよね.
- Bro.TOM
- で,お客さん同士と従業員の人が来た時の変り目が.「イラッシャイノ,コンニチハ.**************(タガログ語もどき).ビール********.イラッシャマセノ」.あれがいいですよ.
- 光一
- へぇー,そんなんなんですか.
- 吉田
- すっごいよくつかんでる,今の.
- Bro.TOM
- ですよねる
- 吉田
- ええ,本当に.
- Bro.TOM
- ふあれが好きなんですよ.
- 吉田
- タガログ語ね.
- 光一
- 行ったことないからなぁ.
- 吉田
- わかんないんだよね,タガログ語って.だから,女の子同士でタガログ語で話されるとぜんぜん.
- Bro.TOM
- 「****************ビール********3本********」.
- 吉田
- そうそう.
- 光一
- なんでちょっとずつ日本語があるんですか?
- 吉田
- いや,ちょっと入ってるの,わかることが.
- 剛
- あ,ビールとか.
- 吉田
- うん.「ビール」とか「こいつ」とか入ってるんだけど,その前後はぜんぜんわかんないんだけど.
- Bro.TOM
- 「******スケベヨ**********」.
- 吉田
- そうそう.本当,そう.すごいなぁ.やっぱりTOMさんすごいね.すごいつかんでるなぁ.
- Bro.TOM
- じゃあ,今度一度フィリピンバーに一緒に.
- 吉田
- ええ,行きましょうね.
- Bro.TOM
- 行きましょう,行きましょう.
- 吉田
- 今日行きましょう.
- 剛
- 今日行くんですか?
- 吉田
- 今日,秋刀魚食った後,フィリピンバーな.
- 光一
- そうなんですか?
- 吉田
- メチャクチャだなぁ.
- Bro.TOM
- どっかに秋刀魚の美味いフィリピンバーってないですかね?
- 吉田
- ああ,そうか.
- Bro.TOM
- 「サンマノ******」.ないかな,そういうとこ.
- 光一
- さあ,それではLOVELOVEな歌に行きたいと思うんですが.拓郎さんがLOVELOVEな歌というのは,やっぱり自分の歌ですか?
- 吉田
- ええ,えぇとですね,え?ねぇ,話,聞いたんだったら,俺のほう向いててくれる?俺,どこ向いて話しゃあいいんだよ.聞いた後,ちゃんと付き合ってよ.
- 剛
- いや,ちょっとその前にですね……….
- Bro.TOM
- 「その前に」じゃなくて,こっちの話をまとめてからにしろよ.おまえら人の話聞いてねぇなぁ,もう.
 - 剛
- 他の人に……….
- Bro.TOM
- 進めるなよ! だから先に.
- 剛
- 書いた曲をですね……….
- Bro.TOM
- まったく.
- 剛
- ジャーンなんですけども.
- Bro.TOM
- なんじゃ?そりゃ.
- 剛
- これは森進一さん.「襟裳岬」ですね.
- 光一
- これは拓郎さんがね,書いた.
- 吉田
- はい.
- 剛
- これ,マッチさんですね.
- 光一
- マッチさんにも書かれてるんですね,拓郎さん.
- 剛
- 「マッチです!」っていう感じですね.
- 光一
- これもレコード大賞を獲りましたね.
- 吉田
- 知りません.
- 光一
- 知らないんですか?
- 吉田
- ええ.
- 光一
- そして,「僕笑っちゃいます」.
- 剛
- 「僕笑っちゃいます」.風見信吾さんですね.若いですよね.
- 光一
- これも拓郎さんが.
- Bro.TOM
- 「これもそうなんだ」って思ってるよ,みんな.
- 剛
- これ,コントでやりましたけどね,僕ら.
- 光一
- やりました,やりました.僕,コニタンやりました.
- 剛
- そしてこれがキャンディーズ.
- 光一
- キャンディーズ「アン・ドゥ・トロワ」.
- 剛
- 「アン・ドゥ・トロワ」ですね.
- 吉田
- 「アン・ドゥ・トロワ」ですね.
- 剛
- そして「狼なんか恐くない」.石野真子さんですね.
- 光一
- 「狼なんか恐くない」.
- 剛
- すごい女ですねぇ.絶対恐いじゃないですか,狼なんて.
- 吉田
- 俺,石野真子かと思ったよ.俺,今,石野真子って人がすげぇ女なのかと思っちゃった.
- 光一
- これ,詞を書いたのは誰ですか?
- 吉田
- これは阿久悠さんという人です.
- 光一
- これは拓郎さんじゃないんですか.
- 吉田
- ええ.僕,そんな詞書けません.
- Bro.TOM
- 拓郎さんが「狼なんか恐くない」.
- 剛
- 続いて松本伊代さんですね.
- 光一
- 松本伊代さん.
- 剛
- 「恋のバイオリズム」.
- 光一
- いろんな方に曲を提供して.
- 吉田
- ちょっと嫌な予感がするなぁ,おい.
- 剛
- 次いってみましょうね.
- 光一
- さあ,きましたねぇ.
- 吉田
- なんで?その「さあ,きましたね」っていうのは.
- 光一
- いやいや,いや.
- (浅田美代子さんのSPが出る)
- 剛
- そしてこれが,かまやつひろしさん.TOMさん,これは何に似てるんでしたっけ?
- Bro.TOM
- かまやつひろしさんで,銀河鉄道999.
- 光一
- 鉄郎に.
- 吉田
- 本当だ.
- 剛
- 「メーテル,メーテル!」っていう感じですよね.
- 光一
- 拓郎さんの今日のLOVELOVEな曲は?
- 吉田
- ええ,この「我が良き友よ」っていうのを,今日は僕ゲストでしょ.
- 剛
- そうです.
- 吉田
- ゲストなんですけども,LOVELOVEオールスターズのみんなで歌おうっていう感じで.
- 剛
- いいですね.
- 吉田
- 武部さんがアレンジしてくれて,森高さんも一緒にですね,全員で歌うという.
- 剛
- 全員でこの歌を.
- 吉田
- ですから僕,ゲストのような気がしないんですよ.ぜんいんが歌うんですもん.
- 光一
- いやいや,あんたが大将ですよ,今日は.♪あんたが大将〜.まあ,これも拓郎さんが書いた曲ですよね.やっぱり自分の曲がLOVELOVEですか?
- 吉田
- ええ,僕,人の曲は大嫌いです.
- 光一
- そうなんですか?自分の曲がやっぱり一番LOVELOVEだと.
- 吉田
- ええ,すいません.
- 光一
- いえいえ.僕も好きですもん,拓郎さんの曲.
- 剛
- あのね,TOMさんとも話してたんですよね,昨日.
- Bro.TOM
- 急に言うなよ,何の話してたんだ?
- 剛
- 昨日,帰りの廊下で「拓郎さんの声はすごく独特で真似しようと思ってもできないな」っていう話をしてたんですよね.
- Bro.TOM
- できない.
- 光一
- すごく落ち着くんですよね,聞いてたら.
- Bro.TOM
- 説得力があってすごくてね.僕ね,君らがね,この番組見て僕,君らに本当に「ありがとう」って言わなくちゃいけないことがあってね.ありがとう.
- 光一
- いや,何なんですか?何なんですか?
- 剛
- 何なんですか?
- Bro.TOM
- それはね,僕らが例えば吉田拓郎さんというのは,すごい崇拝してる場所にいた方を,君らが,変な言い方なんだけどね,普通の地面にもう一回戻してくれた.
- 光一
- それ,いいことなんですかね?
- Bro.TOM
- すっごい良いことだと思うの.地面に.拓郎さんてぜんぜん近付けなかったりして,話が出来ない人だったのが,君らのおかげでみんなが「もう一回吉田拓郎の歌を聞くぞ」って,なんかね,すごい君らにね,感謝の気持ちを込めて,チュッ!!
- 光一
- そんなチューされても.
- Bro.TOM
- 本当にそう思ったの.なかなかどうしてもほら,どんどんどんどんいくじゃない,カッコいい人はどんどん.それを君たちがね,「やってくれたな」っていう気がして.それで調子乗ってね,「拓郎さん,お願いします,曲書いて下さい」って言っちゃったら,「俺は人には書いたことないけど,TOM,じゃあ書いてやるよ.TOM,おまえが詞をかくんだろ?」って言われた瞬間に真っ白になってずっと書けないの,1月も詞が.でも,君らのおかげ.チュッ!チュッ!チュッ!チュッ!
- 剛
- そんな連打されても.
- Bro.TOM
- ジュテーム,ジュテーム.
- 吉田
- ジュテームね.
- Bro.TOM
- もう今ね,前室で立ち上がって「まだかよ?」って言ってると思うから.
- 光一
- そうですね.
- Bro.TOM
- だいたい向こうでやってることはわかってますから.
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