光一 | はい,今夜のゲストは篠龍のお二人です. |
篠龍 | よろしくお願いします. |
光一 | 本当に宇崎さん,宇崎さんと僕らは,はじめましてですかね? |
宇崎 | 一回ね,前に飯島さんの回にゲストでちょっとギターで. |
篠原 | そうそう,来てるの. |
光一 | そうですよね.でもちゃんとこうしてお話するのは初めてですよね.よろしくお願いします. |
篠原 | こちらこそ. |
光一 | というわけで,ね,宇崎さんね. |
篠原 | ちょっと,何で私を無視してるんですか?私,今日はゲストなんですから. |
光一 | ね,宇崎さんね. |
篠原 | ちょっと!! |
光一 | 痛っ!!こわ. |
篠原 | ゲスト.207回記念で. |
光一 | 宇崎さん,いいんですか?大丈夫ですか? |
宇崎 | 篠原とやること? |
光一 | ええ.なんでまたそういう話が? |
宇崎 | アニメーションの主題歌の話が来て,それで初めは曲書くだけだったんだけど,歌も歌わないかっていう話になって.KONISHIKIさんの主題歌だから俺一人で歌うのちょっとなぁと思って.それで誰かいないかなと思ったら,「あ,篠原がいた」って思って. |
篠原 | 来た! |
光一 | 宇崎さんからの御指名なんですか. |
篠原 | ラブコール. |
剛 | ラブコールではないと思うよ. |
光一 | それはちょっとびっくりですね.実際,組んでみてどうですか? |
宇崎 | 面白いね. |
篠原 | ベタ惚れ. |
光一 | 面白いですか? |
宇崎 | こういうことしたことないから.ツナギでも何でも,もう篠原の奴隷みたいになってるよ. |
光一 | これもね,こやつが. |
篠原 | 篠原が.篠龍ですから. |
光一 | ちょっとお手数ですけど,後ろ向いていただけますか? |
篠原 | じゃあ,せーのでクルッと.せーの.篠龍になってる. |
剛 | 宇崎さんの「龍」はカッコいいけど,おまえの「篠」って意味わからん. |
光一 | 俺らがやった場合,例えば「KinKi」と「Kids」だったら,一人になったら子供ってことだからね,わけわかんないからね. |
剛 | そういうことやね. |
光一 | 篠原的にはどうなのよ?宇崎さんとやってみて. |
篠原 | 宇崎さんは,最初すごい恐い方だと思ったんですけど. |
光一 | 拓郎さんと同じじゃん. |
篠原 | 拓郎さんは,成せば成るというか,喋ればそのうちオヨヨみたいな. |
吉田 | てめえ,ゲストだと思って. |
篠原 | すいません.違いますよ.だけど宇崎さんは喋ってみたらすごい優しくて. |
光一 | 拓郎さんの楽屋でおっしゃってたんですけど,宇崎さんは非常に真面目な方だとおっしやってました. |
宇崎 | 俺ね,世話になってんだ,「スモーキン・ブギ」でね.一生懸命かけてくれたの,レコード.20何年前. |
篠原 | ラジオで? |
宇崎 | 自分でパーソナリティーやってたんですよね. |
吉田 | そうですね. |
光一 | 拓郎さんがラジオでかけてくれたと. |
吉田 | 本当に20年ぐらい前なんですけど,世の中の全体の雰囲気がね,優しさとかね,そういう歌ばっかりあふれてたの. |
光一 | 拓郎さんも「薔薇の騎士たちが」っていう曲ありますもんね. |
吉田 | まあ,いいけど.「薔薇の騎士たち」って歌ってたよ俺も.まあいいんだけど,そういう感じのとこに宇崎さんたちのバンドが「スモーキン・ブギ」ってね,その中に「クソして一服」っていうフレーズがあるんですよ.もうぶっ飛びましたね.「クソして一服」だよ,歌の中で.びっくりして,舞い上がってしまって,その当時ラジオ何個かやってたんですけど,毎週のように「これ聞け」とかって.すごい衝撃でしたね. |
光一 | 拓郎さんがラジオでかなりかけてたと. |
吉田 | やっぱり今でもだけど,「クソして一服」って歌はないでしょ. |
剛 | そうですね,なかなか. |
吉田 | すごいですよ.歌詞でね,「クソして一服」はぶっ飛んだですよ,本当に. |
光一 | 拓郎さんと宇崎さんはデビューは一緒ぐらいですか? |
宇崎 | いや,デビューはぜんぜん拓郎さんのが早い. |
光一 | どれぐらいで面識が? |
吉田 | 僕らそんなにお会いしてないですよね. |
宇崎 | そうですね. |
吉田 | 僕は宇崎さんの奥様とは仕事を何度か.詞を書かれるんで,阿木燿子さんが.御主人と違って奥様はお酒も召し上がられるし,美味しいものを食べるのが好きな方で,よくそういう席で奥様とはご一緒したりして. |
光一 | 阿木燿子さんと宇崎さんのコンビで山口百恵さんの曲をかなり提供してるという.ものすごい人なんだぞ. |
篠原 | そうそう.すごい人なんですって. |
光一 | すごい人なのよ. |
篠原 | 母親から聞いて. |
光一 | そんな人とやってんだべ. |
篠原 | そう,ラッキー. |
光一 | 腹黒. |
篠原 | 腹黒くないいですよ. |
光一 | 人を踏み台踏み台やね. |
篠原 | なに言ってんですか.だから踏み台はユースケ・サンタマリアだけって言ってるじゃないですか. |
光一 | そうか. |
篠原 | だから私は宇崎さんをジャンプ台にして. |
剛 | ジャンプ台なんや. |
光一 | 宇崎さん,失敗したなんて思ってません? |
吉田 | そんな. |
宇崎 | まだね,そんなに回数重ねてないしな.これからだな. |
篠原 | これからです. |
光一 | 今回,アニメの主題歌「キャラだもん」をやってるわけですけど,今後も続けていく? |
宇崎 | 俺はね,最初に会った時に「1年ぐらいやんないか?」って言ったの,本気で.そしたらね「いいえ」って言われたの.「半年ぐらい?」「いいえ」「じゃあどれぐらい?」って言ったらね,「2ヶ月」って言われて. |
篠原 | すいません. |
光一 | おまえが指定してどうすんだよ. |
篠原 | すいません.これ,企画ものかと思ってたから.でも宇崎さんは2回目ぐらいに「俺,次の曲作ったんだよ」って持ってきてて. |
光一 | おまえ,そんなうれしいことないよ. |
篠原 | だんだんそのすごさがわかってきて.私,知らないんですよ,すごい時代を. |
光一 | それは俺らもリアルタイムでは知りませんけど,話には聞いてるじゃないですか. |
篠原 | ダウンタウンブギウギバンドとかわかんなくて,ラッツ&スターとか,なめ猫と一緒になってるんですよ. |
剛 | なめ猫. |
光一 | なつかしいの出てきたね.じゃあ,2ヶ月って言ったの損したなと. |
篠原 | そう.今後まだまだ企画はあるんですよね. |
宇崎 | そう,面白がってるね. |
光一 | 楽しんでるんですか. |
篠原 | 宇崎さんノリノリ.ね.今,すごいカッコつけてますけど,普段はすごい喋るんですよ.篠原より喋るんですよ.「昨日テレビ見た?」とかってすごい喋って. |
光一 | そうなんですか. |
篠原 | ここに来ると「よろしく」みたいな. |
宇崎 | そうじゃなくて,まかせてるんだよ,おまえに. |
篠原 | そうなんですか.今日はいっぱい喋って下さいね. |
光一 | 拓郎さんから見て宇崎さんのすごさっていうのはどうですか? |
吉田 | それは,あの時っていうのを実体験してないからよくわかんないでしょうけど,例えばその「クソして」もそうだけど,やっぱり彼らのバンドのファッションとか,そういうのすべて含めてね,すごいんですよ. |
光一 | 業界の型破り的な. |
吉田 | そうそう.一つオーソドックスなラインがあるとしたら,そういうとこじゃないとこから来て,あっと言う間にすごいとこ行くわけ.それだけじゃなくて宇崎竜童さんは,人の楽曲も提供するっていう.だから,単純にクソして一服してるだけじゃないっていうね,すごいんですよ.しかもそこにまた山口百恵っていうさ,20世紀のスーパースターも.もう大変なことですよ. |
光一 | 宇崎さんから見て拓郎さんはどうでした? |
宇崎 | 僕は昔はマネージャーやってたんですよ,芸能プロダクションの. |
光一 | 宇崎さんがですか? |
宇崎 | GSの頃に. |
光一 | ガソリンスタンド? |
剛 | 違う違う. |
宇崎 | タイガースとかスパイダースの頃にマネジメントしてて.ちょっとしたら拓郎さんたちが出てきて.出てきたっていっても,テレビとか出なかったもんね. |
吉田 | うん. |
宇崎 | 知ってる奴は知ってるっていうか,若い奴がラジオとかレコードだけで知ってるっていう存在だったから.それと言葉がすごく.ロックの人たちは,例えば「ベイビー」とか,英語でやる人たちもいっぱいいたし,その頃.日本語の歌詞っていうののショックは,やっぱりフォークの人たちのほうがいろんな人たちに与えてたから.ああいうノリの詞を,今度はロックのリズムでやりたいなって.拓郎さんたちは,フォークギターというか,アコースティックギターでやってたけど,僕はエレキでやりたかった.だから,あの言葉,テーマ,いつもレコードで. |
光一 | 影響受けたとこがあると.おまえ,ほんまにちゃんとせえや. |
剛 | ちゃんとしいや. |
篠原 | します.すごいんだね. |
光一 | すごいよ.だって,俺らが生まれる前からやってんねんから. |
篠原 | 今になってすごいなって. |
光一 | わかってきた?拓郎さんだってすごい人なんだから. |
吉田 | すいません,「拓郎さんだって」って? |
光一 | いや,ちょっと言葉のアヤで. |
吉田 | 冷静に聞いてるとムカつくね. |
光一 | いやいや,ここで改めて言うのもあれですけど.尊敬の心は忘れちゃいけませんよ. |
篠原 | フンフン. |
吉田 | 篠原ゲストさん,「フンフン」ってそんなゲストいないよ. |
篠原 | 相槌じゃないですか. |
光一 | おまえここ座ったの初めてだろ? |
篠原 | 初めてです.いい気分ですね.すごくうれしい. |
光一 | じゃあ,LOVE LOVEなものいっていい? |
篠原 | もう? |
光一 | まだ話す? |
篠原 | ううん.いいよ,行こう. |
光一 | 毛抜きで何抜いてるの? |
篠原 | いいから.気になりますか? |
光一 | 気になる.拓郎さん,篠原のメイクボックスの中に毛抜きが入ってたんですよ. |
吉田 | 毛抜き? |
篠原 | 普通入れますよ.毛を抜くのよ. |
光一 | 何毛を? |
篠原 | いろいろ. |
吉田 | ああ,いろんな毛を. |
光一 | 拓郎さん乗り出してきた. |
篠原 | 毛の話になったら乗ってきたよ. |
吉田 | すいません,ゲストなんだから質問に答えていただきたい.毛を抜かれる趣味がおありなんですか? |
篠原 | そうなんです. |
吉田 | どんなお毛を? |
篠原 | おもに先っぽに生える毛を. |
吉田 | 先っぽ? |
篠原 | 違うんです,私,鼻の頭に毛が生えるんですよ. |
光一 | ええ? |
剛 | マジで? |
篠原 | 鼻の頭に毛が生えるんですよ. |
光一 | うぶ毛? |
篠原 | うぶ毛.でもたまにすごい長い毛が. |
光一 | 長い毛?まさに鼻毛だな. |
篠原 | 私,ここでこんな話したいんじゃないんです.違うのよ. |
吉田 | それはなに?一本だけ? |
篠原 | 多い時は5本ぐらい. |
光一 | ええ!? |
吉田 | その生えた毛見せて.そんな人は会場にもいらっしゃらないですよね. |
篠原 | いますよね?宇崎さんは生えてますよ. |
宇崎 | 生えてないよ. |
光一 | じゃあ,LOVE LOVEなものいきましょうね.はい. |
篠原 | あ,これは私のLOVE LOVEなものです.これは万華鏡です.万華鏡.いいでしょ. |
光一 | 万華鏡. |
篠原 | どう?いいでしょ?拓郎さん,万華鏡. |
吉田 | 万華鏡ね. |
篠原 | 私,万華鏡が大好き. |
光一 | そう. |
吉田 | それは良かった.万華鏡好きなのね. |
篠原 | 大好きなんです.拓郎さんは好き? |
吉田 | はい好き好き. |
篠原 | 宇崎さんは? |
宇崎 | すぐ飽きちやうもんな. |
篠原 | そうですか. |
吉田 | 他には? |
篠原 | もういっちゃうの?何がとかねどの角度がとか. |
光一 | これ全部万華鏡なの? |
篠原 | 全部.ボールみたいのも. |
剛 | すごい目を輝かせて「剛くんものぞいたほうがいいよ」って. |
光一 | 何が楽しいの? |
篠原 | ワンダフルなんです.こういう景色じゃ見られない景色が万華鏡の中では繰り広げられてるんですよ. |
剛 | それはわかるけども. |
篠原 | それを夜な夜な見るのが大好き. |
吉田 | 夜な夜な? |
剛 | おかしいって. |
篠原 | それが私の癒し. |
光一 | だから鼻から毛が伸びんねん. |
剛 | 絶対そうや. |
吉田 | 万華鏡ってこんないっぱいあってどうするの? |
光一 | 俺が知ってるのはあれだけ. |
篠原 | 私が作ったのもある.あれは3万円の高いやつ. |
光一 | おまえ凝ってるな.やっぱり「だってギャラだもん」だな. |
篠原 | 違う違う.「キャラだもん」. |
光一 | もういいや,盛り上がんないもん. |
篠原 | もっと食い付いてきてよ. |
光一 | おまえの話,盛り上がんない. |
篠原 | なによ.じゃあ,次.これは. |
光一 | もういいよ. |
篠原 | なんですか,ちょっと.話そうよ.宇崎さんも気になったよ. |
宇崎 | なに?これ. |
篠原 | ボディーです. |
宇崎 | 自分の? |
篠原 | 自分の身体なんです. |
光一 | サイズあれ? |
篠原 | 近いものを. |
光一 | うそ?おまえあんなにウェスト細い? |
剛 | ほんまかい? |
篠原 | ちょっとデフォルメ. |
光一 | これ,おまえんち? |
篠原 | そう. |
剛 | 寂しいな. |
光一 | 殺風景だな.篠原っぽくない.やっぱりテレビでは作ってるんだ. |
篠原 | 作ってないですよ. |
剛 | 照明が暗いもん. |
光一 | じゃあ次. |
篠原 | なによ,もうちょっと. |
光一 | 服飾科なんだろ. |
篠原 | そうそう,そうそう. |
剛 | 良かったやん.次. |
光一 | 頑張れな. |
篠原 | なによ. |
光一 | いつもここで考えるんやろ? |
篠原 | 机で考えて. |
光一 | こんぐらいでいい? |
篠原 | うん. |
剛 | OK.次. |
篠原 | なんか超適当.ムカつく. |
光一 | 次. |
篠原 | 次は. |
剛 | 外人になりたいんやろ? |
篠原 | 英語が話せる人になりたい.拓郎さんは英語しゃべれるんですよね. |
吉田 | いえ,大したことありせん. |
剛 | でも喋ってたじゃないですか.初めてのハワイでも地ビールを.それまで拓郎さんが英語喋ってる姿見たことないですからね. |
光一 | このあいだハワイ行った時に拓郎さんから電話かかって来た時,拓郎さんの部屋にルームサービスかなんか来たみたいで,ずっと英語で.篠原どんぐらいしゃべれるの? |
篠原 | お正月にニューヨーク行ったんですけど. |
剛 | 通用した? |
篠原 | 言ってることはわかるようになってきました. |
光一 | 「おお,鼻から毛が伸びてるよ」って. |
篠原 | 言わないよ,そんなこと.ちゃんと喋って言葉を相手に伝えたいなと思って. |
吉田 | 篠原でもあれだね,結婚するなら外国人がいいね. |
篠原 | 夢なんです. |
光一 | あの人みたいな,ボブみたいな. |
篠原 | ボブって? |
光一 | 野沢さんの旦那さん. |
篠原 | 「コーヒーじゃなーい」の. |
光一 | 懐かしいこと言うね. |
篠原 | いいですね. |
光一 | オマリーは? |
篠原 | オマリーはちょっと. |
光一 | ゾマホンは? |
篠原 | ゾマホンって? |
剛 | 「あなたちょっと頭おかしいよ!!」って言う人. |
篠原 | 嫌だよ.やだやだ. |
剛 | テンション高いで. |
篠原 | じゃあ機会があったら. |
剛 | 僕がゾマホンと友達になったら取り持ってあげるよ. |
篠原 | いや,いい,いい.剛くんが楽しいだけじゃん. |
光一 | 英語やりたいんや. |
篠原 | ペラペラになりたいです. |
光一 | 頑張って下さい.こんなもんでいい? |
篠原 | いいです. |
光一 | 次いこう. |
篠原 | 超適当. |
光一 | これは?ネコ? |
篠原 | 宇崎さんですね. |
光一 | 宇崎さんですか! |
篠原 | なによ?私の時は超適当なのに. |
光一 | 可愛いネコですね. |
剛 | 何年ぐらい? |
宇崎 | こいつは4〜5年いるかな. |
光一 | 何ちゃんですか? |
宇崎 | トロ. |
光一 | トロちゃん.もうネコは可愛い. |
宇崎 | 飼ってるの? |
光一 | いえ.でも大好きなんですよ. |
宇崎 | 俺ね,ネコ大っ嫌いだったんだよ.それがね,ある日ね,嫁とね,青山通りを夜中歩いてたの.そしたらお巡りさんが来たの.その後ろにネズミみたいのが横切ったの.パッと見たらこんな小さい,手のひらに乗るぐらいのネコ.で,俺はネコに触るのも嫌だったのに,お巡りさんがすれ違った瞬間に「連れて帰って下さい」って言うのよ.それで「嫌いなのにな」と言いながら後ろ見たら,俺たちの後ついてきたわけ.それで何気なくフッと手にとってしまった.それで一日うちでミルクあげたら,外にいっぱいネコいるから放してあげようと思ってたけど,一日経ったらもう可愛くてね.その次の日からネコなで声になってたね. |
光一 | どんなふうに話しかけるんですか? |
宇崎 | 「トロちゃん」って.もう玄関から言ってるからね.うちにネコしかいないから,ネコちゃんに迎えてもらいたいじゃん.だから一応ピンポンってやってから玄関あけると,「ニャア」っているんだよ. |
光一 | 可愛いやないですか.ネコってちゃんと迎えるんですよね. |
宇崎 | ネコからいろんなこと教わったね,俺は. |
光一 | どうですか,拓郎さん. |
吉田 | 君はさ,5年ぐらいネコ可愛い可愛いって言ってるけど,飼ってないじゃん. |
篠原 | そうですよ. |
光一 | ネコアレルギーですもん. |
篠原 | ダメじゃん. |
剛 | 意味不明や. |
吉田 | 意味がわかんないよ. |
宇崎 | 飼えないの? |
光一 | 本当は飼いたいんですけどね. |
剛 | ネコに限り無く近い女性と付き合えばいいじゃないですか. |
光一 | ゲゲゲの鬼太郎でいるやないですか.おお,どう?これ. |
宇崎 | 可愛いだろ. |
光一 | これは可愛い!! |
篠原 | ポーズいいですね. |
光一 | なに?この誘惑ポーズ. |
宇崎 | これがくっついてきたネコ.だからもうお婆ちゃんなんだけど,こいつはわかってるんだよ.フォトジェニックなんだよ. |
光一 | お名前は? |
宇崎 | これはササミ. |
光一 | これは可愛いなぁ,おい.これは? |
宇崎 | これはオボロちゃん. |
光一 | ネコはいいねぇ.ネコは可愛いなぁ. |
篠原 | 私も撮ってくるんだったな. |
光一 | 飼ってるの? |
篠原 | 飼ってません. |
剛 | おまえどうせ撮っても寿司とかやろ. |
篠原 | うち,寿司屋だからネコ飼えないんですよ. |
光一 | そうだわな.さあ,次. |
篠原 | あ,奥さん!! |
光一 | あらら.LOVE LOVEな. |
篠原 | 奥様. |
光一 | 阿木燿子さん. |
篠原 | どうなんですか?関係は. |
光一 | 結婚なさってるんだから. |
篠原 | そうですよね.いいなと思って.宇崎さんが曲作って,阿木さんが作詞. |
光一 | それは話し合われたりするんですか? |
宇崎 | する場合あるし,もう詞が.拓郎さんが作る時はどうなんですか?「こういう詞を書いてくれ」って言うんですか? |
吉田 | そうですね.言って彼女に書いてもらって,それから曲を作る. |
光一 | 拓郎さんも? |
吉田 | 僕のアルバムも阿木さんにいっぱい書いてもらってます. |
光一 | 心配じゃないですか? |
宇崎 | なんで? |
吉田 | なんで? |
宇崎 | でもね,打ち合わせか何かで一回ね,六本木で二人で飲んでるから来ないって言われて. |
吉田 | そうですね. |
宇崎 | きっと俺,呼ばれたのは何回かの一回なんだろうな. |
篠原 | 奪い合いじゃないの? |
宇崎 | 拓郎さんだって奥さんいるんだから. |
篠原 | とっちゃえば. |
宇崎 | 馬鹿なこと言ってんじゃねえよ. |
光一 | 拓郎さんも親しみがある. |
吉田 | ええ,僕は本当に.ヒロコさんっていうんですよね. |
宇崎 | そうです. |
吉田 | 僕の姉さんがヒロコなんですよ.だから阿木さんと一緒にいると,姉さんといるみたいなんですよ.いつも怒られてる,僕. |
光一 | そうなんですか. |
吉田 | 「いつまで経っても子供ね,あんた」とか言われて,いつも怒られてるんですよ. |
光一 | 奥様と仕事仲間だとやりやすいですか?やりにくいですか? |
宇崎 | ぜんぜん作業が違うから.向こうは詞じゃない,曲書かないで.僕は曲書くほうだから.だから,歌詞がなきゃ曲かけないから.だからそういう意味ではものすごくいいコンビネーションでやらせてもらってるね. |
光一 | いいですね. |
剛 | いいですね. |
光一 | そうやって一緒に仕事ができるって. |
篠原 | いいね,これ. |
光一 | はい,来ましたよ. |
剛 | バイク. |
宇崎 | これは今乗ってるバイクですね. |
光一 | カッコええなぁ. |
宇崎 | これはヤマハのバイクなんですけど,もらったもんですから. |
篠原 | え?誰がくれるの? |
宇崎 | ヤマハが. |
篠原 | いい会社. |
宇崎 | 乗って下さいってくれたんですよ.けっこう高いんだよね.だから,申し訳ないから,このバイクと同じぐらいの値段かけて改造しようと,ペインティングしようということで.次の写真にタンクとか撮ってきたんだけど. |
光一 | おお. |
宇崎 | そういうのを書いたり,あちこち部品を代えたらものすごく高くなっちゃった. |
光一 | 左と右とは違う絵が描いてあるんですね. |
剛 | すごい. |
光一 | これを普段乗られてるんですか? |
宇崎 | 恥ずかしくて乗れないんだよね.ちょっと派手じゃん. |
光一 | ありがとうございます. |
篠原 | あげるなんて言ってないですよ.怒ると恐いよ. |
光一 | 拓郎さんはバイク乗らないんですか? |
吉田 | 乗れない. |
剛 | こういうの乗って. |
吉田 | 平衡感覚が非常に悪い. |
光一 | チャリンコは? |
吉田 | 自転車がギリギリかな.なんでバイク乗れないんだろうね. |
宇崎 | 乗ったことあるの? |
吉田 | うん,あるある. |
宇崎 | 50ccは? |
吉田 | ある. |
宇崎 | それでもダメなの? |
吉田 | バランスが悪くなる.どっちかに体重が寄っちゃうね,必ず.平均台みたいなとこに立っててもそうなっちゃうの.二輪に乗ると必ず. |
篠原 | 老化現象ですよ. |
吉田 | ああ,そうかよ. |
剛 | 根津さんとツーリング行くんですよね. |
宇崎 | そうですね. |
光一 | ツーリング仲間というこですよね.これは?さっき楽屋にありましたね. |
剛 | 甘党ですか? |
宇崎 | そうそう. |
篠原 | 豆大福. |
宇崎 | 酒飲めないのよ. |
剛 | それをさっき拓郎さんに聞いたんですけど.お酒をすごい飲まれるような感じですけど. |
宇崎 | 飲めない. |
剛 | 一滴もですか? |
宇崎 | 余ってるんだけど,食べる? |
吉田 | 甘いものダメなんです. |
宇崎 | ダメ? |
剛 | 僕,ぜんぜん甘党なんですよ. |
光一 | 僕,あんこダメなんですよ. |
宇崎 | 篠原は? |
篠原 | ちょうだい. |
宇崎 | あとは会場の人に. |
篠原 | 豆大福. |
光一 | 豆大福酸きなんですか? |
宇崎 | 好きだね. |
光一 | お酒飲めないって意外ですね. |
宇崎 | 20分後ぐらいに二日酔いになっちゃうんだよね. |
光一 | 20分酔いじゃないですか. |
宇崎 | 二日酔いって頭痛くなって,人が喋ってるとガーンとするんだろ.飲んで20分もすると.ビールほんのちょっとなのに. |
光一 | 昔からですか? |
宇崎 | 昔から. |
剛 | 身体に合わないんですね. |
光一 | 篠原はガンガンだからな. |
剛 | おまえ強いな. |
篠原 | ぜんぜん飲んでも酔わないんですよ. |
剛 | 僕もぜんぜん飲めないんですけど,オーストラリアですごい飲んでて. |
篠原 | 私,飲んでも変わらないですから. |
宇崎 | 赤くもならない? |
篠原 | ならないですね. |
宇崎 | どっか悪いんじゃないか? |
光一 | たぶん頭が悪いんだと思います. |
篠原 | なによ,失礼な. |
光一 | じゃあ,LOVE LOVEなものはこのへんにしましょう.それではLOVE LOVEな歌にいきましょう. |
剛 | こちらでございます. |
光一 | 「プレイバックpart2」.これも作曲は宇崎さん,作詞は奥様の阿木さん,お二人が作られた「プレイバックpart2」を. |
篠原 | はい,私が歌います. |
剛 | お前が歌うの? |
篠原 | 私が歌い上げます.百恵ちゃん大好き. |
剛 | 歌い上げるの? |
篠原 | 歌い上げます.ちょっと理由聞きたでしょ.はい,聞いて下さい.理由があるんです. |
光一 | なんの理由? |
篠原 | 山口百恵さんの百恵の「恵」と,三浦友和さんの「友」をとって私の名前はともえなんです. |
光一 | だからなに? |
篠原 | だから百恵ちゃんの歌を歌うんです. |
光一 | お母んとお父んが. |
篠原 | そう.この二人はくっつくんじゃないかなって予想してて,それで名前だけでもくっつけて私の名前にしようっていうので,友和の「友」と百恵の「恵」をとってともえなんです. |
剛 | それはでもね,お二人にとっては迷惑な話で. |
篠原 | なんで? |
光一 | 勝手な話やで. |
篠原 | いいでしょ,いい名前でしょ. |
光一 | いいんですか?宇崎さん,篠原に歌わせて. |
剛 | いいんですか? |
宇崎 | 聞いてみような. |
篠原 | フリとかもしちゃうよ. |
光一 | そう.じゃあ,期待しちゃおうかな. |
篠原 | 期待して. |
剛 | じゃあ,歌い上げて. |
光一 | やってもらおうか.じゃあ,スタンバイよろしくお願いします. |