#037
HomePageだけの特別編集版 藤井フミヤ編
- 光一
- まああの,フミヤさんも以前から拓郎とはもう.
- 藤井
- 一回,おうちにお邪魔したことが.
- 剛
- 接点があるという.
- 藤井
- 実際,送ってったんですよね.
- 光一
- 送って行った?
- 藤井
- 酔っ払った拓郎さんを.
- 吉田
- いや,違う.いや,違うって.
- 藤井
- 酔った勢いで「おまえ,あがって一杯飲んでけ」っていう.
- 光一
- それはどういうことなんですか?拓郎さん.
- 吉田
- いきなりだねぇ.
- 光一
- ええ,もう.
- 剛
- いきなりですよ.
- 吉田
- 心の準備いろいろあったんだけど,何年か前なんですけど.
- 藤井
- かなり前ですよね.
- 吉田
- かなり前です.でね,あるお宅の家に呼ばれて行ったら,藤井フミヤさんと井上陽水さんととんねるずのいらっしゃったんですよ.僕,カミさんと一緒に伺って.で,僕はあんまり呼ばれてなかった感じもあったんですけども.
- 藤井
- そうでしたっけ?
- 吉田
- ええ.なんか僕,あの方,よく御存じの方じゃないんですよ.あのホストの方.
- 藤井
- あ,そうなんですか.
- 吉田
- それでなんか「浮いてるなぁ」っていう感じがあったんで「お酒飲んじゃえ!」って思って飲んでるうちに,僕,すごい酔っ払っちゃったんですよ.みんなはぜんぜん酔ってなかったんですけど,僕だけ酔っ払っちゃって帰りたくなったんです.
- 光一
- 帰りたくなった.
- 吉田
- それで帰りたいんでタクシー呼ぼうかなと思ったんですけど,なんかいろんな人がいらっしゃるんで,「君,僕を送んない?」っていう感じで.
- 藤井
- あ,そうでしたね.そうだった,そうだった.強制的だったんだ.思い出した.
- 光一
- 拓郎さんがフミヤさんに「僕を送れ」と?
- 藤井
- そうそう,そうそう.
- 吉田
- 天下の藤井フミヤに向かって.
- 藤井
- いえいえ,年功序列の社会ですから.先輩から言われたらね.
- 剛
- 送っていかないと.
- 吉田
- 「君の車で送ってくれないか」って言って僕のマンションまで.まだ東京に住んでる頃で,送ってもらって.で,まあ,「せっかくだからあがって」って.
- 藤井
- そうですね.
- 吉田
- と,言ったらしいんですけども.
- 光一
- らしい?
- 藤井
- 飲みましたよ,僕.
- 吉田
- あ,そうですか?僕は翌日カミさんから聞いて,藤井フミヤさんが来たっていうことがわかったんですよ.
- 藤井
- そうだったんですか.
- 吉田
- 僕,ぜんぜん.
- 剛
- 記憶が飛んでたんですね.
- 吉田
- 僕はとんねるずの誰かと一緒にいたような気がしてたんですよ.で,次の日聞いて,そんな大それたことして,本当にお会いできて今日は謝っとこうと思って.あの時は本当にすいませんでした.
- 藤井
- いえいえ.
- 剛
- オープニングから謝るんですか.
- 藤井
- ご馳走様でした.
- 吉田
- 失礼しました,本当に.申し訳ないことしました.
- 藤井
- 奥さんには本当にお世話になりました.
- 光一
- 奥さんとは,もう今でも?
- 藤井
- 今でも?密会してます.
- 光一
- マズいですよ,それは.あれをきっかけに?
- 吉田
- 「今でも?」っていうの?
- 光一
- でもあの,剛はフミヤさんの大ファンなんですよ.
- 藤井
- ありがとう.
- 剛
- ありがとうございます.……僕が「ありがとうございます」って?
- 光一
- なんでおまえが?おまえ,ちゃうやろ!! なんでおまえが「ありがとう」言うねん?
- 剛
- どう言うたらええんですかね?いや,もう,本当に.最初ギター始めて最初に覚えたのが,まあ最初にやったのは「きよしこの夜」なんですけど.弾けるようになった最初に覚えたのが「TRUE LOVE」だったんですよ.
- 藤井
- あれ簡単だしね.
- 剛
- いや,でも難しいですよ.
- 藤井
- 簡単だよ.
- 光一
- 「TRUE LOVE」は作曲されたんですよね?
- 藤井
- 作曲しましたけど.
- 剛
- いろいろ弾かせてもらってます.それで今,映画を撮ってるんですけど,映画で韓国の男の子が出てるんですよ.その韓国の男の子が,「なんか曲を弾いてくれ」って言ったから,「TRUE LOVE」を弾いたんですよ.そしたら一緒に「TRUE LOVE」を歌ってましたね.
- 藤井
- あ,そう.日本語で?
- 剛
- 日本語で.
- 光一
- ああ,韓国の人もね.
- 剛
- 感動しましたけどね.
- 藤井
- 韓国語でも歌われたんだよね,確か.
- 光一
- あ,そうなんですか.でも,なんかいろいろね,なんかCGのなんかデザインをやってらっしゃいますよね.
- 藤井
- やってますね.グラフィックとかね.
- 光一
- グラフィック.あれはまた,なんでやろうと思ったんですか?
- 藤井
- あれはね,元々は歌より絵のほうが好きだったんですよ.絵で食っていければなぁ,絵で東京行きたいなぁとかって思ってたら,たまたま音楽で東京出てきて売れちゃったから.
- 光一
- あ,そうなんですか.
- 藤井
- 今は音楽が好きですけどね.
- 光一
- 剛は美術部ですよ.
- 藤井
- 美術部なの?
- 光一
- もと.
- 剛
- ええ,もと美術部です.
- 藤井
- 美術好きなんだ?絵が.
- 剛
- 好きですよ美術.まあでも,まだ2回ぐらいしか行ったことかなかったんですけど.
- 藤井
- 美術部に?
- 剛
- サッカー部の応援.
- 光一
- 応援?
- 剛
- だから,美術部とかっていうのは,そういうシーズンになるとすることがないんですよ.だから,応援にでも行こうかと.
- 藤井
- なんもないんだ,美術部って要は.
- 剛
- そうなんですよ.で,サッカー部の応援に行って,帰り迷子になってお姉ちゃんにタクシーで迎えに来てもらって.それが中学校1年なんですけどね.
- 光一
- 美術部とか入ってました?
- 藤井
- いや,不良だったからあんまり.帰宅部でしたね.
- 光一
- ああ,なるほど.でも絵だけは好きで.
- 藤井
- 好きだったね.
- 光一
- ちゃんと漫画系じゃなくて?
- 藤井
- そうだね.アート系っていうかね.
- 光一
- すごいですね.
- 藤井
- あんまり油絵みたいのは好きじゃなかったんだけど,モダンデザインのほうが好きだった.
- 光一
- デザインを.なるほど,すごいですね.おまえもやればええやん.
- 剛
- そうですよね.なんかやりたい.
- 光一
- さあ,それではこのへんでですね,フミヤさんのLOVE LOVEなものということで,デジタルスチルカメラに撮ってきていただいて.
- 藤井
- あのね,これね,新宿でね.
- 光一
- なんです?これ.
- 藤井
- 「ここが週刊誌に出た売り場」.新宿の宝くじ売り場に貼ってあった看板.
- 光一
- なんですか?それ.
- 藤井
- よくわかんない.これはその場所から見えた空.
- 剛
- 空?
- 藤井
- 横断歩道.
- 吉田
- これ,全部その場所?
- 藤井
- その場所.新宿のなんか入ったらケーキ屋があったんで,なんかケーキがLOVE LOVEかなと思って.
- 光一
- ほんまにLOVE LOVEなんですか?
- 藤井
- その後,ケーキ屋のとなりにあったネクタイショップ.
- 光一
- わかりませんよ.
- 藤井
- 移動の中で.これは,うちの事務所の壁にかけてある絵ですね.
- 光一
- これはフミヤさんが?
- 藤井
- いや,僕が作ったもんじゃなくて.
- 光一
- これは?
- 藤井
- こっからちょっとLOVE LOVE.僕,椅子のコレクターなんですよ.
- 光一
- 椅子がいっぱい.
- 吉田
- これ,良さそうだね.
- 剛
- 気持良さそうな椅子ですね.
- 藤井
- 座り心地なかなか.
- 光一
- いいっスねぇ.
- 藤井
- これね,次のがLOVE LOVEなんですよ.これね,二人掛けのロッキングチェアなんですよ.
- 剛
- どない二人乗るんですかね?
- 藤井
- いや,だから並んで座る二人掛け用のロッキングチェア.
- 剛
- でも,これちょっと体重いくと「おおおぉ!!」ってなりますよね.
- 藤井
- なるなる.でも,お互いに向かい合って座ってすることもできるんですよ.まあ,エッチには使いにくいかもしれないです.
- 光一
- いやいや.
- 剛
- 「いやいや」?
- 藤井
- いけますか?
- 光一
- いやいや.
- 吉田
- そんなとこで「いやいや」っ言ったら.
- 藤井
- 3つ撮ってきたんですよ.
- 光一
- なんかすごいお洒落なね.
- 剛
- 可愛い椅子ですね.
- 藤井
- これも普通の椅子なんですけどね.背もたれがあって.
- 光一
- 椅子がお好きで?
- 藤井
- 椅子好きで.この3つだけ.
- 光一
- さぁ,それでは続いてガチャガチャマシーン・アルファにいきたいと思います.
- 藤井
- ガチャガチャだ.
- 光一
- いろんな質問が入ってるので,これを回して下さい.「チェッカーズでは,アイドルであることを楽しんだそうですが,どうやって楽しんだんですか?その秘訣を僕らにも教えて下さい」.まあ,チェッカーズ時代は言っちゃあアイドルっていうんですかね.
- 藤井
- いや,ぜんぜんアイドル.もう丸っきりアイドル.意外とその,なんて言うの?少年の頃から売れてたわけじゃなくて,いちおう社会人とかも経験してから売れたから.けっこうなんか,いろんな意味で面白くてね.テレビ局行くたびにアイドルの女の子に「うわぁ!! なんとかちゃんだ!!」とか言いながら.
- 光一
- そんなこと言ってたんですか?
- 藤井
- 言ってたね.だから,あまり誰も近付いてこなかったよ.九州弁だし,みんな.
- 光一
- 九州出身ですからね.
- 藤井
- それてガァー騒いでるから,誰も近付いてこなかった.
- 光一
- 要するに「俺はアイドルだ」と.
- 藤井
- そうそう.もうアイドル.
- 光一
- 今はもうもちろん違いますからね.
- 藤井
- 今はね,なかなか呼んでくれなくなったね.
- 光一
- 今,アイドルやったらちょっとね.アーティストっていうか.
- 藤井
- ダメかね?やっぱり.いろいろ.
- 光一
- さぁ,続いていきましょう.
- 藤井
- これって,全部書いてあるの?上のほうは書いてないんじゃない?きっと.
- 光一
- あのね,上のほう,もしかしたら「シャ乱Qのつんくさんへ」とかあるかもしれないです.第一回目の.さぁ,続いては「よきアーティストでいることと,よき夫でいることと,よきパパでいること.どれがいちばん難しいですか?」.
- 藤井
- うーん?難しいね.そうね,パパも難しいよね.
- 光一
- 難しいですか.
- 藤井
- うん.やっぱり疲れて帰ってくると寝たいし,横になりたいんだけど,遊んであげなきゃいけないでしょ.
- 光一
- そうですよね.でも,そんな夜遅いんちゃいます?
- 藤井
- 夜遅いよね.まあ,休みの時は遊ぶんですどね.
- 光一
- 何して遊ぶんですか?
- 藤井
- やつらが遊びたいことで.
- 光一
- キャッチボールとかします?
- 藤井
- やりたいことで一緒に遊びます.
- 光一
- 例えばキン消しで戦うとか.
- 藤井
- いや,もうぜんぜんそんなの普通.
- 光一
- え?
- 剛
- あれでも,一番困りますよね,要求されると.
- 光一
- ああ,そうやな.
- 剛
- ダーン!! って.
- 藤井
- まあでも,そうね,3つとも同じぐらいかな.
- 光一
- 同じぐらい難しいですか?
- 藤井
- でも,難しいようで簡単だけどね.
- 光一
- そうですか.
- 藤井
- もう自然にしてれば.普通に.
- 光一
- ああ,かなりそれが生活の一部だと.
- 藤井
- 夫もなかなか難しいしね.
- 剛
- 夫も難しい?
- 藤井
- アーティストがいちばん楽かもしれない.
- 光一
- そうですか?
- 藤井
- うん.
- 光一
- やっぱり結婚って難しいんですかね?
- 藤井
- 結婚どうですかね?大先輩ですからね.
- 光一
- どうですか?
- 吉田
- 難しいなぁ.
- 藤井
- もう染みたなぁ,今.
- 吉田
- いや,本当に夫は大変だよね.
- 光一
- ぜんぜんわからんしね.
- 藤井
- まだまだ先だよね.でも,この世の中に,もう君たちのお嫁さんになる人がどっかに存在してるんだよ.
- 光一
- どっかにいるんですよね.
- 剛
- そういうことですよね.
- 吉田
- そうそう,もう決まってるわけでしょ,だいたい.なんとなくその赤い糸みたいな運命的な.
- 藤井
- そう思うと,まだ顔も見たことない可能性もあるんだよ.
- 吉田
- そうそう,そうそう.
- 藤井
- 不思議だよね.
- 剛
- 不思議ですよね.
- 光一
- いやぁ,怖いですねぇ,なんか.それではもう一つだけいきましょう.さて,「じつは大酒飲みと噂のフミヤさんに質問です.過去,最悪に酔っ払った話を教えて下さい」.酒,かなり飲まれはるんですか?
- 藤井
- 最近はそんなに馬鹿みたいに飲まないけど.まあ,比較的に毎日は飲みますね.
- 光一
- どんぐらい?
- 藤井
- まあ,普通にビール2杯ぐらいと,焼酎とかスコッチとか1〜2杯.今は.
- 光一
- 一日に?
- 藤井
- 一日に.
- 光一
- じゃあ,けっこう飲んでますね.
- 藤井
- 拓郎さんは?
- 吉田
- 僕もぜんぜんもうビール4杯ぐらいと.
- 藤井
- ですよね.
- 吉田
- その後,またビールを2杯ぐらい.ビールだけなんだけど.弱くなっちゃったからね.あと,さっきも,いちばん最初に言ってた,藤井さんに送ってもらったりして,非常に良くない自分をそこで知ったから.それから深酒はやめた.
- 光一
- やめたんですか?
- 吉田
- そういう覚えてないっていうのはマズいなっていうのがすごくあって.
- 光一
- でも,昨日もなんか,どっかで飲んでたらしいじゃないですか.
- 吉田
- 馬鹿もの!!
- 光一
- いやいやいや.
- 藤井
- なんか言えないような場所だったんですか?
- 吉田
- 今度ね,伊勢佐木町.
- 藤井
- 伊勢佐木町,渋いですね.
- 吉田
- うん.横浜のね,いいねぇ.本当にいい!! 横浜ってやっぱり独特かな.何の話してんかわかんないけど.
- 藤井
- 若い時はけっこう横浜まで飲みに行ったのしたけど.
- 吉田
- 本当に?俺,初めて行って素晴しい.横浜の女の人たちって,なんか違うね.
- 光一
- そうなんですか?
- 吉田
- 俺たち,高中と吉田建と3人で行って,かぐや姫と間違えられちゃったんだ.「あ!! テレビで出てる人だ!!」とか言って,胸張っちゃったもん.
- 藤井
- 誰が南こうせつさんなんです?
- 吉田
- 僕.3人で無口になっちゃったよ.「南こうせつさんですよね?」って言われて,「いや」って言うのも変だし,「まあね」っていうような感じで.
- 光一
- 「まあね」ですか?
- 吉田
- とりあえず,僕たち3人かぐや姫っていうことで.
- 藤井
- かぐや姫だったんだ.
- 吉田
- 本当にいいところですよ,横浜.今度,行きましょう,横浜.
- 光一
- 誘って下さいよ.僕らまだお酒は飲めないですけど.
- 吉田
- 知ってますよ.飲めないのはね.
- 光一
- 最近,酔っ払ったことは?
- 藤井
- あのね,気が付いたら女からビンタされてた時あったね.
- 光一
- え?
- 藤井
- でも,それはべつにいやらしい行為をしたわけでもなんでもなく.
- 光一
- 猥褻をしたわけじゃないですね.
- 藤井
- じゃなく.向こうも酔っ払って,「飲みなよ,飲みなよ」っていう感じで,「じゃあ,飲んでやるよ」とかいってガァーッと飲んで.「じゃあ俺も飲んだからおまえも飲めよ」とかいってて.けっこう気に食わない同士が絡み合って.なんかぜんぜん気が付いたらもう,ぜんぜんどこにいるかもわからずに.それで,その店に「どんな感じだったんだろう?」と思って次の日行ったら,「フミヤさん,女からビンタされてましたよ」って.
- 光一
- それは覚えてないんですか?
- 藤井
- 覚えてない.
- 剛
- 怖いですね,お酒は.
- 藤井
- でも,覚えてないほどっていったら,テキーラをショットで20杯連チャンとかね
- 光一
- うわぁ,それは.20杯ですか?
- 藤井
- うん.25〜6の時は,毎晩のようにやってたよ.
- 光一
- そうですか.
- 藤井
- 今もう後遺症でテキーラの匂い嗅ぐと,それだけでゲロあげそうになっちゃうくらい.
- 光一
- ああ,そうですよね.
- 剛
- お酒は怖いな.
- 光一
- 怖いな.さぁ,これ,かたさなあかんな.はい,ちょっとすいませんね.
- 剛
- ほんま,最近おまえ,お母んくさくなったなぁ.「あかんな」,誰に今喋ってたんですか?
- 光一
- このへん.
- 藤井
- 君らおもろいなぁ,本当に.
- 光一
- そうですか?さあ,続いてはですね,LOVE LOVEな歌について.
- 剛
- ああ,いいですねぇ.聞きましょう.
- 光一
- なんで急にそんな?
- 剛
- いやいや,テンション上げていくで.LOVE LOVEな曲.
- 藤井
- 何を歌うかっていうこと?一緒に歌うやつ?
- 剛
- いやいや,なんでもLOVE LOVEなフミヤさんが大好きな.
- 藤井
- あ,今日,僕が歌うやつ?
- 剛
- はい,そうです.
- 藤井
- 今日は拓郎さんの歌で.
- 光一
- 拓郎さんの歌?
- 藤井
- 「落陽」を.
- 光一
- 「落陽」.
- 剛
- それは思いでかなんか?
- 藤井
- そうですね.当時,井上陽水さんとか,拓郎さんとか,かぐや姫とか,フォークものを聴いてた時があって.やっぱり俺らの時代っていうのは.その中で,拓郎さんのなかで「落陽」が好きだったの.
- 光一
- なんか,噂によるとフミヤさんが作った.
- 藤井
- 「落陽」ってい曲があるんですよ,僕も.同じタイトルの曲.その時に「落陽」ってつけたんだけど,「あ,拓郎さん歌のなかにあったな.ま,いいや」と思ってつけちゃった.
- 光一
- やっぱりその「落陽」っていうのがちゃん印象に残って?
- 藤井
- そう.「落陽」っていう言葉を生まれて初めて知ったのが拓郎さんの「落陽」.「ああ,落陽っていう言葉はきれいだなぁ」と思って.
- 光一
- 落陽って,陽が落ちてゆくですもんね.
- 藤井
- そのまま落ちる陽.
- 光一
- それがやっぱり印象にあって.
- 藤井
- そう.
- 光一
- そうですか.さあ,それではフミヤさんに歌っていただきましょう.よろしくお願いします.
- 剛
- よろしくお願いします.
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