#046
HomePageだけの特別編集版 河村隆一編
- 光一
- はい,今夜のゲストは河村隆一さんです.よろしくお願いします.
- 河村
- よろしくお願いします.
- 光一
- 先ほど,いきなりコケそうになってましたけど,大丈夫ですか?
- 河村
- リハーサルではバッチリなんですけどね.
- 光一
- まあでもあの,皆さん御存じの通りですね,LUNASEAで,今はソロ活動としてやってらっしゃるわけなんですけど.何を笑ってるの?
- 剛
- なんか,今,面白かったと思うんやけどね.なんかみんなついてこないね.
- 光一
- 大丈夫.後でSEでちゃんと笑い足してくれるから.
- 剛
- テロップとか入ってね.
- 光一
- そうそう.
- 剛
- それやったら大丈夫ですよ.
- 光一
- 今日,おまえがおかしいやろ.
- 剛
- ちょっとね.なんか今日おかしい.
- 光一
- 今日おかしいね,あなたね.
- 剛
- でも,僕あれですよ,LUNASEA聴いてましたよ.
- 河村
- あ,そうですか.
 - 剛
- カラオケでも♪ROSIER〜って歌ってましたよ.
- 河村
- ありがとうございます.
- 剛
- でも,あそこ速くて歌えないんですよ.♪タラタ,タラタ,タラ,タター,タータ〜っていうとこ.カラオケに行っても♪タラタ〜になっちゃうんですよ.友達と一生懸命歌ってましたよ.
- 河村
- ありがとうございます.
- 剛
- やっぱり誰もついてこないねぇ.
- 光一
- 今日ちょっとおかしいね.まあ,今はソロ活動としてやってらっしゃるんですけども,LUNASEAはもともと二つのバンドが固まって出来たんですか?
- 河村
- えぇと,ベースのJとギターのINORANがやってたバンドっていうのがLUNACYっていうバンドで,高校生の頃からやってたバンドが一個あったんですよね.それとギターのSUGIZOとドラムの真矢がやってたバンドっていうのがまた別にあって.で,みんな4人とも地元が一緒なんですよ,ほとんど.で,その二つがくっ付いて.僕はちょっと外れてるんですけど,まあ同じ神奈川は神奈川なんですけど,町田のプレイハウスっていうところでみんなと出会って,かすごいカッコいいバンドだなって思って.で,最後に僕が入ったっていう.
- 光一
- けっこうバンド同士の対立とかっていうのはないんですか?
- 河村
- うーん?
- 光一
- まあそれが合体したわけですからね.
- 河村
- どうなんだろう?まあ,僕はくっ付いた時はリアルタイムでそばにいなかったからわかんないけど,けっこう学園祭とかでやるような感じだから,仲良かったんじゃないですかね,わりと.
- 光一
- あ,そうなんですか.拓郎さん,そのへんどうなんですか?バンド同士ってけっこう仲良いもんですか?
- 吉田
- それはちょっと聴かれてもわからない話しですよね.人によって違うんじゃないでしょうか.
- 光一
- なるほど.でも,LUNASEAはすごいじゃないですか.
- 河村
- 髪形とか?
- 光一
- 今はソロ活動として,河村隆一さんとして,今,完全に素の状態ですよね.で,まああの,河村さんもまたLUNASEAに戻るわけじゃないですか.
- 河村
- はい.
- 光一
- また活動を開始するわけじゃないですか.髪形とかも戻るんですか?
- 河村
- でも,当然どんどんカッコよくなってかなきゃいけないと思うんですよね.だから,ソロになった時も,ある種,一個のチャレンジだったし.で,またLUNASEAが動き出す時には,5人が昔を忘れちゃうぐらいもっとカッコいいものを作るっていう.だから,どういうふうになるかは,今ははっきりは,形的なことは言えないけど,その時カッコいいと思うことをやりたいなと思って.
- 光一
- いいですね.考え方がね,KinkiKidsとぜんぜん違うね.
- 剛
- 違うね.僕ら流れるままにやってますからね.
- 光一
- 拓郎さんはギター持ちながら髪の毛立てたりしないんですか?
- 吉田
- ええ,ちょっと足らない.
- 剛
- いや,でも昔はバァッとね.
- 光一
- 昔はスフィンクスのように.
- 剛
- ヘッドバンキングして揺れるようなね.
- 吉田
- ちょっと今は.また生まれ変わったらやります.
- 光一
- そうですか.まあでも,LUNASEAはいつ頃最活動っていうのは,まだぜんぜん決まってないんですか?
- 河村
- うん,あの,僕,今年の2月なんですよ,ソロでデビューしたの.それでだいたい秋口には戻るっていう約束だったんで,本当にもうすぐですね.
- 光一
- じつは,ぶっちゃけた話,「戻りたくないよぉ」って思ってます?
- 河村
- あのね,LUNASEAってどんどんどんどんぶつかりながら新しい形に自分たちでも驚いていくバンドなんですよ.だから,もしLUNASEAっていうジャンルがあって,「こうやらなきゃいけない」っていうのがあったら,きっと戻りたくないと思うんですけど.出会ったらまた,みんな違うところでソロ活動してるんで,いろんな刺激を受けて帰ってくると思うんですよね.で,ぶつかった時に何か火花みたいなものが散るじゃないですか.それが多分,次の音になると思うし,見せ方になると思うから自分でも楽しみなんですよね.ただ,一つだけけ言えるのは,僕らがいつも何を作るかわからない.だから,いつも自分たちに対して不安だし,どんなふうにぶつかるかわからないっていつも思ってるから緊張感があるんですよね.
- 光一
- メチャメチャカッコいいことですね.
- 剛
- 俺らもそういうふうにいこうか.
- 光一
- ちょっと遅いな,もう.似合わへんね.
- 剛
- 語り口調もこういうのじゃなくて,なんかもっと「神」とかそういう言葉を.で,そう,「神」も「god」って言わなあかんねん.英語で言わなあかん,全部.
- 光一
- 英語でね.ファンの皆さんを何て言ってるんでしたっけ?LUNASEAとしては.
- 河村
- いちばん強く言うのは,メンバー.客席もステージの上も変わらない.みんなで一緒に作っていくものだからっていう言い方をしてるんですけど.オフィシャルファンクラブがあって,それはスレイヴっていう名前を付けてるんです.
- 剛
- スレイヴね.カッコええなぁ.
- 光一
- スレイヴって僕らは言えませんね,やっぱり.
- 剛
- やっぱりそういう,LUNASEAっていうグループだから言えるんでしょうね.
- 光一
- そうでしょうね.
- 剛
- KinkiKidsが「スレイヴ」言うたら,引くもんね.
- 光一
- 引く,引く.
- 剛
- みんな「どうしたんやろう?」みたいな.
- 光一
- でも,河村さんてけっこう,さっきのリハーサルの時とか話してみると,そういうイケイケのロックバンドには思えないんですけどね.
- 河村
- 僕ね,何人かの自分がいるような気がするんですよね,体内に.
- 光一
- 体内に何人かの自分が?
- 河村
- だから,プチッってキレると,一気に噴き出して.だから,ロックやってる時っていうか,まあそれもべつにロックだとかニューミュージックとかポップスとか分けること自体がすごく不自然だと思うんですけど,ステージに足って自分のメッセージを真剣に歌おうって思ったら,やっぱりどっかプチッてキレて.もう自分の体内からね,想いみたいのが噴き出してるんでしょうね.だから,それが激しいとLUNASEAみたいなバンドに見えたりとかするのかなと思って.
- 光一
- なるほど.拓郎さんはプチッとキレて♪僕の髪が!!!〜みたいなのないですか?
- 剛
- いや,でもライヴビデオとか拓郎さんの見せてもらってたら,なんか普段拓郎さんと喋ってるとすごいおとなしい人やなっていう印象あるでしょ.でも,やっぱりギター持ってライヴやると,やっぱりなんかすごい人が変わりますよね.
- 光一
- ミュージシャンやもんね.
- 剛
- やっぱりあるんでしょうね,そういう.僕らでもなんて言うんですか?ステージ上がったらまあ,変わるでしょ,やっぱ.
- 光一
- うんうん.
- 剛
- ある程度なんて言うんですかね?さっきの台詞じゃないですけど,もう一人の自分がいるんですよ.
- 光一
- 君が言うても,あんまり様にならないね.
- 剛
- いやいや,みんなね,僕がこんなにペラペラ喋る関西人やとお思いでしょうがね.
- 光一
- だいたいその時点であかんもんな.
- 剛
- 僕が家に帰ると,おまえ,俺のクールな顔知ってるやろ.
- 光一
- っていうか,今日もおまえ,ちょっとキメて来たふうやけど,あんまり様になってへんで,これ.ちょっと河村さんに対抗しよう思ったん?
- 剛
- 違うねん,違うねん.髪の毛がな,ちょっと今中途半端やねん.本当はLUNA SEAにしていこうかな思うたんやけど.でも,こういうクールな僕を知らないでしょ.まあ,手に持ってるのはウーロン茶やねんけど,知らんでしょ.
- 光一
- まだ18やからね.
- 剛
- みんな知らんからね.
- 光一
- ドラマもやりましたよね?
- 剛
- そうですよね.
- 光一
- どうでした?ドラマは.
- 河村
- あの,ずっと歌だけ歌ってきて,特にライヴハウスから上がってきたんで,とにかくライヴハウスの場合,一人でも多くの人の目を見ようと思って.で,目が合うとやっぱり説得力って増すと思うですよね.
- 光一
- 目を見るんですか?
- 河村
- ライヴの時はね.出来るだけ目を合わせたり.でも,ドラマの場合は,こう喋ってたらいきなりそばにカメラがあったりとか.
- 光一
- ええ,そうですよね.
- 河村
- 決してカメラに向かって喋るっていうことないじゃないですか.
- 光一
- ないですね.
- 河村
- っていうことは,自分の普段をすごく冷静な目で覗き見されてるようなところにカメラがあるわけですよね.だから,カッコ付けるとカッコ付けただけバレちゃうんですよね.「あ,カッコ付けてるな」「貧乏症だな」って見えちゃう.
- 光一
- 「芝居してるんだ」っていうのが見えちゃいますもんね.
- 河村
- だから,どれだけナチュラルでいられるかっていうのは,すごい難しいことだなって思って.
- 剛
- ナチュラルは難しいですよね.
- 光一
- 確かにね,キスシーンとかする時でも音声さんすぐそばにいるからね.
- 河村
- 本当,そうですよね.
- 剛
- あれは嫌ですね.
- 光一
- メチャメチャすぐそばに人がいますから.
- 剛
- そんなキスなんてメチャメチャプライベートなことですよ.それがもう何人ものスタッフが見てるわけですからね.
- 光一
- そうそう,そうですよ.
- 剛
- それを無視して自分を作って.大変ですよ.まあ,僕はあんまりキスシーンないですけどね.
- 光一
- キスシーンてありました?
- 河村
- キスシーンないです.
- 光一
- ないですか.
- 剛
- キスシーンね,多いんですよ,光一.
 - 光一
- 多いんですよ.でも,きっとドラマやり続けると,河村さんは絶対多いと思いますけどね.
- 剛
- 多い顔してますね.
- 河村
- あ,顔があるんだ.
- 剛
- みんな言いますもん.やっぱり女の人の肩に手を.やっぱり似合いますもんね.
- 光一
- メチャメチャ似合いますよ.
- 剛
- 僕,なんでなんでしょうね?この顔イケてないかな?うちのヨウコは「ちょっと男らしくなったね」って褒めてくれたんですけどね.
- 光一
- 拓郎さんもドラマとかやってましたけど,どういった役をやられてました?
- 吉田
- 僕は通行人が多いですね.そこをたまたま通ってたっていうやつが.
- 光一
- 通行人てエキストラじゃないですか.
- 吉田
- 僕,あの,ダメですから,そういうのぜんぜん.歩くだけです.
- 光一
- そうですか?でもドラマはやってましたよね.
- 剛
- でも,なんか拓郎さんの芝居って見たくないですか?
- 光一
- 見たいねぇ.
- 吉田
- 最低だよ.ぜんぜんダメ.
- 剛
- メチャクチャ悪な役を.
- 吉田
- いや,もう僕ぜんぜんダメで.
- 剛
- 「おめぇよぉ!」とか.
- 吉田
- いや,「おめぇよぉ!」なんて言わない.
- 剛
- 拓郎さんはなんて言うんですか?
- 吉田
- 「君さぁ」.
- 光一
- 拓郎さんから見た河村さんてどうですか?
- 吉田
- 素晴しいですね.昨日もリハーサル来てもらって,なんか風のような人だなぁと思ってたんですよ.それで,今日はリハーサルを楽しく.素晴しい人ですよね.
- 河村
- ありがとうございます.
- 吉田
- あの,爽やかな.
- 光一
- なんか考え方はT.M.Revolutionさんに似た面はあんねんけど,河村さんのほうが説得力がある.
- 河村
- え?西川君?
- 剛
- ええ.西川君が「神に近い存在でどうのこうの」って言ってましたけど,みんな笑うからね,そこで.
- 光一
- なんか河村さんが言うと笑えないですね.「おぉ,そうか」って聞いてしまいますからね.
- 河村
- けっこう普通なんですけどね,普段ね.
- 光一
- そうなんですか.まあでも,本当に話しても本当に笑顔で話すしね.
- 剛
- なんかね,すごい良いお兄さんって感じですよね.
- 光一
- うん,そんな感じするね.
- 剛
- ロックの,ロックっていうか,そういうガァーッってやってる人って怖いじゃないですか.
- 河村
- イメージがね.
- 剛
- 初対面とか,けっこうなんか「よろしくお願いします」「おぅ」みたいな.でも河村さんはニコッって笑って「あ,お願いします」って言うてね.昨日も気遣っていただいて,いろいろ.
- 河村
- いえいえ.
- 光一
- なんか嬉しかったよね.
- 剛
- ありがとうございます.
- 河村
- でも,けっこう喋ると,真剣に音楽やってる人間っていうのは,多分すごい真面目な人が多いと思うんですよね.お酒飲んじゃって自分がわかんなくなっちゃう人いっぱいいますけど.
- 吉田
- …………….
- 剛
- まあまあ,いっぱいいますからね.
- 河村
- あ,俺,言っちゃいけないこと言っちゃいました?
- 吉田
- いや,いっぱいいるんでしょ?
- 剛
- いっぱいいますよね,そんなね,拓郎さんね.
- 吉田
- いっぱいいますよね.
- 剛
- いっばいいますよ.
- 吉田
- 僕だけっていうことじゃないでしょ?
- 光一
- とんでもございませんよ.じつは泉谷さんとかもメチャメチャいい人ですしね.
- 剛
- すごいいい人ですよね.みんな怖いって思いはるけど.
- 光一
- まあでも,やっぱり女性にモテますよね?
- 河村
- どのぐらいがモテるって言うんですかね?
- 剛
- 「カッコいい!!」っていう.
- 光一
- 眼差しがね.今も客席からね.あれですよね?サーファーですよね?
- 河村
- 波乗りもやります.
- 光一
- これまたモテる秘訣じゃないですか.
- 剛
- カッコええですやん.
- 河村
- でも,海に行くとみんな言うんですけど,本当に波ばっか見て波乗りしてすぐ帰っちゃうんですよね.友達と大勢で行くと,みんなでバーベキューとかして帰るんですけどね.あんまり海で女の子見たっていうのは,いっぱいいるんだろうけど,「可愛い子いるなぁ」とかいって見ることはないですね.
- 光一
- もう波乗りに夢中っていう.メチャメチャ夢中.
- 河村
- 波乗りとかはやらないんですか?
- 剛
- やらないですね.
- 光一
- あれ,乳首とれません?僕たちやったことないんですけど.
- 河村
- 裸でやってるとね.
- 剛
- それはちょっと河村さんに聞かれへんやろ.西川君には聞けるけど.
- 光一
- いや,聞いたことがあるんですよ,とれるって.
- 剛
- でもね,ハゲますよ.僕,ボディボードやったことがあるんですよ.あれね,一回オーストラリア行った時に.
- 光一
- やってたね.
- 剛
- で,すごい楽しくてずっとやってたんですよ.そしたらね,次の日からね,乳首ヒリヒリしてきて.もうなんか可愛い乳首がね,どないしたんやろう?っていうぐらい.で,次の日バンドエイド貼ってやったんですけど.
- 河村
- わかります,わかります.お腹とかもね,ラッシュガードって着ないとやっぱりボロボロになりますよね.で,膝とかね.
- 剛
- 波乗りやってる人はカッコいいもんな.
- 河村
- でも,やったんだったら,もうぜひぜひこれからもやったほうがいいですよ.
- 剛
- 出来ますかね?
- 河村
- うん.
- 光一
- 波乗りね.
- 剛
- 僕,一回溺れてますからね,海で.
- 光一
- 溺れてるからね,ほんまにね.
- 剛
- 一回溺れてますからね.
- 光一
- でも,あんまりサーファーっていうイメージはないんですよね.
- 河村
- でも,休みの時はもう絶対海に行くか.身体動かすことがすごい好きなんですよね.だから楽屋とかでも,いつも筋トレとかしたりしてるんですよ.
- 剛
- 健康ですね,
- 光一
- 素晴しいですね.ちゃんと野菜を食って筋トレして.
- 河村
- 食生活はね,さすがにね,あんまりあれですけど.外食が多いかな.
- 剛
- 白身を食べた後にやると付きますよ,筋肉.
- 河村
- 白い筋肉でしょ?白筋ですよね.
- 剛
- 白筋ガァーッて付きますからね.
- 光一
- というわけで,LOVELOVEなものにいきたいと思います.こちらのデジタルスチルカメラで.
- 河村
- はい.
- 光一
- 何ですか?これ.
- 河村
- これはね,女の人のうなじですね.
- 光一
- うなじフェチですか?
- 河村
- いやいや.今回はね,とりあえず,ここに出られた方もいろんなもの撮ってきて.
- 剛
- ええ,いっぱい撮ってきましたよ.
- 河村
- で,僕の周りでスタッフの人とか,友達とか,いっぱい僕を支えてくれてる女性の方々の.この人はモデルの人なんですけどね.
- 剛
- うなじ君ですやん.
- 光一
- じゃあ,今度「うなじ」っていう歌作りません?
- 剛
- それはちょっと説得力ないんちゃう?「うなじ」っていうのは.
- 河村
- イタリア語でうなじとかわかったらカッコいいかもしれない,曲名.
- 光一
- うなじってイタリア語で何て言うんでしょう?
- 河村
- わかんないけど,多分カッコいいんじゃないかな.
- 光一
- あえてイタリア語で.
- 河村
- いや,一回ね,「空」っていうタイトルで考えた時に,「チェロ」って.「チェロ」っていうとぜんぜん空っていう感じしないでしょ.
- 光一
- しないですね.楽器のイメージがあります.
- 河村
- だから,すごいカッコいいなと思って.
- 光一
- で,なんでうなじなんですか?
- 剛
- うなじが好き?
- 河村
- うーん?なんかね,この後いっぱいまだ女性の手とか入ってるんですけど.
- 光一
- いいですねぇ.いろいろ入ってらっしゃるんですか.
- 剛
- じゃあ,どんどんいきましょか.ちょっと語りましょか.
- 吉田
- 早く見たいね.
- 光一
- じゃあ,いきましょう.
- 河村
- はい.
- 剛
- 手,手,手,手.
- 光一
- 手,手,手,手.これ,なんて言うんですかね?
- 剛
- 鎖骨近辺?鎖骨2丁目とか.
- 河村
- 次いきましょう.手ですね.
- 光一
- 手.ドアを握る手.ピアノを弾く手.
 - 河村
- これはね,僕が好きで着ているハワイにあるサーフチームのシャツ.
- 光一
- 今日も着てましたね.
- 河村
- はい.
- 光一
- あ,また手がきましたね.
- 河村
- 手ばっかですね.で,これは,弓.
- 剛
- バイオリンの?
- 河村
- そう.ずっとコンサートでカルテットの人たちがいたから.
- 光一
- 手フェチですか?
- 河村
- っていうか,女性の手ってすごくか弱くって,なんか壊れちゃいそうだけど,男よりいっぱいいろいろなもの作れるじゃないですか.これがサーフボードですね.これで最後.だからね,女性の手ってね,やっぱり最初音楽とかも,やっぱり男のほうがすごく上手でとかって思ってたんだけど,最近は女性のミュージシャンにもすごく上手な人がいたり.なんか考え方とか感性がちょっと違うのかなって,すごくね,女性なりのアイデンティティを感じたんですよね.それから女の人ってすごいなと思って,女の人の手っていいなぁと思ってね.
- 光一
- まあ,女の人で男の人の手が好きっていう人も多いですけどね.拓郎さんは手はどうですか?
- 吉田
- 女の人の手ってすごいセクシーですよ.本当に.手を見てるだけで興奮する.
- 光一
- 手を見てるだけで?
- 吉田
- うん.よくこの番組終わった後にメンバーたちとお酒飲みに行ったりするじゃないですか.そうするとメンバーたちのマネージャーの人とか,いろいろいらっしゃるじゃないですか.けっこう女性マネージャーって最近多いんですよ.
- 河村
- 多いですよね.
- 吉田
- もうみんな手が素晴しい.で,それを見ながらずっと毎晩幸せな夜を.すごい綺麗,女の人の手って.もう妄想がたくましくなるね,手を見てるだけで.幸せだなぁ,僕は.
- 光一
- 手ねぇ.
- 剛
- 何をしてる時の手が?
- 吉田
- 何でもいい.
- 剛
- ふっと,ポンッと置いた手とか.
- 吉田
- 置いた手もいいし.まあ,トイレから出て来た時の手も綺麗だし.本当に手って妄想をたくましくするのね.女の人って,やっぱりすごい大きいよね,男の人にとって存在として.
- 剛
- 大きいでしょうね.
- 光一
- それはありますよ.
- 吉田
- いろんな意味で.だから,すごいなんか「ああ,女の人いなかったら不幸だな」とか.いくらLOVE LOVEオールスターズがいい奴らでも,やっぱりあいつらだけじゃつまんない.マネージャーがいないと.
- 光一
- いや,シノラーがいるじゃないですか.
- 吉田
- シノラーの指って見たことないもん,まだ.
- 光一
- あ,そう言えば.なんかいろいろ付けてるから見えないんですよね.
- 吉田
- あ,そうですよ.彼女はね,指見えない.
- 剛
- シノラーどこいった?
- 光一
- シノラーおるか?
- 篠原
- いますよぉ.
- 光一
- ちょっと来て来て.
- 篠原
- はーい.どうぞ,お茶を.
- 剛
- 河村さん,このシノラーの手は?
- 篠原
- はい,どうぞ.
- 河村
- やっぱり可愛いですよね.
- 篠原
- いやぁ,何を言うんですかぁ!?照れますよね.手です,今日から.
- 光一
- 今日から手なんや?どうですか?シノラーは.
- 篠原
- どうですか?
- 河村
- すごい可愛いと思いますけどね.
- 篠原
- あ,本当ですか.たまらないですか?ホッホッホ.
- 光一
- 自分の女に出来ます?
- 河村
- うーん?でもね,飽きないでしょうね,一緒にいたらね.
- 篠原
- 話しをウマくこう.
- 光一
- ウマくね.
- 篠原
- 素敵ですね.今日は皆さんスーツでお出ましで.
- 光一
- そうよ.
- 篠原
- ワイルドな感じなんですよ.剛さん.で,光一さんがカジュアルな着こなし.
- 剛
- カジュアル?
- 篠原
- で,隆一さんが正しい着こなし.拓郎さんはマダムな.
- 剛
- マダムな?
- 篠原
- お年を召した方がどれだけお洒落をできるかっていう,素晴しいですよね.手,見ましたか?どうですか?篠原の手って.
- 吉田
- 可愛いね.
- 篠原
- この前でも,拓郎さん,このまえ高中さんのライヴに篠原行ったんですよ.16歳の女の子に電話番号教えてたんですよ.すごいですよね.で,篠原には教えてくれないんですよ.もうウホウホしちゃって.そんな拓郎さんは嫌だぁ!! (と言いつつ去る)
- 光一
- マジで焦ってますね,拓郎さん.まあでも,拓郎さんね,まあ女性は好きでしょうけども.
- 剛
- 幅広いですから.
- 光一
- 河村さんも好きですか?女性は.
- 河村
- うん.いないとやっぱりダメですよね.
- 光一
- やっぱりいないとダメですかね.
- 河村
- 本当に思うんですけど,好きになってる時のパワーってすごいなと思いますよね.
- 光一
- 女性を愛している時の自分.
- 河村
- 独りぼっちでいると,もう時間がメチャクチャ長くて.夜中とかも,何していいんだろう?とか思うんだけど,誰か好きな時っていうのは,あっと言う間に時間が過ぎていくから.
- 剛
- 詩人ですね.
- 河村
- 詩人かな?
- 光一
- いいですねぇ.カッコいいです,ほんまに言うこと一言一言がね.じゃあ,ガチャガチャマシーン・アルファにいきましょう.ああ,腰痛ぇ.さぁ,それではこれを回していただいて.何が出るかわかりませんけども,いろんな質問が入ってるんで,それに答えていただきたいなと.
- 河村
- はい.
- 光一
- さあ,何が出るでしょうか.「いわゆるビジュアル系アーティストとしてNo.1の河村隆一さんですが,案外身体を鍛えることが好きな河村隆一さんに質問です」先ほども言ってらっしゃいましたね.「これから始めてみたい,きっと始めればモテモテになれる注目のスポーツは何ですか?」.
- 河村
- これからですか?
- 光一
- ええ.
- 河村
- えぇと,去年ずいぶん出遅れてるんですけど,去年一回山に行ってスノーボードやったんですよね.で,インストラクターの人についててもらって滑ったんですけど,僕はぜんぜん滑れなくて,ただ落っこちるように下まで降りてったんですけど.
- 光一
- でも,波乗りとぜんぜん違います?
- 河村
- 違いますね.
- 剛
- 感覚が違うでしょうね.
- 光一
- 違うんですか?
- 河村
- 違いますね.それで,あれが上手に出来るようになったらね,きっといいだろうなぁと思って.
- 剛
- あれは楽しいですよね.
- 河村
- けっこうやるんですか?
- 剛
- たまに.面白いでしょ?
- 光一
- 僕はあの,仕事で行ったやん,スノーボード.僕,スタッフとトランプやってた.空き時間に.
- 剛
- 俺だけやっけ?あれ滑ってたの.ああ,若くないなぁ,君.トランプかい?
- 光一
- ちょっとね.拓郎さんはスノーボードは?
- 吉田
- 僕ね,スキーとかサーフィンとかね,結局そこへ行って帰ってくるわけじゃない.で,また行かなきゃいけないわけじゃない.あの行くっていうのが面倒なんだよね.
- 光一
- ああ,それ,わかりますわ.
- 吉田
- スキーとかって,わざわざ上まで行ってあっと言う間に降りてきて,また苦労して上がってくんでしょ.それ,報われない気がするんだよ,僕は.
- 光一
- 登るほうも時間かかりますもんね.
- 剛
- それはそうですよね.
- 吉田
- それを考えるだけでね,億劫になっちゃう.
- 光一
- そのへんはどうなんですか?
- 河村
- まあ,確かに言われると,ただ降りてるだけですからね.
- 光一
- サーフィンにしても,波が来るまでいけないわけじゃないですか.
 - 河村
- でも,サーフィンの場合は,毎回,例え同じ場所にいても,来る波が全部違うんですよ,一個一個.だから,一個一個出会いがあるわけだから,突然大きい波がやってくることもあれば,ぜんぜん乗れないような波もやってくるし.そういう意味ではすごい神秘なんですよね.常に体験することが変わっていくんですよ.
- 光一
- 波との出会い.
- 剛
- あれ,ガァーもまれて気が付いたらパンツなかったっていう,そういうのはないですか?
- 河村
- でもね,みんな腰ではくじゃないですか,今.で,僕27インチぐらいなんですよ.28だとすごい大きくて腰ではいてるんですよ.で,一回,頭ぐらいあるけっこう大きなのに乗った時に,紐がほどけてて,気が付かなくてずっと乗ってたのね.で,なんか膝に当たるんですよ.で,「何かな?」と思ったら自分のトランクスが当たってて.「ヤバい,ヤバい」とか思いながらはいて.
- 光一
- もうフランフランしてたんですか?
- 剛
- ね.
- 光一
- ね.そんな,河村さん.
- 剛
- でも,それを周りで例えば誰かが「河村隆一おい!!」みたいなね.大変なことですよね.
- 光一
- それは大変なこっちゃ.
- 河村
- 最近はね,海に行ってもみなさん「見てるよ」とか言って下さるんでね.あんまりね,サーフィンもね,長くやってるんですけど,そんなべつに上手なわけじゃないから.楽しむ程度だから,けっこう最近ね,真剣にやらないと格好つかないなと思ってるんですけどね.
- 剛
- そういうのありますよね.
- 光一
- 周りの目もありますもんね,やっぱりね.さあ,それでは続いてお願いします.
- 河村
- はい.
- 光一
- 「シャワーを浴びた後に裸のままワイルドに牛乳を飲み,その牛乳がツツツと胸を落ちる姿が似合いそうな河村隆一さんに質問です」.長いっちゅうねん,これ.
- 剛
- 長いな,これ.
- 光一
- はよ質問入れっちゅうの.「最近,俺ってカッコいいかも,って思ったことはありますか?それはいつ,どんな瞬間でしたか?」.
- 河村
- ちょっとネタ変えたほうがいいですよね.プライベートってだいたいサーフィンがボクシングのジムに行くことが多いんで.
- 光一
- あ,ボクシングやってらっしゃるんですか.
- 剛
- ボクシング.
- 河村
- 2年ぐらいですけど.
- 剛
- 渡嘉敷さんが言うてはりましたわ.
- 河村
- あ,そうですか.
- 光一
- 顔もバンバンいくじゃないですか.
- 剛
- 楽しいですか?ボクシング.
- 河村
- でも,スパーリングまでは出来ないですよね,こういう仕事して.
- 光一
- ボクシングジム,2回だけ行ったことがあるんですよ.ドラマでボクシングやるあれで練習させられて.なんか最初は本当に鏡を見てフォームだけを作るんですよね.
- 河村
- そうです,そうです.
- 光一
- 今,どういうふうなことをやってらっしゃるんですか?ボクシングでは.
- 河村
- まず柔軟して,シャドーボクシングして,それからサンドバッグ叩いて.その後だいたいトレーナーにミット持ってもらって.で,やる時は誰か練習生の子かトレーナーとマスボクシングっていって,基本的には当てない.
- 剛
- 寸止めみたいな.
- 河村
- うん,寸止めみたいな感じでずっとやって.で,間に筋トレとかもするんですけど,最後また軽くシャドーして上がる.1時間半ぐらいのメニューなんですけどね.
- 光一
- すごい健康的にもいいんでしょうね.
- 河村
- そうですね.で,ボクシングで3Rも叩いてるとけっこう息上がるんですよね.
- 光一
- ああ,それはそうですよね.
- 河村
- 3R,4Rって本当に目一杯どこまで叩けるかって,だんだん慣れてくると手を抜くのも覚えて軽くやっちゃったりとかもするんだけど.それで自分ができないことが出来た時っていうのは,「あ,ちょっと強くなったかもしれない」って.逆にボクシングやってるとすごい自分の弱さも知るから,弱さを一個克服できたっていうのが,すごくなんかもしかしたらカッコよくなったかなって.
- 光一
- ああ,なるほど.
- 剛
- 拓郎さんはボクシングなんかどうですか?
- 吉田
- いや,僕は自分の身体をいたわって生きてますから.
- 剛
- 拓郎さんが極真空手とかやってたらすごいですよね.セット壊して.
- 吉田
- 激しいことは.
- 剛
- 控えめに?
- 吉田
- ええ,控えめに.
- 剛
- なるほど.
- 光一
- 河村さんは車も好きらしいですけど.
- 河村
- 好きですね.
- 光一
- 自分乗ってる時に「俺,カッコいいゼ!!」とか思いません?
- 剛
- マニュアルですか?
- 河村
- はい.
- 剛
- 自分がシフトチェンジしてる時の,俺のさばきはカッコええな,みたいな.それ感じたことないですか?
- 河村
- いや,あんまり.車はけっこう改造っていうか,モディファイするのが好きなんですよ.だから,どんどんどんどん自分の理想の形にしていっちゃうんで.まあ,乗ることも好きなんですけど,結局,公道って制限速度決まってるし.
- 剛
- 河村さんが自分の愛車に乗ってる写真もあるんですけど.これなんかメチャクチャカッコええですよ.「どうだい?僕と海にドライヴ」みたいなね.
- 光一
- ほんまにそんな感じやな.
- 剛
- そんな感じですよ.
- 光一
- カッコいいじゃないですか.
- 剛
- いいですね,こういうの.
- 光一
- 河村さんにとって車って何ですか?
- 河村
- 僕は,ミニカーを集めてたちっちゃい頃と同じような心境で.そう言いながらも,収入の9割ぐらいは車に注ぎ混んでるんですけど.
- 光一
- あ,そうなんですか.
- 河村
- ボクシングもサーフィンもお金かかんないんで,ほとんど.最初にちょっと揃えちゃえば.ほとんど車なんですけど.人にある時は見せられるものだし,なんか歌を歌って見せてもらったお金だから,そういうのがいいのかなと思って.なんか本当にミニカー集めるみたいな気持ちなんですよね.あんまり深く,細かくブレーキいじったりいろいろしてるんですけど,もっとすごい車っていじくってるところありますよ.
- 光一
- 最初に乗った車って何ですか?
- 河村
- 一番最初はね,軽自動車ですよ.
- 光一
- 軽自動車?
- 剛
- 軽自動車?
- 河村
- うん.
- 光一
- 軽トラみたいな?
- 河村
- いやいや.
- 光一
- 軽自動車,やっぱりそれはお金的にも?
- 河村
- そうですね.当時は10何年前だろう?お金が本当になくて,スタジオ代をどう稼ぐかっていうのでね.
- 光一
- あ,バンド.
- 河村
- で,例えばライヴハウスが週に5本入っちゃうと,だいたい月って4週ぐらいしかないじゃないですか.で,練習もしなきゃいけないんですよね.そうするとスタジオばっかになっちゃって,バイトできなくなっちゃうんですよ.それでも僕らはお陰様でライヴハウスが満タンになるようなバンドだったんで,月に4本5本てライヴをずっとやってたんですよね.そのたびに毎回リハーサルをやって.どこでバイトしていいのかわかんないような状態だったから.2万円とかで買った軽自動車だったですね,最初.
- 光一
- 2万円の車?
- 河村
- うん.
- 光一
- クーラーとかつかなかったりしたんじゃないですか?
- 河村
- クーラーはね,無かったですよ.
- 光一
- クーラーもとから無い?
- 河村
- でもね,当時ね,アイス工場でアルバイトしてたから,バイト帰る時には凍ってんですよ,身体.本当に.夏なんだけど,本当に凍って.だから,ちょうどね,軽自動車の中で解凍されてちょうどいいんですよ.
- 剛
- じゃあ,もうちょっとカーブ切りたいねんけど固まってて,えらい遠回りしてかなうかん,みたいな.
- 光一
- 危ないって.
- 剛
- 危ないね.
- 光一
- けっこう乗り換えて?
- 河村
- その後は日本車のスポーツカー,RX-7っていう車の12Aっていうずいぶん前の車なんですけど,そのブラックテールっていう後期もののNAの車乗ってて.で,それはどうしてもスポーツカーに一回乗ってみたかったんですよ.その後もずっと乗り換えてますね,ミニクーパー乗って.ミニクーパー,わざわざ左ハンドルをアメリカから引っ張ってもらったんですよ.その時から野望はフェラーリだったから,左ハンドルで右シフトを覚えようと思って.で,その後フェラーリっていったら12気筒だなと思って,当時300万円ぐらい必死にためて,12気筒は12気筒でもBMWの750っていう車があるんですけど.
- 光一
- それもでも,けっこうしますよね.
- 河村
- でも300万円ぐらい,中古で.で,まず12気筒ってどんだけすごいんだろう?って思って乗って.で,全部一周回ってフェラーリにたどりついて.
- 光一
- でも,フェラーリまでいくと完全に頂点みたいなもんじゃないですか.だから今はいじったりしてっていう感じで?
- 河村
- 今だに運転席に座ると皮の匂いとか緊張感がすごくあるんですよね.走ってきた帰りにコンビニの前に停めたりとかして,コンビニで買い物できるんですけど,コンビニ行くためだけにエンジンをひねろうとはなかなか思えない車.
- 光一
- トロトロ走っちゃあんまり良くないですもんね.ああいう車だと.なんでそんなにフェラーリがいいんですか?
- 河村
- ちっちゃい頃,スーパーカー世代って言うんですか?1970年代っていうのは,本当にどこでもスーパーカーを見に人が集まったんですよね.当時,フェラーリで言うとBBとかディーノとかっていうのがすごく人気があって.その運転席に座らせてもらうために何100円かの入場券を買ってね,そういうところに並んだりしてたんで.まさか自分の手元にそういうの車がくるっていうのは,本当に夢の話だったから.
 - 光一
- そうですね.いいですね.君はフェラーリは似合わんからね.
- 剛
- 僕,クレーン乗ってますよ.
- 光一
- クレーン?
- 剛
- ええ.だから「ちょっと俺の駐車場の前に邪魔な車あんねんけど,ちょっと来てくれる?」「ああ,わかった」ってガァーって「ほな行っといで」って.
- 光一
- あれ確か大型特殊かなんかが.
- 剛
- ええ,そうなんですよ.
- 光一
- TOKIOのリーダー持ってますよね.なんかテストで力学とか出るらしいですよ.
- 剛
- あ,出ましたね.すごい大変ですよ.
- 光一
- みんな信じるから.
- 剛
- 拓郎さんもクレーンですよね?
- 吉田
- クレーンですよ.
- 剛
- 拓郎さんもクレーンなんですよ.このあいだ一緒に海までね.
- 吉田
- ええ.
- 剛
- もう走り仲間ですから.
- 吉田
- けっこう豪華な車ですね.高速道路入る時に大変なんですよね.
- 剛
- 大変なんですよ.あの竿が邪魔でね.
- 光一
- あれは地下駐入れへんしね.
- 剛
- 一回あの,料金所のオジさん引っかかってきましたからね.なんか前にチラチラするな思うたらね,「お釣り,お釣り」言うてね,ぶら下がってましたよ.
- 光一
- どうですか?クレーンなんかは.
- 剛
- なんでやねん?なんで?それは違うやろ.
- 光一
- 河村隆一がクレーンに乗るっていう.
- 剛
- それ,スクープですよね.
- 光一
- スクープ,スクープ.
- 河村
- でも,クレーンっていえば思い出したんですけど,当時アイス工場でバイトしてたって言ったじゃないですか.バイトいっぱいしたんですよ.ファーストフードから本当に工事現場でね,いずっと穴掘ったりとか.で,その時に花形はクレーンでしたね.
- 光一
- あ,そうなんですか.
- 河村
- クレーンの中は夏場でも確か冷房が効いてて.で,日当ってありますよね,お給料.その日当がだいたいアルバイトだと7千円とか8千円もらうんですけど,クレーンの人は2万円とか3万円とかもらう現場もあるんですって.
- 光一
- そうなんですか.
- 河村
- だからね,クレーンの免許さえ持ってれば,もう大丈夫っていう.
- 剛
- そうか.そういうのもあんねんな.
- 光一
- クレーンね.じゃあ,TOKIOのシゲル君ね,困った時はクレーンやな.
- 剛
- そうそうそう.
- 光一
- なるほど,いいですね.じゃあ,もう一つだけお願いします.
- 剛
- ラストいきましょう.
- 河村
- はい.
- 光一
- 「独自の美学,独自の世界感を持つ河村隆一さんに質問です.河村隆一的美しい女性とは,どんな女性でしょうか?」.女性の話.
- 河村
- これは難しいですよね.好みっていうことですよね?
- 剛
- まあ,いわゆるそうですかね.自分が惹かれる.
- 河村
- やっぱり,どっかしら守ってあげたいなって思う部分がある人のほうが好きですね.今は本当にキャリアウーマンとかで,女性もどんどんどんどん進出していく,社会に.でも,あんまり強すぎる女性は,もしかしたらタイプじゃないのかもしれないなって最近思うな.どっかで頼りにしてくれてる部分っていうのがあると.
- 光一
- ♪ほんまに頼りにしてまっせ〜っていう.
- 剛
- そのネタは恥ずかしいわ.びっくりしたがな.
- 光一
- まあ,ちょっと弱そうじゃないですけど,ちょっと頼りにしてくれるような女性.拓郎さんはどうですか?
- 吉田
- 女性?
- 光一
- どういう女性が?
- 剛
- 惹かれる女性って.
- 吉田
- 僕は河村さんとは逆で,僕を守ってくれる女性がいい.
- 光一
- 拓郎さんを抱いてくれる女性が.
- 吉田
- ええ,抱いてくれる女性.すぐ抱きしめてもらいたい.
- 光一
- 熊のような女性が.
- 吉田
- 大好きです.タイプです,熊.僕の理想は熊です.
- 光一
- そうなんですか.剛はどう?
- 剛
- 俺はね,俺もどっちかっていったら守って欲しいですね.
- 光一
- 守って欲しい?
- 剛
- 俺ね,弱いことに気付いてきたんですよ,だんだん自分が.最近ね,「俺,弱いなぁ」っていうのにすごい気付き始めてるんですよ.だから,全部守って欲しくはないんですけど.自分が引っ張っていきたいところもあるし,守りたいところもあるけど,でも自分が弱った時に包んでくれる人がいいですね.
- 光一
- 支えてくれる人がね.
- 剛
- まあ,僕は今クレープの生地みたいな女の人が好きですね.
- 光一
- クレープの生地?
- 剛
- そっとフワッと包んでくれる.
- 光一
- ああ,そうきたか.ちょっとわかりにくいな.
- 剛
- すいませんね.
- 光一
- さあ,それでは続いてLOVELOVEな歌を.
- 河村
- はい.
- 剛
- お?ひろみ・郷ですね.
- 光一
- ひろみ・郷ですか?郷さん?
- 剛
- ひろみ・郷じゃないですか,これは.
- 光一
- この前,郷さんがゲストで来ていただいたんですけど.
- 剛
- 塩の話を延々して.
- 光一
- なんで郷さんを?しかも「林檎殺人事件」を.
- 河村
- いや,「林檎殺人事件」をね,ちっちゃい頃に樹木希林さんとね,二人で歌ってる姿がずっと頭に焼き付いてるんですよ.
- 剛
- あの振り付けが?
- 河村
- たまらなく焼き付いてるんですよね.
- 光一
- そうなんですか.
- 剛
- 最初の入りなんか,♪殺人現場に〜って,すごい耳に残りますよね.
- 光一
- そうやね.ちょっとだけ声が似てらっしゃいますね.
- 河村
- 似てるって時々言われることありますね.
- 光一
- そうですよね.じゃあ,ちょっと想像つかないんですけども,今日は樹木希林さんの代わりにシノラーがやってくれるんで,スタンバイのほうよろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
- 河村
- よろしくお願いします.
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