光一 | 本日のゲストは,ええ?ウソ?マジ?解散するの?JUDY AND MARYの皆さんです.よろしくお願いします.というわけで,解散もそうなんですけども,YUKIさん,2月17日で29歳!!おめでとうございます. |
篠原 | ♪ハッピーバースデートゥーユー〜.おめでとうございます. |
YUKI | どうもありがとうございます. |
光一 | 一週間後ですね.ちょっと早いですけど.どうぞ消して下さい.おめでとうございます.1月9日に解散発表なさいましたけども,本当にびっくりでございました.食うてるで.またYUKIさん生クリーム似合うんですね. |
YUKI | 美味しいんですよ.ありがとう. |
剛 | これはいいイチゴを使ってるね. |
光一 | でた.中尾彬.どうですか?93年くらいでしたっけ?デビューなされたのは.この8年でデビュー当時と変わったことありますか?五十嵐さん. |
五十嵐 | 髪,長かったですからね,昔. |
剛 | そうですよね. |
五十嵐 | 譜面台に似顔絵の貼ってるじゃないですか.ロン毛のままなんですよ. |
光一 | 五十嵐さんはLOVE LOVEには何回も来ていただいてますからね.どうですか?心境としては.もうすぐ解散を控えていかがですか? |
TAKUYA | だいぶスッキリした感じ. |
光一 | スッキリした? |
TAKUYA | 解散決めてから発表するまでに半年ぐらいあったんですけど,その間とか言えないじゃないですか. |
剛 | まだ発表できへんし. |
TAKUYA | 発表できないし,煮えくり返らんというか何と言うか. |
剛 | そういうもんがあって. |
TAKUYA | 発表して,これでちょっと. |
光一 | スッキリしたなと. |
TAKUYA | まあ,晴れ晴れと.まだドームとかあるんですけど. |
光一 | 今もうツアー中でございますね. |
TAKUYA | それは今頑張ってるんですけど.まあ,終わったらどうかな.終わってからも何かきっと,幻を見ていたような感じになるんだろうとは思ってるけど. |
光一 | 幻を見ていたような感じ.どうですか?拓郎さん. |
吉田 | 僕は解散したことがないんで,だから僕は引退しかないんですよ.バンドとかを組んでた人とかって,解散とか再結成とかね,そういう感じはよくわかんないですけどね.でも一緒に育ってきた仲間と別れるっていう感じって,学校の友達なんかでもけっこう寂しかったりするし,まあ半面どっかで違う道に行って,違う生活が送れるかなとか思うと,ちょっとドキドキする感じもあるから,それに近いのかな?ちょっとわからないですね,解散っていうのは. |
YUKI | 終わってからでしょうね. |
光一 | 実感するのは. |
YUKI | 1年間ぐらい経ってからかもしれない.今まだちょっとね,音だしてるんで,ぜんぜんまだわかんないですね. |
光一 | 今,ツアー中ですけど,ラストツアーだからこそ,こんなことをやるぞって何かあるんですか? |
TAKUYA | ないっスね.アルバムできて,このあいだ. |
光一 | TAKUYAさんがプロデュースなさったんですよね? |
TAKUYA | はい.それでまあ,ものすごくよくできて,過去最高にこだわったし,時間もかけたし.まあ,時間をかけたからいいってわけじゃないけど,本当に妥協しないで作って最高の一枚ができたと思うので.そのアルバムをみんなにより聞いてもらいたいからツアーをやるわけで. |
光一 | なるほど.解散を控えてるといっても,本当にみんな自然体で,そんなに気張ってない雰囲気がありますね. |
YUKI | これ,29本あるのかしら? |
剛 | あるんちゃいます? |
YUKI | ある.29.ニクですね. |
TAKUYA | 何がや. |
YUKI | 食べようよ,みんなで. |
光一 | 五十嵐さんは,LOVE LOVEのほうには何度も来ていただいて,演奏して下さってますけど,JUDY AND MARYとしてやる時と,LOVE LOVEオールスターズとしてやる時って何か違います? |
五十嵐 | いま拓郎さんとも話してたんですけど,ここの席が苦手です. |
光一 | この席が. |
五十嵐 | すげえ緊張するし.一人で来てたほうが気が楽かもしれない. |
光一 | それはなんででしようね? |
五十嵐 | 自分のことだけ考えてればいいからかな? |
光一 | なるほどね. |
五十嵐 | やっぱり4人で来ると,バンド全体を考えちゃうっていうか. |
光一 | 何してんですか? |
YUKI | いや,みんなで食べようと思って. |
剛 | いいんですよ,家みたいですからここ. |
YUKI | 昨日のリハーサル楽しかったですよ,すごく. |
光一 | すいません,リハーサル来れなくて. |
YUKI | いやぁ,KinKiさんは忙しいから. |
光一 | いえいえ. |
YUKI | 代わりの人大変でしたよ. |
光一 | 昨日は「ポッブジャム」の後にリハーサルに.二日連続でお会いしてる. |
剛 | 僕は牛とたわむれて. |
YUKI | なに?牛って. |
剛 | ちょっと他局でドラマやってまして. |
YUKI | 頑張ってるな,みんな. |
TAKUYA | こんなん食えるんか? |
剛 | 拓郎さん,ちょっと食べてみて下さいよ. |
YUKI | これ,切ってもらいましょうよ. |
光一 | 篠原,ナイフを. |
篠原 | ナイフね. |
五十嵐 | 本当に家みたい. |
光一 | 皆さんはLOVE LOVEに3回目の登場となるわけですが. |
剛 | ハットトリックですね. |
光一 | どうでしょう?LOVE LOVEの思い出とかありますか?すいません,昨日も「ポップジャムの思い出ありますか?」って聞きましたけど.そのへんは置いといていただいて. |
YUKI | LOVE LOVEは一番最初に出た時にスターリンをやって,私とTAKUYAしか出なかったんだっけ? |
TAKUYA | あ,そうね,最初は. |
YUKI | 犬を着て. |
光一 | そうですよね. |
剛 | そうでしたね.また似合ってましたよ. |
YUKI | 覚えてますか? |
光一 | 覚えてますよ. |
剛 | 犬が歌って. |
YUKI | TAKUYA何だったっけ? |
TAKUYA | サルかな? |
剛 | サルイヌ合戦ですか. |
光一 | サルカニだろ. |
YUKI | そうね.それがすごい覚えてて.でもやっぱりリハーサルの時にみんなすごいなと思いましたよ. |
光一 | バンドが. |
YUKI | そう,すぐ出来ちゃうし.プロだなって. |
光一 | プロの集団ですからね. |
YUKI | あと,「拓郎だ」ってすごい思った.ビデオとか見てるんですよ.オールナイトの.聞いてますか? |
吉田 | 聞いてますよ. |
YUKI | なんかすごいなと. |
光一 | 太いホースで水をまいてますからね. |
剛 | 荒れた大地にね. |
YUKI | あれ,朝までですよね? |
吉田 | ええ. |
YUKI | 感動しました. |
吉田 | どうもありがとうございます. |
光一 | 僕が覚えてるのは,「Can you celebrate?」を歌って下さいましたよね. |
YUKI | ちょうど安室さんがお休みしてた時かな. |
光一 | やっぱり「Can you celebrate?」を歌ってもJUDY AND MARYの色が出るという.JUDY AND MARYの皆さんが出た時は,JUDY AND MARYの色に変わるんですよね,番組が.これがまた不思議に. |
YUKI | そうですか? |
剛 | ほんまにありますね.ジュディマリの空間をここに持ってくるっていう.それがスタジオ中に広がって.そういう状況ですよ.僕の中では常にそうです.TAKUYAさんも他の番組とかでご一緒させていただくと,「ギター弾いてんの?」とか,いろいろ教えて下さるんですよ. |
光一 | そうなんですよ.JUDY AND MARYの皆さんは,なんかフレンドリーにしてくれるんですよ. |
剛 | それがうれしくて. |
TAKUYA | 誰がフレンドリーじゃないの?どのバンドが. |
光一 | どのバンドっていうか,基本的には歌番組とかで皆さんと一緒になったとしても,あんま話さないじゃないですか. |
剛 | なかなかうまい具合に何を話していいのかって. |
光一 | 皆さんはけっこう,TAKUYAさんとかけっこう強面な感じしますけど,フレンドリーに話してくれるという. |
剛 | 非常にうれしいという. |
YUKI | けっこう喋んないんいですね,みんな. |
剛 | 誰も喋ってくれないです. |
YUKI | 嫌われてる? |
光一 | どうなんでしょう? |
剛 | 邪気を発してるんでしょうか? |
光一 | おまえの髪型があかんと思う. |
剛 | そんなことないよ.おまえよりこっちのが話しやすいで. |
光一 | そんなことない. |
剛 | ホストみたいやないですか. |
TAKUYA | 胸元V字やもんな. |
剛 | ナンバーワンホストですよ.このシャツも. |
光一 | 違うねん.まあ,今のうちにやっておきたいことなんてありますか? |
YUKI | 3月の解散前に? |
剛 | みんなで. |
YUKI | 何だろう?なんかある? |
TAKUYA | いや,べつに.いいアルバムで来たし.ツアーをちゃんと一生懸命やって.最初から4人とも集まってる理由がカッコいい音楽作って,カッコいいライヴやるっていう以外,べつに仲良くもないし. |
YUKI | だからね,仲悪くもなんないんです. |
TAKUYA | なんないんですよ. |
YUKI | なんか不仲説が流れて.あと,寿退社とかね.それ,引退しろって言ってんのかなって思いましたけど. |
恩田 | なんか「あれがやれなかった」とか「これがやれなかった」とか,「悔しいけど解散」っていう感じはないんですよ. |
光一 | なるほど.本当にいいものが作れて,みんな良かったと. |
TAKUYA | 本当ね,こんな長くやると思ってなかった.本当,最初に誰かが仲良しでとかっていう感じでバンドって始まるんだけど,うちはぜんぜんそんなんじゃなかったし.本当にすぐ終わるのかなって思ってたら,あらあらっていう感じ.今考えると,よく8年もすごいなって. |
YUKI | すごい. |
恩田 | 僕がYUKIに会ったのが,YUKIが19の時だから. |
YUKI | ちょうど10年.29本だもの. |
恩田 | 本当に続けられたのは,皆さんが僕たちの音楽を楽しんでくれるからだと思うし,すごくそれは感謝してます. |
光一 | 皆さん,哀しいというよりも,よくできたな,良かったなと. |
剛 | 楽しかったなぁと. |
YUKI | うん,そうですね. |
光一 | どうですか?拓郎さん. |
吉田 | もう「どうですか?」っていうのに答えるのない. |
光一 | だから聞いてるんですけど. |
吉田 | 本当に長い間お疲れ様でした.ありがとうございました.またこれからも頑張って下さい. |
篠原 | おまたせ,ナイフ持ってきました.あとYUKIさんは誕生日なので,誕生日ワイン!1972年. |
YUKI | うれしい,ありがとう.飲んでいい? |
光一 | それはおうちへ帰ってから.三十路を迎えた時に大切な人とでも. |
YUKI | やっぱりホストだね,なんかね. |
篠原 | いいね. |
光一 | なんでやねん?ホストかい? |
篠原 | これはお皿とナイフと. |
剛 | 僕が切りますよ. |
光一 | どうよ?篠原.JUDY AND MARY解散しちゃうよ. |
篠原 | 聞いたよ,ちょっと. |
YUKI | 篠原ね,まだデビューする前だよね,来たのね. |
篠原 | そうです. |
YUKI | ライヴに来てくれて. |
光一 | 「なんだ?こいつは」って思ったでしょ? |
YUKI | その日は私が最悪で. |
篠原 | 舞台裏で,私の顔見たら号泣しちゃって. |
光一 | なんで号泣されたんです? |
YUKI | その日のライヴ,札幌の厚生年金会館. |
恩田 | ああ,あの日か. |
YUKI | すごいダメで. |
光一 | 何がダメなんてすか? |
TAKUYA | 声が出なかったり. |
五十嵐 | 出来が悪かった. |
YUKI | そしたら篠原が「YUKIちゃん!!」とか騒いでて,すごいムカついて. |
篠原 | なにそれ? |
YUKI | 「誰?今の」とか言ってすごい怒って. |
篠原 | 私はそうとう気に入られてると思ってた. |
光一 | ムカつかれてたんだよ. |
篠原 | 「なんだ?」と思ってたんですか? |
YUKI | 自分の心の整理をしようと思ってたら乱された. |
篠原 | それから事務所が一緒になったり. |
光一 | 一緒だったの?じゃあお前が原因だ. |
篠原 | もうやめちゃったもん. |
TAKUYA | まだ事務所に篠原宛ての手紙の山とか置いてあるよ. |
YUKI | 取りにおいで. |
TAKUYA | カミソリとか入ってるやつ. |
篠原 | 入ってないですよ. |
光一 | TAKUYAさんは篠原の第一印象どうでした? |
TAKUYA | したたか奴だなと.こういう子がこの世界を.まあなんか,野望に満ちあふれた目をしてる子だなと. |
篠原 | 野望?ないですよ,そんな. |
TAKUYA | 最近,きれいになった. |
篠原 | 何です?急に. |
YUKI | 本当,きれいになったよね. |
篠原 | うそ?よく言われます.うれしいな. |
光一 | 絶対,男でしょ. |
篠原 | なに言ってんですか,ホスト. |
光一 | でも男ですよね.何があったか言うてまえ. |
篠原 | やめてよ,ちょっと.じゃあ,みんなでケーキ食べてて下さい.お誕生日おめでとうございました. |
光一 | すいません,ハチャメチャで.LOVE LOVEなものいきましょうね.なんでしようか?これは.「パリ野郎」? |
五十嵐 | これね,「パリ野郎」っていう焼酎なんですよ,フランスの.ハマってて.美味しいんですよ. |
光一 | 焼酎ですか.拓郎さんも焼酎飲まれますよね? |
吉田 | あんま飲まない.フランス焼酎ってどういうことなんだろう? |
五十嵐 | フランスで作ってるっていう話なんですけど. |
剛 | お酒は? |
五十嵐 | 好きですね.でも,テレビの前の日に飲むと顔がバァーッとなっちゃうんで.撮影の日とテレビの前の日の晩だけは我慢するですよ.そうすると震えてくる. |
剛 | 「飲みてぇ」と. |
光一 | これ,前も聞いたかもしれませんけど,皆さんで飲みに行ったりとかは? |
TAKUYA | ないですね. |
光一 | 即答や.それはそうですよ.僕も剛と遊びに行きませんしね. |
TAKUYA | でもね,そこを越えるとまた行きたくなるよ. |
光一 | 越えると?そんな行かん人に言われたないですよ. |
TAKUYA | いやいや,最近はたまに. |
恩田 | あるよね. |
光一 | マジっスか?違うんですよ,こいつ誘ってくれないんですよ. |
剛 | おまえも誘わへんやんけ. |
光一 | ちゃうわ,アホ. |
剛 | 「ちゃうわ,アホ」って,おまえの着信履歴とかないからな. |
光一 | なに言ってんの.朝おまえがテレビ出とる時メール入れたやないか. |
剛 | それもおまえがたまたま起きてたからやないか.「疲れてそのまま寝てしまい,テレビをつけたらおまえが出ていたので.あのトークはテンションは低くて面白かったです」って感想述べられても.俺も送り返したやろ. |
光一 | 送り返した. |
剛 | お前が送ったら俺は送り返すっちゅうねん. |
光一 | ちゃうねん.おまえが送ってくれたら送り返すって. |
剛 | ちゃう.おまえの友達とか,誰が友達か知らんけどさ,コンサート前に5人ぐらいに送っても一個しか返ってこなかったじゃないですか. |
光一 | そうよ. |
剛 | だから,この人に送っても送ってくれん人やなと.拓郎さんとか健さんにもメールの返事がなかなか来ぃへんって言う話も聞いてたんで. |
光一 | 寂しいこと言いますよね.僕,拓郎さんとそういうハワイでやりとりましたよね.マウイ島とハワイ島で. |
吉田 | はい.つまんなかったですからね. |
光一 | 拓郎さんが電話で大変ですよ,エッチなことばっかり言って. |
YUKI | え?光一くんと電話で? |
光一 | そうです. |
YUKI | エッチなことって? |
光一 | 拓郎さんがエッチなこと言うんですよ.なんて言ってましたっけ? |
吉田 | 僕じゃないよ. |
光一 | 拓郎さんです. |
吉田 | 妄想じゃない?ホストにありがちな病気だね. |
光一 | なんでですの? |
剛 | ありがちですよね. |
光一 | 困りますね.続いて.これは? |
TAKUYA | 僕です.コンプレッサー.フェアチャイルドっていうやつなんですけど. |
剛 | いい感じで? |
TAKUYA | いい感じで. |
光一 | むき出しですね. |
TAKUYA | 下はね.もうずっとレコーディングばっかやってて. |
剛 | スタジオこもって. |
TAKUYA | 今もやりながらなんですけど,本当ずっとそうやってると,買い物とかそういう時間もなくて,なんかこのストレスをと思って,インターネットで楽器売買. |
光一 | ネットで探してるんですか. |
TAKUYA | 今,すごいことになってる. |
光一 | そんな,解散するからっていただけないですよ,ギターは.ね. |
剛 | なんでいつも俺を巻き込むねん?くれはるっていうならうれしいけど. |
光一 | いただけないですよね,拓郎さん. |
吉田 | いや,いただけるんだったらいただきますけど. |
剛 | それもホスト病やで. |
光一 | なんでホストやねん? |
剛 | マダムに「いやぁ,僕そんな車なんて」って. |
光一 | ほんまにそういうイメージつくから止めてくれ. |
剛 | 次の週にマダムが車に乗って来て,「これプレゼントするわ」って. |
光一 | 困る困る.本当に困りますよ,TAKUYAさん. |
TAKUYA | ちゃんとギターやるんやったらあげるよ. |
剛 | おまえやるか?おまえがギターを弾いてるとこを俺はあんまり見たことがない. |
光一 | 俺はLOVE LOVEの収録とコンサートの時と曲を作る時. |
TAKUYA | じゃあ,剛にあげるわ. |
光一 | 僕,人前で練習するのってあんま好きじゃないんですよね. |
剛 | 練習っていうか,音を楽しんで弾くんですよ. |
TAKUYA | まあまあ. |
光一 | 音響くから迷惑かと思って遠慮してるんですよ. |
TAKUYA | どっちでもいいから,一本は贈呈します. |
剛 | マジですか? |
TAKUYA | 昔使ってたJUDY AND MARY,TAKUYAモデルというやつ. |
光一 | 僕ら怒られますって. |
TAKUYA | いや,最悪,Yahoo!オークションとか出して.「KinKi Kidsが出してるJUDY AND MARYの」って. |
YUKI | ダブルネームだ. |
TAKUYA | ダブルネームで出して,どっか募金とかしようや. |
光一 | 募金ね. |
剛 | 募金しようか. |
光一 | そうとうギター持ってるんですか? |
剛 | 何本ぐらい持ってるんですか? |
TAKUYA | ちょっとわからない.4〜50本ぐらい. |
光一 | じゃあ,1本や2本. |
TAKUYA | いや,本当にちょっと整理しようかと. |
光一 | そうなんですか.じゃあ,ちょうどよかったですね.ってしつこいね,僕ね. |
剛 | ホスト病やって. |
光一 | じゃあ,続いて. |
TAKUYA | これも僕.マイク. |
剛 | ゴールドマイクじゃないですか. |
光一 | これは何を録音する時の? |
TAKUYA | 何でもできるんですけど. |
光一 | ヴォーカルももちろん. |
TAKUYA | ヴォーカルにいちばん使ってますね.中に真空管2本入ってて. |
光一 | 真空管の. |
TAKUYA | YUKIもこれで録ったよね. |
光一 | けっこう機材とかも,御自分の持ってる機材で録音なさってるんですか? |
TAKUYA | スタジオ行く時,僕の機材すごいもん.スタジオごと移動してくる感じで. |
YUKI | でもこのマイク買った当初,JUDY AND MARYのレコーディングでこのマイク初卸しっていう時で.普通はレコーディングする時ってポッパーストッパーつけるよね.私「これないほうが声がいいから,なくして録りたい」ってポッパーストッパー外して歌ったらツバが飛ぶでしょ.だからダメだって言って「俺がやる」って最初にぜんぜん関係ないけど自分で歌って,「もういいよ」って.先に自分のツバで. |
光一 | つけときたかったんや. |
TAKUYA | そう,俺のだもん.俺はそんなのなしで歌ってもいいけど,人はダメ. |
剛 | 混合されるわけですからね. |
YUKI | でもいいマイクだったな. |
光一 | 拓郎さんはけっこうそういうレコーディングとか自分のもので? |
吉田 | いや,僕はぜんぜん物にこだわったこと一回もないです.何でもいいです.そこにあるものでやって.ピックも持ってったことない,スタジオに. |
光一 | 拓郎さん,ギターもぜんぜん持ってないですもんね. |
吉田 | ずっともらったもので,楽器屋の. |
光一 | いろんなタイプの方がいらっしゃいますね.すごいですね.そして.チャリンコ. |
恩田 | 僕です.自転車.自転車とかバスケットボールとか,そういうスポーツグッズ.僕,昔,小学校は少年野球やって,中学は卓球部で,高校は水泳部で,ずっと運動部ばっかりだったんです.で,バンド始めてから,あんまり,ここ20年ぐらいスポーツやつてないから.で,出無精だからぜんぜんどっかにやりに行くの嫌なんで,家にいながら何でもできるように. |
剛 | この自転車は最近こいで? |
恩田 | そうですね. |
TAKUYA | これ,恩ちゃんの駐車場らしいんだ. |
YUKI | これ,すごくない? |
五十嵐 | こっちのほうがすごいね. |
剛 | 駐車場? |
恩田 | ガレージ. |
剛 | ちょっと小意気なカフェじゃないですか. |
恩田 | この壁の色はホットホイールっていうミニカーのマークのオレンジ色と同じ色にしてる. |
光一 | 今見てびつくりしてらっしゃるっていうことは,お互いの家に行ったことがないっていうことですね. |
五十嵐 | ないですね. |
剛 | 4台停まるわけですか? |
恩田 | はい. |
五十嵐 | 線引くとこが律儀ですよね. |
剛 | ですよね. |
恩田 | 線書かないと停められない.壁が隣接してるんで.だから線見ながら. |
剛 | なるほど.これはすごいですな. |
光一 | これも自転車.自転車にハーレーって. |
恩田 | 最初からハーレーだよ. |
光一 | これ,ハーレーの自転車なんですか? |
恩田 | 僕,アメリカンっぽいの好きだから乗りたいんですけど,バイクの免許持ってなくて.昔,ハーレーのTシャツとか着てると,先輩とかに「おまえハーレーもってるのか?」「もってません」「もってないのに着るな」とか言われて.それでも欲しいと思って.そしたらハーレーのチャリンコが置いてあって.まずはチャリからハーレー始めようかなと.ギャグです. |
光一 | なるほど,チャリから. |
剛 | でも,ここまでのチャリならね. |
光一 | 今,チャリンコもすごいもんね. |
恩田 | マウンテンバイクみたいになってるけど,取扱い説明書には「本当の悪路は走らないで下さい」って書いてある. |
光一 | 見た感じすごいですよね.これは? |
剛 | なんですか? |
YUKI | 何に見えますか? |
剛 | ロウソクじゃないですよね? |
YUKI | そう,ロウソクなんですけど. |
剛 | でかいですよ. |
YUKI | すごいでかいのがわかるように撮ってきたんですけど.これね,中が全部くり抜いてあって,中に電球を入れて使うんです. |
光一 | 電球を入れるロウソク. |
YUKI | そうそう.ジュンさんっていうロウソクアーティストがいて,その人の個展があって買ってきたんですけど. |
吉田 | ロウソクアーティストって,ロウソク作ってる人だよね? |
YUKI | そうですよ.何ですか? |
吉田 | ロウソクアーティストっていうと,ロウソク使って違うことしてるんじゃないかって. |
光一 | 拓郎さん!! |
YUKI | そういうことをハワイでずっと言ってたの? |
吉田 | ロウソク作る人ね. |
光一 | 電話でひどいんですよ,拓郎さん. |
TAKUYA | こんな話,ここで前しなかったっけ? |
吉田 | なんかあったね,ロウソクの話. |
YUKI | 私たちかしら? |
吉田 | あれジュディマリじゃない? |
TAKUYA | たぶん俺じゃないかな.友達でショーパブで働いてて. |
YUKI | ああ,わかった. |
TAKUYA | 夜中飲んでて合流する時に,そこなんかSMっぽいショーやってるとこで,「ロウソク持ってきてよ」って.まさにこの季節で,寒いやん.ロウソクに火をつけてあっためようって.ツボとかってポタッと. |
光一 | あかんあかん.やめて下さい.で,そういうロウソクとか好きなんですか? |
YUKI | ロウソク大好き. |
TAKUYA | うん. |
光一 | TAKUYAさんに聞いてへん.「うん」って. |
YUKI | YUKIに聞いたんだよね? |
光一 | なに笑うてるんですか? |
TAKUYA | ロウソク大好きって,すごい思ってる人いるよね,拓郎さん. |
吉田 | 「ロウソク好きですか?」って聞かれて,「はい」って答えにくいものがあるよ. |
光一 | アロマキャンドルとかね. |
吉田 | そう言ってくれるといいね.ロウソクっていう言い方がね. |
YUKI | すごいいっぱい使うんですよ.お風呂場とかいっぱいあるし.なんで笑うんです? |
吉田 | だからお風呂場でロウソク使うって言うから変なんだよ. |
剛 | でも,ロウソクの光りだけでお風呂とか入るといいんですよね? |
光一 | うそ?一本ずつ消していって,100本目にワァーッって. |
剛 | それはないですよ.僕,一回だけやりましたけど,ポポポッと揺れるじゃないですか.壁の光も揺れたりして,最終的には酔ったんですけど. |
光一 | そこに長い女の影が. |
剛 | それはない. |
YUKI | 揺れるの酔うんですよね.ちょっと気持ち悪くなる. |
光一 | YUKIさんはロウソク好きやということで. |
YUKI | そうですね,好きですね. |
TAKUYA | 僕もね. |
光一 | TAKUYAさんも.これは靴? |
YUKI | ずっと好きで. |
光一 | 今日もはいてましたね. |
YUKI | うん. |
光一 | 昨日,スウェットで来てましたね. |
YUKI | そう,一日長いとストレッチとかいつでもできるように.靴がやっぱりスニーカーのほうが. |
光一 | ストレッチは健康のために? |
YUKI | 身体がまず起きて.ナイキのスーパーフライっていう. |
光一 | すごいハエっていうことですかね? |
YUKI | そうかもね.いや,うん. |
光一 | あんまり深く考えなくていいですよ. |
YUKI | すごい軽いんですよ.ハイテクで素材も軽くて.黒いぺロンっていうのが好きではいてます.本当は東京タワー撮ってこようと思ったんですよ,好きだから. |
光一 | 東京タワー好きなんですか? |
YUKI | 好きですね.今「2001」ってなってるじゃないですか.でも,バッテリーがなくなっちゃってとれなかった. |
光一 | なんで東京タワー好きなんですか? |
YUKI | でっかいからかなぁ.なんていうか,偉そうだから. |
TAKUYA | けっこう思い入れが強い人が俺の周りも何人かいるな,東京タワーって. |
光一 | YUKIさんどこ出身でしたっけ? |
YUKI | 函館です. |
光一 | 函館の人. |
剛 | 三郎じゃないですか. |
YUKI | 東京タワーとかは歌詞とかにも書いてますね,好きで.バッテリー切れちやって悲しかったです. |
光一 | それではLOVE LOVEな歌に. |
剛 | こちら. |
光一 | びったりな曲.「いい日旅立ち」.山口百恵さん.今の心境にぴったりっていうことなんですかね? |
YUKI | これはどういうあれだったかしら? |
光一 | なぜこの曲をお選びに? |
TAKUYA | やっぱなんか最初スターリンだったじゃないですか.次が安室ちゃん行って,さあどうくるジュディマリ?と.期待もされつつですね,どっち行こうかなとみんなで言ったんですけど.まあ,ちょうど解散っていう時期もあるから,今までで一番やめ際のカッコ良かった人のを. |
光一 | やめ際のカッコ良かった人,山口百恵さん. |
TAKUYA | ね. |
YUKI | 百恵ね. |
剛 | 百恵ね. |
TAKUYA | やっぱりこの曲,歌詞もそういういい歌詞だし,旅立ちって.正当派に.やっぱ僕もなんか見てきた中で,引退とか解散とか,そういうバンドとかソロの人とかいろんな人がいる中でも,そうとう引き際がカッコ良かった人. |
光一 | そういう印象があると. |
五十嵐 | 確かに. |
光一 | これもまたJUDY AND MARY色の「いい日旅立ち」でしょうか. |
恩田 | どうですかね. |
YUKI | どうかな? |
TAKUYA | ある意味,旅立っちゃってるかも. |
光一 | というわけで,どんな歌になるんでしょう.スタンバイよろしくお願いします. |